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2022-11-19

無理にでも学校行かせたほうがいい不登校もある

ワイは不登校というか、結果的学校に行かされたので登校拒否してたのだが、今振り返ると強制的学校に連れて行ってくれた親には感謝している

母親が厳しい人で不登校など許しませんという人だった。結果、本当に引きずられて車に載せられて学校に行った。保健室登校すら許されてなかったので、授業は教室で受ける、休憩時間図書室や保健室で過ごすという陰キャラムーブをしていた。期間は小2から小6まで。

おかげで勉強に遅れが出ず、図書室や保健室でやることがないので計算ドリルをやっていた結果、計算力がメキメキとついた。おかげで第一志望だった中学に受かり、通常ルートに戻ることができた。

もし家にいたら親が仕事に行っている間はゲームとかしかやらなかったと思うし、生活リズムも崩れてたと思う。

不登校=無理に学校学校と言わないというのは定石だが、生活リズム勉強量をキープする大腿手段がないのであれば、多少荒っぽくても学校に行かせたほうが本人にとってマシな結果になるんじゃねと思ってる

2022-11-02

ありそうでない少女漫画

・ブス設定の女主人公、本当にブス

・女主人公、本当にモテない。

クラスイケメンガチイジメられる

保健室先生がいつもいる

幼なじみがいるが、話に絡んでこない

転校生がやってくるが、話に絡んでこない

子供の頃に結婚約束した男の子、一生会わない

ガチぼっち

動物も飼ってない

・親が再婚して義理の兄ができるが、兄がゲイ

・悪役のお嬢様、本当に腹黒いだけ

主人公のみ関西弁

恋愛沙汰一切なし

ギャグ漫画でもない

能力バトルもなし

打ち切り夢オチエンド

2022-10-23

anond:20221021202448

知らなかったって想像力を働かせればわかりそうなもんだけどな。

中学校でも保健室いってそのまま早退する子とかいたと思うんだけど。

2022-10-14

AI小説書いてくれたけどカオスだった3

おケツがかゆい。布団にダニでも湧いてるのかな?

まぁ、別にいっか。この程度なら我慢できるし。

それよりも、今は早く学校に行かないと。

「ふわぁ~……」

眠い目をこすりながら身支度を整えて家を出る。

から快晴気持ちいいなぁ……………………

「うぅ……さむっ」

朝の冷たい風が頬を撫でる。

ぶっちゃけ寒いけど、その分空気は澄んでる気がする。

今日数学の小テストがある日だ。しっかり勉強したし大丈夫だと思うけど、ちょっと緊張してるかも。

いつもより少し早めに歩いて学校に向かう。

校門が見えてきたところで、僕は立ち止まった。

(あれ?)

校門のところに人影が見える。

生徒にしてはかなり背が高い。それに、なんだか見覚えのあるシルエットだった。

おはようございます! 先輩!」

元気よく挨拶してくる女の子の声を聞いて確信に変わる。

「あ、あなたはもしや、地球を1時間後に破壊しようと企んでいると噂の女神アカネ!?

「そうです」

こうして人類生存タイムリミットが始まった。1時間以内に世界を救え!

僕の名前はゆうと。

ごく普通高校2年生だ。

今朝、登校中に謎の美少女出会いそいつ人類破滅させようとしている。

だがしかし、そんなことを信じろと言われても無理だろう。だから、僕の目の前で起こったことをありのまま話すぜ。

ライブ放送ニュースで『女神』を名乗る少女が現れたんだ。しかも空から落ちてきて、地面に激突する寸前に光に包まれて無傷になった。

まるでアニメみたいな光景だったが現実に起こった出来事だ。信じてくれ。

そして、この子出会たことがきっかけとなって、僕の人生は大きく変わっていくことになる―――

おはようございます! 先輩!」

元気いっぱいにあいさつしてきた女の子を見て驚いた。

だって彼女は―――

あなたはもしや、地球を1時間後に破壊しようと企んでいると噂の女神アカネ!?

「そうです」

「どうしてこんなところにいるんですか?」

「先輩に会いに来たんですよ」

「えっと……なんのために?」

「もちろん、先輩に会うためです!」

そう言って微笑みかけてくる彼女

とてもかわいい笑顔だけど、その言葉意味理解することはできなかった。

「んー……」

腕を組んで考え込む。

どうしようかな? ここで無視するのは簡単だけど、後々めんどくさそうな予感がするんだよなぁ。

よし、決めたぞ。

「とりあえず、しりとり勝負を決めよう」

「わかりました。では、わたしからいきますね。りんご

「ゴール」

ルビー

イスタンブール

ルール

ルービックキューブ

「ぶた」

「タール」

ルアー

「アール」

ルーレット

トーテムポール

ルビー

はいルビーは二回目。お前の負けね。」

こうして僕は世界を救った。女神に知能で勝利したのだ。

「負けてしまいました...悔しいかあなたをぶっ飛ばします。秘技、火炎双魔掌...!」

彼女が両手を突き出すと、そこから炎が出てきた。

「うわあああっ!!?

そこにあるのは屍だけだった。死んだのである。死因は焼け死。

こうして、僕の人生は終わった。享年17歳

ああ、もっと生きていたかった……。

と、その時だった。量子力学的なあらゆる法則作用して、尿意をもたらしはじめたのだ。

「はっ!?

目が覚めると、そこは教室の中。どうやら授業中に居眠りしていたらしい。

先生が呆れた顔でこちらを見ている。

「おい、起きてるならちゃんノートを取れよ」

すみません……」

恥ずかしさのあまり顔を赤くしながら頭を下げる。

「まったく……まあいい。じゃあこの問題を解いてみろ」

黒板で問題を解いている時、尿意限界に達してしまったので「まあいいや」といってそのままお漏らしした。

「うひぃ、快感!」と叫びながら射精までしてしまった。

「ふぅ~……」

一息ついてから、再び目を閉じて精神を集中させる。

目の前の難解な数式「xが1のとき、x+x=?」の?を埋めなければならない。

これは一見すると簡単問題に見えるかもしれない。

でも違うんだ。数学というのは、ある意味哲学であり、真理でもある。それを理解できない者は、数学を真に理解することはできない。

「よし、わかった」

答えはこうだ。

1 + 1 = 2

この方程式を解いて得られた結果は1+1という値。つまり1+1は2なのだ

これを証明するためにまず1と1を足す。最終的に得られる値は2になるはずだ。

さあ諸君、一緒にやってみよう!

「き、君ぃ、漏らしっぱなしで問題を解いている場合じゃないと思うんだが...」

先生は言う。凡人の発想である

「いいえ、これで合っています。なぜなら、1と1を足すと2になりますから

そう言って僕は1と1を足した。そしてその結果を紙に書き記す。

「ほぉ……」

先生はその解答を見て関心したように言った。

「素晴らしい! 正解だ! だが覚えておけ、この壇上は私の宇宙であり、君はそこに存在する塵だ。尿の臭い教室に充満し始めていることに君は気がついただろうか?」

「いえ、全然

そう言って、僕は教室から立ち去る。

「他に錯乱したい者は?」教師は何か言ったが、僕は聞いていなかった。

ここは保健室今日今日とて、僕はベッドで横になっている。

最近、僕はよくお漏らしすることがあって、こうして保健室で寝ることが多かった。

「ん?」

カーテンが揺れて誰かが入ってくる。僕は反射的にそちらに目を向けた。

こんにちは、先輩」

そこには、あの美少女がいた。

彼女は、僕の隣に腰かける。

「あれ? どうしてここに?」

「先輩に会いに来たんですよ」

「えっと……なんのために?」

「もちろん、あなたに会うためです」

「ええっ!?

「どうしまたか? そんなに驚いて」

「い、いや、なんでもないです」

「ところで、体調の方は大丈夫ですか?」

「うん、平気だよ」

本当はかなり辛かったけど、これ以上心配をかけるわけにはいかない。

「よかった。それじゃあ、早速始めましょうか」

「始めるって何を?」

「決まってるじゃないですか。核で悪の国を滅ぼすんですよ。」

問題タイミングだ。」

「そうですね。でも、もう時間がないですよ。」

「どういうことだい?」

「このままだと、先制攻撃されます。」

「何だって!」

「早くしないと間に合いませんよ。」

「分かった。それじゃあさっさと野球拳を始めよう。」

こうして僕たちは、核戦争危機回避した。僕たちがなにをしたかはお前の想像で補う部分だぞ。

ヒントを言えば、僕は「出る!核がでりゅぅぅうぅう!かはぁ....ぶっ放してしまいました」というセリフを言ったとだけ伝えておこう。

「先輩、私に何か隠していることありますよね?」

「いや、特に何もないよ。」

「嘘つかないでください! 先輩の体からは、邪悪波動を感じるんです!」

「いやいや、マジでほんとに知らないよ!」

ちょっとパンツ脱いでください」

「えぇ……」

「いいから、早く!」

はい……」

「やっぱり……! 先輩のお尻に、悪魔尻尾が生えています!」

「うん、知ってた」「え……!?

