はてなキーワード: 畜産とは
現在国内に出回っている牛肉のうちで、国産牛肉はおよそ4割です。すなわち外国からの輸入牛肉が6割と、約3分の1を占めています。
肉牛1頭(体重700キロ)をつくるためには、トウモロコシや大麦などの穀類(濃厚飼料)を約5~6トン(あか牛は4~5トン)必要とします。しかしそのほとんどは、アメリカなどから輸入されたものです。国産のエサといえば、イナワラや牧草などの粗飼料ですが、これも最近では外国産のものが増えています。国産牛肉といってもその原料はほとんど外国産なのです。
世界中には何億という人が食料難で飢餓状態にあります。そういう人にとってトウモロコシや大麦などの穀類は貴重な食料なのです。日本では1kgの牛肉をつくるために20倍近い量の濃厚飼料を与えています。
牛は本来、人間の食料にならない牧草や飼料作物を食べて、立派に牛肉や牛乳に変えてくれる動物なのです。濃厚飼料一辺倒の日本の牛肉生産体系を、生産者も消費者も真剣に考え直す必要があるようです。
牛一頭、屠殺されるまで育てる為にライ麦と小麦を飼料とした場合、この飼料でいくつパンが作れますか?
牛一頭、屠殺されるまで育てる為にライ麦と小麦を飼料とした場合、この飼料でいくつパンが作れますか?畜産。
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ID非公開 さん
質問日:2018/03/06
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ベストアンサーに選ばれた回答
食肉と穀物のバランスが悪いというスタンスで、10倍の穀物が必要だと訴える主張を散見します。 先の回答者様も同様にカロリーベース等から算出されたこの数字に則っておられるようですが、現実とは大きな乖離があります。
端的に申し上げるならば、肉牛の飼育現場では穀物飼料の年間見積はザックリ言って120キロ以下です。 出荷の目安は20~36か月程度ですから、最大でも消費される穀類飼料は360キロ以下です。
飼育現場では藁、生草、サイレージ、乾草、穀類や糠等をミックスして飼育するのですが、これを穀類のみで飼育したと試算すると「10倍」だと指摘しているのです。
更に申し上げると、穀類の多くは挽いて食しますし、全粒粉等の特別な形式を除くと小麦の場合ですと歩留まりは70%程度になっています。
更に更に申し上げると日本はサシが入った肉質を好むので飼育期間が長いのですが、アメリカ等の食肉が盛んな地域での飼育期間は概ね28か月程度になっています。
これらを考慮して偏った考えをするならば、必要穀類が253キロ、小麦精製すると190キロ、パン一斤200gですから950斤のパンが焼けると見る事も出来るのです。
このように物事というのは、多面的に見なければならないと思います。
口が達者なおっさんさん
回答日:2018/03/06
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その他の回答
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世界的にみてそもそも牧畜は人間が食べない野草や低木などを餌としているのが主体で、それら粗飼料と共に穀物を与えるのは米国と日本だけです。
アメリカは余剰作物を牛に与えて畜肉生産性を向上させているに過ぎませんし、日本は大豆粕や麩など人間が白締油や小麦粉を食用にした残り物を餌にしているのが殆どですので、畜産をもしやめるとそれらの穀物粕が余剰となり環境汚染に繋がります
ライ麦と小麦で牛を飼う事は現実にありませんので机上の空論を試算したとしても意味はありません。
おやじだまさん
回答日:2018/03/07
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牛の重さは700kg程度です。
http://kumamoto.lin.gr.jp/shokuniku/kisochisiki/kachiku_seisan/hikaku.html
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1463774944
よって700kg(体重)×10kg(穀物飼料)÷0.3kg(パンに必要な小麦粉)≒23,000斤
gat********さん
回答日:2018/03/06
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パン1斤は0.2kgですので16500斤の食パンが作れますね
回答添付画像
( =^ω^=)さん
回答日:2018/03/06
