はてなキーワード: 白人男性とは
35歳くらいの、小太りで、色白で、度の強い眼鏡をかけていて、どこか目の焦点が合っていなくて
髪の毛はボサボサのカサカサの加工も露出調整もできていない生写真が、マッチングアプリに現れた。
プロフィールには、「障害持ちです。そんな私を受け入れてくれるような優しい白人男性は私に話しかけてください」と。
マッチングアプリで女を眺めていると、とやかく注文の多いムカつく女は多いが
この人を見た時は、なんだかムカつくとか通り越して、哀れだなと思ってしまった。
誰も自分を見てくれない、愛してくれない、そんな事を言う男性は昨今多い。だが恐らくそんな事を言う男性の一人として、
そのマッチングアプリの女に愛を求めたりしないだろう。
生物学的には女だが、女として社会に扱われない存在。世間には無視されているが、やっぱりこういう存在は居るんだ、と思った。
女というのは恵まれていると思う。少なくとも世間に守られるし、そこら辺の男にはすぐ手が届く。
だからこそ、残りの2割、そしてその二割の中のまた2割は、徹底的に社会から排除されて、女からも男からも嫌われて一生を送る。
この文章では、人種差別に関する実体験を綴る。もしあなたがこのような話題にトラウマがある場合、無理に読み進める必要はない。
私は20代の日本人女性である。先日ヨーロッパのとある国の大学院を卒業し、就職活動を行った。
ヨーロッパには、日本のような新卒一括採用システムは存在しない。企業が出している求人広告に応募→書類審査通過の場合のみ企業から直接連絡が来る→面接→採用、というのが基本的な流れである(大学のキャリアセンターを通す場合や特殊な業界の場合は異なるパターンもある)。
私は大手就職情報サイトである求人広告を発見した。その求人は私の大学での専攻と非常に親和性が高い内容だった。具体的な仕事内容については言及を控えるが、小さなスタートアップが私の住む都市で事業を展開することになり、プロジェクトをサポートするスタッフを募集する、という感じ。検索すると普通に会社のホームページも出てきたし、活動記録やネット記事、代表のLinkedInなどもヒットした。私は迷わずに応募した。応募は、その就活サイトを通じて行った。
すると、しばらくしてそのスタートアップの代表本人から連絡があり、面接審査に進めることが決定した。大学卒業後なかなか仕事が決まらなかった私は、このチャンスに少なからず期待していた。
面接が行われたのは中心部にあるシェアオフィスの一角だった。面接は代表自らが行っており、オフィスにいたのは彼だけだった(同じ部屋にもう一軒別のオフィスが入っていて誰かが仕事をしていたが、ドアで仕切られた向こうにいたので話してはいない)。代表の話によれば、この街に越してきたのは先週で、まだスタッフも全く揃えていない状態だという。実際に部屋の中は殺風景で、最低限のデスクやPC、ソファがあるのみだった。代表は40代半ばくらいの白人男性で、ネルシャツにカーディガンを羽織っていた。話し方も落ち着いており、ふつうの人に見えた。
面接は至って普通に始まった。代表は今回のプロジェクトの内容を私に説明し、大学院での専攻内容やこれまでの職歴について質問してきた。しかし、話し始めて30分ほど経った頃、とても腹の立つ出来事があった。彼が、アジア人を侮蔑するジェスチャーをしてきたのだ。少しでも海外経験がある人なら、どんなジェスチャーかピンと来るだろう。両手で目を細めて吊りあげる、あれだ。
アジアについて話し出したとき、彼は無意識のようにそのジェスチャーを行った。話の文脈からいうと私を個人攻撃するつもりではないように見えたが、少なくとも非常に不愉快だ。若い人などがギャグのようにこのジェスチャーを行うことはあるが、まともな常識を持った人ならこんな仕草はしない。このジェスチャーを行った時点で、それは教養ない差別主義者の証拠である。私はその場で危険な雰囲気を察知し、「あとで連絡します」などと適当に話を濁して面接を切り上げてその場を立ち去った。悲しい気持ちでいっぱいだった。
