今の自分が思うことを、つらつらと書いていこうと思う。普段文章を書くことなんてないから、文法や言い回しなんて滅茶苦茶だろうと思うけど、自分の考えをまとめておきたい。もしかしたら、同じようなことを思っている人もいるかも知れないし、そんな人の役に立つこともあるかもしれない。
タイトルの通り、子供ができた。というかもうすぐ産まれてくる。嫁から「子供ができた」と言われた時、現実味を感じなかった。でも、日が過ぎるごとに少しずつ大きくなる嫁のお腹を見て、ようやく現実感が少しずつ湧いてきた。それでも自分が親になるなんて、とても想像もできないが。
思えば、子供を作ろうと思い立ってから1年半近くかかった。正直な所もっと簡単にできると思っていたし、ここまで出来ないのなら今までの避妊は必要だったのかと思うくらいには全然できなかった。嫁は不妊治療のレディスクリニックに通院していたが、特別異常があるという訳でもなかった。
一般的に「子作りを始めて1年が経過すると不妊症」という定義付けになるらしい。ただ、週の回数までは定められていなかった(僕が知らないだけかもしれません)。だから、週に1~3回しかしない僕らと、毎日励んでいる夫婦では重みが違うし、僕はそこまで重く受け止めていなかった。実際、嫁が落ち込んでいる時もそういって励ましていた。落ち込むより前向きにいた方がいいと思っていたから。
僕自身に原因がある可能性も考慮して精液検査も行った。かなりビビりながら結果を見たが、特に問題なかった。心底安心した。誰も自分が種無しだと思いたくないだろう。それでも検査は絶対した方がいいし、早ければ早い方がいい。というか最初にやるべきだと思う。
子作りを始める前、NNNドキュメントの男性不妊特集を見た。きっかけはたまたま起きていてテレビを点けていただけで、特段見ようとしていた訳ではない。「不妊治療は女性側に原因があると断定しがちで、男性側は自分に原因があるなんて微塵も思わず、検査をしてみたら無精子症というケースが多い」という内容だった。そんな物を見たものだから、検査だけはしっかりやっておこうと思っていた。実際にやっておいてよかったとも思うし、周りの友人にも検査をすべきと伝えているが、聞く耳を持たない人も多い。ビビってるのか、よほど自分の種に自信があるのか知らないが、マジでやっておいた方がいい。数か月の時間を無駄にしてもいい余裕があるなら話は別だけど。
最終的に「卵管造影検査」をして、所謂ゴールデン期間での営みで子供を授かる所まで辿り着いた。初めからこれやっときゃ良かったんじゃないかと思うくらいには、あっさり出来て拍子抜けした。なんやかんやここまできて思うことは、男女共に検査は作り始めた最初にやっておいた方がいいということだ。若ければいいが、年齢的に余裕がなければ尚更のことだろう。自分はまだ若いと思っていても、きっと身体は若くない。それに、母子共に命に関わることもあるかもしれない訳だから。
ここで一番最初の現実感が湧かないという話に戻る。それなりに苦労をして授かるまでに至ったが、未だに親になるという感覚が湧かない。産まれてくれば変わるとよく言われるが、本当にそうなのかと疑うくらいに湧いてこない。後、良い親になれる自信も全くない。結局、今の自分に自信がなく、ないから覚悟もできないんだと思う。
社会人になってもう7〜8年が経って、それなりに苦労もしてきた。結婚もして子供も産まれる直前まできているが、大学生の時から中身が変わっている気が全くしない。というか高校生の頃からも変わっている気がしない。つまるところ、精神的に微塵も成長できていないし、未だに中身は子供のままな気がしてならない。「子供が子供を作ってどうする」とよく言うが、まさに同じ状況だと思う。身体と年齢だけ重ねて、中身は子供なのだから。そんな状態で、どうやって自信と覚悟なんて持てるんだろうか。
でも自信があろうがなかろうが、覚悟があろうがなかろうが、子供は生まれてくる訳だから、頑張るしかないわけで。
前向きに考えていかないとね。