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はてなキーワード: トランペットとは

2017-04-20

いやまあ、ジャンプトイレはアウトだよ

ジャンプはさっさと謝罪した方がいいだろうね

トランペットはすぐさま謝罪したし、こういうのは早い方がいいよ

2017-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20170419135102

何をどうよんだら件のトランペット奏者だと決めつけてると読めるんだよ。病気か?

http://anond.hatelabo.jp/20170419134713

これが件のトランペット奏者だと思ってるの?

世界が半径1mで出来てる人?すぐ「お前本人だろw」とか決めつけたがる類?

つーかその人も別に商品イメージを引き下げる為に言ってたんじゃなかろうに

表現規制ガーとか言いたがる癖に、他人言論の自由は認めないんだなあ

http://anond.hatelabo.jp/20170419123525

このまとめかな

トランペット奏者が指摘する三ツ矢サイダーCMの問題点「とても危険なので絶対マネしないで」 - Togetterまとめ

大元トランペット奏者の人は注意喚起のつもりだったみたいだし、注意書きのテロップを追加するくらいでもよさそうなものだけど、自粛自粛になるのはたいへんな世の中だ

http://anond.hatelabo.jp/20170419132016

それ言ったらポカリの青い粉まみれになるCMの方がよっぽど危険だと思う。

トランペットを吹いてる人にぶつかる」なんて地味で何気ないCMの1カットをわざわざ真似する奴はそういないだろうが

青い粉はいかにも真似したくなるようなシーン。

アホが手近な粉使ってやろうとして粉塵吸い込んだりしたらどんな健康被害が起こるかわかったもんじゃない。

http://anond.hatelabo.jp/20170419130051

しろCM作成者トランペットを使うならその専門家に聞いておこうみたいなことちゃん意識してたら起こらなかった案件なわけで

http://anond.hatelabo.jp/20170419130051

プロトランペット奏者という権威が「演奏中に後ろから押すと危険」という知識を振りかざす事に何の問題が?

twitterなんてそんな雑談の場だろ?

んでそれがバズったのを受けて、三つ矢サイダー側が勝手に中止したというだけの話

http://anond.hatelabo.jp/20170419125653

プロトランペット奏者という権威が「演奏中に後ろから押すと危険」という知識を振りかざしてくれたか

知識マウンティングの好きなネット馬鹿が一杯乗っかったんだろうなぁ

そもそもの問題としてCM内で行われている行為危険行為だとして「それで?」って話じゃん。

三ツ矢サイダーCM中止 「トランペット演奏中に後ろからドン」は「危険」と批判受け

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/19/news063.html

やっていない側としてはなーんも思わなかったのだけどね。

危険ってこのCM見て管楽器吹いてる人を後ろから押す真似をする人が出てくるから

製作側も大変ね。。。

最終的にルパン3世は泥棒から放送中止になるのかな。

2017-04-03

つれづれ

クラリネットだった彼はトランペット転向した。

彼のトランペットの音は木管楽器のようだった。張りがあって鳴り響くというより、アンティーク雰囲気を思わせる、コトコトと響くような、そういう音だった。

彼のことが好きだった、そして彼もわたしを。

彼は透き通るように肌が白くて、キメが細かくて、茶色くて深い目の色をしていた。もちろん他校にはファンクラブがあった。肌のキメの細かさをわたしが知っている理由は、何度となく彼に触れたから。何度も。

大学の先輩と後輩の関係から自然に話すようになった。自然に。休みの日に2人で出かけるようになった。ただ喋っているだけ。渋谷のあの、真ん中にピアノが置いてあるドトールで、何時間も話をした。お互いの家族の事、今まで歩んできた道、これからのこと。「思っている事が思っている通りに伝わる」相手だった。何時間でも一緒にいられた。彼は文学少年ではなかった。表象を、学ぶ学生だった。当時のわたしに「表象」を理解しようとする余裕はなかったけれど、彼の言葉の選びかた、表現のしかた、惹きつけられるものがあった。気取っているわけではないのに、彼の言葉と音には、確実な鈍みのある輝きと重さがあった。

どうしてこんなに楽しいのだろうね、と彼にメールをした。自由が丘ケーキを食べに行った帰りに。彼からの返信は、「もう付き合った方がいいんじゃないかと思うよ」だった。でも彼のその返信は付き合うきっかけにはならなかった。

ある日の夜、わたしの身の上にひどく悲しいことがあった。どうしようもなく家族が壊れてしまいそうな出来事だった。彼の顔が浮かんで、そうしたら彼がやってきた。ハーゲンダッツアイスクリームを持って。わたしたちは何も話さずに、朝までただ部屋に座って過ごした。字の如く、彼はただそこに居てくれた。

わたしの自宅に変な電話がたくさんかかってきて、夜中の変な時間に男の人が訪ねてくるようになったときに彼はいった、しばらくうちにいてもいいよ、と。彼はお兄さんと暮らしていたので広いお家に住んでいた。彼のおうちで一緒にエントリーシートを書いた。2ちゃんねるフラッシュ紅白を見ながら。35歳を過ぎてもお互い独身だったら結婚しようか、という話をしながら。ベッカム試合ときに奥さんのパンツを履いているらしい、という話をしながら。ふと浮かんだどうしようもない事柄についてずっと話を掘り下げていくのが好きだった。そうしながら、わたしたちはお互いが大好きであることを確認しあった。

20歳そこそこだったわたしたちは、お互いの「好き」を疑いもなく異性としての愛情だと信じていた。でも少しずつ違和感を覚え始めた。我々は彼氏彼女になるべきだろうか、という話し合いがその後数日続いた。男性、としてとらえると何かが違う気がした。大好きなのに、違う気がした。どちらかが前向きになるとどちらかが後ろ向きになって、彼と意思がずれる瞬間はその度にとてもわたしを苛立たせた。

それから彼とは会わなくなった。会えなくなった。メールはするようになったけれど、我々がどうあるべきかについては問わなくなった。様々なSNS流行るたびにわたしたちは必ず繋がっていたけれど、ときおりお互いの近況にコメントをしたけれど、でもわたしたちが会わなくなった理由言及する事はなかった。

数年後、彼は文章を書く仕事に就き、わたしの知らない人と結婚し、そして東京を離れることになった。いよいよ東京を離れるときに、わたしたちは会った。薄暗い、カフェだった気がする。渋谷の。

彼に最後に会ってから10年が経とうとしている。メールはする。Facebookでも繋がっている。彼はいま3人の子供がいて、わたし結婚した。とても幸せ

わたし誕生日は彼がとても人生で重きを置いている出来事が起こった日でもある。彼は仕事を通じてもそのことを掘り下げている。でも彼はその日には決しておめでとうとは言えないことをわたしは知っている。でもどうか、どこかで頭の片隅に浮かんでいればいいなという期待をしてしまう。毎年の夏に。

いつか彼にまた会う事があったらあのとき若い2人のことについて話してみたい。我々の正解はこれであったのだろうと、彼と合意をしたい。ドトールコーヒーを飲みながら。そして言い合える日がくればいい、いまも大好きだと。

