はてなキーワード: 少年ジャンプ+とは
今回は少年ジャンプ+
使い勝手は……私はUIとかあんまり意識しないで順応させるタイプなので正直よく分からない。
変化の良し悪しを客観的に区別できないんだよね。悪い変化だと思っても、以前のに慣れていたせいで実感しにくいだけって可能性もあって。
まあ、こういうリニューアルの意義そのものにケチをつける気はないし、個人的には細かい所での手間が軽減されてて悪くないと感じている。
まあ、本作はあくまでミステリーとかサスペンスが本筋ってことなんだろうね。
個人的には他人の力を借りることで、その本来の使い手もちゃんとすごいってことを間接的に伝える演出は嫌いじゃないので、今後このパターンは期待したいところ。
“魔王”事件は、作中の言葉を借りるなら確かに拍子抜けではある。
まあ、プロットだけで漫画が面白くなるわけではないように、それによって紡がれるドラマが重要なので、このあたりは後々語られることを期待したい。
それにしても、メインキャラだと思われていた登場人物があっさり死んだり、一行ではないキャラに今回スポットが当たったり。
登場人物たちの設定や立ち位置から展開を考察させないって意味では成功しているんだけれども、予想と共に期待を裏切られている感じもして、ヤキモキしてしまうのが難儀だ。
導入部のギャグを色々と工夫してくるのは本当に感心する。
ただ、前回の話といい、今回の話もストーリー構成上の観点では全くの無意味なんだよね。
作者も何も考えていないのではとアオリ文句が書かれているが、次回は読み切りを載せるという告知もあって、マジでその線がありえそうと思わせる可笑しさがあるね。
今回は少年ジャンプ+
全部の感想は書く気起きないけれども、読切フェアの作品どれも意欲的だな。
プロットはとても好みだ。
意外性はないけれども、設定とキャラクターの人格、関係性を丁寧にこつこつと積み上げて、カタルシスに持っていくストーリー構成は、絵と相まって作者の真面目なモノ作りの姿勢すら見えてくるようだ。
まあ、それを加味しても、のんびりとした構成だという印象はあるけれども。
絵のほうも頑張るなあ、というか頑張りすぎているともいえる。
たぶんアレを100%として、それを70%くらいの労力で描いても評価はほぼ変わらない気がする(逆にいえば、それ位には水準が高いともいえるが)。
アニメでいうなら、1話とかで大した演出意図もないのに作画枚数多いシーン見たときの気持ちに似ている。
無駄な努力だなんていうつもりはないけれども、演出意図の希薄な部分での努力は割に合わないっていうのかな。
デジタルなのか、小さい何気ないコマですらすっごい描き込んでいるんだよね。
その反動なのか、大ゴマの特定のシーンとかはむしろ物足りないとすら感じる箇所もある。
演出として機能させるべき描き込まれた絵が、逆に裏目になっているとすらいえる。
まあ、そんな粗探しをしつつも、今回の読みきりフェアでは間違いなくトップクラスだね。
余談だけれども、『中川いさみのマンガ家再入門』でデジタル作画をやっている先生が登場したとき、拡大して小さいものすら描き込めて、気軽にやり直して描けるから、結果的に時間や手間は結構かかっているみたいな話があったのを思い出す。
案外、客観的に物事を見れる人間もそれなりにいたが、それでなお共同幻想に付き合うっていうのが、現状の過酷さを物語っているともいえる。
割と端的に語っているのもポイント高い。
狂言回し的な役割を、でしゃばり過ぎない範囲でこなせているともいえる。
アグニが「人は死んだらどこに行くんだ?」と尋ねるのは、まあ様々な意味があるんだろうね。
自分の近しい人たちの死だとか、自分の行動で直接にしろ間接的にしろ死なせてしまった人に対して思うところがあるのだろう。
死んだ先が良い場所だといわれて笑みをこぼすのは、多少なりに罪悪感が和らいだのか、或いは自分自身に対する死についても考えているのかもしれない。
「読切フェアの作品どれも意欲的だな」って冒頭に書いたけれども、これは例外ね。
プロットも微妙だしギャグもセンスないしで、読んでいて真っ先に「ああ……キャラ漫画だ」と思った。
いや、勝手な俗称だけれども、「キャラ漫画」っていうのは「設定したキャラを、何の変哲もない舞台にそのまま置いただけの漫画」、「プロットもその他の要素も微妙なのに、キャラだけで何とか体裁を成そうとしている漫画」のことね。
2つ目のエピソードでは既にマンネリ感を覚えた(読み切りなのに)。
他の読み切りフェアの作品だと『弓塚さんは今日も的外れ』や『さぐりさん探検隊』もキャラ漫画の傾向はあるけれども、ネタを多彩にしたり設定を作りこんでキャラに深みを持たせたり、構成なり演出なりを工夫しているのに、この漫画にそれはほぼないに等しい。
