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はてなキーワード: 他力本願とは

2019-01-11

なぜ女性を強調するのか

週刊SPA!特集記事、ヤレる女子大学ランキングについて母校が抗議した。

や団体を侮辱する記事は当たり前にあってはならない。それを主張すれば良いのに、なぜ、わざわざ、女性軽視、女性蔑視、女性名誉尊厳あんなにも女性を強調したのか。その点において悲しくて仕方がない。

同じく母校が、以前から合コンしたくない大学と言って侮辱されている。世間は(そういう思考がある人は)対象女性であるか、男性であるかは関係なく、下に見ている人、団体侮辱するし、そんなことは決してあってはならない。ただそれだけのこと。

正直、近頃の女性活躍女性社会進出女性の、女性の、女性の、女性のというムーブメント辟易している。もう、やめて欲しい。これ以上私たち女性スポットライトを当てるのをやめて欲しいという気持ちでいっぱいだ。

そんなに話題にしてくれなくても、関心を向けてくれなくても、わざわざ外から女性権利を守りましょうと言わなくても、こちらは自分権利は当たり前に得ていくし好きに自由自分のしたいように生きていくので、これ以上構わないで欲しい。

男性100人女性は私1人というような規模の職場で働いているが、1秒たりとも男性たちから下に見られているなんて感じたことがない。もちろん気を遣って親切にしてもらうことは多々あるが、ああ女性軽視の蔓延ってる社会だ!なんて思ったことは今まで一度もない。職場だけでなくどこでも。

しろ、そういう状況であるのに、いたるところで女性女性女性女性外野が騒ぐから注目を集めてしまうし、彼らも私がいることが珍しく感じてしまう。こちらは毎日ことなので珍しくも何ともない、圧倒的に男性が多い状況もそこに少ない女性がいることもただの日常しかない。

そうやって世間女性女性女性と発するたびに私たち女性無駄スポットライトを当てられて、うるさいなぁ!もういいよ!と感じていることを、母校は分かっていると思っていた。それなのにあんな抗議をしたのが悲しすぎる。

ああやってホット話題女性軽視、女性蔑視として抗議したことによって更に人々はその話題に関心を持ち、話をする。その期間が延びれば延びる程、女子学生たちは大学名を言ったときに、あぁあのランキングのね笑という反応をされる期間が延びる。そういう反応をする人を根絶するのが理想だけれどもそうはいかないし、そういう人たちは女性であろうが男性であろうが人を小馬鹿にするものだ。きっと。正義を主張することは間違っていないのだけれど、それが最適であるとは限らない。

1秒たりとも男性たちから下に見られていると感じたことはないのは、私と関わってくれる男性たちが良識ある人たちであることはもちろんある。そして私は下に見られていると思っていないから。相手女性であろうと男性であろうと誰であろうと、私とあなたは同じ目線だ!と思って生きている。上から見られるとかそういう感覚的な話はそう思わないことが一番だと思う。上から見られていると思ったらそう認めたら、その認めるという自分の行動が起因となって、本当に上から見られてしまうんだと思う。

そしてそういう状況に仮になってしまったときに、相手にやめてくれと求めるのは良くないと思う。人を下に見ることはそういうことをする人たちにとってきっと心地良いことで、それを他人のために辞めろと言われて辞めることができるような人はそもそも他人を下に見ない。だから相手が変わることが道徳的に正しい解決方法ではあるが、それは無理であってそんな現実的でないことを望んでいてもね。つまり自分意識的に同じ目線だ!と確かな意思をもって人と付き合っていくしかない。

女性軽視、女性蔑視は遺憾だ、という抗議は能動的に見えて、実はとても受動的なのではないかと思う。私たち女性を上から見るのをやめてという発言は、上から見られていると認めてさら相手の変化を期待しているだけで、その他力本願的な一面がさら女性軽視、女性蔑視を助長する気がする。本当に女性軽視、女性蔑視を感じているならば、意識的意味自分が上にあがっていくしか自分で同じ目線になるしか解決方法はないのではないか

から女性は清く強く正しく賢く美しく生きていくこと、制服を着て歩けば自分学校の顔となることを私に教えてくれた母校には、女子大学生たちにも同じこと、どんな相手とも同じ目線で付き合っていくことを、下に見られかねない行動を自らするべきではないこと、自分がそこの学生であると名乗ったならば自分学校の顔となることを教えてあげて欲しいし、あのような女性無駄に強調した抗議をして欲しくなかった。必要以上のスポットライトを、関心を、軽い視線重い視線を集めるきっかけを作って欲しくなかった。

