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はてなキーワード: 第一印象とは

2024-04-23

清潔感があるっていうのは「害がなさそう」っていう意味だよ

変な臭いがしないとか、下心マシマシで誘ってこないとか、そういう「無害」な人ってことだよ。

そしてワンチャン「優しかったり頼りになりそう」って人のことだよ。

から服を洗濯して新しくしてもさ、ダサかったらアウトなんよ。

だって「世の中の空気を読めない変な人」「害を与えそうな人」にカテゴライズちゃうからさ。

もちろん話していくうちに「この人は大丈夫だ」となる時もあるよ

でも第一印象大事だよね

ダサい空気を読めない=変なことしそう」という暗黙の数式があるから、そこは注意しないとね

髪型も、もちろんボサボサは論外だけどさ

20年前から変わってない流行遅れ髪型だと、害があるかも?と疑われるよね

TPOが守れないんじゃないかな?ってなる

そういう人はたとえ清潔でも清潔「感」はないよ

残念だけどね

「害がなさそう」を目指さなきゃね

顔の表情もそうだよ

害のないような自然笑顔大事

むっつり無言で黙ってる人は「害があるかも?」ってなる

そういう人は清潔感があるようには見えなくなるよ

なんか暗く見えるから清潔感から遠ざかるんだ

こう考えると、清潔感って難しいよね

僕らはどうやっても害のある見た目から逃れられないもんね…

から、諦めよう

僕と一緒に!

バンダナ巻いて、ネルシャツ着て、ジーパン履いて、リュックを背負う!

真逆を行けば、逆に愛されるかも!

もう、開き直ろうよ!

好きな服着ようよ!

風呂も時々しか入らなくていいよね!

髪型昔ながらのセンター分け!

流行を気にしてる方がダサい!」そう言おうよ!

嫌われるなら上等!

こっちから願い下げ!!

そうだよね?

そうだと言ってよ

2024-04-19

anond:20210317115504

いっきり『自由強制された選択』でワロタ

まり、こういう事。お前は選択する自由がある。しかし、その正解が予め決まっていて正しい方を選ばなければならない。間違えた場合罰せられるか共同体の中に存在しながら無視される事になる。

個人に先立つ社会存在しない前提のはずなのに、多様な思想の一形態である個人主観的感想が劣っていて、集団的意見の方が優れてるとはとんでもなく酷い逆説。

>強制された選択の状況は、主体が、自分選択とはかかわりなくすでに属している共同体自由選択しなければならないのである

問題は、彼は実際にはけっして選択する立場にないというこである。彼はつねに、すでに選択たかのように扱われる。

しかも、こうした強制選択全体主義的な〈権力〉が主体(人民)を捕らえるために利用する罠であるかのような第一印象を与えるにも関わらず、そこになんら「全体主義的」なところはない。━━スラヴォイ・ジジェクイデオロギーの崇高な対象

誤った選択をした場合精神障害者レッテルを貼るところもファシズムのもの。「そっち側」って言って自分から切り離そうと異化してるけど君も「そっち側」の人間だよ。直接明言しないだけで。

民主主義自由は間違ってても尚当人がそれを支持できる愚行権が備わって初めて非-排他的社会構成することが可能なんだから報復を超えた直接的実害性(ヘーゲル歴史哲学講義で例に挙げた放火に類するもの)の伴った行為でなければ例え悪意に基づいていても民衆それぞれに主権が具わる共同体では許容される。(不能犯を不可罰にする判例等)

なのにその思想を持ったというだけで構成である元増田排除しようとしているってわけ。

根底価値観は全く同じにも関わらずより効率的排除するために慣習的常套句まで利用して排他的社会を推進しているのに、まるで民主主義番犬のような顔をするからより質が悪い。共同体主義のドイツファシズム選択するぐらいなら『アルファヴィル』のような実証主義管理社会の方がマシだろ。

anond:20210317115504

いっきり『自由強制された選択』でワロタ

まり、こういう事。お前は選択する自由がある。しかし、その正解が予め決まっていて正しい方を選ばなければならない。間違えた場合罰せられるか共同体の中に存在しながら無視される事になる。

個人に先立つ社会存在しない前提のはずなのに、多様な思想の一形態である個人主観的感想が劣っていて、集団的意見の方が優れてるとはとんでもなく酷い逆説。

>強制された選択の状況は、主体が、自分選択とはかかわりなくすでに属している共同体自由選択しなければならないのである

問題は、彼は実際にはけっして選択する立場にないというこである。彼はつねに、すでに選択たかのように扱われる。

しかも、こうした強制選択全体主義的な〈権力〉が主体(人民)を捕らえるために利用する罠であるかのような第一印象を与えるにも関わらず、そこになんら「全体主義的」なところはない。━━スラヴォイ・ジジェクイデオロギーの崇高な対象

誤った選択をした場合精神障害者レッテルを貼るところもファシズムのもの。「そっち側」って言って自分から切り離そうと異化してるけど君も「そっち側」の人間だよ。直接明言しないだけで。

民主主義自由は間違ってても尚当人がそれを支持できる愚行権が備わって初めて非-排他的社会構成することが可能なんだから報復を超えた直接的実害性(ヘーゲル歴史哲学講義で例に挙げた放火に類するもの)の伴った行為でなければ例え悪意に基づいていても民衆それぞれに主権が具わる共同体では許容される。(不能犯を不可罰にする判例等)

なのにその思想を持ったというだけで構成である元増田排除しようとしているってわけ。

根底価値観は全く同じにも関わらずより効率的排除するために慣習的常套句まで利用して排他的社会を推進しているのに、まるで民主主義番犬のような顔をするからより質が悪い。共同体主義のドイツファシズム選択するぐらいなら『アルファヴィル』のような実証主義管理社会の方がマシだろ。

