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はてなキーワード: まなざしとは

2022-09-24

氷河期弱者男性尊敬軽蔑まなざしで見る

歴史的革命をもたらす者って本人は猛反発にあってボロボロ朽ち果てていくけど死後結果的に本人の目指した時代がやってきたりするじゃないですか。

氷河期弱者男性にも同じものを感じるんだよね。

それまでの価値観だと異常者でしかなかった「家庭的にも社会的にも何も成していない男」が自由恋愛格差社会時代には普通に現れることを身をもって証明してくれた人たち。

特に当時オタクの持ち物だったインターネットガッツリ弱者男性マインドに寄せていったのは良くて、これで下の世代がかなり"教育"された。

おかげで今は「適当に生涯独身で生きます」と宣言しても表面上は「ま、いいんじゃない?」と返すのが正しい世の中になったし本心からそう思う人も多い。

氷河期弱者男性のおかげで今の俺たちがあるといっても過言…いや過言か。でもそこそこ貢献してくれたと思う。

ただ、そうやって彼らが(部分的に)作り上げた時代に…彼ら自身はいまいち適応できていないのが残念なところだ。

まず本人らの価値観更新されていないからいまだに妻子持ちの年収800万~年齢的には1200万あたりに「普通」のラインを置いているフシがあり妙に要求が高い。

しかパターナリズムが抜けていない場合が多くて影響を与えたはずの下の世代ともやたらと衝突を起こす。

なんといってもずっと針の筵だったから性根が腐りきってしまっているのが致命的で、もう属性がどうとかではなく普通に付き合いたくない人間になってしまった。

最初の話になぞらえると今は氷河期弱者男性にとって死後の世界、腐りながら彷徨う姿はゾンビのようなものから、せめて速やかに成仏してほしいものだ。

2022-09-20

anond:20220920003134

おすすめ書籍として三浦 篤『まなざしのレッスン』を挙げたい。

神話画の神様の見分け方や、よく描かれるモチーフキューピッドなど)の意味解説されていて解像度がグッと上がるよ

2022-09-17

anond:20220917115126

それな

神聖なる男性性犯罪など犯さないからな

例え奴隷の女が目の前にいても、絶対性的な「まなざし」を送ったりしない

なぜならそれが男性というものから

2022-09-13

anond:20220912191848

夜道を散歩する権利

自由散歩しろ。誰も止めてない。

せめて夜道を散歩して男性出会ったら警戒していい権利

好きに警戒しろ。こっちも好きにムッとしたり不愉快に感じたりネタにしたりするから

ソロキャンプする権利

ソロキャンくらい好きにしろ。一人前の大人だろ。自分の行動は自分で決めるんだよ。

ソロキャンプのために女性専用キャンプ場が整備されたとき男性差別への加担と罵られない権利

ジェンダーに基づく差別はなくすべきなのだから、そんな施設を使ったら男性差別への加担と言われて当然。女性お断り居酒屋やら男性限定のゴルフクラブやらに行く連中が女性差別に加担してるのと同じだよ。差別はしたいが差別主義者と罵られたくない、ってどういう神経してれば言えるんだ?

結婚をせっつかれない権利

結婚をせっつかれるのが嫌なのはわかるし、職場とかだとハラスメントになるだろうが、私的関係他人生活に口を出すのを禁じることはできない(誰だって家族や友人の私生活に余計な口を出したことの一度や二度はあるだろう)。諦めるか、せっついてくるやつらから距離を取るか、嫌なことは嫌だと言うかしかない。

子どもをせっつかれない権利

同上。

痴漢されたくないなら女性専用車に乗れと脅されない権利

そもそも女性専用車両は廃止すべき。

男子視線に怯えた先でジェンダーレス水着強要されない権利

義務教育水泳がどうあるべきかは議論余地があるだろうな。

そもそも無遠慮な性的まなざしを向けられない権利

マナーとしてそうすべきでない、なら同意するが、そういう視線をなくすのは無理。女だって見栄えのいい男を見たらきゃあきゃあ言うだろ。お互い様ってやつだ。

鞄をたすき掛けにしたくらいでパイスラなどと性的揶揄されない権利

直接言ってくるのはセクハラだろうしそういうのはよくないが、ネットで「俺はパイスラが好き」とか言うのを禁じるのは無理。

公共の場表象を不必要に過剰に性的に虚飾されない権利

架空の女がどんなふうに描かれてようがあんたの権利侵害にはならん。それこそ表現の自由だ。だいたい献血ポスターみかんポスターといったこれまで騒がれてきた案件のどこが「過剰に性的」なんだか。過剰に潔癖すぎるやつらに配慮してたら何もできんわ。

