はてなキーワード: 論点のすり替えとは
このところ世間を騒がせているキングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」無償公開事件。
これについて自分は本当に西野亮廣という人間は天才だと感じた。
と言っても別に例の絵本は西野が書いてないのに西野が書いてることになってる件とか、
配布してるページが収益貰えるシステムになってるとかそういう下らないことを指して天才と言いたいのではなく、
彼の行った一連の「ネット印象操作」についてが天才的だと言いたいのだ。それについてちょっと説明してみたいと思う。
http://lineblog.me/nishino/archives/9256089.html
「お金の奴隷解放宣言」。このセンセーショナルなタイトルと以降の文章についてどう思うだろうか。
多くの人は以下の2つの印象を持つだろう。
・お金のことをよくわかっておらず、格好いいことしようとして周りに迷惑をかける無知
おおむね、ネットの反応も上の2つで通っていたと思う。
重要なのはこの2つの印象を同時に持ってしまうことだ。つまり「お金のことを何も理解してない上に裏できっちり稼ごうとしているバカで賢い人間」。矛盾していると思うだろうか。
いや、そんなことは無いのだ。日本には似たような人、または似たようなイメージを持たれている人が多数存在する。
例えばワタミの渡邉美樹社長。社員に対してああだこうだ頭の悪そうな夢を説いているが、実際の所人件費をケチるための方便だろう。
あるいは日本ユニセフ協会のアグネス・チャン。世界の子供を救うなんて言ってるが、実際の所募金で金を稼ごうとしているだけだろう。
事実はともかく、日本にはこういうイメージを持たれ、日々ネット民のサンドバックになり続けている人間が多数存在する。
西野亮廣はそんなサンドバックのイメージにピタリとはまったわけだ。
だから誰もが西野亮廣を攻撃した。この人が人を呼ぶ大炎上により無事「えんとつ町のプペル」の人気は再燃。見事amazonの絵本売上でランキング1位をかっさらったのだ。
めでたし、めだたし。
・・・で、終わらなかったのが今回の話のスゴイ所だろう。
この時点で西野は賢いだの商売がうまいだの、「上から目線」で評価しようとする人もいたが、個人的にはそりゃねえだろと思っていた。
いくら成功しようと儲けようと、他人に嫌われて成立する商売なんてクソの一言で済ませるべきだ。だから今回も、西野はクソ、で終わるはずだった。
ところがこの西野亮廣という男、この炎上を鎮火するどころか、同情すら買ってしまったのだ。
http://lineblog.me/nishino/archives/9256313.html
今度の記事はどうだろうか。そこにはいい格好したいだけのうすっぺらい無知もいない。裏でこっそり稼ごうとするクズもいない。
いるのは堅実な夢を語り、真っ当なビジネスで堂々と稼ぐ西野亮廣ただ一人だ。
これが恐ろしいところだ。ネット民は誰もが西野を「叩いても反論できない男」だと確信していた。
渡邉社長が「社員に残業を強いているのは経営のためだ」とか、アグネス・チャンが「募金の一部を貰ってるのは社員を食わせるためだ」と言うだろうか?