女性女性女性というムーブメントをやめて欲しいと言ったところで世間はやめないので、気にしないで今日も生きていくだけなのだけれど。

女性であることがマイノリティである女性は、何かにつけて女性女性と騒ぐ流れにうんざりしてる人が多いと思う。

や団体を侮辱する行為はあってはならない、ただそれだけのこと。

2018-12-31

みんなを幸せにする仏作った

名前幸福仏。

生物・無生物わず魂を持つあらゆる存在涅槃に導く。

阿弥陀仏と似ているが、幸福仏に帰依せずとも効力の対象となる点で異なる。

どんな罪を犯しても死後、幸福仏によって救われる。

他力本願どころでは無い。空気のように意思を持たず、まるで自然の摂理のものである

外見はイケメンの兄ちゃん生前ヒモとして何人もの女性に貢がれていたが、「俺だけ幸せなのズルくね?」と言って悟りを開いた。

解脱からずっと飽きずに、時間を超越して数え切れないほどの魂を救っている。

2018-12-19

anond:20181219134857

と、自分の力でなにもせず増田になんでも投げ込む他力本願クソ増田が申しております

anond:20181219134544

そういうの聞いていい気味と思う人間にはなれないし一生なりたくもない。

自分の力でなにもせず増田になんでも投げ込む他力本願クソ増田がかわりに誘拐されればいいのに

2018-12-05

日本人利己主義的体質

日本人間利己主義にしたのは昭和時代がすべてだ。

 外国では日本社会と違い、大人子供のどちらの国民もこれまで社会に参加できていたが、日本では長らく儒教主義時代があり、今も同じだ。日本儒教カーストの下位には人権もない状態である。つまり、今の欧米で起きている国民兄弟としての建前もなく「自分を支持してくれる大人世論にだけ徹底特化して、そうではない未成年層は無視して切り捨てるような社会」が、日本ではこれまでまかり通っていた。

 お金が幅を利かせる大人ばかりが社会に台頭し、そうでない未成年者は例えば人口は大きくても「階層社会」で軽視された。結果、学生は成人に使われるだけ使われ、大量のエネルギー大人エネルギーに使われた。学生が汗水たらして学ぶほど、その成果は現状のカーストの維持力に代わっていったのが昭和日本だ。つまり日本では下位の人間は上位をアテにして上位のヒモのような形で寄生して生きていた時代が長かったのである

 平成不況安倍政権左傾化などでこうした「利己主義儒教的な社会」にメスが入ったのが1990年代以降のことだ。結果、これまでのように階層社会を介して弱者依存するような他力本願で生きていた強者は立ちいかなくなり、あぶれる者が出てきて、そうした者たちの中には、虚業などに手を染める者も出てくるようになった。

2018-12-01

海外で報じてほしい ← は?

海外で報じられて日本の悪い部分が正されればいいのに

みたいな意見

思ってもいうなよ

なんだその他力本願

吐きそう

2018-11-14

anond:20181114232812

バリエーション

「○○は粘着してくるフェミを訴えればいいのに」

をてきとーーーに順番に貼り付け続けるの荒らしからやめてね。

自分客観視できないんだろうからはっきりいっとくけどそれ誤用のほうの他力本願だよ。

いくら理屈コネても弱虫自分の手を下したくないけど成果だけ乞食したいっていってるだけだから無様で卑怯すぎ。

2018-11-12

anond:20181112185400

単なる他力本願では済まなくて

性質として最初糾弾なり批判なりに対する矛先反らしの面はあると思うんだよね

2018-10-25

萌え絵エロじゃないけど

萌え絵エロではあると思っている。

自分に娘がいたら、街中で萌え絵が多く設置されているエリアや、書店児童書以外に萌え絵のあるコーナーには近づかないよう言い含めるだろうね。

萌え絵が設置されると男女関わらずオタクが大挙してやってきてここは自分たちのテリトリーだと主張しエロ大喜利をしたり学級会をしたり罵り合ったりするんだから、そんなところに子供は近づけたくない。

