1970年代の鹿児島県で繰り広げられた、豚に関する論争。
黒豚(バークシャー種)は品質が高い一方、白豚よりも発育が遅く生産性で劣っており、これを残すべきかが争点になった。
もとは県庁内の争いだったが、やがて畜産技術者や農家を巻き込み、県全体が「白豚派」と「黒豚派」に分かれる事態に。
最終的に時の県知事によって「黒豚を残す」という決断がなされ、論争に終止符が打たれた。
しかしその後も経済効率で勝る白豚への転換が進み、黒豚は鹿児島県内においてもマイナーな存在になっていった。
(後にバブル期のグルメブームで全国的に見直され、現在に至る)
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