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10個のパンより一切れの牛肉を喰いたい人が多いと言うことでしょう。
回答日:2018/03/06
ヴィーガン的な思想の人はless the betterな断捨離思想が多いから、
畜産によるアーモンドや小麦の消費量が下げられて、結果的に虫も動物もより死なずにすむで
食用作物41品目の収穫物として,世界全体で総計9.46×1015(9.46兆)カロリーが生産された。この55%が人間の食用,36%が家畜飼料,9%がその他(工業利用やバイオ燃料)に利用された(表1)。飼料に利用された熱量の89%がロスされ,畜産物に保持されたのは12%,つまり,4%(36×0.12=4.32%)が人間の食料に変換されただけであった。換言すると,食用作物41品目中の熱量の59%(55%+4%)だけが,作物と畜産物として人間の食料として利用され,41%が非食用に利用されたりロスされたりしたことになる。
したがって,飼料や他用途に使用された食用作物を人間の直接消費用に振り向ければ,食料中のカロリー量が3.89×1015カロリー分増加し,5.57×1015から9.46×1015に,約70%増加する。1000兆(1000×1015)の食料カロリーは10億人の人間に,1日当たり2,700カロリーの食事を1年間(年間985,500カロリー)供給するのに十分である。それゆえ,飼料や他の利用に使用されている作物カロリーを人間直接消費にシフトさせると,養える人口を約40億人増やせる可能性があると計算される。
ヴィーガンの主張(①動物を苦しめるな ②畜産は科学的に見て環境に悪い)を見て心が揺れ、しかし肉食を捨てるのは嫌なので自らを正当化しようとした結果、インターネット上でヴィーガンを嘲笑うって行動に出てんだと思う
俺はその点違う
①動物はドンドン苦しめるべきだと思う(自分以外の存在が苦しむのは嬉しいから)
②環境のことなんか気にしなくていいと思う(俺は環境が本格的にヤバくなる前に死ぬから関係ないし、そうでなくても地球生命は存続させるに値しないと思うから)
べつにそうでもない
他の生命の苦しみに目を向けられるのは優しくてスゴイと思うし、地球環境を守っていきたいと思えるなんてスゴイと思う
自分にはできないことをやってるなと思う
それだけだ
本当に興味がなかったら、わざわざネットでヴィーガン揶揄投稿なんかしない
(俺はヴィーガンには興味ないけど、ヴィーガン揶揄人間には興味がある…ってことは、ヴィーガン揶揄人間になる素養があるのか?!)
政府が市民に対して極秘人体実験を行い、ロボット化する訳がないと言う人もいるが、人体実験は2020年で終わり、これからは全ての日本人が人工知能と繋がった電磁波で管理されていく計画である。
残念ながら、人体通信網はすでに完成済みなのである。日本人の選別(家系)も、半世紀に渡り極秘で行われており、ほぼ完了している。
皆さんは、人体拡張と騙されてクルクルパーが開発した人工知能と脳と人体を繋げられ、自由なき灰色の人生を歩まないように気を付けていただきたい。ワクチンにも要注意である。
電磁波兵器で遠隔レイプされ、家族を病気にさせられ、資産を全て奪われているテクノロジー犯罪被害者が、すでに47都道府県にいる。
私は、肉体の遠隔操作で株式と貴金属を強制売却された挙げ句、自宅をスマート刑務所に改造され、電磁波兵器で毎日拷問されている。
これから、スマート畜産システムを人間に応用するシステムが日本に応用される計画である。コロナ騒動は、人工知能監視社会を促進するためのスイッチなのである。
動物さんかわいそうならそれは感情の話でしかないのでご勝手にと言えるんだが(俺はかわいそうとは思わないですねで話し終わるんだが)
畜産は環境に悪いとか豚に食わせる飯を全人類にいきわたらせれば食糧問題解決とか言われるとね
じゃあ魚釣りも潮干狩りも罠でイノシシやシカ捕るのも環境に負荷与えてないんだから動物を食ってもよくね?ってなる
さらに言うなら、環境問題派は別に今肉を食わないでいる必要がないよねっていう。そう主張しつつ当面は肉食ってればいいじゃん。明日明後日にすぐ畜産がなくなるわけじゃないんだし。
できることからコツコツと、みたいなこと考えてるの?クッソ無駄じゃない?お前ひとりが肉食わなかったところで畜産はなくなんねえよ。需要があるんだから。それとも、お前そんなこと言って肉ない生活送れんのかよ?みたいなレスを論破するために前もって肉食ってないの?
別に動物さんかわいそうとかじゃないんなら、例えば友達がこれビーガン食らしいよって出した飯に動物のエキスが入ってたとして、故意じゃないんだったら別にブチ切れたりしないんだよね?次から気を付けてくれよ、くらいで済ませるべきだよね?
