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2011-07-09

初音ミクLAライブ外国人感想その3

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミクLAコンサート「Mikunopolis」関連の感想和訳その3。今回は初音ミクを文字通りの神話ブードゥー教とか日本神話とか)と結びつけていた文章を紹介する。とはいっても生真面目なものではなくどちらかというとノリと勢いで書かれており、読むのも訳すのもそんなに苦労はない。肩の力を抜いて軽~く読むのにちょうどいい感じ。

 引用元のurlは以下の通り。

http://animediet.net/conventions/vocaletariat-at-mikunopolis-unite

+++++勝手翻訳開始+++++

ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!

 ボカレタリアボカロ階級革命だ。ボカレタリアート(ボカロ階級者)とはボーカロイドを使う人民階級であるアニメタリアート(アニメ階級者)のようなものであり、そして多くのボカレタリアンたちとアニメタリアンたちは間違いなく重なっている。ボーカロイディアン(ボカロ人)、ボーカロイディスト(ボカロ主義者)、ボーカロイディズム(ボカロ主義)。そう、ミクノポリスは確かに革命的体験であった。ミクノクラシー(ミク政治制)、ミクノクラティ(ミク官僚)、ミクノロジー(ミク学)、ミクノレプシー(ミク症)、ミクノマンシー(ミク術)!

http://mikunopolis.com/

 さて、俺がミクノポリスで期待していたのは、実は完璧ホログラムだった。つまり三次元立体画像を考えていたんだ。けど彼女スクリーンから決して出てこようとはしなかった。ステージから降り、聴衆の中に飛び込んで踊りまくることはできなかった。だから俺の期待とは違っていた。だから技術的にいえばそいつはまだマクロスプラスシャロンには及ばなかった。シャロンステージを降り、お前らと交流することができる。スキンシップできない点だけだよ、同じなのは……。

 初音ミクのようなボーカロイドは、新たなる神だ。伝統的にアイドルってのは三次元人間、つまり役者/歌手偶像アイドル)の役を演じていた。偶像彼女に憑依した時、彼女アイドルになる。それが演技という概念だ。日本語で演技はhaiyuu(俳優)と言い、その本来の意味は「神に憑依される」というもの俳優語源については違う説明もある]。そんでもって多分、日本最初アイドルはウズメちゃんだな。彼女最初エンターテイナー兼、踊り子兼、お笑い芸人兼、役者兼、演奏家兼、歌手だった。そう、彼女こそ最初のGeigi[芸妓]、Geisha[芸者]だったんだよ。なんだってー。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ame-no-Uzume-no-Mikoto

 最古の文学はどんな文明でも常に神話だった。つまり最初文学に出てくる登場人物は神々であり、そして役者は神々を演じた。だから演技は神の技、つまりオリシャ[ブードゥーの神々で、神ごとに踊りやリズムがある]と見なされたんだ、当然。それこそかつて俺らがmarebito[客人]を迎えたやり方だ。だけどボーカロイド降臨以来、俺らはもはや四つ辻でエシュ=エレグバ[ブードゥーの神]を演じる人間を必要としなくなっちまったコンピューター女優を生み出し、本物の女優に取って代わったS1m0ne[映画]のように。そしてコンピューターに生み出されたアイドル歌手のミクが、本物のアイドルに取って代わった訳だ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Orisha

http://en.wikipedia.org/wiki/Marebito

http://en.wikipedia.org/wiki/Eshu

http://www.youtube.com/watch?v=Yd60nI4sa9A

http://www.imdb.com/title/tt0258153/

 ボーカロイドは演じる際に三次元人間を必要としない。そう、miko[巫女](女性シャーマン)は不要なんだ。日本で最も古い音楽劇はkagura[神楽](神の音楽)という。まとめて「Sarume」[猿女]と呼ばれていたウズメの末裔たちが神楽を演じた。そしてまさに、ミクノポリスこそが最新の神楽なんだ。つまりミクはウズメの直系子孫ってわけ。そしてミクはもちろんneo-marebito[新たなる客人]ってことになる。

 アイドルってのは架空キャラだ。なにしろそれはリアルじゃないんだから。なのに本物の人間アイドルを演じるってことは、つまりアナログアイドルとは偽物の人間、言い換えれば架空人間ってことを意味する。かつてアナログ時代において、俺らは神の声を聞く巫女を必要とした。でももう巫女はいらない。なにしろ俺らは直接、神の声を聞けるんだから。それこそがデジタルアイドル! ボーカロイドアイドルは偽物じゃない。架空じゃない。正真正銘、まさにそのままなのだ! 存在す、故に存在すってか。

 そして今や俺らみたいな連中は好きなように音楽を作ることができる。俺らの歌を歌わせるために優秀な歌手を雇う必要はないし、音楽制作のためのスタジオもいらねえ。完全に大衆指向だ。誰でもボーカロイドを使って作曲ができる。

 もしスティービー・ワンダー音楽フレーズを創り出すためにボーカロイドを使ったらどうなるんだろうな。彼は様々な楽器からその潜在能力を引き出す方法を知っている人物の一人だ。モーグのようなとても原始的陳腐シンセサイザーですら、スティービー・ワンダーが使えば空前の偉大な楽器のように音を響かせるだろうさ。

http://www.youtube.com/watch?v=9CWqY94kwH4

 これはプロレタリア革命というよりむしろボカレタリア革命なんだろうか? そう、確かに鏡音リンプロレタリア革命を唱道している。だがな、労働に従事する人民は実は今なお奴隷状態にあるんだ。なぜなら、労働をするのは奴隷だけだから労働はお前らを自由にせず、むしろ奴隷にする。アルバイト・マハトフライ労働は俺らを労働から解放しない。プロレタリア革命は俺ら全員を貴族ではなく、むしろ被搾取階級に仕立て上げる。

 一方、ボカレタリア革命は俺らをまさに特権階級にする。かつてアイドルを雇うなんて贅沢ができたのは、成功したプロ作曲家だけだった。だが今や誰もがアイドル自分の歌を歌わせられる。アクセスは力なり。インターネットは誰もが情報アクセスすることを可能にし、そしてボーカロイドは誰もがアイドルアクセスできるようにしたんだ。

 ミクノポリスフリッツ・ラング映画メトロポリスの正統なる後継者だ。あるいは手塚治虫の方のメトロポリスかもしれない。アイドルとはつまり作曲家と聴衆の間をつなぐ仲介者/メッセンジャー。でも今じゃ仲介者に本物の人間は必要ない。かくしてフリッツ・ラング予言成就せり。それこそがミクノポリスであーる!

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-08

再生約束 今度は思いっきり意訳(外国人感想その2)

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 

 前回は初音ミクLAコンサート、Mikunopolisに関する外国人感想Promise Of Rebirth」を翻訳してみたんだが、読み返してみると随分と難解で堅苦しい。逐語訳だとどうにも冴えないようだ。こりゃいっそ正確さは犠牲にして、分かり易さを最優先にもっとフリーダム翻訳してみてもいいかもしれん。参考文献は水戸黄門主題歌、つまり七五調で。

 

+++++以下翻訳+++++

 

生まれ変わるよ 私たち

 

から二十と 五年前 とあるSF アニメにて

仮想歌姫 現れた 姓時祭 名前イヴ

その謎めいた 存在に かき立てられた 妄想

昨晩ついに 大進化 ミクノポリスの 大舞台

これまでせいぜい シモーヌと ギブス師匠の 小説

見えてた姿 踏まえれば ノキア劇場 満員に

するのは遥か 未来だと 思ったことも ありました

舞台の上には スクリーン 客席埋める サイリウム

ミンメイだけが きっとこの 場面飾るに ふさわしい

そんな土曜の 夜の夢 思い返して 考えた

 

