はてなキーワード: 爆笑問題とは
爆笑問題・太田光氏「実力行使はダメ。法治国家なのだから何度も言葉で訴えないと。」というサンジャポ内での山上徹也容疑者のテロ批判発言に対しての反論意見と擁護意見。
テレビの太田の話ぶりを見てそう思うのはしょうがないが、太田が言いたかったのは次のことだと思う。
「今回、山上容疑者の供述から、統一教会の問題が背景にあることが明らかになったことで、統一教会と政治との関係に焦点が当たった報道が行われている。もちろんそれは必要なことだが、危うさもある。それは、言論やデモでは何も変わらないが、暴力では一夜にして変わり得るという〈成功体験〉を、山上以外の、政治と社会に何らかの鬱屈を抱えている人たちに対して与えてしまうことだ。そもそもメディア自身、この30年間、統一教会の問題をろくに報じることなく、自分も全く忘れかけていた。山上が暴力に訴えざるを得なかった背景として否定できない。今こそ暴力ではなく、報道と言論で変わるんだということを示さなければならない。」
はじまりは14歳の頃、地方在住の俺は水禁止、体罰あり、毎日理不尽のモラハラの部活に所属していた
顧問の車を仲間とどうやって破壊し学校に来れなくなるかを相談しては
先輩、後輩、同級生を片っ端から視姦し毎日毎日が山のようなティッシュに埋もれていた時代だ
金曜にその部活は夜間練習があり、帰りは親が車で迎えに来てくれてその車内でかかっていた
NHK-FM「ミュージックスクエア」を毎日聞くうちにDJの中村貴子さんの喋りと選曲にハマった
自分は音楽好きなのでラジオと音楽が絡むと最高なので偏見に満ちたランキングになっている
電気を好きになった流れからWinMXや2ちゃんのDL板で落としまくって
全ての回を聞きAMの沼に落ちて行く
信じられないことだがこの時の彼らは20〜23歳くらいで1部を担当していた
リアルタイムで聞いているから太田光のその時興味あることをモロに影響を受けている
ハガキ職人のレベルは他の追随を許さないほど高く、OPトークは自分の栄養剤だ
この番組が終わる時のことを考えると怖くて仕方ない、それほど依存してしまう魅力がある
太田さんは何か大きな出来事が起きるとギャグも交えながら自分の考えをじっくりと語ってくれる
このようなことを深夜番組で話し、尚且つ成立してしまうのはカリスマ性があるからだと思う
2007年頃にPodcastを配信し始た頃に名物コーナーだった「コラムの花道」に非常に影響を受けた
各曜日コラムニストが登場し吉田豪、町山智浩、勝谷誠彦、辛酸なめ子、阿曽山大噴火
おじさんとFM出身の美人パーソナリティの組み合わせが素晴らしかった
ジャーナリストとしても活躍する小西さんはアメリカの大統領選の時は誰より分かりやすく
TBSに偏りがちで申し訳ないが、15年前くらいからコロナ禍まではすごい番組が乱立してたんだ
この番組は2000年にスタートしており好きなのところは伊集院光が自分のコアな趣味、嗜好を
全て聞いた中でも好きなコーナーはもちろん「秘密キッチの穴」
ネットがまだ今ほど普及する前だったから成立していたのは間違いない
この前終わった朝の番組にも似たようなコーナーもあったり、竹内香苗アナという最高のパートナーとの
邂逅を果たしたのもこの番組で、売れる前のサンドウィッチマン、アンタッチャブルも出演していた
あまちゃんで全国的に名前が売れた大友良英によるNHKFMでの音楽紹介番組
これは大友さんに加え、異常な知識を持つ大学教授やバンドメンバーが
この曲はこういう意味があってこういう背景から出来た曲で、その影響を受けたのが,,,,
など永遠にマニアックな知識を惜しみなく披露してくれるので音楽好きの自分にとって
5回ほど放送して止まってしまっていますが、大友さんは今ジャズ・トゥナイトという
これまた素晴らしい番組もやっているのでぜひ一度聞いてみてほしい
コロナ禍と同時にリニューアルし各曜日に新しいナビゲーターを起用して
音楽はもちろん政治や時代の流れに沿った企画などもありJ-WAVEでこれやる!と驚いた
特に火曜日の高木完さんは初回にヤン富田氏がゲストに来て2週じっくりトークを聴くことができた