2017-01-02

ユーフォの魅力の再確認

といっても「響け!ユーフォニアム」で再確認したという話ではない。

いや、確かに上述のアニメユーフォに興味を持ったのだが、本当にこの楽器の魅力を知ったのはオケでの起用だったりする。

オケ楽器の使い方の特徴は

「この楽器の最高の音はこれ!」

という、ある種の予定調和ありきの起用という点にある。

なので、オケでの使われ方だけを見て、その楽器の全てを知った気になるのは早計である

しかし、オケでの使われ方を把握することで、「楽器の一番美味しい所」を再認識するにはもってこいなのである


さて、今回聴いたのはユーフォ登場曲ではド定番と言われる、ホルスト作曲組曲惑星から火星である

組曲中、最も有名な「木星」に次ぐ知名度を持つ、「心太が食べたい」のリズムキャッチーな曲だ。

例の有名なソロは、確かにユーフォの持つ暖かでまろやかな音色を良く活かしている。

これこそ、他の楽器では代わりがいない音だ。

そして曲が進むとトランペットと掛け合いを演じるのだが、向こうがフォルテシモのペット2本で来るのに対し、こちらはフォルテかつユーフォ1本で受ける。

これは鋭いけど細身の音のペットに対し、柔らかく太い音のユーフォバランスを取った結果だろう。

これまたユーフォの音の特徴を良く勘案したオーケストレーションだと思う。

(動画https://www.youtube.com/watch?v=L0bcRCCg01I 奏者の自撮りによるダイジェストhttps://www.youtube.com/watch?v=RERBcMwHi34)


しかし、それと同時に考え込んでしまった。

「今後更にこの楽器の魅力をオケで光らせるのは、正直相当厳しいかも」

と。

なぜなら、ユーフォ担当する中低音域は、絵に描いたようなレッドオーシャンからである


さっきオケ楽器の使われ方は予定調和と書いたが、言い換えるならオケ歴史というのは、作曲者が新しいサウンドを求めて新たな楽器を試し、執拗に篩いにかけてきた歴史でもある。

即ち現在頻繁にオケで見かける楽器は、そうした淘汰をくぐり抜けてきた、いわば選りすぐりなのだ

そしてユーフォの音域を既に担っている楽器には、金管だけでもホルントロンボーンという強力なライバルがいる。

ホルンオケ草創期からレギュラーメンバーだし、トロンボーンレギュラーこそ逃したものの、ベートーヴェン時代から頻繁に起用されてきた、いわば準レギュラーである

更に金管以外でもチェロファゴットバスクラリネットといった楽器が控えている。どれもこれも、数多の名曲で不動の実績を築いてきたメンツだ。

そんな彼らに割って入ってポジションを獲得できる個性ユーフォにあるか…という話である

同様の話は、サックスにも当てはまる(こちらはオーボエコーラングレクラリネットホルントロンボーンヴィオラチェロ等とカブる)。

一方、ユーフォサックスと同年代発明されたチューバは、登場するやいなやオケに起用され始め、今では準レギュラー地位を勝ち取っている。

「登場した年代が新しい楽器」どうしでハッキリ明暗が分かれた形だが、これはチューバが担う、オケの最低音域にはコントラバスコントラファゴットしか存在せず、ブルーオーシャン戦略で行けたということだ。


やはりユーフォ活躍する舞台軍楽隊英国式金管バンド辺りという結論になるのだろうか。

自分ユーフォという楽器を初めて耳にしたのはEテレ小学生向け音楽番組で、でもオケにいないし「なぜそんな楽器が?」と思ったものだが、あれも金管バンド吹奏楽の流れがあるからだろう。

もっとオケでもあの優しい音色を聴きたいものだが。

作曲者の創意工夫に期待したい。

2016-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20161207153443

ブック→ブックレットと一緒でトランプ楽器)の小さいやつがトランペット

動詞trump(=勝つ、言い負かす)はこの楽器トランプを吹くことに由来すると考えられている

ただしカードトランプはtriumphが転じたものである可能性が高く、triumphの語源楽器とは関係ないので一概には言えない

http://www.etymonline.com/index.php?term=trump&allowed_in_frame=0

2016-12-01

響け!ユーフォニアム診断~あなたはどの楽器っぽい?~

楽器やってると「(楽器)っぽい」ってのは日常茶飯事で下される診断なんだけど(そういう本も出ているかもしれない)、楽器してない人には「???」が浮かぶシーンだったらしいユーフォ9話。

なので○○っぽいを書いていこうと思います

あなたはどの楽器っぽい?

華奢で可憐、温和でお嬢様イメージ

これは多分だが、主にフルートメロディーライン担当するときは、他の楽器が音を極小にするため

音量があまりないので、病弱っぽいとも言える

フルートっぽいっていうのが一番分かりやす楽器かもしれない

生真面目で決して派手ではないが、真っ直ぐなイメージ

クラリネットシンプル楽器なので、音もわりとシンプル

曲の中でも常にメロディラインに居る場合が多く、吹奏楽部では1stクラリネットトップコンマスとなることも多いので、リーダーイメージも強い

一人称ボクのイメージは僕の大好きなクラリネットより

朴訥と職人タイプ

アニメと同じように楽団に一人もしくは二人の少数精鋭になる

また演奏がとても難しいと言われているので、気難しいイメージもついてくる

地味かと思えばカリスマ性があるのかも

ファゴット、もしくはバスーン

独特の表現が出来る楽器。中音域から低音域になるので奇抜では無いが、明らかに他と違う

美大に居るタイプ

目立ちたがり屋(にぴったりな楽器

しか個人技術センスが高く求められるので、ただ浮かれて目立つタイプより、技巧を持ちセンスを兼ね備えた目立ちたがり屋こそがサックスっぽい人となる。

派手な印象で、カリスマにもなれる素質がある

ちなみにテナーバリトンサックスとなると、いぶし銀さが増す

れいなみたいなタイプ

演奏家には圧倒的に目立つソロが与えられるので、自分に自信を持てるタイプ

また音自体が目立つ上に誤魔化しがまったく効かないので、率直なタイプとも言える

良い意味で憧れの存在、悪い意味協調性が無いか

地味に見せかけて実はヤンキータイプ

伴奏ではリズムになることも多く、端っこでメロディーラインを吹くことも少ない

しかファンファーレなどで欠かせない楽器であり(ホラ貝の音で試合開始!的な)

フォルテ(f)がたくさんついている時に、どんな楽器よりも輝いてくる

まさしく元ヤン

協調性があるタイプしかし腹黒)

中間域の楽器。多くがユーフォとほぼ同じマウスピースを使う。

トランペットと並び見た目から派手なタイプなのだが、ユーフォにも近いので演奏方法によって変わってくる。

普段は柔らかく賢そうにもできるが、少しの匙加減で音がバリバリ割れた乱暴な音に変化する

相当腹黒い。しかし頼りになる存在だろう

いろんなものに馴染む人。適応力が高い人

例えばクラリネットトランペットオーボエサックス、このあたりを繋ぐのがユーフォの音

吹奏楽以外ではなかなか見かけないが、吹奏楽で音の混じりあいを考えるととても重要になる楽器(なので主人公ユーフォなのかな)

混じるので地味だと思いきや、主旋律とは違う副旋律(または対旋律、裏メロ)を任されていることも多い

金管の中でも柔らかい音色なので音も澄んでくる

心優しく、素直で、そしてそれを演出できる計算して生きていくタイプ

頼りになるみんなのお父さんタイプ

吹奏楽部に関しては、重いので男子学生があてられることが多い。そして女性社会部長押し付けられてしま可哀想境遇を持つ

この人がいないと心許ないし、集団破綻してしまうので最重要と言える

しかし派手にはならない。それを受け止められる包容力演奏家にも、音自体にも大事になる

のんびりとした鈍感力を感じる楽器である

楽しい事が好き、バンジージャンプが好きなタイプ

目立つ、隠れない、効果音的。これはつまり静かな空間に入っていく緊張感を飛ばす強心臓と、そこへ向かうスリルを楽しめる能力必要になる

パーカッションでまとめると楽器が色々ありすぎて困るが

隣りに同じ楽器旋律がまったくない中で「自分自分」と思えないと演奏できない

演奏家マイペースであり、メトロノーム友達ストイックタイプが多いか

まり根暗(だが目立ちたい)