動物さんかわいそう派がブチ切れるのは理解はできんけど納得はできるよ。感情の話でしかない分、この人はこうなんだと納得するしかないからね。環境問題派はまさかこのケースで、この程度でブチ切れたりしないよね?っていう…でもヴィーガンってこういうの絶対ブチ切れそうだよね。これは偏見だけどね
なんかもうヴィーガンは一人一派みたいな感じになってんじゃねーのっていう。だからいまいち要領を得ないというか、この人たち何がしたいのかがわからないよねっていう
正直動物さんかわいそうが出発点だけどそれじゃ個人的な感情の話で片付けられるから無理くり社会問題っぽくするために環境とか言い出しただけじゃねーのって俺は踏んでるんだけど
俺、畜産で食ってこうと思うんだ
「ゼロエミッションを目指そう、ガソリンやディーゼルのトラックを廃してEVに置き換えました」とか言って
そのEVトラックでフランスやアメリカで採水したミネラルウォーター運ぶの馬鹿げてない?
いや、高級高価な嗜好品で販売数量が限られてるとかならまだ良いよ。
国内採水のミネラルウォーターと同様の価格でスーパーやコンビニに並んでる、どうかしてる。
水資源に恵まれない国が国外採水のミネラルウォーターを輸入する、これは分かるよ。
でもミネラルウォーターやナチュラルウォーターの採水に適した場所が多い日本でこれどうなの?
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/DividedSelf_94/status/1465862459244298244
痛みを感じるかどうかは人間の主観で決めているところが大きいので結局どちらも実質宗教というかエゴかなと…痛みを科学的に分析するための研究も世の中にはあるけど、皆がそれに基づいて考えてるとも思えない。
それに基づいて考えてるから
「イカやタコに痛覚があることが分かったから生きたまま茹でるのは非人道的」
https://tabi-labo.com/302046/wt-octopus-welfare-uk-2021
みたいな話が出てくるんだよね。
「殺すのは仕方ないけどなるべく苦痛なく殺してあげようね」という話にすぎないんだけど
「俺たちから肉を奪うのかー!」って脊髄反射で憤ってる感じはあるよね。
アニマルウェルフェアとかも「畜産をやめよう」なんて話ではぜんぜん無いし、
ヴィーガンに近い人でも「人道的に育てられたことが証明されていれば動物性の食材を食べてもいい」という派閥だってある。
それと「仕方なく殺すときはなるべく苦痛なく」という話を聞いて
「苦痛がなければ何をどれだけ殺してもいいのか」とか言い出すのは
たとえば死刑のときでも「苦痛なく殺すのが人道的」という指針があるわけで、
日本人も多くはそれを支持していると思うんだけどな。
大豆最高! 牛肉は死ね! みたいな人増えてきてるけど、いくらなんでも雑過ぎない? って思うんだ
畜産やってる土地って耕作に向かない土地が多いんだけど、そこで大豆を栽培するの? とか色々疑問が浮かぶんだよ
大豆自体も連作障害がある作物で、予防には輪作に加えて土の消毒や肥料の大量投入も必要になる
そもそも耕作自体が結構環境に負荷を与えるものだから、無計画に大豆増産の流れになるとそれはそれで環境破壊が問題になると思う
大豆増やせ、畜産減らせって言うだけなら簡単だけど、実際にやるのは全く簡単な話じゃないよね
心強いと思う
優秀な人ほど未来をみているなあ
1950年代に描かれた手塚治虫の漫画「ジャングル大帝」の中で、動物たちの共食いをやめさせるために人工の肉である「人造肉」を作る場面がある。
そこからおよそ70年。
“培養肉”のいま
筋肉の細胞を培養して増やし、固めることで肉にする“培養肉”の技術。
きっかけは、2013年にオランダの研究チームが発表したハンバーガーだった。
ただし、作るのにかかった値段は総額3000万円以上。
大量生産は難しいものの、培養肉が料理として使えることを示し、世界を驚かせた。
ことし6月、鶏肉の培養肉を大量に作ることができる工場が誕生した。
細胞を培養するためのタンクを7基備え、1日に最大で500キログラムの培養肉の製造が可能になった。
こうした技術によって、ハンバーガーのパテ1枚にあたる100グラムの原価が3.9ドル、日本円にして450円ほどにまで下げることができたという。
国内で販売の許可がおりていないため、食べられるのは従業員だけ。
