はてなキーワード: 食指とは
去年はhttp://anond.hatelabo.jp/20141218222354です。
現在離職中。
ヤクザの先輩に誘われていて、盃うけようかと思案中。
ただ、ヤクザに成ったとして、ずっとこの世界にいるつもりはない。
とはいえヤクザになったが最後、堅気への復帰はほぼ難しいと言われている。
何故なのかについて、深く考えた事はないが多分反社会的な組織であるといった
先入観が企業間で擡げて結果食指が動かない、要は触らぬ神に祟りなしで落としていくのだろう。
せっかく好条件なのに殆どヤクザにならないのも裏があるのかもしれない。
そういうイメージを持ってしまったのは、きっと昨今のブラック企業ブームのせいに違いない。
けれど、火のないところに煙は立たないというし困ったな。
まさにいま読んでる。3巻の途中。
でもなんか地味で食指が動かなかった。
ようやく読み始めた。
密度の濃さに驚いた。
まだ2巻!?みたいな。
すげー濃密な時間が作中で流れてて、それに完全に取り込まれちゃってるの。
でも今読むのがだんだんつらくなってきた。
なんでかってーと、すずの恋関連が見てられないからだよ。
毅然としたファーストインプレッションから、家では素直に甘えるギャップ。
孤高の美しさを持っていたのに、結局凡百な感傷に流される。
なんだかんだ言っても中学生なんだなって。
二次創作で弟とのショタものを妄想しまくって汚すしか道が残っていないことがすごくかなしい。
なんでこんなことになってしまったんだ。
若くてきれいな顔してたのに、基本的にマスクしてだるそうにしてるのを隠そうとしない感じの人だった。
図書室に通い詰めてだんだん打ち解けて話をしてくれるようになって、池上永一の風車祭を熱心に勧めてくれた。
ぶっちゃけ、分厚いし、沖縄っぽいところがとっつきづらそうだしで、全然最初は食指が動かなかった。
そこまで言うなら・・・という感じでしぶしぶ借りて読んだ。
ぐいぐい引きこまれてどんどん読めた。
面白かったです!と興奮して感想を話すと、そうでしょそうでしょ!とものすごく嬉しそうな笑顔で応えてくれたのを今でも覚えている。
今でも司書やってるのかなー。
たった数年でいなくなる生徒なんてもう忘れてるだろうけど、また本の話したいな。
昔はよく読んでたけど最近はまったく読んでないなあ。
売れ線ラノベは最近よくアニメ化されるから、アニメを見たイメージから、萌え絵+タイトルが無駄に長い、ハーレムものだったり内容が薄いものor適当な設定つけたバトルものばっかりってイメージ(失礼)で食傷気味になっちゃって全然食指が動かないんだ。
ああいう系統でも探せば面白いやつはある&アニメ化されないものの中に面白いものは絶対にあるとは思うんだけど、最近はあまりにも数が多すぎて当たりを探す気も失せる感じ。
秋山瑞人好きなんだけど全然出ないしなー。EGコンバットFinalはよ!
シリーズもので有名どころだとブギーポップから入って、キノの旅、フルメタ、ゼロの使い魔、十二国記、銀英伝、西尾維新はあらかた読んだよ。年がばれそう!
あ、そういえば京極夏彦読んでみようと思って読んでなかった。あれも実質ラノベっぽいらしいから手出してみようかな。
森博嗣も。
ありがと!
