はてなキーワード: 経済とは
先に結論を書いとくと、
ほんじゃ、タイトルに戻る↩️
YouTubeとかの動画コンテンツが出てきてから、昔に較べれば稼ぎやすくなったとはいえ、基本的に家事能力単品はお金は生み出しにくい
なので、大昔から現代に至るまで『人類って権力持つと奴隷に家事やらせたくなるのか?』なんて言われてしまう始末
たださ、冒頭の結論でも触れたけど、家事能力がマジで死んでると、QOLどころか生活自体がヤバい
ゴミ屋敷作ったり、病気になったり、最悪低血糖で意識混濁して餓死なんてこともある
こんなヤツばっかいたら世の中は大混乱な訳よ?
だから、発達障害は子どもがいれば公費でヘルパー頼めるし、発達障害の症状が重かったり状況によっては子どもなしでも公費で頼めるわけ
ところがどういうわけか、自称発達障害の連中が24時間365日騒いでるのは、"仕事"と"友人"のことばっかり
『結婚は公共料金や税金払って掃除してゴミ出しすることだ』なんて言うヤツもいるから、パートナーいても生活能力死んでるから一緒に暮らせないって悩みならまだわかる
でも基本的に理解ある彼くん・彼女ちゃん(旦那・嫁)はセックスで釣れるもんだから、セックスじゃ釣れない、誠実な付き合いの積み重ねが必要な"友人"の話ばっかりしてんだよな
仕事も同じ。重度の知的障害ならまだしも、ネットで自分から発信できるくらいの知能あるくせに、スキルの積み重ねの話は全然なくて、
自分がいかに働けないか、どうしようもないか、ひどい扱い受けてるかってことばっかり延々と語ってる😩(ヤレヤレ)
しかし、ここでマジで気になったのが、人は飯を食わなきゃ死ぬって言う絶対的な現実
ワイは発達障害にありがちな味覚過敏とクソ偏食があって、面倒くさいと数日飯食わないこともあるけど、
そこそこ金は稼いでるから、やばいなと思ったら『Uberとか出前館で頼む』か『タクシーで店行く』で何とかなる
でも自称働けない、働いても低賃金だって連中はどうしてんの?🤔ってこと
この増田もそうだね、料理得意みたいですごい → https://anond.hatelabo.jp/20240803133804
ちなみにワイは、その辺全部異常に苦手で、特に料理は指どころか足切るレベルだから全力で拒否してきたんだけど、
QOL上げたいし貯金もしたいから頑張ったら、2~3時間かかってた作業が1~1.2時間くらいになったんだよな
まあ普通の人なら30分くらいでできる作業だから、時給的にコスパ悪すぎてやる気出ないけど、考えずにできるくらい繰り返せば、
自分の作業遅いの棚に上げて『いつまでやればいいんだよ、飽きた』『この間に他のことできるんじゃね?』ってイライラしてくるけど、
エアフライヤーとか電子調理鍋使えば、ガスより時間かかるけど別のことできるからイライラしないし、
何より火の消し忘れもない(ワイは、何回か消し忘れやらかしたから、コンロ指差し『火消した!ヨシ!』って口に出すのを絶対ルールにしてる)
大根おろしも電動のがいい。なぜか手動だと30分以上かかって『もう今日飯いいや・・・』ってなってたからな
だけど、それと同時に、仕事しない・極端に働くのが苦手だと問答無用で悪みたいな風潮があるけど、
家事の場合できなくても本人が困るだけだからOK、マジでヤバい奴は公費でヘルパー雇えるからOKって、
果たして公平なのかな?って思った
やりたいこと・得意なこと・好きなこと/やりたくないこと・不得意なこと・苦手なことはみんなあるのに、
直接的な経済価値を生み出さないことは、過小評価されがちよな、家事に関わらず
「日本円」という形ではなく「金融商品」という別の金融資産として財産を「保管」してるだけでしょ?
タンス預金オンリーだとインフレでダメージを受けるリスクがあるから、インフレ率と連動する形に変えてるだけだよね?