「実は僕、悪魔なんだ」

「そんな……!先輩は人間だったはず……!」

「いや、悪魔からね?」

「え……!?

悪魔だけど、君のことが好きだ。」

「ええ……!?

結婚してください」

はい……!」

数年後

「もうすぐ産まれますからね!ヒッヒッフー!はい!ヒッヒッフー!

「ピギィイイイ」

まれてきたのは、可愛らしい爬虫類だった。「可愛い……!」

「ええ……!?

名前は……そうね。ドラコしましょう」

「ええ……!?

「ピギャァアアア」

ドラコはそういって金切り声を上げ、母親を喰らう。

「そうそう、喰らわれる痛みというもの人生で一度は体験してみたかったんですよね」とアカネは言う。

「喰らわれる気分はどうですか?」と医者は言った。アカネ笑顔で答える。

「最高です!」

こうして世界は救われた。めでたしめでたし

2022-09-24

娘のブラを買いに行く。

 次女の誕生日のあと、長女の誕生日があって、その直近の祝日、二人に誕生日プレゼントと服を買ってやるために買い物に出た。トータルで三万円くらいかかった。はぁ。

 服を買う時に、ついでに長女に今のうちに生理用品とかブラを買っとこうぜ、と言うと、長女は思いの外喜んだ。

 長女は11歳になったのだが、最近爆速身長が伸びると共に体型も大人に近づきつつある。彼女は小さい頃から今に至るまで安定の痩せ体型だ。身長に合わせてズボンを買うとウエストブカブカだったのが、今は150のズボンを履いてもずり落ちなくなった。痩せているなりに身体の厚みは増しているのだ。

 最近の長女は胸が急に育って来ているのが悩みらしい。そういう事をぽつぽつ言うのだが、ブラが欲しいと自ら言う事がないので、親であるこちから提案した方がいいんだろうなあと思った。

 長女を子供下着売り場に連れて行くと、彼女は種類の多さに圧倒されていたが、ぼくが

ステップ1とか2とか3とかタグがついてるな。まずはステップ1でいいんじゃないか?」

 と言うと、それらを物色しはじめた。

「すごーい、いっぱいあるー。こんなのが欲しかったの!」

 などと言うから可愛い色のやつを買うのかな? と背後で見ていたら、スタンダードな感じの、キャミソールと一体型の白いのを二枚選んだ。黒や紫もあるし、ブラだけ独立していて、同色のショーツとセットになったものもあるよとぼくが言っても、「絶対これがいい!」と長女は譲らなかった。まあ、白無地はアウターに響かなくていいよな。もし、ぼくがユニクロの白のエアリズムばかり着てることに影響されたのだとしたら、なんかすまないなと思うけれど。

 今時の小学生女子は、他の子がどんな下着を着けているのか、気になりはしないのだろうか? ぼくが子供の頃は、女子はそういう事についてはかなり煩かった。白い「初めてのブラ」なんか着けていると、露骨馬鹿にされたものだ。

 ぼくが子供の頃、ぼくの母親はどういう訳か我が子の二次性徴について捻れた考えを持っていた。だからぼくはなかなかブラを買ってもらえなくて、確か中学に上がってしばらくはノーブラで過ごしていた。部活の時以外は胸が目立たないよう猫背で下を向いて歩きがちだったように思う。

 当時はぼくの母親だけでなく、世の母親達の考えは大抵いい加減かつバラバラだったので、胸が既にかなり大きいのに「子供から」という理由ノーブラ女子というのはしばしばいた。ぼくはそれが好きじゃなくて、自分はそうはなりたくないと思ったのだが、無駄に性に対して厳格な家庭でしかも鈍感な母親にブラが欲しいなんて強請るのはあり得ないと思って我慢していた。ただ、ぼくの場合は胸が発育しかけだとしても限りなく俎板に近い胸をしていたので、ブラを着けていないことを誤魔化すのはそんなに難しいことではなかった。

 だが、体育の授業や部活の授業の前後更衣室で着替える際だけは誤魔化しなどは利かない。

 体育の時の着替えはまさに針の莚に座るような心地だったが、部活の時はそうでもなかった。更衣室では先輩達が下着姿で悪ふざけをしていたし、彼女達の下着はみなカラフルでまるで見せるためのもののようだった。たった一、二学年違うだけでどうしてこんなにも文化が違うのか不思議だった。ぼく達の学年はいつまで経っても白いペラペラ下着で、誰が一番先に「色気づいて」大人のようなブラを使い始めるのか、監視し合い足を引っ張り合っているのに。

 先輩の一人が日曜日に買ったばかりだというグリーンのチェックのブラを見せびらかしている時、ぼくはホワイトボードの下にレイジと二人で潜り込んでぴったりと身を寄せ合って先輩達の馬鹿騒ぎを眺めたり、今週のジャンプの話したりしていた。ブラの自慢をしていた先輩がぼくらの所にやってきて、

今日も二人、異様に仲がいいよね」

 といい、ぼくはそこに含みがある事に素で気づかず、

はい、ぼくとレイジ友達なんです」

 と答えた。

 レイジとは中学に上がってすぐの部活見学期間のある日に出会った。レイジ武道館の片隅に一人で体育座りをして、先輩達の稽古の様子を眺めるでもなく膝の上に顔を伏せていた。最初レイジがぼくを見たが、話しかけたのはぼくの方からだ。当時のぼくは既にはみ出者気質を全開にしていたが、今よりは社交性があったのかもしれない。

 レイジ第一印象は、大人しそうな男子、といった感じだった。目が合って、一言二言交わしただけですぐに気が合いそうだと思ったのと、ぼくと同性である事に気づいたのとは、どっちが先だったろうか。立ち上がれば性別を間違いようはない。レイジはぼくよりずっと背が高く、正面から相対すると迫力のある胸が視界を圧倒してくる。まるでモデルのように手足が長く、メリハリのある体型をしていた。

 そんなレイジだが、ほとんど大人同然の背格好をしていたにも拘わらず、ぼくと同じくまだ「子供」というカテゴリーに押し込められていた。つまり中学に上がってもしばらくはノーブラで過ごした。その点でぼくにとっては類友でもあった。

 いつだったか、先輩の一人がそんなぼくらを見かねて声をかけてきた。ブラをしないと恥ずかしいとか乳が垂れるぞとか、そんなことを言われ、ぼくらは「はーい」と返事をしたが、すぐに他愛ない雑談に戻った。レイジは先輩に言われたことなど全く意に介していないようだったけれど、ぼくは内心かなり気にしていて、やはり母親にブラが欲しいとお願いしなくてはならないのだろうか? と考え、まだ何も行動しないうちから屈辱に打ち負かされたような気になっていた。

 記憶に間違いがなければ、ぼくらは少なくとも一年夏休みまでは「子供カテゴリーのままでい続け、それぞれ親の方針通りに子供肌着制服の下に着続けていたと思う。そのことによってレイジがどんなデメリットを被ったかはぼくは知らないが、ぼくの方には人には言えないようなデメリットがあった。

 ある日、竹刀を振った瞬間に身体の内側から「ぶちっ」と音がした。腕のつけ根辺りがヒリヒリと痛くなった。家に帰ってから服を脱いで見てみると、鎖骨のすぐ下辺りに赤い皹が入っていた。まるで鋭利刃物でひと突きしたような傷は薄い表皮で繋がっていて、出血はない。どうやら急に大きくなった胸の重さに皮下の肉が負けて裂けてしまったようだった。奇妙な傷はその後いくつも増えていき、白い痕になって残った。

 肌にいくつもの傷が残るほどに、ぼくの胸はお荷物になりかけていたのだが、だからといって目立って大きいのかというと全くそんな事はなく、服を着ている限りは相変わらずの俎板に見えるほどだった。なのに、ただ普通に生活していくだけで服の下に隠れた部分が傷だらけになっていく。その原因がさして膨らんでいるようには見えない胸であるなど、親に相談出来る訳もなく、ぼくはひた隠しにした。

 その件はレイジにも話した事はない。そもそもぼくとレイジは「親友」だと言い合っていたのにも拘わらず、お互いに相手内面には踏み込もうとしなかった。ぼくらは校舎の内外を、ひとの目も気にせず手を繋いで歩き、座る時にはスズメきょうだいのように身体をくっつけた。部活の合間の休憩時間には互いの背中を背もたれにしたり、膝枕をしあったりした。

