はてなキーワード: デレマスとは
夢見りあむのSSRが実装された。目に入ったのはそのコミュの内容だった。
「アイドルになってすぐのよくわかんない選挙?とかでみんなが好き勝手言ってさ。」
「ぼくじゃないぼくの話をしてた。」
「結局、ぼくが求められてるわけじゃなかったんでしょ?ただ飽きるまでオモチャに出来ればよかったんだよね?」
正しい。
夢見りあむは私が思っていたより強く聡い娘だった。無論りあむを純粋に好いての票もあっただろうし、彼女自身が思っているほど酷い状況ではなかっただろう。
しかしりあむの想定は間違いなく正しい。夢見りあむを純粋に応援している票があれば、面白がった外野の票もある。踏みにじられた者達からの呪いの票もあった。
界隈は大盛り上がりだった。「夢見りあむが許せない」を皮切りにお気持ち表明文学が大流行し、あらゆる人間の感情が入り乱れた。
その中に夢見りあむという女をちゃんと見たものがどれだけいたのだろうか。
当時の私は(今の私も)追加キャラを素直に応援できない複雑な気持ちの中にいたが、りあむには同情していたんだと思う。デレステのコミュを見る限り、こんな形で「評価」をされるのは彼女の本意でないどころか、地雷のように見えた。
これから彼女が炎上系アイドルとしてどのような顔を見せたとしても、総選挙というメタな次元から張り付いた人々からの印象、レッテルは剥がれない。
「可哀想に」という哀れみを抱いた人間は私だけではなかったのを観測している。彼女はずっとこの呪いを背負わざるを得ないのだと思っていた。
しかしりあむは強かった。自分の状況を理解した上で、それに反抗する気概を見せた。かけられた呪いすら飲み込んでしまった。
あまりにも正しく、強い。デレステが始まって以来最高のコミュを見たと思った。
と、同時に。
アイドルマスターシンデレラガールズというゲームを作っている人間のことを、理解させられてしまった。
[夢見りあむは救われたい]という、お気持ち表明文学をなぞった称号。
総選挙におけるりあむの立ち位置を完璧に理解したコミュの内容。
夢見りあむを作っている人間は、夢見りあむのことだけではなく、我々のことも完璧に理解している。
考えてみれば当然のことだ。キャラ人気で商売をしているのだから、プロデューサーのことを理解せずにこのゲームが作れるわけはない。
であれば、夢見りあむにかけられた呪いも、彼らは当然知っている。
総選挙への呪いを、声無し担当の喘ぎを、待遇格差に苦しむ者達を。
[夢見りあむは救われたい]が「お前らを見ているぞ」という宣言に他ならない以上、「お前らは救わない」という宣言であることにも他ならない。
明言されていないうちは直視せずに済んでいたものを、はっきりと見せつけられた。
ああきっと、Velvet Roseの扱いも想定通りなんだろうな、とふと思った。
夢見りあむをこうも見事に描ける彼らが、彼女達の初登場に気を遣えないわけはあるまい。
旧いファンを煽って、ヘイトを一身に受け、後から出てくる久川姉妹の分まで全て背負ってもらう。
彼女たちがいるから、比較的に久川姉妹は受け入れられやすくなる。久川姉妹のライターは無難に、素直に、彼女たちの可愛さだけを書いた。
そしてVelvet Rose自身は、自分の好きなデレマスを否定されたくない、まあ有り体に言ってしまえば「信者」と呼ばれるファンたちが応援してくれる。(りあむのファンと一緒で、そういう人たちだけってことは当然ないだろうけど)
アイドルマスターシンデレラガールズの運営が一番アイドルのプロデュースが上手いに決まっているのだ。
……自分でも推理と邪推の区別がつかないが、少なくともちとせ達のおかれている状況を知らないってことはないだろう。
彼らが全て知っていることだけは間違いない。夢見りあむがそれを証明した。
そう、彼らは私を知っている。
あの子に声を、あの子に出番を。才がないながらも選挙活動をして課金をしてイベ走って、あの子のためだけに上げ続けた声を彼らは聞いていた。
でも救わないんだ。彼らは私を、あの子を救わない。それを事実として認識してしまった。
この世は資本主義なんだから、彼らにあの子を救う義務なんてない。「救わない」と言われたところで、私は文句を言うこともできない。
