はてなキーワード: 薄い本とは
「ゾーニングのご依頼ですか。綺麗さっぱり消してやるよ」
「テメェの遺言聞かせてみろオラ」
WAR もう1歩も引けない
WAR 無傷じゃ帰らせない
俺らがフェミニスト!!! ()
前から気にくわねんだ
ガタガタ ガキがでしゃばってくんな (やれやれ)
暑苦しいザコはそこどきな (どけ)
Shit 仲間いなきゃイキがれない
そんなロジックじゃオレらに勝てない
アンチは帰ってお寝んねしてな
WAR もう1歩も引けない
WAR 無傷じゃ帰らせない
俺たちなら躊躇しない (しない)
君たちはなってるよ パニック
震えているよ その足
とどめを刺してあげる もう
(でかしたぞ千田)
くい殺すぜ 憲法はこの通り
(HA HA HA HA HA)
WAR もう1歩も引けない
WAR 無傷じゃ帰らせない
話せばわかると思ってんじゃねー
俺クレーマー 一発で仕留めるだけ(YEAH)
読む お前らの糞リプと今日の風
その公式めがけ 撃ち抜くだけ(Bang!)
キモオタじゃ俺らにかなわない
しても遅い 後悔
クリエイター様だ 通さねーぞこの先
このバトルはオレがもっていくぜたちまち(Yo*)
キリがない意味がない
だからいい加減に死になさい
それが表現の自由
まさにヒューマンライツ
何があれどオレら止まらない
昔から変わらず鍛え抜いた財布(カ・キ・ン!)
WAR もう1歩も引けない
WAR 無傷じゃ帰らせない
(これで終いだ)
もう俺たちの勝利だぜ ALRIGHT??
何がALRIGHT チャンス到来(head shot)
じゃあお前にやる薄い本(お似合いだ)
ここまで来たら 俺ら後に引けない(オラ)
クソフェミ(聞いてんのか?)
もう勝負ならばついてる 終了(HA HA HA)
WAR もう1歩も引けない
WAR 無傷じゃ帰らせない
と思ったら薄い本に取り掛かるチャンス
Aさんが
もし無反応を、督促するような流れになったら、
まえもって、
Aさん、そろそろ初めての薄い本発行だね!
私も宣伝を……。
あれ?
私の本にはしてくれてない?
そうだった!
こういうのって「相互(おたがいさま)」な部分。
Aさんからは、
それであってるよね?
私なりに「気を遣ってます」。
薄い本を出してもう何年にもなる者の吐き出しです。
あるフォロワーAさんとは、イベント以外でも遊びに行く仲です。
めでたいです。
でもそこでの問題が、Aの新刊情報について私がいいね・RTするかっていう話です。
Aは私の本を買ってくれるのですが、新刊について、いいねもRTもしてくれません。
いいねRTをしない主義という訳でなく、他の方の情報についてはいいね・RTするので、
単に私の作品に対してしたくないのでしょう。
仕方がない。
状況報告を呟くのですが、「その度にいいねとかしてくれてとても嬉しい!」とAは私に話します。
楽しみにしているのかもしれません。
でも、じゃあ。私はここでいいねやRTをすべきなのでしょうか?
正直な話、私は純粋に好きな作品をブックマーク感覚でいいね・RTする以外
フォロワーさんの作品に対しては、いいねやRTしてくれた方にお返しでいいね・RTをしたい派です。
できた!と言ったものを無差別にいいね・RTしたくありません。
だってフォロワーさんの人柄や呟きは好きだけれども、作品は私の好みに一致していないのです。
なのに、Aは「初めて薄い本を出す」というだけで、いいね・RTする対象になりえるのでしょうか?
私が好きでやってることですから、言うのはおこがましいと分かっています。
でも、私生活も睡眠時間も休みも投げうって、毎回毎回新刊を出しています。
その価値はAの初めて出す新刊と一緒だと思うんですが、初めてというだけでやはり違うものなののでしょうか?
そう思うとAに会うのも話すのも辛いです。
幸いなことに今はAに会う予定がなく、直接会った時にその話を聞かされる事はありません。
でも、Aは私がAの新刊進捗状況に対していいね・RTをしないのをどう思っているのか。
「進捗状況にいいね押されると凄く嬉しい」と話すAは、私がいいね・RTしないことを暗に言っているのでしょうか?