アメリカの食品企業がホテルのレストランで、培養肉をつかった料理を提供している。
価格は一皿およそ2000円。
(GOOD Meatの担当者)
「今、培養肉を扱う企業は爆発的に増えています。世界の食肉市場は巨大で、私たちの力だけでは足りないので、今、多くの企業が参入して来ていることをとても心強く感じています」
食糧危機に
世界中で培養肉の研究が進んでいるのはなぜか?背景には、世界規模の人口増加がある。
お祝いの日に「焼き肉」を食べにいく家庭もあるかもしれないが、経済的に豊かになると肉の消費量が増加するとも言われている。
人類が食べる肉の量は、2050年には2010年と比べて1.8倍に増えるという予想もある。
これに対して、既存の畜産では飼料となる大量の穀物や水が必要になるため、拡大が難しい。
食肉からタンパク質の摂取が難しくなる「タンパク質クライシス」が近い将来訪れるという懸念もある。
こうした畜産業では足りない部分を賄うために「昆虫食」や「植物性の代替肉」、それに「培養肉」などの新しい技術が注目を集めている。
アメリカのコンサルティング会社は、2040年には、世界の食肉市場の6割が「培養肉」と「代替肉」になり、培養肉の市場規模は69兆円になると試算している。
培養肉は、牛や鶏などの動物から少量の細胞を取り出して、動物の体の外で増やして作る。
広大な土地も必要ないため、将来、安く大量に肉が作れる可能性があると期待されている。
日本では、大型研究プロジェクト「ムーンショット型研究開発制度」などで培養肉の研究を国が後押ししている。
(太陽エネルギーを駆動源、藻類を栄養源とした培養肉工場のイメージ 画像提供:インテグリカルチャー)
現在大量生産が可能なのはハンバーグなどに使われる「ミンチ肉」にとどまっている。
そこで日本の研究者が目指しているのが、サシの入った和牛のような培養肉。
大阪大学の松崎典弥教授は、ことし8月、和牛と同じ構造をもつ培養肉を作ることに成功したと発表。
「細胞の繊維だけかき集めてハンバーグ状にしているが今の培養肉の主流です。でもそれではステーキにはならないんです」
肉は、繊維状の赤身と脂肪、それに血管などが複雑に絡まっている。
そこで目をつけたのが3Dプリンターだ。
(3Dプリンター)
特殊な容器の中に細胞を入れ込み形状を保ったまま細胞どうしを融合させる手法を開発。
筋肉、脂肪、血管、それぞれの繊維を作ることに成功し、これらをくみ上げることで、和牛と同じ構造をもつ1.5センチほどの大きさの培養肉を作ることに成功した。
(できあがった培養肉)
この方法の画期的なところは、赤身と脂肪の割合を自由に変えることができるところにある。
将来的に家庭にある3Dフードプリンターで肉が作れるようになれば「お母さんは胃がもたれているからきょうは脂肪を少なくしよう」とか「高校生の長男はサーロインで」などと、気分によって作る肉を調節できると期待されている。
ただ現段階では繊維をくみ上げる作業は手作業で行っていて、松崎教授は、メーカーと協力しながら、自動でステーキ肉を作る装置の開発を目指している。
「いまは、すべての行程を食べられる成分で作っていないので、食べることができません。ただ和牛と同じような構造ができたので、食べたらおいしいと思います。これから先にいくためにはスケールアップをしないといけませんし、自動化の装置開発もしなきゃいけません。細胞を大量に培養する技術も必要になります。まだまだ新しい技術開発が必要です」
大阪にあるダイバースファームは、肉を寄せ集めたチキンナゲットではなく、焼き鳥で使うようなかたまりの鶏肉の培養肉を作る研究を進めている。
副社長の島村雅晴さんは、独自の技術で鶏肉を培養する方法を確立。
できるのは薄いシート状の鶏肉だが、それを重ね合わせることで、4センチ四方で5グラムほどの大きさの培養肉を作ることに成功した。
実は、島村さんは星の数で店を評価する世界的なガイドブックに選ばれるほどの腕をもつ料理人だ。
いま、特定の種類の魚が手に入らなくなっているのだ。
また漁獲高が減っているというニュースも聞いたり、仕入れ先の養鶏業者から「飼料の値段があがり、経営が厳しい」といった話も聞いたりしてきた。
(ちゅう房に立つ島村さん)
そうした中で、細胞から培養することで肉を作る培養肉であれば、今の環境を守りながら、新しい食の選択肢も増えると感じ、取り組みを始めたのだ。