口が裂けても言えないだろう。それまでの発言を否定することになるからだ。
前日のすっからかんな内容の記事にはウソも隠し事も無かった。しかし、この日の発言をする余地をしっかりと残していた。
これについて文句を言う人は前日より遥かに減った。何しろ、彼の発言は何もかも正しいからだ。
無料で配布しても利益は出る。お金が必要じゃない場合もある。むしろこれらの言葉は、旧態依然とした日本の大企業や政府に言ってやりたい言葉、
前日の記事をリアルタイムで見ずに、この記事を見た人はどう思うだろうか。
「なんだ、西野ってカッコいいやつじゃん!それに対して文句言ってる連中は頭悪いな!」だろう。
つまり、西野亮廣が嫌われることにより発生した炎上は、ここで無事鎮火したのである。火災発生からたった一日で。
「炎上ビジネス」と言われた案件は数あれど、そのどれもが今も嫌われ続けている。
対してこれほど見事に嫌われの輪廻から外れたのは類を見ない。だから西野亮廣は天才だと思う。
いや、これは西野亮廣個人がやっているかはわからない。というか十中八九、裏にブレーンがいるか、あるいは西野本人がブレーンとなって駒を動かしているかだろう。
何しろ1/20の記事がこなれすぎている。たった1日、いや、炎上した後から計算すれば半日で、これほど見事な文章が書けるだろうか。
おそらくは元からネットの反応を予見していて、それに対する文章を用意し、そこにツイッターの反応を埋め込んでいった。それだけだろう。
だからといって蔑むことはない。キングコング西野というコンテンツを、ここまで見事に運営したグループに天晴と言うほかない。
ただし一つだけ、どうしても気に入らない点がある。
声優の明坂聡美さんをはじめ、ネットでは「無料配布は誰も幸せにならない」という文句が巻き起こっていた。それに対して、「えんとつ町のプペルは売れた」という趣旨でこき下ろした点だ。
ネット民が文句を言ったのはえんとつ町のプペルを無料配布したことではなく、あくまでその後のポエムに出てきた「お金はいらない」という下りだろう。
早い話が彼らは論点のすり替えを行って上手いこと反論したのだ。いや、議論になっていないから一方的な暴力だ。これについては流石に弁護できない。
今朝も彼らは、近鉄線で鉄道員が自殺未遂というニュースを見て、
「それくらいのことも我慢できずに何が務まる。」
ちょっとでも都合の悪いことを言えば聞こえないふりをして逃げてばかりの腑抜けたノータリンのくせに、
ここぞとばかりに自分を棚に上げて筋も通らないことをでかい声で話す醜態に僕は嫌気がさしてくる。
父は「誰だって我慢して生きているのに」という言い回しをよく使う。
論点のすり替えや、無関係な他者を引き合いに出して話をぼかすことは彼の常套手段だ。
まあその二つしかお目にかかったことはないが。
誰だって我慢して生きているなら、僕の前でも黙ってられないものかね。
自分の言っていることを自分のできる範囲だけでも体現できない人にはなんの説得力もない。
目下だと見なした人間をいびるときしか張りのない生活をおくるおっさんに耳を傾ける義理もない。
糖尿病患者へヘイトスピーチを放ったとかでちょっと騒ぎになっているが、
そんなのよりの程度の低い人間なんて星の数ほどいる。
そんな奴らは一人ずつ、ネットなりなんなりでご尊顔を晒され数々の罵詈雑言にまみれてしまえばいいと時々思う。
そうやって一人残らず自らの横暴さを自認し恥じなければならない状況に追い込まれればいい。
とにかく今日の朝飯は不味かった。そんな日がなくなればいいのにと思い考えを巡らした。
見上げた空はムカムカするほどに曇っていた。
論理学で、論点相違の虚偽の一。論者の地位・職業・経歴・性格・主義などを理由にして、論者の主張の真偽を判断しようとするもの。
・B「A氏はそんな事を主張しているが、彼は過去に傷害事件を起こしている。そんな者の意見を取り入れる事はできない」
Bの発言は、Aの主張そのものではなくA自身に対して個人攻撃することで反論しているため、対人論証となる。
「Aが傷害事件を起こした」という事は、A自身の信用を失墜させる効果はあるが、Aの主張の論理的な正否とは無関係であるため、
論理的には正しい反論ではない。このように、論敵を貶めて信用を失わせようとする目的で行われるのが対人論証で、人身攻撃の一種。
同時に、相手の主張の正否から「相手を信用できるか」への論点のすり替えでもある。
https://kotobank.jp/word/%E5%AF%BE%E4%BA%BA%E8%AB%96%E8%A8%BC-557518