そう思うと胃が痛くなってきます。
そろそろその原稿も出来上がり、お知らせをする日がやってきます。
今は進捗の呟きだからと誤魔化せますが、お知らせに対して何もアクションをしなくてもいいのかした方がいいのか。
しばらく悩み続けます。
あぁあ。こういうちっぽけな自分がいやだなぁと思いながら
どうせこんな事考えるの私くらいだと思いながら、ひっそりと愚痴をこぼしました。
辛い。
皆さん、原稿頑張りましょうね。
聞いてくれてありがとうございました。
いや、誰も聞いてくれてないと思うけど。
いきなりですが自分は今回が同人イベント初参加だったのです。正確に言えばお○かけライブなんかには顔を出していたりしていたのですがあのイベントはグッズ参加だったりファンの交流会としての側面が強かったりしたので本を売買するのがメインであろう同人誌即売会への参加はこれが初めてということになります。
「分からねえ……分からねえよ! 自分には何が正解なんだかひとっつも分かりゃしねえ! いったいどうすりゃいいってんだ!」
このようなハラハラドキドキを抱えつつ準備を進めます。まずは小銭です。イベントでは300円や700円など100円玉硬貨があった方が支払いやすそうな価格の本が大量に並んでいそうなことは予想できました。ならば両替だ! と銀行に行ってぼそぼそとした陰気な声で「アノー……リョウガエタノンマース……」とか言わなきゃならないのか、憂鬱だな……とこの時点でコミュニケーション能力に難のある自分はテンションが下がりましたがここは快適な薄い本漁りまくりタイムのため、と銀行にて両替を敢行。無事に大量の100円玉と500円玉を入手するに至ったのです。
次はカバンです。カバンが無ければ本を入れられません。丈夫で大きいカバンの予備が無かった自分はその足で雑貨屋へと向かいました。ファッションセンスというものと無縁なので店員さんに勧められるままシャレオツっぽいものを買ってしまって「どうすんぞこれに合う服とかねーし! 合わねえし!」と内心焦りながら会計を済ませます。とりあえずなんとなく合いそうなものを近くの服屋で見繕いましたが終わった今となってはこのチョイスが正解だったのかどうか大いに疑問が残ります。やっぱ一人で買い物なんかするもんじゃねえや!
あんまり規模が大きいと迷っちゃうかもしれないし、だからって寂しいのもなんだかなあと優柔不断な自分は迷います。泊りがけという選択肢はありません。日帰りです。日帰りは決定事項なのです。仕方ないのでピクシブにてサンプル巡りをします。
「……二日目だな。これは二日目だな。というか他の日にあまりにも人が……気のせいか?」
この時点では配置図は出ていませんでしたが、気のせいではありませんでした。しかしこれはこれで多そうだなあ大丈夫かなあと不安になりつつサークルチェックを進めます。と言ってもナンバーが出て居なかったのでカップリング別にサークル名をメモしておいたぐらいだったのですが。
ゴールデンウィークなんだよなあ、自由席って空いてるかなあ、いざとなったらこだまに乗るぞ! 不安が頭をよぎるたび、自分はイケるイケるとそれを頭の隅に押しやります。不安いっぱいでは恐怖に駆られてせっかくの買い物も思うように楽しめないだろうからという浅はかな考えですが、そうでもしないとこのときの自分は夜も眠れそうになかったのです。
朝早くに起き下手なメイクを施し慣れないスカートを履き荷物をせかせか準備します。財布はイベント用と普通に使う用を2個持ち、なんだかファンシーなデザインの大きいカバンを肩に引っさげ、支度は整いました。朝飯代わりのウイ○ーインゼリーを胃袋に流し込み士気を高めます。
怖え……人いっぱい居るとこ怖え……でも! 行かないと、そこにパラダイスがあるから! 自分は行かなければならないんだ! このような寒いことを考えでもしないと冷静ではいられませんでした。引きこもりをこじらせるとこのようになるので皆さんも気を付けてください。要らぬ心配だとは思いますが。