「キャラを作ってみたはいいものの、実際に漫画にして動かしてみたら思ったほど面白くならなかった」といった失敗をしている漫画はいくつかあるけれども、これもその一つだね。
舞台やその中でキャラクターをどう動かすか、演出するかってことが大事なのであって、キャラクターだけ作れば漫画が面白くなるわけではないのだ。
まあ私はこの漫画に登場するキャラ自体、そこまで面白いとは思わないけれどもね。
ただ、この漫画のウリがどこにあるかって考えるなら、キャラクターくらいしかないなあって思ったから、こういう感想になっちゃったけれども。
今回は少年ジャンプ+
個人的に『あの娘はヤリマン』連載してたころから、この作家のパロディ描写は安っぽくて無意義だから好きじゃないんだよね。
行き当たりばったりな演技、ボキャブラリ皆無かつ説明能力のなさ、感情のゴリ押し、相手の話を聞かない、隙あらばズルをしようとする、努力や才能の方向オンチ。
本作はメムのダメダメっぷりを楽しむ漫画だが、今回はその要素が役満レベルで笑わせにきているなあ。
ハンコを無理やり止めようとしていたけれども、次のページもよく見たら紙の上に乗って何が何でも押させまいという悪あがきっぷり。
そして、思わぬトラブルが発生してなお、行動しだいでは名誉挽回のチャンスなのに、失望(ある意味では期待を裏切らない)行動と一貫している。
でもセリフ回しはノってるね。
『ホステル』とか『SAW』みたいなスプラッター作品を「トーチャーポルノ」っていうことがある。
トーチャーってのは「拷問」って意味らしいけれども、広義的にはスプラッターが多かったり印象的なものも指すらしい。
なのでいつかの感想で私はこれを「トーチャーポルノ」って表現したけれども、今回はそのコンセプトが明らかだよね。
今回は実質主人公がひたすら殺されまくるだけなので、スプラッター描写やりたいってだけにしか感じられなくて無意義に感じる。
別にそういう表現がダメというつもりはないけれども、やってることが今までとほぼ同じだから正直飽きてる。
過激なものって映える分、飽きやすいから演出にもっと工夫が必要だと思うんだよね。
数ある中から、なんでよりにもよって『群馬アイドル神話 馬セブン』の作者にパロディ描かせたんだろう。
「よりにもよってこの作家にパロディ描かせた」という意味ではキャッチーだけど、逆にいえばそれだけだし、冷静に考えれば誰得であることはいずれにしろ明らかだし。
ちなみに、内容についての感想だけれども、プロットに関してはギャグ漫画としてそこまで酷くはなくて、むしろちゃんとしているとすら言ってもいいかもしれない。
ただ、それで評価できるわけではない程度の欠点を抱えているのは相変わらずなので……。
まあ、正直なところ『群馬アイドル神話 馬セブン』に対する悪印象に、私が引っ張られているのは否めない。
意図的だろうがなかろうが、クソ漫画はクソ漫画であることには変わらないんだけれども、あの漫画のすごいところは物作りに対する姿勢が編集含めて酷いことなんだよね。
『フードファイタータベル』も読んでいるよ、感想は書いていないけれども。
今回は少年ジャンプ+
氷の魔女(?)の対決は省略か。
まあ、ここで勝つとは思えないから省略しても構成上は問題ないとはいえ、演出上ここでの対決はアグニと氷の魔女の対立性と力の差に説得力を持たせるために、描写してもよかったとは思うけどね。
まあ、この漫画、構成上切り捨てても問題のない箇所はバッサリ省略することが多くて、逆に対して構成上必要だとは思えない部分を執拗に描くから今さらだけれども(演出上どこが必要で不必要かなんてのは最終的に作者本位なんだから、ストーリー上問題なければダメではないけれどもね)。
とはいっても、一見すると氷と相性のいい強力な炎を纏っていてなお手も足も出ないほどの力の差ってのは最低限分かるので、あれで問題ないっちゃあ問題ない。
後半の展開は、自身に演技を課していたアグニがそこから脱却するためにとった行動が捕らえられていた祝福者の救出という形で行動に移されたわけだったんだけれども、その祝福者から神と崇められて結局は別の演技を要求されるという構図が興味深い。
ただ、個人的にはそーいうしがらみでグダグダされることに関しては興味が無いので、ここらへんの問題は別の話や展開をメインにしっかり描写しながら、同時進行してくれると中だるみしなくていいかなあ。
本編が佳境ともいえる場面だから、ここでの休載は読者目線では残念。
そして、側面的に考えて気になるのはダウンの理由だよね。
何の病気か知らないが、数ヶ月ほど安静ってことは結構な重たさ。
