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はてなキーワード: 資質とは

2021-06-30

anond:20210630102709

なんでもそうだぜー

まれ持った資質の中で、短所を補い長所を伸ばし、社会の中にフィットするポジションを探して居場所を見つける

それがすべてなんだぜー

2021-06-27

なぜ日本企業には無能排除する仕組みがないのか

現場マネージャーにたまにいる、マネジメント能力現場レベル業務遂行能力も怪しい人物

 

その能力どおりプロジェクトを失敗に導いたあとも、マネージャーとしての資質は問われず、

新たなプロジェクト渡り歩くケースをよく見るのだが、これはなぜなのだろうか。

 

もちろん失敗自体には多種多様な要因があり、仕方のない部分もある。

とはいえ、きちんと総括をすれば原因の幾分かがその人物にあることは分かりそうなものだが。

社員にはわからない、起用され続けるだけの理由があるのだろうか。

 

評価システムバグっているのか、組織構造上の問題なのか。

こうした人物排除される仕組みはなぜ導入されないのか、本当に不思議だ。

なんで?

年寄りITに弱いと言われる。

正直ITに詳しいだとか家電製品に詳しいかは年齢の問題ではなく、当人にかつて知恵や知識を整頓する機会があったかという部分によってると思う。実際北野武のじいちゃんは(現状ご存命かどうか知らないが)PC自作して自分OSを入れ替えて遊ぶのが好きなんだそうだ。アレは理系の家庭なので無理からぬ気もする。

もう一つのパターンは、子供の頃から機械類に触れていた人だ。こういう人は機械使用時の方言が似通ってることを知ってるのでハードルが低い。PCを知らない人の一番の問題点は、ヘルプを読んでもヘルプで余計に混乱し、取説を読んでも取説迷宮に迷い込む効率性の悪さにある。結果的に「わからないがわからない」状態を加速させる。幹を捉える能力俯瞰する能力は割と個人資質にも関係してるが、後者は訓練である程度まかなえる。重要なことは本人が何を行いたく、何が必要かを丹念に調べる根気だとも思う。

3つ目の要因があるとすれば、精神的負荷だろう。説明書PC文書文字の羅列を見るだけで気が滅入ってしまう。そんな人はPCマザーボードDIMMメモリインストールします、と言われただけでPCマザボDIMMインストールと全部勉強から入らなくてはならず、その説明さらなる専門用語がぶちまけられてタコ殴りにされるのである。これによって学習性無気力が発生して嫌気がさす。

こうした場合マザボは壊してしま危険があるのでともかく)、PC類は仮想などを使って自由に使わせてみるべきだ。体感にまさる学習はない。自由に使いたがらないところを自由に使わせるアイディア必要かも知れないが。例えば、美空ひばり動画再生できたらゴール、など。

2021-06-26

勇者の子孫が竜王を倒し、

またその子孫が破壊神を倒した頃から

さらさらさら時代下り

そこからさら時代が下った頃。

勇者の血は薄く成り果て

直系の子孫(と称する家系から

勇者資質を持つものは現れなくなった。

しかし、一方でその血は劣性遺伝として

広く多くの人の中に宿されて

時折、勇者家系以外から

勇者誕生することもある時代

 

薄れゆく勇者の血を後世に残そうと

自らと初代勇者の愛の証である勇者の種」を

精霊はひとりの錬金術師に託す。

勇者の種は食べたもの

勇者の力を宿す精霊の護り。

その勇者の種を精霊から譲り受け研究した

錬金術師勇者の複製ホムンクルス

作り出すこととなる。

勇者の複製はあらゆる面で勇者に劣るが

勇者並みの力を持ち

いつかあらわれると精霊予言された

最後勇者」に仕えるため

長き眠りについた。

 