市内電車に乗って新幹線が停まる駅まで向かい、駅に着くと切符を買ってそわそわしながら列車を待ちます。し、新幹線か、慣れてないからなあ。席空いてるかなあ。立ちっぱは辛い距離だよなあ。考えている間に列車は到着しました。中を覗くと若干の空席があるようでした。よっしゃ! などと言おうものなら不審者まっしぐらなのでここはぐっと抑え、乗り込みます。
乗っている間は携帯をいじったり腕を組んで妄想に励んだり携帯用固形食をかじったりするぐらいで特にどうということも無かったのですが、寝ると荷物をすられやしないかと神経過敏な自分は警戒し続けていたのであまり気が休まりませんでした。とはいえ一人なので寝ないのが当たり前と言えなくもない気がします。
名古屋駅に着くと、そこは未知の国でした。「……デカい!?」というのは規模に対しての感想です。名古屋ってどんなところだろう、味噌? 味付けが濃い? モーニングが豪華? 程度のにわか知識しか無かった自分は大いに驚き、迷いはしないかとビビりました。が、案内板通りに進むことで無事方向音痴の自分も乗り継ぎ切符を買い豊橋駅に向かうことが出来ました。今回は観光出来ませんでしたが、次に来るときは周囲を散策してみたいなと思っております。
豊橋駅に着くと外がなにやら騒がしく、ふらふらと声のする方へ向かって行くとイベントをやっておりパフォーマンスとしてよさこいらしきダンスを披露していました。そのままぼけーっと眺めていましたが、はっと腕時計を見るともうすぐ開場時刻! しかもここバス出るとこと反対出口! 気づいた自分は慌てて早歩き。「待ってろよST豊橋2、もうすぐ自分はそこに着くんだぞ! 逃げるなよ!」逃げねえよ、と思うだけの冷静さはもう既に頭から無くなっておりました。
早足で外に出るとYOUの案内板を持ったスタッフが見え、その方の指示する方向へ向かいます。この時点で同じ目的と思われる方々に取り囲まれていました。会話の内容から彼女たちが誰萌え、あるいはどこ校萌えであるのかが窺い知ることが出来なんだか暖かい気持ちになりましたが、同時に一人で歩く自分に対しどこか寂しい気持ちになりました。しょうがないですよね、ぼっちで来たんですから。
「バスが……立派だ!!」
第一印象がコレか、と思われるかもしれませんが立派でした。観光バスを借りるとは、……儲けてやがるな!? などと下衆な感想を抱きましたがそこは脳内で流して乗り込みます。既に車内には何人か待機しており、彼女らもまたこれから向かう会場に対しての予想などを並べ立てていました。なんせ地図で見た限りは倉庫でしたから、会場として機能するのか不安もあったのだと思われます。かくいう自分もその通りで、大丈夫かなあとぼんやり考えながらバスに揺られていました。さあ会場はもうすぐそこです。
「うわ外観めっちゃ倉庫やん!」まんまじゃねーか、な感想は置いておきます。手荷物検査を受けるとシールを渡され目立つところに貼っておくようにと念を押されました。流石にセキュリティは厳重です。なんだかピリピリした雰囲気だなあと思いながら入口から会場の様子を窺います。
そこに居たのは300スペース超のサークル参加の方々と、今日を楽しみに集まってきた一般参加の方々、その方々の熱気で構成された異空間、夢が形になった場所でした。ここにいる人たちは趣向の差はあれどおおむね同じ目的で参加しているんだなあ、そのことを実感し感動しました。生の空気というものはいいんだなあ。同人誌なんて通販で買えばいいじゃん、そのように冷めた気持ちが自分の中にあったことは否定できません、しかしこのときをもってそのような斜めに構えた気持ちは消え去ったのです。この熱を自分の肌で感じ、自然とそのようになったのでした。
ややまごつきながらパンフレットを買い、きょろきょろとあたりを見回しながら会場の隅に向かいます。パンフレットの配置図へ事前にチェックしておいたサークルをマーカーで引き、いざ出発! 果たして無事に買うことが出来るだろうか、そう思いながら横目で受付近くを見ているとなぜか地元の団体さんがはんぺんを配っていました。後で聞くとこのはんぺんは無料だったようで、というか放送でもそんなことを言っていたようで、しかも美味しかったという感想もあり、もらっておけばよかったかなあなどと今更現金なことを考えています。
