はてなキーワード: 土地とは
((ダブル・ショーテジ・イズ・デバイスショーテジ))暗黒メガコーポの参謀、ムダグチ専務は常にこの古の経営哲学をニューロンの淵に添えていた。
「中国地方への進出は実際ムリです。」「土地勘もない、輸送手段もない、食料もない。実際ジャングル」
センタ試験で高いスコアを取ることしか能のない無能な部下達にムダグチ専務は口を開く。
「ザッケンナコラーッ!!」「「アイエエッ!?参謀=サン!?」」
「本来日本人は奥ゆかしく草食ダッコラーッ!!ジャングルなら全てが実際食料ダロッコラーッ!!輸送手段がない?ならバイオバッファローに運ばせ倒れたら食す、これぞ古事記にも記されたアブハチトラズに則ったジン
ギスカン・プラン!スッゾオラーッ!!「「アイエエエ!!アイエエエエエエ!?」」ナムアミダブツ!なんたるピクチャ・ライスケーキか!平安時代の無慈悲なリアルニンジャですらそのような無謀な要求はしないであろう!
「敗北主義的態度は更迭ダッコラーッ!!南方支社送りのケジメシロッコラーッ!!」「「アイエエエエエ!?ヨ、ヨロコンデー!!」」ナムサン!日本人のDNAに刻み込まれた死よりも恐ろしい極刑、シマナガシだ!コワイ!
○ご飯
朝:ビジホメシ。昼:無。夜:カップヌードル。
○調子
竜虎相搏つ。お仕事は、遠く離れた土地で仕事をしてホテルに泊まるやつ。
ビジホで寝ると悪夢を見ることが多いのだけど今回はその度合いが酷く、金曜からまともに寝れてない。
辛い。
未所持のリミキャラは、ネハン、ジャンヌ、シヴァ、黒騎士、シャレム、イクサバ、アリアの7人。
未所持サプ不可石はツチノコ、カグヤ、
アスペルガー症候群(以下ASD)の者は定型発達者が繰り出すある種のコミュニケーションに反応できなくてバグることがある。
タイトルはもう大分昔に読んだ発達障害についての本で出てきたエピソードで、詳細は正直忘れたが
宿題を忘れたか出来なかったかしたASD児童が教師に叱られる場面で皮肉でこう言われるのだが
ASDには教師の意図が読めず、しかし教師が本気でそう思っているわけではないということだけはかろうじて分かるため
「自分は宿題をやってきたがそれを犬に食われたわけではないということを説明すべきか否か」考え込んでしまい
まさかそんなことで悩んでいるとは思わない教師に更に叱られる、というやつである。
んで本題は棘のこれ https://togetter.com/li/1779562
いわゆる感動話だが、ASD者である俺、客の立場だったらこのフリに反応できないなあと思ったのでつらつらと書く。
この話の「お客様が来る前娘さんが来て半額払った」というセリフにはASD者が死ぬ要素がこれでもかってくらい詰まっている。
まず第一にASD者は予想外の出来事に弱い。突然会計が半額になった時点でかなり焦る。
次に突然娘の名前が出る点だ。ここは多分定型のこのおっさんも戸惑っているし、ASDは正味関係ない。
ASD者であっても平常時なら、突然娘の名前がバーテンダーから出ても「あれ自分が漏らしてたかな」くらいの
推測は可能だが、定形であっても理解が遅れる処理量はASD者にも同じだけ負担となる。
そして問題のセリフだが、もし俺がこのおっさんだったらと考えると、
まず名前の件から復帰するのにおっさんと同じかそれ以上。そして冗談ではなく
「本当に娘が来て払った」可能性を考慮するのに多分万全のコンディションでも最低0.5秒は使うと思う。
不意打ちで飲酒時でもあることを考慮するとここだけで10秒くらい止まっても不思議ではない。
もちろん孔明が走らせるアレからガチ心霊現象まで大真面目に脳内検証するのである。
体調が良ければどこかで「そんな訳あるか」とぶった切ってプロセスをキルするのだが、この流れだと出来ないかもしれない。
定型発達者には多分理解できないと思うが、「なぜピッタリ半額だけ払った?」あたりで躓く可能性すらある。