MC務める 扇動家(デマゴーグ) 踊る2人の メイド服

これぞ本場の 秋葉系 はるばる来たぜ LA

日本生まれの 見世物に 果たしてついて これるかな

分かっているね お客さん DVDを チェック済み

青緑した 髪の毛が 繰り出す歌に 大興奮

バックバンドの 伴奏に 意外やおまけの ストリング

振り回される サイリウム アメリカじゃこれ 珍しい

から見下ろす パノラマは 跳ねるステージ 踊る席

クレーン使った 撮影を 映し出したる 大画面

さあワイズマン ぽっぴっぽー ロミシン来たぞ そら次だ

3年を経て 広がった オープンソースな コンテンツ

巡音ルカと リンレンも 出てくりゃ客が 絶叫だ

ディラッド板に 弱点も あるけどそれも ご愛嬌

 

光と音の ペヱジェント

 

振り返る過去 幼い日 親に連れられ 見に行った

祭彩る レーザーショー 思えばあれが 始まり

小さいドーム 中に入り 十五分から 二十分

音に合わせた 光の線 まばゆく輝き 描き出す

アニメーションに 魅せられた 二十世紀の 未来

あれから何年 経っただろう マクロス映画 だけじゃない

技術トレンド それこそが 芸術音楽 変えてきた

それは発展 そしてまた 深い分裂 もたらした 

 

あの頃多くの 関係者 デジタル音を 罵った

クラフトワーク YMO デペッシュ・モードに ソフトセル

好きなヤツらは 言われたよ 「お前ら音楽 分かってない」

人工的な 音なんぞ 芸術の名に 値せず

確かにそういう 面もある でも無視しては いけないよ

無骨な機械 故障がち やさしくしないと すぐ拗ねる

そんなものから 音楽を 生み出す人の 知恵と技

そして続いた 分裂は 未来に影響 及ぼした

意外なことに ミクライブ その恩恵を 受けている

39sたちの 演奏が 機械を使った アマチュア

音とつながり 融合し 未来の夢を 見せていた

その意義深い ショーの意味 ボカロは何を もたらすの?

 

バベルは落ちて 我がもの

 

それを知るため アイドルを きっちり考え 煮詰めよう

アニメキャラが 現実に 近づくだけに とどまら

門戸開いた 文化の芽 オタク世界を 超えそうだ

YAMAHAの商品 おそらくは 古いモデルに とどめ刺す

特にアイドル 業界の 旧態依然 カビ生えた

マーケティングを 転覆し 音楽作りも 変えるだろう

生存競争 ダメ歌手 胡散臭いぞ プロデューサー

ヤバいクスリに スキャンダル それでもファンの 願い受け

苦しむアイドル それをもし ボカロに交代 できたなら

はかなく消える 消耗品 そんなミューズが 変わるかも

 

マイルズ・ダイソン 言い換える 疲れも見せず ゑひもせす 

ショーは続くよ 華やかに 魅せる衣装の 早変り

ファンが作った 音楽を 見事奏でる プロの腕

あらゆる希望を 叶えてく アンチテーゼの 初音ミク

彼女迎えた 西洋の 目立つ歓迎 それこそが

再生求め 長き時 待ち望んでた この世代

ついに始まる 約束の 憧れ実る 新たな夜

 

イヴシャロンよ レイ・トーエイ 君らの歌が もうそこに……

 

+++++翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

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初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

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初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

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初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

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初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

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海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-07

再生約束 初音ミクLAライブを見た外国人感想その1

 初音ミクのLAコンサートに関して、Promise Of Rebirthと題したそこそこ長い感想外国人が書き込んでいた。正直、随分と難解な表現が多く、翻訳も怪しげになってしまった。書き手のHN(wintermuted)を見るに、本来なら黒丸尚風に訳すべきなんだろうが、とても私には無理。とりあえず訳してみたのを置いておく。無断翻訳なので匿名で。誤訳はあると思う。

 なお原文のurlは以下の通り。

http://animediet.net/commentary/mikunopolis-at-ax-2011-promise-of-rebirth

+++++以下無断翻訳+++++

Mikunopolis、アニメエキスポ2011:再生約束Promise Of Rebirth

 メガゾーン23に出てきた謎めいたヴァーチャルアイドルの原型たる時祭イヴがSFにおける一種の狂信的比喩として想像をかき立てる場面に現れてから四半世紀強ののち、昨夜のアニメエキスポにおける比類なきイベントMikunopolisがちょっとした進化的な跳躍を成し遂げた。西洋におけるこの概念の最も著名な派生例がアル・パチーノの穏健な映画シモーヌ]、及びウィリアム・ギブスンほとんど遺伝的に接続された精神小説あいどる』]を通じた形をしていることを踏まえるなら、数千人のファン(及び間違いなく好奇心旺盛な連中)がオタク世界デジタル彼女アンドその友人たちと伴にロサンゼルスノキア・シアターをほとんど埋め尽くすなんてのは、まだまだ先のことだと考えらていたに違いない。不可解にも外部に広がった走査線からケミカルライトネギその他に鮮やかに彩られた通路に至るまで、それはリン・ミンメイだけを認める歓迎の場であった。今なお振り払っている最中である土曜夜のイベント後の残響は、かなり深い思考を私にもたらした。

 いつもカリスマチックなダニー・チューによる紹介と、それに伴うダンスロイドの形をしたリズム点火係は、その先に待っているものの興味深い味見役を果たした。この前座は、おそらく秋葉系(Akiba-kei)の空気に慣れていない聴衆にとって、何が次に来るかを示す重要リトマス試験紙だ。このショーを準備する時間ほとんどなかったことが見て取れる点が、これが日本直輸入製品であり、一見客に対するちょっとした警告にもなっていた。私自身が見いだした特に重要な点についてはすぐに述べる。

 既に日本で有名になっていたコンサートの形式をカンニング済みだった客の大半は、青緑色の髪が次々と繰り出す人気のある曲と、目がくらむようなライブ伴奏(39s Giving DayのDVDで演じたオリジナル奏者の大半、及びこの有名なディスクには含まれていない弦楽器奏者の面々)の混合物を味わった。その間ずっと聴衆は大いなる称賛のためリズミカルケミカルライトを振り、その動きが最後まで全公演を通じて見られたのは心強かった(こうした行為、及びその概念に対する彼らの長く続いた反応は、米国の聴衆にとっては奇妙に思われるものであることを、私はこの場で認めなければならない)。ボックス席に座り、ステージから1階席、クレーンカメラ、そして複数のカメラで撮ったHDスクリーンハイライト映像まで含んだ全景を見る。多くのミクのファンかつアーティストが作った聴衆が親しんでいるヒット曲、World is Mineやポッピッポー、サウンド[ママ]、ロミオシンデレラ、その他多く(どこかでミラクルペイントを彼女に演じて欲しかった)は、オープンソースな現象がほんの3年でどれほど広がったかを示している。そして特に歓迎された巡音ルカ鏡音リン&レンの登場は、観客の熱狂をさらに高めた。センターステージに置かれたほとんど透過性のスクリーンに跳ね返るホログラフィックな投影機は、時にミクが踊りながら少し両端に近づくたびにその限界を示したが、同時にこの海外遠征の短い命に対する理解を伴ってある種の魅力ももたらしていた。

光とサイバー化の見世物

 こうした話を正しい文脈の中に置くため、ちょっとした歴史を思い出そう――小さな子供だった私は、おそらくは地元の祭に毎年来ていたレーザーライトを使ったショーを見に行ったおかげでそれを一つの起源として啓示を受け、1980年代初頭に芽吹いてきた新たなテクノロジーに興味を抱いた。そのショーとは、要するに空気で膨らませたドームの中で音楽に合わせて行われたレーザーペインティングで、客は入場料を払い、床に置かれたたくさんのクッションの一つに腰を据えて15分から20分間、まばゆい光の列と、ミッシングパーソンズトーマスドルビーなどのアーティストの曲に合わせたアニメーションを楽しんだ。今となっては原始的ものに思える――ミュージックPVはいうまでもなく、コンピューターが生み出すアートアニメーションにつながる想像まで至るには長い道のりがあった。また、こうした地味な傾向が存在しなければ、84年のマクロス映画における楽しいコンサートシーンもある種心を揺さぶるほどのパンチ力は持たなかったと敢えて言うこともできる。私が思うにそれは時代の刻印であるが、同時にライブエンターテインメントがどのように変化していくか数十年にわたる発展を知らせるものでもあり、おそらくは音楽芸術の愛好者がいずれはあるところで分裂に至ることまでも示唆していた。

