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2013-09-23

http://anond.hatelabo.jp/20130923214703

池田信夫貨幣社会では留保とは逃げられることを意味するので税金というのは「累進的であるべき」なんて生ぬるくて逆に逆進的でないと成り立たないとボロっと言ってたが、消費税とは別に(固定)資産税をどうするかってのは今後もちょっと考えてみたい。役所も資産所有権まで持っちゃう税金が取れないからなんて言ってるけど、多分役所の資産額に応じて役所が株式を発行できるような制度がいいんだろうと思う。

2013-09-09

トルコほっこりするなら

せめてエルトゥールル号の件と100年後の恩返しの件を日本人もっと知ろうぜ

俺も知らんかったから偉そうなことは言えん。

トルコ旅行した時ガイドさんに教えてもらった。

http://shuchi.php.co.jp/article/1325

そして両国の友情を考える際、日本人が決して忘れてはならない事件が、昭和60年
(1985)に起きていますイランイラク戦争下のテヘランから日本人救出です。

 イランイラク戦争昭和55年(1980)に始まりましたが、昭和60年3月、イラクによる
イラン都市空爆を契機に両国都市攻撃が激化。イラン首都テヘランにもイラク空軍機が
襲来するなど、情勢は一気に緊迫化します。さらイラクフセイン大統領は、3月17日に
「48時間以降、イラン上空の航空機を、民間機であろうと無差別攻撃する」と宣言しました。

 各国は大慌てで、自国民救出のための救援機を送りますしか日本の救援機は来ません。
自衛隊海外派遣不可の原則のために自衛隊機を送ることができず、日本航空労組の反対も
あって「航行安全保証がない限り臨時便は出せない」という方針を打ち出したのです。現地
の日本人は八方手を尽くしますが、他国の航空会社はどこも自国民優先で、乗れる飛行機はほ
とんどありません。

 いよいよ刻限が迫り、現地邦人の誰もが絶望の淵に沈んだ時、手を差し伸べてくれたのがト
ルコでした。トルコ航空機が危険をおして215名の日本人を救出してくれたのです。しかも、
当時、テヘランには600名を超えるトルコ人がいたにもかかわらず、日本人を優先して助けて
くれました。

 「なぜ、トルコが?」。日本人は皆、不思議に思いました。直接のきっかけは、1つは駐イ
ラン・トルコ大使のイスメット・ビルセル氏が、駐イラン日本大使の野村豊氏の懇願を受け、
本国に救援機派遣要請してくれたこと。もう1つは当時、イスタンブール駐在していた伊
藤忠商事森永堯氏が、知己であったトルコのオザル首相に直接、救援を依頼したことでした。

 しかし、それらがあったとはいえ、自国民より日本人を優先して救出するほどの決断を、な
ぜトルコは下してくれたのでしょうか。その背景には、この救出劇から95年も前に起きた、あ
る事件で結ばれた強い絆がありました。トルコの人々は、それを忘れずに日本人を助けに来て
くれたのです。その事件こそ、エルトゥールル号遭難事件です。

 明治23年(1890)9月16日夜半、台風の荒れ狂う和歌山県串本沖で、オスマン帝国(オス
マン・トルコ)の軍艦エルトゥールル号遭難。600名余の乗組員のうち、司令官オスマン・
パシャはじめ500名以上が死亡または行方不明という大惨事になります。

 彼らは、明治20年(1886)に日本小松宮彰仁親王トルコイスタンブール訪問した
ことへの答礼使節でした。東京明治天皇に拝謁し、オスマン帝国の最高勲章を奉呈した帰路
に悲劇に見舞われたのです。

 これに対し、事故現場串本紀伊大島の人々は、遭難者の救助に全力であたり、危険を冒
しながら69名を救出しました。当初トルコ人を収容した樫野地区は60戸はどの小さな集落で、
しかも裕福な暮らしではありませんでしたから、トルコ人の介抱は決して容易なことではあり
ませんでした。しかし、なけなしの食料や衣類を惜しげもなく提供し、普段は正月しか食べ
ない白米を炊き出して食べさせ、さらに時を知らせる鶏もつぶして振る舞ったのです。

 明治天皇も知らせを受けるや、政府を挙げての救援を命じ、トルコ人の生存者たちは手厚い
看護を受けた後、日本海軍軍艦で翌年1月2日にイスタンブールに帰還しました。また、こ
の事件が報道されると、日本全国でトルコへの義捐金を募る動きが澎湃として沸き起こり、現
在の貨幣価値で1億円ともいわれる金額がトルコへ届けられたのです。

 この日本人の真撃な気持ちはトルコに伝わり、トルコ親日感情が大きく高まりました。こ
れが後の、イランイラク戦争への対応などの一連の動きにつながっていくことになったので
す。

2013-09-06

消費税反対してるの6割くらいなんでしょう?