(本当に生前来たとして、注文内容を予測してぴったり半額払うことは可能か?とかまで考慮し始めてしまう可能性だが、
この辺はASDというか、俺の数少ないADHDっぽいところなのかもしれない。しらんけど)
で、紆余曲折を経て「実際には娘は来ていない」と結論を出せたとする。
次に来るのは「このサメはなんでそんな事を言いだしたのか」だが、どう考えても俺はこの場の手札で
「今俺は気を使われている」という結論を導くことが出来ない。
俺がこれに気がつけるとすれば、早くて翌日の昼くらいだと思う。
じゃあどう反応するかというと、まず「娘が来たはずがない」と反論を始めてしまう可能性が50% これは空気が壊れる
1/2のガメオベラを乗り越えて反論を飲み込んだとすると、やはり押し黙ってしまうだろう。
心の理論が弱いASD者は、相手の心情を推し量るとき「相手は何を考えてこの行動をしたか」ではなく
「相手がこの言動により自分に望んでいることは何か」と考えがちである。
あとから一人反省会して、いわば見下ろし視点で考えているときなら「この人が何を考えているか」
という問いはすっと立てられるのだが、FPS視点だと相手の視界を想定しようという発想がなかなか出てこないのだ。
そもそもお会計という定型コミュニケーションに突如割り込み処理が入ってストレスが掛かっている状況である。
頭の中は「損害を出さずにこの場を切り抜ける」で一杯だろうし、ほぼ戦闘態勢と言っても過言ではない。
(余談だが「アスペの奴妙に喧嘩腰になることあるよな」なんて印象を持つことがないだろうか。だいたいこれである)
冷静になれば損害どころか割引を提示されているのだが「嘘をつかれた」「相手の狙いが不明」「自分の取るべき行動が不明」
となると、果し合いの最中に急に相手が武器を捨てて隙を晒したような不気味さすら感じる。
なので不用意なアクションは取れない。脳内で相手の意図を推定するプロセスが延々グルッてるのを感じながら
自分が宿題を忘れた理由に突然飼ってもない犬を持ち出してきた教師に対する反応と、おそらくは同じものである。
漫画のおっさんは「崩れ落ちるように泣き出した」とのことだが、これは国語的に読解すると
気遣いを察した→緊張の糸が切れた→抱えていた物が溢れてきた
ってことだと思う。バーテンダーが娘の名前を出したことに泣いた……とかは×になる筈だ。
俺の場合、最初の気遣いを察するでもうだめなわけだが、緊張の糸が切れる、も無理だろう。
前述のように、俺がこの対応をされたらまず第一にめっちゃめちゃに構えるからだ。
だいぶ打ち解けて会話していたとはいえ初対面で不意を突かれたのに緊張を解いていた、というあたりも
おっさんと俺の違いを感じたし、このおっさんすげぇなと謎な感心をしたポイントでもある。
※予防線
足が不自由で車椅子を使う者がいたとして、その人が小説の中で登山の楽しみを語るセリフにまで文句をつけることは適切とは言えない。
風光明媚な土地を称賛する表現物は視覚障害者への敵対ではないし、それを見られない者への配慮は必要ない。
同様に元漫画についてASDへの配慮を欠くと言うような非難をする気はないし、そうした批判は的外れと考える。
またこの文章は発達障害について周知、啓蒙その他を意図したものでもない。
発達障害は個人差が大きく、また俺はASDではあるがADHD傾向は弱いため発達障害全体においても多数派とは言い難い部類に入る。
本稿は「発達障害者はこういうふうに考える」という紹介ではなく、そのように受け取ると誤解を招く可能性が大きい。
(っちゅうか手帳もなければコンサータとかも効かんから通院はしとらんし、厳密に言うと俺DSM4のPDDだからASDですらない可能性があるっつーか、なんというか
他の財と違って、土地には市場ニーズに応じて追加供給できない希少性・有限性があるからでは?