エレベーター同衾から自由に逃げていい権利

好きに逃げれば? こちらも好きにムッとしたり以下略。キレて追いかけてくるのはどう考えても異常者だから警察通報したり悲鳴を上げて周りに知らせたり突き飛ばしたりしろ

2022-09-12

anond:20220912190509

anond:20220912000435

ハアアアアアアアア???

性的まなざし本能って何だよ

本能は、性欲まで、だろうが

性的に興奮するまでは、いわば内心の自由だ、

でも女子のお尻をみるとかの行動に移しちゃったら、そりゃもう表現領域なんだよ

公共の場に相応しいか否かの制約を受けるのが当たり前

学校の外で大人常識を逸脱して性的に執着したら、犯罪までいかなくとも、まず条例違反になんだよ

anond:20220912092230

そんなまだるっこしい事しなくても、ホームルーム性的まなざしを向けてた男子名前を読み上げればよくない? 自業自得よ。性欲なんて一発で引っ込むでしょ。

anond:20220912000435

クラス女子一人当たりが浴びる平均的、性的まなざしの量を “5” とする。

女子の半数がジェンダーレス水着選択した場合、着ていない女子が浴びる性的まなざしは?

anond:20220912000435

いや、適切な手段を与えれば男子性的まなざし抑制できると思う。

いつぞやはてブでも話題になったけど、体育の授業はスポーツ促進として機能してない。

健全スポーツテスト宿題のためじゃない、自由意志に基づく勉強

そうしたポジティブな楽しみで頭を一杯にしてれば、プール女子の裸をみてるヒマなんて無くなる。

ジェンダーレス水着必要だろバカ

[B! ジェンダー] ジェンダーレス水着に思う:欧州のジェンダーレスを日本人は何も知らない

いや欧米とのジェンダー感覚の差をいっても仕方ないだろうさ。日本とは環境が違うんだから

はっきり言って、日本での水泳教育現場には、ジェンダーレス水着必要だよ。

プールの授業で、女子性的まなざしさらされる問題がある。

思春期男子児童を中心に、ひどい場合教師までも、水着女子に無遠慮な視線を向けてくる。

有史以来ずっとそうだっただろうけど、これを除去するのは不可能だ。

綺麗事をどれだけ並べても、「性教育ちゃんしましょうね」なんて机上の空論を吐いても、現実現実

おい、およそ具体性・実効性のない考えに満足・思考停止切断処理してる偽善者ども、聞いてるか。

アンタらはどうでもいいことだと思ってるのかも知れないが、いまままでずっと、生徒たちはプールの授業になるたびに憂鬱だった。女子生徒は(一部の男子も)無遠慮な性的まなざしに傷ついてきたんですよ。

性的まなざしは… 本能に根ざしてる。絶対に消せない。

ジェンダーレス水着の導入なしに、子どもたちを守る方法はないだろ。現実を見ろ。

例え性教育で「(プールの授業に限らず)他人の体をジロジロ見てはいけません」と教えたところで、聞かないヤツはどうやっても聞かない。となると、一人一人が自衛するしか方法は無い。

「なぜそんな猿に気を遣って生きなくてはいけないんだ」と批判してくるだろうけど、そりゃもちろん女子生徒だってそんな猿に気なんか遣いたくないよ? 出来ることなら、セクハラしてくるような猿を前もって排除してくれるとうれしいけど、でもそれは憲法問題もあるので出来ない。生徒は(その親も)、それが大前提の上で、不本意ながらも「自衛するしかないんだ」と自分たちに言い聞かせなければいけない。

逆に聞きたいが、1人1人の自衛以外にどんな方法論があるというのだろうか。

2022-09-09

保護と抑圧は地続き、っていう話は初めて聞く。

まさしく!