支出が増えるより収入が減る(控除廃止とか、年金減額)ほうが何とかなりそうだと思う。

でも貨幣流通量を増やす目的なのか。

2013-08-01

愛人の見る夢は

以前香港に行った時に、ガイドさんが「私たちの国は少し前までイギリス植民地で今は…」

と言っていたことが(いや、国じゃないだろ!)と思って妙におかしかったのですが、

良く考えると別に笑えることでもないというか

特別行政区ということで法律は別、国境ぽいものもある、貨幣も別、でも軍事防衛は親方中国)任せ、内政や経済だって結局最終的に逆らえない

…という状況はそんなに…

そんなに日本も変わらないんじゃないですかね。

おりしもTPPで今後は国内法よりグローバル企業様がお決めになったルールが上に来るらしいですし、英語も全国民ネイティブとのコミュニケーション不自由なくするのが目標と。

それもう、違う国である必要があるのか。だってかの国の州法は相当強力ですから保険銃刀法天皇制だって保持できるでしょう。

あすこはすでに通常の国というより…システムを気に入った者が集い住むマンション国家とも呼べるでしょう。合衆国システム内日本州(あるいは関東州、とかのレベル妥当かも)で日系人幸せに暮らせるならそれでいいのでは。

現在国会議員は州議員レベルになるでしょうが、うん、今より自由に発言できそうですし、センス無しと散々言われる外交を捨てて内政に特化できるね。面倒な国境問題も投げられる!ヤッター!(というか合衆国との紛争になった瞬間黙る所もあるだろう)

皆で戦略必要としない得意な小手先仕事に専念できるね!効率的だね!

そんな思いは、日本国内の日本人より遥かに元気そうに生きるハワイ日系人出会ってさらに深めてしまったのでありました。現地の神社なんかもいって来ました。

結局、愛人が安寧を求める先は結婚というゴールなのか…と思うと若干やるせないけど。

2013-07-28

財務省日銀から介入資金を借りて円売りすることはない。

日本為替介入制度は、

http://totb.hatenablog.com/entry/2013/07/26/210245

にあるような、

財務省日銀から介入資金を借りて円売りする形式

とはなっていない。

http://www.mof.go.jp/about_mof/mof_budget/special_account/gaitame/gaitame.htm

http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/intl/07102006.htm/

にあるように、政府短期証券を発行して、日銀からではなく

市場から介入資金を借りて円売りをする。

日銀不胎化操作をするまでもなく自動的に市中にある

貨幣の量が変わらないような制度になっている。

その結果、政府短期証券に吸収されなければ何か別の財や

サービスなどの購入に使われて貨幣価値が低下していた

はずの分が無くなり、代わりにそれが外貨の購入に使われて

貨幣価値が低下するだけとなり、結局は貨幣の(財やサービス

外貨などを全てひっくるめたものに対する)比率、価値

変わらない。

これは、貨幣価値の変更は日銀以外が極力関与できない、

中央銀行独立性向上と役割責任明確化の流れの中で

そのように制度が変更されたためである。この点、金本位制前後

や固定相場制のように中央銀行金融政策を自由に独立して

行えなかった時期とは役割責任も大きく異なっている。

この重要な違いを考慮せず中央銀行のや役割責任を語る

ような浅い考察には笑って読み流す以上の価値はない。現代おい

介入は為替市場の急激な変動に対して相場の安定を実現する

ために用いるものであって、貨幣価値を恒常的にある方向に

変化させるためのものとしては使えない制度となっているのである

日銀には前例のない行動を要求する一方で、政府には規律ある≒前例の範囲内での行動を要求する

のは、日銀には貨幣価値コントロールに対する責任がある

一方で一義的には政府仕事ではないからであり、また、そのような

役割責任の分担が為されるにおいて、上の介入のように政府

貨幣価値に影響を与えられないように制度が作られているため、

そもそも規律を離れるくらいに大規模な行動をしてさえあまり

効果がないかである。これをダブルスタンダードと批難するのは

馬鹿言いがかりである財政政策おいても同様に日銀引受

禁止という制度が、貨幣とその他全てひっくるめたものとの比率の

変更を防ぐ役割を持っている。貨幣とそれらの量の比率を変化させる

という直接的な貨幣価値の変更はできず、あくまで市場の急激な

動きや、不完全雇用などの問題を解消する中で貨幣価値に影響を

与えるという迂遠で間接的な力しか政府にはない。そのような政府

に、規律を破るような大規模な行動が求められないのは当然であり

自然である

もちろん、そのような制度を作ったのも政府であり、日銀も広くは

政府の一部であるので、そのような制度自体を変えるという根本

に規律を外れた行動を求めるという案もある。そして、日銀法改正

など、そのような制度から変えてしまえという声は実際にあった。

ある意味で筋は通った話である

2013-07-06

ワタミマルクス労働観の呪い

たぶん、今度の選挙で争点になるワタミ社長の話を読んでいると、どうしてもマルクスが唱えた投下労働価値説を思い出しちゃうんだよね。

マルクスの投下労働価値説は、ざっくり説明すると要するに「時間と商品の価値は比例する」っていう話。例えば俺たちが8時間働いたとするじゃない、そうすると商品の価値として8時間分の労働が埋め込まれるという話。もちろん、実際に商品の価値を決めているのはそういう単純な話ではないのだが(市場が決定するわけだから)でもマルクスはその話に納得できないわけよ。だって市場が決めるってことは、価値ってのはもう天から振ってきちゃうことになる。「紙の見えざる手」とか言う表現アダム・スミスは使ったけど。で、マルクスはそれに納得できないわけ。いやいや、だって木を一本切り取って持っていくのだって労働でしょ、って話。

当然、企業は利潤をどっかであげないといけないので、労働者が生み出した価値中抜きする。それをマルクスは「搾取だ」というわけだ。でもそれは労働者側の視点なんだね。これを逆転させるとブラック企業になる。

もし、商品の価値が、労働時間と無関係にあるとするならば、長く働かせることに意味はない。だったら別のことをやる必要がある。しかし、商品の価値労働時間関係あると考えるならどうだろう?そうすると、労働者をできるだけ長く働かせようとする。