彼らがエロを楽しむのも、どこへ行くのも、大人としての社会的役割放棄するのも、何を表現するかも自由だ。

だったらこちらが自衛するしかない。

自分フェミニストでも性嫌悪でもないが、日本は多くの人が他人プライベートだったりデリケートな部分に対して、なんの配慮もなく接してくる国だ。

子供にそういうことをしてはいけない&プライベート自分で守れるようにもなれ、と教えていても社会が悪い見本やあるいは了承を得た上でそれを他人晒している見本(つまり応用編だ)が社会に溢れていれば、なんの説得力もない。

いわば一生懸命掃除をしている前でゴミを撒き散らされているようなものだ。

ならそこから離れるしかない。「嫌なら見るな」ってやつだ。

他力本願なことを言うと、他の親や学校ももっとこういう警告を子供達に教えてあげてほしい。

萌え絵下品グラビアが近づいてはいけない目印として機能して住み分けができるのなら表現自由も守れるはずだろ?

2018-10-22

日本が衰退した理由は単純に日本人は愚かな奴隷からじゃねえの?

びっくりするくらい誰も歴史から学ばないし、

みんな他力本願で行動しないくせにそのせいで何かが悪化しても文句だけ言って終わりだし、

何故かいつも根本原因の権力者じゃなくて攻撃やすい近くの人に矛先が向くじゃん。

例えばさあ、経済大国になった理由なんて更地になったところに戦争特需がきて、人口が増えて、立地が良かったかアメリカ投資されただけのことで、別に日本人が凄かったとかじゃないんだよね。

ただ運が良かっただけ。

でも当の日本人たちってみんな自分たちの実力のおかげだと思い込んでるじゃん?

