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はてなキーワード: 現実感とは

2022-01-24

anond:20220116003448

女の読む漫画かには早くから恋愛の延長にそういうものがある、という描写がされるけど、少年漫画にはそういう描写がないので、漫画とかから好きな人とするもの、みたいな刷り込みは実は起こらないんだ

大人から教育とか、少年誌的には、エロいことはしてはいけません、のような悪として刷り込まれ

そしてラッキースケベみたいな描写で、性的な興味を少し満足させてるだけ

男は友達の兄ちゃんとか、小学校の高学年の先輩とかから聞いて、セックスという概念を知る

あとはバラエティ番組とかで下世話な話をやっていて知る

で、AVまではなかなか見れないけど、エロ本を拾ったりして、モザイクのかかった女の裸を見てドキドキするんだ

で、その時感じるのは、大人エロ禁止、駄目なこと、って教えてたけど、性的な興味や欲求をいつか合法的にかなえられるんだ!悪いことじゃないじゃん!俺もやってみたい!というのが正直な気持ち

それと同時に、具体的なクラスの女とかがその対象になることはあまりないと思う

女体には興味あるけど、目の前のこの子はなんか違う、みたいな

イメージがわかない、というのが正確かもしれない

そして、好きな女の子とかがいると、なんかそういう下世話なものをその子に重ねることは失礼なような下品なような気がして、気が引けてしま

友達が、あの子とやりたいだろ、みたいにからかってきたら、やりてー!じゃなくて、普通に腹立つ

性的なことに対して興味はすごくあるけど、戸惑いも同時にあって、現実のこととしてうまく折り合えないのが小学校時代かな

からそうか、女と逆だな

ダメなこと、卑怯なことと教わっているからこそ性的な関心を好きな女に向けたくない気持ちがあると思う

でも性的欲求がないわけではないから、好きじゃない女とか、抽象概念としての匿名の女に性的欲求が向かうんだな


中学生くらいになると、ようやくセックス対象に少し具体性が出てくる

「目の前の〇〇さん」とセックスすることに、イメージが湧くようになる

そうすると性への嫌悪感も以前より少し強くなることもあるけど、同時に、その嫌悪感と折り合えるようになってくる

風俗お金もないし、大人になるまで無縁だから特に何も思わない

大人になってお金ができて、ああそうか、行こうと思えば行けるんだ、と気付く日まで現実感はない

そんな感じじゃないか

今思えば、女と同じく、セックスは悪いことじゃない、素晴らしいこと、ただ、好きな人としないと傷つくこと、傷つけることがある、というふうに教えてほしかたか

スケベは非紳士!悪いこと!ダメ!って教えて終わりなんだから反動もそりゃくるさ

2022-01-21

八本脚の蝶を見つけて

 同僚が新型コロナ感染した。

 わたしたち仕事の大半はリモートワークになっているのだが、その日たまたま彼と対面で打ち合わせをしなければならず、はたしてその日の晩に彼は発熱したのだった。

 おたがいにマスクをしており、打ち合わせもそれなりの距離をとって、アクリル板のパーティションを設置していたのだが、わたしは濃厚接触の疑いがあるということで勤務先から自宅待機を命じられた。

 結局のところ保健所は濃厚接触に該当しないと判断したのだが、勤務先から大事をとってそのまま三日間は自宅待機してほしい」と連絡があった。

 かくしてわたしは自宅でみずから家族から隔離するように、リモート部屋に布団を敷いて起居することとなった。

  

 リモート部屋は六畳ほどの広さで、窓際の隅に机と椅子モニタープリンターが置かれている。

 そのほかの荷物雑然と置かれているのだが、布団で寝るぐらいの広さはある。

 自宅待機の旨を関係各所に連絡し、そのおかげで滞った仕事をなんとか終えて、夜中にようやく身を横たえるとふと文庫本が目にとまった。

  

 リモート部屋には文庫本専用の本棚が四つあり、棚の上の方には未読の、つまり積ん読状態の本が並べられている。

 下の段には、すでに読み終えたものか、読み途中のもの(あるいは挫折したもの)が入っている。

 布団に入らなかったら下段の本には目が届かなかったかもしれない。

 そこにあったのは、二階堂奥歯『八本脚の蝶』(河出文庫2020年)。

 かつてハードカバーも買い、読み終えることができず、文庫が出たら文庫も買い、こちらもまた読み終えることができず、そのままになっていた。

 なぜか今度ばかりは読めるような気がした。

 そうしてこの三日間、仕事の合間に少しずつ読み進めている。

  