毎月60~100時間以上も残業してるのに「みなし残業」扱いのせいか、給与はいくら働いても額面では15~18万の間で、酷い所はそこから
某かの会費を徴収されて手元に残るのは10万を切る事態になってる。
これは正社員のケース。
バイトは更に酷い。
時給制パートの扱いだと、社保無しにも拘らず満額で8~10万前後と異様に低い。
特養も老健も施設は凄く豪華なのに、働いてる介護士さん達は難しい試験をパスしてやってきた専業介護士という奴で、それなりに貰えるはずの給与が殆ど貰えず
このような状況で人手不足だなんだと嘆かれても若者は食指が動くはずがない。
もっと〇〇手当などを充実し契約書も交わして一般的な労働者と同等額かそれ以上を支払う事が出来れば、この3Kと呼ばれる「きたない・くさい・きつい」にも耐えられるんじゃないか。または、更に敷居をもっと低くしなければならんと思う。
大卒で相談員とか上級職になろうとすると社会福祉士のように社会福祉系の大学を出ていないと取れない免許が条件となると、
仮に法学部を専攻して卒業しても新たに介護関係の大学ないし専門学校に通わないと行けない二度手間に果たして給与が全く魅力的でない
比較的簡単に取れると言われてる二級ヘルパーを取って3Kを味わうのも良し、か。
今の介護業界が不人気なのはそのきつさに見合う給与が全く支払われていないためなのだ。
若者は悪くない!
コンビニのトイレを使ったら何円分の商品を買えば採算分岐点に乗るか。
「便利」の対価 - 未解決の文字
http://luvdarara.hatenablog.jp/entry/2013/10/15/013813
を見て思ったこと。
はたしてどれだけの商品をお客さんが買ったら
コンビニとして採算がとれるのだろうか。
初期投資は考えないとして
水の代金は、と検索しようとしたら
コンビニのトイレの秘密~使用NG店舗の事情、アノ貼り紙に隠された狙い | ビジネスジャーナル
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2996.html
という記事が引っかかった。
どうやらコンビニ側も困っている問題らしい。
さて、戻ろう。
初期投資は考えないとして
水の代金はトイレ、手洗いで一回4円
家庭用の水洗トイレで大の方の水を一回流すと水道料金って大体い.. - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1197814491
女性のトイレ滞在時間は男性の3倍を超える!: トイレ診断士達のブログ!!
http://www.toireshindan.com/2009/03/post-90b2.html
男性 31秒7 (1日平均5.5回)
女性 1分37秒 (1日平均7.2回)
利用回数は
滞在時間から一時間あたりの利用人数は20人程度と考えてみる。
4~6時間に1回程度らしい。
水道代 4円
電気代 1円
清掃コスト 3.875円/1時間20人使用時(7.75円/1時間10人使用時)
合計 8.875円~12.75円
利益の4割程度を本部が持っていく事を考えると
百円そこらの商品一個でギリギリといったところでしょうか。
http://profit-labo.seesaa.net/article/221346504.html
想像がつくでしょう。
コンビニATMは取引の都度コンビニ側に手数料は発生しますか? | その他(暮らしのマネー)のQ&A【OKWave】
http://okwave.jp/qa/q1729928.html
>コンビニ店には、利用回数に応じてセブン銀行から手数料が支払われると思います。だいたいの計算で、手数料の7%くらいでしょう。
一品だけ買うとしたら
お腹が空いてないならよく処分品扱いされるガムなどを買うと
コンビニのトイレを使ったら何円分の商品を買えば採算分岐点に乗るか。
今回、2020年に東京でのオリンピック開催が決まったわけですけども
こうなると国家の対面を保つためにそれまでに財政破綻をさせる道は無くなったと見るのが妥当だろう。
一方、年金受給者は高齢で、既に生活に対する投資が終わっているわけだから
新たな生活への投資は少なくて済む、しかも収入自体が少ないわけだから
低所得者向けの政策を受けることができる。貯蓄がある場合でも、である。
現状に私達は自らの意見を言うべき時に来ている。
貧乏人は麦を食え。年収200万円時代を生きる方法-bobcoffeeの麦食指南
http://bobcoffee.hatenadiary.com/
書きました。
いわゆる俺×嫁やNLが好きなオタクに比べて、腐と呼ばれるオタク(あと百合好きも?)はこういう自己言及的な問いを立てたがる気がするのだけど、
まあそれは置いといて。
自分探し(笑)の一環で腐女子文化(と言えるだろうか)周辺について考える事が多いので興味深く読んだ。
その中でこんなことが言われていた。曰く、
自分はリアルのホモは嫌、だが女子力とやらで男にアピールするのも違う、対等に見て欲しい願望がBLなのかと思ってるんですが。
こういう「『女』として見られることに違和感があるから」というのは今まで見た「腐女子が801を読む理由」の中でも割とメジャーな説だと思う。
その他にもこちらの
自分より可愛い女が出てきて、そいつがチヤホヤされても全然嬉しくないから、
じゃあ女を男に変えちゃえばいいんだ!って単純な動機もあるんじゃねーの?