面接終了から1時間後くらいに、代表から再びワッツアップ(ヨーロッパのLINEみたいなテキストアプリ)で連絡があった。「あなたの専門分野に近い領域で仕事をしている知人もいますのでよければ紹介します」といった内容だった。私は、当たり障りのない返事をした。すると彼は、続けざまに日本についての話を始めた。「最近新聞で見たんだけど、日本って・・・」というような感じだ。3、4通に渡って日本経済に対する持論を展開したあと、彼は突然こんなテキストを送ってきた。
ものすごく腹が立った。日本人の私を面接に呼んでおいてこのような態度とは、何だろう?バカにされていると感じ、すぐにこのような返事をした。「私はあなたが想像するとおり、典型的な日本の若者です。残念ながら私があなたのプロジェクトに参加することはありません」
すると、彼の態度は文字通り豹変した。続けざまに、彼からはこんなテキストが送られてきた。
「あなたは面接中とても大人しそうに見えたけど、本性を隠していたんですね」「僕の優しさを攻撃性の欠如だと勘違いしないでください」「私の知人は、日本人は〇〇人に対して最も差別的な民族だと言っていました」「あなたは差別主義者のようですね」「僕はあなたと話して、自分の白人としての誇りが傷つけられたと感じました」
はっきり言って、この男が私に何を言っているのか全く理解できなかった。私は白人に対する差別発言はもちろん、如何なる人種に対しても何の言及も行っていない。ただ面接に行って仕事の話をしただけだ。しかし彼の逆上は止まらず、さらにこんなテキストが送られてきた。
「あなたは最低です」「あなたを差別主義者として警察に訴えます」「僕は差別犯罪を通報するアプリを持っているから、今すぐあなたを通報できる」「あなたをfuckする」
相手は話が通じる状態ではない。私は気が動転する中、彼にひとことだけ「why」と送信した。すると、それに対する相手からの返信は恐ろしい内容だった。
「僕は〇〇(とあるアジア系企業)が大嫌いなんだ」「〇〇人(その企業が本社を置くアジアのとある国)は大嫌い」「〇〇人は、腐った魚ペーストの臭いがする」
背筋が凍った。彼は気が狂っている。まともな人間ではない。明らかに私およびアジア人に対する激しい差別的感情があり、テキストを通じて私を脅迫・攻撃している。このテキストを受け取ったのは彼のオフィスから程近いカフェだったのだが、私はすぐに窓の外を見渡し、奥の座席へ逃げた。まるであの男が窓の外に立ってこちらを見ているような気がしたのだ。
気が動転していた。何より恐ろしかったのは、この男が私のCVを手にしているという点だ。CVとは欧米で就活時に使う履歴書のようなものなのだが、そこには私の名前、メールアドレス、電話番号、住所などさまざまな個人情報が書いてある。もしこの男が本当に私を犯すつもりだったらどうしよう?家までつけて来たら?待ち伏せされたら?
私が真っ先に思いついたのは、警察への通報だった。ヨーロッパでは、この手の脅迫や暴力はヘイトクライムと呼ばれる。もちろん立派な犯罪だ。震える手で警察に電話をしたら、男性警官が出た。詳しい会話は割愛するが、緊急性のない事件だと判断され、「明後日あなたの家に伺ってお話を聞きます」と約束した。
警察への通報後、私は卒業した大学の緊急サービスに連絡をした。健康相談やメンタルケアについて、24時間通話可能な窓口である。とにかく帰り道が不安だったのと精神的に動揺していたので、その旨を早口で話しまくった。窓口の担当者は警察への相談を勧めてくれ、最短で家に着くルートの検索なども手伝ってくれた。幸い私には同居人がいたので、彼女に最寄りのバス停まで迎えに来てもらった。その日はまともな食事も喉を通らず、夜も全く眠れなかった。
警察が来たのは週末だった。男性2人、女性1人が私の部屋まで来てくれた。私はワッツアップの履歴を見せながらことの経緯を説明した。彼らは真剣に話を聞いてメモをとり、証拠としてテキストのスクリーンショットを撮った。また、彼の名前や会社名などを控え、レポートを作成して記録を残した。警察の指示によって私は彼の電話番号、メールアドレス、SNSなどすべてを着信拒否した。また、警察は彼が求人広告を掲載していたサイトに連絡し、広告を削除した。彼の脅迫はとても卑怯だが、これは単に若いアジア人女性を傷つけたいがための悪戯な犯行であり、実際に家まで追ってあなたを襲う確率は非常に低い、というのが警察の見解だった。身の安全を保持するため、私が彼の犯行を警察に通報したということは決して外部に漏らさないことを約束してくれた。彼からその後連絡が来ることはなかったが、私は1か月以内に全く別の場所へ引っ越した。