お前はもう客じゃないよ、って言われた気分だったし、実際そうなんだと思った。
ミュウツーの逆襲のリメイクを見た時と同じ気分だった。その数倍重かったけど。
辞めてえなあ、このゲーム。
でもすこだなあ、夢見りあむ。
デレマスは、登場するアイドル全員を好きでなければいけないような空気があるが、年齢や性格、容姿が多彩であればあるほど、やっぱり合う・合わないが出るもので。
自分の場合、興味のないアイドルはたくさんいるが、嫌いというアイドルは3人だけ。具体的には、
・財前時子
である。いずれも個性が強いので、何故嫌いなのかは書くまでもないだろう。
トマトが好きな野菜と嫌いな野菜両方の上位に来るように、特徴的であればあるほど好き嫌いがはっきりと分かれる。
「どうしても嫌いなアイドルは工藤忍、伊集院惠、槙原志保の3人である」などということにはなりにくい。
炎上商法に似ている。明確に「嫌いだ」と認識されるのは、アイドルにとってはプラスなのかもしれない。NGTの人たちとかもそうだけれど。
新アイドルたちが新曲歌うってんで運営のゴリ押しってまた騒がれてるけど、
つい数日前に槙原志保ちゃんにサプボ来るんじゃね?って話題になった時はなんで歓迎ムードだったの
なんで「全圏外のくせに運営のお気に入りか?」って誰も言わなかったの
(言ってた人いるかもしれないし、ほんとにサプボ来たら言うつもりだった人もいるかもしれないけど、全体で見ればおそらくごく少数だろう)
たとえばもしニューウェーブと仲間たちの9人に一気に声付いて新曲歌い始めたら、今新アイドル叩いてる人らは同じように文句言うの?
それとも「やっと報われたな!」とか言うの?
765プロダクションと同時空にある無数のプロダクションに所属するアイドルを描くことがコンセプト
特徴はキャラの多さで180人くらいいるからだれか1人くらいは刺さる属性のキャラがいるはず
元々のゲームではP同士のチームごとにプロダクションがあったが、アニメ化の際に超巨大プロダクション「346プロ」という設定が誕生した
開発体制はバンナム直営ではなくCygamesが請け負ってるせいで妾の子扱いされることもあった
ガラケー時代の企画のため、当初は音声がなかったが徐々に付けられており、年1回開かれるキャラクター総選挙で上位に入ることでボイスを付けることが出来る
未アニメ化、一部キャラは765の劇場版に出てたがサービスインと平行だったのでキャラの性格が若干違う
シンデレラのヒットに気を良くしたバンナムが二匹目のドジョウを狙って作った内作シリーズ
765プロが自前の劇場「765プロシアター」を作った時にメンバーを増員したって設定なので従来の765メンバーが先輩、追加されたシアターメンバーが後輩扱いになってる
ランティス主導でCDを沢山出しており、どのキャラも年1回くらいの出番はあるはず
開発はバンナムとドリコムの合弁会社BXDで、AppleやGoogleにショバ代を取られたくないバンナムが独自プラットホームを成功させるためのキラータイトルとして生まれた
しかしユーザー数が思ったほど増えなかったのか1年でアプリ版をリリース。2社の軍門に下った
デレミリがキャラ多過ぎて出番が少ないという不満を抱えていたためか、ユニット単位で展開をしており、ユニットを越境したキャラの絡みは稀
何か見るの少ないなぁとか思ったけど、それ何年も前から思ってることで
何でそうなってるのかと言えば自分にフィットするジャンル・投稿者っていうのが単純に少ないんだ
・ボイロ系
・歌 ◯
・FPS
・洋ゲー
・戦略ゲー
・マイクラ系
・工業系
・Steam ◯
・クソゲー ◯
・biim
・RTA ◯
・茶番
・淫夢
・MAD ◯
・茶番
・ゲーム実況 △
・ミーム
・派生
・ゲーム
・TAS △
・RTA △
・生声 △ → 激減
・対戦
・政治
・サバイバル、旅
・旅
・旅行
・海外ニキ ◯
・歌、ボカロ → 減少
・アニメ ◯
・MAD ◯ → 激減
・作ってみた △
・歌ってみた → 減少
・料理
・解説
・その他 △ → 減少
・MV △
・他 → 激減
・Vtuberまとめ △
・人いじり △
◯付けたのが見るやつ、多いようで意外と100個あったら3,4個くらいしかない
最近激減したのは、ゲーム生声実況、解説、作ってみた、歌ってみたあたりかな?