むらたさん(http://profile.hatena.ne.jp/aLa/)は「喫煙者を採用しない」という採用基準を差別だと喧伝し、「子持ちを採用しないと同義だ」という論点のすり替えている。
この地頭の悪さは「喫煙者は生産性が低い」ことを自ら言ってるようなもの。
「子持ちを採用いたしません。同僚やお客様に皺寄せがいくからです」でも良いの?採用基準は自由だと仮定しても、採用しなきゃ良いだけで…何のために公表してんの?特定層への差別を宣伝に使う悪徳企業だと思うけど
喫煙のキッカケがメディアなら、エロや犯罪等も影響あるよね。依存は吸った後の話だから。体臭も体質改善しない人は排除かね。嫌煙家が非社会的なんだよ、喫煙者排除ではなく無臭煙草開発や喫煙所増設の運動をすべき Twitterでのツイートを閲覧
関係が悪化しているのは右左共通の見解では。それを嘆くか喜ぶかの違いはあれど。
「安倍がいると悪化する」が真だとしても「いなければ改善する」は真でない。
他国というと中韓はもちろん欧州からもわりと危険視されてる感じだよね。
もちろんISやロシアやギリシャの問題に比べれば二の次三の次ではあるだろうけど。
「改善可能である」と思っているのが彼らなのだ、という話なので、
そこに疑問を呈したところで「改善不能であるという根拠は?」という水掛け論にしかならんわな。
「改善する必要がない」すなわち「改善しなくても問題はない」ということであれば、
シーレーン防衛だの何だのの議論はまるきり違ってくると思うけど如何。
このあたりはもちろんすっ飛ばされているわけじゃなくて、
実際にはいろんなところで主張されていることだし、
彼らに訊けばそれぞれに持論を聞かせてくれると思うよ。
まぁ君は訊きにいかないだろうけどね。
まず僕の立場ですが、僕はある弱小弱小クラブのサポーターをやっています。
地元を離れているためなかなか応援チームを生で見ることができないので、週末にスカパーで観戦するJリーグが何よりの楽しみ。
僕にとっては代表戦なんかよりも、Jリーグの1試合のほうがはるかに重要で、楽しみなのです。
さて、今回は金崎選手が踏まれましたが、これが自分が応援しているチームのエースストライカーだとしたら… 応援しているチームを持っているファンの方ほど、今回の行為に腹を立てているのではないかと思います。
だって、代表チームとは違い、替えのきかない、かけがえのない選手が傷つけられることは、クラブに甚大な被害をもたらします。
代表ファンの方々も、今回の行為が代表選で、しかもウッチーに対してだったらどうですか?きっと女性ファンを筆頭に、もっと大変なことになったでしょう。
では本題です。今回はキム選手が韓国人だということで、日本人の嫌韓感情と相まってひどい言葉を投げかけている人たちが見受けられます。
建前を抜きにして、僕はこの気持ちがすごくよくわかります。
正直言って、あんな事をした韓国人は2度とJリーグでプレイしてほしくないし、4試合の出場停止?それじゃうちのチームと当るときにはこの選手出てこれちゃうんですけど…うちとやっているときに同じことをしないって保証してくれるんですか?うちの数少ない主力メンバーを傷つけないって、誰が保証してくれるんですか?そのせいでJ2に降格したらどうしてくれるんですか?
そう思うのがサポーターの心情でしょうよ。
こんな選手は、世論として攻撃して、出て行ってもらいたい と。本音はこうです。
一方で、人種差別はやめろ!と叫ぶ人の理屈も理解できます。今回の事件が発生した直接の原因は、キム選手が韓国人であることではありません。
人種ではなく、キム選手自身にあることは間違いないでしょう。僕は住んでいる土地柄、在日の知り合いが何人もいますが、いい奴もいれば、嫌な奴もいるのです。
国籍によって、それに属する人間すべてのパーソナリティが決まるわけがないのです。
ただ。
ただですよ。
サガン鳥栖の同僚である林選手がブログでこう書いています。(以下抜粋)
ただ僕は思ったのは彼が韓国人の選手だからといって、「韓国が悪い」や、「彼の根本を否定する発言まで見受けられるように思います」
もちろん。こういうプレーは2度と見たくないです。
林選手は同僚を守ったのでしょう。林選手がこれを書いた心情も察します。
ただ、僕はこれを読み、とんでもない違和感を感じました。
林選手の言う、「韓国が悪い」は嘘なのでしょうか?
また、「彼の根本を否定する」ことは非難される事なのでしょうか?キム選手は非難から逃れる権利を持っているのでしょうか
「韓国が悪い」と感じ、発言している大部分の人にとって、「韓国という国は、ラフプレーをしてくる国である」という認識があるのです。
なぜか?
