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はてなキーワード: 捨て犬とは

2024-02-06

anond:20240206132832

夢女と壁になりたい腐女子くらいの違いがある

優しさを自分属性に向けてるからそう思われても仕方がない

そうじゃないなら捨て犬に優しいギャルでいい

捨て犬を拾うヤクザ」←ギャップがある 「捨て犬を拾う中国人」←

腹減ってるんやろなぁ

オタクに優しいギャル」って「捨て犬を拾うヤクザ」の男性向けバージョンしかないのに、「カースト下位のオタクカースト上位のギャルに振り向いてもらいたがっている」と一方的に信じてる謎の勢力がいるんだよな。

2023-12-24

弱者男性救済法

また少子化対策として政府が行った政策画期的だった。

それは、”美少女弱者男性に配る”というもの

政府試験管ベイビーとして美少女ちゃんを作り、彼女クローンを量産すると弱者男性のもとに配ることにした。

こうして弱者男性のもとには美少女ちゃんが訪れ、弱者男性美少女ちゃん平和な家庭を築き、無敵の人による犯罪率も低下。

同時に、少子化問題解決するかのように思われた。

だが、現実はそう甘くなかった。

「あ…ねぇ、ねぇ、見て見て! あの人…ほら」

政府から与えられた美少女ちゃんを連れて歩く男性

すると後ろ指をさされ、クスクスと笑われる。

何故なら例の美少女ちゃんを連れて歩く=弱者男性という認識はもはや誰もが知るところであり、彼女を連れて歩くことはすなわち自分弱者男性であることの証明のようなものであった。

それに気づいた弱者男性たちは途端に美少女ちゃんに対する目の色を変え、彼女を蔑み、そして捨てていった。

町には捨て犬ならぬ捨て美少女ちゃん達で溢れはじめ、既に一部では社会問題化しようとしていた。

彼女たちは住む場所を無くし、頼る相手も居らず、たいていの美少女ちゃんは成す術もなく野垂れ死んでいった…

政府は自らの政策の失敗、それを認めようとはせず美少女ちゃん達の行く末を静観していた。

そしてこの町にもまた一人、捨てられた美少女ちゃんが居た…


寒い。とても寒い

着るものはもうボロボロだった。

彼女段ボールの中で膝を抱えて座り、何も見ず、誰も恨むわけでもなく、ただ寒さに体を震わせていた。

雪の降る日だった。

雪は容赦なく彼女身体の上にも積もり始めていた。

ああ。きっとこのまま私は……

そんなときだった。

大丈夫?」

雪が止んだ。

顔を上げると、頭の上には傘があった。

そして目の前には一人の男の人が。

美少女ちゃんは男を見つめる。

男はゆっくり、優しく微笑みかけた。

美少女ちゃんは驚き、白い息を吐きながら尋ねる。

「……あなたは?」

「僕? 僕の名は——」

増田だよ。

増田…さん」

増田ゆっくり美少女ちゃんに手を伸ばす。

彼女は震える手を伸ばし、増田の手を握り——

12月24日

雪の降る寒い夜。

それが二人の出会いだった。

メリークリスマス

増田言葉美少女ちゃんの顔は思わず綻んだ。


これは世間から、そして世界から捨てられた一人の美少女と、彼女を拾った増田が織りなす愛のストーリー

弱者男性 —美少女ちゃんとの幸せな日々—』

週刊増田ダイアリ―にて好評連載中!!!

2023-08-16

anond:20230816143553

これで正義の味方ヅラしてんだからなぁ…

捨て犬拾って飽きたらポイしてるのと変わらんやんけ

2023-04-19

感動ポルノだーいすき

ボロボロ捨て犬野良犬栄養あるご飯治療と温もりのある居場所を与えてもらってすくすく元気になって飼い主に愛されて幸せな姿を見るの増田だーーーいすき

2023-03-30

犬を飼うって話をしたら

「犬好きなら保護犬にしなよ」と結構確率で言われた。

別にその人たちは保護犬を飼っているわけではないのに。

正直な話をすると初めての犬だし子犬から育てたいしちゃんとしたブリーダーから買いたいのが本音だけど、それを言うと「飼い主が見つかりにくい保護犬可哀想じゃないのか」と責められているような気持ちになる

(もちろん言われないし思ってないかもだけど)