 ぼくがレイジの太ももを枕にしている時、ぼくの鼻先にはレイジの胸があるのに、そのぼくの胸の何倍も大きな肉の塊はレイジにどんなダメージを与えたのか与えなかったのかなんて知らなかったし、レイジレイジで、ふざけて指でつついたぼくの貧相な胸がぼくにとってはけっこうな凶器だった事など知らないままだった。

 レイジに対してのぼくの隠し事なんて大した数はないが、ぼくにとってレイジは謎の多い奴であり続けた。真面目そうに見えてちゃらんぽらんで、部活だって、ぼくとレイジとはたった二人だけの新入部員なのに、レイジはよくサボり、ぼくを一人にした。夏休み部活に、レイジは半分も顔を出さなかった。なのに試合に出ればそれなりに勝つの不思議だ。何故レイジはそんなに休むのか、ぼくはしばしば先輩達から聞かれたが、わかりませんと首を振るしかない。

 親友の癖にぼくはレイジ個人的な事をほとんど知らない。そのことが気にならない訳ではなかったのだが、いざレイジと顔を合わせると、数々の謎の解明などどうでもよくなってしまう。レイジとする話は好きな漫画アニメの話ばかりで、端からみればそれは終始うわべだけの話をしつづけているだけで、それのどこが親友なのか不思議だったかもしれない。

 ぼくとレイジは心が遠くにあるのを補うかのようにスキンシップだけは過剰に行った。一日の中で最初に会ったときは、相手存在を視認したらどんなに遠く離れたところからも全力で駆け寄り、

「カーラミーア!」

「モンシェ!」

 と叫ぶとひっしと抱擁し合う。隙あらば、学校内のどのカップルよりも密着して過ごした。

 夏の間、ぼくはろくに飲食をせずに部活でしごかれていた。これ以上身体無駄な肉がつくのを止めたかったし、生理出血をなんとか止めたいと思って行った無謀なダイエットだったが、消耗したわりに効果はいまいちだった。ひと夏で顔だけげっそりしたぼくだったが、片やレイジ夏休み前と少しも変わらず飄々としており、健康のものに見えた。実際、心ない男子がぼくらに対して目障りだ死ね罵倒を浴びせるやそいつを蹴り倒しプロレス技をかけて泣かせるなどワイルドに暴れることもあった。

 ぼくは安心した。実はぼくの母親がぼくとレイジが仲良くなったのを知り、ぼくの同級生母親達の情報網を使ってレイジ個人情報仕入れており、聞いてもいないのにぼくにそれを話したのだ。ママ友ネットワークをもってしてもレイジの事で確かな情報は得られず、噂程度のことしか仕入れられなかったようだ。それによれば、レイジは何らかの病気で定期的に通院しているという。だがその病気が何であるのかは誰も知らないらしい。

 ぼくが知っているレイジ個人的なことといえば、レイジには兄が一人いて両親も健在で、四人家族で仲良く暮らしているということくらいだった。

「ねえレイジ、どうしてレイジレイジなの?」

 ある日、ぼくが何気なく訊いたら、レイジはこう答えた。

「うん? うちは兄と俺との二人きょうだいから

レイジのジは二番目のジってこと?」

「そそ」

「納得した」

 きょうだいの二番目だからレイジ」と名乗るレイジとぼくとは部活つながりの親友クラス出身小学校が違うせいでお互い相手の事で知らないことが多いかもしれないが、そんな事は関係なく、ぼくらはとても仲がいい。

 秋になった。ある日、学校から帰るとぼくの部屋に大きな買い物袋が置かれていた。母親が開けてみろというので中身を見たら、「はじめてのブラ」と書かれた厚紙つきの白いブラが三着ほどと、その他下着類が入っていた。母親によれば、「ぼくに必要から買った」というより「みんなが必要だと言うから買った」ようだ。母親他人の言う事になにかと流される。

 しかし、断られる可能性が高いと思いつつこちらから羞恥心を堪えつつ頭を下げてお願いすることもなしに、必要ものが手に入ったのは良いことだ。ぼくは「はじめてのブラ」を着けてみた。ところがサイズ全然合っていなかった。それはAカップだがアンダーが85cmもあって、上半身だけは骨の浮くほどガリガリだったぼくにはユルかった。

 翌日から「はじめてのブラ」を着けて登校したが、いざ日常生活を送ってみると、ユルすぎるブラはぼくの助けになるどころか邪魔邪魔で仕方のないものだとわかった。ちょっと身体を動かしただけで背中ホックが外れる。これまでの習慣通りに猫背にしていると外れるし、かといって背筋を伸ばしてもまた外れる。走るとどんどんブラが浮いてきて胸の上までずり上がってくる。それを狼狽しながらも誰にも気づかないよう適正な位置に引き下ろさなければならない。

 なんなんだこれ……。母親に苦情を言うべきではないかと思わなくもなかったが、母親がぼくにブラを買い与えた時、牽制するように「デブで胸のないお前にはサイズがそれしかない」と言ったから、解決策は何もないとぼくは思い込んだ。デブ言いがかりだ。ぼくはチビの癖に肩幅と腰幅があり、脚も太かったから、セーラー服を着るとずんぐりむっくりに見えたが、上半身ガリガリに痩せていたのだ。

 何でぼくだけこんな事に……と思いつつ、部活の際に先輩達がふざけながら着替えている間は、いつもの様にぼくは部室の隅っこにレイジとぴったりくっついて体育座りで待っていた。先輩達は相変わらず可愛いブラを着けていて、それらはぼくの「はじめてのブラ」のようにズレたりホックが外れたりはしない。どうしてぼくの「はじめてのブラ」はこんなにも役に立たないのか、すぐそこに何事にもあけすけな先輩達がいるにも拘わらず、ぼくは誰にも打ち明けられない気がして、勝手孤独に浸っていた。隣のレイジは、元からそういう話をすべき相手ではない。

 その時、ツンツンと脇腹をつつかれた。隣を見れば、レイジが膝の上に半分顔を埋めたまま、いやーな顔で笑っていた。

「お前、これなんなの?」

 レイジはニヤニヤしながら、ぼくのTシャツの上からブラのバックベルトを引っ張った。

「何でもいいだろ!」

 ぼくは小声で身をよじりながら言った。その反応がレイジには面白かったらしく、レイジは「なんなの、なんなの」と言いながらぼくのブラのあちこちを引っ張り、脇を擽ってきた。そんなぼくらの攻防戦を先輩達はいものじゃれ合いだと思ったらしく、「今日も二人は仲良いよねー」と言った。

 その日以来、レイジはぼくがブラを着けているのを面白がり、やがて服の上からブラのホックを外すという技を会得した。レイジ通りすがりにぼくの背中を叩くと、ホックが外れる。とんでもない悪戯だが、ぼくのホック悪戯をされなくてもしばしば外れるし、ぼくとレイジクラスが違うので、被害を受けたところで大した事にはならない。それでぼくとレイジの仲が決裂するという事もなかった。

 ただ、レイジがぼくをブラのことでイジッてくるのは意外だと思った。同級生女子の中には、他の女子が「色気づく」のを嫌って意地悪をしたり他人の足を引っ張るような事をする奴が何人もいたが、レイジはそんな陰湿女子どもとは最も遠い存在のような気がしていた。でも、その頃レイジはまだ「子供カテゴリーの内にいて、それをぼくなんかみたいな貧乳の方がイチ抜けしたのだから、変に執着されるのはおかしい事ではないような気もした。

 人の心理としてレイジの反応は特におかしものではない。が、ぼくらの関係性の絶妙バランスをレイジの方から崩して来ようとするのは……逆にぼくの方から壊しにかかるなら自業自得なのでまだしも……どうしていいのかわからない。わからなさすぎたので、ぼくは何事もなかったかのように過ごす事を選んだ。

 二年からはぼくとレイジは同じクラスになった。一緒に過ごす時間は益々増えた。レイジ休み時間教室ですれ違いざまにぼくのブラを外して遊ぶ事もあったが、ぼくは責任を取ってホックを元に戻せとレイジ要求し、レイジは「はいはい」と言ってぼくの制服背中に手を突っ込んでホックを掛け直した。

 いつの間にかレイジはその遊びをしなくなった。

 その頃にはレイジは既に「子供カテゴリーを脱していたのだと思うが、ぼくにはその件については全然記憶がない。少なくとも、ぼくはレイジからされたようにレイジがブラを着け始めた事をからかうことはなかった。