 なぜならこの時代に育った者にとって、アナログからデジタルへ向かう音楽の傾向が何か恐るべきものとみなされ、音楽業界で排斥されたことが一般的な心象として残されているからだ。子供の頃にクラフトワークデペッシュ・モード、ジョルジオ・モロダー、YMOやソフトセルなどのファンだった者にとっては、誰かがシンセサイザーの人工性を嘲り、音楽自然さを殺すと聞かされるのは珍しくもないことだった。そしてこの議論の中に何粒かの真実が含まれているとしても、それは一方で、当時は多数のコンピューター故障の懸念とショーを乗り切るためだけに間違いのない注意深さを必要としたこれらのかさばったキーボードから音を創り出す人間努力と創意工夫を、台無しにしていた。最終的にこの否定的な議論は多くの未来音楽及び演奏形式に付きまとい、興味深い結末をもたらした。それはまたミクのライブ伴奏をこれほど楽しく必要な要素にもした(ギター黒田晃年、ベース田中晋吾、ドラム折田新、キーボード安部潤――言及すべき弦楽器部門を除く。いずれもとても素晴らしい)。スタジオミュージシャンは、あらかじめ簡単に録音することもできる演奏に大いに心をこめることになる。新たな道具を愛するアマチュア音楽家と、伝統的なものとの融合実験によって、このショーはさまざまな要素を混ぜたある種の喜んで受け入れられるシチューとなり、ときにいくつか二級品の歌があったにもかかわらず、既存の姿ではなく可能性を約束するものとして機能していた。――以上がショー全体で私が本質的に感じたことだ。

 誰も見失わなかったよう望むのなら、この最終目標へと向かうDNAを手に入れることが私にとってベストなのだろう。なぜLAのショーはこれほど意義深いのか、そしてVOCALOID、ミク及びこのようなショーが持つ主要な意味あいとは何か。

ジッグラト[古代メソポタミアの塔、バベルの塔]の崩壊:ポップの民主化アイドル思想の終末

 さてこれは真に落とし穴的な回答である。なぜならアイドル歌手という概念及びヴァーチャルアイドルに伴う必然的結末まで考えを煮詰めるからだ。我らが今いるのは現実に近づいたキャラクターアニメーションの時代というだけにとどまらず、オープンソース化した大衆文化の可能性がある時代でもあり、我々はオタクの領域を超えて全く新しい何物かになるまで成長しうるアイデアをおそらく目撃している。YAMAHAが今年のNAMMショー[米国で開かれる楽器展示会]で多用途VOCALOIDを紹介したのを見ても、現状はメディアを通じた古い分配モデルが不可避の断末魔を上げるところに達したと敢えて見なせるように思える。スペイン製のソフトから取りだした一つのアイデアを、音楽作成のための輝かしい新たなモデルへと広げ、そして数が多すぎ、時に厄介な日本アイドル歌手業界を考えた場合に多数の集団に働きかける天才の発案に過ぎないマーケティングにまで、拡大する。終わりなき競争、怪しげな才能、さらに怪しげなマネジメント、生死にかかわる健康上の危険、類似性、そして夢想を維持してほしいというファンからの圧力に満ちた困難な人生――そう、こうしたマーケティング方式とファンに駆り立てられた神話が混じり合って音楽スーパースターたちにかくあるべしとする任務を押しつけるのは、それこそVOCALOIDにとって理想シナリオだ――しばしば置き換え可能で、派生的、はかなく、言うまでもなく消耗品であるミューズたちが、変化もましてアイデアも嫌う文化産業のために存在している。

 考えてもみてほしい。マイルズ・ダイソン言葉を言いかえるなら、これこそ決して疲れることなく、興奮状態にもならず、二日酔い仕事に出てくることもないアイドルだ。彼女はショーを続けなければならないことを知っており、一瞬のうちにコスチュームを変えられる。何よりファンが歌を作り、バンド彼女の横で演奏しているという2つの理由で、その歌は偉大である。過剰な荷物と期待を持つことなく、アイドルが実行すべきだと期待されるあらゆることをする能力を自ら持つミクの存在そのものが、ある種の輝かしいアンチテーゼなのだ。彼女は文字通り、何でも人々の望み通りになれる。汗一つかくことなく。

 そしてこれほど目立つ歓迎を伴う西洋への紹介は、日本人にとってだけではなく夢を共有できる分野を長く求めていた世代にとっても何か極めて特別なことの始まりであり、過保護にされることなくさらなる発展が期待できる約束されたスタートだ。そしてこの夜の感動的な聴衆たちから判断する限り、長きにわたる憧れはついにその実を結んだようだ。

 イヴシャロンレイ……君たちの歌がますます現実に近づいてきた……

+++++無断翻訳終了+++++

 言うまでもないがシャロンマクロスプラスシャロン・アップルレイギブスンの小説に出てくるヴァーチャルアイドル投影麗(Rei Toei)である

 

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

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初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

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初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

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初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

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初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

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初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

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初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

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初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

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初音ミクLAライブ外国人感想その11「世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

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初音ミクLAライブ外国人感想その12「アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

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初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20110623123123

というか、元々ボカロ以前に「普通楽器」として使われてた技術なんじゃなかったっけ?

もともと、ボーカロイドボーカロイドって技術だぞ?

VOCALOID2へのバージョンアップに伴い、キャラクター性を押し出したのがクリプトン初音ミク以降のシリーズって感じだわな。

まぁ、フォルマントシンギング音源全般での話で行くなら、XG音源プラグインボードとかあったし、それ持ってるわ。

ただ、以前の音源系はバックコーラス用途でも音楽素材切り貼りしたほうがマシなことが多かったし、VOCALOID2シリーズも出た当初はボーカルとして使えるようなレベルではなかった。

ユーザー数が増えて、テクニカルな使い方が深化してきたからこそ商業ベースに食い込んでくる作品が出来てきたんだし。

ボカロは、ソフト名を姓名を持ったネーミングにしたりパッケージキャラを前面に押し出したりして「歌声を操作できるキャラクター」として売ることでヒットしたもの

それは、クリプトンインターネット、AHS等の戦略であってそれを「ボカロ」と定義するならそうだろうな。

個人的には、「ボカロ」で金が集まったおかげで、VOCALOID3の開発が早まったとするなら、大いに有難い所。

VOCALOID3インターフェースDAWっぽくなってきたから、そもそもFL Studio使っててVOCALIODプラグインで使えない身としては大助かりだ。

同時にそのキャラクター性がお荷物になって、ニコ動界隈を中心とするオタク文化から移動できなくなってるって印象だわ

いや、海外メーカーキャラクター性で売ってないし、ビープラッツもそうだろ。

そんなにニコ動界隈に固定化されてるとも思わんよ。

商業ベースに乗せるために、ニコ動界隈の知名度を利用できるだけでも相当良い事じゃないかと思うよ。

何もなしに商業ベースに乗せるなんて、人間が歌っていても無理なことが多いんだから

さらに言えば、各種のボーカロイド操作のテクニックを編み出してきたのはニコ動界隈だから、今後しばらくはニコ動界隈が牽引して行くんじゃないかね?