目当てのCPの島に来ると当たり前ですが同じCPが固まっていて、そこで買い物をしている方を見て「あ、同じCPが好きなんだな」と思うとなんとなく嬉しく思いました。自分ではあまり買わないCPでもポスターやポップが来られているとついつい寄ってしまい「よし買いだ!」と買わせてしまう、そんな勢いや愛にも満ちていました。幸せな気分で今日一番の目当てだったサークルさんの所に足を運びます。無事に帰るだろうか、緊張しながらスペースに向かうと……。
誰も居ない。あれ、間違えたかな、と机に張り出されているナンバーとサークル名を見ました。間違っていません。すかさずツイッターで確認を取ります。今日になって急遽欠席が決まったようでした。しょぼくれましたが、気を取り直し他のサークルさんの元へ向かいます。ここで挫けてはいられません、目当ての本は他にもたくさんあるのですから。分かってはいても、やっぱり残念でした。またの機会があれば今度こそ、と思いつつ探索を続けます。
「おおう、やはり色がどこも派手だなあ。こういう彩のあるジャンルは見てるだけでも楽しくていいよね」
なんて他人事なコメントだと思われるかもしれませんが、現実の光景だというのに目の前で行われているイベントにリアルさを感じることが出来なかったのです。そこはさながら夢の国、すっごい遊園地。異世界でした。普通にレイヤーさんが歩いているのを見て○○が歩いてる……そんな風に茫然とするしかなかったのです。BGMとしてキャラソンがかかりまくり、人はごったがえし、そこらじゅうで普段は出来ないジャンルトークを楽しんでいる。夢のようでした。同人イベントっていいなあ、漠然と抱いていた憧れはここで実感に変わったのです。
コピー本コンテストに投票したり、同人誌なのにすごい厚いよ!? とアンソロジーを見て驚愕したり、「だって○○受けってここしかないじゃん……」とジャンル友達にぶっちゃけトークをしているのを聞いて複雑になったり、桃リコが可愛かったり、こんなCPあったんだーと驚いたと思っていたらいつのまにか買っていたり、委託本にも手を出したり、同じところをぐるぐる回って「へへへこのCPもいっぱいいるじゃんすげーじゃん」と悦に入ったり、……とにかく、普段では絶対に発散できない類の衝動を思いっきり発散できる場所であり、幸せが形になった場所でした。
「そういえば、このジャンルはしばらくイベントが開催できなかったんだよなあ……」
噛みしめます。無事に開催できて本当に良かった。これだけの人が喜びを分かち合える空間が壊されなくてよかった。どうかもう、中止などという悲しすぎることが起こらないように。改めて祈りました。
そろそろ会場を後にしなければ。腕時計を確認すると会場を出てバス乗り場に向かいます。クレープの屋台などが出ていましたが、どうも待ち時間的に食べられそうになかったので泣く泣く断念。ちくしょう、時間に余裕を持って行動しないとな。
バスに乗り込むとイベントの熱が冷めやらぬ人たちが熱心に語り合っています。これが公共の交通機関であれば眉をひそめられることなのでしょうが、ここはイベント専用の車内です。思う存分余韻を分かち合会えるこの空間もまた乙なものだなあと思いました。ただ、送迎用にバスを用意するなんて普通は無理だよなあとも思います。アフターがしたいならやはり2次会にしておいた方が良いようです。自分はぼっちなのでどうにもなりませんが。
バスから降りると、一気に現実に引き戻されました。もう夢は終わったんだ。でも、自分には思い出が出来ました。代えの利かない大切な思い出です。また行きたいな。今度もこのジャンル、いや別のジャンルか、ジャンル無しの大きいイベントにも勇気を出して行ってみようか。今までは恐怖が先立ちどうしても踏み出せなかった一歩をやっと踏み出したこの日、自分の世界は広がった気がします。今回のイベントに参加できてよかった。心からそう思っています。
最後に、主催のスタジオYOUさん、イベント開催お疲れ様でした! また次も頑張ってください、応援してます!
