はてなキーワード: あいのりとは
30を過ぎて1年しか経ってないけど、ここ最近急激におじさんになったなって感じる。
あいのりじゃなくてテラスハウスっていうテレビが流行っているらしい
ティック・トックっていうアプリで知らない人の動画見るのが楽しいらしい
Instagramまではギリついていけた。Twitterは普通に使える。
アプリで知り合った若い子に、「知らない人の動画を見て楽しいの?」って聞いてしまった。
そういう意味のないこと聞くウザさがおじさんだよなぁって感じ。
10代の子が「鼻の上にデカいニキビできて最悪〜」って言ってて、「あぁ10年前はニキビで悩んでたっけ」って思った。
今の悩みは痛風と薄毛。
ハタチの時には「おっさんって最悪。マジでああはならない」って思ってたし、20代も「俺はまだまだ若い」って思ってた。
徹夜も苦じゃなかったし。
けど、「若い=徹夜ができる」「若い=酒が飲める」じゃないんだな。
当たり前のように浸透してきたサービスが理解できない、流行りの文化が分からない。こういうのがおっさんの始まりなんだな。
パソコン使えるし若いって思ってたけど、今の若い子はパソコンなんか使わねーんだわ。
これから登場してくるデバイスやサービスをごく普通に使えないんだったらそれはもう若くないんだわ。
これからこうやってどんどん世の中に対応できなくなって、「スマホよりパソコンの方がよかった」「テラスハウスなんかよりあいのりの方が楽しかった」とか言い出すんだよ。
理解できないものを受け入れようとせず批判する。これがおじさんなんだよな。
で、極めつけは若者文化を頭ごなしに否定して「最近の若者は!」って喚き散らすこと。
これやったらもう終わりだね。
でもいつかしてしまいそうで怖い。自覚がないんだ。いつの間にかナチュラルに言ってしまうんだ。
誰かおじさんの暴走を止めて。
僕はあいのり世代だ。今田耕司や久本雅美、加藤雅彦が出ていた頃、毎週リアルタイムで見ていたものだ。
あれがNetflixで再開するらしいので見てみたが、やはりおもしろい。
男女が思いを通じあわせていく過程にキュンとさせられるのもよいが、僕はどちらかと言えば、望みのない告白をして散っていく敗者に自分の過去を重ね合わせて涙にむせぶ、という暗い愉しみを見出している。
*
はっきり言って、彼は「非モテ枠」だ。
体はやや鍛えているけれど華があるという感じではなく、容姿はもっさりという言葉がピッタリだ。早稲田大学卒という高学歴でソニーに就職したが、自分らしく働けないという理由で退社。そのきっかけというのが、宴会でパンツ一丁で出し物をして怒られた、というもの。
あいのりでも、彼はいじられ役を買って出る。絶対に他人を攻撃せず、自分をネタに笑いをとる。
時間に遅れてきた好きな女性に自分が注意する流れになっても、文句を言わず黙ってやり通す。自らが損を被っても他人に尽くすタイプだ。
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そして、告白。彼は、いかにも非モテが好きそうなおとなしめの女性、ゆうちゃんに恋をした。
勇ちゃんとゆうちゃんは、こちらから見ていてもリラクシングな、感じのいい二人であった。
しかし、彼女には他に気になっている男性メンバーがいたのだ。それを知った勇ちゃんは悲しい自分の想いを秘めつつ、恋の相談にさえ乗った。
彼はこのままでは男として見てもらえないと奮起し、告白へと向かうのだった。
結果は、No。とても大切な友人だけど一緒には帰ることができない、という答え。
*
僕は、性格から告白への流れまで、まさに自分もこういうタイプだな、と頷きながら見ていた。
特に、傍から見ていて成功しないのは分かりきっているのに、自分も勇ちゃんのような告白を繰り返してきたことにやりきれなさを感じた。
勇ちゃんがいなくなった後、想いを寄せる男性と共に過ごすゆうちゃんの笑顔が辛い。
それが、勇ちゃんに向ける笑顔とは全くの別物だからだ。僕が、人生で何度も見てきた、残酷な笑顔だ。
僕も高学歴中の上程度の収入、会話も楽しい方だと思うが、今までついぞ女性に相手にされたことはなかった。
どこかで、女性に選ばれる男とそうでない男に明確な線引があるのでは、とさえ思えてくる。
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近頃ネット界隈では、告白は確認、と言われている。それによれば、仲良くなり、何回かデートをして、気持ちが通じ合っているという確信のもと、通常の告白は行われる。
つまり告白するまでに結果は決まっており、そして非モテの告白はこの過程をすっ飛ばしている、という言説だ。
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もっとキツい表現としては、最近話題になった以下のようなものがある。
【ぬいぐるみペニスショック】女性は恋愛感情なしに仲の良かった男性から突然告白をされると、まるでぬいぐるみから唐突にペニスが生えてきたような気持ちになる
https://togetter.com/li/1290520
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それでは、勇ちゃんはどうすればOKをもらえたんだろうか。ぬいぐるみにならないためには?正直言って、最初から望みはなかったんだと思う。
進化心理学の研究者とナンパ師の共著"What women want"によれば、女性は第一印象である程度、交際する相手として優れた男性の性質を無意識的に見破ってしまうのだという。
初対面でぬいぐるみか、人間の男かは決まってしまうのだ。男から見ても、なんか男性ホルモンがしっかり出てそうなモテるブサイクと、そうでないブサイクの違いは分かる。
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そう、だから、一発逆転や奇跡を狙った告白なんてやるべきじゃなかったんだ。自分を男として意識してくれる女性が現れるまで、ひたすら待つか、あいのりなんか止めて多くの出会いを求めるべきだったんだ。
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冷静に考えればそうだ。でもしかし、仕方ないじゃんとも思う。非モテだからこそ、ちょっとでも優しくしてくれる、可能性があると思わせてくれる女性にのめり込むんだ。そして、ぞんざいであってもモテるような男より、優しく、他人をバカにしないように生きているからこそ、それでも自分を大切なものとして選んでくれる人がいないことが悲しく、涙が出てくる。
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こんなふうに、あいのりを見ている時間は、僕にとって非生産的な感傷に浸る時間なのである。そして、クリスマスイブの今、こんな日記を書いている。どうにもならないことをつらつらと書いてしまったが、結局、初対面で「コイツは圏外」と思われないような外見に整えつつ、色々な女性と合うしかないんだろう。腐らずやっていこう。
*
次回では、恋愛経験のないゆうちゃんがこれまた過程をすっ飛ばして告白に走るが、僕は勇ちゃんの告白よりは成功率が高いと踏んでいる。男性はほとんどの女性に性的興味を持つが、女性は多くの男性に対し性的興味を抱くことはないという。ゆうちゃんの告白相手が「あいのりだから納得いくまで相手を探す」という意思でなければ、直感的に選ばれる可能性はあるだろう。
*
空耳:あぁん、ひどぅい!
空耳:相変わらずケツ欲しい、いいな?
英語:My college kids will see. You know?
英語:I no require, I no require...
意味:いらない、いらないんだ…
英語:I'm just gonna back home...
意味:君のことを傷つけたくないよ
あんかけチャーハンについてのほぼ公式?英文を見つけたので追記、文末にソース記載
英語:Disobedience huh? That's a mistake...
意味:逆らう気か?そうはさせないぞ
英語:Maybe you and I should try to start one, then.
発音:メイビュ ア シュド ライトゥ スタ ワン ゼン(ビオランテ特有の出身地であるカナダ訛りが強く識別困難の為、誤りの可能性大)
意味:そんなに自信があるならおっ始めようじゃねぇか
英語:Be calm, be calm, up right up right up right up right...
意味:落ち着いて、落ち着いて、上げて上げて上げて上げて…
英語:Give! I'll rip them a parts!
発音:ゲダッ プ
意味:立て
聴音:ユゲ メッ~ド?
発音:ユー ライク ザッポイン?
意味:お前そこ(舐められるの)好きなのか?
発音:イェアッ カモーン!
意味:よっしゃ、来いよ!
英語:Roman-Greco? just straight up?