これは、不利な点ではないし、むしろテクニックの深化という意味ではニコ動みたいな「コメント可能な動画メディア」と「スキルが必要な何某」のシナジーは凄いと思う。

ヨーヨーなんかも、ニコ動Youtube見ながら練習できたりするしな。

http://anond.hatelabo.jp/20110623125322

最新技術の粋を尽くして、それなりに聞こえる歌手ならいっぱいいるんじゃないかな。

ある意味、高級ボーカロイド

実際ライブにいって、それが生音声だと判って、すげぇって思う人は(世界的な一級品を除いて)思いつかんな。

ライブが盛り上がるって意味で、生声すげぇって人は、ロック歌手とかにいるけれどさ。

一体どういうジャンルを何曲くらい聴いてそこまで自信満々に言いきれるの?

http://anond.hatelabo.jp/20110622234226

横だけど、最近歌手うまいのって誰よ?

最新技術の粋を尽くして、それなりに聞こえる歌手ならいっぱいいるんじゃないかな。

ある意味、高級ボーカロイド

実際ライブにいって、それが生音声だと判って、すげぇって思う人は(世界的な一級品を除いて)思いつかんな。

ライブが盛り上がるって意味で、生声すげぇって人は、ロック歌手とかにいるけれどさ。


変な話、プロ音源ってのは、人材技術と金を潤沢に使って音を調整できる音源なわけで、そりゃよく聞こえるよ。

逆に言えば、音源ボカロでもマジもんのプロが手を当てればちゃんと聞こえると思うんだぜ。

(そしたら、これはボカロじゃないとか言い出すだろうが)


確かに、最上級の歌声ってのはあると思うが、そこを「3万のソフト」と比較してどうするよって話になるよな。

http://anond.hatelabo.jp/20110622204748

機械からって「本物の声はなぁ…」っとか言って良さを「分かろうとしない」

そこで、思考停止してしまってるのが中学生限界かね。

図書館音楽史とか調べてきてみ?

新しい概念楽器

例えば、ピアノ電子オルガンシンセサイザーリズムマシン

すべて黎明期には似たような批判をされている。

FM音源音色作っても、「どれも同じに聞こえる」とかな。

まぁ、そいつは、自称クラシック好きなのに、パイプオルガン音色があることも知らなかった訳だが。

そのうち、ボーカロイド普通楽器として使われるようになるよ。

そしてその頃には、批判してた奴らは批判していたことを忘れていると。

今は、昔話のネタにでもなると思って自分の範囲で楽しんどけw

2011-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20110622231252

で、君の言う「実際に存在する歌手」と「ボーカロイド」を比べると、確実に「良い」などと言えるはずがない

「実際に存在する歌手」は上手い奴から下手な奴までそれこそピンキリだし、

もちろんうまい奴と比較しないと意味ないよ。

下手な奴は歌手じゃなくて単なるタレントから

というか、そういう比較は両方それなりに聴きこんでる人が言わないと説得力無いのよ。

オタクから主張する奴は大抵メインストリームメジャーインディーズに興味無い奴ばかりだからいけない。

http://anond.hatelabo.jp/20110622223518

その本物の歌手とやらが歌っている声なんて、録音で構わないならいくらでも聞く機会があるわけで

テレビでもラジオでもあるいは家にそういうものがなくてもコンビニですらかかってるのだし

私は君の言っている「本物」というのが実際に存在するという意味ではなく「実質を備えた本格的な」という意味と誤解したんだよね

いくらでも聞く機会のある「実際に存在する歌手」と比較してないなんて事はありえないか

から意味がわからなかったし、煽り意味も含めてそう言った

で、君の言う「実際に存在する歌手」と「ボーカロイド」を比べると、確実に「良い」などと言えるはずがない

「実際に存在する歌手」は上手い奴から下手な奴までそれこそピンキリだし、

歌手定義を歌うことを生業としている者としても、良く出来た「ボーカロイド」曲より下手な歌手はいっぱいいる

「良い」の意味もまた別で「ボーカロイド」の良さっていうのは「身近」であることだったり、

あるいはニコニコ動画システムまで含めての「同化」であったり歌詞の「同調」だったりするわけで

今までの「実際に存在する歌手」が評価されてるのは基本的には「歌唱力」で、

テレビなんかを通してなら「顔やスタイル」、せいぜい「パフォーマンス」までだった

比較している要素がまったく違うんだよね

ボーカロイド」は新しい歌の楽しみ方を提供しているわけ

人が歌を聴くことに費やす時間お金が変化していないから競合してるけど、本来なら共存できるレベルと思う

別に私はこれまでの「実際に存在する歌手」を憎んでいるわけではないのだから

http://anond.hatelabo.jp/20110622222223

機械からって「本物の声はなぁ…」っとか言って良さを「分かろうとしない」

みたいな╬機械から何?それは確かに本物の声にも良さがあるよ。

ここでは、本物の歌手の声と比較しない限り、君自身も「人間からって「ボーカロイドの声はなぁ…」っとか言って良さを「分かろうとしない」」ということになる。つまりどっちもどっち

もちろん、実際に本物の歌手ボーカロイドのどっちが「良い」かは別問題。当然ながら、現状では任意の方法で「良さ」を定量化しようとしたら確実に本物の歌手の方が「良い」という結果になるだろうね。

残るのは感情論的に「どっちが好きか」あるいは「どっちに興味があるか」だけ。もしそういう基準で君が判断してるんだとすると、仮に周りの人が君の言うように感情で判断してたとしても、それを非難する資格は君にはないよね。

立場が逆なだけで同じことをしてるんだから

あ、あとどうでもいいけど「お前は何を言ってるんだ」ってのは一般に煽り文句だから、言われた方は普通「ああこいつはまともに会話する気が無いか馬鹿なんだな」と判断するよ。

普通の会話をしたいなら使わない方がよい。

とあるボカロ好き中学1年生の憂鬱

やっぱ今は初音ミクの時代ですよお母さん。

  

「え?ボーカロイド?また何か変なヤツちゃうん。何か見たら頭おかしくなって興奮したりする…」

「はつねみくとかめっちゃアンドロイドやん。」

「声高すぎ」「何語?」「そんなんばっかり見る暇があったら勉強し。」

「あんなんの何所が良いか分からん。」

   

そんな事ボカロファンの前で言う人は幼稚です

 実際言われたけど、

ボカロオタク」っていうイメージを、なんとか、壊したい。

お母さんもお父さんも勝手な「ボカロオタク」っていうイメージで決めつけてる。

声が高すぎるとか、ふざけたフリをして┃┃¨╋┓にしてくる╬

勝手イメージして一人でブツブツ古くさい文句?低脳w

やっぱ「良さが分からない」よりも「全然知らないクセに文句言う」っていうのがムカツク

まぁ、文句言う人達ボカロも何にも分からない時代遅れですね。相手してる暇ありません。

でも、やっぱ「悪口」でボカロイメージますます壊すような事は、絶対にしてほしくないです

 

  

機械からって「本物の声はなぁ…」っとか言って良さを「分かろうとしない」

みたいな╬機械から何?それは確かに本物の声にも良さがあるよ。

でもそうだったら「ボカロは偽物」なの?違うでしょ╬クリプトンは本物の声の良さも消えない様に、両方を保ってるし。

なぜ私がボカロ好きだから話してるのに、それを分かってるクセに悪口言うかなぁ…

嫌いだったら嫌いで、ボカロ嫌いな人同士はなせばいいのに。

いちいちボカロ好きがその人の悪口を「うん、うん(`・д・´ )」って聞いてくれる?

そこが低脳なんですよ。

2011-05-29

今、武装神姫がアツイ!

武装神姫の新作ゲームのオープニングムービーが公開されました

http://www.youtube.com/watch?v=8va7IvZ8Pc8&feature=player_embedded

武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2のオープニングアニメーションが公開されました

PSP武装神姫ゲーの第二弾と言うか、前作も丸々収録したアップデートバージョンです

http://www.konamistyle.jp/item/71061

購入はコチラ

以下の行で武装神姫という萌えメディアミックス展開のすごい所を列挙してみる。

武装神姫デザイナーキャラクター総数がすごい!