私は、まさか自分がこのようなヘイトクライムの被害者になるとは想像もしていなかった。しかも就職の面接官、大手サイトで見つけた求人でこんなことが起きるなんて。まるで50年代のような差別的言動、30通を超える言いがかりのメッセージ、レイプを連想させる脅迫。精神的なダメージは計り知れず、しばらく携帯を見るのも怖かったし、SNSなどにこの事件について投稿することもなかった。
普段の私は、とても明るく元気な性格だ。友達もいるし家族との関係も良く、自己肯定感も高いと思う。私の周囲の人も口を揃えてこれに同意するだろう。しかしそんな私でさえ、この事件当時は性格が変わった。「こんな暴言を吐かれるなんて、私が悪いのかも・・・」そんな考えが頭をよぎったのだ。冷静になってみれば、私には何の落ち度もない。ただ求人に応募し、面接に行ったら、面接官の頭がおかしかったという話だ。しかし、アジア人であるという変えようのない事実を理由に差別されたことで、私の誇りはひどく傷つけられた。この男が狂ってるんだ、そう頭では理解していても、感情はしばらくグチャグチャだった。生まれて初めて、ベッドの上で「死のうかな」なんて想像した。本当に、人生の中で最も傷ついた出来事だった。
ひとつめは、「人種差別は犯罪である」ということ。とくに日本人は、この辺の意識が薄い気がする。これは私たちが他者を差別してはいけないということだけではなく、「自分が他者から差別されたときに怒っていい」ということである。私は迷わず警察に通報した。「これぐらいのことで・・・」なんて迷う必要はない。警察はきちんと調書をとり、クリミナルレコードを作ってくれる。とくにヨーロッパでは、この手の犯罪に対し警察は動いてくれる。すぐに逮捕には至らないまでも、記録が残るだけで全く状況は変わる。何より、私は精神的な安心を得ることができた。
今回のケースの場合、面接でジェスチャーをされた時点で彼にもっとはっきり否定的な態度を取るべきだったという見方もあるだろう。しかし、相手のテリトリーであるオフィス内、しかも体格差のある男性が相手だったため、感情的な反応はリスクが高すぎる。脅迫メッセージなども慌てて消してはいけない。あとから、証拠として提出できるからだ。とにかく、自力で解決しようとせず、警察を頼ってほしい。
警察に通報するのが最もおすすめだが、どうしても勇気が出ない場合は大学のホットラインなどでもいい。とにかくSOSを出し、怒り、差別主義者たちにNOを突きつけること。
ふたつめは、自分を責めないこと。差別犯罪に巻き込まれたとき、精神的な負担はあなたが思うよりずっと大きい。自分の国籍、性別、セクシュアリティ、容姿など、自分で選ぶことのできない部分を攻撃することはとても卑怯だ。激しい悪意を向けられた時、人間の心は深く傷つき、自分を愛することができなくなる。私は警察と話している時、メッセージの内容を反芻して頭が混乱し、支離滅裂な言葉で説明をした。あまりに動転していたので、私は思わず警察官に「ごめんなさい、この国の言葉が上手くないから、私の言葉がわからないですよね」と謝った。すると警察官は、「何を言っているんだ。あなたの語学力はとても素晴らしい。何の問題もなく聞けています。私たちは、あなたがどんな被害にあったか理解できているんだから、あなたは大丈夫」と返してくれた。この言葉を聞いて、それまで一滴も流さなかった涙が堰を切ったように溢れた。
悪いのは差別主義者だ。そのことを決して忘れないでほしい。あなたは悪くない。あなたは美しい。他人に何を言われても、何をされても、あなたの心も身体もあなただけのものだ。
私は現在、とても元気に暮らしている。新しい職場にも恵まれた。正直なところ、今も時々あの男の顔を思い出すことはある。しかし、新しい年の訪れとともに、前向きな気持ちで歩き出したい。
貴族や上級国民に対抗して一般人の権利を保障する面では労働党の意義はあった
ただ、政党として支持を集める一番の秘訣は労働者という層が国民のかなりの割合を占めていたこともあるのだろう
マイノリティにも権利をよこせ!お金をよこせ!の方針になった場合、労働者階級の白人男性も既得権益持ちだ!お前らも上級国民の仲間だと自覚しろ!