2024-04-14

ミドサー女 婚活記録1

結婚相談所活動 初期の記録 まとめると以下

普通の男なんかいないと言うが、結構いる

モテない 同年代との見合いはできるが2回目には進めない

結婚できる気はしない

・まともになりたいなー

自分ステータス

35歳

年代希望の茨道

活動の進行】

3月半ばより開始 

年齢を最重要視し、同年代33-38歳以外とは会わな方針

申込みして受けてもらえる率は全体平均とまあ同じくらい 2ヶ月分の申し込み22件フルで使って、4件受理

申込みは、先月は入会ボーナスで8件 今月は3件

申込みと申し受けを合わせて、同年代との縁は12

年代との見合い自体は成立するようだ

最近日程調整をしていて、この三週間で合計12人に会う予定 そしてこの週末の3日で5人にお会いした

ネット婚活ブログのようなヤバい人が来るのかな〜と思っていたら5人とも普通男性だった

容姿面では多少劣るところがあるかもしれないけど、コミュニケーションや態度は本当に普通の人たちだった

一問一答尋問の人とか全然いない どの人も気さくで会話自体はしやす

会話は一応弾んだが、向こうが話しを合わせてくれてる感じがあった 

1回目の面接では4人に振られた

一人だけ2回目に進めたが、この人は多分誰でも一回目はオッケーしてそうな感じだった 2回目で振られるやろな

面接第一弾を終えて】

会話がだめなんだろうな キモさが出るのだと思う

顔は同年代との比較にはなるがきれいな方だと思う

他に若くてきれいな候補者がいるのでお断りした とかなら救われるのだけど、他に候補がいなかったとしても私の人格お断りされてる気がする 苦しいなー

同じ条件の人と並べても異常で、劣っているとはねられるつらさ 就活を思い出す

就活とき自分の条件がかなり良かったから、中身を見て落とされる自分のことがもっと惨めだった

婚活は年齢を言い訳にできて、そこは楽だ

結果的には独身を貫くことになると思っているが、自分結婚は無理でそれ以外選べる道がなかったのだと言い張れるように、100人見合いをすることを目標する

100人という数字は、就活でも苦労して100社受けた末に受かった会社でそこそこに働けているところから来ている

とりあえず婚活も同じようにやってみるつもりでいる

とりあえずアクティブに動きまくるつもりだが、婚活をやった末に何があるのか考えてしま

とりあえず老後の面倒を見てくれる子孫を残すためには今動かなければまずいよな〜っていう危機感でやってるが、人と暮らしたくはないし子育て仕事の両立もきっついだろ!って思ってる 年齢的に子供が産めるかそもわからん

ぶっちゃけると結婚したくはない でもそれはみんなそうだと思う

はてなでも結婚は老後のため仕方なくにした 独身計画性のないバカ!がまんしろ!という記事をよく見かける(オタク女子自分語りに多い気がする) 

やりたくないことでもやらないと、評価されず社会から弾かれる とても怖い

こういう思考自体がだめなんだろうが、根幹の思想を変えるのは難しい なので行動から変えてゆくのだ!と婚活をしたり、他にも集まりに参加したりしてはいるが‥ 生来キモさとコミュニケーションのまずさに加えて、こういう思想も透けてでちゃってるとは思う

結婚できる気がしない

結婚できてしまったとして、その結果不幸な家庭を築いてしまいそうで怖い

結婚できなくてもできても怖い

まともになる道がなくてどん詰まり感がある

まあ結婚するしないはおいておいて、どんな人生を送るにしても良い第一印象を与え、また会いたいと思わせる技術はあったほうが良い人生をおくれるはずだ

思想を切り離し、印象の良い人間となるべくトライアンドエラーを繰り返すしかない

見合い数10人超えたところでまた経過を書こうと思う

良い変化があればいいが

2024-04-10

おばさん受けがいい理由を知りたい

20代後半の男だけどおばさんたちに自分がどう見えているのか知りたい。

自分はなぜかおばさん受け(30~50代)がよく、よく可愛がられ?る。

例えば職場だと、50代のおばさんたちが子供をあやすような感じで接してくる(僕できる?、がんばろっ?といった感じで)。それを真似して自分より年下の女の子まで同じようにおちょくってくるようになった。

電車に乗ると高頻度でおばさんが近くに座ってきたり、前に立ってくるし、今日ヤマダ電機レジに行ったらおばさんが3人集まってきて、会計の間に世間話を仕込んできた。

思い込みかもしれないけど、飲食店でも大学でもおばさんが存在する場所に行くととにかく女性から待遇がよくなる。おそらくおばさんたちが若い子にも何か言ってるんだと思う。

正直おばさんたちにはかなり感謝してるんだけど、何がおばさんたちに受けているのかわからない。おばさんたちに自分はどう見えていて、裏でどんなことを言ってるかすごい気になる。似た経験した人教えてほしい!

ちなみに容姿に関して、全体のシルエットは安倍一二三に近く、顔だけ三宅宏実。男から第一印象はごついとかなんかおもろいとか言われるけど、女から十中八九かわいいと言われる(イケメンではないともいわれる)。

お願いします。

https://i.imgur.com/RMcxgdh.png

2024-04-09

死ぬならいっそうのこと今まで働いたことがないもの、ぱっと思いつくのはコンビニ映画館本屋接客、あとWEBデザインテレビ業界チャレンジするのいいんじゃね〜?って天才発想した。ま、面接落ちまくるんですけど!仕事できるのに第一印象なんか悪いから!ガハハ

親友が狂ってきてる

俺と親友出会い就職新卒の時に面接で知り合って、入社式でも顔をあわせて、そのまま同じ支店になった。

それから親友が異動になっても俺が転職してもちょくちょくラインしたり飲んだりする仲だ。

俺は勝手にこいつを親友と呼び、そして俺にとって親友と呼べる男はこいつだけだった。

 

結婚前は、親友も俺も遠距離恋愛をしていて、彼女居住地が近かったので、一緒に長距離ドライブ彼女に会いに行ったりした。

当然、親友彼女結婚式も出席した。

俺はその頃、もう彼女と別れていたけど、目一杯親友人生の門出を祝った。

 

親友は、あまりかしこくはないが、まじめで、要領が良くて、人当たりがよくて、どこか気品があって、それでいてなんだかミステリアスで、男女ともに人気があるタイプというか、なんだか華がある男だった。

でも同時に、どこか他人に心をひらくのが苦手で、他人に対していつも批判的で、本音のところで素直じゃなくて、人を慕ったり、こびたり、大事にしたりするのがヘタだった。

かまってほしいのに、かまってもらうのがヘタ。

愛されたいのに、愛することはできない。

第一印象がとてもいいぶん、親しくなればなるほど欠点が目立つタイプで、よくトラブルを起こしては「人間関係リセット」をやってしまうやつだと知ったのは、最近だった。

そんな男だったので、親友にとっても、親友と呼べる友人は俺だけだった。

 

コロナ禍でも釣りに行ったりしていた親友と、昨年の夏頃から連絡があきらかに薄くなっていった。

先月ひさしぶりに会うと、近況報告もそこそこに、奴はビジネスバッグから封筒を取り出した。その封筒には、筆文字で書かれた屋号のようなもの電話番号や住所が記されている。そこから降りた畳まれA3よりすこし大きいくらいだろうかといった紙が出てきて、ビール枝豆のとなりに広げられた。

「数年前に、一緒に担当だった●●さん、覚えてる?占い師がいたろ。いっしょに四柱推命を占ってもらった。」

それを聞いて思い出した。そういえばそんなことがあった。言われてみたら、その筆文字で書かれた屋号も、なんだか見覚えがある気がした。

「ほら、俺が33歳の年。運命的な出会いがありって。このときはお前と笑ったよな。俺指輪してたのに、占い師のくせに不注意だって。」

そう、親友結婚していた。俺は結婚式にも出席したし、親友はずっと指輪をつけているタイプだった。真面目な男だ。遊んだりしない。

「いたんだよ。ほんとうに。運命の人が。」

そういう親友の目はとろけていて、なんだか別の人みたいだった。

ふと親友の手元を見ると、指輪を外していた。

その晩の親友は、今までの、人当たりがよさそうにふるまいつつどこか2面性があって、ドライだったり斜に構えたりするところが完全になくなり、素直で純情でロマンチストで、恋愛に夢中で他に何も見えないといったような、気持ち悪い生き物に見えて、とてもつらかった。