ゲームは最新ゲーの実況とかがYoutubeに流れてる気がする
昔から言えることだけど、どのジャンルも結局面白いのは超上澄みの数人でしかなかったりするから、結構属人性が高いし、1人スターが現れると後続が登場するケースが多い気がする
増田はなんとなくデレマスに関するお気持ち表明が多いイメージがあるから私もお気持ち表明するね。
だから何?みたいな内容だし文章もめちゃくちゃだと思うけどずっと心の中にあってモヤモヤしてること。
私は恐らく「推し被りNG」とか「同担拒否」といわれるタイプの女性プロデューサーです。
一ノ瀬志希を担当していて、スターライトステージのリリースから4年弱、彼女だけを微力ながら応援してきました。
彼女の見た目や性格はもちろん、好きな食べ物から趣味、バックグラウンドまであらゆる側面を愛しています。
性的指向はヘテロセクシャルだと思いますが、志希への感情が友愛や憧れだけかと言われると怪しいです。結婚したいと思うことはあります。でもセックスはしたくない。
自分では「推しているアイドル」に対するごく一般的な感情だと思っていますが、他人に確認したことは無いため定かではありません。
わたしの「同担拒否」は、独占欲とは少し違うと感じています。志希が有名になることは嬉しい。アイドルとしてはもちろん成功して欲しいし、もし好きな人ができたのならその想いが報われて欲しいとも思います。
でも志希が他人の欲望に晒されているのを見るのはめちゃくちゃきつい。
たとえばエロ同人。一ノ瀬志希が作者の欲望が透けるようなセックスをさせられているのを(Twitterやpixivでふいに)見てしまうと吐き気がするほど嫌悪感を抱きます。
たとえば極端な結末の二次創作。一ノ瀬志希を自殺させるような創作が一時期流行しましたが、それは本当に一ノ瀬志希じゃなきゃいけなかったのか?本当にその結末にしなければいけなかったのか?ただ悲劇が書きたいだけじゃないのか?怖くて読めてないので内容を知らないで批判するのも…とは思いますがずっと疑問でした。
たとえばコスプレ。コスプレイヤーが承認欲求を満たすためにするような、キャラクターへの敬意も愛もない、考察の薄いコスプレは志希を馬鹿にされていると感じていました。
これまでも好きなキャラクターはいたし、ジャニーズみたいな「同担拒否」が普通にまかり通るようなジャンルに身を置いていたこともあったけど、こんな感情を抱いたのは一ノ瀬志希が初めてで自分でも困惑しています。
ただ他の人が彼女を好いていることが許せないとか、私だけを好きでいて欲しいとかそういうことではなく、志希をオカズにシコられることが許せない。そこに愛を感じない。
キャラクターに感情移入しすぎと言われればそれまでかもしれませんが、私にとって志希は絵でもコンテンツでもなくかわいいかわいい担当アイドルなので自衛を覚えるまではこれが原因でかなり病んでいました。
今はデレマス用のTwitterアカウントも削除して公式から与えられる情報以外は目に入れないようにしています。
我ながら気持ち悪いオタクだなと思うけど、絶対同じような感情を持つ人はたくさんいると思うんだよな。
自分は他人の推しを貶めるような発言や創作は避けようと気をつけています。
別に「二度と一ノ瀬志希のエロ同人を書くな!」って言いたいわけじゃないし、デレマスの楽しみ方は人それぞれだからそこに割り入って文句をつけるつもりは無いんだけど、こういう人間もいるので「一ノ瀬志希好きなんだよね?この同人おすすめ!」とか「志希ちゃんコスして誕生日祝ってあげようか?」とかやめてください。
夢見りあむは大出世という見方で言えば間違いなくシンデレラだと思う。
そもそもシンデレラストーリーっていうのはみすぼらしい、貧乏で酷い暮らしをしていた女の子が「魔法使い」との出会いでチャンスを掴んでモノにする話。そういう意味でプロデューサーとの出会いを得て、チャンスを炎上と話題性という形でモノにした彼女は間違いなくシンデレラガールなんだよな。
言い忘れてたけど自分は夢見りあむに対して負の感情は抱いていない。顔も可愛いと思うし。あとおっぱいがでかい。
そりゃまぁ…優遇とかそういうのはあるけど…でもデレマスってそういうコンテンツだし…今更だよなって思う…
オタクへの「「媚び」」が明確に見えた吸血姫主従とかよりマーケティングとして成功してる分良いんじゃねえかな。黒崎ちとせ、前髪切った方がいいよ。目に入ると視力落ちるし。
ただりあむに対して思うのは、彼女はシンデレラガールには一生ならないだろうなってこと。いやそんなアイドルデレには溢れてるよ。簡単に計算して何百年続けないかんねんって話。
でもね、認知度とか順位とかそういう話をした時に、今後りあむは票を集めることができないだろうなって思う。アーニャと同じルートは辿れないんじゃないかな。パッションは特に声をつけるのが到達点って色があるし。あかりんごはデレがあと10年続いたらなれるかもね。知らんけど。
他にも色んな人が言ってるけど、結局シンデレラガール総選挙はいかにアイドルの認知度を上げるかだと思う。ちゃんと人気で勝負してたのはせいぜい塩見周子くらいまでなんじゃない?