自分世界を持った個性的タイプ

パーカッション複数人居るのに対しコントラバスは少人数になる

周りに教えてくれる人が少ない。そして基本的リズム隊となるので、自分にこだわりを持ち低い音を追及していくこととなる

なので演奏する人により拘る箇所が違い、音色も変わってくる

演奏家には合奏練習中に疎外感を感じることも多いのか、変わったことをして周りの気を引こうとするタイプが多い気も

楽器はいろいろあるけれど、とりあえずザックリとこんな感じになります

多分、似たような人がその楽器に集まっているのは統計学をとれば証明できるのではないか?と

そういう人が楽器をするのか、その楽器をするからそういう人になるのか。

気になるところです。

2016-11-04

大会関西大会演奏の違いについて - TVアニメ響け!ユーフォニアム2』#5

長尺を使って描かれた関西大会における北宇治演奏。凄すぎて凄い以外の語彙を失ってしまった感はあるのだが、いくつか思ったこともあるのでそれを書きつけておく。

そしてそれは府大会関西大会演奏の違いであり、結論を先述べしておくと、

の二つが論点になる。

 

積み増されたコンテクスト

端的にいえばみぞれ希美確執および和解にまつわるエトセトラがそれ、ということになるのだが、最も説明やすいのが麗奈ソロパートなのでそこに触れる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29961964

上記は府大会関西大会演奏シーンを並べた動画だ。見てもらえれば判る通り府大会では香織の表情を映してるのに対し、関西大会ではトランペットソロを下支えする久美子と彼女幻視した大吉山でのシーンが描かれている。

大会は直前にトランペットソロ麗奈が吹くか香織が吹くかで揉め、再オーディションをする事態にまで発展した。「三年間やってきたんだもん、最後は吹きたい」という香織の想い。彼女を慕う優子の想い。しか麗奈はそれらを音でねじ伏せ、ソロパートの奏者となった。コンクールにおける当該シーンでは、その音を聞きながら最初うつむき、そして最後には“納得”したように微笑む香織が描かれる。つまり麗奈ソロパートは、香織の心の決着の場でもあった。

関西大会はそうじゃない。今度は麗奈の音に久美子の回想が乗る。なぜ久美子かというと演奏の直前に「私も久美子のために吹こうかな」と麗奈が言い出したことによる。「みぞれソロがんばってね」「わたし希美のために吹く」というみぞれ希美のやりとりを見てそう口走ったのだ。

ユーフォ2』#1-4は言うまでもなくみぞれ希美お話がメインだった。その中のひとつの切り口に、誰のために何のために吹くのかというのがあった。みぞれは「楽器けがあたしと希美をつなぐもの」だから吹いていた。片や麗奈は「考えたことない。……強いて言うなら自分のため、かな」と答える。そんな麗奈も、みぞれ希美コンテクストを受けて、「久美子のために吹」くという形でソロパートに臨んだ。

ここでとても面白いのは、麗奈ソロパートを下支えしてるのはユーフォニアムという点だ。府大会ではシーンに登場したファゴットがここでは描写されず、それによって久美子の下支えが、その低音が強調されている。そうして絡み合い一体化していくふたつの音。それは大吉山での“愛の告白”の回想へとつながっていく。あまりに、あまりに美しい光景だ。

 

シーンを音によって裏打ちする

正直いちばんうなったのはこれ。音による裏打ち。

ぜひ府大会関西大会演奏の音を聴き比べてほしい。みんな本当に上手くなっているので。……と言いつつ、当方の耳は非常にボンクラ部長の声を「はやみん? いや……能登かわいいよ能登?」などと言って周りに白い目で見られてしまレベル)で、合奏はその違いがよく判らなかった。なので麗奈ソロパートを聴き比べてみた。ここはその差が如実に判った。それぐらい違った。

たとえばソロパートの始まりの「ぷぁー」という音。府大会は出だしのこれが鈍重かつか細いのだ。例えるなら冬の海。冷たく重い海水から頭を浮かすことができず潜ることを余儀なくされたような、重力を含んだ音。メロディの終わりも唐突で、次の音も焦ったように早く始まって伸びや豊穣さが感じられない。対する関西大会はどうだろうか。こちらは非常に伸びやかで、春の海のような、その上を軽やかに滑るような明るさがあるのだ。音の終わりもビブラートを利かせて情感がたっぷりこめられており、次の音への繋がりもとても心地よい。聴き比べてみると驚くほど違いがあったのだ(これは大げさでもなんでもなく、実際そうなのでぜひ聴き比べてみてほしい)。

続く「ぱーらりらりらー」も関西大会では楽しげに舞い上がるような音になっている。まるで夏の夜、意中の相手との初めてのデートに浮足立少女を想わせるような。その(久美子を想って吹かれた)つやっぽい音色を聴いて、久美子が大吉山での出来事を思い出すのは無理ないことというか、音それ自体が、その時のことを語りだすかのようですらある(府大会の当該シーンに、そういった抑揚はない)。

これは、臨時講師橋本が言っていた「君たちの演奏は(中略)表現力が足りない」というコンテクストにも乗っている。みぞれオーボエに対して「もっと感情だせない?」という話から始まったこれは、どんどん上手くなっている北宇治に大きく欠けているものだった。みんな練習や、みぞれに関しては希美との和解によって「表現力」を獲得していくが、麗奈のそれは、半ば冗談めかして言った「私も久美子のために吹こうかな」により久美子が夏の大吉山を思い出すような艶めかしい表現につながっていき、そして何より音がしっかりとそれを裏打ちしていた。『ユーフォ』は本っっっっっっ当に芸が細かい

 

そのとき希美は何を思ったか

傘木希美現在フルートパート担当する三年を凌ぐ実力の持ち主で、南中では吹部の部長を務めていた。南中での最後の府大会まさかの銀賞と涙を呑み、高校に入ったら絶対に金賞を取ろうとみぞれたちと誓い合っていた。しかし今は卒業してしまった去年の三年との確執によって退部を余儀なくされてしまう。みぞれとの和解を経てサポートメンバーとして部に復帰し、じっさい献身的みぞれやAメンバーを支えている。

しかし、だ。希美はもともと辞めたくて部を辞めたわけじゃない。フルートが好きで、金賞を取りたいという目標もあった。フルートパート担当する奏者は自分より明らかに劣っている。おくびにも出さないけど、奏者として吹けないことが悔しくてたまらなかったはずである

それが、「わたし希美のために吹く」というみぞれオーボエソロときに初めて顔に出る。

https://i.gyazo.com/06b7e5cfb22dec64999f0fa202731f57.png

舞台からみぞれオーボエソロから背を向け、笑みを浮かべず、中空を見つめる希美

大会オーボエソロには「きゅーん!」となったにも関わらず、希美への感情が乗って表現力の増した関西大会のそれにはそうならないのだ。

ここから一貫してみぞれ舞台に対して背を向け続ける。サポートメンバーはみな舞台を覗き込んだりしながらAメンバーたちの演奏が無事に終わることを祈っている。しか希美がその輪に加わることはない。

https://i.gyazo.com/df1f0bac8c9ab5c3824e7d9738ff6157.png

https://i.gyazo.com/814767fa1286d18a63ec9d61f5171438.png

それぞれ演奏終了直前、全国大会進出が決まった直後の表情。特に最後の表情は、周りと違って手放しで喜んでいる様子はない。良かったとは思っている、でも自分がそこに居ないのは悔しい。

少ないカット、一瞬の表情。しかしそうやって希美感情フィルムに乗ることで、関西大会演奏がより豊かになる。そして希美の悔しさは、来年コンクールにつながっていくことだろう。コンテクストがまたひとつ積み上げられ、『ユーフォ』の世界が豊穣になっていく。

 