http://b.hatena.ne.jp/entry/372298153/comment/yunitaro
薄い本でいろんなキャラクターに散々ちんこつっこんできたオタクが、公開アバターに「フェミニストです」と言わせただけでやぁこれはひどいレイプだと叫ぶ光景。これを否定したら二次創作できなくなるぞ
https://togetter.com/li/1274053
二次使用が許諾されているキズナアイ・モデルに「フェミニストのキズナアイです。女の子の体は、女の子のものです」と喋らせる動画を作成して炎上した件。革命的な流れになりつつある。
オタクが。あのオタクが。架空キャラクターキズナアイの「「「「「権利」」」」なるものを想起して、彼女の人格はどうなるんだと主張している!!!これはすごい進歩ですよ!!!!!
これまでオタクは星の数ほどのキャラクターを使って裸に剥いたりセックスさせたりもう好き放題やってきたわけで、フェミが文句をつけようものなら「これはただの絵だ」と鼻で笑ってきたんですね。キズナアイの薄い本だって既に量産されているし、散々ズリネタにしてきた。架空キャラクターの人格権に言及するオタクなんて全くいなかった。
そのオタクがですよ。オタクの大好きなキズナアイが「フェミニストです」と、ただ一言話すだけの動画を見ただけで急にリベラルに目覚めて、フェミみたいなことを言い出したわけですよ。オタク、超お気持ち駆動じゃん!めっちゃ面白くないですか。これはなにか大きなターニングポイントになる予感がします。
最近はツイッターにあるマシュマロなんかで気軽に感想が送れる。
それが楽しくて毎日送ったりもしていた。
けれども書いても書いても送っても送っても「感想が欲しい」「感想が来ない」「匿名は寂しい」。
書き手、描き手は大変なことだと思う。読んで欲しい、見て欲しい、感想が欲しい。それは当たり前の欲求だと思う。けれども私はなんだか疲れてしまった。
先日、イベントに行ってたくさん本を買ってきて漸く読み終わった。
あそこも良いし、此処も良い。この表情は素敵だし、こんなセリフが思いつくなんて。
文章は気に入った部分を何度も何度も読んだ。私では逆立ちしたって出てこないような表現ばかりだ。
でもこの読んだ感情を、高揚を、勢いのまま絵を漫画を小説を写真をグッズを生み出した人に伝えようという気がまったく起きなくなってしまった。
それを少し、自分で悲しく思ってしまった。でも此処で無理に書いてもきっとまた同じことの繰り返しだと思ったのでやめておく。
本当に、自分は何かを伝えることに疲れてしまってるんだと改めて思った。
それでも。感想を今まで何百と伝えてきて良い思い出もたくさんあったので忘れないように此処に書いておこうかなって思う。その思い出話。
自己満足をだらだら書くので暇なら読んで。
まだ随分と昔、私がまだ交通費も捻出できず地元のイベントにしか参加出来なかった頃、支部の凄く好きな字書きさんがわざわざこちらにいらしてくれるとあった。
本当に好き過ぎて、いつか感想はお手紙で伝えたいとメッセージも送ってなかった人だった。
私は慌てて便箋を買いにいった。どの便箋もその人の作風には合わない気がして、文具屋で随分と悩んだ。
どれがあの人の作品に合うだろう、どれがこどもっぽく思われないだろう。
散々悩んで私が選んだのはなんの変哲もないクラフト便箋。そして蝋引きの封筒にした。
家に帰ってもの凄く時間を掛けて手紙を書いた。お話が文章が、凄く凄く好きだと手紙を書いた。何度も作品を読み返して、そのたびに泣きそうになって、そのことも書いた。
あまりにも汚い自分の字に嫌気がさしながらも、それでも手紙を書ききり、封をした。相手のお名前を書いた時、やっぱり字が汚いなと思ってしまった。
そして、当日、緊張してお手紙を渡した。
そう言うとその人は私の書いた名前をなぞりながら
「全然汚くないですよ」
と言ってくれた。それだけで嬉しくて嬉しくて、そのまま本を買って帰ろうとしたら多分サークルの方に渡す用のお菓子まで頂いてしまった。
そして私は逃げるようにそこをあとにした。
その時に買った本も凄く良くて、感想をすぐにでも伝えたいと思ったけど、この人は手紙を書きたいと思った。