Twitterとかで「捨て犬、猫」をみつけたみたいなツイートに「是非保護してあげてください!」とか簡単に言う奴みたい

自分偽善他人を使って解消しようとするの本当に気持ちいからやめてくれ

2022-10-02

オタクに優しいギャル」とやらがいるとかいないとかい議論自体そもそも気持ち悪いという話

そんなもんは「ギャル人間なんだからオタクだろうがなんだろうが人間に優しい人もいればそうでない人もいる」で終わりなんだよ。


まずねぇ、現状を理解するためには、現代若い人たちの間では「陽キャ」が悪口として機能しているという現象理解する必要がある。

「美味しいヤミー」があまり良くない形でバズったのも記憶に新しいが、現代において「陽キャ」という言葉には「バカっぽい」「無神経そう」といったネガティブな印象を持つ人が多い。

「そういう意味で使う人が多い」というよりも、「無意識のうちに、そういう印象が付きまとっている」という感じ。

今の若い人を見ていると「陽キャ」って言われたくない人が本当に多いんだよね。たとえ褒め言葉だとしても。


まずこのような現実を知っておかなければ、「オタクに優しいギャル」というミーム立ち位置理解することは出来ない。


ここで、「ギャル」というのは、「陽キャ女子」とニアリーイコールなわけ。

悪口なんだよね。それ自体が既に。

オタクに優しいギャル」というのが「捨て犬に優しい不良」と同じ構造ギャップ萌えであることは明らかだが、では「ギャル普通オタクに優しくない」というを偏見はどこから来るのか?

多少誇張して言えば、「ギャルというのは性格が悪いから、スクールカースト下位に優しいわけがない」から

そういうあまりよろしくない偏見下地にしたギャップ萌えなわけ。


まあ、若い連中が「オタクに優しいギャルもいるもん!」とか言ってキャッキャしてる分には「若気の至り」として大目に見ることはできても、そもそも初めに述べたような「陽キャ」の立ち位置からして理解してないジジババどもが「オタクに優しいギャルなんているわけない!オタク妄想!」とか言い出すのはもう擁護不可能だろ。老害はとっととフェードアウトしてくれ。

まして「オタクを嫌うギャル」を書けとか言うバカ、「ギャル」に対する偏見エスカレートさせてるだけの差別主義者なんだよね。おまえらはもう喋るな。

2022-09-28

個人的ペット別飼い主の民度

昆虫系:高い。そもそも基本的自分の家で飼育が完結してるので他人迷惑をかけようがない。

カエル系:高い。同上。

ヘビ・トカゲ系:普通。たまに事故による脱走などやらかしがある

魚:やや低い。ブラックバス問題など外来種問題を起こしてる

鳥:やや低い。フリーフライトや脱走などの問題ありあり。

犬:低い。ノーリード捨て犬、鳴き声・糞尿放置など問題多数。

猫:カス。脱走どころか「放し飼い」が横行している終わっている界隈。そもそも動物飼育者として論外。糞尿・鳴き声・道路飛び出し・在来種捕食など問題は山積み。

2022-07-02

(追記)ニートを養えない親って幼稚すぎるよな

「頼まれてもないのに自分からわざわざ生み出した命ですが、面倒を見ることはできないし、責任を取るのも嫌です!生まれてきたこいつが悪い!」←これあまりに幼稚すぎるだろ

本質が、縁日で買ったミドリガメを川に捨てる5歳のガキとまったく変わらないんですよね

自分で引き取った命に対しては真摯に向き合い、最後まで責任をとり、面倒を見ろよ

それができないなら最初から生むなって話じゃん

「働かないと面倒見切れないぞ」みたいなことを、なぜかまったく恥じらわずに言い切れる親が多いのってちょっと信じられないんだよな

頭5歳児じゃん

ゴールデンレトリバーに、それ以上デカくなったら面倒見切れないぞって胸を張って言えるか?

ふつう、最大サイズまでデカくなっても面倒見切れる環境を整えてから飼うよな?

それが命に向き合う際の最低限の礼儀ってもんだよな

どうしてそれができないんだ

どうして5億円くらい用意してから子供を作らないんだ

どうしてそんなに幼稚で無責任カスみたいな行動がとれるんだ

良心とかモラルとか、ないのか?

追記

見るに堪えないコメントが多くてつい追記してしまう……

・「卵子まで到達したのが悪い、というのが好き」

このコメント完全に冷笑野郎じゃん

ひとがマジメな話してんのに対して、つまんねー冗談を引き合いに出して、ちょっと笑って、流す

はてブってそういうの嫌う場所なんじゃ……いや……そうでもないな

はてブってそういえばもともとすげえ冷笑的な感じの場所なんだった

これがトップに来てんのが、ホント、正体見たり!って感じですよ

精子時代のお前に責任がある、という究極の自己責任論についてはもう、ノーコメントしか言えん 

たぶん少年院は全く不要参政権なんかも0歳から与えるべきだ!みたいにお考えなのでしょうね 

精子にすら責任を求めるのだから……

・「野生は厳しいぞ」系

厳しいからなんなんだよ?!?