こうなるとマイノリティの支持だけで乗り切らなくてはならなくなり、数で決める選挙制度自体がネックになってしまう
ましてや動物達は投票権を持たないので、動物の権利に力を入れれば入れるほどジリ貧となる
献血ポスターなんてどうでもいいものばかり炎上してるのを見るに、二次元文化というのはさぞ清廉潔白な文化で、よっぽど叩くところがないんだろう(白目)
いやいや、二次元文化の内部だって女性差別はひどいですよ。そりゃ女性差別は世界中の普遍的な問題なのだから、二次元文化だって例外ではないことは日々実感してますよ。
でも「オタクの基準」っていうのは別に「高い・低い」って話じゃないんだよな。ある点では他の人々より鈍感に見えても、別の点では他の人々よりも敏感に見えることもある。(あくまで「見える」だけ。)どっちが優秀とかじゃなく、ただ前提が違う。
人と人がコミュニケーションする時には、目の前の人間に失礼なことを言えば「目の前の人間に失礼」なだけであって、「産んだ親に失礼」とか「恋人に失礼」なんて今時言わないだろう。(昔は言っただろうが。)一方、二次元というものは「目の前の対象は人間ではないが、それを産んだ人間や好む人間がいる」という前提に立つ。だから二次元文化の内部では「それを書いた人、描いた人、演じた人、好む人に失礼だろう」という批判が普通に飛び交う。そりゃ「人間のいる位置に敬意を払う」のは当たり前だ。
まずはそういう「違い」を理解してもらわなきゃ、どんな批判も空虚なものでしかない。喩えれば、黒人男性の文化にどれだけ女性蔑視を見出せたとして、またあなた方がどれだけ白人男性の文化を批判していたとして、前提がどうあれ「黒人の文化を根本的に理解してない」ならそれは黒人差別なんだよな。「あなた方の基準で断罪すること」というのはそういうこと。
モーリー・ロバートソンがスッキリで、宇崎ちゃんは遊びたいのことを言っていたが、色々と酷かったので書いておく。
モーリーは、このポスターの件では、欧米ではmetoo以降はハッキリとして線引きができているのに、日本は遅れているという
手塚治虫のエロは浮世絵にも通じるから許容できるだと。ズッコケそうになった。
白人男性が日本人女性に抱いてきたオリエンタリズムのセックスイメージに通じることを言ってたわけ。
モーリーは白人の男で自分が白人特権があることくらい分かってるよね?
その白人の男が、日本のこのエロスは浮世絵に通じるものがあると勝手に断定して、日本のエロを定義する暴力に気付いているのか。
それに、欧米では、西洋では、こんなものはありえないとか、エロゲーなら許されないとか、タブレット雑誌の女性の写真なら犯罪になるかもとか言ってたな。
まず、エロで言うなら、欧米ではモザイクなんかないが、日本にはあって、そのまま無修正なら犯罪になるんじゃないの?
まず、これをどう思うかだ。
それに、欧米のエロではこんなポスターではなく、実際の強姦殺人動画のスナッフムービーが出回ってきたのをどう思ってるのか?
ゲームの性描写には厳しいけど、そちらでは、殺しまくって血が飛びまくってる戦場ゲームやゾンビゲームばかり人気なのはどう思うわけ?