そこから300の年月がさらにながれ……。

2021-06-23

anond:20210622191420

俺は空想空想として楽しめない側の人間なんだろうな

その時点で読み手としてその資質が不十分だったと判明したと同時に書き手も欠格者だったことが悟られた

それでも俺は俺なりに表現していこうと思う

美術においてアールブリュットという表現ジャンルがあるように、表現者として資質には劣ってる人間の破格な表現肯定されるようになってきてるしね

2021-06-20

anond:20210620163057

資質が大してなくても高学歴エリートコースに乗ってる奴なんて慶応かに行けばいくらでもいるぞ。

あと資質があっても抜け出せなかった奴もかなりいる。そういう奴はホストやってたり工事現場にいたりするから関わり合いにならなくて気がつかないだろうけどね。

anond:20210620162747

いや関係ないんでしょ

金だのなんだの

本人の資質

anond:20210620161355

まれ育った県や町から一生出ないで過ごす子供を育てるなら金はかから

は本人の資質努力や運という不確定性に依存しない決定論的な命題になっているということ?

anond:20210620161245

それは本人の資質努力や運という不確定性に依存するんだから決定論的な命題としては成立しないだろ。

anond:20210620151846

金が掛かるかどうかの話をしてるんであって、子供本人の資質ややる気の話はしてないんだけど…

2021-06-16

anond:20210616184902

Twitter野間易通オタク多数派じゃないから一切必要とされていない。活動には来んな!もちろん偏見持ってます」[09/26]

https://awabi.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1411671042/1

自称ヘボヤー@heboya

僕はまあ、僕個人性格資質的な問題とかもあるのでアレなんですが、

その上でさらにはオタク層の人間なので言えるのだけど、ああいう「挑発による喚起」は、

やっぱり感情の瞬発力の高い人向きで、たいていのオタク層はそーじゃないのよね。

から手段として向いてない。

https://twitter.com/kdxn/status/515202390941642752

野間易通@kdxn

おまえら一切必要とされてないのに、なんの「手段」だよ(笑)

俺らがオタク挑発して引きこもうとしているという妄想をまず捨てろや

https://twitter.com/kdxn/status/515202390941642752

野間易通@kdxn

こういう勘違いが起こる原因は、

オタク自分たち多数派だと思ってるからだと思うけど、

オタク一切関係なく世の中動いていくんですよ。

自分たちは待望されている」という幻想を捨てろ。呼んでない。

https://twitter.com/kdxn/status/515202785155899392

anond:20210616110144

図星つかれて屁理屈捏ねたい気持ち分からんでもないけどさ

その時に半歩踏み外したクズ行為ができる度胸があるのも実力や資質の内なんじゃねえの?

それこそ再現性なんか関係ない領域問題っすね

2021-06-11

オリンピック開催したとしてCOVID-19感染者爆増しても成功扱いされるの?

開催さえすれば成功、って増田ホッテントリ入ってたけど、どうなの?

それに加えて、あの増田は「真夏東京で開催するオリンピック問題なく完遂できる前提」で語られてたけど

COVID-19の影響を過去大会テロみたいになかった扱いにできたとして、そもそもそれ以前に解決できてない

「灼熱の関東オリンピックやる」っていうのは問題なく完遂できるの?

サッカー陸上北海道に逃がしたけど、それ以外は普通に関東でやるんでしょ?

糞尿トライアスロン大丈夫大会後に選手が原因不明の病を罹患しても関係なし?

関係者はみんな今と同じように言い逃れして逃げ回るんだろうけど、ただ問題が起こらないことを神頼みしてるだけじゃん?

その博打当たればいいけど、外れたときどうすんの?

どうせIOCは「開催国対応問題だった」っつって日本責任押し付けて逃げるぜ?

資質ゴミでも天運に愛されてたどこぞの首相の御利益博打に勝てるといいな。

2021-06-05

anond:20210605063235

残念ながら菅総理言葉がめちゃくちゃ軽いと感じた。言葉を尽くしてビジョンを示したり、人を信じさせる、もしかしたらできるかもしれないと思わせる、少なくともこの人はそれができると信じているんだと感じさせられるのがリーダー資質(あるいは優れた詐欺師資質)だと思うんだけど、それがない。

2021-06-03

anond:20210603231547

犯人動機必要なように、魔王を倒せる力を持つ英雄にもそれだけの力を持っている理由必要

それを経験によらないものに求めた結果血統になるってだけではないか

なぜ経験によらないものになるかというとプレイヤー主人公からプレイヤーの知らない経験根拠に求めることができないか

たまたま強くなる資質があっただけ、では物語必然性が薄いと考える生真面目なストーリーテリングの結果

血統主義になってしまうというのはジャンプ漫画とかも一緒だと思う

https://qiita.com/Entis/items/422c0697dc4de2f22403

まあ、Android2.x時代知識なら仕方ないと思うけど

今はDialogを直接showするのは非推奨なんで、DialogFragmentを使ってくださいね

つか警告表示されませんかね?