その他、ボアダムスのEYヨ、YOSHIMI、RIDDIMというレゲエフリーペーパーの石井志津男氏
などかなりレアな面子が続々出てくるのは完さんのコミュ力だと思う
7. ダイアンのよなよな
2014〜2021までABCラジオで3時間の生放送をしてた人気の番組
自分が聞いたのは2020年からだったのでリアルタイムでは短かったが
あまり馴染みのなかった関西のラジオを初めて聞いてハマったのがダイアンだった
幼馴染のコンビなので、リスナー以外分からないネタのオンパレードに加え
うんこ、おしっこ、おならでゲラゲラ笑っている40歳のおじさん達の会話は
癒し以外何も無い、ダイアンは今はTBSでラジオをやっているが
ABCで一ヶ月に一度「ラジオさん」という1時間半もどうにか続いているが
8. アッパレやってまーす! 極楽とんぼ
MBSラジオで土曜日にやっている番組で3月までは木曜だった、
メンバーは隔週で小峠と小沢、=LOVEの大谷、フリーのモデル池田裕子、
初めて聞いた時、こんな大人数で喋るのってどうなんだ?と思ってたが
元々極楽とんぼのが好きだったので
加藤を軸に知らない人のキャラや人間性がどんどん分かってきてハマった
男女も年代も入り乱れたワチャワチャの会話に独特なグルーヴがあり、
あまり知られていないが極楽とんぼはMBSで2001年ぐらいからずっと
ラジオレギュラーも持っており、山本も一人で地元広島で喋っている
JUNKの中でもシカゴマンゴか吠え魂かと思えるくらい毎週腹を抱えて笑った
Xの最終回のゲストはCreepy Nutsで最初から最後までテンションが上がりすぎて
聞いてるこちらも疲れるくらいの回だった
この番組は今はゼロの枠だが特徴としてフワちゃんが曲を流しても
曲に乗っかって歌ってしまうカラオケスタイルだった事に衝撃を受けた
パーソナリティは友近で2022年4月から始まったばかりの番組
今年のベストラジオだと既に思っている6月17日のロバート秋山がゲスト回は
もはや3時間のコントラジオだった、フワちゃんのカラオケスタイルを友近も取り入れており
この回は秋山と友近でBAYFMの交通情報BGMに歌詞を即興で乗せて歌ってたのが
信じられないほど面白かった
YouTubeに上がってるのでぜひ聞いてみてほしい
https://twitter.com/kemohure/status/1500287047118258183
爆笑問題の割と熱心な方のファンから言わせてもらうと、太田の政治についての発言に残念なものが多いことは確かだけど、不勉強に由来しているわけでは全くない。
太田が又吉と並んで芸能界一の読書狂で文学オタクであることは周知だが、政治はまず社会科学の視点が求められるのに、太田はその文学的な視点で政治の問題を語って炎上してしまう。社会科学的には民族も国家も政治的な構築物であることが出発点であり、まずは政治指導者たちの政治な利害関心から分析しなければいけないのに、文学頭の太田は政治指導者の民族や国家に対するロマン主義的な心情を勝手に読み込むことを好む。
そういう共感的な理解を目指す文学者的な姿勢は、プーチンが何を考えているのかを理解する際に役に立つことは確かにあるが、それでウクライナ戦争全体の構造を理解できるわけがなく、さらに民族主義を本質化してその政治性を曖昧にしてしまう。在野の歴史家が例外なく素朴なナショナリストになってしまうのも、社会科学的な視点を学ばないから。勉強が足りないのでは決してなく、いくら勉強しても文学的な視点でのみ国際政治を語るとこうなるということの一例。
今年はリニューアル初回ということだったが番組作りの何もかもが不評だった
審査員に野田クリスタルやハリウッドザコシショウが加わったのは良かったが古坂大魔王が2人目に99を付けるという暴挙があった
個人的にはかが屋賀屋と高田ぽる子のどっちかが勝ってほしかった ゆりやんの笑いは審査員が落とすべきでしょ
まぁ主題歌や番組制作局、演出全てがクソなのでどうでもいい 寧ろクソみたいなのが優勝で良い
2年ぶりの開催で納得の優勝だったのが金の国。もうフジテレビにR-1を全部委託すればいいレベルで演出も悪くなかった
司会は爆笑問題。審査員は各局のプロデューサーや演出を配置した。吉本に過度な忖度も入らないので一番フェアな大会ではないだろうか。
