今回は少年ジャンプ+
今回、割と分かりやすい読み味。
驚異的な再生能力+引火したら対象が燃え尽きるまで燃え続ける炎を纏っているというのが、ここにきて第三者の目線で如何に驚異的であるかってことが描写されている(まあ、今さら感もあるが)。
味方から見れば神、敵から見れば悪魔っていう構図が実に分かりやすい。
アグニの明朗な戦う理由もいいと思うんだけれども、胡散臭さというか茶番感が拭いきれないのは、ヒネすぎた作風と露悪趣味のツケかなあ。
今回はガチャの話か。
動画サイトとかでも、ガチャするだけなのに割と受容あったりとかね。
業が深いよなあ。
バランスブレイカーや、環境の話まで出てきてネタになる程度にはマイルドではあるけれども。
話自体は、まあゲームに何を求めてプレイするかっていうことだろうね。
それが巡り巡って、初心を思い出すって構成なのはフィクションだなあと思いつつも綺麗な見せ方だとは思う。
ブログとかのゲーム引退宣言とかみていると誤解しがちだけれども、ゲームに限らず継続していたものをやめるのって、そんな劇的な理由なんてないことが主だよ。
日課のジョギングのように、いいものだと思いつつ、いつやめてもおかしくないとも思っている状態のことがほとんど。
理念だのとか、そういうのは取り繕った説明用の理由であって、実の所は本質ではないんだよね。
だからこそ、思い出したときにまたプレイ再開することだってある。
是非の話じゃなくて、そういうものってこと。
うーん、なんだかなあ。
テーマ自体が低俗である以上、それを低劣な価値観でもって紡がれると、面白い面白くない以前に、そういう無頓着な作風が先に気になってしまう。
もちろんとあるアイドルという個人の立場から見た、側面的な価値観ではあるという言い訳を用意しているとはいえ、結局のところ語られている内容は下品だしね~。
ポリコレ的な観点から是非を語るようなマネをしたくはないけれども、このご時世にあえてやる理由があると思えるほどの出来ではないかなあ。
少なくとも、これを手放しで賞賛できるような感性でいるのは私には無理。