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はてなキーワード: カードゲームとは

2024-11-12

遊戯王真面目にやってないやつが雑に遊戯王OCGを語らないで欲しい

現役競技勢YP(遊戯王プレイヤー)です。

anond:20241109021307

元増田は真面目に遊戯王やってない

この人、遊戯王エアプって訳ではないと思うけど多分真面目に遊戯王やったことはないと思うんだよね。何故なら、

あれだけ伝説級の活躍をした「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」は制限復帰後は一切見かけることがない

もちろん使うデッキが強いからこそ活躍できたのだが、だとしてもこの状況は元禁止カードとは思えないし、なんなら明日から3枚使えたとしても誰も使わないだろう

ようするに現環境ドラグーン・オブ・レッドアイズが活躍できた環境をとっくに飛ばした高速環境

恐らく3年くらいたてばあのティアラメンツが全て戻ってきても、環境には入らないと予想される

ドラグーンは当時セットで使われていた相性の良いカード(アナコンダリリーサー)が禁止から使われていないだけで、例えばアナコンダが解禁されれば今の環境デッキ出張するパワーはある。

何よりもティアラメンツが3年後には環境に入らないと言う予想をするYPは殆ど居ない。なぜならティアラメンツは(主にマスターデュエルで)規制後も墓地利用グッドスタッフ的に使われていて、墓地利用テーマが強化される限り(つまり遊戯王OCGが続く限り)強化され続けるテーマであって、仮に純粋ティアラメンツとしての動きが時代について行けなくなったとしてもデッキエンジン役としては3年後も強いに決まっているというのが一般的見解からだ。

真面目にやってる人間からみた遊戯王OCGの特徴とは

近年の遊戯王OCGのテーマ基本的に1枚のカード(初動)からデッキエクストラデッキの全てのテーマギミックアクセスできるように設計されている。つまり初動さえ通ればデッキ内のテーマカードは全て試合中に使える前提でデッキが構築されている。全てにアクセスできると言うのは自由に思えるかも知れないが実は逆で、手順が多少変わる事はあっても最終的には全てにアクセスした上でほば同じ制圧盤面が作り上がるプレイング面での不自由さを内包していることになる。

実際遊戯王OCGで新しいデッキを組む際、最初にやることは基本となる数パターンの展開ルートと呼ばれるプレイを覚えることで、その後実戦の中で相手妨害を受けた場合分岐ルートを覚えていく事になる。つまり遊戯王OCGにおけるプレイングとは実の所その多くが展開パターンの暗記と言うことになる。もちろんそれで決着が付かない場合もあるのでアドリブの終盤力も必要となるが、まずは序盤中盤を乗り越えるための暗記が必要になる。

ここまでの前提を置いた上で自分が主張したいのは、遊戯王OCGは(MTGライクなカードゲーム比較して)対戦時アドリブ的に発生する対話よりもデッキ構築を重視したカードゲームだと言うことだ。デッキ内のギミックを全部使って構築時に決めた動きをするカードゲームと引いたカードアドリブ的にプレイングを組み立てるゲームとでは採用するカード一枚に対する重みが違う。遊戯王OCGは一見なんでも出来る自由さ故に初動率やエクストラデッキの枚数、サーチできるテーマカードと素引き前提のテーマ外汎用カード比率と言ったデッキ構築時の制約が直接的にプレイングに影響する不自由カードゲームでもある。一枚一枚の採用理由明確化して環境対話し、事前研究の結果をデッキに詰め込んでぶつけ合うのは遊戯王OCGの魅力の大きな部分を占めていると思う。

因みに同じく国内長寿TCGの双璧を成すポケモンカードも似たような特徴を持っていて、あちらはよりデッキすべてを使って対戦する特徴が強い。今の使用トップデッキは毎ターン4エネ(MTGでいうマナに近い)加速した上でデッキを引き切る『アグロデッキである遊戯王OCGだけが地雷の上で飛び跳ねる特異なカードゲームであるというのであれば、ターン毎にマナ加速して4ターン目くらいにはほぼデッキを引き切った上で高火力で殴りつづけるアグロデッキWotCに刷って貰えばいい。

MTG至上主義者が雑に他のカードゲームを語る事について

世の中には、MTGこそが至高のカードゲームである公言してはばからない人達一定数いる。その人達がそう思うのは勝手なので好きにすれば良いと思うが、その際に雑に他のカードゲームを引き合いに出すのは行儀の悪いことだと理解したほうがいい。こんなことはわざわざ書くのもアホらしいことだが、MTG的な楽しみ方という軸で優秀なカードゲームを選ぶと勝つのは常にMTGなのであるしかMTG至上主義者はMTGこそがthe カードゲームだと(意識的無意識的に)信じ込んでいるので、おかし比較をしていることに気付かない。

公平な観点で他のカードゲームMTG比較したいのであれば、まずは世の中のカードゲームは全てMTGから派生した物である(これはある面では事実だが、世の中のカードゲームはあらゆる娯楽の影響を受けた派生であり得るという点で間違っているし、MTG自体もなんらかの非電源ゲーム派生である)という見方を捨てる必要があるのではないだろうか、

2024-11-11

おまえら本当にカードゲームを遊ばないんだな

遊戯王しろギャザにしろ、現役プレイヤーっぽい書き込み全然ない。ポケカだってたまに投資の話があるくらい。

かといって、ワンピドラゴンボールカードゲームもやってないし、コラボして延命しまくってるバトスピとか、深夜アニメ発のくせに思った以上に長生きしてるウィクロスとか、コロコロのノリが正直大人には辛いデュエマとか、色々話すことはあるだろ。

 

カードゲームってオタク文化の中で、かなり中核の位置付けになってきてるのに、なんでオタクだらけのはてなではこんなに遊んでる人が少ないの?