 本書によれば、二階堂奥歯プロフィールは下記の通りとなる。

 <1977年まれ早稲田大学第一文学部哲学卒業編集者2003年4月、26歳の誕生日を目前に自らの意志でこの世を去る。亡くなる直前まで更新されたサイト「八本脚の蝶」は2020年現在も存続している。>

  

 二階堂奥歯と面識はない。ただ彼女大学にいた当時、わたし留年を重ね、まだキャンパスをふらふらしていた。わたしのいた文系サークルには、彼女がいたという哲学研究会に出入りしている者もいた。留年を終えて、なんとか会社勤めを始め、学生時代の知人に再会したところ、「哲学研究会OBが中心となって『記憶の増大』というサイトをやっている。二階堂奥歯という人がそこに『八本脚の蝶』という日記を書いている。あなたボルヘスを好きなようだから、もしかしたら彼女が書いているものも気に入るかもしれない」と言われた。そのようないきさつがあって、わたしは時折パソコンで「八本脚の蝶」をのぞいていた。

  

 「あなたボルヘスを好きなようだから」という言い回しはやや唐突なようだが、わたしとしてはそう言われたのがわからないでもない。およそ大学というような場所にはひそかにボルヘス読者の群生地があり、わたしはそこにはいなかったけれど、きっと知人には生息地を離れてひとりはぐれているような存在に思われていたのかもしれない。実のところ、ルルフォの書くものの方が好きだったのだけれど。

  

 彼女がみずからの死を「八本脚の蝶」の中で宣告し、日記更新がとまってからどれくらいたっただろうか。ひと月もなかったかもしれない。

 仕事を終えてひとりぐらしのマンションに戻り、夜中にネット巡回していると、彼女の別れの言葉を見つけた。

 本当に亡くなったのかわからなかった。現実感がなかった。

 それでも彼女を追悼する言葉ネット散見されるようになり、わたしはそれが実際に起きた出来事だと知ることになった。

 直接の知り合いではなかったけれど(知り合いの知り合いだ)、彼女の死はずっと引っかかっていた。

 だから「八本脚の蝶」が出版されたとき、迷うことなく買い求めた。

  

 読めなかった。

 ずっと読めなかった。

  

 あれから二十年近くたち、ようやく読む気になったのはどういうわけか自分でもよくわからない。

 一方で、この二十年ばかりの間なぜわたし文学書をほとんど読むことができなかったのかはなんとなくわかった。

 学生の時分には翻訳文学をそれなりに好んで読んでいたはずなのだが。

 わたし社会生活を送るために、いつの間にやら自分リソース脳味噌キャパティ)のほとんどすべてを消費していたのだ。

 「八本脚の蝶」を読みながら、他者が構築した架空世界に遊ぶときのどきどきした感じ、わくわくした感じ、ひりひりした感じ、そういったものを思い出し、わたしはきっとそこに惑溺してしまうから意識的に遠い場所に置いていたのだろうと思った。

 二階堂奥歯生活しながらも虚構現実を往還していたのだろうと考えると、そのために使われた膨大なエネルギー超人的なものだったと想像してしまう。

  

 二階堂奥歯のおかげで久しぶりにちゃん小説を読もうという気になったのだけれど、やはりわたしは本の中に沈潜してしまって、なかなか仕事が手につかない。

 これから実務的な文書をいくつか作らなくてはいけないのに。

 だから自分を鎮めるために、ここに書いた。

  

 「八本脚の蝶」は東大寺大仏殿にある意匠(飾り)のことらしいのだが、そういえば三年ほど前に東大寺を訪れたとき、そのことを確認するのをすっかり忘れていた。

 今度行くときは八本脚の蝶をちゃんと見つけよう。

2022-01-19

最近自分現実感がない

先月あたりまでドラマとかアニメとかから離れてたけどここにきてはまりつつある。

ただ、自分生活現実感がない

何か見てる時だけ、感情が動かされるわ

なんか解離してるんだよなー自分が。

2022-01-12

事故物件ユーチューバー動画幽霊同士が声の出るおもちゃで会話するっていうなんとも奇妙な動画があるんだけど

あれ見るといつも関西人同士が関西弁で会話してる姿を思い浮かべちゃう

お笑いでもなくごく普通日常会話が関西弁でなされるのってどこか異世界的な、非現実感があるよね

2022-01-09

anond:20220108225844

近未来地球文明現在の延長である、という点が制約として難しいかな。けっこう未来なら、国家間による宇宙開発競争によって、国別のスペースコロニーがある、自国開発とパイロットロケット、みたいな設定ができそう。だけど、やっぱり国とか経済とかのある意味で狭い括りが出てくる時点で、スペースオペラ的な壮大さが失われるよね。広大な空間(スペース)は、日本人だけには広すぎる。