 

そう言えばかつて、「俺も結婚したいなあ」なんていうと、親友から子供がほしいならいいとおもうけど、そうでないならしなくていいと思う」と言われたのを思い出した。

親友は早くに結婚し、その頃は結婚7年目とかだった。結婚7年目というのが、実際どういうものか俺はわからないが、親友のところに子供はいなかった。

まり親友はいわゆるDINKS的なものを目指していると勝手に思っていたので、つまり好きで子供が居ない夫婦関係でいると感じていたので、そのせりふに違和感を感じたものだった。

 

親友から嫁さんの話、ぐちものろけも、聞いたことはない。

こちから、本気やノリや茶化しや冷やかしでその話題を振っても流されるので、いつからか触れなくなった。

家を買ったことは知っていた。

からそれなりに関係が良いのだと思っていたのだが、これよりあとになって、「家を買ったのは快適な家庭内別居のためだった」と知らされた。

 

親友の嫁さんと3人で会ったこともかつてあるし、俺はそれなりに嫁さんのことも知人であるつもりでいた。親友と嫁さんは、大学時代サークルの先輩後輩で、甘い雰囲気というよりも、仲間としての連帯意識が強い夫婦関係に感じていた。

親友にとったら初めての彼女だったのが今の嫁さんで、そんな嫁さんがそんな関係だったもんだから

からまり、もしかしたら今の不倫相手との恋は、

自分を失うような恋は、初めてなのかもしれない。

ふつう10代かそこらで済ませて、あとから青臭すぎて痛くて恥ずかしい思いでとして振り返ったり蓋をしたりするような恋は、親友にとって初めてだったのかもしれない。

 

まるで10代の少女のように占いなどを真に受けて、運命なんて言葉を甘く利用して。

「俺は離婚するつもりだ。不倫相手といっしょになりたい。お前は応援してくれるよな。結婚してなかったことにするつもりだから学生時代の友人や、今の職場人間とは関係を切る。転職もする。でもお前だけは応援してくれるよな」

 

俺が親友だと思っていた男はこんな邪ないきものだったのか。

恋愛感情ってのが人をそんなに狂わすのか。

それとも、そんなになるまで嫁さんとの不仲を抱え込んでしまって狂ってしまったのか。

俺はこいと親友で居続けたいのかな。

今まで親友と思っていた男とこいつが同じ人物と思えない。

でも、親友ならこんなとき正しい道に導いてやるべきだ。

でも離婚って正しくないのかな。

離婚って間違ってんのか?

こいつは本当は子供が欲しかったのかな。嫁さんに拒まれていたんだろうか。それなら、乗り換えたい気持ちもわかる。

 

頼んでもいないのに親友が見せてきた今の"恋人"の写真が頭にこびりついて離れない。

どこにでも居そうな、特段ブサイクではないが決して美人ではない、無理やり褒めるなら、きれいというよりは可愛らしい女の子だった。

親友にとっては絶世の美少女らしい。その魔法が解ける日も怖いが、不倫相手は嫁さんといわゆる正反対の見た目をした女だったのも、また怖かった。

2024-04-03

井川・暇空対談での井川さんの印象

井川さんのしゃべりは、声の震えが第一印象。これは加齢による声帯の衰えというのもあるのかもしれないが。(井川さんは60歳くらい?)

井川ターンの時にちょいちょい周りに目配せするのがなぜなのか気になった。

最初は何かスタッフがやるのを待ってるのかと思ったが、自分おかしくないかというのを周囲に確認するような無意識視線の動きだと分かった。

この人は自分に自信がない。だから喋ってる途中で自信が無い故に周りの反応がすぐ気になってしまう。

喋りに自信がない人間は喋ってる途中に無意識身体ジェスチャーが多くなる。ソファーにもたれたりシャツを直したり腕を組んだりとせわしないことから分かる。

おそらく、この人は自分が金と学歴しか取り柄がないことがわかっておりそれがコンプレックス

何もないから、自分特別人間であるというスタンスで発信して、上から目線こき下ろすスタイル空虚であることが気づかれないよう対等な意見のぶつけ合いを避けて今まで過ごしてきた。

自分はすごい人間だというプロモーションにより注目を集めてマネタイズする情報商材屋や Youtuber に似たところがあるかもしれない。彼らはすごいと思わせることがメインであり実体は何もないので、それがバレないうちに商品再生数)を売り抜ける。

対談内容も、とにかく弱みを見せないよう、マウントを取ることを優先する姿勢が見られた。本人も言っていたように内面を見せることをとにかく避ける。自信がないから。空虚がバレるから

自分はすごい、ピラミッドの頂点にいる、一般人とは違う「持っている」人間なんだと本当に思っているなら、余裕の姿勢自分の考える幸福論を臣民に説くように語るだろうがそれができないというところに自信の無さが明確に表れていたと思う。

対談後、安心したような緊張の解けたあとのほっとしたようなため息。

そして満面の笑みで「どうしようかな、戦いにもなってなかったんだけども笑」。

2024-04-02

anond:20240402103838

第一印象がすべてなので、第一印象が終わったら脱いでいいんだよ。

2024-03-30

anond:20240330015941

しかしこんな長文怪文書よく読む気になれたなと思うわ

あんなの特にスマホだと延々と書いてあるように見えてるはずだからざっとスクロールして「この文いつまで続くんだ…」って第一印象で即他の投稿探すスイッチが入ると思うんだが

読みやすトラバやす投稿いくらでも投稿されてるなかでこれを読んで投稿しようと思う人がいるって不可解ですらある

ざっとトップページ見て「もっとも読んでみたいトラバしてみたいと思う投稿」を選んで読むのがだいたいの人だと思うので、この投稿が「もっとも読んでみたいと思える投稿」だと思うようなパーソナリティの持ち主なら、矛盾はないが、そんな稀有性格の人いるのか?ってなる。

2024-03-24

[]3月24日

ご飯

朝:バナナヨーグルト。昼:もやし人参キノコ餃子スープ。夜:おにぎり。間食:柿の種チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

ファミレス享受せよ

ファミレスムーンパレス、そこには店員がおらず奇妙な客と無限に利用できるドリンクバーがあり外には出れず閉じ込められている、永遠に浮かび続ける月を眺めながら淡く何処かへ消えてしまいそうな雰囲気が魅力のアドベンチャーゲーム