オマエ、もしかしてあらゆる人権系の叫びにそんなことを言って回ってるアナーキスト なのか?

だとしたらガチでカッコいい

そうじゃないんだったら黙ってろ!

・「子育てのゴールが労働市場への引き渡しなのは狂ってる」

そうだそうだ!

俺は正直、自分感情だけで言うなら、いまの彼女子供を作りたいよ

でも、この世!

この世やべーだろ

週5、1日8時間が"最低ライン"の労働って

いとしの我が子にそんなことはさせられねえよ

俺も比較的マシそうな職場を選んだつもりなのに1日10時間以上労働デフォだしな

やってらんないっすよマジ

やらせらんないっすよコレ

・「国が責任つべき」

あなたみたいなのが、俺の求めるところのまっとうなコメントなんだ

建設的なんだ

憲法を引き合いに出して、ヒステリック感情論じゃない、別方向の話をする

そういうのが一番いいと思う

・だから少子化してる

ですよね…

・良問である

俺もこの問題好き! キリンさんのほうが好きですが……

保健所に連れてく責任感を持てということ

まあ、ヒト用の保健所があったらいいんすけどね…

ただまあ、ちょっとイヌネコ事情が違うのは、ヒトの子供は親自身が明確に自分意思で生み出してるってとこだと思うよ

ペットショップの犬も、里親募集の犬も、捨て犬も、自分が生み出したわけじゃねえじゃん

存在自体はもうしているし、自分が関わらなかったとしてもなんらかの形で死を迎えることは確定している

子供はさあ、わざわざこっちから働きかけて、非存在だったのを存在サイドに引き込んでるわけでしょ

で、世話しきれなかったら殺します、っていうのは、ちょっと良くない気がするなあ!

・「生殺与奪の権を親に握らせるな」

実際これは結構そうですよね

人間くらいの知能をもって生まれしまうと、他者に完全に保護されるのもそれはそれでキツイって話になりうる

そこは厄介なところだよなあ

なので俺はそもそも金とか関係なく一切生まないのがいいよな…ってなっちゃった

お前はトリコ

・反出生主義おじさん

どこにでも現れて超ネガティブコメントを残していく反出生主義おじさんと獣は檻にいれとけおじさんホント好き 尊敬してる

思想的にはたぶん俺とほぼ同じだし…

・「お前ニートだろ」系

これマジでひとを見る目がなさすぎる

俺はニートになれてないから腹立ってんだよ

俺をニートにさせろって話なんだよ

全てはそこに収束するんだ

婆さんの遺産が1500万くらい入ってくるらしいんだけど、それでニートになれるか?っていうと、なれないじゃん

ゼツボー的ですよ

自分の稼ぎじゃ何十年もかかるような額の金が転がり込んできても、その金じゃ数年くらいしか生きられねえ

何なんだよこの罰ゲーム

労働ひいては人生って罰ゲームじゃないですか?ホントにきついんだよ俺は

なーにが「働けニート」だよ

働きたくないんだ俺は 働きたくないのに、働かないと生きていけないじゃん

苦しいんだよ ただ苦しい

やめてほしいんだ

「幼稚なのはお前だ!」

うるせーバカ

バカって言われてバカって言い返すのはバカなんだぞバカバーカバーカ!

「のたれ死ね!」

実際みなさんは俺の親ではないし、俺の生に対してなんの責任もないので、ホント正当なご意見だと思います

「5億なんてカワイシイ額じゃ足りねえよ」

マジ?俺の生涯年収2億にも届かなそうなんだが……"足りねえ"ってコト?!