意味:ローマングレコ?(※グレコローマン式レスリングのこと)正統派の?
空耳:いやぁ、スイマセーン
英語:That's what I'm saying.
意味:そのとおり(それが俺の言ってる事さ)
空耳:牛だ、モーモー
発音:プシ ダウン、ワンモア!
意味:押し下げろ、もう一回だ!
英語:Hey bro, what's happenin'?
空耳:お~激しい(^ω^)
英語:Oh I see.
発音:オーゥ アイ シー
意味:分かった
意味:もう1回?
空耳:恐ろしいぞ…
英語:I served caesar.
空耳:おっほっほっほっほ~、元気だ(^ω^)
意味:おごりにするぜ
空耳:オビ=ワンいくつぐらい?
意味:そんなにしたいのか?俺と?
空耳:お前、人のモノを・・・!
発音:オー マイ ショルダー!
意味:どうだ?
空耳:構わん、H行こう!
発音:カモン、レッツゴ!
意味:さあ、いこうぜ!
空耳:カモン、チンポお兄さん
英語:Come on, I wanna see more of this son
発音:ドゥ ワチュ ワネ
意味:好きにすればいいさ
意味:抑えられないよ!
意味:何やってんだ?立て
英語:Give up!
発音:ギブ アップ!
発音:レディ ファースト(相手を坊や呼ばわりをするのが多い兄貴なりの見下し方だと思われる)
英語:Take your souvenir, Turn around.
意味:お土産(※パンツのこと)頂いたよ。振り返って(見て)ご覧
英語:You could grab my balls like that, huh?
発音:ユ クル グラ マイ ボー ライダッ、ハァン?(ビオランテ特有の出身地であるカナダ訛りが強く識別困難の為、誤りの可能性大)
意味:お前はこんなふうに俺のタマを掴むことなんか出来たか、あぁん?
空耳:最強
発音:ソー ハゥ ジュー フィール?
意味:それで、どんな気分だい?
発音:アー ユー ゴー ナゥ?
空耳:差をつけるでぇ
発音:ハゥ イッツ ゴナ ビー
意味:どうなるかな
意味:お前、それは違うぜ
空耳:茂美、怖いでしょう…
意味:二人もろともだ!(兄貴に脱がされそうなカズヤが相討ちを狙って放った言葉)
空耳:そうなんでーちゅ…
空耳:叩け!
意味:もう一回叩け!
空耳:血ぃ吸われたやろ?
空耳:ちょろ~ん★
発音:ィッツォローン!
意味:借りるだけだよ!
英語:Chains are too tight...
意味:鎖がきつ過ぎる…
空耳:チンポ♂朝勃ち
英語:(I'll show you) who's the boss of this gym.
発音:(イ ショユウ) フズザ ボスォブ ディス ジム(ビオランテ特有の出身地であるカナダ訛りが強く識別困難の為、誤りの可能性大)
発音:ドゥ ユゥ ノゥ ミー?
意味:俺を知ってるか?
意味:もう一回やる?
英語:I know you like the bottom.
空耳:どうですか?
英語:Training start?
空耳:どけよおめぇ!
空耳:とにかくションベン
英語:Incredible.
意味:(カズヤに1ラウンド取られたことに対して)信じられない気分だ
意味:いいケツだ♂
英語:SOB(Son of Bitch), Let's see if you can tolerate that, huh?
発音:エスオービー、レツ シー イフ ユ キャ トレレー ザッ、ハァン?(ビオランテ特有の出身地であるカナダ訛りが強く識別困難の為、誤りの可能性大)
意味:クソ野郎、お前にこれが受け切れるかどうか見せてもらおうじゃねぇか、あぁん?
空耳:何がファックだボーイ!
英語:What the fuck a boy!
発音:ワッタ ファック ア ボーイ!
発音:ナッシン
発音:alright well here's the wrestling mat.
発音:ハッテー、ショ!(戦争映画など、軍隊風演技での発音に倣ったものらしい)
意味:気をつけぇぇっ!
発音:ハ! イヤー ライ メン
意味:ハッ!上等だぜ。
意味:それやるの嫌か?
英語:I wasn't ready.
発音:アイ ワズン レディ
意味:準備が出来てなかったんだ
意味:おねんねしな(とどめだ)
英語:What's I gotta do with wrestling?
発音:レッシー ワチュ ガッ
意味:君の実力を見せてもらおうか
空耳:へい、構わん。殺すぞ♂
英語:Hey, come in. Close the door.
意味:おう、入れよ。ドア閉めろよ。
発音:テェイキィッ ボーイ!
発音:ワ ドゥ チュ ゲッ ファットゥ?
意味:お前何で掘られないんだ?(署の皆はお前のケツ掘りたがってるぜ)
英語:Did i tell you guys to stop?
意味:(キスを強要させたマカーイら奴隷に対して)お前らやめろだなんて言ったか?
空耳:やっぱりな♂
発音:エンプリィ ナウ
意味:(部屋に)誰もいないな
空耳:歪みねぇな
発音:ユゥ ガット ミー マーッナウ
意味:お前、俺を怒らせたな
英語:You know what I'm talking about.
発音:ユーノワッ ターキンァバウ
意味:俺の言ってることが分かってるはずだ
英語:Feel confident in position son.
意味:好きな姿勢をとってくれよ坊や(君の自信のある体勢でかまわないよ)
空耳:ワープロも出来る、レスリングも出来る、ビキビキビキニ1,2,3
英語:Well whatever you wanna do, if that's what you wanna do, if you think you can beat me 1,2,3.
前は「過去○日間に追加された番組」が時々出てきたんだけど、最近、ってか数ヶ月前くらいからなくなってる。
困る。
まずネトフリの「新着」メニューに出てくるのはそこまで新しくない。あれは基本的にネトフリ側が見てほしいものであって、自分が見たいリストではない。
あいのりとかミニオンズとか興味ないのがずっと「新着」メニューにいる。
公式アカウントで告知されている新着情報は本当の新着の一部だ。
アメリカン・ビューティーみたいな、昔見たいと思ってたけどずっと見逃してた作品が配信された!