ジェンダーの本だと「『見られる性』と『見る性』の逆転による反逆」云々というのもあるし、
ツイッターでは「そんなの大抵うっかり見たアンソロに載ってた受けの痴態に欲情したからだよ!!!」みたいなラディカルな説も見た。
だけど、私が801、BLと呼ばれるものに触れるようになったのはそのどれでもない。
「好きなキャラたちをいっぱい見られる手段が、それしかなかったから」
なのだ。一番しっくり来る理由が。
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原作の彼らはそこそこ絡みがあって、親しいと言っても差し支えないと思う。
でもいかんせん二人とも脇役なので、出番はそこまで多くない。
当然、飢える。もっと二人の姿を見たい、他愛ない日常会話を聞きたい。そう思う。
そうなってくると、二次創作の世界に飛び込む。幸い今はインターネット上にそういうものがたくさん公開されている。
だが、そこにいる彼らの多くは、何故かデキている。もしくは、片思いしている。セックスしてることだって少なくない。
そういうものを見た時、どうするか。
こんなのありえない、気持ち悪い、馬鹿にするな、と一切二次創作の彼らを見なくなる、こともある。
でも、その解釈のズレ――好意の種類とか身体的接触の有無とか――が許容範囲内におさまった時、
「多少私の思ってる二人と違っててもいいから彼らが見たい」と思った時、
私はA×B(もしくはB×A)の801二次創作に手を伸ばし、貪り読み、萌えを覚えていくのだ。
801というのは裾野が広くて、需要も供給もめちゃくちゃある。
そこのルールを覚えて適応すれば、好きなキャラクターたちへの飢えが満たされる確率は跳ね上がる。
勿論、カップル化していないAとBを扱った二次創作も存在するし、本当はそれが一番見たい。
でも、それだけではお腹がすくし、寂しい。
そうやって腐女子文化圏に浸かっているうちに、徐々に許容範囲が広がりオリジナルにも食指が動き出し、
気付けば立派な腐女子がそこにいた――
こういうケースは、実際少数派なのかもしれない。
「私は最初から『この二人が恋人同士だったら』って妄想してた」という方が多いのかもしれない。
それでも、「なんで腐女子やってんの?」と聞かれた時、私は
「彼らが見られるなら何でも良かった」
と答えるんだと思う。
民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ
そもそもこれだけしっかりしたプレスリリースを用意していたということは、民事再生を申し立てることについては随分以前から検討していたことが推測できる。
そのような状況下、金融機関様やお取引先様等からのご不安を招き、資金繰りが逼迫する状態となりました。そのため、今般、自主再建は極めて困難であるとの判断に至り、民事再生手続きによる再建に踏み切る選択をした次第です。
約245億円
スポンサーがつくのであれば通常民事再生は申請しない。オリンパスがいい例。ソニー含めて国内外の企業が食指を動かしていた。しかし、インデックスに対しては、会社に金を入れたいという企業はどこもなかった。負債が重すぎるという発想。ただ、事業としては価値があるものがあるから、民事再生を申請。当然、タカラトミーには事前に打診しただろうが、あっちはあっちでRC2の立て直しが上手く行っていないので、どうにも手を出しようがなかったのだろう。
3. 今後の見通し