去年からスポンサーと審査員が変更になりユニットでの出場が可能になった。スポンサーと審査員が変わっただけでこんなにも良い大会になるのかと言った具合だ。
空気階段が歴代最高点を取って文句なしの優勝。審査員の講評も好評で素晴らしい大会になった。
初のユニットコントをドラフト形式で芸人を取り合って5人1チームでコントをやるという斬新な試みが行われた。
ガチガチの賞レースというよりはお祭り感覚といった感じで山内と意識の差があったものの概ね楽しめた。
チーム春日優勝にネットは騒然としたが水川かたまりの脚本力は凄まじく他チームのネタ作成者はベテランであったために斬新さで実力差が出てしまったかもしれない
残りは後日書きます
伊集院光〝パワハラ報道〟で怒りのラジオ終了へ 他局は早くも争奪戦
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3848204/
マジかよ・・・。パワハラ騒動を神田伯山にでもいじらせたほうが、TBSラジオにとっても絶対に美味しいのに(伊集院が許さないだろうが)。
パワハラ報道に関連して、「日曜サンデー」に爆笑問題・田中の代役でゲスト出演した時の、太田光とのやりとりが興味深い。太田との掛け合いは、何度聞いても面白い。伊集院も自身が人に与えている「パワハラ感」に悩んでいたっぽいことがわかる。
太田「アミーゴ(TBSアナウンサーの良原安美)、どうですか、伊集院は。知っている?この人」
良原「もちろんですよ!何をおっしゃいますか。」
良原「いやいや、もう一週間緊張しておりましたけど。」
太田「緊張してた?」
良原「緊張してました」
伊集院「なんかさ、それすごい聞きたいんだけど・・・。(声を荒らげて)俺なんにも言ってないんだ、いつも!」
太田「だってラジオといえば伊集院、というのは、世間一般的にそう思われてるよ」
伊集院「そこまでは褒め言葉じゃん。なんか、その後に、俺がすげー圧を与えている感じとか」
太田「与えてるじゃん」
伊集院「(爆苦笑)与えてんの?そこを本当に困ってんの、みんなに聞きたい!」
伊集院「そこさ、腫れ物感みたいなのもさ、その腫れているところに触んなければいいのに、あんたが触るからどんどん腫れ物感がすごい増えてくるんだよ!」
伊集院「腫れてんじゃねーんだよ!こういうからだ!・・・丁寧だな!自分の悪口に対する、なんかそのケアも丁寧なんだよ、なんか。そういうところなんだよ。わかんないんだよ、もう。」
太田「(良原アナに)でもそういうイメージありますか。気難しいとかなんか。」
良原「(急に振られて慌てて)・・・いやでも、身体が大きくてらっしゃって、存在感がすごい!」
爆笑問題の太田さんが批判されているけど、昔太田さんがやっていた、「私が総理大臣になったら」という番組を見ていた世代からすれば、普通にこうなると思っていた。
「政治家にかみつき、暴言をはく」国民なんてごまんといるが、そういう人間に対する政治家の素の反応が全国で生中継されるというのは、なかなか見れない姿だ。
例えば、小泉さんなどはちゃんと不快になって小ばかにした態度を取ってて新鮮だった。
石破さんは付き合いが長くてクソみたいな幼馴染のすべてを理解している友人みたいな態度だったし
二階さんは太田さんがかみつこうにも、想像以上にもうろくおじいちゃんでプロレス不成立なの最高だった。
なので、太田さんが話を振ってダラダラと分かりにくい説明が始まっちゃったときに「テレビやってたんだから短くまとめて分かりやすく話せよ」と、太田さんと同じく思った。
それに対して山本さんが「雑なんだよ!」と怒ったのも「はぁ?」と思った。
ただ、スタジオで若いおねーちゃんが「山本さんも勉強されているんだなと思いました」みたいなことをコメントしたのは、仮にも党首に対し失礼なんじゃないかなと思った。全然分かってないのに一生懸命勉強してお話したんだねぇヨシヨシ、みたいに聞こえた。気持ちはわかるが、スタジオのおねーちゃんは太田さんみたいにまさか山本さんにプロレスをしかけてたわけじゃないだろうし。
甘利さんはさすがにかわいそうだったかな。