ホント生きてる意味無すぎる

・「ペット人間は違う」

これマジで何なんだよ

何がどう違うんだ

「にじいろちょうちょうさんは、あおいろちょうちょうさんとちがって、さいきょうなんだよ😭」みたいな、幼児特有の謎脳内設定の開示、ということでよろしいか

意味わかんねえんだよ

助けてくれ 頭がおかしくなる

もうおかしいのかもしれない

俺はもう嫌なんですよ

2022-04-21

この数年でためになる動物番組坂上忍が出てるコーナーだけ。

マジでそれだけ。

あとは若手俳優アイドル芸人カワイイカワイイ捨て犬カワイカワイしかない。

坂上忍は好きじゃないが、イタズラした犬を叱る飼い主を逆に叱り飛ばすのはあの人だけだった。

2022-04-07

現代価値観を持って育児をやるのは無理ゲー

今、一歳の娘がいる。

子ども人権無視っぷりは半端ない

夜中に起こす、飯を投げる、ずっと泣く。

今の世の中は、できるだけ人に迷惑をかけないようにして、全てを損得勘定判断する。

子どもの可愛さは無限大から、どれだけコストをかけても回収できるって考えることもできるけど、直感的になんか違う感じがする。

月並み表現になるけど、子育て損得勘定じゃないって事なのかもしれない。

俺の好きな言葉で、やるしかないんだよ!ってのがある。

これは因果鉄道の夜ってエッセイで、何十匹も捨て犬を育てる施設で、おっさんが犬の餌を作るために餌を入れてかき混ぜる器をすぐに汚れるのにピカピカに洗うのは何故かって聞かれて、「俺も意味ないってわかってるだよ、だけどやるしかないんだよ!」って答えた時のセリフだ。

子育てもそれと一緒でやるしかないんだよ。

しかに昔は、やるしかないこと多かったなー。

自分子どもの頃もこんな気持ちだったような気がする。

別に子どもが嫌いなわけでもないよ。

子どもが生まれる前は、コスパ重視の考え方だった。

現状に合わせて考え方って変わるんだな。

2022-03-19

anond:20220319023951

冤罪被害者や性依存オッサンをこの人がコストを払って助けるの?目の前に映る人間を次々とコストを払って助けろってこと?

お前はコストを払って人を助けない奴を自分の都合しか書いてない奴って言うの?じゃあお前は貧困母子家庭病院で苦しんでる子供に日々寄付してるの?捨て犬捨て猫保護してるの?お前が痴漢被害に遭った人間攻撃したいだけの自己都合の身勝手人間なのはどうしてなの?


電車内のビデオカメラを増やすとか捕まった痴漢性犯罪用の更生計画の充実とかを望む声は多いと思うけど

2021-12-04

anond:20211204115715

田舎にいくと、捨て犬が庭に勝手に入ってきてそのまま飼うことになった、みたいな話をよく聞く。

ペットの犬や猫にマイクロチップ装着義務化へ

これで無駄捨て犬捨て猫が減る。10年遅かった気もするがチップの小型化とか価格問題があったのかな。

うちの犬10年つけて問題ないという人もいるから、政府も様子を見ていたのだろう。

重い腰を上げてもらったのはありがたい。

2021-11-14

anond:20211112062706

それなー。

本文2行目『1匹の老犬を囲んで警察家族が話をしていた』に出てくる『家族

=『第一発見者家族

=『あの家族

という解釈でよいのだろうか。

また、捨て犬は『家族』・ラーメン屋警察の前から忽然といなくなって『家族』が探している、という解釈でよいのだろうか。

2021-11-12

老い捨て犬のことが忘れられない

一週間前、行きつけのラーメン屋に行ったら警察が止まっていた。

何かの事件かと思ってよく見たら、1匹の老犬を囲んで警察家族が話をしていた。

足がガタガタ震えていて、鼻には大きな傷。首輪が付いていた。

そして痛々しいほど肥大化したキンタマ

痩せ細っていたので飼い主とはぐれてから2ヶ月は経っているはず。

するとラーメン屋のおばちゃんが声をかけてきた。

捨て犬だよ、可哀想に。あれはもうダメだ」

うちの地域では野犬は珍しくなかった。むしろ捨て犬なんて言葉最近知ったくらい、それくらい野犬が多かった。

から自分殺処分させるくらいならその辺でのびのびさせとけって思ってたんだけど。

捨て犬に会うのは生まれて初めてだった。

大きい犬だったが近づくとすごく怖がって、でもお利口にしてくれた。

他の犬と喧嘩したのか、鼻の傷が痛々しい。(流れ星銀みたいな戦いを想像した)