ワートリの先生もそうだけれども、こういうのが重なると労働形態だとか、体系とかを勘ぐりたくなる。
とはいっても、どこまでが作者の自己体調管理による責任能力なのか、労働形態や体系の問題なのか、事情を全く知らない身からは勘ぐりしかできないんだけれども。
私としては、そんな状態で考えたところで仕方がないのでテキトーなことを長々と語るのもアレだし、かといって変に気負うのも嫌なんだけれどもね。
おお、はっきりと明言した。
正統ラブコメなら告白と同義だけれども、まあ本作はそこらへん踏み込むような作風じゃないし、恋愛というよりは敬愛だとか親愛の意味合いが強いんだろうけれども。
オチは脱力モノだが、ガチでやったら禍根を残すレベルだし、それの後処理とかも描かないといけない。
それが読みたいかっていったら「描くべき」ではあっても「読みたい」ものではない。
もし、今回の出来事を現実に沿った方法で解決し、ドタバタコメディもない展開で描いたとすれば、自然ではあっても誰得である。
なので、多少不自然でも最終的に茶番になりつつも、この選択をしたのはいいんじゃないかなとは思う。
というより、私からすれば茶番は照れないで、かつ茶化したりだとか斜に構えないで描ききる位の気概を感じるほうが、むしろ好印象である。
今回は少年ジャンプ+
転生モノにありがちなノリだとか展開をドラゴンボールで、しかもヤムチャを主役にやってしまうというインパクトがすごい。
公式が迎合するってのは戦略上ありうることだけれども、ドラゴンボールすら例外ではないんだなあ。
まあ、スピンオフではあるけれども、ある意味で『超』とは別ベクトルのリブートともいえるね。
ドラゴンボールを知ってはいるけれども、ちゃんとコンテンツに触れたことのない人に向けた“イマドキ”な作品。
或いは、偉大だけれども古いコンテンツを、寂れさせないための一環ともいえる。
これまで少年ジャンプ+を追ってきた私の中でのジャンプ+編集部は、「フットワークの軽さと、短慮さが紙一重」という評価で、今回に関して言うなら……企画した編集部の思い切りの良さを褒めたい気持ちが半分、ドラゴンボールという一大コンテンツを迎合させたのに呆れた気持ち半分かな。
試みそのものは賞賛したいけれども、その結果提供する産物についてはもう少し精査が必要だという印象。
ああ、そうきたか。
設定を後で盛ったともいえなくはないが、辻褄は合う。
便利な能力だと思ったが、存外サスペンスできているじゃないか。
リースにとっての信頼という解釈は一見すると倒錯しているが、信頼というものが不確かなものである以上、裏切られる可能性も込みって考え方は地に足がついているな。
最後新たなキャラが登場して、理念からしてリースとは相容れない存在であることは間違いないが、言動からして大分きなくさいな。
今回は少年ジャンプ+
今回はマシな部類なんだけれども、アクション部分の描き方がまだぎこちないなあ。
ちゃんと言語化するのが難しいんだけれども、躍動感がないのもそうだが「間の取り方」がおかしいんだよね。
「走って相手に近づくシーン」とかがないのもそうだけれども、武器を投げるシーンとかも気になる。
「武器を投げるシーン」の次のコマが「投げてきた武器を相手が受けているシーン」。
離れている所からの攻撃なんだから、「投げた武器と受ける相手との距離や、空間を把握させるためのコマ」を差し込まないと、すごく唐突感を覚えるんだよね。
2回目の投擲攻撃は二人の距離が近くなっているからあれでもいいけれども、だからこそ1回目の攻撃が同じ間の取り方になっているのがよろしくない。
映像をコマ送りして、その静止画の一枚だけ無作為に切り取って1ページに繋げたみたいなぎこちなさというか。
漫画の大部分はある意味でそうなんだけれども、そう感じさせず動きの流れが出来て躍動感がある漫画も多くあるしなあ。
けれども後半のトガタのシーンは、その表現が上手くいっている。
省エネ目的での演出なんだろうけれども、一連のシーンがかなり綺麗に機能している。
まあ、これはトガタのキャラクター設定からくる、そのシーンでの緊張感の度合いも大きく関係しているから、「上手い」というよりは「功を奏している」といったほうが適切かもしれないが。
そういう目線で評価するならば私は割と好意的なんだけれども、「あんなシーンでページを割かれるのを見たかったと思っている人がどれだけいるか」って目線で評価するならば、ただの水増し手抜きシーンって結論になっちゃうかなあ。
これ連載しちゃうのか。
いや、『あの娘はヤリマン』という出オチ漫画すら連載するような少年ジャンプ+では今さらか。
内容自体は、読み切りのときと世界観やプロットはほぼ同じのエロバカ漫画だね。