俺はこれを投資とは呼べないと思う。
投資っていうのは自分でしっかりと調べて業界や企業の動向を伺って将来の伸び代を見越したり、自分が応援したいような企業や配当に魅力を感じた企業に投資するものだと思ってるから。
オルカンってただ預けて終わりじゃん。
それを投資信託された人が適当にバランスよくバラ撒いていくだけ。
タンス預金と比較すれば市場にお金を流せるから血流を鈍らせないという部分があるのは認めるけどさ、ただそれだけのことであって、「投資」というものが持つ「経済の動向について自分で考える」とか「特定の企業と資産の面で一蓮托生となる」といった要素がスポイルされてるじゃん。
オルカンなんてのは投資市場で利鞘を得ようとするハゲタカの金魚のフンに混ざった植物の種みたいなもので、そこに自分の意志もなければ気概もなく、いっそ市場に対しての興味さえもないんじゃないかと思うんだよね。
これを「投資」と呼ぶのは俺は頂けないな。
「投資」をすることなく、投資市場と自分の金融資産を連動することでリスク管理をすることが出来る金融商品としての魅力は分かるよ。
親も持病やばいし兄弟おらんしで自分の周りから自分のことを心配してくれる人間が減っていくされていく世界線。一緒に生きてくれるパートナーが必要なんだ。
今はまだ20歳前半だからまだ安心できるけど、30代に乗っかったら彼女探し・婚約者探しはキツくなる。今でさえ彼女ができたことがない(できかけたことはあるけど)のにレベルアップが待っている?!この先どうしたら良いんだ!俺はまだクエストのレベルアップする段階にいないんだよ。俺30歳になったら死のうと思う。
「早まるな!お前にはSNSで繋がっている友達がいるじゃないか!!」
貴方はSNSを使っています。貴方がフォローしているアカウントがある日、Xやinstagram等のSNSでポストしなくなりました。貴方は何も思わない。「まあそういう日もあるだろ」くらいに流すはず。数日ポストしなくてもつまり死んでいても生きていても“どうでもいい存在”ってこと。その数日間でその人は死んでいるかもしれない。死んだことに気づかないし、気づけない。
死んだら悲しいよね。死んでほしくない相手にもきっとパートナーが必要なんだと思う。人間は1人では生きていけないのだ。みんなそう。
「プライベートの心配をする?それって仕事ですか?」会社や社会は思ったよりも優しくない。誰も気にかけてくれない。風邪をひこうが死のうが資本主義において労働者と会社は労働賃金関係で結ばれているだけである。その会社というコミュニティに置いて他者を気にかけることは仕事ではない。個人が個人に行う個人負担のサービスである。だからプライベートで風邪をひこうがどうでもいい扱いを受ける。「お大事になさってください〜😃」と言われるので良いところだ。
親は心配してくれそうだ。忙しくても休憩時間に水を飲んだか?くらいの心配はしてくれそうである。ありがとう。連絡したり頼っても良いと思える存在。存在がありがたい。この世にこのような存在が在ることに感謝。ありがとう。
親以外に心配してくれそうなのは近場の友達。物理的に離れている友達を心配させても彼らにはどうしようもないことである。だから物理的に近い距離にいる友達が良いと思う。彼らにも感謝しなくちゃね。ありがとう。
彼女は友達と家族の間のような存在になりうると思う。ありがたい。
孤独な人は誰を頼れば良いんだろ。心理的に安心できることはとても大事なこと。病院に行けばいい?福祉は俺の心的負担を取り除いてくれるの?そんな看護師や医者の方に個人負担の思いやりを国民の権利の如くサービスを期待するのはいかがなものか。孤独な人は誰を頼れば良いんだろ。
あ〜ブラック企業で働いたら働くために生きているような気がして、まるで社会のために消費されている感覚になる!「幸せを感じてもらえるように家庭にお金をいれるんだ!頑張って貯金して旅行に行こうね!」くらいの方がまだ生きる意味がある。家族のために働ける。じゃあ家族がいなかったら?税金を納めるために働き、顔も名前も知らない老人や子育てをしている同年代のために命を削ることになる。この俺の人生は、一体誰のための人生なんだろう。
友達が死んだらどうなるかな。親が死んだらどうなるかな。孤独になったらどうなるかな。福祉は助けてくれるかな。個人を思いやるのは仕事じゃないですよね、すみません。俺、納税するために経済を回すために精一杯働いて最後にしのうかな、なんて。-------------------------
一緒に生きてくれそうな未来のパートナーへ。どうか生きててください。まだ死なないでください。あなたに会えるまで俺も死にたくないです。僕の人生半分あげるから一緒に生きて欲しい。貴方が死ぬまで僕は生き続けたい。貴方にそんな辛い思いしてほしくない。
1. 資産価値の減少: 多くの人は株を持ってて、それが資産の一部だから、株価が下がるとその資産の価値も下がっちゃうんだ。特にたくさんお金を投資してる人にとっては、結構な痛手になる。