それこそが俺がジェンダーレス水着批判で言いたかった事なんだよ。

被害者自衛を迫り、性欲のまなざしを向ける加害者の罪を透明化すること。

そうしているうちに女子たちは性を抑圧されていくだろう。

しかフェミニズム弱者男性論を接続する新理論を打ち立てた増田の話を参考にして、また違った考えももった。

恥ずかしがる男児への保護、というのは確かに意味があるね。

それに俺の言っていた、『ジロジロ見る男子AIで検知して名前を読み上げる』ってアプローチは、

男子をより警戒対象として潜在的社会悪としての自己認識内面化するように迫る側面はある。

男子自身の性欲をセルフケアできるような方策必要だ。

男子の性欲をセルフケア

今のところどうすればいいんだか全然解らん。現時点の俺のナイーブな印象では、性欲そのものに加害性がビルトインされていると感じるんだが。

俺もまた社会の歪みによって性欲の本質的に捉える能力を鈍麻されているのか??

2022-09-07

https://anond.hatelabo.jp/20220906194838

普段道路とかエレベーターで男に警戒して何が悪い!当たり前だろ!という論調のくせに

いざ警戒が足りなかった事件が起きたのに「警戒が足りない」って言われると文句つけるの何なんだろうな。anond:20220906170138

これは真面目に考察する必要がある論点だと思う。というのも、実際にはてなブックマークでもそんな光景は見られるからだ。



これは真面目に考察するに値する論点ではありません、なぜなら"警戒するのは当たり前の権利で何も悪くなく、いざ事件が起きた時に「警戒が足りない」というのは妥当ではない"からです。

このエントリブックマークコメントに「2つの意見は同じ人間の主張ではない」という詭弁散見されますが、両者は同じ人間の主張で全く問題ありませんし、誰しもこういう認識を持つべきです。

以下要素を解体して個別に考えていきます

女性男性を警戒すべきか

残念ながらどの時代のどの国でもそうであるように、現代日本でも性犯罪なるもの存在し、システムや防犯活動などの外部的な取り組みでなくすことは叶わないので、警戒すべきと言えます

しかしそれはこと性犯罪、こと女性についてのみの問題ではなく、泥棒を警戒して家に鍵をかける事と本質として変わりません。それは家主の当然の権利です。

男性女性から犯罪者扱いされることは理不尽

不思議なのは、なぜ殊更性犯罪についてばかりこう言う意見が出るのかということです。

例えば、商店於いて商品に"万引防犯タグ"を取り付け、万引被害を抑えようという試みは広く一般に受け入れられておりますが、この様な施策に対して「この店は私を万引き犯扱いするのか!?」などとクレームを入れる人はまずいませんよね?

他にも出入国管理/テロリスト、陰性証明提出義務/コロナウィルス感染陽性者、などもそうですが"警戒すべき対象がわからないので、一度全体を警戒する"のはザラにあることなので、本来男性女性から警戒されたことに腹を立てる必要はありません。

であるにも関わらずなぜ男性は傷つきを感じてしまうのか?については、男性性欲にまつわる面倒な話になるので割愛しますが、重要なのは、"女性の警戒は理不尽ではないし、男性はその事を認識し傷つく必要などないとを理解する"ことです。

女性男性一般を警戒すべきであるなら、被害女性にそのアドバイスを行う事は妥当

妥当ではありません。世には二次被害という言葉があります

二次被害とは、被害者が被害を受けたという事実を持ってして、周囲の人間から受ける派生的な被害のことです。

被害に対する好機のまなざし、噂などによる社会的名誉毀損自罰感情の促進、心的外傷のフラッシュバック、などです。

被害女性の振る舞いについて注文をつけることは、まさにこの様な二次被害を引き起こす危険を多分に孕んでおり、それは発言者の悪意の有無とは本質的に全く関係がありません。