TCGにおけるあらゆるルールMTGゼロから発明たかの如く語る輩の意見なんて雑語りすぎて無意味だよね

カードゲームについて語る奴らの多くが「MTGが始祖」と勘違いしてる

この増田が主張してる内容はちょっと範囲が広がりすぎているように見える。

要するに増田が言いたいことは私がタイトルに書いたような内容ぐらいでしかないのでは?

その論拠としてあれやこれやを並べすぎて、結果として増田自身も雑語りのようになってしまっているのがこの増田の難点だ。

ミイラ取りがミイラとはまさにこのこと。

増田はただ「MTGシステムは半分ぐらいがコズミックエンカウンターパクリ。決してゼロベースでの発明ではない」とだけ言えば良かったんだよね。

そのうえで、世の中にクソほどいる「カードゲームMTGからまりました。そしてそこから遊戯王やデュエマが生まれたのです。創造神リチャード・ガーフィールドを崇めよ。何もなかったカードゲーム宇宙に彼が0から全てを生み出したのです」みたいな連中を一人一人晒し上げていけばよかっただけなんだと思う。

もともと言いたかたことが正しかったとしても、やり方を間違えるだけ総ツッコミを食らうだけに終わるという一例。

俺も増田意見のものには賛成だったので擁護たかったんだけど、結果的に「お前、言い方が下手すぎ」と攻撃するだけに終わってしまった。

ごめん。

飯屋の礼儀作法

スマホ見で飯を食う飯屋の礼儀について昨日お題が出されたじゃないですか

私自身はながら食いされても全く気にならない方です

正直隣の席の声がうるさいのとかも全く気にならない

だが一つ、どうにも我慢ならないモノは臭いなのです

女でカードゲームなども嗜まないため

噂に聞く男オタクさんの匂い体験したことはない

風呂に入らぬお兄さんに会ったことはまずないのだが、

香水ひと瓶を頭からぶっかけてきたのか?という女性にはたまに会うのである

だいたいキレイめの指の細いオッシャレーな女性なのだがとにかく臭い

柑橘系とかならまだ我慢するが、化粧品売り場的匂い我慢ならない

何なの?なぜそんなとんでもない匂いを振り撒かにゃならんの?

ちょっと会うくらいなら私も息を止めて我慢するが、

会社なんかの逃げれない閉鎖空間でこれは辛い

飯屋で遭遇したことはまだないが、

こういうご本人はきっと香水匂い白飯を食ってると思う

全く悪気なく聞くが不味くないのだろうか

これを読んだおしゃれ番長女性

明日の出社時には香水に量を控え、

何なら100倍くらいに薄めて使用していただけるとありがたいのである

anond:20241110085525

カードを使うボードゲーム」の始祖ってなんだろう?

テーマとしては面白く感じたので、ちょっと物を書いてみる。

 

なお、言ってることは支離滅裂なので、元増田には賛同できない。

ポケモン カードゲームはM;TGパクリ、とでも言われたんだろうか)

 

さて、下記を条件として、カードを使うボードゲームの始祖を考えてみよう。

 

とりあえず、辿り着くのが下記。

The Landlord's Game(1904年

モノポリールーツとして、有名なゲーム1904年というのは、アメリカエリザベスマギーが、このゲーム特許を取得した年だ。

後のモノポリーでは贅沢税マスに止まると、一定お金を支払うだけだが、このThe Landlord's Gameでは、ゲーム終了時に得点となるカードを購入することができた。カードには、贅沢税を払うのに相応しい「ゲーム終了までは能力のない」品々が書かれていた。

 

コレクション要素としても悪くないルールには感じるが、The Landlord's Gameの多種多様バリエーションが作られていく中で、このルールは早々に削除された。

次にモノポリー血統に専用カードが登場するのは、ルイストゥーンとフェルディナンド・トゥーンがチャンスと共同基金の2種類のカードを持ち込んだ、1931年のことだ。

いきなり詰まった

1904年から遡ろうとすると、もう、伝統ゲームか、すごろくの類、トランプ花札ばかりになって、専用カードを使ったアナログゲームというのが、ピンと来ないのだけれど、誰か後は頼む。

anond:20241111062743

ゲームマンガアニメが他の趣味と比べてわかりやすいという事は事実ではないし、ガイジが可視化されがちな事と因果もない

まず

●人と協力しないと成立しない趣味だとコミュ力がないガイジには無理だからいなくなる(スポーツなど)

●一人でも出来るけど気長だったり手軽ではない趣味からもいなくなる(釣り園芸など)

上にあてはまらない趣味ガイジは集まるわけであって

からいからではなくコミュ力がないから上のような趣味に入れないわけ

現に最近カードゲームを紙で始めて10ヶ所近くのカードショップの様子を見たが、

紙のTCGでは流石にDCGのディスコードにいるようなコミュ障は見なかった


それに、実際にはゲームアニメマンガの「虹オタ趣味」よりも

ドラマ映画活字本、推し活(アイドル、コンカフェ等)

の方が圧倒的にガイジが多いしガイジ向けにわかやすくされてるコンテンツも多い


要するに、「虹オタは他の趣味と比べてわかりやすいかガイジが多い」論は

アンチオタクしろオタク自虐しろ、虹オタ趣味無知かそれ以外の趣味無知かの残念な連中が言ってるに過ぎず

虹オタ趣味よりも、わかりやすかったり、ガイジ向けに作られてたり、ガイジが多かったりする趣味はあるって事


かにPSN含めたら1年程度でPCと同額になるのにPS5proに拘ってるやつはガイジで間違いないんだけども

お前は大したオタクでもないくせにゲームマンガアニメしか趣味を知らない残念な社畜で、

さらに下の社畜にすらなれない存在を見下す材料として、共感されやすプレステガイジの話を関連付けたってところか

anond:20241110085525

ブコメありがとうございます

普段は爺の記憶を頼りに増田を書いたり消したりしておりますが、ここまで反応がもらえたのは初めてなのでとてもうれしいです。

いくつか言及したいこともあるのですが、あいにく徹夜明けで頭があまり回っていないため、ここで少しお返事します。頭回ってないので読みにくかったらすみません


カードダスについてコメントが欲しい。

カードダスについては2通りの遊び方があると承知しています

(1) お互いがデッキを持ち寄るか、1つの山を二人で分け合い、手持ちのカードを場に出し、ポイントが高いほうが勝ち。ゲームによってはポイントを増減できるカードを追加で出せる