モーリーが言ってることは、白人の男が有色人種の文化を遅れていると断定しながら、
日本人の妻を現地妻にしてきたお雇い外国人に通じるものがあって、気持ちが悪くなった。
浮世絵のエロに通じると思うからそれは許してやるというオリエンタリズムセックスイメージの白人男なんだね。
モーリーもやっぱりそうか。
槙野さやかさんの『ジョーカー』評が滅茶苦茶舐められること含め、女、マイノリティにとってはありがちヌルめの困難が白人男にとっては虐殺に正当化を与える理由は?の元評 フェミを感じ取り(そこは正解)侮られたと感じ限界汚言のジョーカー化するこの増田2019/10/22 07:48
なめられることはヌルめの困難ではない。どうもこの"マイノリティ"っていうのに男は入らないのかもしれないけれど、同性愛者で発達障害なので書いておく。
なめられるということは、コミュニティに入れないということ。入っても不当に扱われるということ。これが小さなグループへの所属によるものなら影響は比較的すくない。阪神ファンが巨人ファンになめられたって全然問題ない。阪神ファンでなめられたって何とかなる。でもさ、これが同性愛者だとか、発達障害(要するにグズ)とかになると変わるわけ。そこまでいくと、もうそこら中に同性愛者だとかグズをなめてる連中がいるわけで、なにかと「ぶつかるか」or「黙って我慢するか」みたいな状況が発生するわけよ。もちろん我慢するんだけどさ。で、どちらを選ぶにしろ居づらくなるわけ。そうなるとさ、ちょっと心が弱ってたりするときにその居づらい場所から抜け出してしまうんだよね。それが、友達グループとかならいいわけよ。でも、それだけじゃないじゃん。家族だったり会社だったり国家だったり社会だったりするわけ。これってヌルいのか?
さらに、なめてるやつが偉い奴だとよりひどいわけ、女だからどうせ辞めるだろうとか、同性愛は生産的でないから税金をよこさないとか。そんなもんわかんねえじゃん。でも所属とかで決めちゃうわけだ。あるいは国家間なら、戦争の火種になるわけ。電柱がどうのこうのとか、石油のルートがどうのこうのとかさ。それってヌルいことか?
別に男性だからなめられないなんてことは無いわけよ。ホームレスだってなめられて台風の中低体温でしにそうだったでしょ?こん棒もってるでかい赤鬼が避難しにきたらどんなに臭くてもなかに入れるじゃん。「体臭気にしろよ俺らのことなめてんのか」とか思いながら我慢するわけじゃん。生死にもかかわることをヌルいと言ってしまうのが全く分からない。
じゃあなめられないのはいったい誰だ?っていうと、そんなやつは誰もいない。こん棒もってるでかい赤鬼だって、いざ結婚ってときに相手の両親に嫌われるかもしれない。だってこん棒もってるし。このゲームには勝者がいない。いるとすれば、そんなことどうでもいいって言えて、ちゃんと生活できるやつ。金持ちとか、自給自足の生活者とか、一時的な意味で引きこもりとか。
なんでこんなことになってるかっていうと、それ以外でコミュニケーションをとることができないから。相手が「こういう人だろう」と推測して「こうすれば伝わるだろう」と行動すればどうやたって起こる。
だからこそ、なめられることはヌルめの困難じゃない矮小化すべきことじゃない。
ついでに言えば、映画の彼は障碍者じゃないか。白人で男性っていうのは障碍をも上書きするのか?それともこのブコメの書き手が「白人男性」に対して抽象的なイメージしかもっていないのか?