衣食などでは100円バーガーやファストファッションという形で物の値段が安くなって
裏では原価を下げたりシュリンクフレーションしたりするという形で利益率が維持されてるわけですが
増田の「人間性チェッカ」に躓いていた。やっと、追記が書ける。
ついでに、水俣病の多い鹿児島県の出水市民からみても、水俣病の『社会問題化』は熊本県の気質というものを感じるね。たとえば、九州北部豪雨で『球磨川のダム』問題なんかも、鹿児島の川内川という似たような河川で起きなかったのは納得できる。まぁ、熊本人の批判なんてしても仕方ないから、これ以上は書かないけどね。
たしかにチッソは水俣病の原因企業だけど、いまから思えば事業分離して補償会社と運営会社に分離して、製品開発は競争力を保持するべきだったと思う。犠牲者は納得しないだろうけど、水俣にチッソがなければあんなに平地のない土地に産業なんて来るわけないわけで。俺も出水をでなくてもよかったかもしれないしな。チッソがあったから水俣病は起きただろうが、チッソがなければ水俣という街もできなかったわけで、どうしても旭化成や信越化学工業といった日窒コンツェルンの末裔と同業の企業城下町と比較してしまうのよな、水俣の街を通過するときに。水俣が延岡、倉敷とかになれた未来もあったのかと思うと、残念だ。
○ご飯
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、普段と違う土地で働きホテルに泊まるやつ。
ホテルはソワソワして落ち着かない。怖いな。
プリーナを1位まで登頂。
今まで防衛用だと思ってたんだけど、イオ先生って攻めでも強いね。大活躍してくれた。
40パーからジリ貧んで落ちるパターンで失敗してたので、今回からは黒麒麟で一気に押し込むことにした。
こっちではイオちゃんが大活躍。バレンタインアグロヴァルと共にアビダメを連打するのがいい漢字。
アスポン5凸しないとなあ。
土地を貸したらおいそれて立ち退かせられない
ましてや建物なんて建てられたら、土地返してやるから建物代と引っ越し先をよこせといわれる
借りるほうは、建物借りたらやっぱり返せ、親族が使うから返せと言われ追い出される
どっちも同じようなことで悩まされる
要は福岡みたいに人口増えてるんで、一帯開発してマンション建てたいんで土地売ってくれませんか?
っておいしい話が来た時に売れないのが、貸し手のデメリット。
線路ができる、道路ができるとかそういう場合でも上に家が建って人が住んでると立ち退き要求できないの。
持ち家は欲しい。子供ができるのでアパートではなく戸建てに住みたいんだ。騒音問題や家財を壊したときのリスクはアパートでは荷が重すぎる。なにより安定感がある。
だけど土地はいらない。いまいる地方都市というか田舎は典型的なロードサイドの街で、国道や工場の恩恵で食っていけてるだけ。正直、治安はよくないし教育施設も貧弱。お金はあるけど典型的な労働者の街なので安全な遊び場が公園くらいしかない。ようは長く住むにはそんなに魅力的な場所じゃない。
家に興味あっても土地を買うほどではないと思ってる
そもそも家を欲しい場合に土地も買わないといけないってのが理不尽。借地でいいじゃん。でも借地って東京とかの好立地にしかないんだよな。田舎は土地が余ってるのに地価は横ばいでお買い得感がない。
金融や税の専門家を市が雇い高齢者の財産が取引されるなどの際には介入し厳しいチェックを入れる
高齢者は市役所でどんな組織とどんな取引をするか専門家にそのつど許可をもらわないと多額の現金を引き出せず高額取引やサブスクリプションが出来ないとすれば金銭的な被害は抑えられそうだ
○ご飯
朝:ロールパン。目玉焼き。カップスープ。昼:玉ねぎ、にんじん、ウインナー、お米を炒めてカレー粉で味つけたやーつ。夜:お好み焼き。からあげくん(ナゲットくんでは?)
○調子
明日から普段働いてるところじゃない土地でお仕事してホテルで寝泊まりするやーつなので、準備してた。ご飯も普段と違い自炊できないのがシンドイ。
バブさんHLのソロ攻略の準備を色々。アナザーサンダルフォンがいる土が楽そうなんだけど、ロベリアとカイムが必要そう。
ニューワールドクォーツを素材にブッ込めばだいぶ賢者が進められるのでその辺を悩んでた。
プリーナの登頂を久々にやってた。
129位まで登れたけど、ここら辺からキツくなるんだよなあ。運要素が多いし。
・「指輪物語」(1950年代)以前にコナン(1930年代)などのヒロイック・ファンタジーがあった。
→「ソード&ソーサリー」という言葉は60年代に生まれた。
・「指輪物語」の米国での出版(1965)以後、“トールキン的なファンタジー”が広まった。
→当時「トールキンはソード&ソーサリーと呼べるか」論争があった。
→D&D(1974)など冒険者がパーティを組むゲームを通じて、人間型種族やモンスター側種族、ゴブリン、オーク、トロルやハーフリング(ホ○ット)がメジャーになった。
【Amazonプライムのドラマ版】※予想含む
・冥王サウロン(潜伏中)が関わってくる?