なんか、ジャンプの打ち切り漫画といえばでほぼ確実に話題に出てくる漫画の作者が、あからさまに意図してフザけた作風で描いて、しかもそれがズレていないって結構スゴいことだよね。
画力向上も大きいけれども、まああの時代でも妙に女の子キャラは人気あったし、槍玉に挙がっていた設定やプロットの雑さを良い方向に昇華させたってのもあるかな。
まあ、少年ジャンプ+はエロ枠が非常に豊富なので、その中でどれだけ長く連載されるかは分からないが、この作者が描いてきた中では最も噛み合っているという印象。
本作はコメディだから、あまり踏み込んで語られない(語られても趣旨がズレる)が、人型ロボットを現代の社会がどういう存在として認識するかってのは永遠のテーマだなあ。
で、大抵の場合こういう「側面的な正しさ」は普遍的でもあり、ケイや絆を育んだ仲間たちといった「個人の事情」を考慮しないんだよね。
紆余曲折を経てケイを取り戻す決心をするのだが、その方法がまたロボットならではな感じ。
ボディを変えて人格プログラムだけ同じという状態の場合、それは本人なのかってのも空想モノで語られるテーマだけど、いや本作はそんな深かったり複雑なこと語る作品じゃないって我に返った。
今回は感想というより、雑感。
亜人はいるんだけれども、ストーリーや舞台設定自体は現代ほぼそのままっていうね。
興味深いのが、亜人だからって特別なことはさせなかったり、させたとしてもあまり大袈裟にしないのもあるんだよ。
となりのヤングジャンプだと『彼女に合わせる顔が無い』とか、ポラリスだと『オデットODETTE』とか。
コミックウォーカーだと『かわずや』、『彼とカレット。』とかかな。
少年ジャンプ+で最近ブロンズルーキー賞取った『となりの熊沢君』とかもか。
なぜこういう現代を舞台にした日常モノに人外を添えるかって考えたみたんだけど、要は「日常の中で非日常を演出できる装置として便利だから」だと思うんだよね。
日常モノをバカにするつもりはないけれども、やっぱりエンタメとしては弱くなりやすいジャンルだからなあ。
エンタメの基本って、何かが過剰であったり異常であったり、或いは逆に欠如していることだと思うからね。
できることは限られているし、受け手の想像しうる範疇になりやすい。
私がよくいう「同じことはやればやるほどつまらなくなりやすい」に通じる。比較対象が増えれば尚更。天丼だとか、お約束という解釈も可能ではあるけれども。
エンタメがフィクションにおいて絶対条件とはなりえないケースも勿論あって、どの層の受け手がどのようなものを求めるかということに帰結しやすい話ではあるけれども、まあエンタメが花形であることは否めない。
その点で、日常描写に支障のない範囲内で「分かりやすい異常、過剰性」を演出する舞台装置として人外は便利だったんじゃないかなあ、と。
雛型が凡庸であることの抵抗ともいえるかもしれない(まあ、それすら手垢まみれになりつつあるが)。
『となりの熊沢君』とかは最たる例で、あれは熊沢が普通の人間であっても全く問題なく成立するプロットなんだよね。
けれども、真正面から真面目なストーリーを描くと照れ臭いから、作者自ら茶化さずにはいられなかったのか、ああいうキャラクターにしたと感じた。
今回は少年ジャンプ+
その後の言動で味方だってことは分かるんだけれども、ボスが出会い頭に味方だと確信した理由が分からない。
私が何か見落としているのか、以前に何かフラグとかあったんだっけ(トラバ指摘で心読の祝福者だからと言われて、ああ完全に失念してた。言葉が通じないから、心読んだところで意味ないと思ったけど他に理由もないし。ボスの心読がどのような処理を成されているか分からなかったけど、となるとボスの心読って予想以上に融通利くんだなあ)。
寒波のなか非常識なまでの薄着については、能力に関係しているかと思いきや「新陳代謝がすごく高い」って、ええ……そういうもんなの……。
ボスが銃弾をバットで弾くのといい、そこらへんは細かく気にしないスタンスってことなのか、今後ちゃんとしたリアリティのある設定で説明されるのか。
祝福者自体が普通の人間より身体面で高めに設定されているってことなのかな。
あと、今に始まったことではないけれども、アクション部分の盛り上がらなさが気になる。
槍が動いて敵に刺さっていることは最低限分かるんだけれども、躍動感がない。
漫画で躍動感を演出するエフェクトを使っていないせいなのか、コマ割のせいなのか。
お、これ連載始まった。
連載向けにリブートされてて、多少設定とかも変わっているようだ。
ファンタジーサスペンスという路線は変わらないっぽいが、ややアクション部分も前面に出ている印象。