「ほんとうはもっと与えられるべきだった」と無根拠に思いこむ人間の恐ろしさ 映画『ジョーカー』
https://note.mu/kasa_sora/n/n8554d186e08e
わいは最初の「なんやこのレビュー、この考え方が無敵の人を生んだんだよ!」と思い怒りを感じたわけなんだけども、そんな文句を書いてからふと冷静になって考える。
ワイは男やけども、男である時点で女性から見たら既に与えられて生きてきた、と感じる。女性が優遇されてる云々火が付きそうな話だけど相対的に見て社会は未だに男に都合よく出来上がっている。インターネットでいくら「いやそんなことはない 男性だって苦しいし女性も結構平等になってきてる」
なんて言っても実際世の中は未だに出産しただけで会社の立場は弱くなり出世も昇給もなくなるしそのくせ性的搾取に晒されやすい。そんなの企業がクソなだけ、とは言えるかもしれんしわいもそう思うが、そうは言えど現実の今の社会はそうだよね。明らかな男性優位社会。結局女性ってのは生まれた瞬間から社会的立場を考えると性的に搾取され(やすく) 社会的ポジションも男性に比べ確保しにくい。あれだけ女性の活躍がーと言ってる政治家に女性はほぼおらず。女性のピル使用についての熱い論議をスーツ着たオヤジどもが会議で決め…
結婚してから彼女と話すことで逐一男性が当たり前に優位になれる仕組みが敷かれてるなぁと感じる。女性が男性と同じくらいの成功(富を得る・社会的名声を掴むという基準で)するなら男性よりも色々な部分を頑張らないとならない。
性的搾取に関しても思うことがある。例えばワイら男性の多くは(全員とは言わない)電車で突然誰かにケツや胸を揉まれるなど性的な搾取をされる危険性を感じながら乗車することは無いだろう。どちらかというと社会的にほぼ死ぬのが確定する冤罪を恐れる方を意識すると思う。一方で女性は毎回乗車のたびに性的な搾取をされるストレスを感じている。気付いてないふりして肘を乳に当てられた、不用意に密着された、など。じゃあ痴漢だと叫べばいいかというわけじゃない。彼女は「ムカつくけど時々あること」と言う。
わいらはたかが公共機関使うたびに、そんなストレスを感じない。そんなこと「時々」すら無い。夜道だって堂々と歩き、飲み歩いたりもする。搾取される心配を感じないから。だけど女性は搾取されて当たり前で、普遍的だ。それでも"今"は少しづつ変わろうとしてきてる。でも"今"ようやく変わってきてるだけで、今成人して働いてる人たちはやはり昔搾取されて育ってきた。
もちろんわいら男性だって女性に比べて恵まれていない箇所は多くあるし、ここを議論し続けるとキリがないし別にジェンダーの話を本格的にしたいわけじゃないんだ。
件のジョーカーレビューは女性が書いてるわけだ。わいは女性ってめっちゃ「男に比べて」ある視点からは与えられずに生きてきてるなと彼女からの日常の感想を聞いて思ってる。だからわいら男が「アーサーよりも不幸な人がいる」って言うのと女性が「アーサーよりも不幸な人がいる」というのは言葉の本質が違うと思うんだな、と感じる。(アーサーの境遇が当たり前であることがおかしいってのはもちろんあるんだけど)
なんというか、難しいんだが、ジョーカー以上に生まれた瞬間当たり前の権利すら与えられなかった人たちがかなりの多数居て、その人達が、「生まれた瞬間権利をあたえられた(白人)男性」に向かって「普遍的じゃね?」「無根拠に与えられるべきって思ってない?」って言う言葉って、意味合いがまた違うと思うのだ。彼らも無根拠に与えられてこなかったわけで。実際この映画に配置されてる黒人も、どこか無敵の人、わいらのヒーロージョーカーの誕生を、もっと冷静な第三者の目でじっと見つめているような感じがした。(でもアーサーはそんな視線を浴びながらも、男性の中で全然恵まれない場所にいるんだから本当に苦しい立場だよね…)
そう考えると、わいは件の日記がまた違った風に見えた。そもそも件のお方の普段の日記からして女性からみた男性の諸々を語っており興味深かった。ジョーカーの感想だけ切り取った件の日記に管を巻くのも違うのかな…とも、ふと思った。男としての人生を生きてきてしまったわいは、せめて色々な立場の色々な意見をもっと傾聴したいなぁと思ったよ。
そしてその上ではじめから与えられてきた人たちが「自己責任」と言うのも、与えられない環境で努力してきた人たちが「自己責任」と言うのも、なんか違う気がするんだよ。そこはそもそも戦場じゃない気がするんだよ。恵まれないこと前提なのがありふれて、誰かよりも不幸であることを物事の天秤にかけてしまうようなのはなんか違うと思うのだよ。
結局、わいとしてはこの記事が一番腑に落ちてる
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67821
"焼け落ちる寺院には涙を流して寄付をするが、黄色いベストを着て暴れまわる貧乏人にはびた一文支払わないような、ネオリベラル・グローバル資本主義の拡大によるところが大きいのではないだろうか"もっともっと評価されてほしい名文。