怖かっただろうな。

まもなくして店主が「ラーメンできたよ」というので一旦店に入った。ラーメンの味がわからなかった。マジで何しにきたんだ。

店を出てからもまだいたのでもう一度近づいてみる。

すると私の顔を見るや否や、ロープを持った警察官を引きずってまで

ずんずんこちらに近づいてきた。

助けてくれと言わんばかりの目に見えた。

もしくは、ずっと待ってたよ。というような…安心した目をしていた。

勝手思い込みなのかもしれないけど、最初の怯えた目ではなかった。

きっと人間にたくさん愛されて育てられたのだろう。

私はこの犬を二度も裏切ってしまった。

もしくは、警察第一発見者家族ラーメン屋の店主。

何度も何度もこの犬は裏切られた。

そう思うと今も悲しくて涙がこぼれ落ちてくる。

ごめん。保護できなくて…

飼い主のこと殴れなくて、何もしてやれなくてごめん。

その場を立ち去ってからも、あの犬のことが頭から離れなくて

サイトSNSで探してみたりした。

するとあの犬の写真が…

あの家族撮影したものだった。

まあまあ拡散されていたものの、いまだに見つかっていないようだ。

警察家族ラーメン屋の店主もかれこれ5時間はそこに留まっていたようだけど

きっとあの子はもうこの世にはいない。

犬は忠実だなんて人間思い込みなんていうけど、

それなら人間もっと責任持って飼育するべきなんだよ。

とか思い耽っていたら、近所の小学生最近犬飼ったんだよね〜なんて軽々しく話してきた。

ちゃん注射した?マイクロチップとか登録とかした?」と聞くと

「何もしてない」と知らん顔。

犬は無邪気に私の顔をペロペロ舐めたり、飛びついてきたり。挙げ句の果てに嬉しょんされた。

正直複雑だった。

なぜなら、その小学生は「これから散歩に行く」というのにビニールも何も持ってないからだ。

しかもその子ひとりで行くようだった。

これから子供が大きくなって面倒が見れなくなったら、この犬もあの捨て犬のようになるのでは。という不安が頭をよぎった。

今はありえないと思うかもしれないが、いつかその日がきてしまうのかもしれない。

あれから近くの保護NPO法人寄付した。

あの犬のおかげで、自分で世話できなくてもこういう団体がいるということを知れた。

それからというもの

少し前まで辺りをのびのびと彷徨っていた野犬に似た犬が、知らない人とルンルンで散歩しているのを見かけるようになった。

今まで自分が気付かなかっただけなのかもしれないけど。

でもそれだけで勝手に救われた気持ちになった。あの捨て犬最期まで悲しかたかもしれないのに。

明日あのラーメン屋に行く。でもあの犬のことを聞こうか迷うな。

2021-06-05

キンモクセイわんこ

庭に金木犀を植えたいと言って、苗木をホームセンターで買ったのは小学生の頃だった。テレビか本か、何かに影響を受けて憧れて買ったその苗木は、植えてすぐに虫がつき、葉はいつでも穴があいてひょろっとした実に貧弱な様子で、ただただ背丈だけを伸ばしていた。

葉付きも悪い病気持ちの金木犀につく花は僅かばかりで、正直植えて数年は自慢の匂いすら薄かった記憶がある。

そうして鳴り物入りで入ってきた若木の前に、我が家の小さな庭には外飼いのわんこがいた。飼い主の知識不足によって、若いからフィラリアにかかりずっと病気と闘っていた犬である。そういうと一見可哀想様相だが、この犬は平均以上に丈夫な身体を持っていた。大きな身体と、ちょっとだけ荒い気性もあって外目には彼が病気でずっと薬を飲んでいるような犬には見えなかったと思う。

たまの発作で苦しむことはあれど、それ以外は概ね元気な子だった。

そんなわんこは持ち前の丈夫さで、大きい体躯ながら15年ほど生きた。

我が家ヒーローはある日突然階段を転がるようにいっきに容態を崩し、あっという間に天に旅立ってしまった。

そうして、彼がいなくなった頃から帰宅する度に寂しい思いをしていた庭に大きな存在が目につくようになる。

あれほど何をしても貧弱だった金木犀がみるみるうちに枝葉を伸ばしはじめたのだ。薬をやめたにも関わらず、自分から病気を跳ね返し、翌年には幹を太くさせ、初めて大量の花をつけた。

ただの偶然だったのかもしれない。それでも病気の割りに驚くほど元気だった犬を思うと、この木から生命力を分けてもらっていたのか?と考えずには居られない。誰に言っても変な顔をされるが、あの木もわんこを助けてくれていたのだ、と私は思うようになった。

そうして、いくらも間を置かずに生後間もない捨て犬が寂しい我が家に転がりこんでくることとなる。二代目は初代とはまるで違う性格自由奔放な犬であった。我が儘しほうだいの彼女は、初期のワクチンも手伝い、大きな大病もなく育ったが、晩年脳梗塞を数度起こし、幾度となく快復しながらも、最後には寝たきりのまま逝ってしまった。二代目を亡くして日が浅いので、つい元気のない時ばかりを思い出すが、そんな彼女は19年と半年を生きた。中型犬にしては大往生といえるだろう。脳梗塞から三年ほどは眩暈と痙攣を繰り返し、何度も獣医後遺症が残るかもと言われながらきっちり後遺症なく復活する姿はとても逞しかった。倒れたときすら今度も、と皆が思ったけれど、流石に本人の体力も限界だったのだろう。最後までよく頑張ってくれた子だった。