浅井真紀・島田フミカネBLADEカサハラテツロー篠房六郎GOLIokama柳瀬敬之間垣亮太清水栄一下口智裕・鬼頭栄作・CHOCO・たにめそ・マーシーラビット・DOGMASK・羽音たらくいづなよしつねかこいかずひこNiΘ ・nuno・NAOKI黒星紅白明貴美加

全員全員有名デザイナーというワケではないが、個性豊かかつ、そのネームバリューだけで玩具を買いたいと思わせてくれる素晴らしいラインナップだと思う。

そして、美少女モノと一口に言っても現在までに公式販売でビックバイパー型含めて57体。それぞれ再生バージョンやリペイントカラー等でほぼ2倍の商品数がある。

さらに携帯電話漫画のForget-me-not限定の個体を含めるとさらに5体ほど増え、非公式のワンダーフェスティバル販売の浅井さんの神姫のブルーライン、ハイドファイア等も含めるともっと多い。

オンラインゲーム武装神姫バトルロンド武装神姫ジオラマスタジオで使える神姫達はここから確認可能だ。

http://www.shinki-net.konami.jp/shop/model12.html

武装神姫声優がすげぇ

阿澄佳奈茅原実里福井裕佳梨喜多村英梨橋本まい笹川亜矢奈沢城みゆき門脇舞以釘宮理恵小林沙苗名塚佳織柚木涼香加藤英美里井上麻里奈清水香里植田佳奈桃井はるこ生天目仁美堀江由衣田村ゆかり野川さくら浅野真澄藤田咲白石涼子津田美波Jenya戸松遥豊崎愛生原由実大久保瑠美本田貴子沼倉愛美日向ゆきこ・さとう実琴・後藤麻衣東山奈央中島愛水橋かおり高垣彩陽平野綾小林ゆう金田朋子遠藤綾中原麻衣朴璐美桑谷夏子伊瀬茉莉也日笠陽子

累計48名の声優が、今まで武装神姫バトルロンド武装神姫バトルマスターズで声優として神姫に声を吹き込んでいる。オタクであれば誰か1人ぐらいは知っているだろう。

豪華声優陣!を謳った作品は数あれど、ここまでのラインナップはそうそう無いと思う。

そして、玩具原作の作品ながらキャラクターソングまで出していて、全てiTunesで購入可能だ。

それなのに…何故かメディアあんまり注目していない。

新作ゲームコンプリートセットは22,320円という高価格なのにもかかわらず、予約開始後3日も待たずにソールドアウト。現在予約を受け付けているのは発売2週間後に届けられるバージョンの物に限定しており

ヤフーオークション等では発売済み神姫の内、限定販売の物なら発売時の2倍以上の高額で取引されている。一般販売でも1.5倍以上の値段は軽くつく。

なのに!大手玩具レビューサイトの多くが、武装神姫レビュー敬遠ゲームサイトでも今やファミ通以上の支持を得ようとしている4gamer武装神姫と関わりが深い電撃オンライン以外は、どこの企業サイトも大手個人ブログ武装神姫を特集しない。

人気はある。しかし、マニアにのみ人気がある状態で、ファン同士のやりとりは活発なのに、東方アイドルマスターボーカロイドのようにファン以外の人は誰も概要を知らないという空気なのだ。

何故だろうか。

若いオタクにはネームバリューが通じない。

新作ゲーム主題歌は、聖戦士ダンバインOPED重戦機エルガイムOPED等々の数々のアニソンで知られるMIQだ。

これだけで、古いオタクはググっと釣られるし、上記のような圧倒的なデザイナー声優ネームバリューで、オタクならば一度は武装神姫というブランドに興味を持たざるをえないだろう。

なのに、悲しいかな、若いオタクネームバリューという物にさっぱり釣られない。自分から作品を探そうとせず、作品が流行ってからその作品に食いつくのだ。

よくある話だが、自称「平野綾という声優が好き」という若いオタクがいて、そのオタクに「じゃあ、錬金3級 まじかる?ぽか〜んは見た?いい作品だったよね。平野綾が主役の1人だったし」と聞いてみても「見てない」となってしまうのだ。

島田フミカネってデザイナーが好きなんだ」→「じゃあ、武装神姫は持ってる?」→「え、なにそれ」となってしまう。お前別に島田フミカネ好きじゃねーだろ。

何故、ネームバリューが通じないか、個人的には理解できない。好きな声優や好きなアーティストがあれば、彼ら彼女らの新作の情報は即チェックが基本だと思うのだが…不思議でならない。

いから買ってみるんだ!

一般的な美少女キャラのラインナップに含まれづらい黒人がなんと2人もいる。メガネも1人、ナース巫女武士騎士に建機に羊に虎にカブト虫クワガタ虫にお箸にスプーンケルベロスヴァイオリンにタコにサソリコウモリに、美少女勢揃い物に珍しいラインナップがてんこもりだ。

是非とも1体、手にとってほしい。そうすればいつのまにか50人以上お迎えしてしまっているから…。

http://www.busou.konami.jp/

公式サイトのトップはこちら。ほとんどの神姫は売り切れ済みだが、圧倒的なラインナップの広さは伝わると思う。

2011-05-26

妹の放送

ついったーでやや話題になってました

http://togetter.com/li/140099

ちなみにボカロっていうのは例えば初音ミクかに代表される歌声合成ソフトボーカロイド)で、

http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01.jsp

声優さんの声を大量に収録しておいて、

使う人が音程歌詞を与えると自動で歌声を生成してくれる。

事前に収録した音を切り貼りしてるという点ではエレクトーンとかと同じ。

これでオリジナル曲とかを作るのが結構流行している。

それがボカロ曲。

で、ほんまか知らんけども校内放送で使うのが禁止されたらしい

理由は「機械から」「歌詞が分からいから」という話。

問題はこれがルールとして意味を成していないこと。

たとえば「機械から」を「機械のみで生成された楽曲の放送は禁止」というルールと思うと、

クラシックとかインスト系の音楽は全部アウトになる。

そして「歌詞が分からいから」を「歌詞が判別できない楽曲の放送は禁止」というルールと思うと、

誰が分からないと判断するのかという問題がのこるし、

じゃあ洋楽英語が分かる人と分からないひとで判断が違うという問題がのこる。

これだと結局その教員が禁止するかどうかに委ねられているので、

その人の顔色を伺う以外に判断できない。

いかにも法治国家の逆っていう感じ。

しかし、一見客観的っぽい理由を並べて、それが独裁だということを隠そうとしている。

から校正に放送を禁止する曲を選びたいなら、

(1) 「(教員名前)が放送を禁止するかどうかをすべて判断する。」っていう完全独裁

(2) 「以下のルールに従う曲は放送してよい。」というルールを張り出すか

この二つしかない。

とくに(2) はできる限り厳密にかかれるべき。

ルールを考えるという観点から後者の方がよいとおもうなあl。

2011-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20110525130450

痛車とかコミケとかワンフェスとかボーカロイドイベントも楽しそう

けいおん映画だっていってみたい。

金づる探してます、ってことかな?