答えは、これまでの韓国人選手の行いからです。
2002年の日韓ワールドカップに代表される、ナショナルチームの戦いぶりを見て、韓国に対してフェアプレーの精神を感じる人がいるでしょうか?世界中から非難されている現実を招いたのは、他でもない、韓国人自身の行為によるものです。
もちろん、キム選手のせいではないかもしれません。しかし、韓国人である以上、韓国人が作り上げたイメージから逃れることはできません。
これはブラジル人がサッカーが下手な人を「日本人のようだ」と形容したり、「イタリア人は守備してばっか」という、一昔前のイタリアのイメージと何ら変わりありません。個人で比較すれば中田よりもサッカーが下手なブラジル人はたくさんいるでしょうし、インザーギよりも点が取れないストライカーは山のようにいます。
サッカーのプレーにおいて、「韓国人はラフプレーを行う人種だ」というイメージは、韓国人自身が獲得したものではありませんか。
これは人種差別でも何でもありません。人種によってその人の価値がないだとか、劣っているだとか、そういうことを言っているのではないのです。サッカーのプレーにおいて韓国人はアンフェアなプレーをすることが度々あり、それについて「韓国人はくそだ」と非難しているのです。キム選手自身もそのイメージに拍車をかけた、正に当事者なのです。
嫌韓を非難するという陰に隠れ、プレーに対する非難を人種差別問題にすり替え、擁護すべきではないと思いませんか?
人種差別はするべきではありません。ここには一点の疑いもありません。もしも本当にキム選手が韓国人だから嫌い、韓国人はすべて嫌い、死ねと発言している人がいるのだったら、その非難は間違っています。
しかし、サッカーファンが「国籍によってプレーに対して偏見を持つ」事と、「イメージ通りの悪行を働いた選手自身を非難する」事が間違っているとは、どうしても僕には思えないのです。
草サッカーの相手チームが全員ブラジル人だったら「ロナウジーニョのようなファンタスティックなプレーでギタギタやられてしまうのではなかろうか?」と思いませんか?
同じように、相手チームが韓国人チームだったら「今日の試合は、ちょっとラフなプレーがあるかもしれないから気を付けよう」と思いませんか?
そう考えることが非難されるのは、論点のすり替え以外の何物でもありません。
今回の件について発せられる非難について、人種差別という言葉に逃げず、自身の行った行為と結果にきちんと向き合ってほしいと、二度と同じような事件が起こらないように願っている一サポーターの愚痴でした。
ドキュメンタリーやニュースに比べ、お笑い番組の制作費は恐ろしく"安い"らしいです。
でも、放送インフラの整備・維持には多額のカネがかかっていて、それらバックヤードコストを考えるとくだらないバラエティーはカネをドブに捨てるようなものだと。
へぇ、そういう見方があるのかぁ…… やっぱ頭いい人は違うなぁ。
そんなことを思い出しながら今日、私は2円切手を買うためだけにコンビニへ行ったのです。
コンビニまでの往復、私に対応する店員の人件費、POSシステムで管理される売上(2円)、レシート。
店員「袋に入れますか?」
私「お願いします!」
まとめて買えよっていう話なんですけどね。郵送料の先払いが嫌なんですよ。
でも、2円切手の購入を『無駄』って言って切り捨てるなら、たぶん郵政事業そのものがなくなりますよね。
少なくとも過疎地へ葉書・封書を届けるなんていうことはできなくなるでしょう。
え? 論点のすり替え? めんごめんご。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujiiryo/20150225-00043319/やhttp://anond.hatelabo.jp/20150224230553
そりゃこっちだって満員電車どころかガラガラじゃない限り電車やバスも乗りたくないし、ずらす努力はしている。
あなたたちがその電車に乗らないと遅刻するように、こちらもその電車に乗らないといけない理由がある。
屁理屈というか愚痴になるが、抱っこがめんどくさいんじゃない、抱っこできないんだ
米5kgを袋にいれず片手で抱いて持ってくれ、空いてる手には3kgぐらいのかさばる荷物を持って
こっちの5kgは動くし、ぶつからないように抱えないといけないし、時には泣かないようにあやしてる
そういう意味では女の人の方がすごい人多いかもね、自分よりちびで華奢なのに平気な顔して抱っこしているから
そういわれると何にも言えないよ、だってホントに高くて乗れないんだもん
15分ぐらいでも2~3千円だよ、3千円あったら新幹線のって新横浜いけるよ
貧乏だから田舎に住んでいるよ、田舎者でも都会に行く用事ある、というか都会を経由しているだけだけど。
あなたたちだってお金がないから満員電車に乗らないといけないところに住んでいるんでしょ、
貧乏じゃないのなら歩いて行ける所に引っ越せば?
