はてなキーワード: 負け組とは
~女叩き厨の特徴~
・女性専用の板、スレ、サイトなど女性が集まる場に蛾のように集まってくる。
・女は嫌いといいつつ、本当は女に相手にされたくてしょうがない負け惜しみ。
・自分は女を叩くが男が叩かれるのは1mmも我慢が出来ず
・優秀な男性の功績にずうずうしく乗っかって「男自慢」をする。
・偉人の男の功績は俺の功績、悪人の男は全部在日の仕業、個人の問題
・犯人は女→これだから女は! 犯人は男→犯人は在日に違いない!
・一部の女を見て全体を括るけど男がされると「一括りにするのは良くない(キリッ」
・「3高女」など叩く女性のイメージがやたらに古い(←本人がジジイと思われる)
真の敵は社会システムを作っている勝ち組男性なのにそこには怖くて何も言えない。
・無能ゆえ実生活のストレスをネットで女叩きすることで解消して
・女叩きを批判するのはブ○、バ○アだけで
美少女は女叩き(俺達)を受け入れてくれていると思い込んでいる。
・日本社会は「女尊男卑」で女が優遇され、男が虐げられているという被害妄想が激しい。
・女が何をしても陰湿認定するのに、自分達の荒らしや女叩きをする陰湿な行為を客観的に見れない
・もしくはその行為はネタと言えば許される、サバサバしてると思いこんでいる
・ネットもぜーん男(俺)のもの!すべては男が起源!女は出て行け
・女叩きの時には現れない「一括りにするな」「例え愚痴スレでも叩きは良くない」「男叩きなんて陰湿」
↑の人達に所構わずされる女叩きや乱立する女叩きスレの事を聞いてもスルー
・現在進行形で女叩きの男が暴れている中で「女叩きしてるのは女だろ」
・苦しくなると「俺はお前らをからかって遊んでるだけだから」←ID真っ赤
・だけど男は冷静で論理的で賢いのだ
旧帝文系4年、内定はまだない。大企業の面接を自分なりに研究して8社受けて、全滅した。持ち駒が消えたので、あとは手当たり次第中小企業を受けていくしかない。旧帝だから中小のどこかは取ってくれるだろうが、俺の勝ち組になるという人生設計は終わった。
面接に落ちたのは、俺が非コミュだからだ。組織で動く会社は、コミュニケーションが取れる人を求めるのだ。
大学生活を通じて、友達は一人しかできなかった。サークルなどは5つくらいやりいい体験ができたが、人間関係に馴染むことはできなくて、どれも1年くらいでやめてしまった。
男子校の中高一貫の頃はまだ何人か友達がいて、その友達のうち7人くらいとはまだ付き合いがあるのだけれど、自分から壁を作るようになってしまったのだろうか、大学では人間関係が全然作れなかった。中高の友達は、皆大学でも友達ができているみたいなのに。
もちろん、「彼女いない歴=年齢」だ。大学に入った4月、同じ学科の女の子に一目惚れし、小学生のときにクラスの女の子に淡い好意を抱いて以来、TVや映画の女優以外の恋愛経験がなかった俺は、俺がこんなに好きなのだからその子と付き合えるものだと思い込み、だがとても可愛いその子は俺と笑って話をしてくれたものの恋愛的に相手にするわけがなくて、冬に告白したが当然振られ、でも諦めきれずしつこく付きまとい、その子のあの美しい、見ているだけで生きてきた中で最高の幸せを感じることができた笑顔を見ることができた関係性は崩れてしまった。
他の女の子とも、親しい関係は作れないまま、大学を卒業しようとしている。
あの大学に入った4月、あの子と付き合えるのだと夢をみた4月から振られる冬までの数ヶ月が、俺の人生のピークだった。外見がぱっとせず、非コミュで、年収も低い俺が、あの子のような可愛い女の子と付き合い、結婚することはできないだろう。それがわかってしまった今は、19歳の頃に抱いたような将来への希望はもう持てないのだ。私立中高から旧帝大に入ったときは、俺は当然勝ち組として大企業に入り高収入を得、可愛い奥さんをもらうのだと思っていた。それは儚い夢だったと、やっと今わかった。負け組は負けらしく、淡々と生きていくしかないのだ。
天地がひっくり返ってもくっつく事はないよ。残念だけど…。
中身の違いは、
そもそも会話も成り立たないし、価値観も何もかも会わない。
接点がない。
恋をすることはないし、子供を作りたいと思わないのと同じように。
(聖女が、人を100人殺した刑務所の中の罪人に恋をする事は無いように)