そうするとプラネテスみたいな、お仕事ものかにして狭さ、現実感、世知辛さみたいなもの表現するのが妥当になるんじゃねーの。

anond:20220109045153

分かる まあパイプカットは極論だけど

自分なりにエロ漫画に求めるリアルさと非現実感バランスがあって、その塩梅がちょうどいい作品出会うために旅を続けてる節

2021-12-14

セックスレスに嫌気が差し人生初ソ〇プに行ったもののイけなかった

言いたいことは題名の通りなんだけど書かせてくれ。

7年に及ぶ妻とのセックスレスに耐え切れなくなった俺はついにソ〇プに行くことを決めた。

行くと決めたからには最高の時間にしたかった。人生初のソ〇プだ。まず最高のコンディションの嬢と過ごしたかったので平日の午前中に行くことに決めた。何故ならその日誰の相手もしていない嬢と会えるからだ(専門用語で口開けと言うらしい)。更に言うと前日のシフトが入っていない嬢を選んだ。嬢だって人間だ。何人も連日と相手をしたら疲れているだろう。なので有給をとった。会社を休んで午前中からソ〇プ。最高に贅沢な時間だ。ネット情報を集め、中級価格帯のお店に決めた。100分で4万円くらいのお店だ。俺としては高価だった。でも下手に妥協するくらいなら高い金を払って失敗した方が諦めもつくと思った。それに経験上、こういうことは思い切った方が満足度が高い。とにかく電話指名予約をして当日を迎えた。緊張と興奮の中お店に入った。ボーイさんは非常に礼儀正しく丁寧に案内をしてくれた。待合室で待つこと数分後、ついに嬢とご対面。個人的な好みとは違ったが、可愛い人であった。しか礼儀正しく、初めての俺を丁寧に案内してくれた。緊張してうまくコミュニケーションが取れない俺を気遣ってくれた。なんていい人なんだろう。この人を指名して良かったと思った。本当にそう思った。手を繋ぎながら部屋に案内してもらい、ついに始まった。緊張でダメかと思ったけれどそんなことは無かった。もうめちゃめちゃに興奮した。アシスト脱衣の後に嬢も服を脱いで、軽くハグをしたりしながら洗体をしてもらった。ずっと興奮しっぱなしだ。そして現実味が無かった。出会って10分程で裸同士で体を洗ってもらう非現実感たるや凄まじかった。洗体の後は歯磨きやうがいをして一緒に浴槽に入って、なんやかんやいろいろとしてもらった。その後マットプレイをお願いした。初めてのソ〇プなので経験たかった。これは何と言うか、体にイイね。もちろん興奮したけれど、全身がポカポカになって、敏感になって、全身マッサージ的な魅力もあった。来て良かったなぁと心の底から思った。マットプレイが一通り終わったところでマット上でついにあの時を迎えた。女性上位で迎えた。というかマット上では俺は動くことが出来なかった。動くの危険だもん。あんな状況であれだけ動ける嬢を尊敬した。あれは大変な仕事だ。インナーマッスルかめちゃめちゃ鍛えられると思う。とにかく、ついにその時を迎えたのだけれど、俺は妻としか経験がないので、あまりに全く違うことに驚いた。包み込まれている感とか、うまく言葉に出来ないけれど全然違った。どっちが良いとか悪いとかではないけれど、気持ちよさのベクトルが違うというか、なんというか、戸惑いの方が大きかったのだ。あと繋がった瞬間に速攻で動かれた。なんというか、余韻が全くなくて虚を突かれるような思いがした。めちゃめちゃ動いてくれているところ申し訳ないのだけれど、どんどん俺の興奮が冷めてしまった。自分もびっくりした。初めて最中萎えしまった。こんな経験初めてだった。そして嬢の申し訳なさそうな顔が辛くて、なんかいろいろ言い訳をした。とにかくマットを片付けて、今度はベッドで挑戦してみた。嬢が頑張って俺を興奮させてくれて、もう一度繋がったのだけれ、やっぱり途中で萎えしまった。もうショックと、申し訳なさが凄くて、俺はひたすら言い訳と、嬢のせいではないということだけを伝えた。嬢は良い人で、かつプロ意識がある人だったので、あの手この手を試してくれたけれど、最後までイくことは出来なかった。そのことの衝撃が凄くて、しばらく凹んだ。4万くらい払ってイけなかった。5日くらい我慢して、今日は最低2発はイくぞ!なんて思っていたので、ショックが凄まじかった。こうして、有給を取って4万払ってまで7年ぶりのセを楽しもうと思った男はイけずに終わったのだ。それでも素晴らしい経験だった。虚勢ではなく、本当にそう思っている。イけなかったけれど行って良かった。あの嬢にお願いして良かった。そんなショックと満足感が入り乱れた感情をどう処理していいのか分からずにこれを書いている。書いているけれど、さっきソ〇プものAVでどちゃくそ興奮してイけたので、まぁ結局は満足感が勝っている。ソ〇プに行った後のソ〇プものは別格の興奮度であった。転んでもただでは起きない、そんな姿勢を、俺は今日、学んだ。