消してますか?それよくないですよ

無視してますか?それもっとよくないですよ

資質面に問題があります

2021-06-02

政治家メンタルの強さってすごくね?

大坂なおみの件でデーブ・スペクター日本の政治家に対するこんな皮肉ツイートしててふと思った。

スポーツ選手は、体は頑強ですが、心は繊細です。まずはゆっくり、休んでください。

将来も、もし記者会見が辛いままなら、どんなことを聞かれても、

用意した同じ原稿を読み上げるという方法もあるかもしれません。

メディアネット批判の的になって、国会ではボロクソに詰められて、

それでも相手の話を無視して紙に書かれた同じ言葉だけ読み続けるってのを何日も何日も繰り返すのってすげーメンタルだよね。

ちょっと皮肉もあるけど、素直にすごいとも思った。そこも政治家資質なんだろうね。

図々しさとかもメンタルを保つためにはやっぱりある程度必要

2021-05-31

頭が悪いと自立できない

先日オンラインで知人(30代前半/女性)と話した時に、発言が80代の祖母と同レベルナチュラル男尊女卑で『同世代でこんな人いるんだ!』と驚いた。

発言趣旨は、いわゆる「男は働いて、女は家のことをやる」という話で、まぁ別にそう思って生きるのは人の勝手なので置いといて、どうして未だに昭和一桁世代と同じ思想なのかを考えてみた。

趣味で繋がりのある知人で、こう言ってはなんだが、Fラン女子大卒で頭が悪い彼女実家が太いこともあり育ちは悪くなさそうだが、逆に実家が太くなかったら生きていくのは大変なのだろうと推測する。結局、そういったFラン女子大レベルだと、能力として「自立して生きる」ことがかなり困難なのではないかと思われる。全体的な能力が低く専門性もないので職も限られ、そのスキル就職してもせいぜい事務職女性場合ライフイベントで辞めざるを得ないのが現実だろう。そして、周りも同じようなレベルの人が多いので「自立して生きない」ことがスタンダードになっているのではないか、と思った。なので、こうゆう人たちは結婚したら専業主婦として生きていくのだろう。それはそれで彼女の言うように「男は働いて、女は家のことをやる」という関係一定需要はあるらしいのでWIN-WINなケースもあるだろう。

逆に能力の低い男性場合だが、ライフイベント仕事を辞めざるを得ないケースは物理的に少ないので、成果は出ないかもしれないけどとりあえず仕事は続けられるだろう。

他に身近なナチュラル男尊女卑発言のケースを探してみたが、地方出身保育園ママ友というのも多い。やっぱり地方思想が30年は遅れている。田舎ダサいんじゃなくて単純に遅れているのだ。そんな感じで思想アップデートしないまま発言するので悪質なタイムカプセルである。そして、首都圏から地方に嫁いだ友人の愚痴は「均等法世代の実母が悩んでたやつ」で、まだその段階なのかとげっそりする。

前述のFラン女子大彼女も、地方出身ママ友も、自立できるレベル教育を受けていない(受けられない)し、周りに自立している女性モデルケースが少ないのだろう。元も子もないけど教育環境って大事だよねと。ただ、いくら教育環境を与えても最終的には本人の資質問題なので「頭が悪い」=「自立できない」は救いがない話である

2021-05-30

anond:20210530075439

容貌に優れることって個人資質だと思ってるんだけど。

賢い人もアホと同じ仕事したらええんちゃいますか、知能レベルで差つけるのなんて差別でしょ完全に

anond:20210530000742

大阪さんの主張に賛同も反対もしませんが、どういう主張であれ、資質肩書考慮する必要はないと思います

anond:20210530000008

主張の内容だけが重要だと考える自分としては、主張をする人に資質必要とはあまり思わないな

なので適切なレビュープロセスがあるならあらゆる論文匿名化されていいとも思っている

2021-05-25

上司さんお願いします女の容姿について小粋なジョークをかまさないでマジで病むぞ

どうしても!ゆるせないことがあったので!身バレ覚悟で書いてしまうヨ!