単純なように思えますが、追加で出せるカードの方にポイントの増減やゲームのものスキップできるなどの特殊ルールがあって一定駆け引きポイントはあること、

スカウター使用して隠された能力を使ったり、モビルスーツに合わせて原作準拠キャラ出したりなど、原作フレイバーを感じやすい遊び方が多く結構楽しいです。

ただ、この追加効果についてはのちのシリーズで複雑化しすぎたため、か後年のスーパーバトルでは単純なポイント比べだけのバトルになってしまっています

(2) カードを集めて謎を解く(SDガンダム外伝シリーズ ジークジオン編~円卓の騎士編)

ナイトガンダム物語1~3などのゲーム版でカードダスバトルがフィーチャーされていて大人気だったので誤解されやすいのですが、SDガンダム外伝シリーズの円卓の騎士編まではカードを集めてセット内にいるボスに勝てる方法を見つける、という遊び方が公式ルールでした。

そのあと機兵バトルという遊び方も導入されたと思いますが、ルールは前述の遊び方と同じだったんじゃないかなと思います。(現物を見れば確認できるのですが、ちょっと倉庫から資料をあさる余裕が無くてすみません)


これらからわかる通り、カードダスの対戦ゲーム部分はめんこ遊びの延長線上のような「出して強い方が勝つ」「じゃんけん」を繰り返すゲーム性となっています。(ちなみに遊戯王カードダス版でも同じようなルールなので一貫しています

私としてはカードダスは広義の「TCG」ではあれど、歴史的には駄菓子屋文化から派生した「カードダス」というホビージャンル(このあとポケモンの最強シール列伝国産トレカブームにつながっていくライン)としてとらえるべきで、TCG歴史上「そういうものもあった」ぐらいの立ち位置なのではないかと思います



カルドセプトおじさんなんでそういうことも語っていいのですか?

ぜひ伺いたいです!SS版でパワーメモリが壊れてデータが飛んでもしまっても続けていたのですが、PSエキスパンションで大量破壊カード連打デッキを使う友達に勝てずにゲームを投げてしまったので、初代から3DS版に至るまでの話などあればぜひ読んでみたいです。

個人的には持っておられたら紙のカルドセプトプレイフィールなどもうかがえると嬉しいのですが。。。

カルドセプトにかかわらず、いろいろなカードゲーマーの語りを見てみたいです。





例の遊戯王10増田のせいでTCG雑語りするブコメ増田が増えて大変喜ばしいんですが、爺としてはいろいろ気になる部分はあるので都度追記をさせていただいてはおります

というわけでこの増田に対する補足を今回も。


からカードを使うボードゲームはあったやん。

流行ってるのだとドミニオンみたいなのが。

MtGの元になったゲームコズミックエンカウンターというボードゲームです。

あのゲームプレイヤーの使う異星人の組み合わせでいつでも斬新なゲーム体験ができることにMtGデザイナーとなる人物が着目したのが最初で、

その他 strat o matic baseballKing of the Tabletop、ビー玉遊びなどのエッセンスをもとにMtGが開発されました。

(MtGに初期にSF匂いのするカードがいくつか含まれていたり、すこしおふざけの入ったカードが含まれているのはこのためです。

高潔のあかし/Righteousnessイラストの上部にはスタートレックのカーク船長にとても良く似た人が描かれていたという話もあります)


MTGが本当に発明したのはカードゲームルールではなく、トレーディングカードゲームとして本格的に遊ぶというフォーマットぐらいなんだよ。

正しいです。ただ、かなり省略して書いている、というか雑かなと思います

トレーディングカードゲームとして」の部分はTCGとしての拡張セット概念発明であり、

「本格的に遊ぶ」という点は解釈揺れのない一貫したルール他人同士が遊べるゲームという発明となります


TCGとしての拡張セット概念

MTG最初拡張セットアラビアンナイト」は最初の基本セットとは別のデザインの裏面で発売される予定だったのを、印刷直前で今の同じ裏面に変更した、という話はとても有名です。

MtGはごく初期に「Magic」をゲーム正式名称としていて、Magicの後の「:」は、「The Gathering」が拡張セット名に置き換わる予定だったとか、そのあたりからも分かるのですが、

当初MTG拡張セットボードゲーム拡張製品のように、基本セットとは別の製品としての色が強いものでした。

元増田ドミニオン名前を出しましたが、これを例に考えるとわかりやすいと思います

ドミニオンは基本セットとカードを混ぜて管理したりはしません。基本セットだけで遊ぶこともあります

現代TCGはそのような遊び方はあまりしませんよね?

この変更こそが現代TCG拡張セットとしての考え方を決定づけた歴史的な決定だったと思いますし、発明ではないかと思います


解釈揺れのない一貫したルール他人同士が遊べるゲーム

MTG好きな方なら最近Rule 0という言葉を知られた人も多いと思いますアナログゲーム好きにも知っている方はいるんじゃないでしょうか。

アナログゲームではしばしばルール解釈プレイヤーごとに異なってゲーム自体に影響を与えることがあります

そのため、ゲーム開始前のインストで、ゲームルールに関する簡単説明質疑応答を行ったり、ゲームをしっかりルールに沿ってやるのか、カジュアルにやるのかのすり合わせをプレイヤー間で行います

こうしたやり取りを Rule 0 と呼ぶのですが、これは競技性の高いゲームと相性が悪く、トラブルの種にもなったりしていました。

なによりゲームをやりたいだけなのに、わざわざゲーム前に参加者とすり合わせをするなんて、今の時代からすると想像しづらいですよね。(麻雀をやっている人はもしかしたら頷いてくれるかもしれません)