みたいな奴は紹介されない。
公式ホームページに掲載されているものはタイトルが原題で、よく見知ったものとは異なっていることが多い。
なぜなくなってしまったんだ。
そんなに追加されなくなっちゃったのかな。
どうしたらいいのかね。
私は女に嫌われる女。
色んな記事読んでて当てはまると思ったのは空気が読めないという点と男性と一緒にいることが多い点。←
あいのりとかテラスハウスとか男女が一緒にワイワイやる番組の感想とかツイートを見てると女に嫌われる女ってのは「大してかわいくないのに目立ってる、目立とうとしてる、調子に乗ってる、がっついてる女」な気がする。
あの手の番組で視聴者に「かわいい」ともてはやされて人気がある女子メンバーって顔がかわいくて謙虚な子がほとんど。
自分がモテることを解ってて、前に出ないようにしてる感じがあるというか。素なのかな。かわいくてモテるからガツガツしないのかな。
女は基本男好きだから素直に男に対して積極的な女とかモテてるのが露骨に分かる女を嫌うよね。
別に私はモテるとかじゃないけど、女友達に「女からはいじられないけど男からはいじられるキャラだよね」と言われたことがあってそれが女の反感を買ってるのかなと思うことがある。
微妙ー。苦笑
女はかわいく着飾って大人しくして、女同士でつるんでるのが一番女に嫌われないんだろうな。
どうすればいいのか分からない。
恋愛小説よりもミステリー小説の方が好きだったし、恋愛映画なんてどこがいいのかわからなかったし、
恋愛ドラマよりコメディドラマの方が好きだったし、西野カナなんて意味不明だった。
恋人に振られて寝付けなくなったとか、飯が喉も通らず何キロ痩せたとか、全く理解できなかった。
あいのりにきゅんとすることは会ったけど、未来日記なんて何が楽しいのかわからなかった。
テラスハウスは観てない。
そんな自分に、つい最近、今までにないくらい本気で好きな人ができた。
会った回数は2回くらいなんだけど、2回目にしてもう夜の営みはしてるんだけど、
別に付き合ってるわけじゃない。
「え、それって両思いじゃん?」って思われそうだけど、多分そうでもない。
辛い。
でもこっちは違った。
夜を一緒に過ごして、完全にハマってしまった。
その日から、ずっとそいつのことばっかり考えて、色々なことが集中できなくなった。
何かあると、連絡きてないか、スマホばっかり見てる。
「今何してるのかな」
「別の男と会ってるのかな」
って考えがぐるぐるぐるぐるぐる。
「もしかしたら、こないだの俺みたく、他の男と夜を一緒に・・・」
なんて考えると、大声を出したくなる。
そんな自分が格好悪くて嫌になる。
そいつを忘れようと、ここ数日で手当たり次第別の人と会ってみたんだけど、
どんな人でも、そいつ以上の人に会える気がしない。
実はそいつと会う前に、他のやつといい関係になって、気軽にちゅーとかしちゃったんだけど、
今すんげー後悔してる。
結構かわいかったし、そのときは「あーこいつとヤレたらな」くらいの軽い行動だった。
でも、今の俺は好きな人ができたせいで、ほとんどちゅーの相手に興味がなくなった。
そいつとヤリたいとすら思えなくなった。
30歳になってやっとお前らの気持ちがわかったよ。
死にたくなるやつの気持ちもわかるわ。
俺も禿げそうだ。
今は西野カナが俺の心の支えになってる。
で、もうこのままじゃ廃人になりそうだから、思いを伝えようと思って、「今度会お」ってさっきLINEした。
したらやっぱり既読虫。
もう辛い。
恋愛ってこんなに苦しいんだねw
「パパvs思春期の娘! 父娘がうまくコミュニケーションを取るコツ7つ」
ツイッターでの評判はどうかと言うと……
「クソキモい^▽^」
「これが普通に記事として公開されてるのにびっくりです…この方、アウトですよね…」
「そこまでしてコミュニケーションとりたいのかな。年頃ならむしろ距離感とったほうがいいんじゃないの?」
「ウェイ学生が子供作るとヤリサー感覚で娘に手を出すのか……勉強になるなぁ……」
「舌打ちしたり罵倒されたりするような父娘関係がこんな気味悪い行為で真逆になるかい。このライター、娘なんていないんじゃないの?」
「これ釣りじゃなくてガチ記事だと思うんだけど、ホントどうかしてるぜ。救えない気持ち悪さ」
「ふと思ったんだけど、日本には「恋人」じゃない異性との良好な付き合い方のメソッドがないんじゃないだろうか」
……とまあ大好評です。
書いたのは潮凪洋介という人。エッセイスト・講演家で現在、株式会社ハートランド代表取締役。早稲田大(社)卒、だそうです。
では具体的に内容を見てみましょう。
かつては「パパ~」と走り寄ってきたり、「一緒にお風呂はいろう~」と可愛らしかった娘。しかし、思春期になると別人のようになってしまうものです。
私もその経験者です。すれ違っただけで「チッ!」と舌打ちされたり、「臭い」「キモい」「うざい」と罵声をあびせかけられたこともありました。成長を喜ぶ気持ちを帳消しにしてしまうほどの哀愁を、つい最近まで背負っていました。
しかし、いくつかの方法を駆使することで、それは少しづつ改善されていきました。意気消沈することも少なくなっていったのです。
今回は、実際に効果のあった7つの方法をご紹介したいと思います。題して、「思春期の娘と良好なコミュニケーションをとる8つの方法」。それではさっそくいってみましょう。ご参考にして頂ければ幸いです。
「7つの方法をご紹介」なのに直後に「8つの方法」になっていますが原文のままです。
さて、潮凪洋介氏の実体験に基づいているその方法とはどんなものでしょうか?
娘が何か話しはじめたら、テレビから目をそらし、しっかりその話を聞くことです。せっかくのチャンスをみすみす逃してはいけません。肯定的に頷き、ときに笑い、しっかりとしたリアクションをとりましょう。「話を聞いてくれる父」という印象を与えることで、娘さんが少しづつ心を開いてくれる可能性が高まります。私たちは意外に娘の話に上の空なのです。
ー(2)学校の噂話には「同級生目線」で乗っかる――正論は言わない
学校で起こったことを娘が話しはじめたら、同じ生徒目線で聞いてあげてください。できるなら一緒になって少しだけ“悪ふざけ”してあげましょう。親という立場上、すぐに「ちゃんとしなさい」などと正論を言ってしまいがちです。しかし、それではたちまち心を閉ざされてしまいます。ここは学生時代に戻って、“あいのり”してあげましょう。これにより、「共感力」のある父であることを印象づけられます。
「うざい、きもい」と罵る娘が学校の噂話なんてするか?という疑問がわきます。
ー(3)部活による筋肉疲労を和らげるマッサージをしてあげる――快感を覚えさせる
これは、運動部に所属している娘さんとの関係を良好にする最強スキンシップテクです。筋肉疲労のふくらはぎや、足の裏などをマッサージしてあげればよいのです。そのうち、「今日、パパの部屋で寝る! マッサージして!」などと言い寄ってくるようになります。運動部の娘なら、ほぼ100%喜びます。もちろん、会話を楽しみながらマッサージをしてあげてください。
小見出しからして破壊力抜群なの来ました。近づくのも嫌がられるのにマッサージなんてセクハラでしかありません。「快感を覚えさせる」「パパの部屋で寝る!と言い寄ってくる」という、娘を性的な目で見ているとしか思えない表現がおぞましさを倍増させています。
ー(4)10代のファッション誌を一緒に見る――ぺらぺらめくれば寄ってくる
娘が購読しているファッション誌をペラペラめくり、「へ~」と言っているだけで、数分後、娘の方から話しかけてきます。さらに、「このモデルかわいいね」などコメントすれば、「え〜私はこの子のほうが好き」などと会話が生まれます。自然なコミュニケーションが生むテクニックです。
父親が自分の読んでいる10代の女性向けファッション誌を見ていたら「何勝手に見てんの!」と言って取り上げると思います。
ー(5)「パパは体が固いんだよね」といって弱音を吐いてみる――優越感を与える
あえて、娘の目の前で柔軟体操をやってみてください。「いてて、体が固いなあ~」とつぶやくうち、娘が近寄ってきます。そして、「ほら、私なんか!! 柔らかいでしょ」と父親の前で優越感に浸ろうとします。これをコミュニケーションの糸口にします。反応がないときは、「○○ちゃんも体固いのか?」などと軽いジャブを。負けず嫌いな子なら近寄ってきて、「ほら! パパより柔らかいよ」と前屈を見せてくれるはずです。
さきのファッション誌の話もそうですが、この娘は父親の狙い通りよく近寄ってきますね。
ー(6)一緒にボートに乗る――父に「頼らざるを得ないシチュエーション」をつくる
父親に頼らざるを得ないレジャーに誘い出すという作戦です。おすすめなのが、「手漕ぎボート」。船上では娘は父に命を託すことになります。有無を言わさず信頼関係が復活するのです。我が家も「カヌー」で試しましたが、この日ばかりは妻よりも私のほうが需要が高い1日となりました。
そのシチュエーションに娘がのってこない場合はどうすればいいんでしょうか。
ー(7)夜に一緒にコンビニまでジュースやお菓子を買いに行く―――付き添いで一体感
冷蔵庫のジュースがなくなった夜がチャンスです。コンビニに一緒にジュースを買いに行ってあげましょう。夜道に少女が一人歩きするのは危険だから。そんな名目で付き添います。コンビニでは100円くらいのお菓子も買ってあげましょう。月明かりの下、和やかに会話が弾みます。
最近はジュースがなくなったくらいで少女が夜中に買い物に行くんですね。コンビニもほとんど普及していかなった時代に田舎で育った私には考えられない環境です。しかも父親がジュースばかりかお菓子まで買い与えるとは、潮凪家の娘さんの健康が心配です。それはさておき、実際に付き添おうとしたら「ついてくんな」と言われるのが関の山だと思います。
さて、いかがでしたか?