私の上司Aさんは、うちの会社には珍しく、女性差別的にとられかねないことを、スラっと言ってしまう。

女は感情的だ。

女は好き嫌い仕事をする。

女は合理性に欠ける。

女は狭窄的に物事をみる。

雑な物言いではあるが、そうかもねと思う部分もある。

感情表現することや、好悪の価値観仕事に反映させること、合理性からこぼれ出るものを掬いとる能力や、ミクロ世界凝視できることが活きる職種だし、なによりAさんが、そういう資質をもっている人である

40代男性である彼が、そのような気質を抑えながらマネジメント業をがんばっているのだから、「女ばっかりずるぃょ」という泣き声と思って、あたたかく見守っている。

しかし、どうしても耐え難いのが、女性容姿に対する言動デリカシーの無さよ。

「おまえでも、そういう服を着ていれば見られなくはないな」

「このSlack写真、実物よりかわいすぎないか?」

「えええ?今日ワンピース着てるじゃん、他人送別会で何がんばってんのwwww」

まあ、いい。

よくないけど、おじさんだから女性容姿へのデリカシーが行き届かなのは大目にみよう。

おじさんも女性から、このようなデリカシーのない言葉を向けられることは多々あるし、そのことをおじさん側が声高に批判しにくいご時世だ。

おじさん好きとして、甘んじて受けとめよう。




が、先ほどまたしてもそのようなお言葉を頂戴したときですね、

「もお。そういうこと言わないでくださいよお、メンタル病みますからwww」(和訳:黙れ)って言ったのね。

そうしたらね。

メンタル病むって……本当にメンタルを病んでいる人が聞いたらどう思うかな? 冗談だとしても、適当ではない表現なので訂正したほうがいい」





くそがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


メンタル病むっていうのはな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

てめえみたいな人間がな!!!!!!!!

小粋な冗談なのか本音なのかわからない容姿への批評をな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

月数万におよぶ美容費や、毎日早めに起きてメイクする時間や、日々老い身体やコンディションの波へのあらゆる抵抗を経た、女の体に行われてな!!!!!!!!!!!!!!!

自分価値が低く値踏みされたことに深く落ち込んだり!!!!!!!!!

それによって自分身体への認知がゆがんだり!!!!!!!!!!!!!!!!!!

その結果、いまの自分身体ではだめだ、もっとれいにならなければって強迫性を強めたり!!!!!!!!!!!!!!

その結果、身体の変化に対し偏執的なこだわりが生じたり!!!!!!!!!!!!!!!!!!

する、その、苦しみという、意味だよ覚えといてくださいやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!


※実際、認知の歪み、強迫性偏執性の強まりというのは、程度が強くなれば精神疾患として治療対象になるだろうし、少なくとも私は摂食障害醜形恐怖でカウセ受けているのでその私怨(?)は多分に含まれておるのだが。



でもねえ。

からないよね。

少なくとも、彼がわかっていないことは、わからない場所にいることは、わかる。

からないひとに「わかってないね!」って言ったところで、相手がわかることはまずない、っていうの、齢30を越せば、さすがにわかってる。

から「ウフフ、なるほどそんなふうに思えてませんでしたぁ。そんな配慮もできる上司がいる職場で働けることに感謝感激ありがとうマジで。ア・・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・マ・ス!」

って微笑みの爆弾を、ぶちこむのが、かしこいオンナの所作ですヨネ。

わかってる。

わかってる、からといって、許せる、わけではない。

はやく、その口を、閉じて。

女は、あなたのような人の冗談でたやすく、ルッキズムという永久地獄に絡めとられていくのだから

2021-05-23

上辺しかみない人「公務員に優秀な人が来なくなっちゃう」

別にそれでいいだろ?