節点も、メリットもない。
税金というのは、男女に関係なく高所得者は払わなくてはならない。
あと、不平等だと叫べるのは同じ努力をしているのに平等ではないケースに限る。
http://anond.hatelabo.jp/20150523131716
追記
ますます市場競争が過酷さを増す中、少しでも有望な人材を獲得したいというのは企業の本音であろう。しかしながらいかにして将来有望な人物を見極めるのかについては、依然として難しい課題である。
企業側は採用試験としてユニークな課題を与えてみるなど工夫をこらしてはいるが、それでもわずかな時間でその内面までを見通すには限界があるいうのが実感ではないだろうか。
しかし、実は「有望でない人物」を高い精度で見抜くことができる非常に簡単な方法が存在するのである。今回紹介するこの方法はある実験から統計的に得られたものだが、内容が内容なだけに表立って公開することができず、このような場を借りて紹介することとなった。
それでは早速だが、 今回明らかになった「絶対に採用してはならない人物の見分け方」を紹介していきたい。
Ingress(イングレス)は、Googleの社内スタートアップ「ナイアンティックラボ」(Niantic Labs)が開発・運営する、スマートフォン向けの拡張現実技術を利用したオンラインゲーム・位置情報ゲームである(Wikipediaより)。
このゲームのプレイヤーは、EnlightenedとResistanceという2つのチームに分かれて競い合うことになる。2つのチームにはあるストーリーのもと性格付けがなされており、それぞれを一言で表すとすればEnlightenedは積極派であり、Resistanceは慎重派である。自分がどちらのチームに属するかはゲーム開始時に選択することができるのだが、ここでどちらを選択するかというのが実に良い心理テストになっているのである。
ますます変化が激しさを増す世の中では、常に先手を打って立ち回る戦略がより有利となる。本能的にそのような戦略を取りたがる人物は、反射的にEnlightenedを選択する。
一方で変化を恐れるあまり、他者より判断が遅れてしまいがちなユーザほどResistanceを選択しがちである。このような人物を採用していては、社内で慎重派の意見が大勢を占めるようになり、チャレンジできない社風に傾くばかりであろう。
IngressでResistanceを選んでいるものを採用してはならない。
自分に自信のある人物と、自信がない人物。仕事を頼む相手として選びたいのはどちらだろうか。もちろん前者である。
Enlightenedを選ぶ人物というのは、基本的に自信家である。何故ならば、積極的な攻めの心理は、自分は大丈夫であるという安心感、つまり自信があって初めて生まれるものだからである。
一方Resistanceを選ぶ人物は、比較的自信のない者が多い。未来に不安を感じ、現状より悪くなるように感じられる。だから現状を守らなければならない。そのためには正解することよりも間違わないことが大事である。そういった心理が無意識に慎重派であるResistanceを選択させるのである。こういった人物を採用すればするほど、会社はネガティブムードに支配されていくだろう。
IngressでResistanceを選んでいるものを採用してはならない。
世の中の人間は2種類に分けることができる。与える人間と、与えられる人間である。与える人間が増えれば世の中はより豊かになるし、与えられる人間が増えれば停滞、衰退へと向かう。
実は与える人間ほど、Enlightenedを選ぶ傾向がある。これは自分は満たされていると感じているものが、さらには他者を満たすことを喜びとするような人物ほど積極的な行動を起こすからであると考えられる。
Enlightenedを選択した者は献身的に社会や会社に尽くし、それによって社会はより豊かになるだろう。会社としてもこういった人物を採用するほど、真に世の中に必要とされる事業を産む文化が形成することができるだろう。世間から愛される企業となり、さらに成長は加速するだろう。
一方慎重派であるResistanceは、与えられる側である。自分のことに精一杯で、人に与えるまでの余裕はない。下手をすると奪われる、だからそうなる前に奪わなくてはならない。守りつつ、奪わなければ。どうすればいい?そんな心理が、慎重派であるResistanceを選択させる。