今後は、裁判所及び監督委員の監督のもと、事業を継続し、再建を図る所存です。デジタルゲーム事業をはじめとする弊社の事業自体は順調に推移し、また、スマートフォンに代表される多種多様な機能を持つ携帯電話端末の普及により、ソーシャルゲームをはじめとして提供可能なサービス領域の拡大を加速させており、今後も成長が見込まれます。そこで、当社は、当社事業の事業価値を毀損させることなく再建を実現させるため、迅速にスポンサーを募集・選定の上、事業譲渡を実施することを検討しております。
ということで事業譲渡を検討を示唆。ただ、通常民事再生申請前にはスポンサーを募っているはずで、それがまだ開示されていないということは、資金繰りがショートするタイミングまでにスポンサーを見つけることができなかったということ。循環取引が発生している事業群を何の調査もなしに買うことはできないから、これは致し方ない所。
なお、当社取締役会長である落合正美と代表取締役社長である落合善美は、本件に至った事態を極めて重大に捉えており、民事再生手続について一定の目途が立った段階で辞任する意思であります。また、落合正美と落合善美は、事業譲渡が実施された場合でも、事業の譲受先の経営に関与する意思は有しておりません。
民事再生を申請した企業でここまで踏み込んだ経営責任についての言及は普通はない。銀行、取引先に対して再生に対して強くメッセージを発したいという意志が見て取れる。
また、当社が平成25年5月15日付「調査委員会の設置に関するお知らせ」にて発表しましたとおり、修正を要する会計処理に関する事実関係等の詳細を把握するため、法律・会計分野の専門家を交えた調査委員会を設置しておりますが、当該調査については、継続いたします。かつ、当社が平成25年6月12日付「金融商品取引法違反容疑による証券取引等監視委員会の調査について」にて発表しましたとおり、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の容疑で、証券取引等監視委員会の調査を受けておりますが、当社といたしましては、引き続き当該調査に対して全面的に協力して参る所存でございます。これらの調査につきましては、進展があり次第、速やかにご報告申し上げます。
これがはっきりしないと買ってくれる会社はないと分かっているので、ちゃんとアピール。
5.本件に関するお問合せ先
関わっている弁護士事務所が多い。恐らく、各所に点在するインデックスの子会社群を捌ききるためにチームビルディングをしたと推測。これから、この弁護士事務所経由で、バラ売りセールが始まる。
びっくりするほど知り合いに賛同を得られなかったので、記録しておきます。
世間でイケメンと呼ばれている芸能人やら一般人やらにまったく食指が動かない系女子。
こちとら男兄弟に囲まれて、ジャンプ黄金期後期を読み、ハリウッドアクションを見て育ったんだよ!
さすがにあそこまでは求めないけど、筋肉大好きなんだよ!!
何だ、その細っこい腕!肘逆折りにすっぞ!
何だ、そのうっすい、つるっつるの胸板!マネキンかなんかか!!?店頭でオサレ()ファッションでも着せ付けられて棒立ちしてろ!!
何だ、その腹筋の筋より肋骨のほうが目立つ腹は!!たかがゴボウで突いても、ウッとか呻いて蹲るんじゃないか!?
何だ、そのほっそい脚と貧弱な膝関節!鯖折りにすっぞ!
別に全盛期のシュワルツネッガーとかスタローンとかは求めてないんだよ!!
海外ドラマで「ガリオタ」呼ばわりされてる男性にすら、日本の男性の筋肉が追いついてないという事実が残念なんだよ!!!