マルクスが考えるところによると、労働者というのは労働力を売っているという。労働時間じゃない。「私は働くことによってこれだけの価値をもたらしますよ」というのを売っている。労働者は、商品の価値自分のものになるわけではない(だって経営者労働力を売っているだけだから)ので、商品が労働時間関係あろうとなかろうと、関係ない。ただ、これは経営者視点だと大きな違いだ。というのも、もし「働くこと」によって、つまり稼働時間によって商品の価値が決まるんだったら、出来るだけ長く働かせようとする。少なくとも、その買った労働時間より価値を生み出せなければ、もっと働かせようとするだろう。

で、ワタミ社長が言っていたらしき「客のことを考えてたら昼飯を食う時間なんてない」っていうような言葉というのは、結局のところ、こういった「働く時間=商品」という前提が無ければいけない。というより、多くの企業場合、もうそういう風にしか考えられないわけだし、実際そういう風に構造がなってしまっている業界もある。当然のことながら、休ませないとポカしたり、大事な判断ができなくなることがあるけど、組織化されていれば、もしかしたらもう稼働時間くらいしか工夫するところはないだろう。俺も工場で働いていたが、ボタンをもくもくと押しているとかね。

確かに、経済学的にマルクスが言った上のことを否定するのは簡単なんだよ。だって12時間働こうが売れない商品は売れないし、1時間さらりと作った商品がバカ売れというのもあるわけ。それは認めよう。でも、ある程度組織化がされてきて、機械的な作業になると、工場を稼働させるために、労働者を長く働かせなきゃいけない時間生まれる。ここがトリックなんだ。つまり、この時点において、商品は労働時間によって生み出されると思っちゃうわけ。むしろこれは経済学的な問題というよりも、むしろ社会心理的な問題を引き寄せる。

じゃあどうするの、という話になるのだが、これは商品=労働時間を否定するか、むしろ我々はもう「労働時間」を提供するくらいしかないくらいリソースが貧弱であるかを認めるかということだ。たぶん、ワタミ社長が思っていることというのは、たぶん、今後私たちは「労働時間をのばす」ことによってしか、豊かになれないという絶望的な日本なのだろう。だって日本破産させない」というくらいだから後者の可能性はある。もう、我々は豊かになる方法は一つしかない。「働けば自由になる!」

ワタミブラックであり、労働法無視している。それを叩くのは容易なことだ。しかし、上記のような構造が埋め込まれている以上、第二、第三のワタミが出てくるというだけの話だ。穏便な話をするならば、労働者経営者に対して「投下労働価値なんて無理ですよ」って否定するくらいしかない。ただ、この道はある種の「革命」を起こすことになる。また、他の道は日本貧乏になることなのだが、これもたぶん高度成長期バブル経験した世代死ぬまで無理。あとは戦争くらいだね。

からさ、ある意味自民党に入れるってことは、上記のこと、つまりみんな等しくブラック企業になれば豊かになるって認めちゃおうよ、ってことだ。そして、それはそれで何処かでみた光景だ。

ソ連だ。

一応反論として書かれることとして、自民党賃金を増やそうよ、とかあるいは貨幣発行しまくってリフレしようよ、というのは投下労働価値矛盾しないか、という考え方と矛盾しないかという話もあるかもしれないが、例えばケインズの言う通り、「景気と物価が連動している」と考えたとしても、じゃあ「物価が上がったか給料をあげます」みたいにはそう簡単にはならない。恐らく物価のほうが先行して給料は追いつかないし、経営としても「賃金あげろ」と政府勧告があったとして「はいそうですね」とやっていたら潰れてしまうだろう。だとすると、リフレするとしても、福祉的なセーフティネットと一緒に組み合わせないとどうしようもないんだが、現状としてそういう話はあまりない。むしろ小さな政府を目指す方向だと思う。そうなると、まあ死ぬ人はガンガン死ぬよねという話になる。あともう一つとしてスタグフレーションの話とかはどうかな?

なにはともあれ、日本全体がブラック企業になっても今の豊かさを維持するという話であるならば、自民党に入れるのは選択肢としてアリだと思う。他の野党ゴミみたいだからという消極的な理由で自民党に入れたり、ワタミ社長出馬しなければ……なんて期待は捨てたほうがいい。どちらにしろ、俺は上のことは考慮にいれて、それを覚悟で入れたほうがいいと思う。

2013-07-01

貨幣政策

なぁ、リフレ派大勝利でアベノミクスホルホルしている奴らよ。

そろそろ通貨発行益と通貨供給の違い、わかろうとは思わないのかい

江戸時代が云々とか、高橋是清が云々とか、現代に通用する話としてどや顔で語るのは構わないけどさ。

後で冷や汗かいても知らんぞ。

2013-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20130630204802

・財・サービス労働力の各市場における価格調整速度の違い

金利ゼロ下限制約

・下方硬直的な時間あたり賃金

貨幣錯覚

・低名目金利に伴うバブル

政府債務規模の拡大

etc, etc...

にともなって低すぎるインフレ経済成長を阻害する。

マイルドインフレ率を下回る物価上昇率の状態からは、インフレ好景気を引き起こす。

2013-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20130508223135

国民純資産世界一日本がどこがどう貧乏なの?

本気で言ってるんだったら、医者に診てもらえ。

まりにも頭の悪い発想だからさ。

そもそも、他国との比較に何の意味があるんだ?住んでる国の貨幣価値経済の中で裕福でなけりゃ何の意味もないだろうが。

2013-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20130427000439

純粋にね、国防とか飢えに備えるためならば、主食トウモロコシ。寒冷地ではジャガイモ

北朝鮮はそれをやってる。

そもそもさ、米を選択する理由ってなんだと思う?