仮に発言者が心から被害の撲滅と加害者の追及を目的としている捜査官であったとしても、その為の聞き取りに際して二次被害が起こらないとは言えません。

被害様態と受け止めは人によって千差万別で、事件について何も言及してほしくない場合もあれば、一緒に「どうすれば防ぎ得たか」を考えてほしい人もいるでしょう。

その様な多様な被害者の傷つきへの寄り添いが出来る自信がないのであれば、貴方相手アドバイスを行うに足る人間ではないので、ただ沈黙を貫かれるのが、かかる不幸に対して貴方が出来る最大の貢献だといえましょう。

増田、及びブコメに幼稚な意見ばかり見受けられたので、彼らが何歳くらいなのかはわかりませんが、

若者が目にして参考になればと思い、筆を執りました。

2022-09-06

女性カップル子連れはほぼ無条件に信用

夜、暗い道ですれ違う人が単体の女性とかカップルとか子連れだったら、この人たちは急にナイフで襲ってきたりはしないだろうな、と思う。逆に一人で歩いてる男だったら少し緊張する。なんやかんや、自分にもフェミのような選別のまなざしがあるんだなと感じるひととき。でも暗い道マジで怖い

2022-09-02

男性生理も知らなきゃならない?

男性生理について、なんか知られてない・知らなきゃならないならない事なんてあるの?

❶ 溜まってくると理性 < 性欲になる。

❷ ヤレるかヤレないかヤリたくなるかヤリたくないか女性へのまなざしから性欲を排除できない。

おわり。でしょ。

草食系寄りか肉食系寄りか、みたいな性欲の大小の差こそあれ、男性生理自体には特に複雑なところとか、誤解されてるとこなんてないと思う。

2022-07-27

歌詞の「まなざし」を「マラだし」に変えるとだいたい面白くなる

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 3/3


年貢の納め時がきた。次の年だ。

人生で初めて確定申告をした。凄まじい税額に衝撃を受けた。あれだけ必死で描いて稼いだというのに、国が四割近くも持っていくのはおかしいのではないかお上の取り分が多すぎる。ずるい。

クリムゾン先生みたいに法人化すればいいのかもしれない――と、税務署まで確定申告の用紙を出しに行った帰りに考えていた。

二週間ほど経った頃だった。父から台所で声をかけられた。「確定申告したのか?」という、いたくシンプルな問いだった。なんで知ってるんだと思った。カチコチに固まってしまって、しどろもどろに声を出そうとしていたところ、父から助け舟が出た。

税理士から電話があった。うちの確定申告の用紙を税務署に提出したところ、息子さんも確定申告をしているようだと。一世帯でひとつの申告になるから、お前のをこっちにくれ。やっておく」

という事情だった。

そうか、そうだったんだな。一世帯でひとつなんだな(追記扶養家族一定以上のお金を稼いだ場合はこうなるそうです)。父さんはずっと前から工場主で農場主だからな、と頭を真っ白にして……二階に昇って、申告用紙をもう一度プリンタ印刷して、父のところに持って行った。「はい、どうぞ」みたいなノリで手渡した。

それで風呂に入ろうとしたところ、「ちょっと待て、この金額は?」と当然の質問が飛んできた。嘘をつこうとしたが、やめておいた。

漫画を描いてる。売って稼いだ」

それだけ言って風呂場に行った。父の、眉間にシワを寄せた顔が記憶に残っている。

「頼む、これで済んでくれ」と祈りながら風呂に入って、湯冷ましの散歩に行って、また二階に上がってペンタブちょっとの間だけ握って、マットレスで寝た。



翌日だった。家族会議が開かれたのは。父が、母と妹の前で確定申告の用紙を出して、厳しい問いかけを続けた。

「なぜこんなにお金を?」

「どんなものを描いてる」

「どうして言わなかった」

おおよそこんな内容だったと思うが、正直に答えていった。将来が怖かったこと、何をやっているか恥ずかしいから言わなかったこと、でも漫画を描くのが好きなこと。

父は、手元にあった湯飲みを手に取った。グイっと飲み干した後、急に笑顔になって言うのだった。

「一人立ちできたんだな。おめでとう。どんな漫画を作ってるんだ、見せてくれ。父さんな。若い頃に読んだ三浦先生ベルセルクが好きなんだ」

自分作品主人公は、ある意味ベルセルクだ。性的な意味でガッツもある。男らしさはあまりない。催眠アプリを使って、同じクラスのいたいけで可憐女の子セックス漬けにしたりする。