ゲームシステムコマンド選択式だがポイントアンドクリックの要素も少しあり、夜空に浮かぶ月を調べられる辺りかなり雰囲気を出している。

ファミレスの自席と、それぞれの客席、そしてドリンクバーを巡りながら、この謎多きファミレスから脱出を目指す。

開幕早々気になる謎が提示され、徐々に明らかになっていくのだけれど、その謎解きの過程議論捜査ではなく、雑談ベースになっているのが、この作品の強い独自性だ。

試験勉強気分転換ファミレスに寄ったところ巻き込まれ普通女性である主人公だが、雑談タネを撒くのが大得意でグイグイと他人距離を詰める。

主人公雑談力によって、無限ときを生きていたムーンパレスの面々が変化していき、ストーリーが前に進んでいく。

勿論、謎が徐々に解けていき設定が開示されて行くのも面白いのだが、個人的には物語の本筋とは関係のない空振りの雑談を噛み締めるように遊ぶのが楽しかった。

雑談相手は主に四人おりそれぞれの個性面白いので紹介する。

まずは唯一の男性セロニカ。

冷静沈着な落ち着いたキャラだが、少しづつ熱が見えてくる熱いキャラでもある。

魅力的な女性陣に囲まれながらもソワソワしたところがない達観さは超越したものを感じさせられた。

雑談の細かい内容よりも、頭が回る知恵者の側面で謎解きの際に頼りになる印象が強い。

次にオドオドして小部屋から出てこない幼そうな女の子ツェネズ。

閉じ込められたファミレスの中でさらに引きこもっているコンプレックスの塊のようなキャラ

明らかに何かを隠しているため、序盤は彼女の元に足繁く通うことになる。

なにかに怯えているようだが、決して泣かないエピソードなど、弱さに立ち向かおうとする話の流れに呼応するような雑談面白いキャラだった。

引きこもっているためルックは中盤までわからないが、想像通りな可愛らしさなのが、雑談で話が進むからこその想定通り感が面白かった。

三人目は王様自称するレイルロードスパイク

このキャラだけ第一印象世界観が違うため、雑談の内容もかなり変則的

ノブレスブリージュのような人の上に立つことからこその義務感の話や、普通暮らしから想像できない悩みなど、異なる世界人間であることが伝わる雑談面白い

それでいて、同じところもあることが、話を前に進めるキッカケになるのが主人公雑談力の高さだ。

そして、今作のメーンヒロインとも言うべき存在主人公と濃厚な関係値を築くことになるガラスパン

とある経緯から、どこか投げやりな態度をとっている。

しかし、そんなことで怯まない我らが主人公ドンドン距離を詰めていく様は、ちょっとしたギャルゲ主人公でもまだ控え目にアプローチをかけるぞと心配になるほどだ。

少々ネタバレになるが、実のところ彼女物語全体像からはあまり関係のないキャラで、ハッキリ言って彼女が居ようと居まいと、あまり本筋とは関係ない。

しかし、僕が一番楽しかったのは彼女との雑談だ。

そして、そのように主人公も思っていたからこそのラストも素晴らしい。

以上四人がメインキャラになるが、忘れちゃいけないのが、雑談の鬼にして、彼女たちを色々な意味で変化させる主人公だ。

プレイヤーイコール主人公のようなスタイルだが、雑談を通じて、そして合間のモノローグから、少しづ彼女彼女で中々に奇妙なキャラであることが見えてくる。

個性プレイヤー感情移入やす一般人であること自体は間違っていないのだが、彼女の有り様もまた四人の奇妙な客たちと同様、興味深い可笑しさがあった。

ここまで雑談を通じてのキャラクタの魅力を語ってきたが、その先にある展開もこれらの雑談が程よく前フリとして効いていて面白い

設定の開示のタイミング絶妙で、その提示タイミング毎に読む手を止めて彼女達の感情想像してしながら、それまでの雑談を振り返っていた。

これは雑談が主のゲームからこその面白さだった。

雰囲気を重視した物語によくあるボカしたような曖昧さや寓話的な部分はあまりなく、かなりじっくり練られた設定の開示と、その設定を踏まえた登場人物達の葛藤とその根底にある愛が非常に面白かった。

限られた空間の閉じたファミレスの中で進む会話劇でありながら、壮大な物語に思わず、僕も月を見ながらファミレスドリンクバーを嗜みたくなってしまった。

エンディングの読感も非常によく、大団円でかつ、洒落の効いたいいオチも待っている。

個人的には主人公ガラスパンカップリング的な魅力も感じられて、文学的でありながら、エンタメ意識されている、非常に面白いゲームだった。

2024-03-19

ヤバい人がいた

中途入社採用されたEは一見出来る人の様に見えた。

第一印象で言えば、増田で見かけがちな『挫折したエリート』『やたらと小難しい言い回しを好む人』と言った所か。

Eは「自分は以前いた会社イジメられた経験がある」と言っていた。

何でも新卒入社した会社イジメ退職、次に入った会社もその事を弄られた事がきっかけで

おかし人達に目をつけられイジメあい、一時期は精神を病んでしまったという。


そんなパーソナル且つコメントし辛い事を入社うそう言うのもどうかと思いつつ

イジメられた事自体可哀想だと思うし、周囲も最初は同情していた。

今まで辛い経験をしてきたであろうEには配慮してあげよう、という事になった。


ところがEは、とんだ人間だった。


まず、相当に口が悪い。

正確に言えば口調「だけ」は丁寧だけど物言いが酷い。

例えば仕事ミスをしてしまった新人や若手に対し、ミスを注意するだけに留まら

「こんな事(ミス)をする為の教育を◯◯大学(その人の出身大学)はしてるんですかね?」

「◯◯大学幼稚園なのかな?あっ失礼、◯◯さんの頭の出来が悪いだけでしたね」(実際は大したミスでは無い)

「不出来な人間を育てたあなた(新人)の親御さんも可哀想ですね」

などという、社会人としてはあまりにもあまりにもな物言いを平気でしていた。まさに慇懃無礼


勿論周囲や上司から注意されるけど、「私は先輩として注意・指導しただけです」と平然とするだけ。

当初のイジメの件もあり、周囲や上司はEにはあまり強く出れなかった事も災いした。

Eからの口撃に疲弊したのか、Eと同じグループ新人や若手はEが退職する頃には何人か退職してしまっていた。


目下(Eによる主観からしたら)の人間だけでなく、年長者にも同様の態度だった。

ある社員(N)は事情があって大学中退だったのだが、これもどこから知ったのか本人から無理やり聞き出したのか知らないけど

EがNの中退事実を把握した途端、露骨馬鹿にしたり挨拶を無理したりする様になった。

NはEとは別部署管理職に当たるのだが、部署からの依頼でもN経由だと露骨スルー

Nさんが怒ってEに直接問いただした所

あなたみたいな所詮大学中退の欠陥品、いえ欠陥人間仕事を優先する理由があるとでも?」

といった事を言った。本当に言った。


Nさん当然激怒してEに「何故そんな事を言われなければいけないのか?」と怒鳴った。怒って当然だと思う。

しかしそれが不服だったのか、EはNに「周囲の面前一方的糾弾されパワハラされた。精神的苦痛を受けた」

として、人事を巻き込みN所属部署の上の方にまで被害を受けたとある事無い事騒ぎ立て、結局NさんがEに謝罪する事で決着。

しかしNさんはその事を不服に思ったのか、程なくして退職転職してしまった。


Eは高学歴である事を散々自慢していた。

一方で、「その事が一方的嫉妬されて前にいた会社では迫害され、イジメられた」と言っていた。

Eは自身を優秀であるかの様に自負していたが、残念ながら自己認識ほどに優秀では無かった。(寧ろ無能寄りだった)