大体その電車に乗り遅れたら遅刻確定とかさ毎日そんなリスク追って通勤してるの?
大事なプレゼンや試験で「オンタイム」で移動するとか社会人としてありえない
大した用もなく、考えなしに満員電車に乗っている人がいることは認めるし
そういう人のせいで全体が悪くみられていることは同じ子持ちとして憤りを感じているけど
「俺は働いているから偉いんだー」「俺は毎日利用しているから偉いんだー」と言ってるだけに見える
「私は子供を産んでいるから偉いんだー」という人と同レベルになっていることに気づいて欲しい
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余談だけど査定する立場側なので一言言うと、「遅刻」と言う現象だけみて評価していないよ?
普段は早く来ているが1回だけ遅刻した人と遅刻したことは無いが毎日ギリギリの人
遅刻という目に見える失点があるから何かしら評価を下げる必要はあるけど
追記
何で素抱っこ前提なんだよ。今時抱っこ紐使ってない人なんていないだろ。
(10kgの米袋って書いてたら、そんな大きい新生児いないよと言われただろうな)
抱っこしてるだけで機嫌が良いなんて、どこの天使だよ
そもそも素抱っこ前提じゃなく、前提はベビーカーね
「電車ではベビーカーを畳んで抱っこしろ、そもそも乗るな」に対しての見解だから
更に言うと少し想像して女性1人だったらベビーカー畳んで抱っことか大変で
大変って言ったら大変なら乗るなって言うのは想像力が足りなくね?って話です。
ついでに言うとベビーカーに乗せてたら抱っこ紐を用意していない人多いと思います。
毎日ギリギリに来てようが遅刻してようが仕事してればそれでいい、というふうにならん限りな。
日本企業の査定者は仕事内容の本質で人材を評価する能力がないから、遅刻やら労働時間やら勤務態度やらといったわかりやすい形式的なポイントでの評価に逃げる。
文盲乙
一文だけ抜粋した時の意味と全体を通した時は意味が変わるから、それこそ意味の本質を捉えましょう
「女子に読んでほしい本」がそもそも主語が大きいのだから、その反撃もまた主語が大きくなるのは当たり前。
なんで前者の主語の大きさは棚に上げて、反撃の方の主語の大きさだけを批判する?
POPの出来が悪いことに起こっているのではない。
「女性の意見を一切聞かずに」と女性を無視したことを堂々と表明する無神経さとか
女は東野圭吾とか村上春樹ぐらいしか知らないんだろうという一方的な決めつけとか
あからさまな女性蔑視にあふれた文章が顰蹙を買ったのだと、記事本文でもブコメでもさんざん言ってるのに。
元記事にはない「ポリティカルコネクトネス」だの「ジェンダー」だのという言葉を引っ張り出して
元記事の怒りそのものを歪んだおかしなものに仕立て上げようとしてるのは何故だ?
なんで実際に書いてあることを無視して、書いてないことで批判しようとしてるのだ。
女を馬鹿にして見下してるのに
女がそれに対して怒りを表せば、その怒りを無視し、怒っている理由を別な話にすり替えて、さらに女を馬鹿にする。
ネット普及以前は言われっぱなしで有耶無耶にされるばかりだったけど。
増田がいかに姑息に論点のすり替えをしただけでまともに反論できてないかきっちり残るから。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11412485.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11412485/
身内に「かなり重篤なギャンブル依存」がいるという「嘘」(と判断する理由は後述)から話を始めて、カジノに理解があるかのように装っています。
――ほう!
「優れたビジネスマンですし、他の面ではいたってノーマルな人物なのですが、ことギャンブルとなると熱くなる。若いころは競馬場へ行って1日でボーナスをすってしまうというようなこともありました。海外出張の時はカジノに通っていました。なぜそんなふうにお金を無駄に使うのか聞いたことがあります。これで負けたら全財産を失うという時のヒリヒリする感じが『たまらない』のだということでした」
この人は「優れたビジネスマン」なんでしょ。エリートで「ボーナス」を擦っても大丈夫なくらい資産に余裕があるだけじゃないの? それとも本当に「全財産」かけてるの? 「ヒリヒリする」たまらない快感にお金を払っているだけなんでしょ? それなりに合理的に生きているんじゃないの? 「かなり重篤なギャンブル依存」のエリート???