1話は今後の作品の世界観だとか、前提として理解しておくべき設定を紹介したみたいな感じで、本作の方向性は打ち出しつつも、ストーリーとしての面白みはやや控えめに見えたかな。
まあ、これからだろうね。
同サイトの他漫画で1話の盛り上げ方が良すぎせいで、以降変な方向に行っちゃった反動がきて微妙な評価されがちという例もあるから、1話の時点でとやかく言っても仕方ない。
叔父と父の確執、揚太郎の海外行きの件も納まるところに納まって一件落着か。
両方やっているからこそ生み出せるクオリティがあり、そのどちらかだけでは成り立たないということは作中で何度も提示されてきた。
テーマに則った構成をこれまで何度も描いてきたから、消極的ではない、むしろ無理のない結論になっている。
今回は少年ジャンプ+
アグニ信者のボスらしき男の回想が、意外にもさっぱりしていたな。
個人的にはクドかったり複雑すぎるよりは、こういうほうが好みだけれども。
トガタは心ここにあらずって感じで、追っ手が来てもギリギリになるまで緊張感がまるでなかったが、再生する祝福者として場数を踏みすぎたせいなのか、それとも自分の脚本がおじゃんになったせいで気が抜けたのか。
それにしても、少し前の感想でも書いたが、信者のボスは本当に心読の祝福者なんだろうか。
殺人レベルのノックと、銃弾をバットで(しかも片手)ではじき返すって、心読めるだけでどうこうなるレベルじゃないよね。
そういえば強化骨格で改造している祝福者がいたけれども、それと同じ要領なのかな。
朱雀メインの回は大体セリフがノっているんだが、今回はストーリー性が薄い分、余計に際立っている感じがするね。
詰め込みすぎて一つ一つのギャグや展開に緩急があまりなくて勿体ないのと、大ゴマのほうがいいような場面も小さいコマでさらっと書かれている箇所があるのは残念かなあ。
細かいところだと、最初の朱雀が面倒くさい旧作ファンみたいな語りするのが、個人的にツボだ。
ひとまず、朱雀とニケのフラグは消えてはいないことが分かってホっとしたが、いつかくっつくとしても大分先だろうねえ。
作者恒例の手抜き絵も出てきたが、1コマの中で手抜き絵を使いまわすとは驚いた。
手を抜けるところは抜くってのは、連載に慣れた作家の高等テクだが、ここまでやられると是非もなし。
最後にまさかの伏線回収もするあたり、ベテランの貫禄が窺えるなあ。
総評のみ。
全体的に感じたのは、「照れくさいのかな?」という印象。
正面からセンチメンタルな話を書く実力も度胸もない(と作者は思っている)から、インパクトの強い要素を付加して誤魔化している。
しかも、その要素を活かせていないから、ストーリー漫画としてもギャグ漫画としても中途半端になってしまう。
不協和音をあえて活かした音楽があるように、漫画もそういう違和を利用する手法はあるだろうけれども、今回はその違和を活かせていないというのが総評。
今回は少年ジャンプ+
ここにきて、様相がはっきりとしてきたな。
この世界において強力な力を持つことと同義の凄腕のハッカーであっても、死ぬときはあっけなく死ぬという無常さ。
“盗賊”までならともかく、前回の“剣士”死亡で明確にこの作品の方向性を示してきた感じがする。
記者会見で明確に“一行”に呼びかけるという展開で、話はぐいぐい進んでいくんだけれども、読者目線でみれば内通者の暗躍に加え、今回で明確に“一行”の中に例外がいることが示唆されて不穏が凄まじい。
けれども、何というか、個人的にはそれがワクワクと比例しないんだよね。
叔父の助けもあり店も上手いこと回り始めて、イギリスへのチャンスも家族含めて後押ししてくれる展開。
普通なら、もう悩む必要はないんだけれども、アゲ太郎にとってはそうはいかないよなあ。
アゲ太郎のDJとしての根幹には「とんかつ」が結びついていて、どちらかだけを取るってのは、実はその他のことも捨てているに等しい。
益々酷くなっている気がする。
二人のやり取りは、まあいい。
トガタが氷の魔女なんていないって言っていたのに、やっぱりいた展開。
もちろん、氷の魔女を名乗る何者かっていう可能性もあるけれども。
問題は、トガタの氷の魔女はいない発言はメタ的にみて何だったのかってことなんだよね。
『BLEACH』の「すんません、あれ嘘言いました 言うたほど長く伸びません 言うたほど迅く伸びません」発言とかが代表例だが。
「これはこうです。実はこうでした。と思ったけれども、やっぱりこうでした」なんて過去のやり取りや情報を茶番にしたり無意味にしたりして、のらりくらりやられるのは正直あんまり印象よくない。
だって、今後もそういうことやられる蓋然性が高いと思われ、受け手に冷めた目で見られるようになったら、物語作りにおいてはマイナスに働きやすくなる。