Resistance選択する社員は、とにかく自分の権利を主張し、少ない貢献で多くの給料を貰うことだけを考えるだろう。利益を最優先した仕事を行い、それが他者や社会にとってどんな役割を果たすかなど二の次である。こういった人物に支配された会社はやがて社会の癌と化し、数々の不幸を生み出し続けることになるだろう。
IngressでResistanceを選んでいるものを採用してはならない。
実際に皆さんの身の回りでEnlightenedを選択している人物と、Resistanceを選択している人物を比較してみよう。恐らく皆さんその結果に驚かれるのではないだろうか。社会的に成功しており、幸せそうな人物ほどEnlightenedを選択しており、卑屈でぱっとしない人物ほど、見事にResistanceを選択しているのである。
この傾向は、全国のポータル(ゲーム内で両チーム奪い合う、実在の場所にひもづいた目印のようなもの)の状況を見ても明らかである。
例えば都内の高級住宅街や幹線道路沿い、有料施設ではEnlightened優勢なことが多いが、都心から離れたベッドタウン、古びたアパートの隣にあるような公園や、名前も聞いたこともないような駅やその周辺はResistance優勢なことが多い。Enlightenedを選ぶ人物は十分な収入があり車で移動する機会も多いのに対し、Resistance選ぶ人物は低収入で常に長距離電車通勤、徒歩生活なのである。
有名大学周辺はEnlightened優勢だが、三流大学はどこも見事にResistance優勢である。大小問わず活気のある企業のビルはEnlightened優勢で、ぱっとしなかったり、ブラックと言われるような企業はこれまたResistance一色である。
積極戦略は勝ち組の選ぶ戦略であり、慎重戦略は負け組の戦略である。そして勝ち組の戦略を選ぶものが勝ち組となり、負け組の戦略を選ぶものが負け組となる。どちらのチーム選ぶか、たったそれだけのことがその人物の現在、そして未来を残酷なまでに正確に示しているのである。
皆さんの企業に今、そして将来必要なのは勝ち組だろうか、負け組だろうか。
IngressでResistanceを選んでいるものを採用してはならない。
ブクマが増えてきたけど、やっぱり「東京に住んでいる事しか自慢の種が無いので地方を異常に蔑視する東京出身の負け組」臭がするのがちらほら。
あのCMの対象、ルミネによく来る人や来て欲しい人には問題なく受け入れられてる、あのCMに嫌悪感抱くのは負け組の女だけだろ、炎上で注目されてマーケティングとしては成功している、などと言った書き込みをネットでよく見ました。
私もそうです。ルミネもパルコもマルイも好きだけどあのCMは嫌でした。
美人でもないし、他人の目を一切気にしない個性的なファッションが好きなわけでもない。
自分の年齢、職場の雰囲気、彼氏の好み、動きやすさ、いろいろな要素で選んでます。
それでもおしゃれって楽しむもんだと思ってます。
あんな風に人にからかわれてやらなきゃ…って義務感でやるおしゃれをやりたくはないです。
ルミネも楽しいおしゃれをさせるお店を目指してるんじゃないですかね。
おしゃれを嫌々やらされて行くお店になんかなりたくないと思います。
マーケティングとしても大失敗しているんじゃないでしょうか。
http://b.hatena.ne.jp/entry/business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150203/277080/
26歳で結婚して専業主婦というのは日本でも「勝ち馬」でも何でもなくむしろ負け組扱いだし
あとアメリカでは結婚退職はともかく、出産後専業主婦になるというのは全然珍しくない。
この筆者はそれを求める男は多いけど女は仕事を辞めるくらいなら離婚する、と書いてるけど、別に離婚せず仕事を辞める方を選ぶ女も一定数いる。
そもそも産休育休制度も保育園もろくに無い国だから、働き続けたくても出来ない場合も多い。
この筆者は「18歳未満の」子を持つ既婚女性の専業主婦率が14%しかないとどや顔しているけど、それは子が大きくなった後に再就職してる率が高いから。