「そんなにがんばらなくちゃいけないの?」そのように思った方もいるでしょう。でも、これは「やったが勝ち」です。人生が何倍も楽しくなるのですから、それはもう勝者といっても過言ではありませんね。
さて、それはそうとこの間合い、なんだか懐かしくありませんか? そうです。これは独身時代、女性の気持ちをふり向かせるときの、“あの間合い”ととても似ていますよね。なんらかの「きっかけ」さえ掴めば、そこから突破口が広がる。それは娘でも同じことです。
タッチポイントは違いますが、女性の心に魔法をかけて自分の土俵にいざなう――その点では恋愛となんら変わりありません。プレイボーイに戻って、娘の気持ちを鷲掴みにしてしまいましょう。
七つの項目でかなりお腹一杯になったのに、デザートに巨大パフェか出てきました。堂々と「娘と恋愛感覚で接しろ」と公言しちゃってます。完全にアウトです。この記事を読んだお父さんたちが嫌がる娘に無理矢理マッサージしようとしたりしないことを祈ります。
半分以上の出演者はもとから芸能事務所に所属していたはずなので
(そもそもエキストラ用の事務所にオーディションの情報を回していたので)
的外れな気がする
あいのりオーディションに受かってしまったせいで戻れなくなっちゃってかわいそう、というならまあそうかな。
売れないビジュアル系バンドマンや事務所に所属だけできたお笑い芸人や自腹切りまくりの小劇場劇団員にも同じこと言ってあげて。
芸能活動を始めたり、AVに出演したり、ブログで自分の私生活を切り売りしたり、
あいのり出演者のそういった生活の仕方は、番組が終わったあとでも継続され続けている。
それを見て私は思うのだ。
「作られた存在のように感じる。」と
注目を浴びる舞台にさらされ、人の注目なしでは生きられなくさせられてしまったよう。
もちろん本人の意図したことであったんだろう。
良し悪し、加害犠牲、責任論、商業主義、恋愛論、など色々な観点はあるんだろう。
それでも私は、彼らの情報発信を見るたびにどこか違和感を感じる。
その向こう側に、彼らが意図せず失ってしまったものを見てしまう。
失っていくことが人生であり、大人になるということだけれど、それが目には見えないけれど計り知れないほど重要なものであったのではないかという疑問が頭をもたげるのだ。
突然、先週の水曜日の帰り際に発した僕の一言がここまで周りからの反響があるとは思ってもいませんでした。
男性ばかりの芸能事務所で働いている僕は、アイドルグループ所属ということもあり、
人前で裸になることはまったくありません。テレビの収録や部ステージでは着衣であり、テレビの前で脱ぐことはありません。
年齢が年齢なので、年下グループのような胸元がはだけた半裸になることも滅多になく、
ましてや全裸は皆無に等しい状況でした。(シンゴと2人で酒を飲んだ夜などは除く。)
しかし、「ぷっ」すまを始めてダンスの万能さを見せつけたり、「画伯」の名で呼ばれるようになってからは、
いろいろな方々と会うことが増えました。
特に江頭さんは、いつもどこかしら肌を露出させています。
首/肩/おなか/腰/男性器
などなど。
「露出」と聞くと「え~。」と引く人も多いですが、江頭さんの露出は周りの人をも裸にする、楽しい露出なのです。
それまで実際には脱いだことがなくてもテレビでは見たことがあるのですぐに「自分も!」となったり、
江頭さんとの露出で開眼し、オフタイムにも露出するようになったりと、江頭さんとの露出にはさまざまな相乗効果があります。
ところが、男性ばかりで女性の全裸―(全裸になる人・造語です)は少ないように思います。
つまり、現状では男女一緒に全裸になるのは難しいということです。
これはもったいないというか、出会いの少ない女性にとっても機会損失を招いており、
全裸は未開拓な分野なのではないでしょうか。
最近では、初めて会う男女がバーベキューやゴルフ、旅行といったイベントを通じて「婚活」するように、
全裸でゆるいコミュニケーションを交わす中で男女の仲が深まることもありえると思うんです。
全裸になることからその人の性格や好み、自分との性格の一致・不一致がわかるので、
初対面でいきなり会うよりもずっと恋愛に入りやすそうです。
特に、気に入った人と肩を組み、一緒に酒を飲み、
共に流ちょうな韓国語で歌など歌うことによって積極的に互いを知ることができます。
「シンゴー!」等、親友の名を叫ぶのも有効。それによってコミュニケーションがより一層深まります。
すでに全裸になってしまっている人は婚活用のパンツをサブパンツとして履きなおすのも良いのではないでしょうかw
(あまりオススメではありませんが。。。)
同じグループの仲間、どこかの芸能事務所社長、違う事務所の人、別のグループのメンバー、
10歳以上離れてる大物女優、一発屋、大御所、一流芸能会社の社員、離婚したての芸能人、など。
自分が絶対に出会わないであろう人と気軽に話せるのも全裸の魅力です。
一流芸能会社の社長と全裸友達になったりしたら、友達に自慢できるのではないでしょうか。
むしろ、一緒に番組をはじめたり、ビジネスライクな会話にも発展するかもしれません。
全裸はまだまだ発展途上で、Twitter自身も露出する側もその可能性の限界が見えていません。
その都度、我々全裸―が全裸の活用方法を見出して楽しく元気に脱いでいけばいいのです。
きっと、全裸の楽しさや開放感はこれからもたくさんの人に受け入れられていくでしょうし、
女の子だってどんどん増えていくと思います。
もし、すでに気になる女の子が近くにいてなかなか声を掛けられないでいるなら、
まず「僕、君に似てるお椀型のおっぱいの子とテレビ局ですれ違っているんだけど、まさか○○さん?」と
声を掛けてみるのもいいかも。似てる似てないは別として、声を掛けるきっかけにはなります。
違うと言われても全裸の話題に持っていけば、その子に全裸を教えつつ、
最初のともだちんこになることは可能でしょう。
いきなりジャニーズだらけの裸体で埋め尽くされた公園の芝生を見て、
全裸ってそういう趣味なのかな?というファーストインプレッションを与えてしまうのはもはや仕方ないことなのかもしれませんが、
全裸は脱いでもらうことがまず第一に大切だと思うので、みんなでこの全裸をどんどん広めようではありませんか!!
======= 楽屋での周りからの反響 =================
# NA_kai @tsuyo_Pon読者モデルとかが「わたし週1回代々木で全裸になってジョギングしてるんですよー。
周りの人たちの目が気になるので体系維持にも効果ばっちり☆」とか書けば人気出るんじゃないかなー
# ega_ch @tsuyo_Pon ちくびとわかめ酒の味方に直したほうが、しっくりきますw
# NA_kai@tsuyo_Pon mixiとかは「プロフィールを充実させましょう!」とか「次は日記を書いて近況を友人に知らせましょう!」みたいな
うざいほどのガイドがライトユーザーを引き上げてるんだけどついったーでもそれをやるかっていうと・・・
# goro56 @tsuyo_Pon 全裸の素晴らしさを知らない人が大半だと思う。
# NA_kai@tsuyo_Pon 初めても面白みを感じるまでが遠い気がするなー
# ega_ch @tsuyo_Pon あ、なんていうか邪念にかられたキャンペーンじゃないんですね!
# Takya @tsuyo_Pon 婚活、人生、ストレス発散もウマく行く!!あいのり系人生道場「NextStage」。
たぶん、こんな趣味は今まで無いからカテゴリーリーダーになれる(ブランディングの法則・カテゴリーの法則より)
# Takya @tsuyo_Pon 違う。こうだ>輝いた人生を送りたいと希望する若者を集める→
我が道を行くには全裸が必要と説明し露出を促す→裸の付き合いを促す
#ega_ch@tsuyo_Pon でも多分、女性が脱いでも前を隠してそう・・・。
# Takya @tsuyo_Pon 大丈夫、口説き落とすから。
# Okuma @tsuyo_Pon 「自称 女子大生」でも可ですか?
# shin5 @tsuyo_Pon バーンと新聞の一面に載るようなことをしたほうがいいんだろうな~。一人一人誘い込むより…
# goro56@tsuyo_Pon ハード系ですね~
# Yousuke@tsuyo_Pon 期待しています。その際には「女子が全裸になる時に選ぶべき公園」というまとめを作って
# shin5 @tsuyo_Pon 僕にできることがあればwwwww
# Okuma @tsuyo_Pon 「若い女性に大人気」と宣伝すれば全裸ー増えるから、
「TwitterはSMAPのすくつ」とか宣伝したら女性ユーザ増えるかな?