業務知識「だけ」はあるが、それを実務に活かせない場面が多く、典型的頭でっかちタイプだった。

また手抜きする上に確認を怠る悪癖があり、既存コピペを多用するが変更すべき所も変更しないでそのまま出す為

結局は誰かが確認修正時間を取られ、修正もEには出来ないしやらないので、尻拭いをする羽目になった。

Eにその事を指摘しても

業務のやり方が非効率」「自分効率的に仕事しただけ」

上司指導が悪い」「自分ミスをしたのは不可抗力であって私の責任では無い」

などと騒いで回り、決して自分の非を認めなかった。

尻拭いさせられた方が、Eから勝手にEの仕事を盗む、ケチをつける」「(Eの成果物ケチをつけるのは)私に嫉妬しているんですか?」

などと逆ギレされた事もあった。(自分もされた)


また、先の通り普通に無礼千万で、取引相手にも失礼なメール(ダラダラと持論を書き連ねた無駄な長文メールや、相手会社の偉い人を呼び捨てにするなど)

を平気で送り付けたり、対面でも失礼な言動を重ねていた。

例えば、相手会社でもMT途中で退席し、そのまま戻って来ず、勝手に帰社しており

理由を問いただすと「あいつ(取引先の担当者)の説明が退屈だったのでお付き合いする価値は無いと思ったので」と平然と言い放った。

その取引先は割と大きな所だったので、後日上司自分が平謝りに行ったが、Eは同行をするとすら言わなかった。


一事が万事そんな調子だったので、Eが入社して数ヶ月経つ頃にはすっかりEは腫れ物扱いになった。

挨拶ぐらいはするし業務上のやり取りはするけど、それ以外は一切ノータッチ

会社や課としての飲み会には一応誘う程度。(Eは酒なんて飲めないので行きません!って感じだったけど)


するとEは「周囲の連中にイジメられている!」と騒ぎ始めた。


「私の優秀な学歴嫉妬している」(そんな事実は無い)

飲み会に一人だけ参加出来なかった!」(あなたが断っただけ)

自分飲み会などの集まりから省いて孤立させようとしている」(勝手孤立しているのはお前)

ランチ複数人飲み会自分だけ誘われなかった」(当たり前)

「そういった場で自分の根も葉も無い悪評を捏造している!」(そんな事実は無い)

「周囲に無視されている。雑談をしようとしても避けられている!」(当たり前では…)


本人が騒いでるだけならスルーするだけだったが、Eは本社の人事に事実無根のイジメ被害通報するだけでなく

更にその上の上層部にまで「イジメ被害」の直訴のメール書類を送り付けたり

労基だのに通報するだの仕事そっちのけでずっと騒いでいた。


周囲は疲弊したし、問題が大きくなったのもあって、最終的にはEの所属部署上司責任を取って退職

同様にイジメ加害者だの騒ぎ立てられた何人かの社員退職した。

Eも最後には「こんな幼稚なイジメをしてくる会社なんて居られない。地獄に堕ちろカス共」

というメールを本当に送って辞めていった。



多かれ少なかれEみたいな被害者様的なタイプはいると思うんだけど(増田でもちょこちょこ見かける)

さすがにEみたいな『ヤバい人間は初めてだった。

後にも先にもEみたいな人間には出会った事が無いし出会いたくもない。


Eの自称を信じるのであれば、Eは優秀な学歴で、両親や親族も優秀な経歴の持ち主でそこそこのお金持ち家庭のご出身

E自身も自慢しつつ何故か親を下げていたが、Eの年齢・ポジション給料では明らかに釣り合いな

高級腕時計を何個も所有し、高価な電化製品も事ある度に買い替え

便利な立地の高級マンション一人暮らしで(親が家賃出しているらしい、と聞いた事はある)

ハッキリ言って『恵まれている』側の人間だ。


にも関わらず、あそこまで攻撃的且つ他責性が強い割に被害者意識は異常に強烈な人間になってしまうのは

まさしく『育ちが悪い』としか言えなかった。


さすがにもう関わる事は無いだろうけど、Eが辞めてから結構経ってるのに未だに覚えてるし

たまに夢に出てきてうんざりさせられるぐらいに強烈な人間はEで最初最後にしたいなって思う。


本当に、二度と会いたくないし関わり合いになりたくない。


E「イジメた」という前会社人達とやらも、きっと似たような気分だったんだろうな……

2024-03-15

何も悪くない同僚のことを見下してしま

少し前に転職をした。

同じタイミング中途採用をされた人が複数人いるのだが、そのうちの1人のことをものすごく見下してしまう。

その同期はの第一印象は過剰にハキハキした高い声で喋る芋オタク女だな、であり、私が苦手なタイプ人間だったからだ。

あとショタコン腐女子らしいのも、なんだか個人的に苦手さに拍車をかけていた。

私自身も基本トロくさくあか抜けないタイプで、

元気な挨拶、きびきびとした応対でしか企業への忠誠心を示せないので、

(もちろん根暗無能なため、態度や返事だけが良く内実が伴わない)

彼女がそういう感じに収束するのはわからないでもないのだが、どうしても無理だ。多分同族嫌悪なんだと思う。

妙に私と競おうとしてくるところも嫌だ。

1度、かかってきた電話を2、3コール目で取ろうと手を伸ばした時、

かいに座るその同期が(私側にある)受話器をひったくって出たことがあり、けっこう引いた。

とはいえ、ここに関しては私側が先に、無自覚闘争心を発動させている可能性があり、私側が原因である可能性も高い。

最初嫌悪感を隠すため、過剰に下手にでたのも失敗だったかもしれない。

他にもいくつか仕事上の出来事があり、最近は強くイライラするようになってしまった。

自分では抑えているつもりだが、当人含め多分周りは察していると思う。

服飾規定がないため、普段すっぴん前髪なしひっつめひとつ結び、パーカーなのはまだわかる。

飲み会の時、上記の通りの地味な服装女児が使うようなビタミンカラーのヘアゴムでのひとつむすびで登場し、

彼女なりのおしゃれなのかどうなのか困惑した。

と、いう感じなのに「ここのネイルいいですよ」とオタク御用達っぽいネイルサロンを紹介された。

和柄星座レジンアクセ系のデザインは私の好みではない。

自分自身だってあか抜けない方のオタクである自覚がずっとあり、

もがいた過去があるから同族嫌悪彼女イライラしてしまうのだろうか?