全国大会での演奏が今から楽しみ

関西大会を終えた今になって一期の#13、府大会演奏直前のあすかと久美子のやりとりを見返すと、あすかの曰く言い難い表情に、その胸の裡の複雑さを思わせられる。

「なんか、ちょっとさみしくない? あんなに楽しかった時間が終わっちゃうんだよ? ずっとこのまま夏が続けばいいのに」

「なに言ってるんですか。今日最後じゃないですよ。わたしたちは全国に行くんですから

「そうだったね。そういえば、それが目標だった」

久美子のまっすぐな瞳から虚をつかれたように視線を外すあすか。そして眉尻をわずかに下げ、とても複雑な笑みを浮かべるのだ。

これは関西大会直前の「私はここで負けたくない。関西に来られて良かった、で終わりにしたくない。ここまで来た以上、なんとしてでも次に進んで北宇治の音を全国に響かせたい」と部員たちの前で宣言するあすかにつながってくる。

あすかは、あるいは部の誰よりコンクールにかける想いを持っているのかもしれない。これからそれは明らかになっていくことだろう。そのあすかのコンテクスを踏まえた全国大会映像、それが今から楽しみでならない。

 

ユーフォ感想一覧

2016-10-27

ドラムの下に敷いて移動できる車輪付き板を作ったら馬鹿売れだな!

ドラムはカッコイイ超カッコイイ超絶カッコイ

音楽の要だしドラムが無かったら俺達はどうやってリズムを刻んでいいか道に迷っちゃうよね?

それなのにボーカルギターベースショルダーキーボードサクソフォントランペットクラリネットフルートピッコロタンバリンヴァイオリンヴィオラチェロコントラバストライアングルカスタネットハンドベルなどなどなどが

曲の盛り上がるときに観客を挑発するためにステージ前面に出張してくるときドラはいだってステージ奥でお留守番

いやいやいやいやこんな理不尽なことってあるかい

ドラマーだって俺達の近くに行きたいだろうし、当然俺達もドラマーが近くに来てほしいんだ


そう、そんな願いを叶えることができるのがドラムを移動できるようにした車輪付き板だ

当然電動だし、USBで充電できるからもしものとき安心

操作も足でアクセルやバックを踏むだけでOK

さあ全国のドラマー達ぃぃぃ!さっさと俺達のところに来いよ!

2016-10-05

涙と選択と欲の物語としてのTVアニメ響け!ユーフォニアム

くやしいっ……!

くやしくて、死にそうっ……!

身体の奥から絞り出すような掠れた声。これほどまでに悔しがる声を、かつて聞いたことがない。

TVアニメ響け!ユーフォニアム』は、そういうお話だ。本気で高みを目指し練習練習を重ねた――なのに届かなかったことがくやしくくやしくて涙があふれてくる、そんな物語だ。

主人公黄前久美子は、コンクールの京都府大会に向けた合奏練習中に、顧問の滝からとあるパート演奏から外れるよう指示される。そこはかつて質の低さを指摘され、改善約束したパートだった。久美子は努力を重ねたが、滝が求める精度にけっきょくたどり着けなかった。

うまくなりたい。

うまくなりたい。

うまくなりたい。

うまくなりたい。うまくなりたいうまくなりたいうまくなりたい。うまくなりたい。うまくなりたい。うまくなりたい。うまくなりたい……!

うまくなりたい! 誰にも負けたくない! 誰にも……! 誰にもっ……!

からからあふれてくる涙に頬を濡らしながら久美子は知るのだ。

中学とき関西大会への切符を賭けたコンクールで敗れた際、同輩の高坂麗奈が流した涙の意味を。その辛さを。「本気で全国いけると思ってたの?」と問いかけた自分の目の前で彼女がどんな気持ちでいたかを。

それを知った久美子は、「期待すれば恥をかく。叶いもしない夢を見るのは馬鹿げたことだって思ってた」自分と決別する。「絶対、全国に行く」と、ためらうことなく口にする。たとえ努力した者すべてに神様が微笑まない世界だったとしても。努力し、戦うことを選ぶのだ。

 

選択責任物語

選ぶ、ということ。

TVアニメ響け!ユーフォニアム』は、当人選択とそれに伴う責任重要テーマに掲げている。

最も判りやすいのは冒頭だ。

顧問就任した滝は、部員たちに部の目標を選ばせる。全国を目指すか、楽しい思い出をつくる部活動にするか。選んだ以上はそれに向かって努力してもらうことを言い添えたうえで。部員たちは多数決のすえ前者を選んだ。待っていたのは低レベル演奏に対する容赦ない指摘だった。部員たちは反発したが、滝は取りあわなかった。「あなたたちは全国に行くと決めたんです」と。滝の厳しいながらも的確な指導によって演奏技術の向上を実感した部員たちは彼に信頼を寄せていく。

終盤にはもっと重要意味をもってそれが描かれる。合奏トランペット独奏パート、その奏者を巡るオーディションのやり直し。

奏者は麗奈にいったん内定したが、敗れた三年の中世古香織を慕う吉川優子の「噂になってるんです。オーディションとき先生がひいきしたんじゃないかって」という発言によって、滝は希望者に対する再オーディションを認める。そして香織がそれに手を上げたことからもう一度やる、ということになったのだ。

ここで面白いのは内定している麗奈意向を滝が確認しなかったことだ。本当なら麗奈気持ちが重視されるべきだろう。何せ一度はその座を勝ち取っているのだからしかし滝はそれを訊かなかった。

その理由は、“選ぶ”ことによって“責任”が麗奈に発生してしまうからだろう。麗奈本来それを負う必要がない。だから滝は回避した。彼の内面を推し量るなら、オーディション不正があったのではと疑問を持たれた自分が責を負うべきだと考えたのではないか

オーディションの場でも“選択”と“責任”が遡上に上がる。どちらを奏者にするか、滝は(ひいきを疑った)部員たちに選ばせようとする。「全国に行くと決めた」あなたたちは、今の演奏を聴いてどちらがそれにふさわしいと思いますか、と。

しか部員たちはどちらも選ばなかった。だから滝は香織に訊く。「あなたソロを吹きますか」。香織は言う。「吹かないです。吹けないです。ソロ高坂さんが吹くべきだと思います」と。

香織が肯定していたら、恐らく滝はそのまま香織に吹かせただろう。香織では先の大会に進めない公算が高いと判断していても吹かせただろう。どちらも選ばなかった部員たちに文句を言う資格はもうない。部員たちはそういう“責任”を負わなければならない。そして香織も、もし吹くのであれば部の成績の是非を逃げ場のまったくないとこで負う覚悟がいる。滝はそれを問うたのだ。香織は否定した。

もちろんこれは責任を押しつけあったという話ではない。

何かを求めるのであれば相応の代価がいる。全国か楽しい部活か。全国を求めるなら苦しい練習とそれをしてなお届かなかったときの悔しさに対する覚悟がいる。『ユーフォニアム』とはそういう物語なのだ

 

欲と、それに対応する肉体表現

ところで『ユーフォ』がエロティシズム溢れるアニメだと言われて否定するひとは少なかろう。もっともあからさまなのは8話。夏の大吉山にノースリーブワンピースで登った麗奈は、コケティッシュな魅力を見せつけながら久美子に“愛の告白”をする。夜景をバックに、裾を風や座ったときのはずみで翻しながら。あるいは久美子の唇を白くほっそりとした指でなぞりながら。正統派黒髪美少女は、匂い立つような色気をまといながら、中高と同じ吹奏楽部所属しながら顔見知り程度だった少女真正から迫っていく。

これは何なんだろう? 百合? サービスシーン? 半分ぐらいはそうだろうが、それだけではないように思う。

ユーフォ』はキャラ欲望を隠さない。久美子の「うまくなりたい」を始めとしてみんな何らかの欲望を持っている。「特別になりたい」「三年間やってきたんだもん、最後は吹きたい」「あすかが思ってるわたしの一歩先を、本物のわたしが行きたい」「あたしさ、塚本のことが好きなんだけど」「みんな吹きたいんだ」「コンクールに出たいんだ」「全国」。