母も期待のまなざしを向けている。滅多に見せない、期待感で高揚している時のあのまなざし気持ちが悪い。

さて。自分電子書籍コンテンツを売っていたのだが、たった1冊だけあった。紙の本が。以前、人生で一度くらいは紙の本を出してみたいなぁと考えていた。それで出版社の依頼を受けて、紙書籍で出させてもらった本があった。

それ(女戦士レイプ凌辱もの)を二階から持って降りて、あとは一番最初DLsiteで出した電子書籍(妹ものライト強姦アンソロジー)を記念碑的に印刷しておいたものを、一緒に台所に持って行った。

「これ、俺が描いた作品!」

台所テーブルの上に置いた瞬間、母と妹がのけ反った。明らかにビクッとなっていた。

そこに置かれた1冊(女戦士レイプ凌辱もの)を手に取った父は、まじまじと表紙を眺めていた。やがて、椅子から立ち上がると、クリップ留めの一綴り(妹ものライト強姦アンソロジー)を何枚か手に取って、また眺めた。首を微かに振っていたかもしれない。

沈黙があった。自分は瞬きをしていた。くしゃ、という音がした。クリップ留めの一綴り(妹もの~)にみしみしと皺が入った音だった。

馬鹿野郎!!」

父の手元にあったはずの湯飲みが額にぶつかって、「やろう」まで聞こえなかった。痛みで聴覚が鈍ったあの感じ。二度と体験したくない。

まりの痛みに膝を崩して、床に崩れ落ちたところで、父の蹴りが飛んできた。また頭に衝撃が走って、それから床の上から何十回も肉体を踏みつけられた。

母も妹も止める様子はなかった。ただずっと、父から暴力を受けていた。痛かった。苦しかった。呼吸ができなかった。息を吸うためのエネルギーを体が回復力に転化しているのだな、と感じた。

なんで、どうして自分あんもの家族に見せたのだろうか。認めてもらえるとでも思ったのだろうか。自分は愚かだ。父がぶっきらぼう台所を出て、工場の方に向かうと、自分は立ち上がって妹の方を見た。母親の泣く声が聞こえたが、見ないことにする。

妹は、放心した様子でクリップが外れた一綴り(妹ものライト強姦アンソロジー)をじっと眺めていた。微動だにしていない。人は、本当に驚くとこうなってしまうらしい。

その場を離れて洗面台に行って自分の顔を見ると、額がパックリと割れて血が出ていた。後ろを向くと、床に血が滴り落ちている。

馬鹿だなー、お前。アホが。ゴミクズのどちらかだな。死ね

タオルで傷を覆って、自分に対する悪口を連ねた。気分は暗かった。鼻水と涙が出てきて、そのまま二階に上がって、傷は痛いままだったけど、マットレスで寝た。



翌日は全くの無言だった。父とも母とも妹とも会話をしなかった。以後もほとんど話さなかった。

自分は、稼いだお金ですぐに引っ越しをした。引っ越ししたことはなかったけど、インターネットとか、出版社の人に電話相談したりしながら、どうにかやり遂げた。

自分実家を出た日のことだ。あの時の二つの漫画を妹の部屋の前に置いていった。なぜかはわからないが、その方がいい気がした。

ワンルーム4.5万円の、都内にあるボロアパート引っ越した。以後数年間、ひたすらに漫画を描いて、描いて、描きまくって、今ではこの界隈で一定地位を築いている。

父とは最近、話ができるまでに関係回復した。前よりも気持ちよく話ができる気がする。心が通じ合っているというか。

母親はまったくだめだ。何を言っても聞いてくれない。正月実家に帰った時、「おせちできてる」「風呂が沸いた」くらいは言ってくれる。

妹には、今年の正月にようやく謝った。あの台所の四角い卓に座って、斜めの角度で一緒に食事をしている時だった。

「ごめんな。あん作品を作ってて。本当にごめん」と謝罪をした後、妹からは、「もういいよ。兄ちゃんお金持ちになれてよかったね。私もごめんね。ずっと辛く当たってた。本当にごめん」と返ってきた。