でも、もう一人の同期も簡単ひとつ結びにジャージすっぴん眼鏡で出勤しているオタクなのだが、

彼女にはまったく嫌な気持ちはせず、もっと仲良くなりたいとさえ思うのだ。

苦手な同期がまっとうなことを言っていても、正しい仕事の依頼や修正指示であっても、

頭ではわかっているのに「何でこの人に指摘されなければいけないのか」とどうしてもイライライライラしてしまう。

仕事中だけでもイライラを隠して上手くやりたいのに。

2024-03-06

ぬいペニも好きでペニを出したいわけではない

※長い前置きです※

同僚にかれこれ20年以上一緒に仕事をしているアラフォー独身女子がいる。

事務職員ということ以外の詳細は伏せるが、これだけ長く一緒に仕事をしていても恋愛に関する話題を一度として聞いた試しがなかった。

ルッキズムの話をしたいわけではないのだが、お世辞にも見た目に気を使っているとは言えず、先天的容姿についても恵まれているわけではない。

個人的な好みを抜きにして、この女性は異性にモテそうにないなと8割の人が思い浮かびそうな見た目と思ってくれれば良い。

彼女の特徴は、そうした第一印象恋愛候補になりづらい以外に、会話の一言目が下手という特徴がある。

基本的枕詞を使わないで、さら疑問形式で会話を始めてくるのだ。

例えば「〇〇の請求書の件ってどうなっていますか?」という感じだ。

ところが、聞かれている側としてみれば、この〇〇について、自分担当でもなければ手伝っているわけでもなく、場合によってはその時が初耳だったりすることさえもある。

それなのに、さも「あなた責任ですよね?」みたいな聞かれ方をするので、大抵の人間は会話の一言目で気分を害する。

それでもはじめのうちは耳を傾けていたのだが、彼女にしてみれば自分責任のない問題なので自分では解決しようとしないし、そのくせ相手対応を求めてくるので途中からまるで相手を責めているように聞こえてきてしまうのだ。

相手にしてみても当然責任はないので、そんなもの押し付けられれば最初はよかれと聞いていても、途中から苛立ち始めてしまいには怒り始めてしまうなんてことが彼女の周りでは当たり前に起こっていた。

これの難しいところは、本人にしてみれば悪気がないので、仮に冷たい反応が返ってきた場合相手が悪いという認識になってしまうところだ。

「私は真面目に仕事の話をしているだけなのに、相手勝手に怒り出して困る」

それが彼女認識なのだが、その結果、彼女は社内で孤立する存在になってしまった。

自分もそんな彼女に対して辟易して早々に距離を置いた一人だったのだが、この度の社内人事によって結構仕事量を彼女連携する必要が出てきてしまった。

入社して20年も経てば自分もいい大人でもあるので多少のことは受け流せるようになった。

感情を殺して彼女が何を求めているのか、多少時間をかけて傾聴をしてみるとそれまで見えなかったことが見えるようになった。

有り体な言い方をすると、彼女に不足していたのはいわゆる「Iメッセージ」で、「私が」が欠けていたのでいつまで経っても相手にはまるで自分が責められているかのように感じられていたというだけだった。

それがわかってしまえばしめたもので、「それについてあなたはどう思いますか」「それについて私がやるべきことはなんですか」「それによって予測できる生じるであろう問題点はなんですか」といった内容を聞き返すことで、彼女自信が何を求めているのかを紐解くことができるようになった。

こちらとしては結構仕事量を連携するためにまずは彼女とのコミュニケーションスムーズにすることが第一目標でもあったので、真面目に取り組まざるを得ない問題というだけであった。

そうなれば自然コミュニケーションの回数は増え、時間も増えていった。

いつものように、彼女から不機嫌そうな疑問が投げつけられる。

それに対して感情フラットにして、彼女の言わんとする事を傾聴しながら紐解いていく。

そんな事を繰り返しているうちに、ふと気がついた事があった。

※前置きここまで※

彼女の中でこんがらがっていた問題が紐解けた瞬間に、瞳がキラキラに輝くことに気づいてしまった。

大げさに言えば、推しの子のアイのように瞳がキラキラに輝やいて表情がぱーっと柔らかくなるのだが、それがエグいくらいにかわいいのだ。

先述の通りお世辞にもルッキズムには恵まれていない、そんな彼女がふと見せるそうした表情がどれほどかわいいのか、わかってもらうことは難しいかもしれない。

でも、事実自分にはそれがどこかのアイドルなんかよりもよっぽどかわいく見えてしまった。

理解してもらえるかわからないが、この表情は中毒性がある。

毎回確実に得られるわけでもなく、引き出そうとして引き出せるものではない。

こういうとき決まって思い出す鳩の実験があるのだが、押せば必ず餌が出るボタンはそのうち飽きて押さなくなるが、たまにしか餌が出ないと狂ったようにボタンを押しまくるというのだ。

まさにギャンブル中毒者のように。

それからというもの彼女の瞳がキラキラするのが見たくて、理由を作っては話しかけてしま自分を止められなくなってしまった。

今の自分にとって一番の楽しみといってもいいくらいで、まさか自分がこんな気持になるだなんて思ってもいなかった。

しかし、そうして彼女の瞳がキラキラと輝く瞬間、同時に自分は間違いなくペニが出そうになっているのを抑え込んでいる自覚もあった。

もちろん物理的に出したいわけではなく、彼女を抱きたいという性欲が湧き出てくるという意味でだ。

ぬいぐるみという自覚で接していたつもりも当然ないのだが、彼女に対して性欲を自覚するとは思ってもいなかったことなので戸惑っているというのが素直なところでもある。

ただ、このとき少なくとも”ぬいペニ”という言葉が、呪縛のように自分の罪悪感を刺激したことは確かだった。

ここでもし仮に、自分のペニが飛び出てしまうのは不意をつく彼女キラキラの瞳が原因だと彼女のことを非難し始めたら、それがどれほどおかしいことかは考えるまでもないことだ。