対して、MTGルールを整備しジャッジングを導入することで、こういったあいまいさや齟齬をでどんどん取り払っていきました。

これにより他人と非常に遊びやすく、ルール理解齟齬が起きにくいという競技性の高いゲーム環境が生まれました。

MTG最初アナログゲームの待ち時間プレイする小さなゲーム意図して作られたことも、こういったインストの簡便さを追求する理由になったのかもしれません。

その後、WotC競技プレイプロモーションの一環として推進することで、コレクション競技プレイという2つの柱を持ったTCGという文化が生まれたわけですね。


参考文献:

テクニカルガイド for マジックギャザリング(新紀元社)

ラーマジックガイド(新紀元社)

https://mtg.fandom.com/wiki/Magic:_The_Gathering


そんなかんじです。

anond:20241110085525

遊戯王MtG界隈にいるが、もちろんそれは理解している。

とはいえ、それは非常に重くて全容を把握するのは困難で無意味なのよ。ジャンルが全く違うので始祖という理由混同するのは相当危ない。

遊戯王MtG比較できるのは、それらの誕生時期が似通っているのとルール類似性が見られて同じジャンルに属しているからだ。

ボードゲームカードゲームは似ているけど系統は違う。わざわざジャンルで分けているのはそういう始祖や系譜で揉めるからでもあるんだよ。

例えば、ヴァンガードカルタ坊主めくりに着想を受けているとされるけど、ではヴァンガードの始祖をカルタとはいえないでしょ?

逆にカルタカードゲームとするのも大分痛い。

この手のジャンルにおける始祖の問題っていろんな方面議論になるけど、ぶっちゃけどこも「どうでもいい」って思ってるよ。過激派はいっぱいいるし、おれも素人珍妙考察には苦言を呈したいけどさ。そんなのキリがない。もしやりたいならその方面研究者として名をはせてからにしようと思ってる。

anond:20241110085525

>>カードゲームについて語る奴らの多くが「MTGが始祖」と勘違いしてる

カードゲームについて語る奴らの多くが「カードゲームTCG」の意味で使ってるから間違ってない。この風潮は個人的にもどうかと思うが普及してるので仕方ない。

>>昔からカードを使うボードゲームはあったやん。

それは分類としてはカードゲームではなくボードゲームなんやドミニオンボードゲーム

>>今流行ってるのだとドミニオンみたいなのが。

ドミニオン流行はもう十年以上昔ですよ・・・

>>そしてそういうゲームは売上が伸びると定期的に拡張パックカードを増やしていた。

>>MTGはこのシステムトレーディングカードとくっつけただけ。

逆。拡張パックカードを増やすトレーディングカードが先にあり、それに本格的なゲームをつけたのがMTG

>>MTGマナシステム別に画期的ではなく、MTGベースにしたカードゲームよりも更に以前からそもそもボードゲームという文化の中にコストという概念があった。

>>デッキという概念はそれこそカードがまだゲームとして遊ばれてもいないタロットカード時代からあった。

>>手持ちの兵隊をぶつけあうのなんてのはボードゲームの初期の初期からあるものだし、そこに特殊オブジェクトを加えるのは軍棋などでは当たり前の要素だ。

マナシステムの画期性はデッキやその中の”兵隊”と合わさっってのものから、これらを分けて論じるのはマナシステムの何が画期的だったのか解ってない。

>>MTGが本当に発明したのはカードゲームルールではなく、トレーディングカードゲームとして本格的に遊ぶというフォーマットぐらいなんだよ。

MTG発明した「デッキ構築」はカードゲームルールでしょう。

>>ソイツは元から無電源ゲーム世界に無数にあった要素を上手い具合に再配置しただけなんだ。

無電源ゲーム世界に無かった「トレーディングカード」という要素を持ち込んだからMTGは「TCGの始祖」であり、「カードゲームTCG」と認知される程に流行してるんだ。そこが分かってからアレコレ喋ってほしい。

anond:20241110085525

そもそもはてなーカードゲームヲタは少ないならな

数日前にバズった遊戯王ルール増田に付いてたコメントを見ても、遊戯王のものの内容に触れてる奴は少なかったし

anond:20241110085525

カードゲームショップによくいる髪の毛がベッタリした小太り色白で髭が濃い人?

体臭気をつけた方がいいよ

2024-11-10

anond:20241110063759

土地システムは好きだよ。

運要素もさることながら、土地のもの活躍するデッキ構築も可能からね。両面土地とタミヨウの英雄譚だけのデッキもあるし。

なにより次元を渡る世界観の構築に一番役に立つ。

どちらかというと、土地が一番他のゲームが真似できない要素ではあるかもだけど。

MtGが良くないのは事実上メインデッキのみで構成している点だと思う。土地も両面カードも全部メインは紙では管理が難しい。ランダム性の楽しみ以前の問題だと思う。

なので初心者が楽しむには土地システムハードルは高いよ。やはり土地専用デッキにわけようとするのがモダンカードゲームだと思う。いまさらMtGでそれはできないけど。

土地自体いかしつつモダンゲームにするには、間違いなくワンピドンシステムのように土地専用デッキ必須になると思うよ。

カードゲームについて語る奴らの多くが「MTGが始祖」と勘違いしてる

からカードを使うボードゲームはあったやん。

流行ってるのだとドミニオンみたいなのが。

そしてそういうゲームは売上が伸びると定期的に拡張パックカードを増やしていた。

MTGはこのシステムトレーディングカードとくっつけただけ。

まりトレーディングカードカードゲームを、カードという共通点を足がかりにして一つにしただけなんだよね。

MTGマナシステム別に画期的ではなく、MTGベースにしたカードゲームよりも更に以前からそもそもボードゲームという文化の中にコストという概念があった。

ある行動を起こすには、ある駒やチップをいくつか使う必要があるとかなんとかって形でだ。

デッキという概念はそれこそカードがまだゲームとして遊ばれてもいないタロットカード時代からあった。

手持ちの兵隊をぶつけあうのなんてのはボードゲームの初期の初期からあるものだし、そこに特殊オブジェクトを加えるのは軍棋などでは当たり前の要素だ。

MTGが本当に発明したのはカードゲームルールではなく、トレーディングカードゲームとして本格的に遊ぶというフォーマットぐらいなんだよ。

それなのにカードゲームについての大枠を語る奴らはすぐに「知っての通りMTGこそがあらゆるカードゲームの始祖なんですが」みたいに言う。

違う違う。

ソイツは元から無電源ゲーム世界に無数にあった要素を上手い具合に再配置しただけなんだ。

そこが分かってからアレコレ喋ってほしい。

anond:20241109021307

うん?