から肉体は、欲望主体がちゃんとそこに存在していることを証明するかのように、画面いっぱいに生々しく描かれる。

終盤はもっと直截だ。

炎天下での練習。頬を火照らせ汗を滴らせながら練習に励む彼女たちは、とき渇きを癒そうと喉を鳴らしながら水を飲む。それらのシーンは例外なく艶めかしい。オーディションに勝って奏者に選ばれたい、今は手こずってるパートもっとうまく吹けるようになりたい。喉の渇きは、そういう欲の隠喩表現だ。ときに口元を濡らしてしまうほど勢い良く飲むのは満たされることを強く欲してるからだ。

あの夏の夜。これから山に登ろうというのに、麗奈ノースリーブワンピースヒールサンダルという格好だった。対する久美子はTシャツショートパンツシューズというラフな出で立ち。片やデート、片や気心の知れた友だちとのお出かけのよう。その落差は気合いいれておめかししてきた麗奈の“欲”を際立たせる。

響け!ユーフォニアム』は、何より絵でその強さを表現している。

 

勝負世界努力多寡関係ない。それでも努力の末に鳴らされたあの音が素晴らしいと知っている

音楽マンガには演奏の素晴らしさを聴衆のリアクションによって表現する手法がある。『ユーフォ』でもサンフェスへの出場を賭けた合奏や、サンフェスにおけるマーチングの際にこれが用いられた。アニメから音そのもので質の高低は表現可能だし実際されているのだが、強調表現として使用されたのだ。

しかしながらラストコンクールでは聴衆の反応がいっさい描かれない。いったいこの差はなんだろうか。

冒頭でも述べたように、『ユーフォ』は努力努力を重ねたのに鳴らしたい音へとたどり着けなかったことやオーディションに敗れコンクールへ出られなかったことがくやしくて涙を流してしま物語だ。

努力のものには何の価値もない。滝も誰も努力したことを褒めない。努力の末に響かせた音にの評価が下される。聴衆は、久美子たちの努力を一切しらない。ホールに響き渡るあの音が努力の末のものなのかそうでないのか一切しらない。

しかし我々は知っている。努力をし、欲をむき出しにしてぶつかり合ってきた先にある音だと。滝に叱責され、炎天下で汗を滴らせ、楽譜に「全国」と大きく書き込み、がむしゃらに努力してきた先にある音だと。だからそれはきっと素晴らしいのだ。みんなが積み重ねてきた努力を知る葉月が「いっすね……」と呟く音はきっと素晴らしいのだ。

そこに聴衆のリアクションはいらない。ステージの上でまばゆい光を浴びた久美子たちが響かせる音、それは素晴らしいに違いないと我々はもう知っているのだから

 

ユーフォ感想一覧

2016-06-12

[] Rusty Trombone

(ラスティー・トロンボーン) 錆びたトロンボーン

意味:

女性男性アナルを後ろから舐めて、チンコをしごく技。

その仕草トロンボーンを吹く仕草に似ている為、この名称がついた。

また、伝統では男性がイク時に女性が尻の間で息を吹き、

「ブブブブブー」と音をならせるのが本来のしきたりである

その音が錆びたトロンボーンのようであるからもそう呼ばれる。

バリエーションとしてはRusty Trumpetとトランペットになる事もあるが、

やる事は同じである

  

例文:

I was surprised my new girlfriend gave me rusty trombone yesterday.

  

http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1444173718/51

2016-03-11

渡辺宙明コンサートでのこと

先日、渡辺宙明コンサートを見てきたのだが、ヒドイ内容だった。

レトークで関係している役者が昔を語ったり、演奏する曲にまつわることを話すまでは良い。

しかし、ファン代表みたいなかたちでアニメ監督(だれ?感が半端ない)が登壇してたけど、

せっかくのキカイダーイナズマンの主役を務めた伴大介からうまく話を引き出している感もなく。

なんで登壇したの?という感が否めない。

正直、もうちょっとインタビュアー経験者を用意してくれと思った。

あと本編では以外と思われそうだが、演奏もこれまたヒドイものだった。

後にCD化するようなので興味があれば聴いてみるといいと思うが、

肝心のブラス隊(主にトランペット)がけっこうポカをやっている。

キメどころを外すのはさすがにいただけなかったな。

ファン補正がなかったらたぶん大問題だろ。

また、コンサートでは情報公開されたいた歌手成田賢以外でもシークレットゲストとして

うそうたるメンバー水木一郎MoJo串田アキラ)が歌うことになったのだが、

そのうちMoJoは「とつぜん歌うことになったか私服だよ!」みたいなことを言っていたが、

それ以外の歌手衣装を着ていたところを見ると仕込みなのは丸見え。サプライズゼロ

しっかり事前に渡されたパンフレットに歌う曲の歌詞カードをしっかり挟んであるし。

イベントとして会場一帯になって大合唱も悪くはないんだけど、

せっかくのオーケストラ編成なんだからオリジナル歌手に歌わせて

アレンジバージョンとして聴かせることに徹すればいいのにと思ったのは私だけだろうか。

特にCD化するんだったら、大合唱パートなんていらないと余計に思うんだけど。

あと参加していないが、聞いた話によるとコンサート後のパーティーもひどかったらしい。

一般観客として来ていたプロ演奏家が、登壇者の関係者としてあいさつしようとして断られたり(ツイッター情報)、

会費も5000円らしいが、受付態度もひどくどういう段取りかも説明しないヘボスタッフだったようだ。

また出てきた料理もたいしたレベルでもなく飲み重視で店員もいたがセルフと注文取りの間の対応だったようだ。

とまあ、長々と書いてしまったが、第3回が5月にあるらしい。

行く人はその辺の事情を飲んだうえで行くといいだろう。

2016-01-15

私とラピュタ

中学吹奏楽部で吹いたソロパートトランペットが上手な友達セーラー服。泣きそうになる演奏

家族キャンプ空き地消防車放置されていて、植物が生えて朽ちていた。私はよじ登り、兄が運転席に座った。

夢中になってプレイした、セガサターングランディア

村上春樹ねじまき鳥クロニクルの、井戸の中で生活するシーン。

北野武ソナチネ

小学校の時観た、道徳ビデオ社会科ビデオ

職場男性

長期休み兄弟でやったドンキーコング3

ピアノの発表会のコンサートホール

2015-12-15

クリスマス地獄だった】

今の職場、4人中3人が既婚者でみんな愛妻家で、今日上司①と②が奥さんへのクリスマスプレゼントの話をしている流れで被弾した。

上司①「私さんはクリスマスどんなもの欲しいの?現金?」

私「うーん…少し前まで鼻毛カッターしかったですね」

上司②「それ、趣旨が違」

上司①「まぁまぁ。とはいえそれ間に受けて買ってこられても引くよね。もっと高価なもので欲しいものないの?」

私「うーん。以前も同じようなこと聞かれたことがあるんですが、その時はトランペットと答えましたね」

上司①「確かに、確かに高価だけど」

上司②「それも趣旨が違」

上司①「じゃあ、今まで彼氏からもらった一番高いものって何?」

私「うーん。そもそも彼氏いたことないので、もらったことがないですね」

上司「嘘」

私「本当です」

上司②「嘘でしょ」

私「本当だから

〜このあとさらなる地獄


を乗り越えて帰宅したわけだが、クリスマスにもらうものとして嬉しいもの考えてみたところ、クロマキー合成用のスクリーンセットもらえたら嬉しいなーと思った。

あとは液タブ。もし液タブプレゼントされたら至福の極みだと思う。

プロジェクター自分で買うからいいや。

こどもの頃、「これで絵を描きなさい」ってクーピーとかパステルとか買ってもらった時みたいな嬉しさを感じたいのだ。

あと、もちろん鼻毛カッター自分で買えるのだけど、なんでプレゼントされたいかっていうのには理由がある。

上司には言わなかったけど、あれで安全陰毛処理できるんじゃないかと思っているのだ。

そしてその場合鼻毛カッターを持つのは私じゃない。

私がやるべきことといえば、全裸で這いつくばって間抜けに尻を突き出し、臀部に両手を当てがい秘部が見えるようにしっかり広げ、カッターが肌に当たる瞬間をゾクゾクしながら待つことだ。

皆さんはクリスマスプレゼント、何が欲しいですか?