日本のように一度辞めたらろくな再就職が出来ない国じゃないからね。
つか日本も一生専業主婦と言う方がレアで再就職している方が多いだろうに。単にバリバリ社畜やってなければ働いているとはみなされないだけで。
>それこそ母親的な全人格レベルの無償の愛を一方的に受けて初めて男性は救われるのかなと。
一部の動物の雄を一緒に飼うと喧嘩するなんていう現象を見るに、先天的に男同士だと張り合う気持ちが強くて甘えられないってのも、確かにあるんだろう。
でも、それをさらに発展させた「男は弱音を吐いてはいけない、弱音吐く男は最低の負け組(恋人とのプライベート空間でだけはいけないことをしても外に見えないので大丈夫)」というジェンダー規範が、余計に抑圧を強めて救いのない状態を作ってるのではないかな。抑圧されてる本人が強くそう思ってそうなケースもよく見るし、女性でも無神経に「弱音吐く男ダサ~www」みたいなこと言う人は言う。
こういう空気があると、嫌な事があってもメソメソした発散の仕方はできないから、嫌なことの原因を無理くり探し出してそこに怒りをぶつけるような形の発散になってしまう。こういうのよろしくないと思う。
男同士でも普通に「俺もうやだ~(泣」「よしよし大変だったな」って弱音吐いていい空気作っていきたいぜ。そうすれば、恋人にだけ無茶ぶりする必要は薄まると思うんだよな。
就活で自殺するぐらいなら就活する前に自殺しろ。そうすれば就活なんかしなくてもいい。就活をするんだったらしてもいいしした後で自殺してもしている途中で自殺してもおんなじだ。みんな自殺しよう。
いつも偉そうな能書きたれている清水だかなんだかいうアホが就活で自殺するな中小企業がどうだこうだと書いていた。清水はバカである。学生のうち99.99%は特に何の業績も上げられずにガンなり糖尿なりになって普通に情けなく死ぬ。ウィキペディアに名前も残らない。残るのはせいぜい2chの恥ずかしい書き込みログぐらいだ。増田のアカウントも消しておかないとな。さっさと自殺しろ。この世はお前のためにあるんじゃない。この世は清水みたいなアホと、そのアホに洗脳された名無しの歯車たちのためにあるのだ。ああいう奴らが偉そうに能書きたれるために社会は存在する。就活ぐらいで自殺するなと。
就活ごときで自殺するなと言っている人間は就活そのものがなんたるかを全く理解していない。就職しないと食っていけないのだ。すなわち江戸時代の農民に、田んぼで米を作るのではなく田んぼを埋めて果樹園にすると良いみたいなアドバイスをしているのと同じだ。それで?それで救われるのか?田んぼを全部土で埋めて、桃栗三年柿八年。それができんのか?一部の金のある奴か、三年間の収支も考えられない変な奴は、それでなんとかやっていけるだろうけどよ。農民に田んぼを埋める選択肢もあるぜってお殿様から言われても、ヘェヘェそうですかとしか言いようがないわな。多くの人が本当に欲しい力は、田んぼから果樹園を作るベンチャー力ではなく、田んぼから取れる米を多くする品種改良のはずなのに。
アルバイトからがんばって中小企業に入ってスキルを磨いてとかそんな話を言うよな。浪人から立身出世して三菱財閥を作れって話だよな。そんなことができる奴は一体どれくらいいるんだ。浪人している間何で稼ぐんだ。結局就職しなきゃいけねぇじゃねぇかよ。アルバイトで日々汗を流し気がついたら若くない。そんでもってアルバイトでモリモリ力を付けられるほど俺らは頭がよくねぇ。結果なんだ。新卒がどうのとか関係ねえじゃんかよ。待ってるのはどうせ死か就職だ。リクナビかハロワの違いしかねぇじゃんかよ。まぁ、リクルートに金を落とすよりは、ハロワに行った方がなんぼかマシって考えもあるけどよ。
新卒入社っていう制度はなかなか面白いと思うぜ。悪くないとも思うぜ。ありゃあ元服みたいなもんだ。一定年齢になったらさあ社会に出て就職してみましょうみたいな制度だ。ありがてぇありがてぇ。こっちは何の経験も無い、大学で遊んでばっかりのペーペーだ。そんなんでも就職させてくれる新卒制度はなんともありがてぇ。アルバイトでシコシコスキルを磨いても、大学で頭の芯からトロけるほど遊び尽くしても同じじゃねぇか。あ?そこに疑問がある?アルバイトでスキルを積んだ人間と、頭がトロけるほど遊んだ人間は、違うはずだって?