しかし、二代目が息を引き取る3日前。家族金木犀の枝の殆んどを切り落とした。あの日を境に元気になった木は隣の家に迷惑をかける程に成長した為、仕方のない剪定ではあったが、整えるというにはやりすぎな程すっきりした姿に絶句したものだ。ただの迷信。ただの偶然。それでも、金木犀自分が生きるための力を注いだがために、二代目の不思議な元気の糸が切れてしまったのでは?と思うのを止められない。

無残に切られた金木犀は、一年程の花は見られないと言われながらその年には新しい枝を伸ばし、見事満開の花を開かせた。実に生命力の強い木である

元気なわんこたちを見守ってくれていた、うちの守り神は、いまも元気に相棒のいない小さな庭に君臨している。

2021-05-24

ペットが値上がりしすぎている

最近たまたま通りかかったペットショップを覗いたら、犬が昔の数倍に値上がりしてた。おそらくコロナで家にいるから飼う人が増えてるんだろう。

自分は犬を飼った経験も見送った経験もあるから言いたいが、本当に凄い生き物だぞ犬は。無条件に飼い主を愛してくれて、落ち込んでる時は励ましてくれるし、人間テンション上がるとつられて楽しくなっちゃうのも可愛い人間より早く歳をとり、最後自分の身をもって命の大切さを飼い主に教えてくれる。

これから捨て犬が増えないことを願う。

2021-05-14

頼む、犬の迷子札や鑑札はつけてくれ

2日前、散歩中にリードが取れてうちの犬行方不明になった。

幸い、迷っていた所を保護され、首輪につけていた鑑札によって連絡が行き、自分が回収に向かい今では餌を食べてグースカ寝ている。

保健所で犬を連れてきて貰う間、少しだけ職員の方と話をした。

あくまでも自分地域管轄で言うと、

・昔は野良犬が多かったが今では飼い犬が迷ったケースか捨て犬のケースが多い

・どう見ても飼犬なのに、鑑札や迷子札がないのでそのまま保護団体に引き取られたり、運が悪ければそのまま安楽死になる

・手製の迷子札も携帯番号が変わっていたり、住所が変わるとどうしようもない(よくあるらしい)

・最強なのが鑑札。行政を通じて登録されている飼い主に連絡がいく

とのこと。

かに鑑札札が見栄え良くないのは分かるけど、つけていると付けてないとでは迷った時に助かることが多い。

2020-12-13

実家の裏山が切り崩されてソーラーパネルが設置されることになった

その一報を父から聞いて胸中に去来したのは、幼き日の思い出ではなく、むしろ長じてから度々意識した故郷の衰退のイメージだった。

元より地場産業として誇れるものが取り立ててあったわけではない地元は、緩やかだが確実な経済的衰退と人口減少の影響を受け、公共施設老朽化や各種インフラ経年劣化という形で自治体としてのほうれい線を隠す術を失っていった。

それでも、いや、それゆえに明確な転換点などなく、ただゆっくりとした老化から鈍感なふりをし続けた首長自治体、そして何より住民が半ば共犯のように地元の腐敗と死滅とを看過していった。

からこそ、いまさら太陽光発電などで延命を図ろうとする醜さにほとほと嫌気が差した、その実感があった。

それでも友人の結婚式に出席するために数年ぶりに帰省してみると、どうも聞いていた状況と乖離があったために改めて確認を取ったところ、どうやらこの度設置が決まったのはソーラーパネルではなく、例の宇宙太陽光発電の受電設備ということらしかった。

年齢を重ねたが故に知識と語彙の更新をやめた父をいまさら責める気も起きず、数か月前にニュースサイトで多少話題になっていたトピックに思いを馳せることで2次会の無聊を慰めていた。

令和4n-21年に決定された第n次エネルギー基本計画では、ついに原子力発電の占める発電電力量の占める割合が0%になった。

平成震災とそれに連なる事故以降窮地に立たされていた原子力産業はついに時勢に降参し、明るい未来エネルギーから歴史教科書上の記述となることを選んだ、という建前を本気にしている奴は少々イデオロギーに傾倒しすぎているきらいがある。