 教室が一緒だと、友達同士なら休み時間ごとにお互いの机のところを行来するものだ。ぼくは授業が終わってもすぐに教科書しまって離席することがないから、レイジの方からぼくの席にやって来がちだった。ふとぼくが顔を上げると、視界の全面をレイジの胸が塞いでいる。よく、胸の大きな女性が「(男は)私じゃなくて私の胸に挨拶をする」と言うが、レイジ場合はぼくに胸から挨拶して来るようなものだ。ぼくはレイジに知られないよう視線を外した。だからレイジの胸がしょっちゅうぼくの目と鼻の先にあったのに、ぼくはレイジのブラ事情など全く知らない。一方レイジはといえば、ぼくをからかえるだけからかって恥ずかしい思いをさせたのに。

 レイジは狡いと思ったが、他の女子といがみ合うようにレイジと争うのは嫌だった。レイジ喧嘩する事があるとしたら、それとは全く関係のない、取るに足らない事が原因だ。そしてベッタリと仲がいい分喧嘩するのもわりとしょっちゅうだった。大体はぼくの方から吹っ掛ける。そこにレイジは狡いという思いがなかったとは言えないと、当時を振り返って思う。

 レイジは胸が大きくて手足が長くてモデルのような体型をしていたが、女としてはある意味で無敵だった。ぼくはといえば、自分身体がなにかとコンプレックスで、わざと身体に合わないダボダボな格好ばかりしているから、本当はガリガリに痩せていたのにすんぐりむっくりのデブだと思われがちだったうえに、貧相な体つきのわりにはきっちりと女であることのデメリットを受けた。すなわち生理が異常に重くて一月のうち絶好調なのは三日ほどしかなく、あとは瀕死

 レイジは不調知らずで常に元気いっぱい走り回っていた。何かの病気で通院しているという噂はデマに過ぎないのではないかとぼくには思われた。だがレイジはよく部活をサボった。同じクラス親友のぼくにも何も言わず放課後になるといつの間にか姿を消している。ぼくは既にレイジはそんなものだと思っていた。部活顧問から来年女子部長は消去法でぼくに決まりだと聞いて軽く絶望した。レイジの方がぼくよりもずっと強いのに、部長は実力よりも真面目さが大事だと顧問は言う。だがぼくは顧問が思うほど真面目ではない。絶不調ながら毎日律儀に部活に出ているのはほとんど、稽古カロリーを消費しつくせば生理にかけるエネルギーが少なくなり、来月こそは体調がましになるのでは? と期待していただけに過ぎない。

 そんな馬鹿な事をしていたせいで、ぼくはある日、体育の授業中に具合が悪くなった。その日のメニューは1000メートル走だったが、ぼくは運動神経がない癖に中距離を走るのが大好きで得意だったので、生理中だというのに無理をした。酷い目眩がして手足が冷たくなり、震えが止まらなくなった。爪が真っ青になり、顔色も青を通り越して真っ白だと、ぼくを見た体育教師が言った。体育教師は厳しい人で滅多な事では生徒を休ませないのだが、ぼくが芝生に座っても一向に回復しないので、保健室に行って休めと言った。ぼくは保健委員に付き添われて保健室へ行った。ベッドに寝かされた途端に意識が落ちた。

 気がついたらベッドの側にレイジがいた。

「おはよー。今どんな気分?」

「どんなって、最悪だけど。でもさっきよりはましな気がする」

「ははっ、体育の時はヤバかったな。こいつマジで死ぬんじゃね? って感じの顔してて、先生がさすがに焦ってた」

 そう言うとレイジはぼくのほっぺたをつまんで引っ張った。

「ほっぺぷにぷにー。すべすべで真っ白ー。でもさっきよりはましー」

 レイジはぼくの肌をすべすべで真っ白だとよく言う。小学校時代は徒歩通学で、中学に上がってから自転車通学で、それなりに日に焼けていたから、ぼくの肌も黒くて荒れているはずだと自分では思い込んでいたが、レイジに指摘されてはじめて、ぼくは色白で肌質がいいのだと知った。少なくともレイジのほっぺたよりはぼくのほっぺたの方がすべすべで白い。

「今どんな気分?」

「君が血色が戻ったというなら、思ったよりもいいんじゃないだろうか。確かに吐き気はしないし、頭痛もしない」

「ふーん。俺にはそういうのが無いからわからないけど、まあ無理すんなよ」

はいはい

 レイジはいいな。ぼくと性別が同じでもぼくのような思いはしないんだ。でもぼくみたいにひ弱なのはレイジには似合わないから、それでよいのだと思った。

トラバに続く。

2022-09-13

anond:20220913134032

まず彼女の説得をするべきだと思う

それでもダメなら親や保健室先生相談しよう

2022-08-30

やっぱり薬を飲んでも根本的な解決にはならないよな…


https://toyokeizai.net/articles/-/535853?page=3

睡眠薬による眠気で、学校に行っても保健室で寝ることが増えた。「薬を飲みたくない」と愚痴ったとき養護教諭から言われたのが、冒頭の「発達障害の子は薬を飲んだほうが生きやすくなる」という言葉だった。

20歳を超えた今でも、薬の種類や量は増えている。これまで摂食障害自傷行為で、精神科病院に3度入院した。その後も、薬の量を減らしたくても減らせない。

「飲むのを勝手にやめたときもありましたが、主治医に『自分で服薬の管理ができないなら、入院して薬を飲む習慣をつけることになる』と言われました。入院はもう嫌だから、また飲むしかありません」

発達障害一般的に、発達障害(一次障害)に対する周囲の無理解が本人の自己肯定感を低め、加藤さんのような対人恐怖やうつといった「二次障害」を引き起こすといわれている。しかし、「二次障害は薬では解決しない」と加藤さんは言い切る。

2022-08-19

マンガ好きだが、今一番の雑誌サンデーで、ジャンプで読める作品数は少ない、そしてWeb漫画アンテナは便利だ。

サンデーはこの中で売上が下の方らしい、そして

今のジャンプははっきり言ってマガジンサンデーよりも書ける人が揃っていない、でもジャンプのほうが売上が大きいらしい。

読める作品を思い出してみると

サンデーは、龍と苺、コナンMAO、シブヤニアファミリー白山三田さん、舞妓さんちのまかないさん、この漫画ヒロインは森崎あまねです、ラストカルテ、BeBlues、君は008、魔王城でおやすみレッドブルー、第九の波濤、十勝一人ぼっち農園、あおざくら、葬送のフリーレン、古見さんはコミュ症ですの17作品

チャンピオンは、弱虫ペダル、ゆうえんちバキ外伝、あつまれふしぎ研究部、ディエゴハリガネサービス、SANDA、ヤンキーJKクズハナちゃん、もういっぽん、メイカさんはおしころせない、木曜日のフルットグラップラー刃牙BEASTARSバチバチBURST、Gメンの14作品

マガジンは、はじめの一歩ダイヤのA黙示録の四騎士、シャングリアフロンティアカッコウの許嫁、カノジョ彼女、それでも歩は寄せてくる、幼なじみとはラブコメにならないの8作品

ジャンプは、ワンピース、WitchWatchの2作品Dr.STONE終わったのが痛い)

Web漫画アンテナ登録作品は(現在更新されてないのが多々ある)

2.5次元の誘惑

17歳からやり直すプロポーズ

38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみたヤバい結果日記

47歳、V系

Artiste

DYS CASCADE

Dジェネシス ダンジョンが出来て3年

GROUNDLESS-アリストリア改国戦記-

Helck

Infini-T Force 未来描線

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僕の心のヤバイやつ

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万引きGメン たつとら!!

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未来のムスコ〜恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!

未来人サイジョー

夢中さ、きみに。

明日、私は誰かのカノジョ

明日の恋と空模様

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柚子川さんは、察して欲しい。

幼馴染とはラブコメにならない

踊れ獅子堂賢

理系が恋に落ちたので証明してみた。

流血女神伝帝国の娘~

龍と苺

隣のお姉さんが好き

隣のガキに懐かれた話

隣の黒木さんは飲むとヤバイ

恋とゲバルト

恋人以上友人未満

凛子ちゃんとひもすがら

ごはん

ガール

2022-08-05

不登校になった私が自立し家を出、子供替わりに親が飼った大型犬引きこもりになっててワロタ

庭に出て用を足すのは1日1〜2日、限界まで我慢する

あとは朝夕の散歩運動嫌いですぐ帰る。

暇潰しにおやつ沢山、当然肥満40kg台後半

でもおっきいほうが可愛いわよね〜と深刻に捉えられず。

親の食事ねだりもらいまくり

の子バカで〜とドッグランで言いすぎて「犬が馬鹿なのは飼主が馬鹿なんですよ」とたしなめられる

一年に数回しか帰らないけど、犬はスポイル犠牲になったのだ

チックと幻聴保健室先生病院勧めてくれるまで、親に病院の発想がなかったこと思い出す

実家から帰ると身体のあちこち痒い

ワロタと書いたけど、結構タイム入ってる

2022-07-21

男子の性教育

子供の性行為で、一番問題なのが望まない妊娠なわけだが、こういうのは、男子が一時のムラムラを抑えることができれば解決するわけで。(女子からセックスを求めてくることなんてあるのかな?)