「ご愁傷さまでした!」って振って、「ひどい」「ふざけんな」みたいな反応が返ってくるかと思ったら、本当にしょんぼりしちゃってて。
太田さん本人はこの件に対して、ラジオで与野党がテレビから消そうとしている、審判を待つという話をしたそうだ。
今後、番組が終了したら政治家がスポンサーに圧力をかけたということか。
あるいは、週刊誌にスキャンダル?直近で数十年前の裏口入学疑惑しかないんだから、でっちあげネタがくるか。
それを考えると、私が総理大臣になったら…はよく続けられたもんだなぁと思う。
当時、脅迫などが相当来ていたらしいが、今回はどうなるか。
爆笑問題太田がサンデージャポンでほぼ同じ事を言ってたらしいが視聴者の誤解や反発があったらしい
この問題に関しては数十年分の複雑な文脈があって滅茶苦茶議論し辛いんだよね
ちょっとでも擁護と受け取れるような発言をしたら共犯として牙を向けられる状態だから芸能人らは迂闊に批難以外の発言が出来ない
雑誌の内容が盛られていようがいまいが「小山田がオリパラで大々的に仕事するのは不適切なのか」という最優先議題の結論に影響がないのも辛いところ
オリンピック組織委員会が極めて杜撰な仕事をして本番数日前にキャストを公開する愚行をしなければもう少し建設的な議論も出来ただろうしねぇ
古市もちゃんと『いつまで謝ればいいんだ』とか『過去に何をしたかはわからない』とかちゃんとほざけよな?
ひろゆきは中川氏のせいを表明しているのを確認した。しかも "Let’s play" で
ひろゆき, Hiroyuki Nishimura@hirox246
”Let’s play Holocaust.”「さぁ、ホロコーストをしよう」という誤訳がされていますが、これは説明をした中川さんの責任ということでよろしいでしょうか?
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○○さんからの連絡を受け、サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました。センターを代表される rabbi Abraham Cooper(クーパー)師 から以下のコメントがありましたので、ご報告します。また、サイモンからステイトメントが出されています。
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8:43 AM · Jul 22, 2021·Twitter Web App
https://twitter.com/hirox246/status/1417993725960237060?s=20
ホリエモンは今回は様子見しないで即参戦してきた
小山田氏の件が何がいけなかったの理解できてない&表舞台に出そうとして云々って発言しただけある
とりあえず一貫性はあるわな
堀江貴文(Takafumi Horie)
粗探しが先鋭化してきた。
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ユダヤ人権団体、小林賢太郎さんを非難 五輪開会式のショー担当 (毎日新聞) -
https://mainichi.jp/articles/20210722/k00/00m/040/029000c
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12:40 PM · Jul 22, 2021·horiemon.com official
https://twitter.com/takapon_jp/status/1418053226801156100?s=20
障碍者を虐待していた小山田圭吾に五輪の音楽を担当させて、政府がそれを承認し、NHKがそれを放送するわけですから、誰にも迷惑かけてない大麻使用の芸能人すべてを復権してくれないとなー。
=引用ここまで=
今回は小山田圭吾の件で一丁噛みしている町山智浩ですが、大麻使用芸能人を擁護する程度に留まるだなんて、パトリック・マシアスにパワハラしていた頃の町山智浩にタイム電話で聞かせたら「オメエのtweetは退屈なンだよ! 一般人がオメエに訊きてえことはソコじゃねえだろ!」と怒鳴られるのではないでしょうか?