2. 生活への影響: リタイアメントのために株を持ってる人も多いから、株価が下がると将来の生活資金に影響が出る。長期的な計画が狂うと、そりゃ不安になるよね。
3. 市場心理: 他の人が売ってるのを見ると「やばい、自分も売らなきゃ!」って思っちゃうんだよね。この心理がさらに株価を下げることもある。
4. 経済全体の影響: 株価が下がると、経済全体が良くないって思われがち。企業の業績が悪いとか、経済が停滞してるとかね。
逆に株価が上がっても、現金の価値が相対的に下がることにあたふたする人はあんまりいないかも。株価が上がるってことは、経済が元気ってことだから、ポジティブなニュースとして受け取られることが多いんだよね。現金の価値が下がることに敏感なのは、インフレとかに気をつけてる人たちだね。
今朝の朝日新聞の一面に載ってたけど、世界における日本のGDPの割合はこの後もガンガン落ち続けて、数十年後には経済大学の地位から落ちるらしい
日本の経済問題や貧困に対して自己責任だとか努力不足だとか言ってた奴らは完全に病気だったな
戦略が間違っていれば戦争には勝てないのに、戦術でなんとかできると信じていたところが大日本帝国の根性論下士官や将校と変わらない
株価指標が経済のバロメーターだった時代はとうに終わっている。
株価が上がろうが下がろうが、「株式市場という賭場が盛り上がってるかどうか」を表しているだけだ。
日本人が利上げを意識するにあたって最も重要なことは、量的緩和のような金融政策で楽して経済を復興させようなどという甘い幻想から目を覚ますことだ。
その意味では、欧米との金利差がさほど縮まることがなくても、日本人が真面目に働くということを思い出す良いきっかけになるだろう。
一方で、日銀の為替介入については疑問が残る。いくら介入とはいえ、為替の中では誰もが市場参加者なのだから、
誰にも気付かれないうちに売り抜けました、ぐらいでないと日本人に要らぬ希望を持たせてしまう。
それを火遊びみたいに堂々とやってしまっては、ウケはいいかもしれないが衆愚的と言わざるを得ない。
何事にも誤りがあれば報いは受けるものだ。目先の動きだけで多くの人を動かせても、それが幻だとわかれば長くは続かない。
統一教会の件もあるから日本人じゃないやつも混ざってるとは思うけど大半は日本人でしょ
日本人は基本低レベルなのでだからこそ自民党みたいなガイジを煮詰めた様な汚職集団がずっと与党になってるだけ
これはB層という馬鹿によって作られた小泉政権の時から一切変わってない
自民党みたいなガイジを煮詰めた様な奴らやその支持者みたいなゴミ共もたまにしか社会の表舞台に出てこないんだよ
「日本は競争社会じゃなくて緩くて良いねぇ」とか時折ほざいてるけど
あれこそまさに外国で淘汰が行われる一方で日本は淘汰が進んでない証拠
社会に出たらガチガチな解雇規制で海外なら即クビになる様な無能がいつまでも会社に居座る
本来は未だにヤトウガーとか抜かしてるバカウヨみたいな精神障害者は社会が見捨ててゴミみたいに扱ってなきゃいけないんだよ
そうじゃないと国が持たないからな
人口激減
老人激増
何十年もまともな経済成長なし
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.softbank.jp/sbnews/entry/20240730_01
https://b.hatena.ne.jp/site/blog.yaginome.jp/?sort=eid
https://b.hatena.ne.jp/site/cruel.hatenablog.com/
あとn個は?
ケンモメン「フランス革命は民衆が自由を勝ち取った偉大な出来事」←実はただの金たま革命でした
2024/07/30(火) 22:33:13.338 ID:JDe3V5RZH
民衆(笑)が暴れて王様追い出した結果ジロンド派(共和派)が勝手に対外戦争初めてボロ負けして、民衆(笑)の求めたジャコバン派(急進共和派)は勝手に恐慌政治を始め、次に民衆(笑)の選んだナポレオンは帝政の独裁を始めてまた戦争でボコられ、気づいたらウィーン体制で王様がまた復活してました(笑)
その後も7月革命→2月革命→第二帝政でバタバタ混乱してナポレオン3世(笑)とか持ち上げてたら普仏戦争でドイツにボコられ(笑)、その後第三共和政下で帝国主義やって世界中に迷惑かけた上に世界大戦でドイツに2回ボコられ全て失い(笑)、戦後は戦勝国なのにドイツに経済負けて苦し紛れに左傾化してフランス革命で生まれた国民国家の理念も忘れて多文化共生とか言ってポリコレで遊んでたらオリンピックで金たま出してました(笑)
おもしれー女。じゃあ、経済の話でもしてやるか。
お前が言うようにデフレは脱却できるかもしれねぇけど、インフレが続くかどうかはちょっと微妙だな。
なんだ、1%くらいのインフレ率ってことか?