相変わらず口は悪いし、嫌いなものは嫌いなまま。
ただ、そんな自分自身や周りとの付き合い方の認識が少し変わったということか。
棘のある言葉も感謝の言葉も、南条のためになるか区別がつかなくて井戸アプリに入れていって、そうして出来た井戸アプリの水は白と黒のマーブル調で、それはそれで綺麗かもしれないという表現は上手いね。
悪意と善意に対して、安易な是非を求めない構成なのはよかったかと。
過去にすがろうとすればするほど、逆にミジメになったり新たな傷ができるという悪循環。
ただ、そんな主人公に同情する必要がない、させる気がしない描写が所々あるのがまたなんとも。
作中で何度も主人公がどうにかしようとすればどうにかなった事柄であることが提示されるのが余計に。
2ページ目あたりで「あ、これ絶対関係ない話だ」と思ったら案の定だった。
それはそれとして、今回のようなやり取りって好きなんだよね。
今回は少年ジャンプ+
他にも理由はいくらでもあるだろうに、気づく理由がそれでいいのか。
まあ、アグニ自身も薄々分かってはいて、確信に至るきっかけみたいなものなんかね。
妹じゃないのは以前から他の登場人物からも明言されて分かりきってはいたから、それをアグニ自身が確信するってのが、物語上必要な通過儀礼みたいなもんなんだろうな。
ネネトとサンのやり取り、何か心情を言語化しすぎて、説明臭く感じてしまった。
信者の団体であるボスは祝福者だろうと思っていたが、やはり祝福者だったか。
心を読めるらしいが、前回は銃弾打ち返していたので、心を読めるからって並大抵の芸当じゃないぞ。
あー、さしずめ言霊というやつか。
自分の吐露していた悪意の言葉を、決壊した井戸アプリがそのまま人格を脅かしたってことね。
ストレス発散のために本心から出していた、井戸アプリに閉じ込めていた言葉。
悪意そのものは本心からでも、そこから紡ぎだされるものは心にもない言葉だったという構図は中々上手いと思う。
で、それで作り変えられた皆の人格を戻すために、今度は善意をアプリに込める、と。
まだ話は続くが、テーマに対してちゃんとアンサーを出したって感じだなあ。
だまし討ちすることによる疑いにより、任務に支障が出ることを危惧して~という、プルートウならではの合理的な判断による干渉なのがいいね。
それを証明するかのように、蝶のプルートウ絶対殺すマンっぷりがすごい。
止むを得ず出た苦肉の策で、「信じてください」という言葉をプルートウが使うのが何とも感傷的。
もう少しプルートウの出番があれば、それに浸れるのに、何とも残念というか。
すげえ平和だ。
生息する生物が、全て単為生殖とかでオスがいないというのが、何か不穏なフラグを感じるが。
これまでが過酷だったから、こういう展開で息抜きするとホっとするね。
それにしてもカナタの答え、登場人物にもツッコまれているがほんと酷いな。
腹の中に生活用品を詰めてバッグ代わりにしているとは。
まあ、最近それなりにギャグ的なノリではあってもフードファイトやってたから忘れていたが、たべるってこういう次元の存在だったね……。
そして、その状態のたべるが繰り出す技は、なんと呼吸するかのように無意識に食べるという。
いや、無茶苦茶ではあるんだけれども、そうすることによってフードファイト中の会話や、突如始まる回想をしても問題ないという理屈に一応なっているのがスゴい。
今回は少年ジャンプ+
なにせこれまでのルナのバックボーンも心理描写も薄いから、あまり気持ちが入らない。
あと、信者らしきやつが銃弾をバットで打ち返すシーン、中々楽しいと思うんだけれども、派手に描いてなくて勿体無いなあと思ってしまう。
で、それを考慮して気遣った行為をすると、存分に甘えるか無下にする。
いいキャラしている。
実物は無理なんで、本から耐性を得ようとするときの絵面の不味さよ。
「幽☆遊☆白書」でとあるキャラが「無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感さ」というセリフを思い出す。
いや、無修正のポルノでもなければ、突きつける相手も悪魔なんだけれどもね……。
それにしても、どてらのイモ臭いデザインをキラキラした子が着るのは、音楽に意図的に入れられた不協和音の如く効果を発揮するなあ。
今回のアプリはシンプルかつ強力な効果というわけでもない、かつ制限つきであるが故に、使用者の人格と物語が色濃く反映されてていいね。
まあ、展開は予想通りではあるんだが、最終的な落とし所をどうするかだな。
これまでのエピソードから考えてバットエンドにはならないとしても、じゃあならないようにしつつ、話としてそれなりにどう締めるか。