では、一般人が町山智浩に聞きたいこととは何でしょうか? それは、小山田圭吾のイジメ自慢インタビューを擁護する人間たちが口にする「90年代にはワル自慢、悪趣味自慢を許す鬼畜系ムーブメントとでも呼ぶべき風潮が存在した」という主旨の主張に関してです。
この鬼畜系ムーブメントの有無については、90年代当時に物心ついていた年齢の人たち同士でも、認識には差と言うかグラデーションがあるようです。ムーブメントそのものの有無について、私の個人的な見解を述べると「有った」という人の記憶も「無かった」という人の記憶も、半分づつ当たっていると思います。「有った」と記憶している人は、何らかの形でその狂った風潮とその産物に触れた人間で、「無かった」と記憶している人は、そのような狂った風潮に触れなかった人間というだけのことです。
個人的見解としては、鬼畜系ムーブメントは「限られた領域の、少数の人間による、小規模の狂ったムーブメント」と言っても構わないと思います。だから、あんなムーブメントに触れたからと言って別に偉くも何ともないですし、むしろ「無かった」と記憶している、鬼畜系ムーブメントに触れなかった人の方が正常なのですから安心して下さい。
こういう鬼畜系ムーブメントに触れたことによって「自分は他の人間とは違う!」と、己が偉くなったと勘違いした人間が何をするか知っていますか?一例を挙げると、何か「切り株映画はセカイのシンジツを描いている!」とか馬鹿なことを言うわけです。耳(目?)にタコが出来るほど聞いた、この"切り株映画讃歌"の決り文句を此処で持ち出したのは、別に牽強付会ではありません。
例えば、90年代の鬼畜系ムーブメント、悪趣味系アンダーグラウンド文化を象徴するような出版物として『危ない1号』という鬼畜系ムックがあります(このムックは、90年代の半ばから終わりにかけて発行)。その執筆陣の中には、町山智浩と柳下毅一郎の名前を確認できます。
また別の例を挙げると、一部の精神疾患罹患者が示す"電波"妄想及びそれに翻弄される彼らを、特殊漫画家・根本敬が「電波系」と呼び始め、面白コンテンツとして消費するような悪趣味な風潮を生み出したことは有名ですが、この「電波系」を面白がる風潮に乗っかって雑誌『宝島』『宝島30』でも記事を掲載したり、別冊宝島を出したりしていました。その頃、彼らの言う「電波系」に該当する人が店主として経営する喫茶店に行って、店主が示す奇妙な言動などを陰で嗤ったり面白おかしく記事にしていた人間の一人に、町山智浩がいます。宝島における根本敬の担当編集者は、町山智浩でした。また、根本敬のツテで「電波系鬼畜ライター・村崎百郎」という悪趣味なギミックによるデビューを果たした編集者・ライターの黒田一郎は、ペヨトル工房時代から柳下毅一郎の友人でした。蛇足ですが、根本敬は、嫌韓/嘲韓ムーブメントを生み出した張本人の一人でもあると私は思います。
ここで幾つか例に挙げたのは一部に過ぎませんが、90年代の鬼畜系、悪趣味系の系譜を辿れば、その中に旧体制『映画秘宝』の源流の一つが有ることは確かです。あるいは、悪趣味系のムーブメントを作り出したのと同じ人間たちが生んだものこそが、旧体制『映画秘宝』と言っても過言ではありません。
さて、今回ようやく小山田圭吾は断罪の火刑場に引かれていく羽目になった訳ですが、爆笑問題の太田をはじめ有象無象のギョウカイジンは、小山田圭吾、Rockin' on、Quick Japanを擁護する為に「90年代には悪趣味系が流行ってたという、時代の空気も考慮しないと」などと言っています。