元増田がいいたいのはどれ?

・(ターン制限以外に)コストという概念存在しないTCGって他にもあるの?

プラスアルファルール違法建築し続けてカオスになったTCGって他にもあるの?

・とにかく酷いレベルバランスを取ってるクソゲーって他にもあるの?

ごめんね。

意見がとっ散らかりすぎて何言ってるのかよく分からないんだ。

まあ分かった所で俺はカードゲーム詳しくないけど、質問を分かりやすくしたら詳しい人が教えてくれるかもよ?

anond:20241109021307

この手の遊戯王特殊論インフレを結び付ける言動見るたびに

「じゃあインフレしないカードゲームを屏風から出してください」と言いたくなるな

anond:20241110001808

一般的遊戯王公式データベースのようなもの裁定と言い、それはルールではなくルールを元に各カード挙動を端的にわかやす解説したもの

ルールとはMtG代表されるような総合ルールという大量の文字で埋め尽くされた難解な文章の方だ

https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0006836/

遊戯王のパーフェクトルールブックと異なり箇条書きに羅列しているのではなく、項目ごとに番号が割り振られている

いわば法律条例規約のようなもの

法律を少しでも見たことがある人なら、遊戯王ルール法律というより単なるマニュアル的なものにすぎないとわかる

例えば法律では条文が追加したり削除されればそれを通知し新旧をわかりやすくなっている

当然ナンバリングも変化する

ところが遊戯王のそれはナンバリングすらなく、どこがどう追記・変更されたのかもわからない

総合ルールは厳密で網羅的で抽象的なものなので、あらゆるものを明示して明確にする必要があるが、遊戯王はそういったことが行われない

ワンピース総合ルールがわかりやすいが、新規に追加されたり変更された箇所は赤文字でわかるようになっている

この時点で遊戯王ルールが非常に厳密性に欠けることがわかるだろう

では裁定はなんなのかというと、本当に挙動をあらわしたもの

もちろん理由が書かれていることも最近は多くなっているのだが、ではその裁定正当性はどこを見て判断するのか?

「この裁定根拠総合ルールにおける5.1.5と6.1.2を参照してください」などと遊戯王でいうことはあるのか?

絶対にない

なぜなら根拠となるべきルールがなく、別の裁定に似たものがある程度だ

裁定ルール根拠として具体的に扱われる事例なので、それ自体ルールではない

裁定ルールのように振舞っているのは遊戯王くらいでそれ以外は総合ルールが設けられている

から遊戯王総合ルールが何なのかを知らない人がほとんどだ

というより、遊戯王にも総合ルールはあるのだろうがユーザーに開示されていない

本来ユーザールールの全てを知ったうえで運用するのだが、なぜか遊戯王挙動を示した裁定総合ルール未満の簡素ルールだけで遊ばれている

遊戯王が他のカードゲームと違った異質な存在なのは、こういった総合ルールがあって当然な複雑なゲームであるにかかわらず、ユーザーが何の疑いもなく裁定ルール勘違いしていることにある

総合ルールがない遊戯王は、「道交法の内容が誰にもわからないのに、なぜか運転に関する罰則規則警察マニュアルとして配っている状態」なんだよ

警察にどんな法律根拠か聞いても絶対に教えてくれないし、何がどう変わったのかもわからない

そんな状態で車が往来しているんだよ

理由法的根拠もわからない運転マニュアルに基づいて

2024-11-09

anond:20241109205825

俺もそう思う

最近カードゲーム投資を抜きして語れんよ

公式もわざわざ無駄レアカードを作って、カード価値積極的に上げようとしてるし、昔みたいに単純に強いカードが高いって状況じゃなくなってるから

anond:20241109021307

こうやってオタクカードゲームかくあるべしと語った所で

現状遊戯王より強いTCGIP最強のポケカくらいなんだよね

anond:20241109151506

たぶん遊戯王エアプ勢だと思うけど、遊戯王には総合ルール存在しないよ。

総合ルールってのはこういうものをいう。

https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0006836/

https://www.onepiece-cardgame.com/pdf/rule_comprehensive.pdf?20240419

遊戯王のパーフェクトルールブックは総合ルールに似せた攻略本だ。また冊子になっているものは簡易的なものなのであちらも総合ルールとは言えない。

大きな違いは基本的な考えやルール用語定義抽象化され明確になっていること。

一番わかりやすものとしてワンピースにはこういう項目が1ページ目にある。

何らかの理由によりプレイヤーが実行不可能なことを行うように

求められた場合、それは行われません。そうした場合、同様に、

効果によりと一定の量の行動を行うよう求められたとき、その一部

のみ実行不可能場合可能な限りその行動を行います


これはあらゆるカードゲーム採用している非常に汎用性に富んだ原則的ルールであり、黄金律の一つとされる。

仮に「モンスター1体を対象とする。そのモンスター破壊する。そのコントローラーは1ドローする」という効果があったとしよう。

対象にしたモンスターAが破壊耐性を得て破壊できなかったする。この場合遊戯王では1ドローできるかどうかは微妙テキストの書き方(その後など)や裁定によって状況が異なる。