七海しかり、安倍さんしかり、いかにアイドルを話題性の強い、ネットミームにできるか。1人の300票より不特定多数の「まぁ一票くらいは入れといてやるか」の方が強いことは他ならぬりあむ自身が証明したから。そりゃプロデューサーはダイマするよ。推しに輝いて欲しいから。「担当」に「仕事」が欲しいから。枕か?ハハハ全ては神のみぞなのにね。
でも本心で担当がシンデレラガールになれるって思ってるプロデューサーって何人いるんだろう。心の底から、今年はなれる!いける!って今年思ってたの本田未央と加蓮Pくらいなんじゃないの。
200人を超えるアイドルの中から自分の好きな子を探し出すなんて面倒なこと、普通の人はやらない。りあむの言うようにオタクは単純で難しいことは嫌いで優しいものに従順だから。ダイマされても関係ない。話題性があってかわいくてちょっとエッチな女の子。そんなん投票するでしょ。
総選挙は良くも悪くも普段やってないPたちが鮭の産卵のごとく返ってくる。無料の投票権を最初の3日4日くらいもらって担当と、まぁ複数担当してる子に振り分ける。余ったらまぁ知ってる子に入れとくか。これが真理でしょ。
そういう意味でりあむは総選挙のみんなが知ってたけど見てなかった部分を表面化した。メタキャラとして実装された、オタクに媚びた、話題性だけはある、運営の優遇キャラクター。数え役満か?だから嫌われた。夢を壊すから。
でも努力なんかいらないよって証明するのは今までのシンデレラガールと、りあむが推してきたアイドルを否定してる。だから受賞コメントはあんなだし投票したP自身からのヘイトを買ってる。余りを入れたのは自分たちなのにね。
AKB総選挙よりも誰でも参加できる場だからこそこういう事が起こってる。超面白い。
他人の人生なんて関係ない、バーチャルの選挙だからこんだけ好き勝手に投票対象をおもちゃにできるし、現実の総選挙は明確に投票対象が決まってる人しかおらんけどシンデレラガール総選挙はなんか分からんけど適当に票をぶち込む人間がいる。
来年は加蓮かまゆ辺りがシンデレラガールになるだろう。人気と、票を集める力と、なにより「シンデレラガールになるためのストーリー」があるからだ。夢見りあむに一番足りなかったもので、きっと彼女のキャラクター故に今後実装されることも無いだろうもの。彼女はずっと炎上して、やんで、後がないんだよぅ!とオタクに媚びるだろう。なぜならそういうキャラクターだから。そう運営に作られるから。上げた2人には積み上げてきた年月がある。Pラブ勢として名高い2人。SRもいっぱいある。エピソードも、CDもある。すごいじゃん!ぴったりだ!!んで的場、七海、松本さんあたりが上手くいけば声をもらって、まぁクールは例年通り楓さんが5位以内のどっかに来るんじゃないかな。
容易い予想である。そして大半のPが似たような予想をして、その予想を実現するように票を入れていくだろう。
シンデレラガール総選挙は出来レースである。そんなことみんな知っている。知っているけど、やっぱり夢を見たい。シンデレラは夢見る女の子のための素敵なお話だから。
夢見りあむはそんなみんなの夢をぶっ壊してその名を轟かせたアイドルである。
おわり
最上静香、春日未来、伊吹翼をメインキャラに据えたコミカライズ
初代765プロメンバとデレマスのしぶりんと杏くらいしか知らないから、みんな知らないキャラだらけのマンガだった
ただ最上静香はジェネリックしぶりんって感じだったし、未来もどっかで見たことある感じ、翼はもろにジェネリックみきだったから、キャラの区別はついた
やたらamazonとかでレビュー高かったからアイマスとか特に興味なかったけど読んでみた
4巻まではふーんこんなもんかって感じだったけど、5巻のラストの展開はありがちコミカライズの少しだけ上をいっててよかった
しゃーないけどキモオタは出てこないからやっぱちょっと違和感は残ったけど
ファンに対する姿勢もキモオタがメインのくせにそれをまったく見せようとしないのがむかついた
原作知らなくてもそこそこ読めるけど、やっぱりキャラに思い入れある人が読む用のマンガだなあと
「こっから、巻き返してく予定なんでね。まぁ、見てな」
この頃、木村夏樹は声がつくという大きなターニングポイントを迎えていた。