それならば、それと同じように、欲情する男が決まって悪いとされることも間違いなのではないだろうか。

男性の性欲は長くの間”暴力性”として扱われてきた。少なくとも自分はそう理解してきた。

から、責めるべきは相手ではなく自分の性欲であると、自分はそうやって言い聞かされてきた。

でも、今の時代においてはそれももう間違いだというべきであろう。

形は違えども子孫繁栄のための性欲はお互いに存在して、それに伴う生理現象から目を背けることはできないのだから

そう考えれば、ぬいペニという言葉男性一方的暴力性を押し付け差別的言葉しかない。

言葉の響きで濁されているだけで、それがどれだけ低俗暴力であるかは考えればわかることだ。

目の前にいるのはぬいぐるみでもなんでもなく、一人一人の人間なのだから

自分がこれ以上進むべきか決断できないことにぬいペニは関係いかもしれないけど、彼女から「ぬいペニだった」とがっかりされるかもしれない恐怖はやっぱり否定できない。

ぬいペニという言葉を使うことは否定はしないけど、使う以上は自分差別主義であるという自覚は持ってほしいと思う。

正直、ぬいペニがカジュアルに使われていることには恨みたい気持ちしかない。

そういう目的を持って使っている人は仕方ないけど、知らぬ間に差別主義に加担していた人は間違いに気づいてくれると嬉しいです。

2024-03-05

ブ男とお見合いした

第一印象はブ男だった

ブ男ってだけでもマイナスポイントではあるが、さらに話まで退屈ではないか

こいつの発する全ての発言空虚のもの

虚無の境地

性格はどうだろう。可もなく不可もなくといったところか

話している間はそんなに顔は見ていなかった。

別れ際、顔を見たがやはりブ男は角度を変えてもブ男だった

家に帰った。

交際希望するか、断るか決めねばならない

即断った。悩む理由がない。

私の婚活はまだまだ続きそうだ。

anond:20240304222252

2024-03-04

ブスとお見合いした

第一印象はブスだった

でも話していて、社会経験豊富だし話は楽しいと感じた

性格雰囲気的に良さそうだ

別れ際、やっぱり何度見てもブスだった

家に帰った。

交際希望するか、断るか決めねばならない

1日悩んだ。

すごいブスだけど、すごい性格は良さそうと思ったんだ。

めちゃくちゃ悩んだ。

苦渋の決断だった。

すごいブスだけど、交際希望した。

その後、相談から連絡があった。

お断りされた。

俺の苦渋の決断は何だったんだ。

2024-03-01

中学生にもなって「大事ものからこそ人任せにしない」が出来ない、そういう教育も受けてない生徒は、わが校的にはお断り

別に身内の肩を持つわけではない。

価値観の合わない身内に対して「お前たちと同じ釜の飯を食ってるのが恥ずかしいから、意識改革をさっさとしろ」と檄を飛ばしたいわけでもない。

学校と生徒には相性があり、ウチの学校はそういう生徒を育てるのに向いてないなと感じているという話だ。

『願書を出す』という体験受験における重要イベントだ。

役所的な手続き練習にもなるし、自分で一連の行為を行うことで受験自分事になることにも一役買う。

こういった手続き必要以上に軽んじても、重んじても、社会生活において負担になる。

ESの提出をやたら怖がったり、電気代をいつまでも滞納したり、そういう人間にならないための社会経験として、「願書を出す」「ちゃんと受け付けてもらう」「その結果として受験が出来る」という流れを生徒には体験して欲しい。

その機会を奪うような学校教育機関として重要なことを見失ってると思うし、そんな学校の言いなりになっているような生徒は自主性が足りていないように感じる。

とはいえ、これは私の個人的価値観によるものだ。

私の価値観に基づいた話を続けるが、正直、生徒は被害者ではあると思う。

間違った教育方針により育てられてしまった被害者だ。

判官贔屓的に救いたくはなってしまうが、こういった生徒のワガママな行動が周囲に及ぼす悪影響を考えると、「出来ればうちの学校には来てほしくない」と感じてしまう。

ワガママな生徒を育てる余力のある学校、成績が全ての弱肉強食を貫ける学校自由校風テンプレートの丸写しではなく実際にそうなっている学校ルール盲目的に従ってしまう生徒を求める学校、そういった学校に通って欲しい。

これは私達の働いている学校が怠慢だからというのではない。

校風と生徒の相性だ。

受験で忙しいから願書はまとめて出しておくね(お前らにまかせて失敗されても面倒だからな)」という方針粛々と従ってしまう生徒に対して、「ウチの学校きじゃん」と思う学校普通にあるだろう。

ただ、私の学校はそうではない。

「こういう生徒はいりません」という学校があっても、別にそれはそれで良いんじゃないかなと思う。

学校と生徒の関係は、企業社員関係のように、お見合いのような面があると私は信じている。

なんとなく第一印象が合わないとどちらかが感じ取ったなら、その時点で次の出会いに進む方が互いに幸せ何じゃないだろうか?

願書をラブレターかなにかみたいにとらえる考え方はナイーヴだという意見は受け入れる。

でも私は、教育者メンタルが壊れない程度にナイーヴなぐらいでいいと思っている。

2024-02-27

anond:20240227172541

不細工委員会を作って適齢期の独身男女に参加させる。みためだけの第一印象拒否一定数以上なら不細工認定選挙権除外から除外する。不細工年金支給する。

2024-02-19

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

2024-02-09

anond:20240209231206

情報は上から下に流れる

どういう意味分からんけど、

とりあえず第一印象として「うわダセっ」ってなって、でも本当にダサいのなら企業がそんなデザイン10年以上にわたって推し進めるわけがいか自分にわからない魅力があるはず、

と思ってこういう質問をさせてもらったよ

Blueskyのアカウント作ってみた

SMS認証必須なのが良い。

国を日本に設定した状態で誰もフォローしてないとDiscoverというフィード投稿が表示されるのだけど、萌え絵投稿ばっっかり表示される。そのため第一印象は「キモいオタクばっかりやないかーい!」。

X(Twitter)では一切フォローしてないし視界に入ることもないロリ女の子イラストばかり……。おえっ。

なるほど、今のところ日本のBluesky利用者というのはこういう感じの人たちなのか、と思った。

2024-02-07

スピリチュアルバイト先の便座が冷たい

劇的に寒い

皆さんの学校職場トイレ、及び便座は温かいですか?

冬の便座は温かいに越したことはない。その方がいいに決まっている。

学業仕事から離脱し、わざわざ氷のように冷たい物体に尻をべったりと押し当てに行くなど意味が分からない。

拷問と何が違うというのだろう。

まあ、こんなに不平不満をもらしている手前、私の職場の便座が温かいけがない。

タイトルに書いた通りである

タイトルに書いた通り、バイト先のトイレの便座が冷たいのだ。

スピリチュアルバイト先の、トイレの便座が冷たい。

スピリチュアルな」「バイト先の」「便座が冷たい」のだ。

拷問と何が違うというのだろう。

なぜわざわざ「スピリチュアルな」と形容しなければならないバイト先にいるかといえば、理由はいろいろある。

遡れば十年近く前、大学卒業直前に父が突然亡くなり、それがトリガーで鬱になったとか……それが原因で何年も正規雇用でまともに働けていないとか……父が亡くなってから母の認知症が進み、家族のことを全員忘れてしまったとか……そういうあれこれで私の鬱も何年経ってもなかなか寛解せず……

まあ、人生いろいろある。

いろいろあって私は「スピリチュアルな」「バイト」をしている。

この増田トピックとしてはさほど重要な話ではないので、詳細は省く。「スピリチュアルな」「バイト」にわざわざ就く経緯の説明としては、こんなもんでいいだろう。

バイト先はスピリチュアルグッズや、怪しいけど合法の、薬っぽいものなどを通信販売している会社だ。

あんなもん、どこの会社の、どんな奴が売ってんだよ、と皆さんも人生ちょっとは思ったこと、ありませんか?