2015-12-04

男根直喩とは

きっか

先に男根メタファーなるもの話題になったが、それでは男根直喩とはなんだろうか、という疑問が呈された。

考えてみると、画像映像で「メタファー(隠喩)」という表現は使われるのに直喩はみない。それはどうしてだろうか? また男根直喩はありうるのか? その場合はどういうものがそれに相当するのか?

それを考えるにはまず、比喩とは何かを考える必要がある

比喩要件

比喩とは、異なる2つのもの性質共通性によって連想(類推)させ、結びつけるものである

それゆえ比喩比喩対象(=比喩されるもの。「被比喩物」)、比喩しているもの(比喩対象以外のものであることを要する。「比喩物」)、両者の性質の共通の3点を満たす必要がある(以上を「比喩要件」と呼ぶことにする)。

(なおこの比喩要件インド哲学によっているようである)

比喩の種類とそれぞれの定義

分類と定義

比喩には大きく分けて直喩暗喩がある。

直喩とは、比喩であることを明示したものをいう。

隠喩はそうでないものをいう。

してみると、隠喩比喩要件を最小限に満たしたもの直喩はそれに加えて比喩性を明示したことをいう、と考えられる。

直喩についての検討

ところで比喩であることを明らかにするには「ようだ」など、比喩性を直接に明示する文言を使うことが一般的である

辞書定義には「ようだ」「ごとし」「似たり」などの比喩を表す文言を用いたもの、とまで書くものもある(広辞苑など)。

しかしそれ以外の方法比喩性を明らかにすることが妨げられないのではないか。比喩であることが明らかなもの、という定義存在する。大体にして「などの比喩を表す文言」という定義自体曖昧であり却って議論を混乱させる。本質としては比喩であることが明示されているか否かが重要だろう。

そこで、凡そ一般に比喩性を明らかにすれば、直喩が成立すると考える。

比喩

では比喩性を明示するとはどういう意味内容を持つか。

比喩性は比喩要件を満たせば認められるが、同時に我々は比喩要件を満たした表現を見ると、それを比喩である認識する。

まり比喩性と比喩要件充足は等価である

換言すれば、比喩性の明示は同時に比喩要件充足の明示である

この観点に立つと「ようだ」「ごとし」「似たり」などの文言を使う方法は、比喩要件充足を包括的に示す方法と言える。

明示

それでは「明示」とは何を意味するのか。

これは、受け手に高い蓋然性を以って<上記の比喩性=比喩要件充足を伝えようとしていること>が理解されるものと考える。

比喩性の明示の方法

では文言によらない方法には何があるか。以下検討する。

各個の明示

まず比喩要件を各個に検討摘示するような表現が考えられる。比喩要件を各個に検討摘示する表現はかなり不自然表現であるから、<上記の比喩性=比喩要件充足を伝えようとしていること>が理解される。すなわち、比喩要件充足が明示された、と言える。拙い例で申し訳ないが「あの子は虎だね。強くて大きくて五月蠅いが、それでいて可愛げがある」などの言い方を例にしたい。最初の文単独で見れば隠喩のように見えるが、しかしこの文章全体からしてこの言い回し直喩である、ということになる。本来受け手の側で「発見」される(後述)性質共通性をわざわざ述べる不自然さが比喩性を明示するのである

その他の方法

しか方法はそれだけか。私はほかに「比喩するもの存在の明示すること、及び比喩対象(被比喩物)の存在特定できるほどに明確に共通の性質を示す」という方法でも可能ではないかと考える。何故ならそれにより結局比喩物、被比喩物、共通の性質が明示され、比喩要件充足及び比喩要件充足を示そうとしていることが高度の蓋然性を以って理解される、と思うからである

(またこのほかに、そもそも被比喩物を模したことが公知の事実となっている比喩物というものもある。男根と張型の関係はこれに当たろう)

画像映像表現比喩について

さて後者の「その他の方法」をわざわざ提示するにはそれなりの理由がある。これは、言語表現以外で比喩性という一種関係を伝えることには困難が伴うと考えるからである

詳述するとこういうことである画像映像における「メタファー(隠喩)」は言語表現とは異なる。言語表現においてメタファー比喩物と被比喩物を示し、共通性は読者が発見するという形を採る。なぜ読者がわざわざ発見するのかと言うと、それは比喩物と被比喩物がズレているのにも拘らず、同一性を示す言い回し(AはBだ、が典型)が使われるからである

では画像映像ではどうか。

映像では被比喩物が示されず、ただ比喩物のみが存在するという場合がある。その代わり、比喩物と被比喩物の関係共通性見出しやすものとなっている。それは同一性に気付く手がかりがないからそのように設定して用いざるを得ないところもあるが、画像映像情報量が多いため、共通の性質を見出すことが容易であることも大きな理由であろう。

こういう性質を持つがゆえに、画像映像において「~のメタファー」なるものは見いだせるのに、直喩は見いだせないのであるしかし、先に示した直喩の考え方によるならば、画像映像においても辛うじて直喩は認め得るのではないか。映像画像であれば、似たものを並べれば、それは比喩物、被比喩物、共通の性質を同時に示したことになり、これは「各個の明示」に近い。

またそうでなくとも「その他の方法」によることも可能である。例えば動作を含めれば、共通の性質がより鮮明に打ち出され、それにより被比喩物が特定されるだろう。画像映像表現ではこちらが使いやすいのではないかとも思われる。

結論

以上より、画像映像における直喩は成立しうる。そして如上の直喩概念によるならば、男根直喩とは、例えば次のようなものが考えられる。

トランペット局部に挿入している画像映像(その他の方法)

男根トランペットが並べられている画像映像(各個の明示)

男根トランペット順次写される映像(各個の明示)

張型(物自体)

バイブレーター(物自体)

かなまら祭りの様子(物自体)

リンガ(物自体)

今後このようなものを見かけた場合には「男根直喩」と呼ぶことを推奨し、駄文を締めくくりたい。

2015-12-03

http://anond.hatelabo.jp/20151203160136

「お前の目にはそう見えても、それを一般論だと思うな」くらいしか……。

 

例えば多くの人はトランペット男根だと思わないように、アニメアイコン児童ポルノだと思う人も多くはないと思う。

 

ただ、そういう人たちは声がでかいから多数派に見える。困ったよ。

2015-11-14

http://anond.hatelabo.jp/20151113193721

続きです

デカリボンちゃん拍手

デカリボンちゃんトランペット奏者です、当然同じパートである香織先輩と麗奈技量については熟知しているでしょう

香織先輩はもちろんのこと、デカリボンちゃん麗奈の個人練習を聴いている姿も作中で描かれています

デカリボンちゃんある意味では滝先生以上に二人のソロを聴き比べ、その力の差について知っているのです

からこそ、麗奈に対し当日の再オーディション前、教室において頭を下げ懇願したのです、わざと負けて欲しいと

しかしそれも失敗しました、もはや麗奈が本番直前に心変わりして手心を加えてくれる、そんな望みしかありません、が……おそらくそれも叶わないでしょう

まりデカリボンちゃん演奏が開始される前、最初から香織先輩が負けることは分かっていたのです、そして決めていました、その結果に関係なく香織先輩に拍手しようと

実際、滝先生拍手を促された時すぐさま拍手をすることが出来たのはデカリボンちゃんと久美子だけでした

別に反射神経が良いとか決断力があったとかそういうことではありません、この二人はもう始まる前から決めていたんですね、演奏の内容や結果に関係なく誰に拍手するのかを

ここまで、演奏が終わりデカリボンちゃんが香織先輩に拍手をすることまでは、ある意味デカリボンちゃん想像していた通りでした

しかし、その後、滝先生の問いと香織先輩のそれに対する答え、そしてそれを見たデカリボンちゃんが襲われた感情の波は、想像していたものとはおそらく違ったのでしょう

宇治高校吹奏楽部空気

それにしてもなぜ部員たちは拍手をしなかったのでしょう

香織先輩の方が上手いと思っていたのに麗奈の方が上手かった、その驚きからでしょうか、それとも香織先輩に気を遣ったから?

