2021-06-27

年寄りITに弱いと言われる。

正直ITに詳しいだとか家電製品に詳しいかは年齢の問題ではなく、当人にかつて知恵や知識を整頓する機会があったかという部分によってると思う。実際北野武のじいちゃんは(現状ご存命かどうか知らないが)PC自作して自分OSを入れ替えて遊ぶのが好きなんだそうだ。アレは理系の家庭なので無理からぬ気もする。

もう一つのパターンは、子供の頃から機械類に触れていた人だ。こういう人は機械使用時の方言が似通ってることを知ってるのでハードルが低い。PCを知らない人の一番の問題点は、ヘルプを読んでもヘルプで余計に混乱し、取説を読んでも取説迷宮に迷い込む効率性の悪さにある。結果的に「わからないがわからない」状態を加速させる。幹を捉える能力俯瞰する能力は割と個人資質にも関係してるが、後者は訓練である程度まかなえる。重要なことは本人が何を行いたく、何が必要かを丹念に調べる根気だとも思う。

3つ目の要因があるとすれば、精神的負荷だろう。説明書PC文書文字の羅列を見るだけで気が滅入ってしまう。そんな人はPCマザーボードDIMMメモリインストールします、と言われただけでPCマザボDIMMインストールと全部勉強から入らなくてはならず、その説明さらなる専門用語がぶちまけられてタコ殴りにされるのである。これによって学習性無気力が発生して嫌気がさす。

こうした場合マザボは壊してしま危険があるのでともかく)、PC類は仮想などを使って自由に使わせてみるべきだ。体感にまさる学習はない。自由に使いたがらないところを自由に使わせるアイディア必要かも知れないが。例えば、美空ひばり動画再生できたらゴール、など。

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