言うまでもないことだが、アイドルマスターシンデレラガールズことデレマスではアイドルの活躍は声がついてるかどうかで大きく左右される。
毎年行われる総選挙で上位に入って、特典の楽曲を歌うために声がつく場合
総選挙で50位圏内に何度も入るなど、安定した人気があることから運営の判断で声がつく場合
その他に運営の気まぐれ的に声がつく場合。特定の人気アイドルとのバーターで声がつく場合がある。
木村夏樹の場合は最後。木村夏樹は総選挙で一度も圏内に入ったこともないのに声がついた。
人気アイドルの多田李衣菜とロック・ザ・ビートというユニットを長く組んでいたおかげで、バーターで声がついたのは明らかだ。
本田未央は総選挙で上位に入ることもなく、ニュージェネレーションというデレマスの看板とも言えるユニットにいたおかげで声がついた。
しかし、その境遇はあまり恵まれているとは言えず、ちゃんみおは不憫と言われた。
その本田未央にとって大きなターニングポイントになったのは、デレマスがアニメ化した2015年だ。
本田未央は、アニメのストーリーに波乱を呼ぶ役目になったが、同時に憎まれ役ともなり一部の視聴者からヘイトを買うことになった。
それでも本田未央は役目を果たし、その存在感を一気に知らしめ、プロデューサーは着実に増え、ついに2019年の第8回総選挙で一位となりシンデレラガールとなった。
まさにシンデレラストーリー、本田未央とそのプロデューサーたちの苦労は報われた。
翻って、木村夏樹も同じような境遇にあったが、その結果は大きく違った。
木村夏樹はロックを愛するアイドルだ。およそアイドルらしからぬ特徴的な髪型をして、ギターをレフティで弾き鳴らし、バイクを趣味とする。
まるで絵に描いたようなロッカー、個性に特化したデレマスのアイドルたちの中でもひときわ個性的。
そんな木村夏樹と同じようにロックを愛するアイドルがいる、多田李衣菜だ。
多田李衣菜はロックが好きだと言ってはばからないが、実際はロックの知識もあいまい、ギターも弾けない、にわか。
しかしロックを愛する気持ちは本物、にわかであるからこその初期衝動的な純粋さがある。何でも楽しむ奔放さがある。
そんな多田李衣菜と木村夏樹は、お互いがお互いを認めあい、高め合う。
なつきち、だりーと唯一無二の愛称で呼び合う二人はロック・ザ・ビートというユニットを組んでいる。
デレマスがユニットを組ませて推し出した初期からの付き合い。二人がメインを張るイベント、アイドルセッションは伝説だ。
だがアニメでの二人は違った。
そもそも世界設定が異なるアニメ。多田李衣菜は木村夏樹と出会う前に、前川みくというキュートな猫アイドルとアスタリスクというユニットを組んでいた。
性格も異なる。多田李衣菜は、にわかであるからこその純粋さを失い頑迷になり、事ある毎に前川みくとぶつかる狭量なキャラクターになった。
であるが故に多田李衣菜と前川みくは喧嘩してはユニットを解散すると言い出すのが定番のネタになった。
そんな世界に木村夏樹はぶち込まれた。木村夏樹の声が実装されたのはこの時だ。それもいきなり個人曲も歌うという大抜擢。
そして木村夏樹と多田李衣菜は世界が違っても出会い、お互いに惹かれ合った。
だが多田李衣菜はアスタリスクとしてユニットを組んでいた。多田李衣菜は前川みくと木村夏樹を天秤にかけて、どちらと組むべきか自分にとって理想のロックはどちらか選ぶ羽目になり
その結果、多田李衣菜にとってのロックはアスタリスクになった。
そして木村夏樹と多田李衣菜はユニットを組む前に解散して、いつの間にか木村夏樹は安部菜々も加えてアスタリスクの後継ユニットに組み込まれ、アスタリスクwithなつななとなった。
木村夏樹は他ならぬ多田李衣菜にロックではないと否定された。ロック・ザ・ビートはアスタリスクを持ち上げるため否定された。
木村夏樹はアスタリスクの当て馬になった末に残り物の安部菜々とニコイチにされて、あげくキャラクターを改変されてまで、解散ネタまでする羽目になった。
アイドルマスターシリーズではメディアミックスが豊富で、媒体によって設定と物語が異なることも多い。だからといって、だからといって、この仕打はあんまりじゃないか。
該当のアニメ19話の放送時期2015年8月頃でに区切ってTwitterで感想を検索してみるといい、地獄が広がっている。