# shin5 @tsuyo_Pon そんなことが可能なんですか?
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明日、第3回の東京マラソンが開催されるけど、お祭り騒ぎの盛り上がりとともに
どうもマラソンを甘く見てる人も多く流入してるように思える。
普段はまったく運動してないのに1ヶ月前からやっと走り始める、42kmを練習で走らない(走れない)、
関門で足切りで悲劇ぶるとか・・・
基本的に他人の身体だからどうでもいいんだけど、なんか東京マラソンで事故があって
そんな悪い予感がする。
http://blog.goo.ne.jp/nobubu_001/c/511ca3fa0e50634bf44409fcd5ed6590
<あらすじ>
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「急いでいる人だっているはずだとなぜ想像出来ないのだ?」
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「大雨でも降りゃいいのに。」
http://anond.hatelabo.jp/20080913153317
http://anond.hatelabo.jp/20081201015818
http://anond.hatelabo.jp/20081226042010
の続き。
知らないうちに、彼らはスキーに行ったりしていたらしい。
小学校の同窓会にて地元組で話が盛り上がり、近場に泊まりがけでスキーに行ったことがあるらしい。
なぜわたしがそれを知ったのかというと件のやつから「せっかくだから今年は一緒に」と誘われたからなのだが、転勤族の悲哀というか、卒業と同じタイミングで学校を変わってしまうとこういうふうに図らずも仲間はずれになってしまうことがままあるのだ。
これまでは特に気にしたこともなかったけれど、今回ばかりはちょっとさびしくなった。
いいな、と思った。
わたしには「幼馴染」という関係に対する幻想のようなものがある。
子どものころからずっと一緒にいると、互いが少しずつ異性になってゆくようすを間近で見る機会が多くなる。
声が変わったり、胸が膨らんだり、背の高さが逆転したり、ちょっと重いものを運ぶときに軽々と担いでいる姿とか、ふとした瞬間の大人びた表情とか。
そういうのが、とても魅力的で刺激的なことのように思うのだ。
実際は特に意識することなんてないよ、と経験者が語るのを聞いたこともあるのだけど。
例の、本当の意味でクラスの「注目の的」だった女の子は、彼と同じ私立中学校に進学していた。
そこは中高一貫校だったので、きっと高校も同じだったんだろう。
いいな。いいな。
そしてほらまた。
スキーも一緒だったんだって。
絵に描いたような優等生だった。
なんでもできる子だった。
わたしと彼女はたまたま同じ英会話教室に通っていたのだけど、わたしの気持ちと先生の教え方が上手に噛み合っていたようで、わたしは一人でやたらと順調に力を伸ばしていた。
海外の人が何かの交流で学校に来たときに代表でスピーチをしたりとか。
なんていうか、格が違う感じがする人なのだ。
かなり緊張していた。
彼らは定期的に会っているらしいのである程度気心の知れた仲を保っているのだろうが、わたしは卒業以来初めてなのだ。
知らない人たちの輪の中にひとりで入ってゆくことにほぼ等しい。
当時特に仲の良かった子を見つけてくっついていよう、でもきっとある程度関係ができあがってるだろうし、今更加わっても迷惑がられないかなあ、とかネガティブ思考全開で集合場所へ行った。
意外と集まるものなんだ、とびっくりした。
なんか全体的にキャッキャキャッキャした浮わついた感じで、早くも不安でいっぱいになる。
なんだろう、この広瀬香美な雰囲気は、と思っていたら実際「(合コン+あいのり)÷2」な、そんな趣旨の集まりに近いのだということをわたしは後になって知ったのだが、まあとにかく緊張していた。
久しぶりだから、一応
「きゃー!!ミッチョン!?久しぶりー!!!」
「今どこに住んでるのー!?」
みたいな盛り上がりはあった。よかった。
やっぱりみんな卒業して十数年も経つとだいぶ変わるんだなあ、というのが実感だった。
顔立ちそのものもだけど、化粧をしたり太ったり痩せたりハゲたり茶髪になったりしていて、確かな年月の重みを感じさせられた。
それからバスに乗り込んだのだけど、わたしは当時の仲良しグループの子ではなく「注目の的」の女の子、さとし(仮名・女の子です)と隣どうしで座ることになった。
仲が良かったほうの子がすでに結婚していて、ご主人と一緒に来ていたからだ。ちなみにご主人は同級生ではない。
さとしは医学部に進学したそうだ。
浪人して入ったこともあってまだ学生で、本当はこんな風に遊んでる暇はないけど、と笑っていた。
彼氏もいて、まだわからないけど同じ医学部の人なので将来を考えることができたらうれしい、と言っていた。
「さとし、きれいになったね」
と、誰かさんではないけれど、わたしはさとしに言った。
本当にそうだった。
もともと色が白くて線の細い子だったけど、そのままの雰囲気で大人になっていた。
薄化粧をして髪をゆるく巻いたさとしは、小学生のころの何倍も美しかった。
さとしは少し肩をすくめて、小さく照れ笑いをした。
感じのいい笑顔だった。
さとしについてはいろいろな記憶がある。
5年と6年で同じクラスだったのだけど、5年のころ、さとしは取り巻きの子たちを引き連れていじめをしていた。
先生たちから全幅の信頼を置かれる優等生でありながら、陰で特定の子の持ち物を隠したり、寄ってたかってバイキン呼ばわりしたりしていた。
別に怖かったわけでもないのだけど、なぜかだれもさとしを告発するものはいなかった。
6年生になってその子とクラスが分かれると、さとしのいじめは自然となくなった。
野良の子猫を見つけて、近くのスーパーで惣菜を買ってきて一緒にえさをあげたりした。
さとしは「けろけろけろっぴ」が大好きで、サンリオのお店に一緒に立ち寄ったこともあった。
何となく別世界の人のように見えるさとしにも親しみを感じるひとときだった。
卒業式が近くなり、毎日のように練習が続いていた日、わたしはヘアゴムを失くした。
当時はものを失くすたびに親からこっぴどく叱られていたので、また怒られる、と思っておろおろと周囲のクラスメイトに尋ねて回った。
「ごめん、知らない」
としか言わない中、さとしだけが探すのを手伝ってくれた。
結局見つからなかったのだけど、わたしが
と捜索打ち切りを宣言しても
「いや、あそこにあるかもしれない」
とか言って机の下をのぞきこんだりしていた。
今思うに、この生真面目さが、さとしの美点だったのかもしれない。
すごく責任感の強い子で、委員会活動などで任せられた仕事はいつでも完璧にこなそうとしていた。
いじめをしていた時期も、さとしはこういう一面を失うことはなかった。
むしろそういう子だから知らないうちにストレスがたまってしまって、子どもゆえの残酷さでその捌け口を「いじめ」に求めてしまっていたのかもしれない、と今は思ったりする。
一通り体を動かし、食事がてら休憩所のストーブの前でさとしと話をしていたら、やつが来た。
いたって気軽に今日の天候がどうとか雪の積もり具合が、とか話し込むふたり。
かたや、ものすごい置いてきぼり感の漂うわたし。
相槌はかろうじて打つものの、いまひとつ会話に乗れてない。
ほどなくしてさとしが早々とゲレンデに戻ってしまったので、ふたりになった。
「今まで何回ぐらい集まったの?」
「うーん、もう5、6回になるんじゃないかな」
「そうなんだ」
「俺はスノボだけどね。ミッチョンは?」
「もうだいぶやってないよ…。大学生のとき以来」
「俺も毎回来るわけじゃないからなあw」
「それにしてもみんな、変わったね」
「あー、ミッチョンは久しぶりだもんな」
「同窓会も出たことなかったし」
「そうだな。いなかったな」
「でも、いいものだね」
と言うと、こっちを見てにやっとした。
「そう?」
「うん」
するとどこかあさっての方向を向いて
「それならよかった。」
と低くつぶやくように言った。
自分が誘ったのだから、ということで気を遣って尋ねたことのようだった。
なるほど、確かにあの女の子は古くからの金物屋さんの娘なのだ。
2年前にご主人がお店を継いで、モダンな感じの雑貨屋に改装して、小さなカフェまで併設したらしい。