優秀な人間活躍すべきフィールド民間だ。

行政立法司法、それらの分野においても、結局は公僕なんてもの民間の優秀で善良な人たちに支えられてようやく成り立っている。

公僕に出来ることなんてのは結局の所は、税金として巻き上げたお小遣いを、下手くそ前例踏襲でばらまくだけ。

そんな事を優秀な人間にさせることこそ国損だ。

技術立国治安維持社会の変革、あらゆる要素に置いて、日本政府過去にしたのは優秀な人間へのコバンザメか足手まとい。

政治主導、地方行政主導で本当に何かが成功したことがあるだろうか?

優秀な人間民間に行くのはいことなんだ。

中の下の賃金待遇によだれを垂らして時代遅れ組織迎合するしかない無能馬鹿けが公務員をやっていればいい。

その方が日本のためだ。

優秀な人間なら、公務員になんてなるな。

公僕の最大の資質とは「無能であることを自覚すること」だ

2021-05-22

anond:20210522072442

オタクというのが何オタクを指してるのかわからんけどSF知識って一昔前はオタク資質の一要素だったはず

それなりに科学リテラシーを持ってる人が多いイメージあるけど

2021-05-15

メモ選手応援したいがオリンピック続行はヤバいというジレンマ

これはある意味典型的認知的不協和なんだろうな。

あるいは、オリンピック続行に反対だが、選手応援したい、というジレンマ

全国的感染が急拡大する中、こうしたジレンマに悩んでいる人、多いと思う。

wikipediaによると以下。

認知的不協和とは、人が自身認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語アメリカ心理学者レオンフェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

オリンピックに反対であるがゆえに、応援もしない、さらには選手軽蔑する、という形で自分自身の内心の一貫性を持たせようとする心的な傾向は、まさに日的不協和典型例なんじゃないだろうか。

しかし、近代社会というのは、個々人の内心が一貫していることを求めるものでもなく、むしろ個人の好みと社会にとって正しいと思うことがぶつかり合うことを前提とした制度設計がなされている。

例としては、うなぎ大好物だが、乱獲は抑止すべきだ、とか、プラスチックは便利だがプラスチックごみ規制すべき等も思いつく。

自分欲求社会のありようが完全に一致しているひとはまずいないだろうし、ありとあらゆる社会問題は、自分なかに矛盾した形である、個々人の選好と個々人の描く社会の在り方(正しさ、善)を調整する営みなんだろう。

うなぎの例でわかるように、「したいこと」と「よいこと」が矛盾した認知的不協和というのはごく当たり前の心理状態であり、大好物という認知と乱獲防止への政策支持の不一致を解消する必要はない。

うなぎは好きで食べるけれども、乱獲防止政策に賛成という態度はあって当然のこと。むしろこの二重性がなければ、公共判断は成立しない。

うなぎを食べながら規制に反対する、というのも、認知的不協和の解消方法ひとつといえる。人々が矛盾を抱えたままで「正しいこと」に合意し、公共判断を下せるのは、とても合理的制度設計だ。

しかし、人間心理矛盾をなんとか解消

公共的な意思決定は、決して個々人の選好の集合や多数決ではない。

そう考えると、現代民主政が直接ではなく間接民主制なのか、納得がいく。

個人的には好きではないけど自分社会の在り方として正しいと思っていることを代表者が討議し、社会として選択する、という場が必要になる。

そうなると、意思決定者にも、討議に参加する代表者にも、欲望だけに囚われない、人間的にも理性的にも分別のあるマトモな人間であってもらいたい。

近代民主主義を築き上げた初期の人たち、例えばアメリカ建国者のひとりジェファーソンは、

公共的な討議の場を設定するためには、市民としては、そういう矛盾する認知を整理し、公共課題自分欲求から分けて考えることができる分裂症的気質こそ、民主政必要市民資質だと考え、他方、代表者議員)に必要資質アリストクラシー自然的貴族)と呼んだ。