…わかってます、人種的に欧米人のような筋肉は平均的日本人には望むべくもないことなど。
しかし、日本人のイケメンの皆様の筋肉のなさは本当に目にあまるものがあると思うんですよね。
まったく、セックスアピールの欠片もない。
すらっとしてつるっとして、女かと…そういうベクトルのルックスを求めるなら、素直にモデルの可愛い女の子を愛でます。
男くさすぎるのがモテないご時勢なのもわかりますが、男らしさを脱臭しすぎです。
男が女に女らしい外見の美しさを求めるなら、女は女で男に男らしい外見を求めてます。
……いや昨今の世間のイケメン認定のついた人見ると、もうそういう時代じゃないのかもだけど。
ムキムキになってくれとは言わないから、女の私をして、うわっこの人の腕細すぎ…!?と脳内で逆関節決めるのを連想させない程度に、
この記事にものすごく共感をしていた矢先、お付き合いしていた彼氏と別れることになった。私から別れてくれとお願いした。そうして一段落して、ふとこの記事を思い出した。
私もいま、23歳。りぼんを愛読していたけれど、やっぱり一番好きなのは種村有菜さんの漫画だった。有菜っち(公式でもある呼び名)の描いているページだけ、キラキラしていた。周りの女の子達が描く絵は大抵種村さんの絵柄に似ていたし、神風怪盗ジャンヌが連載されて間もなく、他の漫画家さんの絵柄すら種村さんのものに似てきていたのを覚えている。これがりぼんだけに留まらず、他のなかよしやちゃおにもいえることなのだから、種村有菜の影響力といったらない。
そんな種村さんの漫画を今も読み続けている私にとっても、やっぱり恋愛というのは異次元の存在だった。どれぐらい異次元なのかと友人に聞かれた時、私は「たぶんあなたが思ってる『死ぬ』ってことくらい異次元のものだよ」と説明した。誰だって死ぬという現象は何となく理解しているけれど、それを常に間近に感じてはいない。ぼんやりと別世界のものだと考えていて、ある日身近な人が亡くなってハッとするけど、やっぱり自分自身に起きた出来事ではないから他人事になってしまう。そんな感じだ。
この少女漫画脳をこじらせた結果、今回の別れの原因みたいなものになる。結論、男性というリアルなものを実際に身近なものにすると嫌悪感を催す。これだ。実際に付き合った恋人のことは好きだったし、結婚するならこういう人なんだろうなあと何となく思えるくらいには好きだった。でも、実際に手を繋いだり、抱きしめられたりすると、その違和感による圧迫感が凄まじかった。違うと思った。これは私が体験するべきものじゃないと脳みそが信号を送ってる。違和感はそのうち嘔吐感になって、言い訳がましく恋人からそっと距離を取った。緊張なんてしてなかった、理解してもらえるかは分からないけれど明確な嫌悪感だけがそこにあった。相手にではなくて、行為そのものに。
男性が自分をそういう恋愛対象としてみてくることも、自分がその異次元の世界に放られることも、全部がおかしい出来事にしか思えなかった。それ以来恋人とは上手く距離を保てなくなって、結果として別れることになった。それでやっと、安堵した。うっかりタイムワープした主人公が、冒険の果てでやっと元の世界に戻ってきた時のような感覚に近いんだろうと思う。これもまた、結局は自分で体験したことのない感覚なんだけど。
ふと思い立って持っている少女漫画、女性向けゲーム、その他あらゆるものを漁ってみた結果、「主人公が特別ではない」ものが一つもなかった。いつだって主人公は特別で、美人という訳ではなくても何かしら異能だったり、特殊な出自があったりする。それを踏まえて主人公が頑張るから、相手の男性達は主人公に惹かれるのだ。思い起こせば、「主人公がごく普通の一般人」という設定の漫画やゲームは所有したとしてもすぐに売却してしまっていた。食指が動かない、何一つ惹かれるものがなかったからだ。
恋愛するのはいつだって特別な人たちだ。それを第三者の立場から見て、聞いて、ふーんと思ってそれでオシマイ。例の記事にある通り、漫画を読んでいる感覚からはどうしたって抜け出せない。それで満足なんだよなあ。
まぁ、フェミに限らず「日本の空気」みたいなのが、強くてマッチョな男性を忌諱してた感じはするねー。