失われた30年とか言ってるけど、これが本来の実力でしょ。

毎月のようにどこかしらで偽装発覚してるし、公文書も偽造するし、でも毎日のように日本凄いを見かけるし、何なんだこの国。

2018-10-14

うつってしんどい

今、主人と義母の3人で暮らしている。

家事義母がやってくれている。

小学生ぐらいから生きている意味を見失って、

長いこと一人で生きて死に場所を探すつもりだったけど、

紆余曲折あって自分には勿体無いぐらいの人と生活できている。

今は仕事通勤ストレスが酷くなって休職中。

最初は倦怠感とか無気力とかで体が動かなくて寝てばっか。

何も考えないで休んでいられるから

食べ物の確保ができればそこまで苦痛じゃなかった。

最近、少し回復してきたから、起きているけど外に出られない。

受動的な趣味パズルゲームとかアニメ見るとか)も体調が良ければ出来る状態

でも、家事もしないで好きなことだけするのも気が引けて、

少し家事をして疲れきってそのまま寝たり、

家事が面倒だから寝なおしたり。

実家には居場所が無いから戻れない。

悪化するの確実。

実の親が義母だったらまだ甘えられて良かったのにそれも無理。

義母は良い人だし、明るいし、結構甘えてるけど

私が体調悪いときはともかく、そうでないとき家事しないと気兼ねする。

義母が体調悪いときは流石に何もしてなかったら叱られる。

主人は転職して忙しそうにしていて、基本残業

私が精神的に不安定からそれなのに当たってしまったり、

取り乱してしまったりで疲れに拍車をかけている。

そうでなくても、いつ不安定になるか主人が私に気を使っているから、

帰ってきても気が休まらないとは言われた。

苦労かけてばっかでこっちもしんどい

早く働けたら良いんだけど、まだ働けるレベルになっていない。

気を紛らわすために2人とも外に連れ出そうとしてくれるんだけど、

買い物とかならまだしも、人付き合いを伴うとまだしんどい

断ると悲しそうにするからそれも嫌。

無理して付き合ったら寝込むから今回は断ったけど。

結局、周りの人が良い人でも悪い人でもうつってしんどい

良い人なら気兼ねして悪化するし、悪い人でも当然悪化するし。

付き合いが浅い人にはうつって言えてないから、甘えてるって思われてるのが感じられて、

尚更しんどい

死にたいけど死んだらそれはそれで負担になるし、死ねいかしんどい

甘えたら負担になるから我慢したら爆発してしんどい

一応、うつについて書かれた病院に置いてる冊子を主人に渡してみたけど、

読む余裕が無いらしく放置。3回ぐらい読んでほしいって言ったけどこれ以上は負担になると思う。

みんなしんどいからどうしようもない。

働いていない負い目からこっちがあまり強く言えないのもある。

疲れた

死ぬのは覚悟必要から大丈夫だとは思うけど、

ふとした拍子に飛び込みとかしてしまいそう。

言ったら悲しまれるから言えないけど。

何をするにしても障壁が有って八方ふさがりな感じ。

周りから見たら不運な事故って感じで死ねいかなと夢想する。

賠償金が入らなくても自分でかけてる保険でローン諸々返せるし後腐れないよなと。

自殺より遺族への負担が少ないし。

宝くじ当てるよりは簡単かもしれない。

自業自得な死に方だったら保険金が下りいかもしれないから待つだけ。

他力本願今日も生きている。

2018-10-04

anond:20181004110937

俺がここで解決策を講じれない・講じないのは俺が他人第三者未満だから

親や教師弁護士はより現場に近い位置実効的な対策を取りうる。一緒にできるわけないだろクズ

お前が元増田だったらどうすんの?って書いてあるのに

おまえ自身何もしないで他人に助けを求め続けるって書くんだ。

解決策を講じれない・講じないのは俺が他人第三者未満だから

より現場に近い位置実効的な対策を取りうる。

面白いよな。お前が元増田だったら「一番現場に近いのはお前」なのにな。

他力本願クズってこういう奴のことを言うのか?

2018-09-28

anond:20180928165034

障がい持ちは、KKOとは別枠だろ。

これらすべてを本人責任に帰するような思想が本当に正しいのだろうか?

えー、やだー。

自分に関する悪いこと全て他責にするのが「正しい」とでも言うの~?

すごい他力本願~!

そうなったのは「自分責任」だというのに、全く関係ない「他者」に押し付けようとしてるとか

ほんとおもしろーい!!!!やだー!

2018-09-26

anond:20180926180620

「拾われる」とか他力本願過ぎワロス

本物の増田は自ら書き込んだ増田書き込み国会でさも事実であるかのように喧伝して取り上げるもんだぞ。

2018-09-23

ニート脱出したけど親がうざい

ニートだったけど就活半年かけて再就職した

これだけだったらめでたしでよかったけど親がうざい

というのも実家にはまだ一匹ニートがいる

別にニート自体別にいい 自分もそうだったし

基本的に部屋から出てこないからしらん

何がうざいかといえば母親からアドバイスを求めてくるというか

お前ももう一匹のニート脱却に力を貸せと遠回しにアピールしてくる

あなたニートときに何をしていたの

あなたニートとき~だったけどもう一匹は~しないよね

あなた就活を始めたけどきっかけは?

もうどうしたらいいとおもう?

 し る か ぼ け

実家に帰ると思い出したかのようにこの手のことを言われて

ひたすらにうざったいし実家に帰ったことを後悔する

からもうしばらく実家には帰っていない

そもそもがそのニートを作ったのはお前だろといいたい

とある毎に過干渉で何をやるにも一々確認してくる

自分価値観に合わないことをやろうとしたら何回も

こまごまデメリットを挙げて文句をつける

そして肝心な場面で碌なサポートアドバイスをしてこない

あげくになんでもいいか大学には行け

俺はニートをやめることが出来たがこれにお前らは一切関係ない

友人と面接官と今の職場の人のおかげだ

育ててくれたことと養ってくれたことへの感謝はあるがそれだけだ

もう自立したんだからあんたらのその場しのぎと他力本願

子育てとは無関係でいさせてくれ

2018-09-13

人間性問題あってなおかつ他人に害を及ぼしまくる奴の特徴

人間性問題あっても内向きに引っ込んでいられないからひたすら他人に害を振りまくってタイプな。

こいつらは30歳過ぎても、たとえ結婚して家庭持っててもとにかく後輩とつるみたがる。下手すりゃ大学生とさえつるみたがる。メンターになりたいという強烈な承認欲求を抱いてるから

あと「独身な奴はダメ」とか「メーカーなんかに勤めてる奴はダメ」みたいなことをとにかく言いたがる。暇さえあれば自分以外を全方位攻撃してる。

こいつらはとにかく一人で行動できない。他人を巻き込む気質、と言ったら聞こえはいいけどワガママ他力本願なだけ。後輩とかに無理矢理に近い形で協力させた挙句にああしろこうしろ無遠慮に詰めるから相手は病む。