国のプロジェクトの代表を務める東京女子医科大学の清水達也教授の研究室にも出向き、勉強した。
その中で、研究がメインの大学ではなかなか“食べる”ところまでたどり着けないことを感じ、清水教授を通じて再生医療の研究者を紹介してもらい、ベンチャー企業を立ち上げた。
島村さんは、みずから作った培養肉をコース料理の中の一品に加えようと試作を続けている。
培養肉は血が通っていないため、コクを出すためにみそを加えてつくねを制作。
こかぶらとシメジ、まごいも、金時にんじんとゆずを加え、あんかけをかけた料理などを作っている。
島村さんによると、培養肉はこれまでになかった薄さの鶏肉を作れるほか、骨が多くて食べることに適さなかった魚や、絶滅が危惧される種類の魚の肉を増やすこともできるという。
さらに、無菌状態でつくれることから、生の鶏肉やレバーなども気軽に食べられるようになるのではないかと期待している。
常連客の中には、培養肉の料理が食べられることを楽しみにしている人もいるらしい。
(島村さん)
「お客様に提供する食品なので、すべてを分かっておきたいので自分で研究も行っています。まだちょっと食べることができないですが、少し培養肉にも興味を持っていただけるような機会ができればなと思って、議論が始まっていくきっかけを提供したいと思っています」
安全性は?
これまで大阪大学とベンチャー企業の例を紹介したが、食べられないの?と疑問に思った方もいるかもしれない。
察しのとおり、日本では販売のためのルールが十分に整備されていない。
日本では去年10月、農林水産省のフードテック官民協議会の中に、培養肉のルールについて検討する細胞農業のワーキンググループが立ち上がった。
また、実用化に向け法整備や安全基準の策定を進める議員連盟の設立に向けた動きもある。
細胞農業研究会事務局の吉富愛望アビガイル広報委員長によると、主な論点は5つだ。
4. 名称
最終的な商品には、既存の食品や食品添加物として認められていないものが入っていなければいいのか。
日本は品質の高いブランド牛があり、畜産農家の細胞の知財をどう守るのか。
論点はたくさんある。
(多摩大学 ルール形成戦略研究所 細胞農業研究会事務局の吉富愛望アビガイル広報委員長)
「超高齢化社会が訪れる日本では、健康を意識して食生活送らないといけない人がいる。また、これまで動物愛護の観点でお肉を食べなかった人に対しても培養肉は需要があるかもしれない。日本にはいい食材がたくさんあるので、培養肉のもとになる質の高い細胞が手に入り、ブランド化ができるかもしれない。日本がいないところで新しい肉の世界基準が決められてしまわないように、ルール作りを進めたい」
科学技術振興機構の湯口玲子副調査役は、培養肉が普及するためには、情報の透明性が重要だと指摘する。
「培養肉が社会に受け入れられるために必要なこととして、2つポイントがあります。まず製造過程自体が安全なものであるかどうかということを、きちんと消費者の皆さんに伝えて理解いただけるかという点です。それからもう1点が、培養肉の原材料が体に取り入れて大丈夫なものであるということを、きちんと証明できるかどうかというところです。いずれにしろ、消費者と作る人とのコミュニケーションが重要な点だと考えます」
綿密なコミュニケーションを
迫るタンパク質危機に対しての選択肢の一つとして、大きな可能性を感じた。
一方、専門家が指摘しているように、消費者がどのように培養肉を受け入れるのか、また、畜産業との関係がどうなるのか、しっかりと議論することが重要だ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211121/k10013354981000.html
あまり詳しくは言わないけど、反社・DQNと動物肉というのはからんでいるよ
2002年、この年は雪印食品や日本ハムといった食品メーカーにおいて、2001年ごろから次々と牛肉偽装事件が発覚し、大きな社会問題となっていた頃でした。
その中で、大手スーパーマーケットである西友においても、この牛肉偽装事件が発覚したのです。
事の発端は埼玉県狭山市にある西友狭山市駅前店において、アメリカ産やカナダ産の牛肉、豚肉を国産と偽って販売していたことが9月に赴任した畜産マネジャーによって発見されたことでした。