土地の特性)×(その作物の収率)×(その作物の売価)

日本ほとんどの地域で、これを最大にさせるものが、コメだった。

収率がいいのは認める。

一粒の種からとれる米粒は、小麦の数倍ある。

土地あたりどれだけのカロリーのある作物を生産できるかといえば、トウモロコシの出現を待つまでコメトップだった。

しかし、それぞれの土地の特性を考慮しても、その収量面で魅力的な作物だったかといえば、そうではないと思う。

江戸時代の中頃までは、寒冷地は稗粟蕎麦を作っていたし、小麦だってかなりあった。

やはり、売価だ。

税の歴史を各国で比べると、ほとんどの国で税の最初は物納だった。

貨幣経済が発達するにしたがって、物納だった税金を、貨幣に変えた。

日本パネェのは、物納をコメにほぼ一本化したところだ。

自治体収入は米、支出貨幣

おそるべしコメ本位制。

コメ価格の高騰と下落を防ぐために、幕府買いオペ売りオペまでやるという徹底ぶり。

そりゃコメを作るよ。

だって日本銀行券を自宅で印刷していいってんなら刷るもん。

地主制度による効率化で、日本全国水田だらけ。

明治以降、水田一辺倒だったのが、工業用地に転向していくし、新しく開墾した土地を桑畑けにしたり、水田面積は減りはしないものの、新しい土地は違う使い方を始めたりして相対的に水田率は減る。

次の転機は、農地解放

小作農自作農になる。

農家一件あたりの面積は平均で1ヘクタール(わかりやすくいえば100m四方

さらに、土地の集約化が出来ないシステムの完成。

農家が食えるように、コメ価格を支え続けた。

コメ価格が下落しないように、減反政策ってやつ。

1ドル360円だった円が100円前後になったことと相まって、国内の国際価格の7~13倍の高値

それを支える舞台装置の一つが関税600%の背景。

2013-04-25

http://anond.hatelabo.jp/20130425110129

から恋愛観を語るには社会からどのような影響を受けて意思決定したのか話さないといけないんですが

元増田の主張は「ホモソーシャルから同性愛回避のために男は体目的で女と付きあう」なんですよw

二者間の作用反作用しか言ってないし、お前ホモソーシャル概念がわかってないだろwと、同じことを言い続けているわけです。

この理屈づけって何のために必要なの?

元増田は「男性恋愛観」を語っているんです。その論拠が無茶苦茶です。ざっくり説明しますね。

元増田の主張。

元増田はまず、ホモソーシャルホモセクシャルに由来する言葉だと説明。

・その誤ったホモソーシャル解釈を元に

 「男は本来、同性愛である同性愛回避するために、女とは体目的で付きあう。女を愛さない。これが男の恋愛である」と主張

・男は皆、アッー!だけど、そうならないために女と付きあう。

・男が体目的から、女も体目的の男に媚びる

→フォモフォビアとミソジニーを、文字訳通りに受け取り、ホモソーシャルホモセクシャルを混同している。

 実は、ホモソーシャルの説明のなかに「女性貨幣と同じように交換する」という一文があるんですが

 これは、社会組織継続する目的で、女性存在が手段として扱われていることを説明したものなんですよ。

 具体的には家父長制や政略婚で、女性が使い駒にされてきたことを話しているんですが、元増田はこれを「体目的」だと解釈して誤った主張を繰り返しています

 

ホモソーシャル概念が、観念に置き換わっているし、なぜ性愛の話にすり替わるのかも意味不明

また、ホモフォビアミソジニー単語レベル解釈していて、概念中の意味無視している。

私の主張は、

ホモソーシャルは、男性の同胞社会男性権力社会のことを言う。ホモは「同一」という意味の接頭語であり、ホモセクシャルと混同すべきではない。

ホモソーシャルの成立要件に、ホモフォビア同性愛嫌悪)とミソジニー女性蔑視とある

 社会化していること(性愛とは別ですよ)をホモフォビアとし「社会を維持継続させる目的の中で、女性を手段として扱うこと」がミソジニーである

ホモソーシャル概念を「ホモソーシャルから、男はこんな恋愛観だ」などと、心理学の原型のように使うものではない。

・「◯◯観」は個人的なもの見方である。「ホモソーシャル」で語れるのは関係性まで。概念観念的に使えない。

・そもそも恋愛観は近代化過程啓蒙されて広がったものであるジェンダー用語を用いるなら、社会背景と絡めた説明が必要

・にも関わらず、意思決定の根拠が「男女二者間の作用反作用」で説明されている。

あ、追加でレスがついてた。

それこそこの増田作用反作用しか論点にしていないし、「社会からどのような影響を受けて意思決定したのか話さないといけない」は蛇足しか見えないのだが。

元増田は、ジェンダー用語を用いながらも、生物学的な話をミックスした持論を展開しているんですね。

にも関わらず「こうではないか?」「僕はこう思う」という話ではなく「男性はこういうものです(キリッ」と断言しています

ジェンダー用語を用いるなら、社会学的に(近代化恋愛啓蒙した流れなど)語らなければおかしいでしょ…という話です。

蛇足というか、話の階層ひとつ違うと言ったほうが近い。君の話は、たぶんこの増田ひとつ奥の階層の話。

いえ、階層にすらなっていない話です。元増田の話はトンデモです。

生物学的には男性は体目的であり、女性恋愛依存症であるとされています

ただ、恋愛依存症女性男性モテないので、体目的になります

これが社会学です

と言っている。どうして体目的で、女も体目的の男に擦り寄るという話になるのか意味不明

2013-04-22

http://anond.hatelabo.jp/20130422081615

具体的に女性を交換することでどうホモソーシャルを強化したのでしょうか?