本当にガチオタクなら、相方とか関係なく足を踏み入れているものだ。

2011-05-15

初音ミクLAライブ、追加情報

 初音ミクLAライブについてVocaloidismにいくつか新しい情報が載っていたので紹介。

http://www.vocaloidism.com/2011/05/14/hatsune-miku-live-in-los-angeles/

1)Danny ChooがMCを務める。本人がblogで明らかにした。確かにセガ及びクリプトン社長名刺写真がアップされている。

http://www.dannychoo.com/post/en/26112/Hatsune+Miku+Concert+in+Los+Angeles.html

 Danny Chooがどういう人物なのか正直知らないのだが、米国日本オタク文化を紹介するような役回りを果たしているみたい。本人のFacebookには「コメディアン」と書いてあるので、そういう仕事メーンなのかもしれない。

http://www.facebook.com/dannychoodotcom

2)「逆さまレインボーの」sunzriver氏と、「チョコレートトレイン」のPenguins Project氏が、2011ボーカロイドパネル未来音色」に参加するらしい

http://www.youtube.com/watch?v=HAViEcyxkD8

http://www.youtube.com/watch?v=83FefFtgrD0

http://www.anime-expo.org/forums/index.php?showtopic=14306

 Penguins Projectのblogでは既に告知されている。

http://d.hatena.ne.jp/PENGUINS_PROJECT/20110514/1305353791

3)他にも「ペヤングだばあ」のZANEEDSが参加するとの情報もある。

http://www.youtube.com/watch?v=XkMDvJMkOuM

http://twitter.com/#!/masa3939/status/69321972122791936

2011-03-07

レンタルショップアルバイターから見るニコニコ動画関連商品への雑感

ここ1年ぐらいかな?ニコニコ動画関連商品のものがレンタルでも取り扱われるようになった。

以前は、せいせいウマウマできるトランスをつくってみた。だったかな?

あれが置いてある程度だったんだけど、ここ最近ボーカロイドだとか歌い手だとか。まぁ、そういったものがレンタルCDとして置かれるようになった。

中にはニコニコ動画でよく使われている効果音集だったかなぁ?なんかそんなものまである

これ、需要あるのかなーと苦笑しながら商品整理をしていたんだけども……いや、よく商品が回りますね。

統計とかとっていないから詳しくはわからないけど、歌い手CDを借りる人は圧倒的に女性が多いと思う。

女性が多いので、歌い手でよく回るのはいわいる男性歌い手女性歌い手のものは男性に比べれば回らない。

いや、回っている方なんだけどね。商品としては。

ボーカロイドはやや女性が多い。くらいかなぁ。男性も結構借りている気がする。

借りる年代はやはり10代後半から20代後半くらいまで。30代になってくるととたんに減る。

んで、借りる女性容姿なんだけど、驚くほど普通。えっ?あなたがこれ借りるの?って思っちゃうくらい普通

男性は、なんとなーく「あぁこれを借りるのわかるなー」って感じなんだけど、女性はそうでもない。

ふつーにaikoやら、宇多田に混じって、ボーカロイドとかが借りられていたりする。

  

あと、意外かどうかはわからないけども、アニメCDニコニコ動画関連商品を一緒に借りる客は実はあんまりいない。

これは、アニメ音源は全部ニコニコ動画から落としたりしているのかなぁ……とかいう邪推が入るんだけど、まぁ、推測にすぎないし統計とってないから本当かどうかはわかんない。

ただ、ニコニコ動画関連商品をレンタルするお客さんは、女性の方が圧倒的に多い。

これは、ここ1年アルバイトしてきて体感した

ニコニコ動画のあのコメントなどは女性の手によって生み出されてるのかーなんて考えるとちょっと面白い

  

ちなみにレンタルコミックも取り扱っていて、その中にはBL商品もあるんだけど、これを借りるお客さんは20代後半から30代女性が多い気がする。一度、18禁の商品を15歳の子が借りようとしてて「ごめんなさいこちらの商品はお客様ではレンタルすることはできないんです。」みたいなことを言ったら、顔がぼっと赤く燃え上がってた。可愛かった。

  

追記:なんか結構反響があったみたいで……びっくりした

コメントレスしていくよ。

あ、あと最初に謝っておく。

俺は男なので、意識的に女性の方に集中してしまい、結果として女性がよく借りている!と頭に強く印象づけられている可能性とかもあるから

まぁ、こういうのは統計があったら一番なんだけどねー。と、いうわけで根拠とかは特に無いのでまぁ話半分に聞いてください。

まさか、koizukaとかnojiri_hとかmyrmecoleonとかkawangoとかに見られるとは思ってなかったんで……

  

アニメ音源は買ってる可能性もある。

あーなるほど。その考えは無かった。確かにその可能性あるね。だとすると、本当の本当に邪推だな。あれは。

今度販売担当の人に聞いてみるかなー。

  

CDレンタルはしないな。レンタルするよりP2Pで落としたほうが早いしなぁ。

ちょっとスルーしますよー(`・ω・´)

  

男性音楽に対して批評・批判的な場面が多い。自分が普段聴いているものをやたらと披露できない。

あー、そんな気もするなぁ。あと、異性から見られたときの見栄とかも気にする気がするなー。男は。

  

>myrmecoleon:想定の範囲内だけど認識を強化。

上にも書いたけどこれはあくまでも俺の印象っていうだけなんで。

これを裏付けるソースとかは俺の知っている限りでは無いのでそこらへん気をつけてー。

  

>isaisstillalive:15歳のおにゃのこかわいい

かわいかったよ。指摘したときに小さく「あっ」って言ってた。

  

>Desperado:面白す。

ありがと。

  

>mongrelP:むしろコメントせずに視聴だけする層(というか案外コメントって敷居が高い)なんじゃないかなあ→女性 あ、妹がカラオケ普通に歌うとか聞いての雑感なんだけどね

あーそうだねー。ここらへんは、ニコニコ動画を見る=コメントをしているという短絡的な考えをしてしまった俺の間違いだわ。

そりゃそうだわー、そうとは限らないよねぇ。見ているかコメントをしているかどうかなんて。

  

>natukusa:ニコ動主催音楽イベント女性ターゲットした演出多いなーとは思ってた。男性ユーザーはより土壌が豊かな女性声優方面に流れてるんじゃないか説を提唱したい。

なるほど。でも、女性声優CDも置いてはいるんだけど、借りられるのはほぼ水樹奈々なんだよなー。しかも、割と女性多目。いや、男性の方が借りるけどね。割合としては7:3くらいかな。ここらへんは、それこそ上で書かれているように借りられるよりも買う層のほうが多い気がしている。気がするだけで根拠は何も無い!ごめんね。

  

>aitanisan:冷静に考えたらレンタル屋で「アニメCD」を借りる層と、「ボカロ歌い手などのCD」を借りる層は被らないなあと。後者増田の言うとおり若い女性が借りるけど、前者は2、30代前後の男が借りるイメージがある。

あーうん。大体そんな感じかなー。そもそも、女性アニメCDよりかドラマCDを借りていくっていうのもあるとは思うんだけどね。コードギアスとか一時期すごかった。

  

>ululun:こういうのがポロっと聞けるのは面白いんだけど、店舗の立地状況などによっても若干左右されるかなあ、とも思ってしまう私の心はきっと歪んでいる

立地としては、中学校とか高校だとかが割と近めにある街中の店舗だねー。うちは。そういうのも関係しているのかもしれない。

  

>fukken:素材集はこれの事かな http://ichiba.nicovideo.jp/item/azB003LJ3E78 // 広く普及させる一般音楽と違い、アニメCDは借りる層を少なく、買う層を増やす方にマーケティングしてるから、なような

あー、それだそれ。-ニコニコ動画公認-「ニコニコサウンドマーケットvol.1」 それ絶対に借りる人いねーだろうなーって思っていたら、借りる人いるんだもんなぁ。びっくりしたよ。

そこらへんの販売からめた話は俺は専門外になるのでわからんなぁ。ごめん……レンタルならそれなりにはできるんだけどね。

  

>mori-tahyoue:私も、コメントする人とレンタルする人はあまり一致してないと思います。完全に憶測ですが。

だよねー。俺の勘違いだわ。そこらへんのデータとかあるのかな。コメントしている人の性別だとか。

そういうデータがあったら面白い気がする。ネカマだとかネナベが増えるだけかな。

  

>lifespiel:「顔がぼっと赤く燃え上がってた。可愛かった。」 役得すぎるぞっ☆

さぁ、いますぐ履歴書レンタルショップに送るんだ!店員が忙しそうに走り回っているレンタルショップはだいたい人員が足りていないから。

  