しかし、一般市民としては、自分のなかの矛盾に耐えられない、というのが当たり前。

社会はこうあってほしい、という思いと、自分はこれが好きだ、という、ふたつの矛盾する認知に直面したとき

ふつうの人々は、自分内面を整理するために、どちらかの認知一貫性を持たせるよう、知らず知らずに認知修正してゆくことになる。

今回のオリンピックの例でいえば、特に運営側の闇の側面をいやというほど見せつけれられてきたので、人々のオリンピック嫌いが加速し、中止または延期の世論は7割以上になった。さらに、自分のなかでの論理的一貫性を保つために、選手にも賛同しない、という考えすら生まれてきたのは周知のとおり。

オリンピック選手に対するある種の攻撃的な感情は、こうして醸成されてゆく。

社会規範に合わせて自分に対して一貫性要求しがちな日本人特に自分欲求我慢するのはストレスなので、場合によっては、自分だけではなく、他人にも一貫性を強く要求するようになるからだ。

別の例を挙げれば、60年代セクト化が加速したサヨクの動きが典型例。

エスカレートした「総括」要求など。

また、原発反対するなら電気使うな、オリンピック反対するなら、テレビをみるな、といったよくある論法も、同じ認知一貫性他人に求める一例。

サヨクのみなさんは、極端に走り勝ちで、じゃあ電気をつかわない、といって原始人のような生活を始めたりもしてしまう。

自分のなかで一貫性を持たせようとして、あえてオリンピックをみない、応援しないといった姿勢を貫こうとする人も少なくないようだ。

まさにこれが心理学が扱う認知的不協和テーマなのだろう。

党派性それ自体は、個々人の選好が異なれば自然発生的なものだろうが、

それが過激化するのは、認知的不協和へのストレスのほかに、もうひとつ社会的な原因がありそうだ。

ますます両極化が進んでいき、相手方一貫性のなさを批判し合うようになるまでには、認知的不協和を解消しやす立場の人とと

そうではない人たちとの分断が背景としてあるのかもしれない。

認知的不協和を解消しにくい人々。解消しやすい人々。

コロナ対策では人流の抑制課題なので、パンデミックが始まった一年前、ステイホームが大きく取り上げられた。

しかし、ステイホームできない、したくない人たちの現実、そして経済再開を望む多くの圧力を前に、

次第に言葉の力は失われ、今では行政政治家も口にしなくなってしまった。

もっとも同時に、自粛警察あんまり姿をみなくなったのは喜ばしいこと。

ステイホームができる人と、できない人の立場の差。それを声高に叫べば叫ぶほど、軋轢を生み、社会の分断が加速する。

思い出すのはベトナム反戦運動ベトナム反戦真っ盛りの60年代アメリカブルーカラーと呼ばれる労働者階層が、ベトナム反戦に熱を上げる若者たち

反感を抱いたのは、自らは徴兵されず、安全場所から口だけ反戦を叫ぶやり方が気に食わなかったからだ。

コロナ禍でのステイホームムーブメントでも、それと似たような分断が生じたように思う。

自粛、在宅など社会に貢献できる人々と、ステイホームという形では絶対に貢献できず、むしろ足を引っ張ってしまうようにも見られてしま業界

それが特に浮き彫りになったのが、エッセンシャルワーカーというカテゴリからこぼれ落ちた飲食業界だ。

オリンピック選手もまた、一般人以上に、社会安全自己実現との間の認知的不協和に引き裂かれ、なおかつ、オリンピック反対派の標的にされるという意味では、深刻な犠牲者だろう。