同性愛にならないため以外の理由を教えて下さい

・・・

家父長制ですよ。

この話はこれがベースにあるんで。

・追記

何らかの文献を表面上に理解して「同性愛回避」と誤解されてると思うので

もうひとつ付け加えておきますが、恋愛近代産物です。(※それ以前に恋愛がなかったわけではない)

庶民が自由に恋愛できるようになったのは比較最近のことで、

封建社会では、社会維持のために、女性貨幣の如く交換されてきたという話なんです。

社会構造を説明したジェンダー論を持ってきて、男女の恋愛観を語るのは違うんですよ。

2013-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20130421103502

今では女性オス化が進み「女子会=女のホモソーシャル」などとも言われ、実感が乏しくなっていますけど。

基本的に男性社会女性社会存在しますが、女性社会のことはホモソーシャルとはあまり言いません

最近女子会ホモソーシャルとする話も出ていますよ。本来の用法ではありませんが。

http://am-our.com/love/63/2341/

https://cakes.mu/posts/983

ホモソーシャルというのは、男性同士の友情が強すぎて同性愛にならないために女性と付き合うことです

その一文では「同性愛回避のために、女性を欲する」という意味合いになりますが、持論ですか?

女性の交換はホモソーシャルを強化したが、ホモフォビアから女性に走るのではない。

もともとは「男性の友情や連帯感、同胞意識社会的絆)」を説明するために、ホモソーシャル概念があった。

これはあくまでも社会的に「男性支配社会のなかで(絆を維持する手段として)女性貨幣価値のように扱われる」と説かれたジェンダー論であって

社会組織継続する目的で、女性存在が手段として扱われていることを説明したものです。

その成立要件としてホモフォビアミソジニーをあげていますが、イコール「友情が強すぎて同性愛にならないために女性と付きあう」ではない。

男性恋愛は所有欲に基づくといえるが

社会を維持継続させる目的の中で、その手段として女性を扱う(ミソジニー

のであって、同性愛回避目的ではない。

手段と目的が入れ替わっています

2013-04-15

http://anond.hatelabo.jp/20130415165425

貨幣価値が2倍になるとは限らないのでは?

うん、現実世界ではその通り。

だけどこれは、抽象化された世界での話なんじゃないの?元増田で『もし世界100人の村だったら』という尺度は、世界が本当に100人なわけじゃない。みたいなこと言われてるし。

現実的な条件を入れたとき貨幣価値を測るんなら、それこそ実際その国を為替市場に放り込んで神の見えざる手価値を測ってもらうしか無いと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20130415163206

貨幣価値が2倍になるとは限らないのでは?

たとえば、日本では円の通貨価値は同じ円だが、地方東京では野菜の値段は実際このぐらい違うぞ。

 

瞬間的な為替はそれこそ80円台から100円台まで『期待値』で変わってしまうので、為替は長期的な評価基準としては不十分。

どうやって、貨幣価値を測る?

去年12月と今年4月で、円相場が違うのでGDPを(単純)換算すると、偉い違うことになるが、それほどまでに大きく変わっていないだろ、日本経済は。

 

話を複線化していくのはいいが、いずれにしろ本質から離れている。

http://anond.hatelabo.jp/20130415154951

横だが。

しかし、それぞれの国で起きた取引は全く同じ(人参白菜は同じ品質と仮定する)にも関わらずGDPが2倍の差がついた。これはなぜだろうか?

なぜならば、「αβ国円」の貨幣価値と「AB国円」の貨幣価値が異なるから

というかこれ、問題の前提がおかしいよね。「GDPが2倍の差がついた」と述べられているけれど、異なる価値貨幣で示したGDPをそのまま数値比較してどれだけの差があるのか示すことには意味が無い。100メートルと200フィート比較して、200フィートは2倍だねと言ってるようなもんだ。

両国GDPをどっちかの単位に合わせればGDPは等しくなるよ。

2013-04-14

ウォール街アメリカ合衆国歴史考察FRB




237 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 01:56:24 ID:Zvx2kqmU Be:

235続き

南軍が悪者扱いされる理由が解ったかな?奴隷商人欧州銀行家のお得意様は南軍だろ?

だけど欧州銀行家は北軍が勝つように北軍に資金と武器を多めに供給した。

奴隷商人欧州銀行家が奴隷制度反対っておかしいだろ?


南北戦争目的は2つ

1、独立してコントロール不能になった大国=米国の弱体化(227-229-231参照)

2、支援し傀儡政権設立通貨発行権強奪中央銀行制度



227-229-231を見たら解るが米国

自分たちの貨幣、いわゆる“殖民券”と呼ばれている紙幣を発行し」産業大国になっていた。

これでは欧州のように「自分達の意志」で米国コントロール出来ない。

自分達の意志米国コントロールする為に宗主国英国議会は1764年に「通貨法」を決議し、

アメリカ植民地の各州が独自の紙幣を発行することを禁じ、イギリス政府への納税には、すべて金と銀を用いるように

植民地州政府強要していた。

これが原因で米国失業者が溢れ経済流通が悪化し独立戦争の引き金になった。

↑これが歴史事実である































ウォール街アメリカ合衆国歴史考察FRB

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1365862741/

中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

2013-03-14

アサシンクリード3 アメリカ独立戦争 「通貨法」

227 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 00:08:52 ID:Zvx2kqmU Be:

1763年、ベンジャミン・フランクリンイギリス訪問した折、イングランド銀行頭取から新大陸植民地が繁栄している理由を聞かれ、

彼はこう答えた。「その理由は簡単です。植民地では、我々は自分たちの貨幣、いわゆる“殖民券”と呼ばれている紙幣を発行しています

それは、商業工業需要に合わせて発行されます。そうすれば、商品を生産者から簡単に消費者に渡せるのです。

この方法自分たちの紙幣を作り、その購買力保証すれば、我々の政府は誰にも利息を払う必要などないのです」

この新しい紙幣誕生流通は、必然的にアメリカ植民地イングランド銀行管理から離脱することを意味していた。

激怒したイギリス銀行家たちはすぐさま対策を講じた。

彼らが牛耳っている英国議会1764年に「通貨法」を決議し、アメリカ植民地の各州が独自の紙幣を発行することを禁じ、

イギリス政府への納税には、すべて金と銀を用いるように植民地州政府強要していた。




228 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 00:11:00 ID:Zvx2kqmU Be:

わずか1年の間に、植民地の状況は様変わりした。反映の時代は終わり、

経済はひどく衰退し、町中に失業者が満ちあふれるようになった」

イングランド植民地紙幣発行権を剥奪しなければ、

植民地の人々は一定額未満の少額の納税はお茶やその他の産品で行っていられたのだが。

通貨法は失業と不満を人々にもたらした。自分たちで紙幣が発行できなければ、

植民地英国国王ジョージ3世と国際銀行家の支配から抜け出す方法永遠に封じられる。

これが、アメリカ独立戦争引き起こした最大の原因なのである




229 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 00:14:28 ID:Zvx2kqmU Be:

アメリカ建国の立役者たちは、イングランド銀行英国政治管理していることや人民の不公平を生んでいることを

明確に認識していた。33歳という若さアメリカ独立宣言」を起草し、

歴史に名を残した第3代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンは次のような警世の一文を残した。

「私有銀行アメリカ合衆国通貨の発行権を握ったならば、彼らはまずインフレを作りだし、

それから一変してデフレにすることで、国民財産を奪うだろう。ある朝、子供たちは目を覚ますと、

自分たちの家やかつて父親たちが開拓してやっと手に入れた土地がなくなってしまったことを思い知るのだ。」





231 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 00:17:09 ID:Zvx2kqmU Be:

それから200年が経った現在ジェファーソンが残したこの言葉をふたたびめにすると、

彼の予見が正しかったことに驚きを禁じえない。

今、アメリカの私有銀行は、国家通貨流通量の97%を発行し、

アメリカ国民銀行に44兆ドルという天文学的数字借金をしている。

彼らは、ある朝起きると、家と財産を失っていることを知るかもしれない。1929年と同じように。

アメリカの偉大なる先駆者たちは、英知をもって熟慮し、歴史未来を見すえた深い思考の結果、

合衆国憲法第1章第8条に、こう定めた。

議会は通過を製造する権利通貨価値を設定する権利を有する」




































中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

中央銀行・発行権】黒幕銀行家2【信用創造

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1353851390/l50

2013-03-09

アサシンクリード3 アメリカ独立戦争 「通貨法」


227 ソーゾー君 [] 2013/03/09(土) 00:08:52 ID:Zvx2kqmU Be:


1763年ベンジャミン・フランクリンイギリス訪問した折、イングランド銀行頭取から新大陸植民地が繁栄している理由を聞かれ、

彼はこう答えた。「その理由は簡単です。植民地では、我々は自分たちの貨幣、いわゆる“殖民券”と呼ばれている紙幣を発行しています

それは、商業工業需要に合わせて発行されます。そうすれば、商品を生産者から簡単に消費者に渡せるのです。

この方法自分たちの紙幣を作り、その購買力保証すれば、我々の政府は誰にも利息を払う必要などないのです」

この新しい紙幣誕生流通は、必然的にアメリカ植民地イングランド銀行管理から離脱することを意味していた。

激怒したイギリス銀行家たちはすぐさま対策を講じた。

彼らが牛耳っている英国議会は1764年に「通貨法」を決議し、アメリカ植民地の各州が独自の紙幣を発行することを禁じ、

イギリス政府への納税には、すべて金と銀を用いるように植民地州政府強要していた。











































中央銀行・発行権】黒幕銀行家37【信用創造

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1343051395/

中央銀行・発行権】黒幕銀行家2【信用創造

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/10043/1353851390/l50

2013-02-24

id:maeda_a氏へのお答え

ぶこめにコメントいただき、ぶこめで返せる分量でないので、増田借ります。もとのブコメは次の通りで、

id:BUNTEN氏の通りリフレ政策は期待が肝だが、サージェントの通りハイパーインフレも期待が肝。財政マネタイズを否定しない者も多いリフレ派がハイパーインフレは絶対起こらないとはダブスタの極みで嗤うしかない。

いただいたコメントは次の通り。

id:torrysGalley ハイパーインフレ心配しといてインフレ目標の導入に反対するのはまさにダブスタhttp://www31.atwiki.jp/anti_deflation/pages/1.html#Q23