・映画版「LotR」冒頭の、サウロンの指が切り取られ、一つの指輪が失われるのが第二紀の終わり
・Amazonプライム版のキャラクター名がエルフっぽいので、第二紀前半のエルフの指輪鍛造のころか?
・若きガラドリエル(別キャスト)やエルロンドの青春時代、闇の森のスランドゥイル(レゴラスの父)も登場か?
森瀬「トールキンがそもそも描こうとしたのが現実の北方人種(北欧系)の世界だから……映画「ホビット」三部作になると人間側の人種バリエーションも広がっている」
【初級課題】
・「シルマリルの物語」「終わらざりし物語」も読んでおくとなお良し。
・これから「指輪物語」「ホビット」を読むならどの翻訳で読むか?
→Apple books(電子版)「指輪物語」固有名詞も良い。
【中級課題】
・The Lord of the Rings: A Reader's Companion という英語の注釈書もある。
・土地勘を養うなら「シャドウ・オブ・モルドール」や「Lord of the Rings Online」。
・The History of Middle-earth(12巻、Kindle版あり)通読ではなく索引的に使う。
・エルフ語学習 映画を見たときにエルフ語パートがわかる喜び。
→「A Gateway to Sindarin」映画の監修者によるエルフ語(シンダール語)解説書。
【おまけ(番組外)】
・“エルフ語”対応のAI翻訳サービス 「指輪物語」パロディーだけではなかった本当の目的 - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/14/news112.html
別に買う買わないは個人の自由なんだしさ。興味がないから買わない、で良いと思うよ。
「買った方が安いよ」 って言われたところで、自分で比較しなきゃ納得しないよね。わかったからさ、いきなり割り込んできて賃貸のすばらしさを熱く語るの、やめてくれない?
比較したうえで賃貸を選んだなら、その人にとってはそれが最良の選択だよ。
・後々のメンテナンス大変
→ そうね。固定資産税といった税金やメンテナンス費用や災害保険も家賃に含まれてるから、楽だよね。後々、建て替えることがあれば退去してもらうし、そうしたら家賃も高くなるけど。
・買うと身動き取りにくい
→ そうね。居住権なんて主張してないで立ち退いてもらえないと困る。ところで、なんで身動きしやすくしておきたいの? (留置場に入る予定でもあるの?)いいけど、孤独死だけはしないでね。病気になったら病院へ。基本だね。事故物件になっちゃうから。オーナーに迷惑かかるよ。
・賃貸は引っ越せばいい
→ そうね。引っ越し費用は自分もちなのでどうでもいいです。家族が増えると荷物も増えるから、費用も増える。居住権を理由に動かなくなる人も多いけど。賃貸なんだから立ち退きをお願いされたら身軽に引っ越そうね。
・高齢者は家を借りれないとか嘘
→ これは判断できないな。ひろゆきじゃないけど、判断できるソースを持ってない。それはあなたの感想ですよね。そんな情報しか転がってない。孤独な漏示は嫌だって人も貸したくないけど貸すっていう人もいるだろうし、それでも問題ないっていう人もいるだろう。ただ、孤独死だけやめてね。病院へどうぞ。自分はいやです。
・ローン組んだら仕事辞められなくなる
→ なんで転職という選択肢がなくなるの? 転職すれば収入アップするかもよ? とりあえず、ローンが組めなくなる年齢までに、どっちにするか決めておいてね。家の賃料を払いながらマイホーム購入資金を貯めればいいだけなんだけど、50歳で30年ローンとかムリだから。ちなみに子供は老後の生活とか、面倒みてくれないよ。
・家を売るのも大変
→ まったくもってその通り。マンションを丸ごと買ってそのうちの1部屋に住むとか、売るときの条件も考えて購入しないとリスクにもなるよね。売るとか考えないよね。
→ 保険って知ってる? 知ってるけど払いたくない? 賃貸なら、普通は大家さんが家賃に含めるから楽だよね。
・戸建は近所づきあいが面倒
→ マンションならともかく、戸建だと近所づきあいが面倒だよね。わかる。だから、孤独死だけはほんと勘弁してください。
→ そうね。給料上がらないよね。そこを織り込まないと一生は住めないよね。とりあえず賃貸派は 「安い賃貸に移り住めばいい」 らしいけど、生活レベルを下げるの大変よ?