以上の話は、人々のジレンマ構造的にとらえたらどうかな、という試みだけど、

自分自身が考えた正しさは、オリンピック賛成であれ、反対であれ、現在自分社会立場のなかで認知的不協和を解消しやすい形で論理化されたものであり、

自分自身党派性無自覚であってはいけない、

知らず知らずに自分の都合のいいように、正しさの論理的一貫性アピールされているに過ぎない。

しかし、そんなふうにと口でいうのは簡単だが、ふつうはそんな悟りを開いたようなことはいえないし、そんなもの誰とも共有されない。

重要なのは、こんなふうに構造化して達観する、というか、悟りを開け、ということじゃなくて、

相手立場を知る、という機会自体重要なんじゃないかな。

オリンピック観戦は選手の思いを知る絶好の機会。オリンピック反対がトーンダウンした、という論調もあるようだけど、

そうではなくて、自分的には反対は反対だけど、選手たちの置かれている立場もわかって、攻撃性が選手に向きにくくなったということだろう。

飲食でも、これまではタレコミにも怯え、苦しめられてきたけれど、最近は、ある意味、腹を括ったお店も多い。

タレコミも減ってきたという声もきかれる。

こうした寛容さは、行政飲食業界への不十分な手当が報道されたり、飲食の場で実感することで、人々の認知が再修正された結果だと思う。

人々の認知には多様性が生じるものの、異なる立場の姿が可視化されることによって、自分のなかで矛盾する二つの認知をよりクリアに整理することにつながる。

しかし、人々の寛容が進めば、自粛警察抑止力を期待した政策は効力を失う

こうして考えてみると、自粛要請ベースとした日本流政策は、人々の認知が多様になるとかえって不都合なのがわかる。だからこそ政権与党は、人々が同じ方向を向きやすタイミングを狙って、オリンピック直後の選挙を好機とみたりするのだろう。

自粛要請は、政策決定(ルール)に従う形で自分自身の好みという認知的不協和を解消しようとする日本人メンタリティと、同じ社会構成員にも同じ一貫性要求したがる相互監視ムラ社会的なメンタリティが合わさって発揮して初めて効果的だといえるけれど、昨今のオリンピック運営のゴタゴタにみられるように、公共的なルール判断への人々の不信感が強まると、必ずしも政策決定者に都合のいいような仕方で人々が一丸となって、認知的不協和を解消してくれるとは限らなくなる。

ましてや大阪市市長さんのように、それを体現たかのように

感染者がいなければオリンピックもやっている。一生の思い出に残る行事実施したい

などと、都合のいい解釈認知的不協和の解消を政策決定者自らが行うとなれば、

人々は、ルールへ従うことの意味不明瞭になり、ああ、結局、好きなようにやっていいんだな、という思いを強め、相互監視機能せず、自分生活を変えることなコロナへの懸念自分認知のなかで両立させてゆくだけだ。

しかし、現実には、2020年4月に実現した日本人一丸となったステイホームは夢のまた夢だし、飲食業界は我慢限界をとっくに超えているしで、

人々はデルタ株猛威の現実にピンときておらず、人によって温度差のある、かなり適当自粛をしつつ、コロナから目を背けられる絶好の機会とばかりにオリンピックに夢中になっている。

自粛に頼った政策は、結局のところ、オリンピックへの賛否が開催とともに揺れ動いてきたことに典型的に表れているように、認知的不協和の解消の仕方に多様性が出てきた瞬間、崩れ去ってゆく。「コロナ心配、、、」といいつつ普段通りに暮らす人々であふれかえるだけだ。

本来政策というのは、そんな人々の認知世論)など無関係に、討議されるべきであるし、人々は討議の結果に対して法的な拘束力を受け入れるべきだ。

例えば、自分の考えと相反していても、オリンピック応援しているし、これからもしたいが、もし中止という政策決定がなされるならやむを得ない、

あるいは、オリンピック懸念しているが、もし続行という政策決定がなされるならやむを得ないという態度でいられるほどに、政策決定者への信頼が重要になる。

「ほらみろ五輪楽しんでいる奴らが増えただろ」などという次元政策を決めるべきではない。

しろ個人としては五輪は楽しんでいるけれども、政府には感染対策として中止するなら、中止を決定してもらいたい」という、ジェファーソン流にいえば分裂症的な市民判断を見極めたほうがいい。

しかし残念ながら、いまの政権にはそうした信頼が全くといっていいほどない。

いつどんな判断をするか、全くわからない。データは出さない。モニタリングもしない。事実に基づかず楽観論でしか答えない。

将来シナリオを示さない。予測分析を共有しないから、いつも唐突首相が何かを決心したかのように物事が決まって、人々がついていけなくなる。

ある意味ガバナンスの基本ともいえる、こうした事柄に目を背け、

政策への信頼を、世論(最大多数の認知)で推し量ろうとする、その姿勢こそが日本ガバナンスのガンだと思う。

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