>chroju:近所のTSUTAYAにもいつの間にか「ニコニココーナー」が出来てた。それなりに需要あるのかね。

へー、コーナー作ったりするとこもあるんだ。知らなかったなぁ。それなりに需要があるのは間違いないよ。今の所は。だけどもね。

今後、どうなるかはわかんない。

  

>ripple_zzz:役得やのう。

さぁ、いますぐ履歴書(ry

  

>memoclip:ふむふむ 買ってる層も似たようなものなのかな。アニメCDはそもそも存在認知されてるのだろうか。。

うーん。アニソンとしてはコーナー作っているから、そこに入れば一発でわかるようにはなっているんだけどね。けいおん!認知度は高いかも。他のお店に行った時、ガールズバンドの1つとして普通に混じって入れられてたりしたから

  

>nzai:女性のほうがよく借りていくとは/

アルバイトするまでは思いもしていなかったのでこれを書いてみた。

  

>neko73:コメントで買うから借りないって人がいるね。20代が多いというのはそういう面もあるか。

なのかもねー。ここらへんはまったく考えてなかった。そういわれればそうだもんなぁ。買う人もいるもんなー。

  

>男の方はレンタルじゃなくて買ってるのではないかという予想も。

http://twitter.com/kanai_fx/statuses/44575451695427584

うん。そうだy(以下、同じことの繰り返し

  

20代じゃない私も先日借りてきた。こちらとしても、ニコ動関連商品の棚が作ってあってびっくりした

http://twitter.com/ikotto/statuses/44594556297154560

棚を作っているところは作っているんだなぁ……

  

>30代ここにいるぞっ!30代はレンタルより購入かも?私もジミーサムPや40mPは、応援の意味からも購入してます

http://twitter.com/y__yuuki/statuses/44648346949922816

ふむ、なるほどなー。一応レンタルでも著作権者にお金は行くようになっているのでみんなもどんどん借りてね!そして、俺の時給もっとあがれ。

  

>男はキモオタが多いと。俺ら乙。

http://twitter.com/amasnad/statuses/44684596897513473

いや、キモイっていうかなんとなくわかるなーって感じなんだよね。決してキモくは無いよ。ここらへん書き方悪かったなぁ。ごめん。

  

普通にアニソンとかと一緒に借りるけどなあw

http://twitter.com/majority4869/status/44759355635142657

いや、そういうお客がいないってわけではないんだよね。ただ、俺が思っていたよりも少ないなぁっていう。

  

>大ブームは女性が作るっていうのを裏付ける意見だなぁ。

http://twitter.com/akaishimamorudo/status/44731987847675905

そうなのかもねー。イナズマイレブンとか、ちょっと古いけど韓流とかすごかったよね。

  

レンタルショップアルバイターだけどまさにこの通り

http://twitter.com/L_eLL83/status/44694120962330624

お、同意はありがたいなー。やっぱり、他のお店でもそうなんだなー。

2011-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20110213095503

だが

ボーカロイドだって言ってるのに、「人の声」に聞こえないってイミフ

それは「違和感」じゃない。

勝手妄想押し付けて、妄想と違うって騒いでるだけのイタイ人。

2011-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20110213104518

で、それが貴方か、あるいは他の誰かに不都合とか不利益でも引き起こすの?

から見ると色々と必死になってるように見えるけど、そこまでして何をしたいの?

昨今のボーカロイド(初音ミク)の流行に水を差したいの?

もし貴方の望む反応がここに無いのだとしたら、その原因は貴方が結局何をしたいのかをきちんと説明できてない事だと思うよ。

2010-12-25

いわゆる歌ってみた勢とボカロ界隈の対立

Togetter - 「ニコニコの歌ってみたは『ハイエナに近い』とボカロPが発言。その発言への反応から見えてくる歌ってみた界隈の問題点

http://togetter.com/li/82444

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/82444

Ohnuma Sound Lab. blog  年の瀬歌い手ボカロ界隈・これからの活動

http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html

Ohnuma Sound Lab. blog  【追記1】前回の日記についての補足・お詫び・コメント返信など

http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html

前置き

発言者である大福Pは著作権法律の問題を主張しているわけではないので、今回の増田では法律面に関する発言は一切しない。

彼の主張は

  • ミリしら」
  • アナザー
  • 「敬意無き歌ってみた(とその聞き手)」

の三点であり、一貫してモラルマナーに終始している。

用語解説

ボーカロイドを用いて作曲したものをニコニコ動画投稿している人の総称。立場上は作曲

  • 歌ってみた

ニコニコ動画の一ジャンルを形成する、言ってしまえばカラオケ投稿したようなもの。立場上は演奏者。JASRACとの包括契約により、二次創作は認可されているため、歌ってみた界隈は著作権問題をある程度回避している。

投稿者が作品の中身を1ミリも知らない作品に初見で声をアフレコするというもの。立場上は演奏者であり、ミリしらをする人をミリしらーと呼ぶ。アニメ音楽などのアフレコに使われていたが、今ではもっぱら「歌ってみた(特にボカロ曲)」ジャンルで使われる。

分かる人は分かると思うが、「ミリしら」とは方便である。最低でも一度以上、作品を鑑賞することは間違いない。初見で声を音楽に合わせて入れるというのは並大抵の人間ができることではなく、事前に何度も聞き、メロディーラインの重なりを避け、コード進行に合わせた新しいメロディーラインを構築し、リズムにある程度合わせた歌詞の選出、推敲をしているのは疑いない。

元の曲の歌詞を変えたアレンジで、ミリしらよりは原曲に近い。(私の観測範囲内の話)主に「あにま」という歌い手がしているようである

CGMコンテンツ投稿サイト

大福Pの言う「敬意なき」とはどういうことか

Togetterまとめからいくつか抜粋する。(大福P=dfk_ohnuma)

ピアプロで改変不可って書いてあった曲でミリしらやった馬鹿がいたのか。正直ミリしらなんて作詞作曲者への冒涜から無くなるべき風潮なんだよね。「おまえの歌詞メロディなんてイラネ 曲の知名度だけもらってくわ」って事なんだからゴミ屑の発想。dfk_ohnuma

データモラル低下というと、ミリしらとか新しい歌ってみたを新曲と言ってしまう等のマナーがなっていないという話のことですか?znc

@znc そういうことですね。あとイラストもかなりひどいです。dfk_ohnuma

来年ボカロと歌ってみたがきっちり区別されるようになるといいな。あと、界隈の人数が減ってもいいからもうちょっとまともな人の割合が増えるといいな。「ボカロが盛り上がるのは歌い手のおかげ!」とか言ってるような奴が全員死んだらいいな。dfk_ohnuma

これ以降ブログに主張が移る。

「改変不可」の曲でミリしらを行った人がいたという事実は問題外だが、ここでは割愛する。

要は「マナーがなってない」ということである。それを人数が多いことと結びつけ、質の向上を図るために界隈の人数が減ればいいのに、というなんとも大学生はバカが増えすぎたからFラン潰せよというどっかで聞いたことのあるような主張である。ただし、今回は「マナーが悪いやつ」という偏差値以上に曖昧な基準ではあるが。

話がそれるが、当然「マナー(が悪い|がなってない|を違反している)」というのは誤用であるマナーというのは言い換えれば主体的な配慮であり、それを他者に「守れよ」と押し付けるのは間違いである。この場合ルール(相互が有利になるような取り決め)が望ましい

話を戻して、歌ってみた界隈の聞き手は、彼のブログから引用すれば

ボカロが栄えているのは歌ってみたのおかげ!もっと歌い手感謝するべき!」

ボカロ曲は人が歌って初めて完成すると思っている」

ボカロPは歌い手のための曲の下請け工場

「歌ってみた拒否るPとかいたら潰すから教えれ」

などという主張をしているようである。こういう盲目信徒というのはクローズドコミュニティであればどこにでも沸いてくるウジのようなもので、潰しても潰してもキリがない。

彼らは「歌い手感謝するべき」というように作曲者に敬意を求めていることがわかる。一方大福Pもマナーを求めていることからわかるように、これは「敬意が足りないvs敬意が足りない」という、宗教戦争である