アスタリスクを称賛する声、かたやロック・ザ・ビートが否定されたと嘆く声、そんな穿った見方をするなんてだりなつ厨は歪んでいるという声。対立煽りの声。
多田李衣菜のバーターで声がついたにもかかわらず、当の多田李衣菜からは否定されて、アニメから入った人から変な目で見られる。
アニメが終わって間もない頃に、神撃のバハムートとのコラボではアスタリスクwithなつななの4人が出演したが、アニメとは違う関係性を見せた。
2016年にはデレステのストーリーコミュ23話ではアニメとは異なる、モバマス以来の多田李衣菜の深い絆を感じさせてくれた。エモい。
そしてついには、ロック・ザ・ビートとして二人で「Jet to the Future」という楽曲を歌ってくれた。
2017年にはモバマスでもロック・ザ・ビートとしてのイベントを行い、その関係性をさらに深化させた。
木村夏樹は多田李衣菜のただのバーターじゃない、かけがえのない二人だからこその魅力を見せてくれた。
アニメとは違うこれが、これこそが木村夏樹と多田李衣菜、ロック・ザ・ビートなんだという心意気を感じた。
これまでの木村夏樹と他のアイドルの繋がりを深めるような炎陣というユニットで新しい一面を見せて
2018年にはまさかのデレステのアニバーサリーイベントでユニットを組んで歌うという大一番を見せてくれた。
デレステのトップ画面でその勇姿を確認して欲しい。着実に確実に木村夏樹はその魅力を広めていった。
その他にも拓海主人公のコミカライズ「WILD WIND GIRL」でのグッとくる見せ場
シンデレラガールズ劇場で木村夏樹としてもロック・ザ・ビートとしても出演
「さよならアロハ」「空想探査計画」のようないままでと全く異なる楽曲を歌うなど
2015年に声がついて以来、木村夏樹は確かに積み上げてきたものがあった。
だが外から見た結果はどうだろうか
結局、既に声がついているアイドルが票を集めるのが難しいにしても、木村夏樹は2016年から4回の総選挙で50位圏内に入ることもできなかった。
木村夏樹のプロデューサー以外でどれだけ木村夏樹のことを知っている?最後に木村夏樹のイベントを走ったのはいつだ?
デレマス6周年記念のアンケートで好きなユニットでロック・ザ・ビートは何位だった?
どれほど新しい一面を開花させても、木村夏樹といえば格好いい男前アイドル、木村夏樹といえばアスタリスクの添え物、大方の人にとって木村夏樹はその程度にしかなれなかった。
結局、木村夏樹はアニメ以来のイメージを一新することが出来なかった。
運営的にも、人気のない、売上に貢献しないアイドル、ビジネス的にも程度がしれていると分かってしまった。
こうした木村夏樹の現状を象徴するのが、先頃発表されたデレマス7周年のライブイベント。それぞれコンセプトが違う3公演の中でロックを冠した「Glowing Rock!」に木村夏樹の名前は無かった。
その一方で、多田李衣菜と前川みくは出演する。間違いなくアスタリスクとして歌うだろう、なんだったらいつかのCD特典のように前川みくが多田李衣菜の代表曲「Twilight Sky」を歌うかもしれない、もしかしたらアスタリスクが「Jet to the Future」を歌うかもしれない。ていうか歌うだろう。
運営にとってのロックといえば、木村夏樹でもロック・ザ・ビートもでないということだ。
アニメで多田李衣菜に自身のロックを否定された、アスタリスクの踏み台にされた、あの時、あの場所から、2015年の8月から一歩も動けていなかった。
そうじゃない、木村夏樹が「Glowing Rock!」に出演しないのは演じる声優の都合で仕方ないんだ。安野希世乃さんプリキュア演ってるから忙しいんだ。もしかしたらサプライズで出演するかもしれない、もしかしたら木村夏樹を感じさせる特別な演出をするかもしない。
そもそもそうやって、木村夏樹のロックに拘るばかりで、他のアイドルのロックを否定するのか失礼だ、という声もある。
あまりにも楽観的、見たいものしか見えていない目ん玉タピオカ。
そうじゃないんだ。ロックを冠していても木村夏樹を外してもいいと、木村夏樹にとって大事にしているものを、その程度でいいと運営が思っている。
たかがライブに一度出演しないだけでギャーギャー騒いでんじゃねえよと、そう思われる程度に、どうでもいいと思われている。