2021-11-29

今の彼女が俺史上初の専業主婦志望

高校生くらいの頃から、身近に専業主婦志望な女性がいなかった。

「そりゃ、なれるならなりたいけどね」くらいがせいぜい。

これまでにつきあった何人かと結婚について話したときも、離職をリアルに考えていた女性はいなかった。

上司も先輩も同僚も後輩も女友達も、産休・育休・転属はしても離職はせず。

親戚にも同世代以下で結婚退職した女性はおらず、せいぜいで転職家業ガチめの手伝い(建築士)とか。

母はうちの親戚では例外的専業主婦パートタイマーだったけど、時給数千円のけっこうハードパートだった。

 

他方、今の彼女大学生レジ打ちのバイトで、そのまま専業主婦になるつもりの様子。

俺と結婚する気満々なんだけど、俺に何かあったらどうするつもりなのかまったくの謎。

質問してみても、「大丈夫だよ」「そのときちゃんと働くよ」などと、ふわふわでまったく現実感が無い返事。

まりにも不安なので元カノ相談したら、「大抵の女はそんなもの大黒柱の苦悩を味わえ」とのこと。

 

俺の年齢を考えれば今の彼女最後結婚の機会である可能性は高いのだけど、どうしたものか……

2021-11-28

夏目漱石「坑夫」を読んだ

2ヶ月くらいかけて、ダラダラちょっとずつ読んだ。

人間気持ちはすぐに変わってしまうこと

現実には小説のように一貫性物語性がないこと

が繰り返し書かれていたように思う。

相手のごく一面しかしらないのに、分かった気になる人間の多さに辟易している印象も受けた。そう言うものへのアンチテーゼとして、分かりづらい一貫性のない作品にしたのかもしれない。

主人公自暴自棄気持ち家出して、鉱山に入るまでは世界現実感を感じられず、自分の周りで起こる出来事に対してお客様気分でいた。抗不安薬抗うつ薬を飲んだダウナー状態に近い。体操座りして足元のアリの行列をただ眺めているような。

ただ、鉱山飯場に入り、獰猛なコウフたちから自分に対する嘲笑や、

鉱山の穴(シキ)の中で生命危険を感じるうちに世界に生きる実感を取り戻す。

ただ世界への実感を取り戻すにしても、そこで自分生活の指針を決めて一貫した行動を取るかというとそうではない。あくまでその瞬間だけ取り戻したように思うだけで、死への衝動現実感の喪失はその後も共存している。

人間の行動はたまたま口にしたことに大きくされるが、あとから振り返ると一貫したストーリーがあるかのように思ってしまう。

普通小説なら、生の実感を感じて以後一貫性を持つストーリー展開をするだろう。

現実感の喪失や死への欲望未来への希望一時的もので、ころころ一番上に来るものが変わるけど、その瞬間の自分にとっては一番上に来ている感情リアル必然性を持っているように錯覚してしまう感じ。

共感するし俯瞰できるよう自分に言い聞かせてるけどできないんだよなこれが。

2021-11-26

水族館の魚見ると『美味しそう!』って思っちゃう!」「わかる~!」←これは「有機生命体の欲望」ではない

anond:20211120230606

  