・支払いができなくなったら住宅ローンと賃貸の二重で支払う必要がある
→ そうね。災害が多い日本だと困るよね。保険の効かない災害もあるし。どうしても立ちいかなくなったら破産とか生活保護とか考えなきゃね。そうすると賃貸しか選択肢がなくなるね。
→ わかる。夫婦で考えたいよね。戸建だと、自分ひとりじゃ判断しにくいよね。わかるけど、それは考えないようにしてるだけで、別に結婚だけが家を買う・買わないを決める要因じゃないよ。自宅という意味でなら、マンションへの投機(1室を自分で使う)とか選択肢もある。
・マイホームだからって自宅で看取られて死ぬなんてできないだろう
→ そうね。ここは賃貸かマイホームかに関係ないと思うよ。複数人で住んでいれば何かあったら病院へ搬送されるし。マイホームなら誰も買い取らないだろうし、事故物件になっても比較して問題が少ないだけの話。
→ そうね。一応、資産でも負債でも、財産は財産という扱いだから相続も大変よね。
ちなみに首都圏の場合、少し前までは上昇傾向にあったけど、今は土地が安くなってきている。コロナ禍の影響なのかは、ちょっと知らない。ただ、買うならもう少し待ったほうがいいよ。郊外だと、在宅ワークの充実とかで逆に高くなってるところもあるけど。
場所次第なので、全国平均は見ない方が良いよ。あてにならない。
突然の自分語りを始めると、これを書いてる人は、家を買うとか贅沢だと思ってる。賃貸だから貧乏人とは思わないけど、貧乏人だと賃貸しか選択肢がなくなるとは思ってる。かなり安い地区だけど、少し贅沢したいと思ってマイホームを買った。事故物件ではなく、交通の便が悪い。余っている中古の家だ。東京23区に入る橋まで 15km という家付きの土地で、毎月のローンが5万円程度ということで察してくれ。ただ後悔はしていない。趣味のバイクライフは充実している。結婚はしていない。賃貸物件による不労所得が。病院はかかりつけをつくってある。孤独死だけ気をつけなきゃな。
何が言いたいかっていうと、ちゃんと自分を分析して、住みたい場所を分析して、それから賃貸か購入か決めてねっていうこと。賢い人は、まず己を知る。そして相手を知る。それができないと、どっちを選んでも不幸な結果が付きまとうから。
ブロマンス? の方はもうずいぶん前に出版されたものなのでネタバレするけど、すごいBLの方は22日に出版されたばかりなので、極力ネタバレしないようにがんばる。では、ブロマンス? の方から。
同作者による小説『生誕祭』の続編。本作も『生誕祭』と同じく彰洋と麻美のダブル主人公。この二人が憧れの人・美千隆に振り回されつつ、お金儲けのためにそれぞれ奔走する。
『生誕祭』の終盤、美千隆に裏切られて復讐しようと思ったものの、けちょんけちょんに打ちのめされてしまった彰洋。だが、逃亡先の北海道まで、美千隆が探しに来てくれたことにより、懲りずに美千隆に着いていってしまった。
それから十年。彰洋は自身と美千隆しか従業員のいない小さな会社に勤めて、退屈だがそれなり楽しい雌伏のときを過ごしていた。
そんなある日、美千隆が復活を宣言する。時代はITバブル最盛期。バブル景気なんて長続きする訳がない。こんどは土地の代わりに株を転がし、大金をせしめて一抜けし、今度こそ二人で夢の王国を作るぞ! マンハッタンにでっかいビルを建ててやるのだ!
一方、やはり十年前に美千隆に切り捨てられて落ちぶれ名古屋に逃亡した麻美は、東京に舞い戻り、バーの雇われママに身をやつしていた。ところがあるとき、バーのオーナーが麻美に儲け話を持ち込んで来る。それはIT企業の若手起業家を騙して一攫千金を狙うというもので、しかもターゲットとなったIT企業をあの美千隆が狙っているというではないか。麻美は一生遊んで暮らせる金をせしめるため、美千隆に復讐するために、彰洋の元恋人である早紀を巻き込み、立ち上がるのだった。
『生誕祭』ではブロマンスというよりはポチとその飼い主みたいな関係性だった彰洋と美千隆だったけれど、今回は彰洋が成長し美千隆が少し老いたのもあって同じ夢を追う同志、ブロマンス感があった。
美千隆が過去に彰洋に言った「マンハッタンに自社ビルを建てるのが夢」「弟が欲しかった」という言葉が、彰洋をだまくらかす方便かと思いきや案外本心だったのかもしれない? と、胸が熱くなる一方で、王国のキング美千隆についに焼きが回った感じもあり……もはや自身には生き目はなく、夢は弟分の彰洋に託すのだろうか?……と、ちょっと切なくなる感じ。
最高に滾るシーンは美千隆が渾身の演技で麻美を騙す場面。麻美が金と美千隆に執着する理由は安定と愛情が欲しいからではなく、美千隆の隣で同じ夢を追いたいからだと看破してみせるところ。
結局のところ美千隆の相棒になぜ彰洋はなれて麻美にはなれないのか、それは才能の問題ではなく性別の問題でしかない。麻美にはどんなに努力しても越えられない壁を彰洋なら軽く飛び越えられる。最初から分かり切っていたが見ないふりをしてきたことを、当の憧れの人、美千隆に見破られて涙を流す麻美。実にエモい。引き立つブロマンス!! そう、私ら女にはどんなに願っても届かない夢ですな!