その後ほかの店舗も調べてみたところ、北海道札幌市東区にある元町店(現在の元町北24条店)でも同様の偽装が見られ、このため西友側はお詫びとして販売した牛肉や豚肉について、返金対応をすると発表しました。
しかし上記の偽装期間が調べてみると1年間ほど続いていたことや、スーパーマーケットなどで商品を購入した際のレシートや領収書を保管しているお客様が多くないことから、レシートなどの証明するものの提示が困難だと判断し、異例にもレシートや領収書なしでも自己申告制で返金対応を行うという方針を打ち出しました。
西友側は同年9月18日から狭山市駅前店で、9月27日からは札幌市東区元町店でも返金対応を開始したのですが、当初は主婦の方などが返金を求めて来店していたものの、次第に噂を聞きつけた若者や暴力団関係者(のちにDQN客などと表現されました)が店に殺到して返金を求めるようになるという事態に陥りました。
そしてそれでは終わらず、翌日の28日には1日の売上げをはるかに超える金額を要求するDQN客が現れたため、示談によって金額を支払うという結果になります。
それ以降の返金希望者には一律その金額が支払われるようになり、返金額はさらに増えていきました。
すると29日には返金額が5,000万円以上と、年間販売額の3倍以上になったため、ついに西友側は返金を打ち切り、特売による還元に転換することを発表しました。
その後も、西友側が臨時休業とした日にも若者ら数百人が終結して大混乱となり、警備員に暴行したとして19歳の男2人が現行犯逮捕される事件も発生しました。
これらの一連の流れから、ようやく西友側は北海道警察へ出動を要請し、道警は今回の返金騒動で暴力団が関与していたとし捜査を進めていく中で、10月4日に道内の暴力団関係者を恐喝未遂で逮捕しました。
DQN客とは?
こういった事件などが発生するようになってから、「DQN客」という言葉がよく使われるようになりました。
しかし皆さんは、そもそもこのDQN客という言葉について、正しく理解されているでしょうか。
DQN客とは、軽率そうな人や実際にそうである人、粗暴そうな風貌をしている者や実際に粗暴な者、かつ非常識で知識や知能が乏しい人を指す、一般的なインターネットスラングであると言われています。
この「DQN客」は侮辱語とも呼ばれ、良い意味で使われることはありません。
しかし振り返ってみると、西友偽装肉返金事件は、その肉産地偽装自体も問題でありながら、その後の返金対応において事態が大きく悪化し、収拾がつかないほどの大事件に発展したと言えるでしょう。それはどうしてなのでしょうか。
その後の調べでは、北海道札幌市東区にある元町店に来たとされる者の多くが、明らかに札幌の人間とは違う訛りや風貌であり、札幌以外のナンバーの車が多く押し寄せたとも言われています。
それに加えて、その後の報道でワゴン車にすし詰め状態で札幌にやってきたと証言する者が多数いたことが報道されたことなどから、実際には西友元町店で問題とされる肉を購入していないにもかかわらず、札幌以外からわざわざ返金処理目当てでやってきた者が多くいたということが浮き彫りになりました。
また一説には、地元メディアでは当てもなく北海道の地方からやってきて、すすきのでたむろしている若者を暴力団関係者が雇い、返金請求に行かせたことが騒動の原因ではないかとも報じていました。
実際、西友側がその後、購入を証明するものを持参した人のみの返金する方針に切り替えたところ、少数の主婦がレシートを持って返金を求めたに留まり、若者が返金を求めることはなかったという点でも、上記の説が事実であったということを裏付けているように感じます。
肉産地を偽るという偽装事件は大変な問題ではありますが、この西友偽装肉返金事件を通してもう一つ大きく浮き彫りとなったこと、それは何かあった時にそれを受け取る側(人間)のモラルが問われるということです。
もちろん当然ながら、該当の肉を購入した者がその後店側に返金を求める、というのは何の問題もありませんし通常の行動です。
しかしながら、店側の最大限のお詫びの気持ちと配慮で「レシートや領収書なしでも自己申告制で返金対応を行う」とした対応を逆手にとって、購入してもいないのに返金対応を求めて押し寄せるというのは、まったくのお門違いでありモラルを欠いた行動です。
こうした事件を逆手にとって便乗する行為をする人間が多数いたということについては、偽装事件とはまた別の観点で問題視しなくてはいけないのではないでしょうか。