そう思われることが、木村夏樹の4年間は無駄だったということだ。木村夏樹は巻き返すことは出来ませんでした。むしろ後退しました。
活躍の回数なんてどうでもよかった、楽曲を何曲も歌うことも、アニバーサリーイベントもどうでもよかった。
決める時に決めてもらえればよかった。木村夏樹の大事にしているものを大事にしてくれればそれでよかった。
木村夏樹は毎度まいど、本当に大事にしているものを無下にされて、絶対に外してはいけない時に外してばかりだ。デレマスを運営する組織にとって木村夏樹はその程度になってしまったようだ。
アニメに出演しなければよかった。
せめてアニメが、ろくにモバマスをプレイしていないアニメスタッフのエゴよりも、原点を大事にしてればよかった。
声がつかなければよかった。
なまじっか人気のある忙しい安野希世乃が木村夏樹の声にならなければよかった。
暇を持て余した声優にやってもらえればよかった。
ロック・ザ・ビートよりアスタリスクを優先するような多田李衣菜の青木瑠璃子でなければよかった。
原点を愛して安易なキャラ付けを涙ながらに否定するような人に演ってほしかった。アイドルをネタにするようなコメントでも小言を言うような人に演ってほしかった。
運営がもっと木村夏樹を大事してくれればよかった。木村夏樹が大事にしているものを大事してくれればよかった。
だがそうはならなかった。
墓を作ろう。これまでの木村夏樹の軌跡を偲んで。
墓碑銘はこうだ
木村夏樹のロックは死んだ。殺したのは俺達だ。俺たちがもう少しプロデュースに専念していれば、どんな形であれ木村夏樹の魅力を知らしめていれば、もう少し総選挙で投票していれば、こうはならなかったかもしれない。ごめんなさい。ごめんなさい。許してください。
この記事は、私の備忘録のような意味を込めて書きたいと思いますので細かな用語の説明は省かせて頂き
お読みいただく際にはあらかじめその旨ご了承ください。
この前の土曜日、秋葉原での「ミリシタ2周年イベント」に行ってきました。
行ったとはいっても会場内に入るチケットがあったわけではないので、
数日前にツイッターで告知された、会場であるUDXのビジョンでの生放映を目的に行きました。
開演のおよそ30分前に行ったのですが、既にビジョン前のテラス(秋葉原駅からエスカレーターで上った先)には
たくさんの人が陣取っており、私もその中で何とか場所を見つけて、放映開始を待っていました。
・10分前ぐらいに画面が、いつもの生配信前の待機画面に変わる。
・そのうち、本会場(ビジョン前から100m弱しか離れていない)から歓声が聞こえるようになるが画面は変わらない
・しばらくして、出演者が画面に出て既に開演していることが解るも、画面自体は静止画のように動かない(音声は流れていたか判別できなかった)
・その後、ビジョンに「全画面表示ではなくなったニコ生の画面」と「Windows10の壁紙」が映し出される。
(この時点で、もしやビジョンでの放映というのはニコ生の一般アカでの視聴画面をそのまま流すだけということなのでは? という声があちこちで上がり始める)
・しばらく何かの操作ををしている様子があってからニコ生の画面が消え、
UDXと、その画面での広告を管理しているらしき代理店(NTTレゾナント)の告知画面が交互に表示されるようになる。
・黒背景に白文字で「特別放映は現在諸事情により中止しています」という画面が何度か表示される。
・一瞬、画面がニコ生プレイヤーに戻るも静止画のままで、また公式広告(UDXと代理店)映像に戻るというのを何度か繰り返す
これが、だいたい15~20分ぐらいは続いたと記憶しています。
この間、その場にいたPさん達は流石と言うか、トラブルを楽しんでいました。
画面が変わる度に歓声を上げ、ままならない画面を応援する声もあちこちから飛んでいました。(これは掛け値なしに素晴らしい姿勢だと思います)
そのうち、ビジョンを観ることを諦めて、本会場(アキバスクエア)の方へ向かう人も出始めました。
私も、見切りをつけて会場へと向かってはみたのですが、当然、会場前のテラスは後ろの木製デッキ部分までいっぱいになっており、
そんな中でも何とか一番後ろに立てたのですが、見えるのはステージ上の大型モニターだけ、出演者の声などはほとんど聞こえず、といった有様でした。