しかし、「可能な限りその行動を行う」という黄金律が総合ルールによって定められている場合破壊できなくともそのコントローラーは1ドローする。

最初破壊という処理が実行不可能無視されてもそれ以外は可能からだ。もちろんこうならない場合存在し、例えば対象がすべて不適切解決時に存在しない)ならばその後の処理はすべて行わない。

これらの処理はテキスト総合ルールによってどうするかが明確であり、なぜそうなるかは個別裁定で決めることはない。なぜなら「実行可能から」という理由があるからだ。

遊戯王にはこういうルール存在していない。

実行可能でも実行するかどうかはカード個別ルール過去裁定基準が握っている。

総合ルールによって明確な理由が定められているわけではない。

カクリヨノチザクラの除外は特殊召喚と同時に行われるので特殊召喚ができなかったとしても除外は行われます

この「同時に実行されるから」というのも実は明文化されているわけではない。

たとえ裁定があったとしてもそれは一種の慣例に過ぎないからだ。

慣例とルール全然違う。

除外と同時に行うという表現も、結局はカクリヨノチザクラが同時か異なるかの裁定を持っているかに左右される。

遊戯王

  • 処理が同時かどうか
  • 処理が同時だった場合に実行すべきかどうか

などがカードテキストルールだけでは判別がつかない。

それはテキストに付随する裁定依存するのと、総合ルールなどで処理が明文化されていないからだ。

そもそも総合ルール遊戯王には存在しないことが多くの人に理解されていない。

例えばパーフェクトルールブックは最新版でもサイキックブロッカーのような禁止令構文を記載していない。

ようするにこの書籍現実テキストを反映できていない。

総合ルールが数年に一度発売される書籍依存するとか現代カードゲームではナンセンスすぎるし、そもそも総合ルールとしての体裁をとっていないのだから同人誌攻略本の類と区別できない。各項目にナンバリングすら振られていないんだから

裁定あくまでも挙動個別に具体的に示すものであり、理由根拠別に存在する。その理由根拠曖昧なんだよ。

というか、最近は裏守備ルール強奪系のルール裁定の変更だけですませているし、総合ルールなんてもので「コントロールルール」という項目が作られる気配もない。

こういうのが遊戯王の良くない点だ。

anond:20241109122751

返信してもらって悪いけど、遊戯王カードゲームの話をしてくれるかな?君は解像度かいうけど、こちらは野球なんてどうでも良いので、その部分を削除しても構わないんだよ。

というわけで、野球関係なく君はカードゲームに関するこの日記について、俺の解像度がどれくらい劣っているか具体的にしめしてくれ。

anond:20241109123543

ダーツひとつの例示にすぎず、その例示にこだわってるのは向こうだよ。

こちらは「モノを的に当てる」というコントロール系の要素の話をしている。

野球ひとつひとつの動きは他の競技にも見出せるもので、決して特殊競技ではない。

引いては元増田がそういう細かい共通要素に気付けない人間であることを示している。

そうした人間の言う「このカードゲーム特殊だ」という主張にどれほどの信憑性があるのか。

anond:20241109030546

単におまえは認識解像度が低いかカードゲーム云々も信用できねえなーっていうだけのツッコミだよ

深夜の増田なんで大した意図を持ってトラバしたわけじゃないけどそんな気に障ったんだったらメンゴな

anond:20241109025518

から比喩の要素だけを抜き取ってそれだけで話をしないでってこと

俺がニワカで野球を出したのは間違いかもだが、それは本筋には関りがない

それとも、俺が野球の話しかしていないと思ってるのかな

もちろん重大な要素を見落としているケースもあるだろう

しかしそれならば、本筋であるカードゲームに関する話に戻してからにしてくれ

こちらは別にスポーツ話題をしたいわけじゃないし、君がそれをしたいのならば別系統日記を書くなりしてくれ

君にとっては野球ルールに関して滔々と説教したいのかもしれないが、あくまでも比喩としてだしたものなのでどんな間違いの指摘をしても本筋には影響しないよ

だって遊戯王と他のカードゲームはまるで違うことを語っているだけなのだから

遊戯王模倣したカードゲームがない理由

追記ブコメ返信

久々にブコメ見たな

ちなみにTCGという単語を使わないのは、遊戯王にもTCG存在するから混同を避ける目的があるよ

akashi735 ワンピースカードゲームのメインデザイナー遊戯王プレイヤー出身という事実だけで反論が事足りる。

もっと具体的に頼むは

出身からなんて理由じゃないし、デザイナーが元遊戯王プレイヤーから遊戯王に似せているってのなら、あんデザインルールにならんでしょ

kazumi_wakatsu ルールがほぼないのに裁定は大量にあるって、他に模倣が現れないのは単に運営コストが高すぎるからでは…

そうだね、運用コスト馬鹿みたいにかかると思うよ

いまでも一週間で数個の新規裁定が出ているし、過去裁定ブラッシュアップされている

それに大会が行われるとき電話は大体埋まっているわけで、こんなの普通新規ゲームでやろうなんて無謀だよ

コナミ運用コストをかけても総合ルール作らないのは、作りたくても作れないからだと思う

akihiko810 ブコメ。「Force of Will」というMTGライクTCGでは、土地デッキという第2デッキを使うことによって、MTGの「肝心なとき土地を引く可能性(何もできない」というデメリットを克服してて、よく考えてるなーと思った。

モダンカードゲームは大体土地関係クリアしているよね

だいたいはデュエマ方式だったり、ヴァンガやエヴォルみたいになってるし

ただ、共通しているのは共有リソースが常に見える状態になっていることだよね

土地自体マイナスデザインだったけど、現在もきちんと運用されているMtGはすげーとも思う

構造の話をしているのに対してミニマムな話だが、エクストラデッキ遊戯王の大きな発明だと思う。mtg相棒(失敗作)なんかはエクストラデッキからの逆流アイデアじゃないかな。