必要なのは思春期世代男子への正しい性処理教育ではなかろうか、と。

「ムラムラするのは普通ですが、女子にチョッカイだすのはやめましょう」、「性器を手で擦って性処理しましょう」、「毎日オナニーするのは普通です」、「オナホール女子の体の代わりになります」みたいな感じで子供セックスを防ぐ。

テレビで「セックス」という言葉が頻繁に出てくるようになったが、「オナニー」や「自慰」という言葉はまだまだ。NHK障害者の性処理の特集は何度もやってるが、健全男子の性処理も特集するべき。性処理教育メジャーになれば、痴漢性犯罪抑制にもなるかも。

学校では女子小学校高学年で保健室に集められて性教育を受けるが、同じ時間男子も別の場所に集めて性処理教育を受けさせたらいい。(今は男女ともにやってたりして)

2022-07-13

金玉を強打するとどうなるか

A.気絶する


子供の頃だった。クラスメイトが本気で足で蹴り上げて俺の玉ちゃんは強打された。

男なら玉が蹴られる動画など見るとヒクってなると思う。だが強打になると次元が違う

一瞬心臓発作のように息が出来なくなり、その次の瞬間には立てなくなり、耳が聞こえなくなり、目の前が白黒の砂嵐になり、そこから先は記憶がない。

気付いた時保健室にいて、起きたのは30分後。

どうやら2人がかりで運んできたらしい。念の為1時間程度休むと悲劇が無かったように元気になった

加害者クラスメイトは泣いて謝罪し、暫くは後ろめたいのか目も合わせてくれなかった。気絶したらビビるよね。

完治まで2ヶ月

直後玉袋が赤くなって膨れてたが、翌日青くなり、2日で真っ黒になった。500円玉の大きさのホクロと思ってくれたらいい

放っておいたら完治したが、2ヶ月以上かかった。子供でもその期間だ。今なったらどうなるか考えるだけで恐ろしい




女性にも知ってほしい。いや知ってもなんにもならんから知らんでいいわ

2022-07-08

anond:20220707184338

この件は普段からの激務で判断力が低下していた可能性もあるので、ちゃん調査した方がいいと思うんです。

私は身内や友人の養護教諭経験者が居るのですが、世間イメージほど楽な仕事ではないです。

児童職員の各種検診の準備、そのデータの整理、現在流行している病気への対策インフルノロ、今なら新型コロナもでしょう)といった結構面倒な仕事をやってます

それらの仕事をこなしつつ、突然やってくる怪我したり、体調不良を訴える児童の応対もしなきゃいけない訳です。

状況によっては昼食もろくに取れなかったり、仕事が終わらなくて休日出勤する羽目になったりという事も珍しくないです。

専門家でもないのに精神疾患持ちの児童ケアを任されたり、本来職務とは全く関係ないはずの仕事が回ってきたりという事も多いです。

運動会などのイベントがある場合熱中症などへの対策養護教諭が受け持つ事が多いですし、保健室だよりの様な生徒に配布する為のプリントも用意しないといけません。

理想としては激務になりがちな養護教諭人間関係という別の問題が発生しがちであっても二人制の方が望ましいはずなのですが、児童数が少ない学校では一人制がほとんどではないかと思います

友人は子供好きで非常にやる気に溢れた人なんですが、それでも体の方が追いつかなくなってしま体調不良退職せざるを得なくなりました。

一度退職した人を任用として雇ったりという事もあるのですが、高齢の方がほとんどなので知識が古い場合が多く、小学生相手をするのも体力的にかなり厳しいそうです。

こういった背景を考えると、今回の名古屋の件が養護教諭判断ミス能力不足だけが問題なのか、それとも養護教諭負担押し付けられている構造的な問題があるのか、現状の報道だけではまだ分からないと思います

もちろん今回の件で養護教諭責任が無いとは私も思いませんし、相応の処分必要だと思います

それでも構造的な問題があるのであれば、それを放置したまま当事者を切って解決した様に見せるという事は避けて欲しいのです。

構造的な問題放置したままでは再発防止が望めなくなってしまます

2022-07-07

保健室先生が僕に、ちょっときつい言い方で『目をぶったのになんで吐くの?』って」顔面骨折の小5男児が状況語る 母親「怒りしかない」 名古屋


目にボールが当たって吐く生徒なんて中学時代にいただろ・・・

視神経は脳神経とかかわってるから

そのとき知識として知ったよ

まして保健の先生なのにそんなことも知らなかったのか・・・驚き

2022-07-02

anond:20220702122222

あとローションは常識になるべき

かぐや様が観たようなハウツー系のAV

男性向けにも増えるべきだし

なんならクラウドファンディング制作したのを無料公開して

保健室とかプリント掲示して、誰でもアクセスできるようにしてほしい

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 1/3 


pixivに初めて投稿したのは約八年前になる。

それから長い時間が経って、今は野良プロとして漫画を描いている。特定組織には所属していない。ごく稀にR18雑誌寄稿したりもするが、基本はずっと一人だ。

今回、こうしてエッセイみたいなのを増田投稿しようと思ったのは、感謝の念が芽生えたからだ。

ずっと、社会に恨みを抱いて生きてきた。子どもの頃からストレスが多い環境にいたせいだろう。最近、ようやく周りに感謝ができるようになった。以前は、作品を認めてくれるファンの人だったり、SNS意見コメントをくれる人だったり、本気で叱ってくれる人にしか感謝できなかった。

最近になって、子どもの頃から散々な目に遭わされた家族とか、昔々の、辛い状況でも諦めなかった自分感謝ができるようになりつつある。ちょっと長くなるけど、自分語りをさせてほしい。



見た目があまりよくない。いじめに遭うことが多かった。

虫取り網を叩き折られたり、廊下を歩いていると後ろから蹴られたり、みんなで遊んでいる時も置いてけぼりにされたり、自分の家で遊んでいる時は貯金箱からお金を盗まれたりした。

イジメから助けてくれる先生はいたが、見て見ぬ振りをする先生も多かった。中学に上がってからは、暴力ますます激しくなって、週に1,2回くらいしか学校に行かなくなった。保健室通いというやつだ。

学校だけじゃない。家族もそうだった。自営業工場主兼農場主)をしている父はただ黙々と働いているだけだったが、母(介護福祉士)がとにかく理不尽だった。小四くらいで整体マッサージを覚えさせられ、母が夜ドラマを観ている最中、足や背中をひたすら揉まされた。

数学テスト20点を取ったり、ワイシャツ洗濯に出さなくて洗濯機で汚れが落ちなかったりすると、決まって布団叩きで頭をぶん殴る。その後は決まって反省文の提出と朗読がセットで付いてくる。

一番ムカついたのは妹(現在イラストレーター女性誌挿絵とかリクルート雑誌4コマ作ってる)だ。3つ下だったが、自分中学一年生の秋に不登校になり始めてからは、ひたすらバカにしてきた。

母と一緒になって、「役立たず」「頭が悪い」「人間性問題がある」「兄ちゃんのせいで学校で嫌な思いをする」「早く家から出て行って」など言いたい放題だった。

中学卒業して偏差値52の公立高校に通った。イジメに遭いそうにない環境生き方必死で探したおかげか、陰キャラとして3年間を過ごすことで平穏無事に高卒肩書を得た。

人間としては全然ダメだった。今でもそうだ。青春期に、部活とかボランティアとか、人と関わる活動をしてこなかったせいか社会性に問題がある。クリエイターを目指す専門学校に入っても変わらなかった。マックアルバイトを始めたけど、根本的なところはいっしょだった。

自信がなかったのだと思う。自分自身の生き方に対する信仰、というか。それが社会性のなさに繋がって、いつまで経っても結果が出せなくて、それで自信を失っての悪循環だった。

普通20代前半くらいの人間だったら、「お前はすごい」と言われたことがあるはずだ。自分にはそれがない。もどかしい気分になったけど、当時は鬱蒼鬱屈(教えてくれた人サンキューです笑)とした気分で街を歩くしか手段がなかった。

ちょっと前に、マクドナルド面接に出かけて、遅刻して店長に怒られて逆切れをした人のはてなブログがバズったことがあったはずだ。まさにそんな気分だった。あれは自分だった。もう一人の自分。今思えば愛おしい。