それでもまぁ、物価の安定を考えると悪くねぇけどな。
俺はインフレが3%とか4%くらいまでは行かねぇと思ってる。
でも、世の中何が起こるか分かんねぇし、政府の政策次第でどう転ぶか分からんからな。
前の会社を辞めて、今月でちょうど十年になる。いい機会だから振り返ってみたい。若かりし日のことを。
この振り返りの日記が、ソーシャルゲーム業界や、ゲーム開発者への理解を深めるきっかけになれば幸いだ。
大学を出て、新卒で入ったのがその会社(以下D社とする)だった。私が入社した頃がちょうど、D社が経済社会の中で一番ノッてくる時期だった。
出身大学は、準MARCH的な目立たないところである。D社の入社試験を受けてみようと思ったのは、なんとなくだった。
リクルートは仕事に全振りしてる人が多そう、旅行業界はインドアの自分にはちょっと、メーカーは父が苦労していたのを見ている、飲食業界が地獄なのは身に染みて知っている、という具合に就職マップの本を見て絞っていった。そして、残ったのがゲーム・エンタメ・ITの世界だった。
在学中にD社のサービスを体験していて、悪くないなと思っていた。面接試験は自然体が大事で、「自分の想いを素直に話して、それで落ちたのだとしたらお互いにwinwin」だと思っていた。
それで、淫キャラである自分が受かるかどうかは不安だったけど、D社とK社のふたつから内定をもらった。自分の魅力をアピールできたと思う。
私は採用パンフレットに載っているキラキラした人ではなかったけど、嬉しかった。一週間ほど悩んで、D社のオファーを受けた。
ソーシャルゲームを開発する部署への配属だった。開発といっても、実際のプログラミングといった手を動かす仕事は委託先がやってくれる。主には企画開発がメインだった。
ソーシャルゲーム、という言葉はまだ一般的じゃなかった。言われ始めた頃だったかな。いろんな会社がDeNA(怪盗ロワイヤル)に続けと、雨後の筍のように湧いていた。
新入社員の頃は、どうだったかな? 研修はあまりなかったと思う。今だったら半年はやりそうだ。ベンチャー企業らしく、良くも悪くも飾らないシンプルな研修だった。
配属当初も、ゲーム開発をがっつりやるわけではない。座学だったり、職場や協力会社の見学だった。会議や打合せの端っこに混ぜてもらって、「増田さん、とりあえず意見を笑」みたいに振られることもあった。できるだけ率直に思ったことを言っていた。レベルは低かったと思う。
デバッグはよくやった。専用の画面でゲームをするのだが、開発段階なので不具合が多数ある。すると、エンジニアの人がババッとコードが入った画面を開いて、適宜修正を検討する。当然私にはできなかった。今ならコードを読むことはできる。
Q&Aの仕事もやらされた。今でいうCS部門(カスタマーサポート)である。「やらされた」というと受け身だけど、本来はほかの部署の仕事だった。社内アルバイトのようなもの。ベンチャーなので、そのあたりの垣根は低い。
文章を作る力は、わりかし評価されていた。中学生や高校生と思しき人が、よくわからない問い合わせメールを送ってくることがあったけど、粘り強く取り組んで、一件一件解決していった。速度は遅かったけど……チームリーダーに褒めてもらえた。
意外な学びもあった。実際のCSのやり取りで中学生かな? と思っていたら、40代ほどのおじさんおばさんだったりすることがよくあった。ゲームアカウント名は、どう考えても子どもが名付けそうな名前(卍侍候extreme卍 みたいな...「はべらいそうろう」が読めなかった笑)だったけど、自分の世界が狭くて気付かなかった。こういう体験は今でも大事にしてる。
社会人一年目は、ひたすら下働きをして学びを深めていった。年度の最後の方では、担当ゲームをひとつ持たせてもらえた。開発チームの末端だったけど嬉しかった。
二年目は……といっても、二年目で当日記(に書く内容)は終わりだ。一言いっておきたい。
すごく、キツイ記憶を思い出そうとしている。二年目の終わり頃は、朝によく吐いていたし、会社に行きたくなかったし、おそらく消費者庁に提出する反省文の原案を作らないといけなかったし、ほかのチームメンバーも死にそうな顔だったし、毎日とんでもない量の苦情の電話やメールがあって辛かった。
電車で通勤してたんだけど、夜に電車がホームに入ってくるのを見ると、「飛び込んでみようかな」と思ったりした。体が勝手に飛び込んでくれたらなぁ、とも思った。
その年の4月時点で、所属チームが開発していたのは地味なゲームだった。