同じじゃねぇか。どうせ。ほとんど同じだよ。居酒屋でアルバイトしてもベンチャーでアルバイトしても大して変わらねえじゃねえか。はてブ見てみろや。あいつら永遠にvimの設定やってるぞ。結局学生団体やらベンチャーバイトやらなんじゃかんじゃに関わっても、人間の本質を変えるほどスキルを得られる人間はほとんど皆無に近いってこった。Macでプログラミングするのは良いけどよ、ちょいとプログラミングできたところで、焼き鳥屋で焼き鳥を焼く速度が速くなるのとそう変わんねえんだよ。世界に通用する技術とか、そーゆーのを持ってる奴らはお前らと同じ理屈で生きてない。それなら焼き鳥を速く焼いてくれ。鳥貴族に行くたびに思う。もう少し速く焼いてくれねえかなって。ビールがヌルくなるじゃねえか。ヌルいビールに耐えられないほど、日々消耗してるんだってことに気づくから、黙ってるけどな。
さあ、そこのお前聞いてるか。新卒制度は間違ってるし、新卒入社しなくてもいろんな選択肢があるってものの見事に洗脳されてるオ・マ・エ。おめーはいいから就職しとけ。リクナビもマイナビも気にいらんだろう。だったらハロワでも行け。絶望するのが遅すぎただけだ。寝るために働くんだ。働くために寝るんだ。社会はそうやってしか回らない。俺たちは日々働いても、凡庸な奴らとしか会わないし、凡庸な人生しか歩めない。清水って一言一言イヤミだよな。あいつをブチ倒したとか、俺は蹴ってやったとか、そうゆう武勇伝ばっかり語ってやがる。なあ清水。俺たちには倒すべき相手すらいねぇんだ。戦う相手もいねぇんだ。そして、戦うべき相手がいても、たぶん、戦う力なんて、もう、ないんだ。だってよ、ラーメン屋でラーメンに髪の毛が入っててもよ、めんどくさくってクレームつけずに立ち上がるだけなんだぜ。
昔オヤジが脱サラして失敗して、ハロワに通って前の会社の五倍は酷い条件の所に就職し、俺はその惨めな背中を毎日見続けていた。日に日に曲がっていく背中が痛々しかった。あんなことになりたくねぇと思ったな。毎日毎日。土曜も日曜も出勤してたな。何百万かの借金背負ってな。だから俺も毎日毎日頑張ったさ。それなりにな。宿題もやったし受験勉強もした。そこそこいい大学にも入った。オヤジのためにも、いろんな教養を身につけて、世界に誇る人材になるんだって思ってた頃もあったな。俺は違う人間なんだと思ってたこともあったな。
でもそんなことにはならなかった。勉強しても勉強しても、俺は「一般人」というカテゴリから離れるほどの場所に行けなかった。なんだ、たどり着けねぇじゃんかよ。百年間学生やってもいいんだったら、やるけどな。四年しかねぇ。そして三年も半ばになって、何もないことに気づくんだ。なあ、たどり着けないところまで行くために、俺たちは何度絶望すれば良い?一分の隙も無いほど毎日勉強したとは言わねぇぜ。そんなに思い上がっちゃいねえ。でも結果だけを見たら失敗だ。毎日毎日、オヤジの情けない背中をまるでカーボンコピーしたような、情けないスーツ姿で玄関を出て行く。怠惰だけが俺の罪だったかい?それとも夢を見たことが罪だったかい?夢でご飯は食えるかい?なあ……教えてくれよ。結局俺たちって、その他大勢なんだぜ。選ばれた人間なんじゃない。選ばれることすらない人間なんだってな。宝くじを買っても一文字も合いやしねぇ。年賀状のお年玉もあたらねぇ。切手シートすらもらえやしねえ。なあ、俺たちが「選ばれし人間」になるまで、何枚年賀状をもらえば良いんだ?
