はてなキーワード: 明貴美加とは
月刊"Model Graphix"誌上で、もっともエクスキューズの少ない(というか皆無の)ページは明貴美加の『MS少女』である。
ミリタリーやオート・モデリングはいわゆる"大人のホビー"としての正当性を主張し、
キャラクター・モデリングは"メディアミックスがどうたら……"と詭弁をたれることが可能(僕のことだ)でも、
「キャッ♡♡」の前には、どんな言い訳も成り立たない。一網打尽。万事窮す。
ということはすなわち、『MS少女』が、模型雑誌といういわゆる"病気"の世界の、
そして僕らの欲望の、もっとも"生"な部分であるということだ。
『MS少女』にの生理的拒否反応を示す"良識的な"ミリタリー・ファン(じゃあ自衛隊にでも入ればいいのに…)が多いのも、
明貴美加の『MS少女』がその部分を、無邪気に暴露してしまうからに違いない。
社会派でもある宮崎駿御大と同じ雑誌に連載されているという事実なのである。)
この8年の間に、もともとの『ガンダム』というブランドも、あの手この手で消費され続け、
TVアニメーションとその周辺のトレンド自体も二転三転している。
それどころか、ビデオ・アニメ・ゲームソフトとメディア自体が拡散しつつある。
その内容はつまるところは"メカ+コスチュームつけたキレーなネーちゃん"に尽きてしまうのである。
とくに最近は、後者さえあれば、前者は"魔法"や"スポーツ"でも代用できる。
世代にかかわらず「ファンである」と口にするのが気恥ずかしい。
だが、一見大人向け…とかシリアスなテーマ(もし、あれば…だが)の作品も、
それを抜いてしまえば、つまるところ残るのは、『MS少女』と同じなのだ。
いや、それどころか、ヤマトと森雪、ガンタンク(死語)とセイラさん、
過去の名作/ヒット作も実はこの鉄則を守り続けているのであった。
つまり、『MS少女』の存在は、一見TVアニメの副産物のように見えて、
明貴美加自身が知ると知らずとにかかわらず、
実はかなり正確な批評として機能していたことに気がつかなくてはならない。
実は(量的にはともかく精神的に)かなり貧しい我々のアニメ文化を、
知らず知らずのうちに語っているのである。
そして、その文化の本当の名は"特筆することのなさ"という文化であり、
そこに童話の『裸の王様』の中の聡明な少年のように君臨しているのが
最終的に笑われているのは僕のような
"特筆することのなさ"にまぎれもなく属しながら、
理解出来ない者なのかもしれない。
『超音速のMS少女 明貴美加ファースト・イラストレーションズ』(大日本絵画、1994)より
http://www.amazon.co.jp/dp/449922635X
(ただし、ブラウザ上での可読性を考え、引用者が適宜改行を加え、
各段落間にスペースを挿入した)
「ストパン」「ガルパン」「艦これ」とミリタリー美少女ものが大流行で、
http://www.youtube.com/watch?v=8va7IvZ8Pc8&feature=player_embedded
武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2のオープニングアニメーションが公開されました。
PSPの武装神姫ゲーの第二弾と言うか、前作も丸々収録したアップデートバージョンです。
http://www.konamistyle.jp/item/71061
購入はコチラ
以下の行で武装神姫という萌えメディアミックス展開のすごい所を列挙してみる。
浅井真紀・島田フミカネ・BLADE・カサハラテツロー・篠房六郎・GOLI・okama・柳瀬敬之・間垣亮太・清水栄一、下口智裕・鬼頭栄作・CHOCO・たにめそ・マーシーラビット・DOGMASK・羽音たらく・いづなよしつね ・かこいかずひこ・NiΘ ・nuno・NAOKI・黒星紅白・明貴美加
全員が全員有名デザイナーというワケではないが、個性豊かかつ、そのネームバリューだけで玩具を買いたいと思わせてくれる素晴らしいラインナップだと思う。