大福Pにとって、「敬意ある行動」とは、「歌ってみたりする場合、本当にいい歌詞、いいメロディだと思うなら、それを尊重するはず」というスタンスで、芸術的に見れば保守的な位置にあり、ミリしら、アナザー作曲者を冒涜したもので「ハイエナシリーズ」にすればいいんじゃないの、というこのようだ。

芸術美術表現者はかくあるべきか 第一 まずは敬意を抜きにした主張(主に脱線

先の都条例でも同様だが創作者は「自由」の名のもとで表現をする。ここに留意する必要がある。

たとえ「そんな懐で大丈夫か」と金を積まれようと、「一番いい○○みたいな作品を頼む」と制限をつけられようと、すべての表現は常に解放されているのが原則。

「こんなの○○じゃない」とか「金積んだんだから俺の望むモノ作れよ」とかいう主張も、自由が担保されていなければできない旨の発言である

一次創作から二次創作物へは、原材料を加工し、加工物を作る工程に似ている。その二次創作から三次、n次と派生するケースもある。これらは基本的にもとの創作物のカタチを「ある一定」は保持しており、影響がないということはまずない。それは音楽、思想、文章、すべてにおいてで。

ニコニコ動画視聴者コメントマイリストの数がつくため、価値が付加される。歌ってみたという二次創作から歌われた一次創作動画が評価されるケースもままある(今回の火種の原因の一つ)

また、作曲者と演奏者、聞き手は持ちつ持たれつの間柄であり、どれが一番偉いというものではない。「作ってやってる」「見てやってる」「演奏してやってる」「ホールを貸してやってる」というのは他者を従属的に捉えた主体的な意見であり、それは表現、立場の優劣に寄与することもない。芸術とはそこに参加するすべての構成員に平等な立場を与え、すべてをフラットにする。指揮者演奏団体を纏めるから演奏家より偉いというわけではない。誤解されがちだが経営者労働者の関係がイーブンであるように、指揮者演奏家もまた、イーブンな関係にある。そこに作曲者が加わっても、聴衆が加わっても、地主が加わっても、その関係は崩れない。

そして表現されたすべての芸術品も平等である。真贋を、洋の東西を、場を問わず。優劣を感じるのは、表現の埒外である評論家が何かの作品を優劣付けて評定しようともだ。そしてすべての芸術家もまた、その優劣をつける本能に苦しめられるのである。大概、中身が薄い、質が低下したなどと主張する。

とにかく、一次創作二次創作の間に、表現上の優劣はないということである創作者の間でも、もちろんのこと。

芸術美術表現者はかくあるべきか 第二 敬意と価値の問題(主に脱線

ここで、敬意を払うということは、その作品を大事に扱う、ということとする。「大事に」とは、もとの表現者の意向に従う、ということにしよう。極めて主観だが、敬意とはそういうものだ。

敬意を払うということは、それに肯定的な評価をくだす、正の価値があるということでもある。ありがたやありがたや、ということで、「有難み」というように、めったにないこと、価値の高い、ということである

正の価値がある、大事に扱うということは、人間の所産であるが、芸術以前の行動である価値、敬意というのは芸術に含まれない。それらはたとえ定量的に計られようと芸術寄与することはない。「リスペクト」して創られようとその作品に敬意があるというのは「思い込み」である

創作以前に、二次創作者は一次創作者の創作物を引用する。引用することに優劣はない。しかし、ここに敬意が入ると話が違ってくる。

敬意が入る場合、往々にして一次創作者>二次創作者という大小関係が生まれる。芸術では対等関係にあろうと、人間の間に序列が生まれる。創作物との間柄にもそれは用いられ、もっぱら二次創作者は立場が下になる。だから芸術内でも引用したものは上になり、引用して創られたものは下と「見做される」

「配慮」は、自分の立場があなたより下だという意思表示であるあなたに敬意があります、という意思表示である。有難い機会ですということだ。

から、「マナーを守れ」「配慮しろ」というのは「大事に扱え」というのと同義であり、大事に扱ったとしても、そう見えなければ「大事に扱ってない」と思われる。

そしてそれはけして守る必要がないものの、ときに強制されるものだ。

からこそ、撤回こそしたものの、大福Pはいとき音痴」にまで言及し、「大事に扱ってない」という判断を下したである

からこそ、今も「メロディーラインや歌詞を変えること」は「作品を大事にしていない=敬意を払ってない」という解釈をしているのだ。

だがそれは、芸術以前の問題である

推敲後、追加予定。

おわりに(書き下しすぎて長くなり過ぎたため、明日あさってに推敲予定。主に脱線しているあたりは一括削除するかも)

今回の騒動は芸術以前、すなわち表現の埒外の問題である

しかし、大福Pは表現の枠内に押しこみ、自分基準のマナー創作物の中身まで相手に強いている。

彼は表現参加者にして、自由の犠牲者である

器量が狭いばっかりに、沸点を切ってしまった。

配慮、マナーとは他人に要請するものではない。

表現に配慮を要請するなど、もっての外である

品位ある行動は各人努めたいものだ。

しかしそれをするかどうかもまた、各人の自由の範疇である

信教したいが、異教徒の攻撃が怖くて活動できない、異教徒規制するか?

創作物の区分陳列はできても、集団をマナーの出来不出来で区分整除することができるか?

2010-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20101201043702

ジャニーズアイドルグループKAT-TUN」の新曲「NEVER x OVER ~「-」 IS YOUR PART~」の冒頭部分がニコニコ動画アップロードされたボーカロイド楽曲「DYE」に酷似している問題。作曲者としてクレジットされている「Hans Johnson」は韓国人しい

後ろの「作曲者として~」がデマだってことね。びっくりした。「似てる」のがデマなのかと一瞬思った。

あれはだいぶ前に流行った「リスペクト」なんじゃないの?wwwww

http://anond.hatelabo.jp/20101129224201

ジャニーズアイドルグループKAT-TUN」の新曲「NEVER x OVER ~「-」 IS YOUR PART~」の冒頭部分がニコニコ動画アップロードされたボーカロイド楽曲「DYE」に酷似している問題。作曲者としてクレジットされている「Hans Johnson」は韓国人しい

これも追加な。つか数日中にガチで広まりそうな気がする。「ハン・ジョンス」をもじった物、とか何とか尾ひれついて。

2010-11-04

ボンマスとボーマスとボカマスの違い他



略語はややこしい

2010-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20101010220350

思いつきで言ってみるけど、日本語の歌って1つの音に1つの音節を与えるけど、英語の曲って1つの音に1つの単語じゃん。

あれがネックだと思うんだよな

俺は、ボーカロイドの律儀に一音一音節スタッカートをきかせて歌う人工的な感じがとても好き。

2010-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20100925184020

上記の訂正

 既に一部で紹介されているが、どうやら2度目はニューヨークでやる模様。

http://nycc_nyaf10.mapyourshow.com/3_0/sessions/sessiondetails.cfm?ScheduledSessionID=1272&CFID=1921959&CFTOKEN=424035da1bb4862a-E9BF4238-C3FE-A1A5-4E8F3B7379FD9759

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 初音ミクコンサート

 日付:10月9日(土)

 時間:午前11時45分-12時45分

 場所:ルーム1E03

 バーチャルなポップセンセーションボーカロイド初音ミクの珍しい米国での登場を見よう! このデジタルフィルムコンサート21世紀におけるテクノロジー人間創造性とのダイナミックな統合だ!

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 てことはサンフランシスコは3度目になるのか。ただ、このニューヨークでの公演は1時間しかないのが不思議。例のお台場映像なら全部で2時間あったと思うんだが。

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