しばらく、見聞きする努力はしてみたのですがどうにもならず、途中で帰りました。
ビジョンの方は途中から復活したようなのですが、私はそちらを通らなかったので、どれくらいの画質や遅延だったのかは分かりません。
結果的に、家でYouTubeなりニコ生なりを観ていた方がずっとマシでした。
ただ、このエントリの主題はこの配信トラブルそのものではありません。
まず、ニコ生に普段から触れている人にとって「人気の生放送なんて一般アカウントではまともに観れたもんじゃない(特に放送開始直後は)」というのは
ですが、イベントの運営がやろうとしたことは、ツイッターで告知をして人を集めておいて、
一般アカでのニコ生視聴画面をそのまま流したのです。それがどんな事態を招くかはごく簡単に予想できたはずです。
そして、イベント終了後のツイッター・ブログ等でも、その話に触れたものはまったくありませんでした。
私は、その日の夜にミリシタ内の、ご意見お問い合わせフォームへ書いて送りました。
無料イベントとはいえ、事前告知をして人を集めた上で、あのクオリティで放映を行うつもりだったのか。
イベントや2周年記念プレゼントの内容が大好評だったから、全部終わりよければ良しで済ませていいという姿勢なのか、おおむねそんな内容です。
(その意見を書いた中では厳しい言葉は使いましたが、暴言や中傷の類は一切行っていないと誓います)
ご意見問い合わせフォームから送信されたものは個別に回答しないと明記してあるので私個人に返事が来ないことは当然なのですが、
ツイッター、ブログ、その他ミリシタ内のお知らせ等、日曜日以来何度か更新されていますが、この件についてリリースされたものは、
このエントリを書いている現時点、火曜日夜の時点で何一つありませんでした。
つまりは「いい話だけ表に流して、悪い話・失敗したことは無かったことにする」(ユーザー側に実害が発生した事柄であっても)というのが運営の姿勢だということです。
表向き、あのビジョンの前ではみんな、不具合を楽しんでいました。その後のツイッターもある程度検索を掛けましたが
批判の声はまったく見かけませんでした。
ですが、あの場にいたおそらく数百人の中で、私のように憤りを抱えたまま途中で帰った人も中にはいたのではないかと思います。
悪かった点は無かったことにしよう、ユーザーは優しいから何でも許してくれる、
ソシャゲに限らず、組織を運営するにあたってそういう考えは絶対に持ってはいけないものだと私は思います。
ユーザーの側も、そういう姿勢をやすやすと許してはいけない、とも思います。ダメな点はきちんとダメだと言わないといけない。
それを見逃すのは寛容とは違う、と私は思います。
以上が、私がこのエントリのタイトルの通りに予想した理由です。
予想、というよりはそういう方に賭けた、と言った方が心境としては適切かもしれません。
こういうことを続けていて、すべてが上手く行っているうちは良いが、ひとたび躓いたり綻びが出たら。
私は、元々はデレマスの方のPで、ミリシタの世界には1年ほど前からお邪魔していて(プレイ頻度はそこそこ程度ですが)、
今年のLIVEツアーもLVではありますが合わせて6日間すべて観させて頂きました。
声優さんの歌、ダンス、そして演出、どれも本当に素晴らしくて、とても良い時間を過ごさせて頂き、デレマスには無いものをミリオンにはたくさん感じたりもしました。
だからこそ、上記のような運営の姿勢は本当に残念ですし、私には許容できるものではありませんでした。
ミリシタを今すぐやめる、ということはないですが、今でも充分ライトユーザーな立場から、更にもう一歩引いた位置からミリシタを見ていきたいと思います。
μ'sなら、Snow HalationかNo brand Girls
沼倉愛美さんなら、Climber's High!
デレマスなら、お願い!シンデレラ(かOrange Sapphire?
TrySailなら、adrenaline!!! (?)
LiSAさんならRising Hope(?) (かCatch the Moment?
みたいな、ライブのど鉄板、もしくはそのアーティストの看板曲みたいなのを色々教えてほしい。
狭い範囲のアニソンしか知らないから、他のアニソンでも、アニソン以外でも何でもいいからなんか教えてほしい