エクストラ発明かはあんまりからないが、その後のカードゲームに大きな影響は与えたかもね。ちなみに相棒システムは失敗だったが大本はEDHだと思うよ。俺はヨーリオンが好き

gabill 遊戯王デジタルゲームとして実装した人を尊敬する。下手したら金融系のシステムより複雑なんじゃ。

複雑さだけならMtGダントツだと思う。遊戯王は複雑かというとそんなことはないよ。見たままのテキストの動きをするだけだからね。なれれば問題ない。

テキスト冗長で、1ターンで動けるだけ動けるという異質な挙動が難しく感じるのと、結局のところルールの厳密性に欠けるので裁定しか頼りになるものがないという点が複雑に見えるのかな。

裁定たくさんみてきたけど、じゃあその裁定が本当にルールとして正しいのかは実はわからないんだ。

evamatisse 裁定を覚える記憶力すご……ってなるけど、実は大会で使われるデッキの種類は数種類なのでそんなに必要ない。 “常に最新のものしか遊ばれない” / フリーだと細かい裁定は気にせずやる。知ってたら知識自慢になる。

時と場合に寄るからね。ここに書いたことなんてだいぶ抽象的だから

murlock "遊戯王の悪い部分をよけつつ、良い点もほとんど受け継いでいない" というからにはよそに参考にされていない独自の良い点を挙げてほしい。いや書いてあるかもしれないけど見出しでまとめてくれないと読んでられない

良い点


悪い点


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ここ10年くらいのカードゲーム遊戯王マネしていない

遊戯王の悪い部分をよけつつ、良い点もほとんど受け継いでいない

この界隈、ほぼ遊戯王を避けて通れないんだが、遊戯王は完全にカードゲームという遊び方から外れているんだよ

わかりやすくいうと、野球遊戯王だね

野球って他の球技と比べても独自ルール様式ばかりだし、試合展開も全く違う

たいていがサッカーのようにボールをゴールさせるか、テニスのように互いに打ち合うスタイルの中で、野球って1回ごとに攻守入れ替えるし試合自体が滅茶苦茶長くて動きもルールもわかりにくい

そもそも試合会場自体特殊地形だから転用も難しい

仮に新しい球技スポーツを考えるってなると、間違いなく野球ベースにする人はいないだろう

カードゲームにおける遊戯王立ち位置もそんな感じで、プレイヤー層も遊び方も価値観ルールカードゲームという枠ではないんだよ

他が真似しようにも真似ができない


大量展開、シルバーバレット戦術



まず試合運びが異常だ

1ターン目から動けるってのは常識として、1枚が2枚3枚になるという動きは普通カードゲームなら絶対にしてはいけない禁忌

それを可能にしているのがいつでも触れられる手札ことエクストラデッキ

昨今はこいつを媒介になんでも1枚初動がかなえられる

マナコスト存在しないというだけでどう考えてもおかしいが、1ターンに1度という制約がほぼ無意味なくらいには何でもできるのが遊戯王

現代カードゲームマナに相当するコストを設けていないだけでも少数派だが、さらに1枚で複数のアドを稼ぐとかやってはゲームとして成立しない

試合一方的でつまらなくなるから

それをしているのは遊戯王だけなんだよ

けどその状況で面白くしているのも遊戯王なんだよ

このゲームは徹底して他のカードゲームでは禁忌とする過剰な展開をする

それ自体遊戯王の魅力ともいえるので、それに魅了されたプレイヤー絶対遊戯王肯定し続ける

総合ルールがない


次にルール自体がほぼ存在しないのに裁定けが大量にある

この状況も他のカードゲーム絶対にしない

普通総合ルールを設けて、補えきれない細かい部分や独自ルールとする場合裁定を作る

遊戯王そもそも総合ルール存在せず、簡易的ルールの寄せ集めでしかない

「いやパーフェクトルールブックがあるじゃん」という人は総合ルール理解していない

総合ルールは単に箇条書きではなく定義意味が記され、各々の項目の関係性が書かれている

抽象的で網羅的に書いてあるので読みづらいが、それは暗黙の了解による解釈をできるかぎり排除する必要があるから

遊戯王をみればわかるが、ちゃんとした定義意味不明瞭なまま「こうなると思う」という暗黙の了解を元に裁定が決まっている

明確なルールに基づきつくられるはずの裁定が、裁定があるからこういうルールだという逆転現象を引き起こす

例えば「特殊召喚できない」という永続効果があるときに、未開域の共通効果は発動できるが、なぜ発動できるかは実はわかっていない

また、特殊召喚とそれ以外の処理を実行する効果に虚無空間をチェーンする場合には、カードごとに処理の仕方が変わってくる

任意で行うものはそれまでの処理をする、という塩梅らしい

では「カクリヨノチザクラ」のよる除外は行うのに融合召喚における素材の墓地送りはできない、という違いは明文化されていない

https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=22614&keyword=&tag=-1&request_locale=ja

融合は融合召喚として定義されているからいいものの、なんで「カクリヨノチザクラ」は除外できるのか理由が見当たらない

理由付けはいくらでもできるが、結局それはプレイヤーが「そう感じているから」としか説明ができないのだ

一つ一つは理解できても、では根底でどういう区別をしているのかは何も明らかにされていない

この原因は、他のカードゲームでは「処理できない部分以外は原則処理する」というルール黄金律が根底にあるのに対し、遊戯王はそういう思想がないままやたら裁定けが細かく作られているからだ

明確な理由を示すことがないなら、事例をたくさん作って既成事実にしちゃえってのが遊戯王のやり方

これによって大量の裁定が発生するという問題がある

裁定の良いところはフレキシブルに各カード対応できることだが、そもそも総合ルール問題ないようなものにすら裁定を作らなければならず、結局裁定だけでは総合ルールに足りない