短期間でも実際に動物を観察すれば気が付くことだが、動物潜在的に食べられるもの、食べられそうなものでも、それまでに食べたことがなかったりましてや見たこともなければそれをすぐに食べ物認識したり食べたそうな素振りを見せることはない。それが生きて動いていて、自分と同じくらいの大きさであればなおのこと、自分よりかなり小さいものでも一番最初に考えるのはそれが自分危害を加えるかどうか、だ。食べたい、とか、食べられる、ではない。  

  

一例として、犬や猫を飼ってる人なら誰でも自分経験から知ってると思うが、彼らも食べられるものなら何でも食べるわけではない。市販のフードを与えてもまず見て、匂いを嗅いで、ちょっと触ってみて、結果自分がそれを食べ物だと認めなければ以後見向きもしないということはよくある。これは別にフードが既製品からというわけではない。既製品のフードの中でも個犬個猫が食べ物と認めるものとそうでないものがあって、そうでないものは食べたくならないのだ。目前の有機物食べ物認識するというのは「飯食って生きてる生物である以上その欲望には絶対に抗えねえ」という類のものではないのである。  

  

これは市販のフードだけでなく自然の中にいる動物でも同じことだ。飼い犬飼い猫の中には親犬猫から教えられたわけでもなく自分で遊んでいるうちに鳥や小動物の狩りを自習するものがいるが、彼らが自分の狩ったもの食べ物認識する、食べたいと思うかはまた別の話である。狩りと同時にそれを食べることを自習する者もいるが、中には自分で狩ったものをいつまでたっても決して食べないものもいる。それが「自分食糧である」と学習しなかったわけだ。「有機生命体だったら有機物構成された生物はとりあえず1匹は試しに食ってみたい、と考えてしまもの」であればこうはならない。  

  

いろいろたくさんいる動物の中にはもちろん動くものを見れば反射的に跳びかかり同時にそれを口の中に入れてしまうような採餌方法のものも(たくさん)いるが、それらの動物が「食ってみたいという欲望からそのように行動しているかははなはだ疑問であるし、どちらにしろ人間はあまりそのような動物には近くないだろう。さらに「何でも口に入れる系」の動物が跳びかかるのは凡そ自分の口に入るサイズ相手だ。それより大きいと自分がケガをする可能性が高くなるし、最悪自分の方が食べられる。長生きできそうにない。  

  

まりである

初めて宇宙人(異星の有機物)と出会ったその日、人間の取る行動は、恐れ、身を隠し、恐怖から攻撃に移るというのが有機生命体としても自然であり、それは即ち今まで多くのSF作品にまさにそのように描かれているのである。その日初めて見た異星の有機物をとにかく一度食ってみたいという欲望など自然に湧いてくるものではなく、そのような欲望を前提として描かれる作品ファンタシーといえども著しく現実感を欠いた物になるであろう。少なくともそれは私たちの知る生命実態矛盾し、文化的なフェティシュとしか描かれ得ないのである

  

とかく人はこと食い物とセックスのことになるとそれは生命本来欲望であるという先入観自分文化的価値観正当化したり他人のそれを貶したりしがちであるが、多くの場合そこに正当性はない。食とセックス本来的なものであるが「あなたの食」と「あなたセックス」はそうではない。だから私は現実生命から乖離した「イメージ」で語られる生命とその偏見立脚した世界観人間論には懐疑的な目を向けることにしている。フェティシュがフェティシュとして描かれているうちは良いが、そのフェティシュの立脚点が「有機生命である以上その欲望には抗えねえ」ということになるとそこに少しザラリとしたものを感じる。  

  

などというよしなしごとに思い至す感謝祭の夜である。一部ここに私が記したことに反感を覚える向きもあるであろうが、私が常に増田に書いている消化管末端より排出される未知の有機物の如きものひとつである。水に流すなり抗いがたい食欲を覚えるなり、お好きなようにされるがよろしかろう。

2021-10-03

anond:20211003145718

オウムときも、あれだけの事件を起こした後に、逆に興味持っちゃって入信した若者かいたもんなぁ

世間から叩かれていると、逆張りで「本当はそんなに悪くないのでは?」と擁護する心理が働くのかな

連中がやらかし悪事に対する想像力というか、現実感がないのかも

2021-09-25

彼女いない歴年齢の素人童貞KKOだけど

変にリアルな女を知らずにこの年まで生きてこられたのは幸運か。

私達は抑圧されている、私達は被害者だ、私達の不快ものは滅ぼせ、とかさ。もううんざりうんざり

エグい4PものAVで抜いた後は綺麗サッパリと片付けられる。風俗しか知らないか恋愛関係の末に行われる正常なセックス分からんし、だからどんなにファンタジーセックスでも現実感が損なわれない。