今回は露悪的な作風だから、最後にスッキリさせてくれないとこれまでこの漫画を読み続けていた「i・ショウジョ+」の読者はヒいてしまう可能性があるからね。
次回に引っ張っておいて、感慨もなくあっさりバラすという。
いや、正体は丸分かりだったから、こうするのが妥当だとは思うが。
まあ、さすが大食い界のトップだけあって、いいこと言って説得してくれる。
ギャグ漫画的にはどうなのかとは思うが、こういう部分で引き締めるのって個人的には大事だと思う(以前の[WEBコミック感想]で、とある漫画を「まるで騒ぐのをやめたら受け手が読むのをやめると思っているんじゃないかってくらい、ネタの入れ具合が過剰だ。漫画にだって、息継ぎは必要なんだぜ」と書いたことがあって、ボケが面白くてもメリハリがないと個人的にはワンランク評価下げるんだよね)。
そして新たな延長戦は時間無制限で、多く食べられた方が勝ちだというサドンデス方式。
他にも主人公を用意するという路線ならば、その方向性はいいと思う。
正直、現主人公は潔癖すぎるというか、あの環境下で聖人であろうと振舞うのがコンセプトにそぐわないというか、設定のせいもあり、かえって歪にうつる場面もあるしね~。
今回は少年ジャンプ+
今回、随分と露悪的な作風にしてきたなあ。
これまでも鬱屈とした要素が多少含まれるエピソードもあったが、全体的な構成がここまでのは初じゃないか。
アプリ自体も、長いことやってきたせいもあって少しズレた機能が続いていたのに、随分と明瞭だし。
もちろん、最終的な落とし所次第ではあるけれども。
そのくせインタビューでは緊張しっぱなしとか、ただのファンになってしまっているじゃないか。
ルポとしてはちょっと不満足な内容だが、サクライ先生のテンションから熱量は伝わってくるね。
後はジャンプ流!読もうって感じか。
まあ、感想は書かないけれども、買おうかなあ。
あと、ブリーフにサイン書いてもらうのとか、妙にほっこりした。
今回は親たち視点。
そもそも手がかりがないので、どうしようもないという状態だったか。
1ヶ月経っていて冷静に思考するようになっているのか、割と落ち着いている人が多いね。
そういえば謀殺疑惑があったが、どいつも怪しいといえば怪しいんだよね~。
まあ、フードファイトってのは食べにくさとかも競技ポイントになりうるだろうから、それ自体は割とアリだとは思うんだよね。
それにしても、明らかに無茶なことをやって、無理を通していたのに、いきなり我に返ったみたいに現実世界に引き戻すギャグ手法はさすがベテランだと感じた。
で、結局いやがらせみたいなピザを出しまくった挙句、ストックがないせいで引き分けという展開。
もちろん、こんな不完全燃焼展開を誰も許すはずがなく、ピザ屋に猛講義。
鶴の一声とばかりに謎の観客が出てくるが、ナレーションでも「正体は……?」みたいなのが出て、「え、今更ここでそれを引っ張るの?」て思ってしまった。
今回は少年ジャンプ+
今回、割と分かりやすい読み味。
驚異的な再生能力+引火したら対象が燃え尽きるまで燃え続ける炎を纏っているというのが、ここにきて第三者の目線で如何に驚異的であるかってことが描写されている(まあ、今さら感もあるが)。
味方から見れば神、敵から見れば悪魔っていう構図が実に分かりやすい。
アグニの明朗な戦う理由もいいと思うんだけれども、胡散臭さというか茶番感が拭いきれないのは、ヒネすぎた作風と露悪趣味のツケかなあ。
今回はガチャの話か。
動画サイトとかでも、ガチャするだけなのに割と受容あったりとかね。
業が深いよなあ。
バランスブレイカーや、環境の話まで出てきてネタになる程度にはマイルドではあるけれども。
話自体は、まあゲームに何を求めてプレイするかっていうことだろうね。
それが巡り巡って、初心を思い出すって構成なのはフィクションだなあと思いつつも綺麗な見せ方だとは思う。
ブログとかのゲーム引退宣言とかみていると誤解しがちだけれども、ゲームに限らず継続していたものをやめるのって、そんな劇的な理由なんてないことが主だよ。
日課のジョギングのように、いいものだと思いつつ、いつやめてもおかしくないとも思っている状態のことがほとんど。
理念だのとか、そういうのは取り繕った説明用の理由であって、実の所は本質ではないんだよね。
だからこそ、思い出したときにまたプレイ再開することだってある。
是非の話じゃなくて、そういうものってこと。
うーん、なんだかなあ。
テーマ自体が低俗である以上、それを低劣な価値観でもって紡がれると、面白い面白くない以前に、そういう無頓着な作風が先に気になってしまう。