それが当たって、地元でもちょっとした有名店になったのだとか。
「すごいよね。
婿養子って肩身が狭そうなイメージがあるけど、そんなふうにお店を変えるのも大変だっただろうね」
「最初は反対されたらしいけど、最近はやってるじゃん。古い家屋の味を活かして今風の店にするの。
それで、お父さんたちが今まで卸してきた品物をメインで売るのは変わらないってことも話して、
プランナーと一緒になって説得して、お父さんも折れてくれたらしいよ」
連休は書き入れ時だろうに、夫婦で来て大丈夫なのだろうか、とふと思った。
「俺も聞いたんだけどね。お父さんとお母さんが、自分たちで何とかやるからたまにはいいよ、って
送り出してくれたんだって。」
わたしは、彼女の家に遊びに行ったときにお母さんがよく出してくれていた手作りのケーキのことを
思い出した。
高級店のケーキとは違うけれど、素朴でシンプルで、ついたくさん食べたくなる味わいだったと思う。
行くたびに違うメニューのケーキが出て来ていたのだけど、いつも手作りだと言っていた。
カフェで、もしかしてあのお母さんの手作りのケーキを出しているのだろうか、もしそうだったら、なんて素敵だろう、と思った。
彼は、この金物屋の若夫婦とも
「商工会の集まりでときどき会う」
と言っていた。
自分はまだメインじゃないんだけど、あいつらはもう店主として堂々としたもんだ、と言っていた。
その縁でスキーにも一緒に行くようになったらしい。
つながってるなあ。
同じところに住み続けるとは、こういうことなのだろうか。
わたしには、わからない世界だと思った。
幼いころからずっと顔を知っている人と今でもこうして交流を保っているということが、とても幸せなことのように思える。
わたしはたまたまこいつが夢に出てくることから始まって今こうしてスキーに混ぜてもらっているだけで、彼らと同じ地域には住んでいない。同じ世界を知らない。
「うん」
「幸せ者だね」
「何、突然w」
「そうかな?」
「そうだよ」
「じゃミッチョンは幸せじゃないの?」
「え?」
「なんか、そういう話の流れじゃない?」
「ああ、いやそうじゃないけどw
でもうらやましいよ、何となく」
「うん、まあその寂しさはわかる。ミッチョン卒業式のときめっちゃ泣いてたしな」
「そうだっけ?」
「覚えてないのかよw」
「あんまり」
「ミッチョンって普段はあまり自分の感情を表に出すほうじゃなかったじゃん。
それがいきなり号泣だからな。
「やめてよ、恥ずかしいじゃん!」
「わははw」
「でも、その割にあんまり皆のこと覚えてないんだよなあ…。
なんでだろう。」
「あー。実は俺も。」
「薄情者w」
「お前もだろw」
軽い突っ込みにしても「お前」と呼ばれたのが、すごくうれしかった。
距離が一気に縮まった気がした。
わたしも、一応まだ仲間なんだよね?
そうだよ。だから心配すんな。
みたいな変な脳内会話が繰り広げられてしまい、ひとりでにやにやしてしまった。
「ていうか、小栗っちw懐かしいねー」
「元気にしてるんだろうか?」
「相変わらず熱血なのかな」
「ハゲてそうだよな」
「それ当時から言ってたよねw」
「言うとムキになるから面白くてw」
「剛毛はハゲやすいらしいよ」
「それじゃ、やばいじゃん、小栗っちw」
当時から妙に冷めたところのあったわたしは、一度小栗っちから涙交じりで怒鳴られたことがある。
クラスの子達から学級委員に推薦されて、それを辞退しようとしたときのことだった。
もう3学期のことで、めぼしい人はすでに委員をしてしまった後で(学級委員は学期ごとに改選するのがうちの学校の決まりだった)先述のさとしはそのころ生徒会をやっていたし、他にこれと言って人がいないからまあミッチョンぐらい推薦しとくか、みたいな空気を感じ取って「なんだかめんどくさそうだなあ…」と思ってしまったのだ。
「やればできるやつなのに、俺はお前のそんなところが悲しい!」
というようなことを言われた。
子供心に「そんなこと言われても」とか生意気なことを思っていたが、でも小栗っちはいい先生だった。
今のわたしとそう変わらないぐらいの年だったはずだけど、難しい年頃の子どもたちをよくまとめていたと思う。
芋づる式に、いろいろな人の記憶が蘇る。
なんだか、せつなくなる。
ところでわたしは妻夫木聡のファンではないのだけど、最近、やつの顔に少し妻夫木聡の面影があることに気がついたのだ。
長めのまつ毛と潤いのある目元が特によく似ている。
にこっと笑ったときの口元も似ている。
このところ、妻夫木聡をテレビで見ると「どきっ」とするようになった。
とか言いながら、他の元クラスメイトが来た。
当時にぎやかし担当の人たちだったが、わたしは彼らとほとんど接点がなかった。
今日は同行者だからこうしてとりあえず話しかけてきたのだろうけど、正直に言うと話題がない。
「妻夫木ここにいたんだ」
「久しぶり。ミッチョン俺のこと覚えてる?」
「覚えてる、久しぶりだね」
「やーミッチョンきれいになったなー」
「え、いや。ありがとう。大田も…大人っぽくなったね」
「ハゲてきてるって正直に言っていいよ、ミッチョン」
「まだメタボじゃねぇw」
笑いながら、同じ褒め言葉でも言う人によってこんなに心に響かないものなのか、と思った。
もちろんまだ20代だし、ハゲもメタボも言うほど目立ってはおらず、顔立ちも整っている人たちなのだ。
茶髪で日焼けして華やかな格好をしている彼らは多分人目を惹くだろう。
実際、さっきだってゲレンデでよその女の人に声をかけて何だか楽しそうに盛り上がっていたのを見た。
子どものころは大田も平野も運動がよくできた子だったし、女の子にも人気があったと思う。
あの
「誰か好きな人いる?」
に、よく出て来ていた二人だった。
でもわたしは彼らと会話のテンポが合わず、話していて何かと気後れしてしまうことが多かった。
彼らが当時「ミッチョンって何となくしゃべりづらい」と言っていたのも知っている。
その流れで、苦い記憶を思い出してしまった。
平野たちのふとした発言がきっかけで一部の女子に陰口を叩かれ、あからさまに仲間はずれにされていた時期があったのだ。
その中に、さっきの金物屋の娘の子もいた。
しばらくして和解できたので、忘れてしまっていたのだ。
なんという芋づる。
「だいぶあったまったし、俺そろそろ行くわ」
と妻夫木が言い、立ち上がりながら
「ミッチョンも行く?」
とわたしに声をかけてくれた。
「あ、うん」
と返事をしたときにはもう妻夫木は歩き始めていた。
「じゃ、またあとでな」
「おー」
「またね!」
すたすたと立ち去る妻夫木に、わたしはあわてて着いていった。
妻夫木といっしょにいるほうが、どう考えても居心地がよかった。
背後では平野たちの明るい話し声が続いていた。
妻夫木やさとしが進学したところとは志望先が違っていたが、受験組の一員だった。
このスキー旅行を毎年企画しているのは平野だ、と妻夫木から聞いた。
「ああ、平野こういうの好きそうだね」
とわたしが言うと
「半分は女目的らしいけどw」
と笑いながら言っていた。
「さっきもナンパしてたね」
「今夜あたり、何か仕掛けるんじゃないの」
「仕掛けるってw」
「あいつそういうの得意だもんw」
と、気がつけばふたりで並んでリフトに乗っていた。
わたしは「高いところに宙ぶらりん」のシチュエーションが大変苦手だ。
だからバンジージャンプは死んでもできない。するとしたら死ぬときだと思う。
加えて、隣が妻夫木だ。
楽しそうに話を続ける彼の横で、わたしは硬直していた。
よほど返事が上の空だったのだろう、
「どうした?」
と少し覗き込むようにわたしの顔を見た。
「なんでもないよ」
と笑顔を作って答えたが、その笑顔がこわばっているのが自分でもわかった。
「…いや、なんでもなくないだろ。トイレ?」
「いや、本当にどうした…あっ!」
妻夫木が、何か思い当たる節があるかのように声をあげた。
「ミッチョン、高所恐怖症だったなw」
「いや、あの…はい…」
「わははははw」
「ちょっと笑わないで!揺れる!」
「ほーらほーら」
「いやああああ!揺らさないで!!やめてえええ!!!」
「わはははは…」
もう本当に恐ろしくて、リフトを吊り下げているワイヤーにひしとしがみついてしまった。
すると妻夫木が、さすがにばつが悪そうに
「もしかして、本気でいやだった?」
と聞いてきた。
「怖いです…やめてください…」
と言うと、妻夫木はしょんぼりした。
「ごめん」
「ううん、わたしもごめんね」
「いや、ほんとにごめん」
気まずい。
でもやっぱりリフトは怖い。