専門学校入学してすぐだったか。あるまとめサイトを見たのは。

絵師の上達みたいなタイトル2ちゃんねるスレッドだった。いろんな神絵師の上達していく過程が何枚かの絵を抜き出すことで説明されていた。ところで、自分シナリオ学科だった。イラストとは縁がない。けど感動したのは覚えている。

ある神絵師最初イラストは、東方チルノだった。最初小学生が描いたみたいなシンプル鉛筆書きみたいなノリだったのだが、年を経る毎にどんどんうまくなっていって、最後イラスト神輿と一緒に映っているチルノはまさに圧巻だった。

この時になって思い出した。小学生の頃は、授業中のノートに絵を描くのが好きだった。当然、大したことはない。まさに子ども落書きだ。中学生になる頃には一切書かなくなっていた。

自分イラストをやってみたいと思った。確かな感情だった。自分が好きなアニメイラストを描いてみたい。あの時、確かにそう感じた。

まずは自由に描いてみた。

一番最初に描いたのは実家で飼っていた猫だった。灰色のやつで、自分と妹が小学生の時に拾ってきた。自分達が近付くと、「ヌアァン」と鳴いて田んぼ稲穂の中に入って行った。

出てくるまでに20分はかかったろうか。「いつまでも一緒に待つんだぞ」と妹に提案して、出てきた猫を妹が抱えて家に持って帰ったんだっけ。父には反対されたけど、母を味方に付けることに成功した。

そんなこんなで初めて描いた猫は、猫ではなかった。よくわからない物体だった。耳がへなっと折れていて、ほわほわとした毛並みを表したはずの鉛筆でのなぞり書きは、角が折れたトーストの上に浮かんだような暗黒物質を生み出していた。小倉トーストだった。

二番目に描いたのは、好きなアニメキャラだった。アイカツ!星宮いちごを描いてみた。二次元だったら何とかなるかと思ったが、ぜんぜんそんなことはなかった。一応人間にはなっていたが、こっちの方がまだ猫に似ていた。

三番目は、風景に挑戦した。上で田んぼと書いたが、当時は関東圏でもそれなりの田舎に住んでいた。実家の近くに小高い山があるのだが、そこに昇って、自分が住んでいる町を見下ろしてスケッチをしてみた――結果は燦々ではなく、散々とした出来だった。透き通った空気の中に浮かぶ田畑が並んだ一帯を描くはずが、自室の襖に飛び散ったとある黄ばんだ一角のような、痴態のようなものしか描くことができなかった。

独学で学んでいるかダメなんだと思い、ネットで上達方法を学んでみた。といってもツイッター検索だが。「とにかく量をこなせ」というメッセージが心を掴んだ。

次は書店で本を買い、何周も読み返して基礎的な人体の描き方を頭に叩き込んだ。新しい何かが開けた気がした。

そんなこんなで、何を描いたのか判然としないようなモノを1週間につき1枚のペースで仕上げていった。努力しただけあって「ヘタクソ」の領域に到達することができた。

これでいい。あとはpixiv投稿しさえすれば、絵描きへの第一歩を踏み出せる。ここまでに約二ヶ月かかっている。今までのpixivの使い方はといえば、好きな漫画アニメイラストを見たり、さあ寝るかと思った時に、より深く就寝に至るための聖なる行為(SeaCallと呼んでいた)をするためだった。

それが今、人生で初めて本気で描いたアイカツ!キャラ絵を投稿しようとしている。色々と入力していって、最後に「投稿する」ボタンを押すと、ブラウザ画面がぐるぐると回って投稿が終わった。

最初ブクマ数は、3時間で「5」だった。閲覧数は70くらい。コメントも付いた。テンプレだったけど。

しかった。自分イラストを気に入ってくれる人がいたのが嬉しかった。この時が絵描きとして人生で一番最高の瞬間だった。この時以上に嬉しかたことはない。

ところで、検索で一番上に出てくる上位勢とは月とすっぽんだった。それくらい画力に差があった。子どもの頃に観ていた夜ドラマで喩えると、彼らがお空に浮かぶお月様だとしたら、自分味噌汁出汁に使われる煮干し様だった。彼ら彼女らを引き立てるための数多のヘタクソの1人。それが当時の自分だった。

今の自分は、漫画的な儲けであれば、彼ら上位勢のほとんど全員に勝っているだろう。もしかすると、pixiv出身の若手作家という括りでは自分歴代一位かもしれない。いや、多分そうだ。

しかしbut。あいつらの画力には到底及ばない。あれは常人が至れる領域じゃない。努力できる天才けがあそこまでいける。

当時は、気が狂ったようにイラストを描いた。専門学校の授業が終わると、真っ先に家に帰ってイラストを描いた。アルバイトは当初週4でシフトに入っていたけど、週2に減らした。

ここでいったん筆を止めて、pixivマイアカウントを眺めてみる。過去に描いた作品時系列に巡ってみたのだ。すると、端的なある特徴が出てきた。割とすぐに一般からエロ主体に移行しているのだ。もっと遅いと思っていた。

今の自分は、一応プロだ。エロ絵で生きている。絵の初心者だった当時は、そんな未来は全く想定していなかった。自分が描いていて楽しいものを作っていただけだ。自分はおそらく、エロに興味がある人間だったのだろう。

とにかく、たくさん投稿していた。週に2~3つ上げていたこともある。今だと月に1枚が限度だ。暇な時間がなくなってしまって、好きなキャラ絵を描く時間も体力も気力もない。専門学校卒業する頃には、200本以上のイラスト漫画をアップしていた。子ども向け~若者向けのアニメが多い。アイカツ!とか、プリパラとか、ポケモンとか、ラノベ作品とかそんな感じだ。

すっかり絵描きになっていた。マックアルバイトで貯めたお金ペンタブを買ったりした。今でも使っているお気に入りのやつだ。

絵を好きになれたのはよかったが、専門学校卒業しても就職しなかった。シナリオ勉強は存分にさせてもらったけど、別に脚本家になりたいわけでもなし、ゲーム制作の実績があるわけでもなし、就職活動コネ作りなど当然しているはずもなく。文章を書くのは好きだったが、小説書きには興味がない。そんなことより絵が描きたかった。

いや、違う。専門学校に居た時、違う学科同士でグループを作ってゲーム制作したことがある。途中で抜けることになったが。コテコテRPGだった。

ツクール制作を進めていて、魔法名前を考えている時、自分が水属性魔法として「シーコール」を提案したのだ。それで、3人居た仲間の1人が噴き出した。また別の子が、「海をイメージしてるんだね。きれいな名前だね」と言ってくれた。それで、「発展形はどういう名前になるの?」と聞いてきた。

「ゼンイン・シーコールというのはどう?」と自分がいうと、さっき噴き出した奴が机に突っ伏していた。「それは、どういう描写イメージしてるん?」とさっきの女の子が聞いてきた。

「みんなで力を放出して集めたやつを、その聖なるやつをさ、敵に流し込んでやるんだ。思い浮かべてみて」と言ったところで、また別の人が「お前はふざけているのか。帰ってくれ!!」と憤った。

以後は、それなりのペースで開発は進んだ。順調だったように思う。上の女の子が、みんなをうまくリードしてくれた。自分にキレた人も、開発の途中から冗談を言うようになっていた。

増田君、いいシナリオが思い浮かばない? じゃあ、この主人公がトツゼン・シーコールをするのはどう?」

冗談を言ってくれるようになった。

懐かしい記憶だ。ちなみに、シーコールきれいな名前だと言ってくれた子は、卒業後にガンホー入社した。当専門学校では一番の出世株だ。同窓会ではスマホゲームを開発してると言っていた。参考までに、マジメに考えた技や魔法も一応提出した。

グランドアクセラレーション攻撃ではなくて地属性のバフ)

イモータルブル-(水属性のバフ的なやつだったと思う)

・赤薔薇の檻(どくどくみたいな感じ。味方にかけると回復

・無窮動(ペルペトゥーム・モビーレと読む。それ以外は亡失)

規律ある発狂状態(ディシプリナ・インサイアと読む。それ以外は亡失)

・全領域侵食(この名前以外は記憶にない)

夜明けの羽ばたき(〃。たぶんミネルヴァの梟から取ったのだろう)

こうして自分は、絵を描いていたいがあまりフリーターとしての道を選んだ。父や母から馬鹿にされ、軽んじられた。当然、妹からも。

当時の妹は、実家台所自分存在を認める度に、ごみを眺めるような感じで素通りした。なんというか、存在認識していないのだ。あいつも高校を出てすぐに入った会社で嫌なことがあって、1年ちょっとで辞めてしまって辛かったのかもしれないが、とにかく目線が冷たかった。