これらの擁護を見た時に私が感じたのは、関東大震災当時の朝鮮人虐殺事件や、戦争当時の性暴力や虐殺のことについて「当時の時代の空気を考慮しないと」と言う人間を見た時に似た気持ちです。
百歩譲って、90年代当時「一般人」だった人間が言うならば、たとえ許容は出来なくても、まだ理解が可能です。90年代後半からはインターネットが少しずつ一般人に浸透し始めていたとはいえ、Twitterのような高い情報拡散性と手軽さを兼ね備えたSNSの普及以前には、まだ名も無き一般人が社会的な流行や風潮を生み出すレベルの情報発信を行うことは、事実上の不可能に近かったからです。また、虐殺事件などにおいて、武装した多数の暴徒を目の前にして怖じ気づいた一般人が、独りで立ち向かうことができなかったと告白・懺悔するのも、これもまだ理解は可能です。
しかし「90年代鬼畜系ムーブメントの流行」を根拠にして、小山田圭吾を擁護しているギョウカイジンの多くは、既に90年代にメディア活動、芸能活動をし始めていて「ムーブメントを作り出す、或いは、影響を与えることが可能だった立場の人間」ではないですか。「オレたちギョウカイジンは、お前ら一般人と違って、世間を動かせるんだよ!」という考えの持ち主だったはずです。例えば、爆笑問題の太田は、当時から過激な発言が売りだったのだから、得意の毒舌で小山田圭吾を「アイツ、イジメ自慢して格好悪いな!」とか攻撃することも、やろうと思えばやれたはずです。反権力的な言動がウリのミュージシャンや文化人も同様です。なのに、それをやらなかったのは、結局は彼ら自身の打算や保身が理由でしょう。ならば彼らは「90年代の時代の空気や風潮」のせいにするのではなく、せめて己自身の問題として「打算や保身、我が身かわいさから、自分という個人は、小山田圭吾の蛮行を批判せずに見過ごした」とハッキリ言うべきなのです。先に虐殺に立ち向かえなかった一般人を例に出しましたが、90年代当時のメディア関係者や芸能人が「当時の空気」と言い訳するのは、関東大震災当時に「不逞朝鮮人」などと世間を煽っていた官憲の人間が、いざ朝鮮人虐殺が起きたことの批判を受けたら「時代の空気が」と言い出すのと同じぐらいには無責任且つ卑劣だと、私は思います。
更に、小山田圭吾を擁護する人間たちを卑劣に感じるのは、彼らが小山田圭吾のしていることを勝手に「過去の話」にしようとしているからです。私は「していること」と書きました。そうです。あの暴力事件を犯して以来、そして雑誌インタビューによって一般人に広く認知されて以来、小山田圭吾は被害者に対して謝罪も償いもせず、謝罪や反省を促す一部のファンからの真摯な声さえも無視し、逃亡し続けているのですから、これは「したこと」ではなく「していること」つまり「終わってしまった過去の話」ではなく「継続している現在の話」です。小山田圭吾の盟友である中原昌也も、小山田圭吾のしていることを「あの頃は」と「終わってしまった過去の話」にしようと画策した卑劣な人間の一人です。渋谷系って本当にダサいですね。石原慎太郎を罵倒することは出来ても、オトモダチのギョウカイジンの悪さは批判出来ない、そんな自称"反権力"作家は、毎朝鏡を見て恥ずかしくなったりしないんでしょうか。
長くなったので、今回は一旦ここまでにします。