そして、美少女モノと一口に言っても現在までに公式販売でビックバイパー型含めて57体。それぞれ再生産バージョンやリペイントカラー等でほぼ2倍の商品数がある。
さらに携帯電話用漫画のForget-me-not限定の個体を含めるとさらに5体ほど増え、非公式のワンダーフェスティバル販売の浅井さんの神姫のブルーライン、ハイドファイア等も含めるともっと多い。
オンラインゲームの武装神姫バトルロンド、武装神姫ジオラマスタジオで使える神姫達はここから確認可能だ。
http://www.shinki-net.konami.jp/shop/model12.html
阿澄佳奈・茅原実里・福井裕佳梨・喜多村英梨・橋本まい・笹川亜矢奈・沢城みゆき・門脇舞以・釘宮理恵・小林沙苗・名塚佳織・柚木涼香・加藤英美里・井上麻里奈・清水香里・植田佳奈・桃井はるこ・生天目仁美・堀江由衣・田村ゆかり・野川さくら・浅野真澄・藤田咲・白石涼子・津田美波・Jenya・戸松遥・豊崎愛生・原由実・大久保瑠美・本田貴子・沼倉愛美・日向ゆきこ・さとう実琴・後藤麻衣・東山奈央・中島愛・水橋かおり・高垣彩陽・平野綾・小林ゆう・金田朋子・遠藤綾・中原麻衣・朴璐美・桑谷夏子・伊瀬茉莉也・日笠陽子
累計48名の声優が、今まで武装神姫バトルロンドと武装神姫バトルマスターズで声優として神姫に声を吹き込んでいる。オタクであれば誰か1人ぐらいは知っているだろう。
豪華声優陣!を謳った作品は数あれど、ここまでのラインナップはそうそう無いと思う。
そして、玩具原作の作品ながらキャラクターソングまで出していて、全てiTunesで購入可能だ。
新作ゲームのコンプリートセットは22,320円という高価格なのにもかかわらず、予約開始後3日も待たずにソールドアウト。現在予約を受け付けているのは発売2週間後に届けられるバージョンの物に限定しており
ヤフーオークション等では発売済み神姫の内、限定販売の物なら発売時の2倍以上の高額で取引されている。一般販売でも1.5倍以上の値段は軽くつく。
なのに!大手玩具レビューサイトの多くが、武装神姫のレビューを敬遠。ゲームサイトでも今やファミ通以上の支持を得ようとしている4gamerと武装神姫と関わりが深い電撃オンライン以外は、どこの企業サイトも大手個人ブログも武装神姫を特集しない。
人気はある。しかし、マニアにのみ人気がある状態で、ファン同士のやりとりは活発なのに、東方やアイドルマスター、ボーカロイドのようにファン以外の人は誰も概要を知らないという空気なのだ。
何故だろうか。
新作ゲームの主題歌は、聖戦士ダンバインのOP・ED。重戦機エルガイムのOP・ED等々の数々のアニソンで知られるMIQだ。
これだけで、古いオタクはググっと釣られるし、上記のような圧倒的なデザイナーと声優のネームバリューで、オタクならば一度は武装神姫というブランドに興味を持たざるをえないだろう。
なのに、悲しいかな、若いオタクはネームバリューという物にさっぱり釣られない。自分から作品を探そうとせず、作品が流行ってからその作品に食いつくのだ。
よくある話だが、自称「平野綾という声優が好き」という若いオタクがいて、そのオタクに「じゃあ、錬金3級 まじかる?ぽか〜んは見た?いい作品だったよね。平野綾が主役の1人だったし」と聞いてみても「見てない」となってしまうのだ。
「島田フミカネってデザイナーが好きなんだ」→「じゃあ、武装神姫は持ってる?」→「え、なにそれ」となってしまう。お前別に島田フミカネ好きじゃねーだろ。
何故、ネームバリューが通じないか、個人的には理解できない。好きな声優や好きなアーティストがあれば、彼ら彼女らの新作の情報は即チェックが基本だと思うのだが…不思議でならない。
一般的な美少女キャラのラインナップに含まれづらい黒人がなんと2人もいる。メガネも1人、ナースに巫女に武士に騎士に建機に羊に虎にカブト虫にクワガタ虫にお箸にスプーンにケルベロスにヴァイオリンにタコにサソリにコウモリに、美少女勢揃い物に珍しいラインナップがてんこもりだ。