鼻をすすって、ちょっと涙目になっていた。肩をちょっと撫でてやると、涙が指に零れてきた。

実際、妹は許してくれたのだろうか。そこが気になっている。

あくま想像なのだが、妹はショボい兄が許せなかったのではないか不登校になって、社会的に低層にまで落っこちしまって、それが許せなかったのではないか。その現実を受け入れるために、自分に対してひどい扱いをすることで一貫性を保っていたのではないか

自分実家を出た日、あの時二つの漫画を妹の部屋の前に置いていった理由、それは多分、妹に対する感謝気持ちがあったからだ。

からひどい仕打ちを受けた。通りすがり悪口を言われたり、存在に耐えられない軽さの空気みたいに扱われたり、完全に下の存在として見下されたり。いろいろあった。

しかしだ。ムカつきはしたけど、ああいった体験がなかったとしたら自分は今の立場にはない。あの妹がいたから、あの作品が世に出ることになった。それで読者が喜んだ。

そうでなかったら、今でもフリーターとしてマックかどこかでアルバイトをして、ただ何となく若さを消費するだけの毎日を過ごしていた可能性が高い。父が、母が、特に妹が、自分という存在に手痛い一撃を加えてくれたから目覚めたのだ。

家族には感謝している。あの当時は畜生だと思ったけど、今では感謝の念が強い。最後になるけど、ありがとう自分という存在をここまで高めてくれて。今の自分に暗い怨嗟気持ちはない。午前八時の太陽のような、ほんのりと暖かい気持ちが込み上げている。

昔の自分に伝えたいことがある。諦めないでくれてありがとう

2022-06-28

anond:20220628145254

たわわの批判ウルトラCだったな

月曜日のたわわは性的搾取性差別表現された作品であるが、作者や出版社作品批判しない

公に批判をし、日本社会侮蔑し、性的まなざしを嘆いて見せたが

規約違反新聞社規約に基づき批判しているだけである

当然だが、規約は公開できない

かい構成から

性差別作品だけど、市販して良いよ

エロいと叩くけど、ゾーニング要らないよ

だけど、新聞社、てめーはダメ

「こんな差別的性搾取表象を載せるのは規約違反

いや、性差別なら、作品を許しちゃダメだろ・・・

性搾取だと言うほどエロいなら、ゾーニングを訴えろよ・・・・・・

2022-06-15

アトピー隠せていいね」にブチ切れた

( 続・過保護水着は良くないと思うぞ

みんな、最新のスタイルスクール水着を絶賛してる。

そんな中でオレは、たった一人、膝をついて震えている。

新しい水着選択肢が増えるだけとの触れ込みだが、近いうちに席巻するだろう。やがてジェンダーレス水着の一色に染まると思う。考えてみてくれ。水着は、悩みをもつクラスメイトのために作られたんだ。恥ずかしいからという理由ジェンダーレス水着選択する仲間のために、キミに何が出来る?

オレが中学生なら、自分ジェンダーレス水着を着る。それが善だからだ。そして完全に間違っている。

自作批評の中でオレは、学童未来を憂いた。

時代が進むほどにブルカ化していくスクール水着を見て、うすら寒いものを感じていた。

オレの考えた通り、新開発の製品にはジェンダーレス・長袖で紫外線カットお題目の裏側に、生徒の「肌を見せたくない恥ずかしい気持ち」を保護したいという優しい動機が隠れていた。

想像だにしなかったのは、かつて肌を晒すことをためらっていた子どもたちの多くが大人になった今も、

恥ずかしさの感情は “やむを得なかった” かのように思っている現実だ。

「あの頃にジェンダーレス水着があれば、水泳の授業もラクだったのに」

どこもかしこも、憧憬の想いで満たされている。

恥ずかしめたクラスメイトへの怒りや、からかってきた友だちへの憎しみを、露わにしているアカウント殆ど見つけられなかった。

「連中が、もっとマシだったなら良かった」そんな風に思っている人はいないらしい。

なぜ、恥ずかしい? 恥ずかしさの感情はどこから来る?