お答えは次の通りです。

  1. リフレ派」を批判しているかリフレ政策に反対だと認識するのは、あまりに党派的な判断じゃありませんかねぇ。ルターイスラム教徒ユダヤ教徒だったかローマ教皇を批判したんですか? インフレ目標の導入その他のリフレ政策自身には大筋で賛成なので、ダブスタとのご指摘は当たりません。過去のぶこめにしても、「リフレ派」批判はいっぱいしてるけど、リフレ政策自身に反対だあなんて書いたものはありませんぜ。
  2. で、「リフレ派」の多くの人びとはインタゲ設定すりゃインフレ昂進は杞憂だと、お示しのfaqに好例の通り言うわけですが、じゃあキング総裁BOEQEに当たり、財政マネタイズじゃないかと問われてなぜあれほど強く否定したのか。インタゲ設定してりゃ財政マネタイズ懸念は払拭できる、と安心できるとは限らないからでしょう。インタゲ設定してたところで、財政マネタイズ期待が広がってしまったらインフレ率はギャロップするおそれがあるから、その芽は早めに摘まなきゃいけない。(当時はインタゲは設定してなかった)バーナンキ議長FRBだってQEの時には同じように財政マネタイズ性をきっちり否定してたけど、まあ同じことでしょう。
  3. まして日銀は、嫌がっていたリフレ政策を政治的圧力により受け入れさせられたわけで、インタゲ上限に達するからといって引き締めようとした場合、同じような政治的圧力により引き締めを妨げられるのではないかとの期待が醸成される蓋然性は、BOEFRBよりも高いと言わざるを得ません。インタゲ設定さえしておけば引き締められると楽観視する「リフレ派」は、自らの立場に沿った政治的圧力が逆向きに働いたらどうなるか、想像力が足りないんじゃないかと。
  4. というわけで、個人的評価軸としては、リフレ政策の肝が期待だからこそ、それがギャロピングインフレにつながるんじゃないか心配する声が有るなら、財政マネタイズ(の期待の醸成)に繋がらないような取り組みが必要だ、というのがあるべき議論です。「リフレ派」は、究極的には財政マネタイズすりゃインフレになるよ(程度はともかく)という「バーナンキ背理法」を持ちだしたり、東日本大震災からの復旧・復興財源として国債日銀引受提唱していたりしたんだからインタゲ設定しとき大丈夫なんて無責任な議論をして欲しくないなぁ。まして、素朴な貨幣数量説が如く、今だって国債日銀引受(乗換)はあるんだから多少は増やしたって大丈夫といっていた人々(たとえば高橋洋一センセ)には、期待なんて語ってほしくありませんな。

2013-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20130211020206

戦国時代や、その前の室町時代でも、輸入した宋銭を基準にしていたとはいえ、ある程度は貨幣経済が浸透していたのに、なぜ江戸時代は米が貨幣の代わりとして用いられたのかについては、未だに諸説あって不明なところがある。

http://anond.hatelabo.jp/20130211020206

じゃんじゃん働いてる奴らにお前以外からうから良いよと言ったらどうなるでしょー

実際には貨幣があればそうなるしなければ流通が滞る

2013-02-02

ゼロ金利下における金融政策効果に対する評価

村上尚己─池田信夫論争にあるWoodfordの主張について / ニュース社会科学的な裏側

http://www.anlyznews.com/2013/02/woodford.html

を読んでいて、こういう表にしてまとめてくれたら分かりやすいのになと思った。

あくまでゼロ金利下で金利政策という手段が使えない場合かつ、緩和方向の政策に限ったときの評価です。

池田信夫高橋 洋一村上尚己浜田宏一岩本康志齊藤BernankeKrugmanWoodford
ゼロ金利期間の指定(目標政策と絡めない時間軸)××
目標政策(インタゲからNGDPLTまで)の導入・引き上げ××× or △
貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入××××××
貨幣代替物(5年より長い残存の国債株式ETFMBSなど)の購入× or △

・・・効果あり

・・・効果はあるが非常に小さい、もしくは効果はあるが副作用の方が大きく望ましくない

×・・・効果なし

注)バランスシートの規模を通じたアナウンス効果貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入の項目に含まれるとした。

異論があればトラバでどうぞ。訂正した評価と参照すべきものを教えて下さい。

他につけくわえたい人がいる場合も同様に。

P.S.1

http://anond.hatelabo.jp/20130202195230

各種の目標政策は、時間効果中央銀行ガバナンス手段の二つの目的で語られているので、分けた方が宜しいかと思います

岩本康志氏は、インフレ目標の導入を提言していますね。

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/37778074.html

岩本氏の当該部分は、デフレ脱却をめぐるごたごたを終結させるための提言という特殊な状況におけるものであること、

またより直接的には

http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html

・「ターゲットを1~3%に」現時点で必要なし。現在ターゲットから外れているので,ターゲットの変更がインフレ期待に織り込まれる効果は期待できない。現在ターゲット(0~2%)に入ったところで,CPI上方バイアス等のターゲットを決定する要因をあらためて見直す。