俺たちは負け組だ。なんの名前も残さずに死ぬ。臆病者の名無しの増田だ。自殺すらできやしねぇ。電車の一本も止められねぇ。それが俺たちだ。
ただのチラシ裏。
6年前、親が体調崩して地元に帰らないといけなくなり、前の会社を辞めた。
今の会社を選んだ理由は単純で休みの自由が効くこと。これは親のことがあり絶対の条件だった。
小さな会社でこれからその事業に力を入れて行く。その事業の責任者としての雇用と言う話であり、ある程度の決定権限は与えられると自分は認識して入社した。
入社した当初、最初は1人だった採用の予定を2人採り、その当時は本当に社長としては事業として力を入れていくつもりだったんだろう。
だがその思惑は早速崩れることになる。もう1人の採用者は二週間足らずで辞めてしまったのだ。
自分は1人になったが別に悲観はしてなかった。仕事は1人で捌ける量だったし、もう一度人も採ると言う話だった。もっともそんな話はいつの間にか消えていたが。
売上は採算ラインには達していなかったがそれでも順調に伸びていた。当時は競合業者も少なく大した企業努力をしなくても売上は伸びたのだった。
最初に社長との齟齬を感じたのは売上が頭打ちになり、新しい施策が必要だと感じた時だ。
自分なりに考えた施策を上げて一旦は承認され、一月目はその通り実行された。
だが次の月に突然その施策にストップがかかる。明確な理由の説明はなかったし、問う猶予すら与えられなかった。
そうこうしているうちに親の体調は悪くなり、そちらの方に気を取られて仕事の方はおざなりになる。
とりあえず今の売上を維持するだけなら放っておいてもできる時期だったのは運が良かったし、それを黙認してくれた点については社長には感謝している。
やがて親は亡くなり、時間的にも精神的にも多少余裕ができてきた。
これからは仕事に専念して、売上を上げていくことに専念しよう。そう決意を新たにする。
この時点で3年が過ぎようとしていた。
だが現実はそうは上手く行かなかった。競合業者の乱立とそれに伴う価格崩壊、問屋の権利を持たない小売店である弊社は価格面ではどうやっても勝てず、サービス面でも基本はメーカー丸投げの為、差別化のはかりようがない。
売上はジリジリと下がり始める。
今思えばこの時点が最高の辞め時だった。
だが自分は残る道を選んだ。そんなにコロコロ職を変えるものでないと考えていたし、まだやりようによっては価格以外の面で勝負していけるのではないかと言う甘い考えがあったからだ。
そうは言っても劇的な改善策があった訳でもなかった。
その時点までで、社長はとにかくこの事業に関しては、リスクもコストも掛けない方針であることは分かっていた。
この事業に関しては、と断るのは本業に関してはかなりリスキーなことを平気でやるし、驚くような価格の投資をする人間だからだ。
社長としては正しいと思う。屋台骨である事業には十分な金を使って挑戦的な事業展開をし、そうでない事業には極力金も手間もかけない。辞めることを決めた今でも経営者としての社長の判断は間違ってないと思う。
だが本業に数千万円単位の投資をする一方、こちらは数千円広告費用が予定より膨れただけで怒鳴られるとなればやはりやる気も削がれる。
自分は社長の意向を組むつもりで極力コストをかけない方法で事業を改善しようとしたが、とにかく何かしようとしたらすぐに金がかかる。だがその金は出ない。
じきに手は尽き、売上の下降を目にしながら何の対策も打てなくなる。