なるべく自分がいる場所を認識しないように、上のほうを見るように心がけていた。
「…なんで上向いてるの」
「下見ると怖いもん」
「…ククッ」
「笑わないで!」
「いや、だってお前の格好、おかしいってw」
「おかしくない!」
「おかしいよwなんか怖がり方がすごいもんw」
「あんたに言われたくないよ!」
あとで気がついたが、このときが「お前」「あんた」が復活した瞬間だった。
夕食およびお風呂の後、男子部屋に集まって皆で飲むことになった。
女子部屋からの移動中に
「りょうちゃん(仮名・金物屋の子)ち、お店きれいになったんだね」
とわたしが話しかけると、りょうちゃんは気さくに答えてくれた。
「そうそう、旦那がなんかがんばっちゃってさー」
するとさとしが
「すっごいかわいいお店だよ。わたしもたまに行くもん」
と話に入ってきた。
「さとし、いつも抹茶ロール頼むよねw」
「あのロールケーキはすばらしい。○×屋(地元のデパート)で売ってほしい」
「何言ってんのw無理でしょw」
さとしがわたしのほうを見て
「ミッチョン、もしこっち来ることがあるなら連絡してよ。いっしょにりょうちゃんのお店行こう」
と言った。
とわたしが笑顔を返すと、さとしはにっこりと笑った。
「ああ、やっぱり!」
「なんでわかるの?ミッチョン」
「いつもご馳走になってたじゃん。さっき妻夫木から『カフェもできた』って話聞いて、りょうちゃんのお母さんってお菓子作るの上手だから、もしかしたらそうなのかな、って思ってた」
「ああ」
りょうちゃんは、何かしたり顔でにやっとした。
何だろう、とそのときは思っただけだったけど、後でその意味がわかった。
りょうちゃんは、わたしが妻夫木を「狙っている」と思っていたみたいだった。
「狙っている」というか、まあ確かに大はずれでもないのだけど、なんというか、そういうニュアンスじゃないのだ。
ちょっと違うのだ。
積極的に関係を進展させたいとは思っていないのだけど、でも、縁を途切れさせることなく続けていくことができればどんなにいいかと思っている。
まあ、それが「狙っている」ということになるのならば、りょうちゃんの読みも正しいということになるのか。
男子部屋ではすでに小宴会が始まっていて、りょうちゃんの旦那さんが
「おー!来た来た!女性陣はこっちにどうぞ!」
と、いそいそと座布団を準備しながら場所を空けてくれた。
あとでりょうちゃんに年を聞いてみたら、わたしたちより7歳上の人だった。
部屋は10畳ぐらいの和室で、エアコンとストーブでぽかぽかと暖かかった。
と旦那さんが早くも鼻の下を伸ばしているのが印象的だ。
「はいはい始まったw」
と、りょうちゃんがすかさず釘を刺した。
さとしは面識はあったらしいが、ちゃんと話すのはこれが初めてだった、と後で言っていた。
「ほら、この子がさとし。ときどきお店に来てくれてるじゃん。」
「ああ!あの医学部の!」
「よろしくお願いしますw」
「いやー!すごいね!才色兼備ってやつだね!」
「ひろし、うるさいよ」
旦那さんの名前は「ひろし」らしい、ということがこのへんでわかった。
「で、こちらは…」
「ミッチョン。小さいころ、家が近所でよく遊んでたんだよ」
「ああ、あの英語が上手だったっていう」
「いえwよろしくお願いします」
「ふたりとも頭がいいお友達なんだな。お前バカなのにな」
「ひろしには負けるけどね」
「あ、ごめんね、こいつがバカなもんで」
「もういいからw」
というふうな感じで、せわしなく繰り広げられる夫婦漫才を残りの5人が遠巻きに鑑賞しつついじる、という流れが出来上がった。
さとしを平野に取られてしまい、ひとりで所在なくぼんやりしていると
「楽しんでますか?」
と、妻夫木が横に座ってきた。
「ひろしさんがムードメーカーだから」
「でもこの集まりって不思議だよね。皆もともとバラバラのグループだったのに」
「ああ。さとしは俺が呼んだんだよ」
「そうなんだ」
「平野がね」
「さとしと会いたがってて」
「どうして?」
「さあ…。いろいろあるんじゃない?」
「男同士でそういう話したりしないの?」
「しない」
「そういうもんかなあ」
「うん」
大田が乱入してきた。
「ちょっとミッチョン!飲もうぜ!」
「大田お前大丈夫?w」
と、大田に紙コップを渡されて並々と清酒を注がれた。
「あ、ちょっと!大田!」
妻夫木がふいに焦ったように声を上げて、瓶を取り上げてしまった。
わたしはなぜかわからないけど、とっさに「妻夫木を安心させなきゃ」という気持ちが働き、あえて
「ありがとう。いただきまーす」
と明るく宣言して口をつけてみた。
あーあー、という顔をして、妻夫木がわたしを見ている。
そんなに焦らなくても、わたしは実はお酒には強いのだ。
妻夫木はそれを知らないから「清酒をいきなり女に飲ませるのは危ない」ぐらい思って焦ってるんだろう、とそのときは思った。
それにしても清酒は普段あまり飲まないものだけど、ひとくち含んでみるとなんだかとてもおいしく感じて、一気に飲み干してしまった。
「あー。これすごくおいしいねー。どこの銘柄なのかな?」
と本心からしみじみとつぶやくと、妻夫木と大田が驚いた顔をしてこちらを見ていた。
「ミッチョンって、お酒強いの?」
と大田がおそるおそるといった様子で尋ねてきた。
「まあ、それなりにw」
と答えると、ふたりは顔を見合わせて
「それなりに、どころじゃないよなあ…」
「ミッチョン、なんかイメージ変わったわ」
と大田が半笑いでつぶやいた。
どんな可憐な(しかし誤った)イメージをわたしに持ってくれていたんだろう、と思った。
一通り話をして大田が立ち去った後、妻夫木に聞いてみた。
「女の人がお酒好きなのは、よくないのかな」
「え?なんで?」
「大田、引いてたし」
「ああ、気にするな。あいつ未だに異性に変な幻想持ってるやつだから」
「でも妻夫木もびっくりしてたじゃん」
「ああ、俺?」
「うん」
「いや、俺は…」
「何?やっぱりよくない!?」
「いやいや、そうじゃなくてw」
「何?」
やや酔っていて、しつこく絡むように聞いてしまった。
「いや、だからね」
「なんだよー」
「いや、うれしいな、って」
あっ、と思った。
このお酒は妻夫木が持ってきたもので、妻夫木のおうちはもともと醸造所から発展した会社だ。
「ほら、ほんとにうまそうに飲んでくれたじゃん。
やっぱり、作り手としてはね、うれしいじゃない」
そして
「あー。失敗した…」
とかぶつぶつ言っているのでよく話を聞いてみて、もっとすごいことを知った。
妻夫木は今、若い人向けの新商品を開発する部署で働いていて(これは前から知っていたんだけど)、実は今日、販売直前まで来ている試作品のような販促品のような、まあそんな扱いのものを持ってきていたそうだ。
それを黙って周りの人間に飲ませてみて、反応を見てみたかったらしい。
「俺んちの酒ってわかってたら、みんな多分気を遣ってよく言ってくれるだろ。
でもそんなの、おもしろくないじゃない。
黙って飲ませて『うまい!これどこの酒?』って言わせてみたかったんだよなw」
そのために隅っこに隠しておいたお酒を、酔いどれの大田が見つけ出して勝手に飲み始めてしまったのだった。
でも最後のほうは、もう抑えきれない笑みがこぼれていた。
妻夫木はうれしかったのだ。
事情を知らないわたしが、図らずも思い通りのセリフをつぶやいてくれたことが。
わたしは、なんだか胸がわくわくして、たまらなくうれしくて満ち足りた気持ちになった。
妻夫木にぎゅーっと抱きつきたくなった。
妻夫木は、すごい。
「妻夫木、かっこいいよ」
と、背中をばしばしと叩いた。
「は?」
「なにそれw」
「うん、かっこいいよ」
「わけわかんねぇw」
自慢の友達だよ。
もうたまんないよ。すごいよ」
と、ほろ酔いの頭で語彙がうまく出てこないもどかしさを感じながらも、一生懸命わたしは感動を伝えた。
妻夫木は目を細めて
「おう。サンキュ」
と、わたしの頭をがしがしと撫でてくれた。
それが今回の旅行で一番思い出に残っている出来事だ。
妻夫木はすごいやつだ、と思った。
そして、わたしみたいな平凡な人間と仲良くしている理由が、よくわからなくなったりもした。
妻夫木は、わたしの何がよくて友達でいてくれてるんだろう。
我ながら卑屈だなあ、と思ったけれど、こんなことを考えていると、妻夫木に誘われたというさとしの笑顔が、小学校のころの羨望の念とごちゃごちゃに混ざって、頭の中に霧がかかっているような、すっきりしない重たい気持ちになってくる。
さとしを誘いたかったのは、平野だけなのかな?