――依存症は青少年や地域社会、治安への悪影響と並んで反対派、慎重派が最も懸念する点です。やはりカジノはやめたほうがいい、と。
「僕は別に賭博をやめろというような青臭いことは言いません。ただ、なぜ人は賭博に時に破滅的にまで淫するのか、その人間の本性に対する省察が伴っていなければならないと思います。賭博欲は人間の抑止しがたい本性のひとつです。法的に抑圧すれば地下に潜るだけです。[中略]だったら限定的に容認した方が『まし』だ。公許で賭博をするというのは、計量的な知性がはじき出したクールな結論です」
このあたりは、まだ事実認定としても、主張としても妥当ではないかと思います。
――カジノ法案は、政府内に管理委員会を置いて、不正や犯罪に厳しく対処するよう求めています。推進派の議員らは、十分な依存症対策も取る方針を明確にしています。それなら賛成できますか。
「賛成できません。法案は賭博を『日の当たる場所』に持ち出そうとしている。パチンコが路地裏で景品を換金するのを『欺瞞(ぎまん)だ』という人がいるかもしれませんけれど、あれはあれで必要な儀礼なんです。そうすることで、パチンコで金を稼ぐのは『日の当たる場所』でできることではなく、やむをえず限定的に許容されているのだということを利用者たちにそのつど確認しているのです。
面白い見解だけど、パチプロもいるし、妥当性があるかどうかははっきりしないのではないでしょうか? 実証研究など知っている人がいたら教えてください。
いや、サイコロと違って競馬には不確定な要素が多すぎるからでしょう。確率論の教科書には「パスカルの賭け」の話が載っているのを知らないとは!
なぜ「白昼堂々」「市民が」「生業として」なんて極端な想定を持ち出すのかな。それに「生業」にできるんならいいんじゃないですか。
「賭博が分泌する毒性」だって。こういう馬鹿な比喩を使うことについて「あまりに無自覚だと思います」。依存症のメカニズムくらい勉強してよ。 『快感回路』とか。
[中略]
――しかし観光振興の起爆剤になり、自治体財政にも寄与する可能性はある。デメリットを上回るメリットがあるとは考えられませんか。
「安倍政権の経済政策は武器輸出三原則の見直し、原発再稼働などいかに効率的に金を稼ぐかにしか興味がない。でも、当然ながらリスクが高いほど金は儲かる。
「リスク」という言葉をご存知ない? 『リスクにあなたは騙される』なんてことにはなりませんように。あ、それに質問をはぐらかしてますね。・・・・・・というか、仮に内田先生の言うとおり、博打はリスクが高いから儲かるのなら、「デメリットを上回るメリットがあるとは考えられませんか」の答えは、たぶんイエスですね。
安倍政権でも麻薬の合法化はやらんでしょう。論点のすり替えっぽくなってますね。
それに戦争って儲からないよ。アメリカが儲かっているように見える? これについては『戦争の経済学』もある。知らないんだろうなぁ。きっともう頭の中に「金儲けは悪い → 戦争は悪い → ゆえに戦争は儲かる」というバカな公式が成り立っちゃっているんだぜ。
ほら! 思ったとおり。
そのとおり。為政者の大事なお仕事の一つは、内田先生の嫌いなお金儲けの算段、つまり「経(世)済(民)政策」です! まさか「経済」の語源を知らないの・・・・・・。
首相は営利企業の経営者じゃないし、国家は金儲けのためにあるんじゃない。福島の原発事故対策、震災復興、沖縄の基地問題の解決の方がはるかに優先順位の高い国民的課題でしょう。厳しい現実から目を背け、なぜ金儲けの話ばかりするのか」[中略]
なぜ? 原発事故の処理にも震災復興にも基地問題にもお金がいるんだよ!