自分フリーター身分なので、家族内で大したことは言えなかった。母にはよく「役立たず」「プーの分際で」「一生トイレ掃除でもしてなさい」など冷たい言葉を吐かれた。

フリーターだった頃の自分は、何を思っていたのだろう。「見返してやる。世の中で絶対成功してやる」などと思っていたのだろうか……いや、そんなことは思っていない。自分がやりたいように、やりたいことをして生きていきたい。そう思っていた。それだけだった。



マックで週2~3回のアルバイトをして、家に帰ったら小学校に上がる時に買ってもらった児童机に座り、ペンタブを握って作業に没頭した。傍らの床には、スケッチ帳を破って放り投げた下書きが何十枚も落っこちている。そんな毎日だった。

できた、できた、できた!! 作品を完成させた時のあの感覚自分がまるで神にでもなったかのような、いま過去最高を更新し続けている、今この瞬間の自分過去のどの自分よりも優れている――という、あの頃の高揚感にはもう戻れない。あの日々、俺は俺で満たされていた。我を忘れるほど。自分が決めて進んでいた道のなかで。

成長しすぎてしまった。10ヵ月以上かけて長編作品を完成させたとしても、喜びはあまりない。それよりも、ホッとした、安心したという感情の方が強くて。ある時期を境に、自分は作者として堕ちているのか、このままで大丈夫なのかという疑問が湧いてきた。一方で、FANZADLsiteで多くの人達が楽しんでくれているのを観ると、やはり絵描きをしていてよかったと感じる。

DLsite長編作品投稿しようと思ったのは、ある夏の日のことだ。アルバイトが終わり、家に帰って夕食を食べていた。すると、台所の四角い卓の斜めに座っていた妹が、「ん」と親指を床に向かって指した。そこには、おそらく何日か前のご飯の残りカスみたいなものが落ちていた。妹は、ウザそうな顔で「拾え」というジェスチャーを繰り返した。

しぶしぶ右手を屈めて拾ったのだけど、それから時間か経って、自分が相当馬鹿にされていることに気が付いた。あれはそもそも自分が落とした残りカスだったのだろうか? 違うんじゃないのか。とにかく馬鹿にされていたのは間違いない。怒りが込み上げてきた。許せないという気持ちが何日も続いた。

ある日、ようやく思い立った。自分の思いに決着をつける方法を。解決になるかはわからなかったが、とにかくやってみようと思った。

R18作品を扱っている販売サイトを見て廻った。それで、処女作DLsiteに捧げようと思った。これまで同人作品同人ゲームを購入したことがあるというシンプル理由だ。「此処で作品を売ろう」と思ったら判断は早かった。すぐにpixivマイページを開いて、これまでに投稿した約250作品ひとつひとつクリックしていった。読者の反応を観るためだ。

長編作品と向き合うにあたっては、自分の強みでとにかく突き抜けようと思った。専門学生の頃に、ヒルティという人の『眠られぬ夜のために』を読んだことがある。あまりに感動してしまって、つい何篇かの言葉メモ帳に書きつけていた。

突き抜けよ。この短い言葉は、内的生活の多くの危機に、ほとんど魔術的な効果もつものである

195ページ

あなた義務を行いなさい、できるならば楽しい気分で。できなければ、そうした気分なしでもよい。この方が一層ほむべきことであり、一層大きな実りがある。

211ページ

まこと人生の楽しみを得ようと思うならば、なによりもまず、その楽しみがいったい何にあるかをはっきりさせ、それを妨げるすべてのものを、断然さけなければならない。

237ページ



今でも好きな本のひとつだ。

とにかく、突き抜けてみようと思った。頭に閃いた何かを形にするために、これまで作品お気に入り登録してくれた人達意見を集め、この試練に立ち向かうのだ!

スケッチ帳への下書き(追記 専門用語でいうネームから始めて、セリフを付けて、大まかに色を塗って(追記 色鉛筆でザザッと塗るだけ。難しい場合は✓で表す。自分場合は一度紙で表現しないとデジタル作業に移ることが難しい)、効果音のイメージを書いて……いや、大事なことを忘れていた。基礎設定はできていたのだが、キャラクター同士の人間関係をまるで作っていなかった。これでは駄目だ。というわけで、もう一度スケッチ帳への下書きからやり直した。「うん、これでいい。やっぱりやり直してよかった」と、当時の日記に書いてあった。

今でもそう思う。キャラクター間の繋がりが何よりも大事だ。特にR18コンテンツにおいては。「男性カタログシチュエーション萌え女性物語関係性に萌える」のだから

粉骨砕身の末、三ヶ月以上かけて初めての長編作品ができた。50ページ近くはある。誰に対しても胸を張ることができる妹凌辱ものだった。

精一杯、想いを込めて突き抜けた作品だった。2022年6月現在インターネット掲示板での自分は、近親相姦ジャンル大家として知られている。恋人たちの予感がするほど、そんなラブラブ作品は作らない。ガチ凌辱とかではなくて、『ライト強姦』とか『ソフト凌辱』とか言われるコンテンツになる。



自分場合は七千字ちょっと文字数制限のようです。

以下に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20220701210745

2022-06-23

anond:20220623001429

学校相談窓口ないの?保健室とか、教務課でもいいから、相談した方がいいよ。

2022-05-20

自殺したいけど死にたくないメンヘラ向けの情報

はじめに

5年以上うつ病だったがようやく寛解しそう

せっかくなので、表題のような状況の人に向けたメモを残しておこうと思う

私の経験だけで話しているので、うつ病の全員に当てはまる訳では無いことを了承願いたい

自殺したいけど死にたくない」とは

私の場合本能的な欲求として自殺したい気持ちが湧くことがよくあった

例えるなら空腹や眠気と同じ感じで死を求めるようになる

しかし理性で生存欲求を残しているので、矛盾に苛まれることとなる

でも行き過ぎると本当に死のうとする

よく「死にたいって言う人は実際死なないから〜」とか言う人がいるけど理性でどうにか止めてるだけで正直限界の状況

耐えきれず未遂したこともあります

あと死にたい気持ちに浸るのが本当にしんどい

お役立ち情報

役に立ったもの
通院

これが無かったら多分死んでいた

薬をもらうならここしかないしカウンセリングも受けられる

何より自分の悩みに病名という形で名前がつく

得体の知れないものと戦い続けるのは恐怖が募るので地味に大事

入院

これが無かったら確実に死んでいた

閉鎖病棟に入れられると外出不可、自殺に使えそうなものは全部取り上げられるのでとても安心

あと死にたくなったら頓服薬がもらえるので苦しむこともなくなった

更に診察間隔が通院と比べて極めて短くなり、他の療法も短いスパンで受けられる

悪いところは他の患者さんが症状に苦しむ姿を見て自分もやられることくらい

それでも死ぬのに比べたら何倍も良いので我慢

カウンセリング

メンタルやられると学校職場から遠ざかり、結果話を聞いてくれる人がいなくなりがち

その分を補ったり、悩みを整理する手伝いをしてくれる

受けるとかなり楽になるけど、合うカウンセラーを見つけられるかが運ゲーできつい

もし新しく病院を探すなら、「カウンセラーさん合わなかったら変えてもいいですか?」って聞いた方が良いと思う

大学保健室

カウンセラーの紹介や健康状態の把握をして頂いた

教員の方々にいちいち現状を説明する必要がなくなって感謝している

社会人だと産業医面談かに当たるのかな?

役に立たなかったもの
各種自殺相談ダイヤルチャット

1度もつながったことがない

夜は通話待ち状態にすらさせてもらえないことがほとんどなので無理ゲー

運に自信があるならどうぞ

予算少ないのはわかるけど、もう少しなんとかならないかなと思うところ

家族

専門知識がない人は当てになりません

監視役として使うならアリかもしれない

交際相手

専門知識がない人は当てになりません(2回目)

相互依存が始まるきっかけにもなりかねないのでお勧めしない

終わりに

要するに専門家に頼れ、なんか調子悪いなと思ったら受診しろ以上のことは言ってません

頼ろう!専門家

おまけ

私が精神やばい時の症状メモ

疑うきっかけにどうぞ

下に行くほどやばい

朝起きられなくなる

ダルいしんどいで起きられない

毎日12時間くらい寝てしま

不眠

2日に一回しか寝られない、寝ても3時間くらいで起きる、そのまま寝つけない等等

風呂に入るのがしんどい

めちゃくちゃ重労働に感じられて入ることができない

このレベルになると死にたくなってくる

自殺を考え始める

本当にやばい

うっかり死にかねないのでこの状態になったら即座に病院の予約を取って場合によっては入院していた

2022-04-25

anond:20220425151813

保健室しか場所のない女の子disってもなんも得られないというか…

罵ったら罵った分だけその子がまた「私かわいそう!被害者学校が悪い!人が悪い!」って周りのせいにして被害者面加速させてくと思うと正直そっちのがムカつかない?