こういうタイプ人間には気をつけてな。

こいつらはやたらと社会人サークルとか個人塾とかセミナー主催したがるぞ〜。

2018-09-04

anond:20180904113226

クソに完全に当てはまってますやん

・最低限の金も無いのにペットを飼いたがる(他力本願)

 →親や自治体や国が支援してくれないのが悪い

自分のこともこなせないのにペットを飼いたがる

 →自分仕事の世話やパートナーとの役割調整も出来ないのに子を持ちたがる

ペットがうるさいのは生き物なので当然

 →子どもがうるさいのは生き物なので当然

ペットがうまくいかなくなると愚痴る/後悔する/投げる

 →子がうまくいかないと愚痴る/後悔する/無関係を装う

2018-08-18

anond:20180818083346

そこはむつかしいことを考えず他力本願南無阿弥陀仏念仏を唱えなさい。

御仏はすべてを救ってくださるのですよ。

2018-08-10

anond:20180810160629

レスありがとう

自分も今思えば最初に言われたときに断ればよかったと思ってるよ。

でもほぼ初めて女性総合職で、入社してすぐに敵を作りたくなかったっていうのがあってさ。

早くあのお局辞めてくれないかな。って、他力本願じゃだめか。

2018-08-09

医者増田を書いてわかったこ

東京医大の女子減点問題について、いち小児科医が思うこと

優秀な医者とそうでない医者の違い

を書いた増田です。すいません、この2つですが、書いたのは実は同じ増田です。


どのくらい反響があるかを前の増田の影響がない状態で見てみたかったので、2つめはあえて文体を変えて書いてみました。

ばれるかなと思ってドキドキしていたので、今のところ同一人物じゃないかという指摘がなくて良かったです。


今回、東京医大事件によって、医療界が抱えている大きな歪みが一般の人の前にも明るみに出たので、いい機会だと思って普段なんとなく考えていることを文章化してみました。

読み返してみると2つとも無駄に長いですね。

現代医者の性かもしれませんが、できるだけ状況を丁寧に説明して相手選択してもらうような考えが染みついてしまっているので、ぐずぐずまとまりのない文章になってしまいました。

まぁ、もともとまどろっこしい性格なのですが。

こんな長い文章なのに、多くの人に読んでブックマークしてもらってうれしかったです。

あんなにたくさんの増田がある中で拾われるなんて、増田ウォッチャーの方は本当にすごいですね。


たくさんいただいたブックマークコメントを読んで感じたのは、やはり医療現場の外にいる人に医療現場のことをわかってもらうのは難しいということです。

別にすべての人にわかって欲しくて書いた訳ではないですが、中にいる人間としては、そんなに単純な話ではないんですと思うコメントもたくさんありました。単純に私の伝える力がヘボいだけかもしれませんが。

その現場の中にいる人にしかからない空気感があるというのはどの分野でもある程度同じだとは思いますが、病院はどうしても病気の人と病気を治す人という特殊かつ閉じられた環境になってしまうので難しいです。

風通しを良くするために、他力本願で大変申し訳ないですが、こうすればいいという考えを持たれている、他の分野、特にはてなユーザーに多数いらっしゃるであろうITエンジニアの皆様におかれましては、ぜひ病院という環境に飛び込んで、自分の分野を活かした医療環境改善プラン提案していただきたいものです。

ニーズは非常に高いので、ビジネスチャンスはたくさん転がっていると思いますし、なにより実際に環境改善されれば現場人間に非常に喜ばれると思います

さらに、現場環境改善はそのまま患者さんに提供する医療の質の向上につながります

みんな大喜びです。

可能であれば医師から何か提案したいところなのですが、医師特にマネージメントに関わるような立場にある医師は、結局その技術で何ができるのかと言うことまでキャッチアップできていないことが多いので、そもそも活用法を思いつきません。「IT活用して何とかして」とか言われたらみんな困るでしょう。

医療者がAIも含めたITリテラシーを高めるのと合わせて、IT側もビジネスチャンスと考えて積極的医療に関わり、その高い技術力を活かしてもらいたいものです。


偉そうなこと言ってないでお前も何とかしろよと言われそうですが、卒後10年弱で中堅に入りかかった程度の小児科医としては、増田を書いて少しでも理解裾野を広げることと、自分の周りの環境を何とか良くする程度しかできることがないのがつらいところです。