――理想を高らかにうたうのは大切だと思いますが、現実的な議論をすることが、成熟した大人の態度と言えるんじゃないですか。
「それのどこが『大人の態度』なんです? 人間は理想を掲げ、現実と理想を折り合わせることで集団を統合してきた。到達すべき理想がなければ現実をどう設計したらいいかわかるはずがない。それとも何ですか? あなたはいまここにある現実がすべてであり、いま金を持っている人間、いま権力を持っている人間が『現実的な人間』であり、いま金のない人間、権力のない人間は現実の理解に失敗しているせいでそうなっているのだから、黙って彼らに従うべきだと、そう言うのですか」
現実を見てもいないくせに「現実と理想を折り合わせる」とか偉そうに! 後半、内田先生はインタビュアーがトンデモ発言をしたかのように言いがかりをつけて、自分が正しいかのように見せかけていますね。藁人形論法という詭弁の一種です。気をつけましょう。
――理想を語らず、目先の金。嫌な世の中になりました。
「[中略]有権者は独裁的に物事を決めていく安倍さんを『決断力がある』と見なして好感を持った。合意形成に時間がかかる民主制より、独裁的な方が政策決定の効率はいい。そう思うようになった。
この効率のよさを知らないとは言わせません。チャーチルが独裁的に動かなければ、おそらくイギリスはナチスに占領されたはずです。独裁の問題はその先にある。
それならもう国会なんか要らない。安倍さんがどれほど失政をしようと『劇的に失敗する政治』の方が『決められない政治』よりましだ、そういうニヒリズムが蔓延しています」
そう思っているのは、ニヒリストなのは、世間じゃない、あなたでしょう。誤魔化そうとするんじゃないよ。
――ニヒリズム……。
「米ソ冷戦の1960年代、米ソの外交政策に対して日本人は何の発言権もなかった。国内でどんな政策を行っても、ある日、核ミサイルが発射されれば、すべて終わりだった。そういう時代に取り憑(つ)いていた虚無感を僕はまだ覚えています。いまの日本には、当時の虚無感に近いものを感じます。
ほらね! あなたは、自分の勝手なニヒリズムを、世間に責任転嫁して、新聞紙上で垂れ流してるのよ。だらしないこと。
グローバル化によって海外で起きる事件が日本の運命を変えてしまう。どこかで株価が暴落したり、国債が投げ売りされたり、テロが起きたり、天変地異があれば、それだけで日々の生活が激変してしまう。自分たちの運命を自分たちで決めることができない。その無力感が深まっています」
「『決められない政治』というのは政治家の個人的資質の問題ではなく、グローバル化によって、ある政策の適否を決定するファクターが増え過ぎて、誰も予測できなくなったので『決められなくなった』というシステムそのものの複雑化の帰結なのです。何が適切であるかは、もうわからない。せいぜい『これだけはやめておいた方がいい』という政策を選(よ)りのけるくらいしかできない」
自分が「決められない」意気地のなさを「システム」のせいにしてさ、恥ずかしくないの? 「もうわからない」「できない」と言う前に、勉強しましょうよ。
[中略]
「民主制のもとでは、失政は誰のせいにもできません。
安倍政権批判を貫徹する勇気もないらしい。というか、民主制を維持しようとする気概もない。つまり、ただただ虚無感に打ちひしがれて、僕、内田樹と一緒に諦めましょう、と。最後まで何のまともな提案もないんですね。新聞に載せることですか?
民主制より金が大事という判断を下して安倍政権を支持した人たちは、その責任をとるほかない。もちろん、どれほど安倍政権が失政を重ねても、支持者は『反政府的な勢力』が安倍さんのめざしていた『正しい政策』の実現を妨害したから、こんなことになった。責任は妨害した連中にあるというような言い訳を用意することでしょう。そんな人たちに理屈を言って聞かせるのはほとんど徒労ですけれど、それでも『金より大切なものがある。それは民の安寧である』ということは、飽きるほど言い続ける必要があります」(聞き手・秋山惣一郎)
たしかに『金より大切なものがある。それは民の安寧である』なんてお題目が、たいそう立派な「理屈」だと思って、それで何かを提案した気でいるんだから、「そんな人たちに理屈を言って聞かせるのはほとんど徒労です」よね。よく分かりました。
(もう正直ね、あまりに腹がたったので、言葉が荒くなってしまったようです。とはいえ、内田樹先生への批判として理屈は書いてあると思いますし、その理屈が本旨です。「あまりの酷さに腹が立った!」ということを伝えるためにも、文章は(概ね)そのままにしておきます。各自で不適切な表現を割り引いてくださいませ。)