例えばさ、会社の慰安旅行で酔わせてなしくずし的にやっちゃうとか、
軽く尻を触るとか、強引に迫るとか、
そういうのがとことん批判されたのが1990年くらいから2005年くらいまで続いたと思う。
で、草食系男子が出来上がったわけだが、一方で、
女性は野放図に育てられてきていて男性の食指が動かないっていうのが2000年なかばから始まってた感じがする。
松井稔監督の『日本鬼子(リーベンクイズ)』を観る。東京ではユーロスペースで大ヒットした作品だ。これまで観る機会がまったくなかったわけじゃないけど、往年の日本兵士たち(つまり老人たち)のインタビューだけで構成された三時間近くの作品と聞いて、正直に告白すれば、これまでどうしても食指が動かなかった作品だった。でもせっかくの機会だから観た。退屈だったら途中で退席すればいいと思っていた。会場のシティホールはほぼ満席。結論から書けば、僕は最後まで座席に釘付けだった。まさしく一歩も動けなかった。
戦争時、虐殺行為を働いた兵士たちの証言はこれまでも何度か聞いたことがある。でもそのほとんどは、同じ舞台の兵士がやったという目撃談か、上官に命令されて仕方なく……式の証言がほとんどだった。つまりは傍観者であった(制止できなかった)自分を悔いるか、加害者でありながら戦争という構造的な狂気の被害者でもあるというエクスキューズは残されているのが常だった。しかし『日本鬼子』に登場する元日本兵たちのほとんどは、まさしく虐殺の命令を自らの意思で下した上官か、そうでなければ実際に手を血で染めた兵士たちだ。まずはその身も蓋もないほどの事実に圧倒された。
中国の村を襲い、略奪と村民全員の虐殺をはかった兵士の証言が出てくる。家の中で幼児と共に震えていた若い妊婦を見つけ、レイプしようとしたが抵抗されてかっとなり、妊婦の髪を摑んで家から引きずり出して、井戸の中へ叩き込んだという。泣き叫びながら井戸の周りを走り回っていた幼児が、家の中から椅子を持ってきて井戸の脇に置いてよじ登り、母親の名を呼びながら中を覗き込もうとしてつるりと滑り落ちた。その一部始終を眺めていた彼は、部下に命じて井戸の中に手榴弾を投げ込ませた。
目撃談ではない。命令されて仕方なくの行為でもない。証言する彼が、まさしく自分の意思でやったのだと断言した。
「中国人を同じ人間とはどうしても思えなかった。何故かは分からない。でもとにかく、人間を殺しているという感覚は全然なかった」
登場するかつての皇軍兵士たちのほとんどは、そうつぶやいた。七三一部隊で中国人捕虜たちを材料に様々な生体実験を率先してやったお爺さん。南京で何十人も虐殺して河が紅く染まったと証言するお爺さん、捕獲した民間人を中国軍のスパイだと決めつけて拷問の末に片っ端から銃刀で突き刺して殺したお爺さん、中国娘をレイプした後に虐殺してその肉を部隊全員で食べたお爺さん。たくさんのお爺さんたちが、縁側で、茶の間で、ホテルのロビーで、診療所で、午後の柔らかい日差しに包まれながら、蝉の声を聞きながら、訥々とそう告白する。
慟哭はない。嘆息や逡巡や絶句すらほとんどない。松井監督はそんな要素をすべて削ぎ落としている。作品としての評価は分かれる部分だと思う。僕がもしこの作品の編集を担当したとしたら、インタビューの内容よりもむしろ、お爺さんたちの話の合間に生じるそんな余白に興味を持つだろうし、カットとしても最優先するだろう。そもそも彼らへのインタビューの交渉そのものを素材にしていたかもしれない。
しかし結果として、そんなニュアンスを徹底的に削ぎ落としたインタビューは、これ以上ないほどにグロテスクなものになる。「内臓がドバーッと出てきましてね」と苦笑混じりに語るお爺さんを眺めながら、彼らは殺人鬼でもないし血に飢えた狼でもないと客席の隅で僕は歯を食いしばりつづける。親を敬い初恋に胸を焦がし子供を愛し、笑ったり泣いたり、憎んだり赦したりしながら、戦後の半世紀以上を市井の片隅で生き抜いてきた人たちなのだ。だからこそ考えなければならない。優しく穏やかな僕たちが、そんな残虐さを何の躊躇いもなく発露することがあることを、僕らは自分たちを主語として考えねばならない。