早く偉くなって自分の影響力が及ぶ範囲を広げたい。


最後に、前2つの記事ではできるだけフラット立場で読んで欲しかったので、自分の考えをあまり書きませんでしたが、「結局増田解決法についてどう考えるの?」というコメントをいくつかいただいていましたので、自分の考えを書いておきます

前もって断っておきますが、例のごとく非常に長いです。すいません。


医学部入試について>

今回の事件に限らず医学部入試に黒い噂がつきものなのは大学医学部医学科に入学した人のほとんどが医者になるという現状が原因で、これが諸悪の根源です。

まり入試不正をなくすためには、ほぼ入学ゴールという現状を変えなければいけません。

すなわち、医学部入学者を増やして医師教育入り口である医学部入学の門戸を広げて、代わりに国家試験という出口で医師の数を調整する、という方法です。

大学医学部に入れたところで医師になれるかどうかはその後の自分次第なので、不正をしてまで入学するメリットは大幅に減ります

出口を国家試験にしてしまえば試験による不正基本的には起こらないはずです。(このご時世なので何があるかはわかりませんが)

現行のペーパーテストのみの国家試験をより実践的なものに変更する改革と合わせれば、現場に出る医師レベルもある程度保証できるはずです。

国家試験受験者の大多数が合格できる試験でなくなり、さらにより実践的なものになれば、各大学間で合格率に大きな差が出ることになると思いますし、大学間での競争活性化されて問題のある大学は淘汰されていく流れになるかもしれません。学生競争さらされてしっかり勉強するようになるでしょう。

さらに、医学教育の出口で医師の人数を調整することにより、入り口で調整している現在より速いスピード医師需要の増減に対応できるようになります


問題点としては、医師になる教育を受けたのに医師になれない人が多く発生することです。タイミングによっては、氷河期みたいな現象が起きてしまうかもしれません。

医学生にとっては、大学に入ってしまえばほぼ医者になれる現状に比べてかなり厳しい状況ですが、世の大学生や大学院生たちは、就職においてかなり熾烈な競争を行っているようですので、現状が甘やかされすぎです。

ただ、医師になれなかった学生の受け皿は必要です。医師に準ずる知識技術を持った非医療職というのはある程度の需要があるとは思いますが、どこまで一般企業などがそういった人材を、しか国家試験に落ちてしまった人材を欲してくれるかは疑問です。

医師みたいな資格を作って病院で働くというのも一つかもしれませんが、どういった制度設計にするかは十分な議論必要です。

とにかく、国家試験に落ちてしまってもすべて自己責任としてしまうのは今の日本ではちょっと受け入れ難いと思いますし、この辺りは検討余地が多数残っています

他の問題点としては、やはり大学負担が増えることでしょうか。

大学時代によく言われたことですが、医者を一人育てるのにはお金を含めた莫大なコストがかかっているそうです。

国公立大学言わずもがなで多大な税金が投入されていますし、私立大学でもある程度は学生授業料でまかなわれているものの、少なくない税金が投入されています

その税金を、医師教育として医者にならない(なれない)人のために払うべきなのかというのは議論が分かれるところだと思います

国公立大学でも学生負担を増やすのは一案だと思いますが、結局お金持ちしか医師になれなくなっては本末転倒ですし、アメリカのように借金してでも大学に入ったのはいものの、最終的に医者になれなかったのでは救いのかけらもありません。

つの時代お金の話は悩ましいものです。

また、お金だけでなく人的なコストも増大します。

現状では大学教員診療教育研究を一手に引き受けており、学会活動なども含めて多忙を極めています

ただでさえ手薄な教育なのに、これ以上にリソースを割けと言われると行き着く先は地獄です。

解決策は大学教員を増員して診療教育研究のうち得意な分野に専念させることですが、そんなことができるお金のある大学日本には存在しないでしょう。

やっぱり先立つものは金です。

国民の皆さんに納得していただいて増税するしかありません。


医師労働環境改善について>

最初増田に書いたように、医師労働環境改善女性だけの問題でなく、今後は男性医師にとっても重要問題となってきます

特別女性が働きやす環境を作る必要はなく、性別関係なく医師が働きやす環境を作れば、その結果として女性もあまり無理なく働ける環境になると私は考えています

そのためには、賢明なるはてなユーザー諸氏と同様に、医師の数を増やし、医師業務を他の職種移譲できるもの移譲し、病棟業務については複数主治医制にすることが基本的には必要だと思っています