それはかえって今みたいない「女尊男卑社会では生きやすいのかも知れないと最近思う。

風俗はいいぞ。底辺でも金払えば受け入れてくれるからな。

願わくば宝くじがあたって高級風俗で豪遊したいくらいが望みか。

女の顔面札束で叩きてぇ。

2021-09-22

ヒーロー

さいころからヒーローが好きだった。

ピンチの時には助けに来て、みんなを救って姿を明かさずに去っていく。

かっこいい、そう思った。自分もいつかなれると思っていたんだ、誰かのヒーローに。

でも現実は甘くない、私はヒーローになれなかった。大きくなるにつれて人間にならなきゃならなかった。

私は普通という呪いにむしばまれた、でも幸か不幸か私は容量が良かった。我慢を続けて我慢を続けて、それでも私が生きる意味は少ないけれど確かにあった。

生涯の付き合いになると思っていた、そんな親友で幼馴染の二人が私にはいる。

二人のヒーローに、二人が私のヒーローに、そんな存在だと思っていた。

一緒に過ごすのが本当に幸せだった、それだけでよかった、それだけでよかったのに。

私のヒーローが死んだ、唐突に。

今こうやって文章を書いてどうにかならないかと願って逃げている。救うべき相手から逃げたんだ、私は

今年の五月、精神を病んでいた私に、深夜訃報が流れた。弟から私のヒーローの一人が自殺したと電話越しにそんな言葉が聞こえた。

夢じゃないかと思った、頭が回らない、世界スローモーションになっていく、思考が沖に逃げていく。

からない馬鹿なふりをするので精一杯だった、考えたら受け止めなきゃいけない気がしたから。

今涙を流したら顔を合わす時までに自分の心が持たない気がして、そんな気がしてまた我慢した

それでも時は止まらない、葬儀に出席するために色々な用意もあれば、日常も止まってくれるわけじゃない、洗濯しなきゃと喪服を引っ張り出して、洗濯を済ませて取り込んだ時、春の香りがして、もう駄目だった。

涙が止まらなかった、思いが止まらなかった、動けなくなるぐらいその日は泣き続けた。

実家への帰路、バスの中でまた涙が出てきた。人目も気にせずまた泣いた。

葬儀が始まって、亡き骸を見たとき寝てるんじゃないかと思った。本当は質の悪いドッキリなんじゃないかって思い続けた。

それでも時間は進んでいって火葬場に行かなきゃいけなかった。吐きそうだった、世界が歪に見えた。これは夢だから自分に言い聞かせた。そうしないと自分をだましていないと世界の速度に追いつけなくなっていた。

煙が見えた後、もう一人の幼馴染とふたりで骨を拾った、すべての時間が夢ならどんなに良かっただろうか。

現実感がないまま、時だけが進んで思考が置き去りにされていく。

私は生きる意味が減ってしまった、こんな苦痛を味わって生きた先に待っているものは何だろうか。

時間解決すると皆が口をそろえて唱える、ヒーローがいない世界で、長い時間をかけて何が解決するんだよ。解決ってなんだよ、人が、私の大切な人が死んだんだ。もう会えないんだよ。

私は救えなかったし、救われなかった。

眠れない日々が続いて、毎晩私は彼への後悔と自分の不甲斐なさにイライラして泣いて朝が来る。

私はヒーローにはなれなかった。ヒーロー、助けてくれ。

私はヒーローが嫌いだ、助けてくれないし無力だから

この後の人生、人のふりをしていきていけるといいな。

どういたらいい、教えてくれよヒーロー

2021-09-11

子供が出来た。というかもう生まれる話。

今の自分が思うことを、つらつらと書いていこうと思う。普段文章を書くことなんてないから、文法言い回しなんて滅茶苦茶だろうと思うけど、自分の考えをまとめておきたい。もしかしたら、同じようなことを思っている人もいるかも知れないし、そんな人の役に立つこともあるかもしれない。

タイトルの通り、子供ができた。というかもうすぐ産まれてくる。嫁から子供ができた」と言われた時、現実味を感じなかった。でも、日が過ぎるごとに少しずつ大きくなる嫁のお腹を見て、ようやく現実感が少しずつ湧いてきた。それでも自分が親になるなんて、とても想像もできないが。