そもそも騒動の原因って何だったのでしょう、部員たちは本当に香織先輩の方がソロにふさわしいと思っていたのでしょうか

もちろん原因の一端は間違いなくデカリボンちゃんの言動にあります、あれがなければこんな騒動自体がなかったかもしれません

しかし、振り返って騒動最中部員たちが口々に言っていることを聞いてみると、それは多くが滝先生への不満であることが分かります

まりどういうことか、結局、この騒動の本当の原因は滝先生の実力制オーディションというやり方への不満であり、それがあることをきっかけに噴出したものしかないんですね

4月部員たちは滝先生に今後の北宇治高校吹奏楽部目標を問われた時、全国を目指すことを約束し、ある種強制的にではありますがそのために努力してきました

久美子はこのやり方に対して大人はずるいよと言っていましたが、サンフェスの成功を経て部内の空気は大きく変わります

オーディションの開催を告げされた時、多くの部員はその決定に反感を抱いたように見えました

しか部員たちにとって全国大会を目指すと約束してしまった以上、実力制オーディションに反対することは自分たちの言動に矛盾を生みます

オーディション自体全国大会を目指すという目標のためには明らかに必要なことですから、それを盾にされると言い返すことは出来ないのです

更に、4月のあの頃、まだ滝先生のやり方に異を唱えていた部員も多かったあの頃とは、もはや流れ、部の空気が変わってしまいました

約束人質に取られ、空気もそれを許さない、これでは誰もオーディションに反対など出来ません

ここに降って湧いたのが先生麗奈を贔屓したのではないかという疑惑でした

まり部員たちは疑惑それ自体よりも、そもそもオーディション自体に反対だったのですね

この事に部員達が自覚的だったかは人それぞれでしょう、しか自覚的かどうかに関わらず、部員達は自らの不満をソロオーディションへの不服という形でしか表明することが出来ないのです

オーディション自体麗奈のためだったらしいよ」という生徒がいますが、まさにその気持ちをよく表しています、そもそも実力制のオーディション自体が間違いだったと言っているんですね

彼ら彼女らは部活動方針の急速な変化、とりわけ上級生をも容赦なく落とすオーディションなどというものへの不満をここぞとばかりに爆発させているだけなのです

極端なことを言ってしまえば誰も香織先輩の方が上手いとは言っていないのです

からこそ再オーディションにおいて目の前で香織先輩と麗奈の実力差を見せつけられた時、多くの部員拍手をすることができなかったのです

香織先輩の演奏文句無しに上手ければ、麗奈より優れていれば何の問題もなかったでしょう、しか現実はそうではありませんでした

あの場面で、より劣った香織先輩に拍手すること、それはつまり実力制オーディション否定することであり、滝先生に問われ約束した全国大会を目指すという決意自体否定することになります

いくら影ではオーディションへの不満を言い募ろうと、あの場所で、部員全員の前で、さあどうするのかと問われればやはり反対など出来ないのです

しかしだからといって麗奈拍手することも出来ません、集団空気や流れというのは簡単に変わるものではないのですから

オーディション開始前、麗奈は久美子に対し勝てば私は悪者になると言っていますが、まさにその通りあの時点で麗奈悪者なのです

二人の特別

麗奈という女の子の言動を客観的に見てみると、先輩に向かって生意気な口を叩いたり、仲間を作らず一人浮いた存在であったりと余り好かれるような存在ではありません

もちろんキチンと謝るべきは謝り、その言動も悪意があったりするものではないので、好かれないながらも嫌われるという程のものでは無いのですが

あくま部員たちの目線として見てみると麗奈に対して好意的になる要素は余りないことが分かります

ではなぜ視聴者はそんな麗奈の肩を持ちたくなるのでしょうか

物語客観的に見ている視聴者麗奈の方が香織先輩よりもトランペット技術が優れていると知っているから?

それともオーディションにおいて滝先生不正などしていないと知っているからでしょうか?

違いますよね

それは、あの麗奈特別になりたいという想いを、久美子と一緒にあの甘酸っぱい告白を聞いてしまたからです

から視聴者麗奈に負けてほしくないと思うのです、久美子が麗奈のあの告白によって一瞬で心を奪われ麗奈に惚れてしまったように、視聴者もまたあの告白麗奈に惚れてしまったんですね

そして久美子と視聴者にとって麗奈特別であるように、デカリボンちゃんにとっても香織先輩が特別だったのです

オーディション当日、選考開始前の準備時間、「私が負けたら嫌?」そう問いかける麗奈に対し久美子は言います

久美子「嫌だ……

    いやだ!」

 麗奈「どうして」

久美子「麗奈特別になるんでしょう」

 麗奈「そうね……」

久美子「麗奈は他の人とは違う、麗奈は誰とも違う。
    人に流されちゃダメだよ、そんなのバカげてるでしょう」

――――「響け! ユーフォニアム」第11

久美子の想いは理屈ではありません、部活のためでも、それどころか麗奈のためでもありません

麗奈に対し特別でいて欲しい、自分では出来ない、だからこそ麗奈にそうであって欲しい、そんな我儘な想いです

そしてデカリボンちゃん彼女が香織先輩に抱く気持ちもまた、久美子のそれと同じものです

教室の窓際、デカリボンちゃんに対し「トランペットが好きなの」そう微笑み掛ける香織先輩

久美子がたった一言、一瞬の出来事麗奈に心を奪われてしまったようにデカリボンちゃんもあの瞬間あの場所で香織先輩に心を奪われました

なぜ大会前の大事な時に滝先生デカリボンちゃんあんな事を言ったのか、香織先輩が望まないと分かっていながら、なぜあんな騒ぎを起こしたのか

全ては香織先輩に特別であって欲しい、香織先輩は特別でなくてはならない、その想いゆえのことなんですね

リボン「諦めないで……

    香織先輩の……

    香織先輩の夢は絶対に叶うべきなんです!

    じゃなきゃ……」

――――「響け! ユーフォニアム」第10



香織先輩の想い

デカリボンちゃん絶対に叶うべきだと言った香織先輩の夢、それが叶うことはありませんでした

香織先輩が自らの口でソロ麗奈が吹くべきだ、そう言ったあの瞬間、その夢は潰えたわけですが

あの時、実は香織先輩には違う選択肢、可能性もありました

例えば自分が吹きます、吹きたいですと、そう言う選択肢

もしくはただ沈黙を貫く、そして麗奈気持ちを聞く、そういった可能性です

結果だけ見れば拍手の数は同数でした、多くの部員たちは投票するという権利放棄し、結果を他人に委ねたのです、文句は言えないでしょう

しかし香織先輩はそうしませんでした

なぜでしょうか、滝先生の言外の圧力に屈したから?それとも会場の、部員たちの空気を読んだからでしょうか?