この3つのうち根本的かつ最も強力な改善策は医師の増員だと思うのですが、いかんせん現在制度では増やそうと思ってもどうしても10年近いタイムラグが生じてしまます

軍隊みたいに予備役みたいな制度があればいいんですが、医師に関してそんなバッファーを用意できるほどこの世の中に余裕はありません。

増えた頃にはAI進歩によって劇的に医師業務スリム化されていて、既に多くの医師が用なしになっているという未来も想定しておかなければいけないことを考えると、現実的には、今から医師を増やすよりはAI進歩を待つ方が良いのではないか個人的には思います。非常に悩ましいところです。

また、医師を増員する場合は、増員した医師診療科と勤務先が偏ってしまうと増やす意味がないので、国家試験の成績など何らかの形でそれらを制限する仕組みが必須です。

しろ医師を増やさな場合でも、今後の医療においてこの仕組みは必須になってくる可能性が高いでしょう。

これから医師を目指す学生諸君にとってはこれも厳しい話ですが、医者が好きなように診療科と勤務地を選べる時代は終わったと諦めるしかありません。


医師の増員についての問題点は、やはり人件費です。

業務量の減少に合わせて個々の医師給与は減ることになると思いますが、総量規制で「人数を倍にしてやるから給料半分な」というのはさすがに厳しいですし、それなりの人件費の増加は免れないでしょう。

また、上にも書いたように医師を増やすことで大学の育成のコストも増加します。

やっぱり先立つものは金です。

私の給料が減ることについては生活に困らない程度までは我慢しますので、国民の皆さんにも納得していただいて、増税のうえ健康保険料の値上げと医療費の自己負担割合を上げさせてもらうしかありません。


医師業務を他の職種移譲することについては、現在も徐々に進んできていると思いますが、現在既に忙しく働いている医療者に業務移譲しても仕方ないので、やはり追加の人員を確保することが問題となります

医師を雇うよりは人件費は抑えられると思いますが、日本全体で考えれば結構人件費の増加になるでしょう。

また、処置にせよ事務仕事にせよ、医師負担を減らせる程度までの業務移譲するためには、相手にもそれ相応の医療知識技術必要です。

その教育や育成にも金銭的・人的コストがかかります。やはり先立つものは金ですね。

カネカネ言い過ぎて、賢明なるはてなユーザー諸氏に「医療現場問題は放っておこう」と思われないか心配になってきました。

とは言え、退院マリを書けるくらいの医療知識と高い事務能力を備えた人材がいれば、病院においては引く手数多だと思うので、そういった人材を育成して派遣する会社を作れば儲かりそうです。実はビジネスチャンスなのかもしれません。


複数主治医制についても基本的に賛成です。医師がある程度安心して病院を離れるためには必要制度だと思います

ただ、患者さん側の理解必須です。

主治医団のメンバーすべてが同様の能力を持っている訳ではないこと」、「チームのメンバーのうちA医師にはできることがB医師やC医師にはできないこともあること」、「緊急時を始めとして常に望む相手診療が受けられるわけではないこと」。

理性的はてなユーザーの皆様には理解しがたいことかもしれませんが、この当たり前とも思えることを納得して受け入れてもらうことすら難しいのが医療現場の現状です。

2つめの増田に書いたシチュエーションはほぼ実話で、同じようなことは重症度は違えど年に数回は起こります複数主治医制での別の主治医とではなく、当直医との間においてですが。

もちろん、実際の状況はあんなに単純ではないので、自分主治医側の場合もあれば当直医側のこともあります

私は小児科医なので、実際に起こっていると言うことは、あの場で急変しているのは子どもです。生後1ヶ月に満たない赤ちゃんのこともありますし、中学生のこともあります

いずれにせよ、急変した我が子を見て、このまま我が子が死んでしまうかもしれないと言う状況で「これも運だから仕方ない」と冷静でいられる人はいません。A医師を呼んで状況が改善する可能性があるのだったら「A先生を呼んで!」と言わない親は現実はいません。そんな親はみたことがありません。