思えば、子供を作ろうと思い立ってから1年半近くかかった。正直な所もっと簡単にできると思っていたし、ここまで出来ないのなら今までの避妊必要だったのかと思うくらいには全然できなかった。嫁は不妊治療のレディスクリニックに通院していたが、特別異常があるという訳でもなかった。

一般的に「子作りを始めて1年が経過すると不妊症」という定義付けになるらしい。ただ、週の回数までは定められていなかった(僕が知らないだけかもしれません)。だから、週に1~3回しかしない僕らと、毎日励んでいる夫婦では重みが違うし、僕はそこまで重く受け止めていなかった。実際、嫁が落ち込んでいる時もそういって励ましていた。落ち込むより前向きにいた方がいいと思っていたから。

自身に原因がある可能性も考慮して精液検査も行った。かなりビビりながら結果を見たが、特に問題なかった。心底安心した。誰も自分が種無しだと思いたくないだろう。それでも検査絶対した方がいいし、早ければ早い方がいい。というか最初にやるべきだと思う。

子作りを始める前、NNNドキュメント男性不妊特集を見た。きっかけはたまたま起きていてテレビを点けていただけで、特段見ようとしていた訳ではない。「不妊治療女性側に原因があると断定しがちで、男性側は自分に原因があるなんて微塵もわず検査をしてみたら無精子症というケースが多い」という内容だった。そんな物を見たものから検査だけはしっかりやっておこうと思っていた。実際にやっておいてよかったとも思うし、周りの友人にも検査をすべきと伝えているが、聞く耳を持たない人も多い。ビビってるのか、よほど自分の種に自信があるのか知らないが、マジでやっておいた方がいい。数か月の時間無駄にしてもいい余裕があるなら話は別だけど。

最終的に「卵管造影検査」をして、所謂ゴールデン期間での営みで子供を授かる所まで辿り着いた。初めからこれやっときゃ良かったんじゃないかと思うくらいには、あっさり出来て拍子抜けした。なんやかんやここまできて思うことは、男女共に検査は作り始めた最初にやっておいた方がいいということだ。若ければいいが、年齢的に余裕がなければ尚更のことだろう。自分はまだ若いと思っていても、きっと身体は若くない。それに、母子共に命に関わることもあるかもしれない訳だから

ここで一番最初現実感が湧かないという話に戻る。それなりに苦労をして授かるまでに至ったが、未だに親になるという感覚が湧かない。産まれてくれば変わるとよく言われるが、本当にそうなのかと疑うくらいに湧いてこない。後、良い親になれる自信も全くない。結局、今の自分に自信がなく、ないか覚悟もできないんだと思う。

社会人になってもう7〜8年が経って、それなりに苦労もしてきた。結婚もして子供も産まれる直前まできているが、大学生の時から中身が変わっている気が全くしない。というか高校生の頃からも変わっている気がしない。つまるところ、精神的に微塵も成長できていないし、未だに中身は子供のままな気がしてならない。「子供子供を作ってどうする」とよく言うが、まさに同じ状況だと思う。身体と年齢だけ重ねて、中身は子供なのだから。そんな状態で、どうやって自信と覚悟なんて持てるんだろうか。

でも自信があろうがなかろうが、覚悟があろうがなかろうが、子供は生まれてくる訳だから、頑張るしかないわけで。

前向きに考えていかないとね。

2021-09-10

anond:20210910220942

大変そうだなあ

周りの女の子はみんなまったりしてるから現実感がないや

はてなは話半分でしか聞かないし基本

2021-08-28

anond:20210828015239

不気味の谷みたいな現象だよね

でも「現実感のあるコスプレ」のクオリティいくら上げても結局

コスプレイヤーがかわいい」以上の価値にならない気がする

要するに「人間範囲を出てない美しさ」というか

自然メイク写真の加工もしまくって二次元絵の再現しました!というのも見たいけど、

結局最初から絵で描いたほうがいいじゃん…ってなりそうな気もする

実在感のあるコスプレ流行らないか

コスプレって2次元キャラをそのままそっくり3次元にもってこようとするやり方が多い印象だけど、そうなると髪色とかメイクとかが現実離れしててどんなに再現度高くても「なんか違う」ってなる

特に比較実在しそうな服装キャラ。服が現実感あるのに化繊丸出しのツヤッツヤなカラフルウィッグにとことん目を強調したメイクとかやられると違和感がすごい

奇抜な髪色ならちょっとくすんだ色に落として根元がほんのりプリンになってたりしてほしい

メイクはある程度キャラの年齢や立ち位置に合ったものにしてほしい

学生キャラならともかく落ち着いた大人キャラアイメイクガン盛りは…しないだろうなぁと…

という願望をチェンソーマンのマキマさんのコスプレ画像検索して再認識しました。実在感のあるマキマさんが見てみたいぜ!