ほかの同業他社が出してるソシャゲは、日の目が当たるキャラ性の主体がメインでゲーム世界を形作っていた(海賊とかドラゴンとか)。対してこちらは、ドリルで地面に穴を掘り続けるゲームだった。それで宝を集める。圧倒的地味。しかし奥深いゲームで、かくいう自分もどハマリしていた。
私の仕事はルーティンが多かった。ゲームシステムの保守である。一般社会でいうと、道路を管理するための特殊車両がウインウインウイン……と低速で走っていて、アスファルト舗装の亀裂を見つけてると思う。ああいう地味な仕事だ。
みんなが楽しくゲームできるように、バグが生じていないか点検したり、ユーザーからの質問に答えたりする。
その穴掘りゲームだけど、突如終了がきまった。うちの会社がイケイケ(死語)になり始めた時期であり、収益性の低い穴掘りゲームは終了のようだった。老舗タイトルだったからか、名前だけは残された。
私は、ガワだけを変えたそのソシャゲ風カードゲーム(以下、『幣タイトル』とする。今のゲームに例えると、「グランブルーファンタジー」や「Fate/Grand Order」をもっとシンプルにした感じ~)のチームへと異動になった。
多忙な日々だった。アクティブユーザー数は前のゲームの10倍近かった。最終的には20倍ほどになる。
穴掘りゲームと比べたら射幸性が高い。みんなよくガチャを回してくれたし、ダンジョンも進んでくれたし、回復アイテムを買ってくれたし、協力プレイで敵モンスターを叩くのにも意欲的だった。
ゲームを楽しんでいる感が伝わってきた。業務量はものすごかったけど、あの頃は楽しかった。社会の役に立っている実感があった。ただ若かっただけかもしれないけど。
秋に入っても、幣タイトルの人気はうなぎのぼりだった。既存の人気ゲームを追い越して、世間に知られるゲームになっていた。自分もリリースからちょっとの間だけどプレイしていた。醍醐味は協力プレイだ。電車の中でできる気軽さがいい。
ただ、お金がかかるのが難点だった。そのゲームには、特定のカードを【ガチャによって】○枚集めると強力なキャラクターカードが手に入る仕組みになっていた。しかし、○枚の中にはすぐに手に入るものもあれば、そうでないものもある。
ちょっとだけ確率の話をする。例えば、10%の確率で手に入るコンプ対象カードが5枚あったとする。最初の1枚目のカードの入手確率は50%だけど、最後の1枚になってからを考えると10%になる。実際には、一番難しいカード群の排出率は2~3%だった。プレイヤーは厳しい戦いを強いられる。
電子上のガチャというのは、コンビニのくじ引きとは違って箱の中味が無限だ。この場合、ちょっと前提が変わってくる。箱の中に100枚のくじ(当たり×1)がある場合だと、100回引くまでに必ず当たりが出る。でも、プログラム上のガチャだと、1回以上当たりを引ける確率は約63%だ。
※箱のくじと違って当たりを2つ以上引ける可能性もある。電子上のガチャはハイリスク・ハイリターンということだ。なお、コンプガチャだと当たりを2つ引いても意味はない。強力カードを手に入れるためのフラグなので。
実際のコンプガチャでは、一番難しい入手率2~3%のカードを引けた時には、ほかのカードも揃っている可能性が高いためだろうか~~期待値は約10~15万円ほどで推移していた。
コンプガチャというのは、「影響力の武器」などの名著に書いてあるコミットメントという心理的手法になる。とにかく、まず最初にやってもらうということだ。
この仕組みを考えたのが誰かは知らない。「自分が考えました」と主張する人間が、当時の開発チームのリーダーや、他部署の先輩・上司や役員クラスまで含めて、少なくとも5名はいた。誰が最初の考案者かは本当にわからない。
あの頃は、「うちの会社は儲かってる。CMもこんなにやってる。やった、すごい!!」。それくらいしか思ってなかった。今では思う。当時の自分達がやっていたのは、暗号資産投資と本質は一緒だった。
つまり、純然たる賭博(ギャンブル)であるものを別の何かで覆い隠している。ビットコインの場合は『未来の技術』であり、幣タイトルの場合は『ソーシャルカードゲーム』になる。
会社の飲み会は、いつも大騒ぎだった。自分達は新興ゲーム業界のリーディングカンパニーであり、このまま規模を拡大して、伝統的なゲームメーカーとも肩を並べて、いずれは任天堂を追い越して……といった未来を、和風洋風エスニック、いろんなお店がある都内某エリアの飲み屋で深夜まで語り明かしていた。
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同じくらいの文字数です。
後半