最近は関連するカードを箇条書きにしているので非常にわかやすくなっているが、それでもそこまでのことをしなければ成立しない手間があるのはちょっと異常だ

当然、普通カードゲームはこんな無駄なことはしない

遊戯王は長い年月の中で裁定ルールであるという文化が築かれてきたから、こんなことができる

なので裁定をどれほど知っているか遊戯王ルールに詳しいかがわかる

だが、結局どんなに詳しくとも本質的ルールはどこに行っても不明瞭なままだ

受験数学だけに特化してるといってもいい

あほみたいな試合時間


昨今のカードゲームは1試合時間をある程度抑えることを前提にしている

なので1ターンごとの動きはシンプルであることが多く、ターンを進めるうちにできることが増える

この利点はターン経過とともにプレイヤーの主導権が変わり、初心者でもある程度の動きをできる点にある

けれど、最初の方は数秒で終わることも多いため、ターン数があっても試合時間はそれほどかからない

しか遊戯王は1ターン自体が極度に長い

特に1ターン目は徹底した展開やサーチなどをするため、デッキや手札の入れ替えが大量に発生するしモンスターは場を行ったり来たりする

よって1ターン目なのに5分近くかかるなんてのも一般的

そしてようやく後攻に回っても、さらにそこから展開、妨害と続いていく

遊戯王は1ターンで他のカードゲームの5ターン分以上のことを平気でするからこうなってくる

こうなってくると初心者カードを触れる時間は本当に限られてくる

理解している人には楽しいのだが、結局楽しさが初心者に伝わるまでに試合は終わってしまうのだ

ターンプレイヤーは常に展開をぶつぶつとつぶやき、片方にとっては退屈な時間が初手から流れる

よくいう「対話拒否である

正直、遊戯王プレイヤーコミュニケーション能力がほぼ欠けている

ゲームうまい下手より、むしろこういうゲーム性を否定する人の方が遊戯王プレイヤーから攻撃を受けるケースが多い

対話をしないことが標準の遊戯王では、対話をするかどうかに関して本当にもめる

フォーマットの不在


よくいうスタン落ちは遊戯王にはない

これは一定期間で区切り、その中で発売されたパック等だけを使う遊び方だ

そうではなく昔からあるカードを使えるのは、レガシーなどとも呼ばれる

遊戯王原則初代のカードから最新のカードまで幅広く使える

もちろん多くのカードゲームがずっとカードを使えることはユーザーにとってメリットになるとはわかっている

しかし、最新カードを売りたいのと、インフレ抑制して初心者にも入りやすいようにスタンダードなどの名称フォーマットを区切ることが多い

遊戯王にこう言ったフォーマット概念がないことは明確なメリットである

わかりやすいし、長くやってる人もプレイできるから

同時にインフレしか環境が変わらないことも意味する

例えば昨今は禁止制限が目まぐるしく変わるが、禁止から復帰したカード活躍しているものはどれだけあるだろうか?

あれだけ伝説級の活躍をした「ドラグーン・オブ・レッドアイズ」は制限復帰後は一切見かけることがない

もちろん使うデッキが強いからこそ活躍できたのだが、だとしてもこの状況は元禁止カードとは思えないし、なんなら明日から3枚使えたとしても誰も使わないだろう

ようするに現環境ドラグーン・オブ・レッドアイズが活躍できた環境をとっくに飛ばした高速環境

恐らく3年くらいたてばあのティアラメンツが全て戻ってきても、環境には入らないと予想される

そのくらいに遊戯王インフレインフレカバーする運用がされている

本来、スタン落ちなどのフォーマットの細分化はこういった環境インフレを抑止して誰でも楽しめる一定レベルを確保する目的で作られる

そうすれば「最新パックを買えばとりあえずみんなと遊べる」安心感が得られるのだ

もしもフォーマットが1つなら、過去の強力なカードがなければデッキとして成立せず勝つ楽しさが味わえない

しか遊戯王は強力なインフレによって最新カード環境ともいえるくらいになっている

事実上、ここ数年に発売されたパックだけでも十分に環境入りしている

インフレハイパーインフレが超えるから常に最新のものしか遊ばれない

とはいえ、古いカードすらカテゴリー化して新規を加えることでハイパーインフレの波に乗せてしまえるので、本当にフォーマットが1つだけでよい

こんなことをできるのは遊戯王くらいだ

それは25年以上かけたつくられたカードプールインフレの流れがあってこそだ

普通カードゲームインフレが始まるとユーザー離れをおこし、それを調整しようとしてさらユーザーが減ってしま

からこそ、一般的カードゲーム禁止制限一つとってもユーザーへの配慮説明を怠らない

ときに「○○はデザインを失敗しました」と言い切ることも必要

何の説明もなく制限リストだけ出して終わるなんて特級呪物級は遊戯王以外にはありえない

もし、遊戯王フォーマットを分けていれば「〇〇フォーマットが死んだ」 などと「あのフォーマットオワコン」と内部分裂しているだろう

適度なブレーキと毎年加速するハイパーインフレは1フォーマットだけで完結する遊戯王スタイルしか成立せず、それ以外のゲームが真似することは不可能

遊戯王の動き、ルール商品展開、独特のプレイヤー層は

ある意味ではカードゲーム極致ともいえる

けれど他のカードゲームからすれば見えている地雷を踏みつけてジャンプしているようにしか見えないのだ

大抵のカードゲームMtGのやり方を学んでいるのは、遊戯王を見ても何一つ真似できるものがないからだ

MtGも多くの失敗と成功を重ねているが、そのどれもが時系列で並び明確化している

最近だとナドゥやモダホラの失敗もあるが、これ自体公式がきちんと見解を出している

こういったものが良くも悪くもカードゲーム全体に影響していることであろうことは明白だ


「いや、遊戯王だって多くのゲームに影響しているよ」という人

いったいどれだけのゲーム遊戯王ルール裁定のみの運用をしていると思っている?

特に昨今のゲームでそれをしているのは皆無と言っていい

例えば「特殊召喚」という言葉を使ってるのはゲートルーラーくらいだし、あの大ヒットしたワンピカードにも Permalink | 記事への反応(14) | 02:13

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