人には自分が決めるではなく、空気の中でいつの間にか出来上がるそれぞれのラインがありますキャラクターと言ってもいいかもしれません

ドラえもんジャイアンは力持ちで気の強い男の子です、ジャイアンのび太喧嘩をしてもそこに驚きはないでしょう

一方のび太は、弱虫でいつもイジメられている男の子です、もしものび太がジャイアン喧嘩を挑んだら、勝ち負けは関係ありません、そこには驚きが生まれます

人は、誰かの行動がその想定値を超えた時、心を揺さぶられ感動するのです、

ジャイアン喧嘩を挑んだという事に驚くのではありません、のび太喧嘩を挑んだという事に驚くのです

からこそ香織先輩が再オーディションを望んだ時、香織先輩がそのラインを超えた時、多くの部員が驚き、それを見た人は心を揺さぶられました

オーディションの日、副部長あすかに対する想いを聞かれた香織先輩は部長に対しこう答えます

香織先輩「なんか、見透かされてるような気がするんだよね、

     私が思ってることなんでも……

     だからあすかを驚かせたい。

     あすかが思っている私の一歩先を、本物の私が行きたい」

――――「響け! ユーフォニアム」第11



デカリボンちゃんが泣いた日

香織先輩はあの時、「再オーディション希望します」と言ったあの瞬間、確かに一歩先を行ったのです、それはあすかに対してでは無かったかもしれません

しかし、間違いなく多くの部員が思う香織先輩という人物の一歩先を歩いたのです

それはデカリボンちゃん例外ではありません

そしてだからこそ、香織先輩にはあの場面、滝先生あなたが吹きますかと問われたあの時、あの場所

「私が吹きます」とそう言う選択肢もあったのです

今までの中世古香織であればしなかったかもしれない、部のためを想えばそんなことは言えないかもしれない

でも、あの時の香織先輩には、技術的には劣っていても私が吹きたい、吹かせてくださいという選択肢が、権利があったのです

あるいはデカリボンちゃんはそう言って欲しかったのかもしれません

もしくは麗奈なら、誰よりも特別になりたいと強く願う麗奈であったなら、そう言ったかもしれません

しかし、香織先輩はそれをしませんでした

あの日、あの瞬間、香織先輩は決めたのです、人に言って決められるのではなく、空気によって決められるのでもなく

自分判断によって、中世古香織という人間は、中世古香織のトランペットはここまでだと、他人ラインを引かせるのではなく、自分自身によってそこにラインを引いたのです

そして麗奈こそがふさわしいと、麗奈こそが吹くべきだと言い、優しく微笑みます、あの日、教室の窓際でデカリボンちゃんにそうしたように

デカリボンちゃんはそれを見て、香織先輩とはどんな人であったか、どれだけ優しい人であったかを思い出して泣くんですね

一歩先を行きたいと願った香織先輩の夢の終わり、そこにいたのはデカリボンちゃんの大好きないつもの優しい香織先輩でした

からデカリボンちゃんはあふれる涙を止めることが出来ないのです

涙って悲しいときにだけ流れるものじゃないですよね、怒った時にも笑った時にも流れます

まりそれが喜怒哀楽どんな気持ちであれ、その感情が大き過ぎて自分の中で抱えきれなかった時、必死に抑えようとしてもあふれ出てしまう時、それが涙となって瞳からこぼれ出していくのです

デカリボンちゃんを襲ったのは香織先輩の夢が叶わずに悔しいという気持ちであり、香織先輩の微笑みが思い出させてくれたあの時の胸の高鳴りであり

香織先輩の一歩先に行きたい願う高揚感であり、香織先輩のやさしさが与えてくれた安心感でした

そういったもの全てがデカリボンちゃんを襲い、満たしあふれたかデカリボンちゃんはあの時涙が止まらなかったのです

わんわんと声を上げ、ただこぼれ出る涙が止まるのを待つしかなかったのです

あそこまで泣くかと思うかもしれませんが、それは仕方のないことだったのですね

余談ですがこのシーンで流れているBGMはここまで劇中では1度しか使われていません

その1度目が香織先輩が再オーディション希望するシーン

そして、2度目がこの香織先輩が滝先生の問いに答えデカリボンちゃんが涙する一連のシーンとなっています

曲のタイトルは「重なる心」です

宇治高校吹奏楽部のその後

この後、北宇治高校吹奏楽部は滝先生指導のもと一つとなって全国大会という目標に向けて走っていきます

その熱量騒動以前と比べても明らかに上がっており、まさに雨降って地固まるということわざの通りです

物語としては、やはり終盤なので主人公である久美子に焦点を絞り

これまでいつも受け身だった久美子が麗奈という存在に感化され初めて真正からユーフォニアムという楽器に向き合い、「上手くなりたい」と心の底から願い必死努力する

そんな久美子の成長が細やかな演出と美しいアニメーション作画で描かれており、ラストまでワンシーンワンカット目が離せない文句無しで面白い作品となっています

二期に向けて

響けユーフォニアム空気ついて描いてると最初に書きました

この空気に明確に逆らった人物として描かれているのは葵ちゃんです、彼女と久美子の姉は部活に精を出す久美子のアンチテーゼとして作中何度も登場しま

逆に空気に流されやすい人物として描かれているのはポニテ先輩です、作中でも「私そういうのに弱くって」とチョコシェイクを飲みながら久美子に告げています

では主人公の久美子はどっちなのだろう、そんな視点で改めて久美子を眺めてみると

序盤、友人に流されて吹部や低音パートに入る部分は当然のこと、終盤、大会に向けて今までになく必死で練習する姿もある意味では部内や友人の空気に流されただけ、という風にも見えます

もちろんそれは上述したように久美子の成長でもありますし、空気にのせられること、みんなで一丸となって何かをすること、それが悪いという意味ではありません

しろ青春部活ものにおいては必須ともいえる要素でしょう

しか優柔不断な一面が久美子にはあるというのも事実であり、久美子自身もそれを自覚しています

からこそ麗奈という存在に憧れ、感化されたのです

葵ちゃんは「みんな傷つかないようにまとまっていく」と言いました、麗奈は「人の流れに抵抗してでも、特別になりたい」と言います

今の久美子にとって麗奈のように特別になるということはユーフォニアムもっともっと上手くなるということです、それは北宇治高校吹奏楽部が目指す全国大会という目標に完全に合致しま

しかし、もし久美子にも誰かとぶつかって傷付いてしまいそうなるという、優柔不断なままではいけない、人に流されるままではいられないという、そんな事態が来た時

久美子は特別になりたいという想いを貫くこと、そして集団空気に逆らうことができるのでしょうか

1期ではそういった場面は殆ど描かれませんでした

しか見方によっては美味しい部分をあえて残したとも表現できます

ですから続編となる2期ではそんな久美子の新しい活躍と成長の軌跡も見ることができるのではないかと、勝手ながら楽しみにしています

最後

吹奏楽集団の競技です

しかし、それを構成しているのはひとりひとりの部員たちです

全体では同じ方向を向いているように見えても、その実、ひとりひとりの部員の想いは様々なのです

響けユーフォニアムは、思春期特有友情とも恋愛ともいえない女の子同士の関係や甘酸っぱい男女の恋、そして部活に明け暮れる高校生青春と色々なものが描かれています

更に作画の美しさや演出の巧みさも素晴らしいの一言です

しかし、その中でも吹奏楽部というモチーフを使ったからこそ描くことのできる、思春期高校生達が作る空気感、そしてその空気に寄り添うひとりひとりの想い

そういったテーマに着目して視聴するのも響けユーフォニアムという作品の楽しみ方の一つなのではないかと思います

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