その頃から体調が優れない日が続くようになる。休みの日になると起き上がれなくなるし、気分がずっと落ち込み、今まで楽しいと思えていたことに興味がなくなった。自覚できる程に性欲は減退しオナニーすらしなくなった。
案の定、うつだった。4年目の夏だった。
そこからは何もかも悪循環だった。落ち続ける売上を眺めながら、うつに苦しんだ。
それが2年間続いた。その間に薬は増えたし、一度は自殺未遂を起こす程まで追い込まれた。
今年の初めに上げた施策はコストは掛かるしリスクもあるが、少ないながらでも手堅く利益は出る可能性はあるだろうと言うものだった。
これがラストチャンスだと思った。この時点で売上はほぼゼロだったし、精神的にも限界だった。年齢的にもそろそろ転職が厳しい年齢になる。
長く待たされたが、結果、ゴーサインが出た。
そこからは薬漬けで準備をした。このチャンスを逃がすまいと、必死になって準備をした。
そして半年後、ようやくスタートしたその月にストップがかかった。
理由はそんなにコストとリスクを掛けられるかと言うものだった。
散々、コストもリスクもあるが手堅く稼げる可能性があると説明してきたが、結局何も伝わってはいなかった。
A4用紙にして3枚程にコストとリスクの面を中心にまとめた企画書は全く読まれていなかった。
その程度の時間を掛ける価値すらないと言うのが、自分が会社でやっている事業に対する社長の評価なのだと悟ったと同時に決定的に心が折れた。
拾ってくれる会社が早めに見つかったことは運が良かった。契約社員スタートは若干きついが年齢を考えればやむを得ない。
ギリギリ辞める一ヶ月前に直上の上司に報告した。就業規則では三ヶ月前に申し出ることになっているらしいがそんなものを見せられた記憶はない。法律上は一ヶ月前に口頭でもセーフらしい。
苦言は呈された。せめて転職を考えていることを事前に相談できなかったのかと。だが自分の置かれている立場を考えれば、転職を考えていることを口に出せばすぐにでも解雇される可能性すらあると考えていたしそうも伝えた。
会社はそんなことはしないとは上司の言葉だが、そんな言葉を言われても信用出来ない程、自分は会社の中では最低の評価しか与えられていないと考えている。
自分が今までクビにならなかったのは、ただ社長にとって「クビにするかどうかを検討する時間をかける価値すらない」からだったに過ぎないと思っている。
毎月千万円単位の仕事を動かす人間にとっては、仕事もできず本業にも関わっても来ない人間の扱い等、その下の人間が決めれば良いと言うスタンスだったのだろう。
そんなゴミの処遇ぐらい直上の上司が決めて上げてこい。そう言うことだったのだと思う。
直上の上司の無関心のお陰でクビがつながって来たと言えるが、逆にそれが為にここまで時間を浪費してしまったとも言える。どっちが良かったのは分からない。
終始白けた気分だった。取り繕う気すら起きなかった。何人かからは顔色の悪さを指摘された。辞めることを決め、心が完全に離れた会社の忘年会にいて顔色が優れる訳がなかった。
労働時間で言えば間違いなくブラック企業ではあるし、社長によるパワハラまがいの怒声も飛び交う職場だが、比較的低い離職率を維持しているのは一重に社長のカリスマ性にあるのだと思う。
自ら営業をこなし、実務もこなし、少なくとも本業では積極的に攻め続ける、その姿勢は素晴らしいものだと思う。
既に自分の心は完全に会社から離れてはいるが、本業の分野で会社に関わることができていたのであれば違うものもまた見えていたのかもしれない。
全てはもう終わったことだが。
なんかダラダラ書いてたらえらく長くなった。