もちろんとあるアイドルという個人の立場から見た、側面的な価値観ではあるという言い訳を用意しているとはいえ、結局のところ語られている内容は下品だしね~。
ポリコレ的な観点から是非を語るようなマネをしたくはないけれども、このご時世にあえてやる理由があると思えるほどの出来ではないかなあ。
少なくとも、これを手放しで賞賛できるような感性でいるのは私には無理。
今回は少年ジャンプ+
子供のころ、「何でもできるからって、何でもさせてはいけない」みたいなことを言われたことがあるのを思い出す。
何を対象に、誰に言われたかも思い出せないが、スマホってのもそれに当てはまるよなあ。
使いたいときに使えなくなるのが一番困るのに、それが往々にしてあるアイテムであるという認識が薄い。
本編の話は、シビれることで充電可能に、なら電気あんまなら電気ってつくくらいだからシビれるだろうっていう馬鹿な発想に不覚にもやられた。
しっかり酷いオチもついて、前回のぶっ飛んだエピソードよりは、これくらいの方が私的には丁度いいかなあ。
名前をつけるときは、その場のノリでつけると大抵あとで頭をかきむしりたくなるのに、その愚行を犯す人間は後をたたないよなあ。
様々な人物の思いが錯綜したり、色々な要因が重なった結果とはいえ、ミクニ自身に責任が全くないかといえばウソになるしなあ。
これだけカオスなことになっているのに、それらがミクニに集約されるってのが面白い。
まあ、かなり強引な展開だと思うが。
そんな中、敵役のささやかな激励ともとれる発言が、ミクニを鼓舞するっていうのはいいね。
私に露悪趣味はないんだよね。
それでも、総体的な評価にはしないから読んでいるわけだけれども、ちょっと雲行きが怪しくなってきたな。
そういうトーチャーポルノ的な部分もコンセプトに含めているのだろうけれども、メタ的にみて過剰ともいえる演出には眉をひそめたくなるなあ。
今後も露悪趣味全開でやり続けるならそれはそれで結構だけれども、メタ的に犠牲にしなくてもいいものまで犠牲にするのは、「ファイアパンチ」の作者と似たような悪癖を感じる。
前回とほぼ同じパターン。
でも、厄介なピザ対策にやっていることは前回と違って明らかに無茶苦茶だっていうのが面白いね。
まあ、展開そのものは同じパターンなので、構成面での面白みは薄いが。
次回もなんか変なピザ出てくるようだけれども、これでまた同じパターンだったら、さすがに多少違っていてもウンザリするかもしれない。
今回は少年ジャンプ+
一撃のパンチでアグニが住宅側に吹っ飛ばされて大炎上し、あっという間に阿鼻叫喚の地獄に。
これがファイアパンチという奴か……。
まあ、そのパンチがアグニではなくて、敵側のパンチによってもたらされるってのが笑えるが。
その光景を眺める時の表情が呆然といった具合で、かえってリアリティがあるかもしれないな。
ユダの諦めは、現状に元々ウンザリしていたからってのもあるのだろうけれども、大氷河の事実と、今回の積み木を土台から跡形もなく壊されたような結果がきっかけってことなんだろうかね。
タバコを捨てる描写は最初ピンとこなかったが、そういえば少し前の話で再生能力を持った祝福者の吐くタバコの煙を、周りがありたがるみたいな描写があった気がする。
要は今回のあの描写は、タバコを捨てるイコール特別な祝福者として崇められたことへの脱却という解釈でいいのかな。
正直あの部分って、そんな強調して描かれた場面じゃなかったから、ここでタバコを捨てる描写入れられてピンと来るほど印象に残っている読者ってどれだけいるのかなあ。
それとも、コミックスとかで一気に読む場合は、また印象変わってくるのだろうか。
黒霧……。
罰ゲームを食らいまくった状態の黒霧の姿には、不覚にもツボってしまったが。
私はこういうのはツボじゃなかった筈なんだけれども、どこの琴線にふれたんだろう。
それと相まって読後感自体も悪くない。
逆に言えば、それ位しか特筆して褒めるところが見つからないってくらい、特徴がない。
な、なんといえばいいんだろう、今回のエピソード。
メインキャラのアクが強かったのもあるんだけれども、展開といいアンサーといい、理屈といい、紡がれるものが私の中にスッと入ってこない。
すごく歪に感じた。
1話と2話でバックボーンが語られたキャラが、早速バトルロワイヤルして、片方が感慨もなく死ぬというのは、作風であったりこの漫画の方向性を読者に伝える上では機能しているとはいえる。
ただ、まあそれが読者の何割が求めている展開かっていうと疑問符がつくが。
登場するキャラに愛着が湧くかっていうのは購読していく上でのモチベの一つになりやすいから、今後も愛着が湧く前にこういう展開で物語から退場するようなら、気持ちの持っていきように苦労しそうだ。