現実は、国内ソーラーパネルメーカーの開発した、そこまで安価とは言えないまでもそこそこ効率改善の図られた新型パネル推したい産業界が、細々と開発を続けていた国産ロケットペイロードの使い途を探していた経産文科省に仮託した、おままごとのような科学技術国威発揚煽りを受けた全廃、と言ったところだ。

どこまで行っても消極的な退場に、却って日本という国を感じざるを得ず、左派メディアのこじんまりとした勝利宣言にわざわざ難癖を付ける余力もなかったと見え、平成後期から令和初頭に掛けてあれほど紙面を賑わした役者とは思えぬほど粛々としたレームダック期を享受していた。

実際、人々とメディアの関心は、中国による、気前の良い提供と、経済協力を人質に取った押し付け中間の様な形で供与された受精遺伝子改変技術をどれだけ受け入れるかという議論にあった。

(科学技術という側面において現代日本中国に対して如何にサブジェクト・トゥしているか、という話だ。宇宙太陽光発電所はさながらパクス・シニカに立ち向かうドン・キホーテのようだ、と明に暗に揶揄された。)

米原子力協定の次回更新がないことは誰の目に見ても明らかであり、山のように余っているMOX燃料の行き先はIAEAも知らないようだった。

そんなことだから中間貯蔵施設という名目の、事実上最終処分場たる六ヶ所にすべてを押し付け政府行政と大多数の国民NIMBY精神遺憾なく発揮することで各々の精神の安寧を獲得していった。

とにかく、ことの主犯たる国産宇宙太陽光発電所は「ひかり」という、加齢臭むせ返る横文字候補からはなんとか逃げ果せた通称を拝命し、20GWもの大電力を供給し始め、東京万博会場の灯りが一斉に点った日をもってひとまずのプロジェクト成功と見る向きもあった。

(日本による宇宙開発の数少ない世界成功に肖って「はやぶさ」なんてネーミングを推す動きもあったが、流石にこの国にも一抹ながら恥の概念は残っていたらしい。また、「まりし」などという旧動燃残留思念、いや怨念が具現化したかのような案も提出されていたもと聞くが、真偽の程は定かではない。)

実際、こんな大規模プロジェクトを実行する能力エネルギーをこの国がいまだに持っていたことに驚いた。

ただ、ひかりから降り注ぐ高密度マイクロ波分散して受電する設備、すなわち受電所の立地が不足していると言う問題は依然として解決の目を見ていなかった。

安全よりも安心を求める国民性に変わりはなく(「焼き鳥デモ」の映像を見たときは流石に乾いた笑いしか出なかった)、電源交付金雀の涙と来れば宜なるかな積極的に手を挙げるごく少数の自治体は奇異の目で見られた。

とはいえ、大流量の循環水系のために沿岸部であることが求められる汽力発電でもなく、大規模な河川と高低差が求められる水力発電でもなく、只広い土地さえあれば良いというだけの必要十分条件は今まで大規模電源立地となることなど考えもしなかった自治体の目には福音として映ったらしく、それらの首長は新たな時代権益ホルダーとなることを選んでいった。

反対に、新規基準適合審査の遅々とした進展と繰り返される住民訴訟、そして最終的な結論としての廃炉の影響をもろに受けた原子力立地の反応はさっぱりであり、政治の影響をもろに受ける歳入に頭を悩ませられるエネルギー立地はもう懲り懲りと言った風情で、役人の誘いをアイリスアウトの向こう側に押しやっていた。

結局、ひかり設計容量のすべてを受電するに必要な30GW分の受電所を運開当初から用意することを諦め、漸次募集という名の先送りを決定した政府は経産文科省を矢面に立たせることを選び、自らは飄々としていたというのだから大したものだ。

結局、運開から5年が経過した段階でもひかりの擁する200k㎡に及ぶパネル3分の1は折り畳まれたままであり、白衣十人黒衣五人などと不必要比喩披露した大臣メディアの総バッシングを浴びる権利を恣にしていた。

そうした、古式ゆかしい伝統的な時勢の中で、2次立地募集に手を挙げた自治体の内の1つが、我が郷里だったのである

「親父が色々動き回ってたみたいなんだけど、さ。正直言うと、あんま関わりたくないなってのがあって」

私の友人であり本日の助演男優、またの名を新郎が、半分ほど空けたアサヒビールのジョッキをテーブルに慎重に据えながら、疲労を隠さぬ赤ら顔で言う。

彼の父親町議を務めており、「太郎」というシンプルすぎる名前出馬を見越して付けた名前だと言っていた。

(国政選挙に出るわけでもないのにな、とは彼の自嘲だ。)