私もそう思っていました。私のような人間経営の一端を担っていますスピリチュアル業界未来心配

ここまで読んでいただけたなら大抵の人が理解していることと思うが、私はスピリチュアルグッズも、怪しいけど合法の薬っぽいものもまあ小馬鹿にしている。

なぜ大して好きでもない商品販売する職場で働けているのか。理由は二点ある。

一点目は、給料が良いのだ。

ちょっとExcelWordが使えて、ちょっと正しい日本語が扱えるというだけで、随分と歓迎されている。私のような経歴ではなかなか巡り合えない、好待遇アルバイトだと思う。

二点目は、働いている人の善さだ。

ここで言う「人の善さ」とは、スピリチュアルらしく開運オーラを持つ人だとか、いつも笑顔で縁を引き寄せる人だとか、そんな話ではない。

うちの会社に限った話かもしれないが、スピリチュアルグッズを取り扱っている会社にしては社長社員も、全くスピリチュアルに傾倒していない。

ここから憶測と、ちょっとした悪口になるが(ここまでも大概だが)、おそらく販売する側が正気でいないと、正気じゃない人間にまともに売り込めないのだと思う。

正気じゃない商品正気じゃない人に親切に売りつけるには、正気でいなければならない。

ビジネスの考え方ってこうじゃないとな、とも改めて思える。

少々話が逸れたが、本題に入る。

スピリチュアルバイト先は給料も良く、人も善いというのに、トイレの便座が冷たい。

わざわざ温かいオフィスを離れ、冷たい便座に尻を押し当てに行きたくない。何度も冷たい便座に座りたくない。

おかげで乏尿になってしまった。乾燥していてよく水分は摂る癖に……膀胱炎になったらとんだお笑い種だ。

スピリチュアルに携わっているくせに乏尿だの膀胱炎だの、代謝が悪そうな人間になってるの、可笑しくないですか?そうでもないか

だが、最近冷たい便座に座る回数が減った。シフトを減らされたのだ。

薄々予想はしていた。三人いたバイトのうち一人が解雇され、もう一人は週三、週二、週一と見かける回数が日に日に減っていき、ある日とうとういなくなった。

しかし、私はシフトを減らされるのみで、なぜか解雇されなかった。おまけに会社バイトを二人解雇したと同時に、正社員を数名雇っていた。

人事マネジメントどうなってんだ。やっぱ正気じゃないのか。

そうして念願叶って冷たい便座に座る回数が減り、また、それに応じて給料も減ることになった。

後者は全くもって望んでいなかった。本当に。

給料が減れば必然的精神不安定になる。鬱の非正規雇用者というのは、そういう生き物だ。

でも、鬱だろうがなんだろうが、人間は案外しぶとい。私は運命精神疾患者に厳しい世間抗うため、副業を探すことにした。

今のバイト先と兼業できて、同業じゃない、スピリチュアルとは無関係の、いいバイト先を……

と思いながら面接を受け続け、なぜか今よりも胡散臭い気配が漂う会社副業をすることが確定した。

なんでだよ。普通、なんかこう、こういうとき起死回生の展開があるはずだろ……

でも、私は「起死回生の展開」なぞ存在しないことを知っている。なぜなら、私の人生からだ。私の人生に、そんな展開は都合よく訪れない。

新しいバイト先の会社が入っているビルは、かなりボロかった。

会社のドアもまあボロく、「チェンソーマンに出てくるボロいドアに似てるな、貼り紙はないけど」というのが会社第一印象だった。

だが、そんな印象に反して面接をしてくれた社長は優しく気さくで、なかなか楽しい気分で面接ができた。オフィスワーク経験も活かせそうだったので、内定の連絡には二つ返事で承諾した。

オフィスのドアに貼り紙はなかった。だが、面接とき見えなかったオフィスの壁には、大量の紙が貼ってあった。

壁の紙にはおそらく慶弔用と思われる筆ペン

論理的思考世界を回す!」「社会人として自立を意識」「ポジティブシンキングが良い結果を生む!」

などと書いてあった。もっと書いてあったが、全く覚える気がないので、これ以上思い出せない。

社会の嘘」が書いてあるな、と思った。

スピ会社でも思ったが、この会社でも「ここで聞いたことはすべて信じないことにしよう」と思った。

だが、待遇が良く、人が善いのはスピ会社と同じだ。オフィスワーク経験も活かせている。

いいんだ、これで……

と思いながら、新しいバイト先のトイレの便座に座った。

かい……

そう、温かかったのだ。便座が、温かい

待遇が良く、人が善く、どうしようもなく胡散臭く、オフィスに出勤する度に、名札が渾名で書いてあるタイプ居酒屋に来た気分になるけど、というかこの会社トイレにすら「社会の嘘」の紙が貼ってあるけど、そんなことはどうでもいい。

便座が、温かいのだ!

私は心底感動した。

冬の職場の便座が温かいことが、こんなに嬉しいとは……

便座が冷たいスピリチュアルバイト先と、便座が温かいキショい居酒屋みたいなバイト先。

どっちも別に好きではない。正直目くそ鼻くそだが、真冬に便座が温かいことは、とんでもないアドバンテージだ!

サンキュー職場!星三つ!

今の時期だけはお前を愛することにする!

夏になったらどうなるか知らんが!しばらくよろしくな!

2024-02-03

見た目が馬鹿そうなんかな

なんか第一印象馬鹿だと思われることがすごく多くてモヤモヤする

職場以外で出会ったおっさん世間話するとき、「太宰治っていう昔の有名な作家がいて…」とか「イスラエルユダヤ人の国で…」みたいなこといちいち言われてさあ

いや別にいいんだけどそれぐらい知ってるよ、

ドヤ顔で「君は知らないと思うけど」みたいな感じ出されても

そんで仕事何やってんの、って話になって答えたら「なんか専門学校とか行ったの?」とか聞いてくるし

いや総合職なんだから四年の大学出てるよ!

女が現場肉体労働してるケースの方が少ないじゃん……

で、例えばそのとき私が彼氏といた場合彼氏には「知ってるやろ?(笑)」みたいな感じで話してるのもムカつく

ほんと別にいいんだけど、「男とは趣味とかニュースの話できるけど女は無学だからできない(だから、いちいち俺が教えてやらないといけない)」っていう発想がムカつくんだよ

私が男で同じことされたら舐めてんのかこいつってすごいムカつくよ、なんで女にならできるんだよ

あーーー腹立つわ、まあ年収私の方が良いか別にいいけどな?

中小企業管理職ときで偉そうにすんなよおっさん(笑)


やっぱこの手の話は比較的反応貰えるね

全然全部嘘だけど

私ただの服屋のバイトだし

2024-02-01

anond:20240131133035

暇空さんが、堀口さんみたいな高級スーツを着こなしていたら、まただいぶ印象も変わった気がする。

第一印象で損してる。

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