もし仲間はずれにみえる誰かを抑圧する同調圧力に屈したせいで、恥ずかしさが生まれてるならば。迎合するのは多様性に逆行してるぞ。被害実態にメスを入れる勇気のある論者は、しかしどこにもいなかった。

コンプレックスを持っていてもいいんだよ」と、怯える誰かに対応するための手段を与える。

一見優しく見えるけれど、そこには加害者側を責めずに被害者にばかりコストを負わせる社会の歪みがある。

「ビーーッ!! 阿武隈さん、クラスメイトを見つめるのはやめて下さい、失礼です。」

プールサイドから見守る監視カメラにつないだ人工知能が警告する。そんなソリューションもあり得たはずなのに。

みんなが、まなざし被害自己責任として受け入れるつもりなら、もう何を言っても無駄だろう。子どもたちが望むならジェンダーレス・ネックゲイターだって投入されるだろうさ。男女関係なく、うなじを隠せるカバー時代アップデートは止められないのだから、このまま世迷いごとをつぶやく有象無象としてネットノイズに埋もれよう。ふと、ある意見が目に留まった。

アトピーを隠せていいね

体毛を気にしてる人、太ってる人も安心だね。

注意深くみると、そんなニュアンスのことを言ってる連中がチラホラいた。

てめえら、自分が何をしてるのか、解ってないだろ… 😡

2022-06-10

anond:20220610174758

都市伝説

風呂場でも「おお!これがあの妖刀ムラサメか!」って尊敬まなざし



じゃないと性犯罪者再犯なんてしないよ

2022-05-30

pixivセクハラ事件、それ自体は正直どうでもいいわけ申し訳ないけど。

被害者は大変ですね以外特にいから、今後も自分は使うよ。便利だもん。

 

そうじゃなくてさ、日頃あんなに吉野家アツギ日経だってボコボコにしてたフェミの女オタク

pixivのことになると突然「急にやめることはできないし……」

「突然作品消したら悲しむ人がいるし……」みたいなの、マジで、何?

今までずーーーーーっと即日ボーボーに燃やして不買運動しまくってたよね。

やればいいじゃん。いつもみたいに。セクハラ企業なんかに負けるべきじゃない!って。

ますぐ退会しよう!ほかのサービスでがんばろう!って言えばいいじゃん。なんでしないの?

自分が不便になるから作品が見てもらえなくなる?知らんがな。

お前らが今まで放火してきたのは自分には大きな損害がないから、ただそれだけじゃん。

生身の人間セクハラされてるのは絵の女が性的まなざしで見られることより問題として下なんか?

あろうことか「退会させようとする正義同調圧力」、今までずっとお前らが舐めきってた弱者男性オタクに言ってたことですよね。こんな絵が好きなのはおかしいって散々言ってなかった?

こんなもの賛同してる人間はクソ、いつものように言えばいいじゃん。

なんで言わないの?様子を見ます、非公開にして待ちます自分が都合悪い時だけ逃げ回ってんじゃねえよ。

ほんとくだらねえ人権意識(笑)反吐が出る。こんなやつらの言うこと真に受けてんのアホみたいだなと思うわ。

手を繋いでいても、泣いていても

「人は他者身体的な接触を通して、まなざしを共有することができる」と最近読んだ本にあった。感覚的には納得しやす段落だった。誰かと手を繋いだら、気持ちがつながっている気がする。きっとこの文はそういうことを言っている。

でも泣きながら「ごめんなさい」と言い続ける彼女を見ながら、わたしはそう単純じゃないんだなと感じていた。わたしたちは手を繋いでいたけど、わたし彼女気持ちはわからなかったし、わたし気持ち彼女に伝わってはいないみたいだった。わたしは嬉しかったけど、彼女は苦しかった。どうして謝るのか分からなかった。どうして泣くのか分からなかった。分からないのは、多分わたし経験知識が少ないとかそういうことでは無い気がした。分からないのは、きっとただ、わたしたちが別々の人間からだった。