別にそれが悪いと言っている訳ではありません。自分がその親の立場だったら言ってしまうと思います

ただ、その希望が常に叶えられるものではないことくらいは理解して受け入れてもらうのが、複数主治医制が根付くために必要な前提条件だと思っています

簡単そうに思えるかもしれませんが、現場においては本当に難しいことです。

患者さんやその家族が、多くのはてなユーザーの皆さんのように、正しさのためならC先生我慢するか、と思える方ばかりならいいのですが。

この前提条件が成り立たない状態複数主治医制を実施すると、前の増田に書いたようなことになって、優秀な医師病院を離れられない空気感ができあがりA医師疲弊するだけです。

また、複数主治医制を機能させるためには、どうしても1つの医療機関にそれなりの数の医師を集めなければいけません。

上にも書いたように、医師の増員にはどうしても時間がかかるので、さし当たっては医療機関の集約化を行うしかありません。

中規模の病院を中心に統廃合が行われた結果、中規模以上の医療機関へのアクセス悪化し、患者さん側にはご負担をおかけすることになると思います


医師労働環境改善のための患者さん側の理解という点では、医師時間外の仕事を増やさないように協力していただくことも重要です。

夜間・休日不要不急の受診を控える、平日の日中以外に病状説明求めない、この2点で小児科医の労働環境結構改善すると思います

子ども医療費の自己負担額は多くの自治体でただ同然なので、その受診人件費を含めてどれくらいのコストがかかっているか無頓着な方が少なからずおられます

金銭的・時間的にアクセスが容易だから夜間・休日でもとりあえず受診しておこうという姿勢は、上に書いたように医療費の高騰や医療機関の集約化を通してその容易なアクセス崩壊させ、結果的に自らの首を絞めます

もちろんどうしようか非常に迷った上で受診して、ひどく申し訳なさそうに診察室に入ってこられる保護者の方もたくさんいますし、小児科に関しては子どもことなので、もちろん心配であれば夜間でも日曜でも受診してもらったらいいのですけどね。


AIについて>

AIは将来的に医療の様々な分野において医師業務を助けてくれる存在になると思いますしかAIの素晴らしいところは、いったん開発してしまえば計算機電気さえ食べさせていれば文句を言わずに働いてくれるところです。もちろんメンテナンス必要ですが。

上に何度も書いたように、先立つものは金というこの世知辛い世の中において、人件費がネックにならないのは非常にありがたい存在です。

咽頭画像撮影して、その画像からインフルエンザかどうかを診断するAIを作っているベンチャー記事をどこかで読んだ気がしますが、そういった特定の疾患かどうかを診断するようなAIは実現が間近のようです。

一方で、多くの人がAI診療と言われて思い浮かべるような、患者情報インプットすることで自動的に診断や治療法などをアウトプットしてくれる夢のようなAIはまだまだ実現は遠そうです。

そういったAIを実現するための最大の課題は、我々医師が診察の現場において収集している情報のうち数値化や言語化が難しい情報を、どのように計算機 Permalink | 記事への反応(10) | 23:00

2018-08-08

anond:20180808150716

本を紹介する増田好き。

気になった本はできるだけ読むようにしてるからもっと増田で本を紹介する人が増えて欲しい(他力本願

2018-07-28

規制バカのためのもの

農地アパートが乱立する事態を見ると、規制バカのためのものであることがよくわかる。

農地アパート建築ラッシュ 規制緩和受け、需要無視朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASL7T6FCZL7TULFA035.html

バカバカであるがゆえに正しい判断ができないので、バカ搾取しようとする人間からバカを守らなければならない。

そのために作るのが規制だ。

から規制簡単撤廃してはならない。バカの言うことを聞いてバカを守るための規制撤廃すれば、結局バカ不利益になる。

農地アパートを建てても、家あまり時代に人が入って儲かるわけがないのに、農家バカな老人は、それが禁止されていないとわかったら、健詫屋にそそのかされてやってしまう。

コメ野菜を育てて生計を立ててきた農家の老人は、アパートを建てたら、野菜が生えて育つように、人も増えるという農民的な他力本願の推論をしてしまう。それが間違っていることが自分では理解できない。ウン十年もその考えでうまいことメシを食ってきたと思っているから、考えを変えられない。

こういう人を守り、国土環境を守るために規制があったはずなのだが、撤廃されたおかげでバカバカであることが明らかになっただけだった。

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