その親父さんはどうやらこの度の誘致に際し懸命に旗を振っていたという。

しかし、僅かばかりとは言え受け取る交付金と、"多少の"造成による環境破壊と、電源立地になるという誇り(この価値観だけは共有が出来なさそうだ)と、それら3つをとりまく可愛らしい権力闘争の予感に、父親の説得と説教とに玉虫色の回答を重ねることでのらりくらりと回答の明言を避けてきたのだという。

彼のこの手の身のこなしは素直に凄いと思うし、そうした人付き合いに嫌気が差していた、というのは私の上京に係る動機の半分を占める。

「でもお前、今更そんなこと訊いてくるだなんて、本当にここの人間じゃなくなっちまったんだな」

この地でこの話題が取り沙汰され始めたのは軽く2年以上は前だという。

誘致か否かで侃侃諤諤の論争があり、どこに建てるかでまた侃々諤々の論争があり、さら用地買収に係るあれやこれやのトラブルがあり、それでも最終決定がなされたのがひと月前というのだから、どれほど地元の世情に疎くなっているかを実感させられる。

あるいは、上京して好き放題やっている(ように見える)私に対する軽蔑嫉妬の念が多少なりとも混じっていたのかも知れない。

なるほど、確かに私には家庭もなく、親族との濃密な付き合いもなく、仕事周りの土地付き合いもなく、自由気ままにやっていると言われても反論する材料がないことに気づく。

であるなら、こんな日くらい友人の愚痴と誹りを受ける義務も果たすべきだろう。

そう思って、コークハイを傍らに、言葉少なに彼の言葉に相槌を打つことに決める。

まったく、本当に大変な役回りだと思う。

返す返す、自分には出来る気がしない。

翌朝、久々に実家の自室で目を覚ますと(物置と化していなかったことに驚いた、こうした面に関する母の義理堅さには感謝しても仕切れない)、やはり気になっていた裏山に足を伸ばした。

アルコールが多少残ってはいたが、丁度良い運動だと体に言い聞かせて路を辿っていく。

子供の時から変わらない、というのはフィクションの中にだけ許される情景で、長らく人の手が入っていないことを伺わせる荒れ様には流石に心のどこかが痛んだ。

…いや、いや。

地元を出て戻らぬお前に心を痛める権利などあるのか?

よそ者同然と化したお前が捨て犬に見せるような仏心を発揮して碌なことになるのか?

もはや何も言う権利などないことに遅ればせながら気付き、せめて在りし日の遊び場の記憶が損なわれぬよう、路の途中で踵を返した。

もう2度と見れぬであろう山の景色を視界から追いやり、そういえば客先から急ぎの問い合わせを受けていたな、などと頭からも追いやり、足早に帰路に就いた。

帰路。

実家への帰路か、東京への帰路か、自問せずとも回答は明白だった。

思い出深き裏山は、もはや私の裏庭ではない。

2020-11-16

ホームレス異文化扱いの件

https://note.com/ikeay/n/nad1517232125

これね。ホームレスという異文化からは学ぶところがある、差別などではなく素直に見習いたいと思う、というやつ。

これを書いた人は差別意識が一切ないって言ってるけど、あるじゃん、と思ってしまった。

「あるものや拾ったものだけで欲しい物を作る」「なんでも直して使う」って、

別に家持ちでもやってる人はいると思うんだよね。

でもそれを記事にしたところで最優秀賞にはならないし、この人も採り上げようと思わないはず。

なんでかって、やっぱり「ホームレス」というラベル価値があるからなんだよね。

普通の人でもやれる徹底的なDIYも、ホームレスがやると「素晴らしい異文化」になる。

そこに差別的な意識がないと、どうやって言えるんだろう。

ホームレスなんてどうしようもない存在だと思ってたけど実は学ぶところがあった、すごい!」

自分無意識下には、そんな「捨て犬に優しくする不良が必要以上によく見えるギャップ萌え」的な思考があるんじゃないか

そういう自問を行った形跡でもあれば、まだ良かったけどね。

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まあ実際、ホームレスになんてなりたくないし、近寄りたくもないよ。

一方でホームレス生活に興味がないと言えば嘘になる。

冬場とかどうしてんのかな、とか思うし。

工夫して何とかしてると分かれば「へー!」と思うだろう。

でもそれは、下世話な部類の興味だよね。

せめて自分の興味が下世話なものだと自覚したうえで生きていたい。

上の記事の人はその自覚がまったくなくて、

しろ自分清廉潔白さに深い自信を持っているように見えるから、とてもイラっとした。

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