さとしみたいな子だったら、きっと妻夫木とも釣り合うんだ、とか意味のわからないことを思った。
こういうことをうじうじと考え込んでいる自分がとてもいやだ。
さとしだって、こんなふうに思われるのはきっと迷惑だ。
そういうことを考えたくなくて、今は仕事をとにかく頑張ることにした。
妻夫木みたいにすごいことはできなくても、自分なりにやるべきことをきちんとこなし続けていたら、いつかはこのもやもやも晴れるかもしれない、と思ったりしている。
次はいつ会えるのかな。
休日はひとりで過ごすことが多く、あまり人を誘うことがないので実は誘い方がよくわからない。
自分から誘ってみれば、何か変わるのかな。
元増田です。
その突っ込みは当然あるだろうと思ってた。
と言うか、見てる人がいるという事に驚き。
何故、そう思っているか、軽く話す。
その男が彼女に気があるのは本人の口から散々聞いていたので、俺は応援してた。
そこに恋愛感情持ち込むと面倒だってわかってたんだ。
他に、彼女を探す方法はいくらでもある。
グループの女子に、『誰か紹介しろ』としつこく言っている位だからww
だから、男女の差を意識する事無く、皆と接してた。
その男から、告白したと事後報告があったが、特にいう事は無かった。
その後、彼女から連絡があり、俺の周辺の探りを入れられた後、
『あいのり的にいうと、点線の矢印』が出ていると告げられた。
どうやら、男女分け隔てなく接していた態度が気に入ったらしい。
ただ、告白した男には、考えさせてくれと言ってあり、まだ結論は告げていないそうだ。
不器用な子だから、一つづつ片付けないと気が済まないし、
グループの中でこういう状況になる事に対して、多少気後れしている部分もあるらしい。
ただ、『結論を出したら、デートに行って欲しい』と言われてる。
仕方無いから、俺は彼女に『待つ』と言っている。
『待つ』って言ってるんだから、ガッついちゃダメなんだよ。
わかってんだけどなぁ。
とりあえず、さっき、お早うメールは送っといた。
返信は期待しない。
ちょっと面白そうだな。あいのり的なノリか。
俺もほっとくとそろそろ結婚しちゃいそうなんで、その前に一度出てみたい気もする。
相手探す気は全く無いけど…。
面白かったッス。
資料まとめただけとか、主張がないとかいう批評が多いけど、おまいらどこに目をつけとるのかと。
著者は、中田英寿の「引退と旅立ち」から筆をたて、「あいのり」「須藤元気」「イラクの人質事件」といったアイコンから「現代特有の自分探し」の様相をつまびらかにする。
そして、自分探しのルーツをさまざまな資料をもちいて探し当て、現代にいたるまでの自分探しの変容を記していき、こうした自分探しが生まれた原因と、それを食いものにする産業構造を告発する。
労作だと思う。
ここまで資料と史料を駆使して、「自分探し」に切り込んだ本はなかった。
なぜ自分探しはとまらないのか。
それは、著者自身がふれているように、また大澤真幸の「不可能性の時代」でも指摘されているように、近代において「個性」であるとか「自己実現」「かけがえのない自分」といったものが異様なまでに称揚されてきたことにあると思う。
普通であることは凡庸とみなされ、多くの人が「何かになるよう」に「強要され」たえざる不安の中で生きることになった。
政治・財界、マスコミ、多くのリソースがそそぎこまれ「不安な個人」を形づくった。
そうした「不安な個人」はちょっとつつけばすぐに「自分探しという病」にからめとられる。
「自己啓発セミナー」や「我求館の杉村太郎」、「ワタミグループの労働スタイル」など、それぞれに自覚があるかないかはともかく、「不安な自己」をくじいて、過剰なポジティブシンキングで「どこかにいる自分」を目指して走らせるというスタンスは「自分さがし業者」に共通する。
この手法の始祖をニューエージやニューソートに求めた著者の指摘は概ねただしいだろう。
そう考えると、「自分探し」は近代の先進国に共通する宿痾といえるのかもしれない。
では、自分探しは悪なのか。
著者にはこうした自分探しにはまる若者を嘲笑するスタンスが見え隠れする。
私もそうだ。
でもちょっぴり羨ましかったりする。なんだか楽しそうだしね。あのテンションの高い人生は。
けど、「自分探しが悪」とは言い切れないと思う。
「自分探し」と「よりよく生きるための努力」は紙一重だからだ。
ただ、化粧やダイエットからはじめればいいのに、いきなり美容整形に手を出すような「自分探し」は危険だと思っている。
とりわけ悪徳業者にその「自分探しによる生きがい」をいいように利用されているな事態は問題だと思う。
手段である「自分探し」が目的化したとき、「自分探し」は病に転化するのだ。
著者はこうした自分探しへの処方箋として「前向きに生きること」なんてのを掲げている。
ちょっとそりゃないだろうって気がする。
多分「自分探し」のカーネルがなんだかを探求しつくせずに、自分探しの様相を総覧的にまとめあげ、そのルーツをニューエイジとかに局所化しすぎたからそんなしょぼい結論しかでてこなかったんじゃないかと思う。
アクセル全開に人生を突っ走り「無限遠の彼方にいる自分」を探すのでもなく、「そのままの君でいい」なんて甘言にのせられて「そのままの自分」を探しだすのでもない、「宙づりの自分」に我慢できる第三の道が、自分探しにからめとられない生き方のヒントだと思う。
それってなんだよ。
具体的にいえよといわれても、私も思索の途中です。
すいません。一生答えなんて出ない気もしますが。
けど、「闇金ウシジマくん」の<サラリーマンくん編>の主人公、医療営業の小堀が全てを失ったあとに達した境地がヒントになるような気がするんだけどね。
(あれって「小さな成熟(苦笑)」?・・・)