それでもわたしたちは手を繋いでいた。夕方とは打って変わり静けさが包むサンサンロード目的地に向けて歩調を合わせていた。ぽつぽつと会話をした。モノレールがすれ違う音を二人で聞き、電車より静かでいいねと話をした。寒くないか尋ねた。なんで泣いてるの?と聞いた。怖くない?と聞かれたから、何も怖くないよと答えた。

ベンチで抱きしめ、彼女の呼吸の音を聞いた。それでも分からなかった。多分、伝わりもしなかった。

別れた後彼女メッセージを送ったけれど、丸1日返ってくることはなかった。次の日の深夜に、ひとこと「ごめんなさい」と届いた。手を繋いでも涙を流しても、それが何を伝えることもなかった。わたしたちの距離は、ただ、会った日以前よりも遠くなっていた。

2022-05-27

anond:20220527081317

珍しくまともに論理武装しようとしてるまなざし村住民だけど、もうちょっとまなざし論にどういう批判が寄せられているかも調べたほうがいいぞ。

 

社会によるビルドイン(=社会化)を万能視しすぎである

まなざし行為は、恐らく生物学由来であり、日本社会がその原因かのように考えるのは誤りだし、日本社会の変化によってそれを止めることができると考えるのもおそらく楽観視しすぎだ。

おそらく増田依拠してるまなざし論が20世紀の古い社会学に基づいている。20世紀後半までの社会科学は、「子供は真っ白なキャンパス」とかいう言い方で、教育次第でどうとでもなる存在と見做したり、あらゆる性差ジェンダーに回収させて、男の子女の子のように育てることすら可能だと考え実行したりしてきたが、それらは今では批判対象だ。生まれつき、というものはやはり存在する。

 

フェミニズムに反し、成果を台無しにしようとしてる。

女性の権利運動は、女性を「貞淑さ」の檻から解放することを大きな目標としてきた。男性だけに許されてきたまなざす権利に対して、フェミニズムはむしろ女性まなざしていいじゃないか!」と言い、それが実現したのが現在だ。ジャニーズに喜ぶ女性に、はしたない、と怒る人間は今やいない。

にも関わらず、「男性けがまなざしている」とみなすのは、まず現状認識として誤りだ。そしてまなざし禁止したり抑制したりすることは女性まなざしも抑圧することであり、つまりフェミニズムの成果を捨てることになるだろう。

 

運動の行き着く先を想像すべきだ。

イスラムブルカのことを考えるべき。あれは男性まなざしを防ぐためのものだ。でもあれが広まると、ただまなざされただけの女性を、汚されたとか、はしたないとか、そういう扱いをすることに、現になっている。

2とも関連するが、ブルカ義務社会って自由のない社会であるしね。

 

 

こういう代表的ツッコミどころを残さないように、レスを構築しないとダメだと思うぞ。

まあ個人的には、まなざし論とか土台無理だと思うんで、限界はあると思うけど。

anond:20220527053354

私は異なる考えを持っている。

尊厳の考え方は、クラス全員の男にヌード写真が出回るのと、クラス全員が彼女の裸を妄想して自慰するのは、実質的には変わらない、とすると思う。

https://anond.hatelabo.jp/20220525213803

電車の中で、隣に座った女性と肌を触れ合いを、後で振り返って楽しむのは… よくないと思う。

あなたの自制心や理性を疑ってるわけではないんだ。相手に下心を気取られないように細心の注意を払い、それは成功するだろう。

でも現に性的まなざしを、ここに書いているよね? あなたじゃなくても別の誰かが書く。

から隣の女性は、「この男性性的に消費する意図で触れ合いを記憶しているんだろうな」と想像する。肩が触れたたくさんの男たちの中には、確率的に理性の箍が緩いケモノもいるはずだ。女たちは常に威迫されながら、脅威に怯えて生きている。

性的まなざしを向け、一般女性性的消費するのを是としている現代日本では、生きづらさは女性性にビルトインされている。男たち全員が「一般女性オカズ妄想したりはしないよ」って言い続ける必要がある。不文律を破って威迫行為をした人を咎め必要がある。さもなくば理不尽な性の不平等は消えないよ。

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