でも最終勝者は少年の心をいつまでも喪わないおっさんズではなく、現実的堅実的に復讐計画を練り実行に移した早紀だったというのが痛快だった。愛よりも友情よりも堅実。金に溺れた詐欺師どもより研ぎ澄まされたハンターが最強だなんて、かっこよすぎる……。
国外逃亡する羽目になった彰洋と美千隆がこてんぱんに打ちのめされてだめだめなコンビに成り下がるというオチまで着いて、憧れのブロマンスに泥を塗りたくる黒い快感に目覚めてしまった。
数多のBLの中でもかなり人気のあるタイトル。エロエロだけどストーリーに骨があって絵もすごく綺麗。少女漫画のようなキャラとストーリーが人気な商業BLのなかでは、異色かなぁ。
バーでピアノを弾いて暮らしているマレーネと、マレーネのピアノを聴きに通うリリーは両片想い。だがいくらマレーネがアプローチしてもリリーは応じてはくれない。それは二人が男同士だからというより、リリーの正体が人狼だからなのだった。
リリーが突然発情期に入ったところにマレーネが居合わせたのが縁で、二人は結ばれることになった。ところがマレーネは、実は人狼を迫害するマフィア・ガーランド一家の跡取り息子ヨシュ・ガーランドだった。
マレーネがリリーと急接近したころ、ガーランド一家の当主は人狼殲滅に狂い、唯一の血縁者である孫のヨシュを呼び戻す。かくしてマレーネはガーランドと人狼の抗争に不本意ながら巻き込まれることになった。
一方、人狼の側では、ガーランドとの抗争が70年前に起きた人狼大虐殺事件のような惨事の引き金になることが危惧されていた。抗争の激化から、ついに群れのリーダーであるキーファーは、ガーランド解体作戦を決行すると宣言する。そして、ガーランド幹部暗殺部隊のメンバーとして、リリーことコヨーテも指名された。コヨーテに割り当てられたターゲットは、ガーランド一家の跡取りヨシュ・ガーランドだった。
す、すごいものを読んでしまった……! というのが、4巻を読んで最初に思ったこと。正直、3巻までは普通に面白い映画みたいな話だなぁと思ったくらいだったけど、BLでここまで描くの!? 描かせてもらえるの!? と驚いた。まあ、これほどの画力と漫画構成力をもった作家だからこれが許されるんだろうなとは思う。
BLなのでラブとエロは盛りだくさんだけれど、隙あらば骨太の物語描写をしてしまうのがすごい。逆にいえば、BLってストーリーを台無しにしてでもラブ描けエロをかけっていうジャンルなんだろうな……。
人狼とガーランドの抗争の歴史と背景がちゃんと描かれている。そのことに驚きというか、一般ジャンルの漫画ではむしろそれが普通なのかもだが、よく描いたよなぁ。
今回はメインカプのマレーネとリリーだけでなく、アレンやキーファーなど脇役キャラの活躍や人物描写も豊富で良かった。ドミニクがいいキャラしていてかなり好き。
BLにはあまり出てこないし、これまでの座裏屋先生の漫画にはほぼ出て来なかった女性キャラがけっこうなインパクトを持って登場するのがいい。ミミちゃん! 私の推しのミミちゃん!!
猛烈に続きが気になるところで終わってしまったが、たぶん、5巻が出るのは1年後くらいだ。それまで頑張って生きねば……。
座裏屋先生の『シャングリラの鳥』もなかなか気になる展開なので、続きが待ち遠しい。すげえ連載を2本同時進行している座裏屋先生すごすぎる。