と述べられていますので、目標政策をただ引き上げることの効果には否定的であると判断します。

なお、中央銀行ガバナンスというのも「信憑性のない口約束」に縛りをかけることで時間効果を高めるものであるため、分ける必要はないと考えます

P.S.2

http://twitter.com/night_in_tunisi/status/297643475992735744

ミスリーディングな部分も。たとえばクルーグマンゼロ金利の期間を指定してるんじゃなくて、4%インフレの期間を指定してる。全然違う。

ここは確かに悩んだ部分でして、

http://www.nytimes.com/2011/08/26/opinion/bernankes-perry-problem.html?_r=0

などを読むと、目標政策と絡めない、ただ期限を示すだけの時間軸政策にも賛成であると判断できるものがありましたので○としました。

ただ、確かに目標政策と絡めないものよりは、目標を定めての時間効果の方が効果であると考えているであろうこと、

また最近金融政策におけるKrugmanのスタンスは、完全にWoodfordに賛同、と思われる発言もあるため、Woodfordと同じく△へと変更します。

たとえばクルーグマン・・・と述べられているということは他にもミスリーディングと思われる部分があるということと思いますので、指摘して頂けると幸いです。

2013-01-16

電子マネー2題

リアルマネーNGラーメン屋

 別にラーメン屋以外でもいいのだが。

 食券制のラーメン屋って、結構多いと思うが、

 入金した現金管理が、店側は結構面倒だ。

 高額紙幣で来店する客もいるから、千円札とか小銭とかも一定量用意しなければいけないし、

 両替ボリュームが多ければ、両替手数料を要求されるケースもある。

 店が終わったら、自販機内の紙幣貨幣カウントしなきゃいけないし、

 毎日なのか2日に1日かは知らないが、銀行に売上を入金しなきゃいけない。

 また、強盗団の襲撃リスクゼロじゃないし、店員による売上ネコババ心配もある。

 こういう「ラーメン作りに直接関係ない事柄」に、ラーメンバカ(褒め言葉)の労力を

 煩わせるべきじゃない。

 そこで、リアルマネーNGラーメン屋ですよ。

 電子マネーの支払いだけ認め、現金払いNGラーメン屋

 一応、SUICA、エディ、ナナコ、ワオン、iDの各種類に対応するようにする。

 それでも「現金は持ち合わせてないが、俺はラーメン食べたいんだ」というワガママ客が来た時には、

 「隣の隣にあるセブンイレブンに行ってください」と案内する。

 そのセブンイレブンでは、ナナコで以てラーメン屋の食券を買えるようにしておく。

 電子マネー世界一発達し、また、コンビニ世界一発達している日本なら、

 リアルマネーNG店舗は、実現できる気がする。

 そして、こういう店舗が徐々に広がっていけば、日本世界最初

 「オール電子マネー国家」に脱皮することができる。

 でも、こういう店舗って、財務省的には「日本銀行券の法定通用力の否定」だから

 面白くないだろうなあ。

 なんらかの法律を見つけ出して、

 「日本銀行券での支払いを認めない店舗違法」と指導しそうだ。

 あるいは、税務署がその店を徹底的にマークして、脱税容疑でしょっぴいたりして。

 

自販機電子マネーを、セットでアジアに普及させよ

 日本自販機が、アジア各国に進出しているらしい。

 「アジア各国では、自販機は街中に置けない(壊されて現金を持ち去られる)」

 とされてきたが、やはり便利なので、或いはアジア人件費が上がっているので、

 徐々に普及してきている、ということだろう。

 しかし、それでも現金持ち去られのリスクで、普及スピードが遅いのかもしれない。

 そこで、自販機電子マネーのセットですよ。

 電子マネー規格をアジアに移出して、それとセットで自販機も普及させる。

 インターネット世界アメリカ世界標準を取られちゃいましたが、

 こういう電子決済の世界では、日本世界標準を取れるチャンスがまだ残ってる。

 自販機の普及とセットで、1粒で2度オイシイ

 バングラ通貨鋳造を受注して、造幣局が喜んでいる場合じゃない。

 そんなローテクの移出じゃなく、ハイテクの移出こそ、日本の生きる道です。

2012-12-14

http://anond.hatelabo.jp/20121214162258

で、なんで、インフレにしたいのかがわからない。

デフレ放置していると経済全体の姿がゆがんでいく。

持てる者は持ったままで、経済縮小の影響が弱者に集中するということがおこりやす貧富の差が広がりやすい。

分かりやすい例で言うと、賃金の下方硬直性というものがある。

物価が下がり、結果として企業の売上が下がっても、正社員の月例給はそれに連動して柔軟に下げると言うことはあまりできない。

そうすると、派遣パートのような、より立場の弱い人にしわ寄せが行くことになりやすい。一方的な時給値下げ、あるいは派遣切りのような形で。

逆に弱者立場改善するのは、全体のパイが大きくなっていく局面のほうがやりやすい。

既に持っている人の持っているものを減らすことなく、弱者の取り分を増やすことができるので、既得権者の抵抗を受けにくくなる。

ある企業派遣待遇改善をやろうというとき、その企業の売り上げが上がったときと下がったときと、相対的にどちらがやりやすいか自明だろう。


また、デフレ下では投資意欲が減退する。

現金の実質金利が高いので、資金がリスクのある投資にまわされにくい(わざわざリスクとらなくても、貨幣価値が上がっていくので)

そうすると新技術が開発されたり新事業が立ち上がったりということが相対的に起きにくくなる。

今ある仕事はそのままあるけど新しい仕事は増えない、といった状況になり、新しく仕事を得ようとする人に不利な社会状況になりやすい。

端的には新卒就職などは厳しくなり、このことは長期的には少子高齢化にも悪影響(若者キャリア形成できず、生涯賃金が低く抑えられ、結婚・子作りの障害となる)


また、実質金利が高くなるので円が買われやすく、円高の誘因となる。

材料資源を安く輸入できるというメリットが言われることもあるが、加工貿易で食べている日本場合

最終製品競争力を失うデメリットは大きい。

また、円高は製造業工場などを海外移転するインセンティブとなるので、国内雇用が失われ、経済沈滞・社会保障費増大といったデメリットももたらす。


インフレにすればこれらが即解決するわけではないが、デフレ放置するのは上に書いたような問題を放置することになる。


物がよく売れているかインフレになるということは理解できるけど、インフレからものが売れるというのは理解できない。

賃金上昇・失業率低下すれば、消費が拡大するということ。

企業業績が上がってボーナス増えれば、欲しかったけど我慢してたモノを買う人が出るだろうし

失業中だった人が職を得たら、概ね失業時代よりは消費するに違いない。

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