そこから暫くタイミングが合わずにその人のサークルに行くことが出来なかった。本は通販。
イベントで暫く、となると軽く数年経ったりする。その人はジャンルも変わってしまった。
そんなある日。
「以前そこへ行った時はご飯も美味しくて感想の手紙も貰って良いイメージしかない」
と。これが自分のことだとは思わなかったが、私の地元に良いイメージを持ってくれて、また来てくれるといってくれて私は嬉しかった。
改めて前に買った本の感想を手紙に書いた。以前、手紙を渡した時もとても良くして貰ったと書いた。
そしてイベント当日、別ジャンルへと行って書き手の方に手紙を渡した。
前ジャンルの時に出された本の感想で申し訳ないんですけど。と云って渡すと私の書いた手紙を見て「あっ!」と云った。
そう訊かれて頷いた。その人は私の手を取って。
「気持ち悪くて申し訳ないです。私、貴方から貰った手紙、嬉しくて嬉しくて何回も読み返してもう筆跡を覚えてしまってて」
そう云われた。
私は感想を書くことが好きだけれどもそれは一方的なコミュニケーションだと思っていて、自分が書きたいことを書いて渡してしまったら基本其処で完結してしまっていた。相手がそれを読んだことを気にしたこともなかった。
基本的に私はウェブ媒体以外では小説や漫画の二次創作を手にすることが多い。なので、必然的に感想もその辺りになる。
けれどもある日、表紙の子と目があってしまった。本当に偶然通り掛かったサークルのイラスト本。一度通り過ぎて、気になって手にしてしまった。薄い本は一期一会だ。
結論、大当たりだった。
私はすぐに感想を書いた。表紙の子と目があってしまったことや、中のイラストの湿度や温度を感じるような情報量。そして、描き手の熱量。とにかく圧倒されたと書いた。
イラスト集で感想なんて書いたことがなかったけど、気付いたら便箋4枚にみっちりと書いていた。
そして次のイベントにもそのサークルさんが参加されるとあったので、お手紙を渡してまた新しい本を購入させて貰った。
まぁ、勿論素敵だったので感想を書きますよねー!! 感想書くの楽しいー!!! みたいな感じで書いて、また次のイベントへ。
すると、また手紙を渡した瞬間にサークル主さんから「あ、あの、此間もお手紙下さいましたよね!」と云われる。
「あ、はい、迷惑でしたか???」と、焦って新刊を買って逃げようとしたらいきなりその人が泣き出したので、泣くほど酷いことを書いてしまっただろうかと私は焦った。
謝ろうかと思ったが、何を謝って良いかわからなかった。思い当たる節が多過ぎる。もしかしたら手紙や感想が嫌な方だったのかもしれない。そう云う方も少なくない。どうしようどうしようと思っていると。
「貰ったお手紙が凄く嬉しくて。私、漫画上手くないからいっつもイラストばっかりで、あんな風な感想貰ったことなくって」
いやいや、でもあんなに素敵な絵ならSNS場でいっぱいコメント貰ってるんじゃなかろうか???そう思った。
そういうと。お手紙がどれだけ嬉しかったか、時間を掛けて書いてくれて本当に有り難かった。また絵を描いて本を出したいと思った。そんなことを言われた。そして。
「手紙を貰ったのが嬉しくて。手紙が大好きになって、自分も手紙を書くようになりました」
どんなことでも、些細なことでも一筆書くようになったと。それを聞いて手紙を書くのが好きな私も嬉しくなった。
SNSのメッセージでも良く感想を送る。手紙が一番好きだけど、メッセージはやっぱり手軽で便利。
上でも書いた通り基本的に相手からのリアクションは求めてないので、送ったら一度自分の中では完結してしまう。
けれども丁寧な人はお返事をくれたりする。
そして、その中には初めて感想を貰いましたという人も少なくなかった。
また、筆を折ろうとしていた。けれども私の感想でまた描こうと思った。そんな人も結構いた。
たかが私の感想で描き手の方を大きく動かせるなんて思ってもいないし社交辞令だって分かってる。それでもこうしてわざわざメッセージが届いていることを伝えてくれている気持ちが嬉しかった。
私は何も書けないし、生み出せないし、作れない。