保健室登校のあの子

高校の時、隣のクラス保健室登校してる子がいたわけ。結局、一度も喋ったことはないんだけどね

保健室では保健医に向かってすっげーうるせー鳥みたいにピーチクパーチク喋ってんのに、教室戻ると自分の席で下向いて机凝視したまんま少しも動かねえしもちろん喋らねえの。

え?二重人格?てかまあ、内弁慶みたいな気質だったんだろうな、とは思うけど。

んでさあその子名前も知らないその子が、俺の部活めっちゃくちゃこきおろしてんの。卓球部だったんだけど俺は。

オタクのあつまりだし、卓球とかだれでもできるし~みたいな卓球部が生涯で言われることベストテンフルスロットルでずっと言ってんのね。その保健室のベッドで卓球部部員の俺が寝てることも知らずに。

自分で言うのもなんだけど、うちの高校卓球部って結構強いわけよ。まあもれなく全員ダサメンではあっただろうけど。でも毎日必死練習してるわけ。

それをさあ、同じように部活頑張ってる陽キャとか、めちゃ勉強に打ち込んでるガリ勉とかでもなく、毎日教室に通う勇気も根気もろくになくて保健室女王様面してるその子に言われたのがクソムカついたわけ。

いやてか保健医なんか言えよって感じだったんだけど、俺らには厳しいそのオバハンは不登校予備軍の生徒には肯定しかしないわけ。腫れ物を扱うように「そうだね」しか言わないわけ。まあカウンセラーじゃないし仕方ないんだけど。

その日俺は水泳の授業上がりに冷えた牛乳飲みすぎて腹壊して保健室で寝てたんだけど、その子の話が不快すぎて顔色悪いまま教室戻ったわ。そのまま残った方が精神衛生上よくねーもん。

俺がカーテン開けた時、その子は初めて気付いたみたいであっヤベッって顔して一瞬で黙ったんだよ。さっきも言ったけどそこそこ強い部活だったから、名前も知られてたんかもしれない。でも俺はその子の顔しか知らない。

ここで俺がもっと性格が悪いかもっと度胸があるか、もっと機嫌が悪かったら「喋る元気あるなら教室行けば?」って言ってたのかもしれないけど、そんなに優しい人間じゃなかったので普通に無視して保健室を出た。

の子保健室登校になった理由とか、俺は知らない。

すげーいじめられたのかもしれないし、勉強についていけなくなったのかもしれないし、ただ単にクラスにムカつくやつがいたのかもしれない。何も知らない。

何も知らないけど、守られてるのは今だけだよってくらい、教えてあげればよかったのかなあ。

2022-04-16

小学生「これ塾でやったからつまんない」

担任ワイ「じゃあ増田ちゃんは、先生サポート役としてわからない子を教えてもらってもいいかな?」

小学生「それは嫌です」

ワイ「じゃあ静かに自習しててくれるかな?」

小学生先生の声とか、うるさくて集中できないです」

これは教員時代のワイの実体験。高学年だとほんとーによくある。ネットじゃ「教えさせればええやん」とか言われるけど、それは恥しくて嫌だという児童ほとんど。じゃあ自習してねんって言ったら自習してくれる子がほとんどだが、中には上のようなガキンチョもいる。

そこでネットだと、校長教育委員会保護者と話し合ってこの子は自宅学習保健室自習させては?とか言うんだけどね、そんな手厚いケアするだけの給料貰ってないんでむりなんだよなあ。

「そっかー。でも増田ちゃんに合わせるわけにもいかいから、授業進めるね。明日から耳栓持ってきてもいいよ」と言って終わり。

2022-04-14

anond:20220414184539

今ほど性知識性教育も正確ではなかった昭和時代、聞きかじりだけで膣内にガッシュガッシュ物を突っ込んで病院…に行けなかったので保健室行きになった女子結構いる

クリトリスだけで充分快感は得られます」というものの本の記載を強烈に覚えている

2022-03-23

金銭面や家庭環境のせいで生理用品が手に入りづらい子どものために学校保健室トイレに置きましょうってだけの話にすればいいもの

「いやいやこれもまた貧困から

って女全員に無償で配るまで拡大しようとする馬鹿女のせいで支援自体が潰される

女の敵は女

2022-02-28

最近読んだ非BLBL

 心配事が重なると、ゲームをやるより何か読む方が捗るらしい。ここ数年で一番本を読んでいる気がする。


レモンタルト』(長野まゆみ




概要

 短編連作集。主人公の「私」は亡き姉の夫である義兄と三年ばかり一つ屋根の下で同居している。とはいえ住まい二世住宅のようなものなので、「私」と義兄にはそんなにまめな交流があるわけではない。

 義兄は育ちのよいイケメンだが、他人人間関係について古臭くてチープなドラマみたいなゲスの勘繰りをするのが好きという、変人な一面がある。そんな義兄を「私」は密かに好いているのだった。

 「私」はというと、亡父の縁故就職した大企業で、表向きには倉庫番のようないかにも縁故入社にお誂え向きなポジションにいる。が、裏では会社の重役達のおおっぴらには出来ないような類いの雑用を一手に引き受けている。たとえるなら映画プラダを着た悪魔』の主人公みたいな感じ。

 『レモンタルト』は、そんな「私」が日々の仕事に追われながら、たまに義兄にときめいたり助けられたりする物語。ちなみにエロはない。


増田感想

 私の中の長野まゆみブームは一体いつ終わるのか。まあ終わらなくても別にいいけれども。長野作品の中でも青年同士のBL作品はだいたいそうだと思うのだが、主人公の好きな相手のいい男ぶり描写が、とても細かい。そんな描写特に気に入ったのは、普段は冷たそうに見えるイケメンの義兄だが、眼鏡をかけると途端に人のよさが前面に出て、頼もしいお父さんみたいになる、というもの。それなんてファザコン殺し。

 基本的ちょっと変わった日常系なのだが、ほのぼのって感じではないかも。入れ子状になった謎やスリルの場面が面白かった。嘘に嘘を重ねて華麗に「私」の足もとを掬うエイプリルフールとか、現代常識では完全アウトなセクハラ面接の場面はすごいなと思う。『左近の桜』シリーズの何度目覚めても脱せられない悪夢しかも、本当に目覚めた時は身ぐるみ剥がされた状態で叢に放置されていがち)に通ずるものがある。

 「私」を陥れる罠はいつも巧妙なのに、「私」が義兄に思いがけずお近づきになれる展開になるところは、なぜか(あ、BLからか。)乱暴なまでに強引なとこが笑えるw

神様なんか信じない僕らのエデン(上)』(一ノ瀬ゆま



あらすじ

 星とか生き物とか科学が大好きな喬織人(たかい しきと)は、恵まれた家庭に生まれ育った、優等生。好きな言葉は「穏便」の彼は、学校では目立たないように気を付けている。

 そんな喬とは真逆陽キャ・西央凛々斗(にしお りりと)。喬はひっそりと西央に思いを寄せるのみだったが、ふとしたはずみに彼と接近し、不思議匂いを嗅ぎとったのだった。

 そして体育の授業中、不調を訴えた西央を喬は保健室に連れて行こうとするも、体育館倉庫に連れていって欲しいと西央は懇願する。様子のおかしい西央から発せられる匂いの奔流に呑まれた喬は、わけもわからぬまま西央とまぐわってしまい……。これは人類初のαとΩの誕生から七日間の物語(前編)


増田感想

 レーベルビーボーイコミックスデラックスで、しかBL情報サイト腐女子のお姐様がたが素晴らしいと絶賛している辺りでもうだいぶ怪しいのだが、ページをめくってみればやっぱり……盛り沢山すぎるエロシーン。うえっぷ、お腹一杯です、もう勘弁してください……って感じだが、敢えて「オメガバース作品を手にとったらこうなるのは当たり前だと思って諦めるしかないw

 胸焼けするほどのエロはおいといて、ストーリー全体に生命不思議に触れる喜びが満ちていて、けっこう好きだと思った。人類初のαとなってしまった喬が、戸惑いながらも自分や西央の身に起きたことを知ろうとし、西央の内面に触れ理解し助けようと奮闘するさまがいじらしい。

 お小遣い運用の都合で下巻はまだ買えていないのだけど、これはエロ過ぎること以外は名作だと思う、たぶん。


追記

 私が固定増田なら、出ていけとかTwitterでやれとかい増田もいつもくっついて来るから固定増田なんだよなぁ。

 私は毎回定時に投稿してる訳でもないのに、毎度よう見つけるよなって思う。

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