2021-08-21

anond:20210818090151

増田は、男女不平等の解消・男女同権というのが、権利をどちらが多く有するかせめぎ合うゼロサムゲームのように捉えていないか

社会全体における均衡点としての50:50がどこかで見出され、双方から権利拡大意思が打ち消し合う結果、危ういバランスが保たれるような印象を受ける。

その見方理解は出来るのだけれど、分断・対立構造自体解決しないことには価値観としての男女同権は実現しないんだろうな。

たまたま男に産まれた」だけで女性他人事と割り切る人に、社会問題を真面目に考えるのは難しいんじゃないかな。

何というか、中学生ナイーブな理性主義現実感の無い言葉遊びをしているような内容なので、他の事で頑張って欲しいと思います

2021-08-14

anond:20210814122625

そう

このくらいならいくらでもいるだろう

でも年収300万のアラフォーって現実感なさすぎるんだよね

勿論世の中にはいるんだろうけど、そんなに沢山いるの?っていう

ホームレスの人とかと同じくらいの割合じゃないの?って

2021-07-25

「竜とそばかすの姫」のラスト付近に関する推測

バスタスポンサードなんじゃないの? 高速バス-バスタ着のシーケンスを入れる必要があってあんな展開になってしまったのでは。

この部分は「神話的試練」として描かれていて、フィクション内でも飛び抜けてあらゆることに現実感が薄い。選ばれし者が最後は独力で約束された勝利の剣を抜いて悪魔を打ち払う儀式を超えてめでたしめでたしとなった。それはいい。ただ次のシーンで日常に戻るので、ふつうに観ていたらふつう唖然とすると思う。

いやマジでそりゃないだろ。U世界解決できなかったの? あの正義マンがアイツというわりと王道ルート却下されたの? 現実世界で救われた竜の傷が治るシーケンスがあったんちゃうの?等いろいろあるが、やはりバス移動シーケンスを入れるためには直接対決、というふうにねじ曲がってしまったのでは……

物語全体にも突っ込みポイントは色々あるけど、演出で十二分にカバーしていると思う。それを越えてラスト付近には不自然さがにじみ出てしまっているので、どうにもならなかったんだろうなあ、というのが現時点での俺の推測

2021-07-10

いじめられっ子復讐戦略を間違えているからいつまで経っても復讐できない

復讐を決意」「記録して証拠取り」「正当性理論武装」「復讐計画立案」「覚悟を決める」「復讐実行!」

と、そんなことやってるからいつまで経っても復讐できない。

いじめっこは面倒なこと考えず、思いついたら即パンチとかやってるので、いじめられっこも同じノリで即反撃すればいい。

でもその場で反撃する勇気が無いかいじめられると…

ではどうすればいいか?具体的な行動で説明すると

「お前の怒りが新鮮なうちに追跡して住所を特定し、その辺に落ちてる石を家に投げて逃げる」

それで終わりだ。簡単でしょ?

当日に出来なければ気が向いたとき玄関にガムでもツバでも吐いてやれば良い。気が済むまでやればよい、バレないように。

これらの行動を労力の割合で言えば、初動の住所特定復讐の9割は終わってる、残りの1割で気まぐれに実害を与える。

でも復讐できないやつって記録とか計画みたいな役に立たずの妄想で労力の9割を使ってしまい、

そこで疲れたり満足したりするので、現実に一番労力を発揮しなければならない行動に移れなくなるんだよ。

しか復讐計画って労力を割くほど肥大化してスカッジャパンみたいに現実感が無くなり実行難易度も高くなる。

結局何も出来ない人間の出来上がり。初動のミスが全てのミスに繋がってしまうというわけだ。

そうならないためには「すぐ動け!」

2021-07-02

anond:20210702101317

人間だと自覚したらオメガの子供なんて生みたくないもんな、そら当然だよなw

アルファの男がゴムなしでして「おろすことを強要された」って問題になってるのみたら「アルファの男なら女のほうから産みたいって言ってくる」ってことくらいわかるよね

オメガさんからしたらあまり現実感ない話だから理解できないのかな?

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