それが出来る人たちが凄いと思う。
ここに書いたこと以外にも感想を伝えていて楽しい思い出はたくさんあった。
勿論、差し入れを放り投げられたことも手紙を捨てられたことも、感想が迷惑と言われたことも、感想を送った相手にブロックされたこともある。
けれどもそれは私が相手を不快にする何かがあっただけかもしれない。何か粗相をしたのかもしれない。良くない言葉選びをしてしまったのかもしれない。気持ち悪かったのかも知れない。
何百と感想を書いてたらそういうこともある。
次は気を付けよう。反省をすることはあっても、感想を送るのを辞めようと思ったことはなかった。
便箋を選ぶのが好きだった。ペンのインクを補充するのが好きだった。パソコンを前に本を読み返しながら言葉を選ぶのが好きだった。どう伝えるか、どうしたら伝わるか。そんなことを考えながら感想を送った。
素晴らしい作品を読んで興奮する気持ちは未だにあるのに。もう相手に伝えたいと思う気持ちがなくなってしまった。
ただ、それを楽だと感じてる自分もいて、それがなんだか凄く寂しい。
少しだけ感想を書いていた時の思い出をここに書けて良かった。
クッパ姫を任天堂に公認させようとかいう意味不明な話が流れてきて、あー海外発だとコンテンツに評価が付いたらビジネスとして盛り上げなければいけないという話になるからそうなるよね、と思って見てたわけですが。同人は公式の黙認で成り立ってるからやめろって反対が起こるわけですよ。文化的背景から言えばそりゃそうだ、やめろ、と思うわけですが。
「公式の黙認」ってなんだよと。同人は若手が勝手に絵を描いてプロになる下積みとして機能しているわけじゃないですか。お前ら公式はどこから来たの? と。1980年代には宮本茂は死ぬ思いでマリオをゼロから創作したかもしれないし、手塚治虫はディズニーの丸パクリから全く新しい世界を築いたかもしれないし、彼らはPixivに版権絵をうpして絵を覚えたわけではないだろうけど、今の中の人は同人作家ばっかりじゃん。お前ら古巣の同人界に戻ってきてフリーライドしてるじゃん。
同人黙認システムが機能してるのは公式絵師が苦痛に思うからではなくて、既に「内容は把握しているし想定通りだし何も問題ないけど版権処理がめんどくさいから」「原作者以外のステークホルダーが睨んで止めるから」に切り替わってるよね。なんで止まるかって損するかもしれないからっていう反ビジネス的発想のせいだよね。オポチュニティの喪失ですよこれは。川上稔なんか自作のオンリーに申し込むんだぞ何買ってるのか知らないけど。
「販売する予定はないし、版権元にライセンスする気もないし、どこにも痕跡を残す予定もない。だから消せ。配るな。売るな。儲けるな。わたしを干せ」という主張は、不正な著作権の主張だ。著作権ってのは中世欧州において出版社が割れを売り捌く現象が多発したせいでできた権利だ。印刷所が薄い本を勝手に再生産して勝手に薄い書店に卸し著作権者が印税を干されて死ぬような事態が横行したか何かだ。そのために著作権者がまず正当な印税収入を確保するための出版物の独占的な発行権、つまり著作権を得て、金銭的収入を保護されることになった。もちろん現代では無尽蔵に拡大されて著作物の配布まで制御できるようになりそして同人黙認や同人誌のDMCA取り下げといった機構を提供するに至っている。だが、著作権は金銭的収入の保護のための権利だ。原理主義的には金銭的収入や社会的地位を得ない方向への制御は目的外の利用だ。「望まない形で公開されると盛り上がりが薄れる」はOKだが「盛り上がりすぎると困るので控えろ」は著作権概念の精神に反していて必ずしも保護される意志ではないのだ。
同人黙認グレーゾーン機構は、その核心に「このコンテンツをビッグにしたくない」という自死願望を組み込んで動いているために、現実的には機能しているが理論的に破綻しているのだ。このグローバル化の時代にあって(いつの言い回しだ)は早晩崩壊を免れない。それが日本から始まるのかコミケが海外のコンベンションに規模と薄い本の質で負けて海外から輸入されてくるのかは分からないが、いい加減になんとかならんのかこれ。