今朝も彼らは、近鉄線で鉄道員が自殺未遂というニュースを見て、
「それくらいのことも我慢できずに何が務まる。」
ちょっとでも都合の悪いことを言えば聞こえないふりをして逃げてばかりの腑抜けたノータリンのくせに、
ここぞとばかりに自分を棚に上げて筋も通らないことをでかい声で話す醜態に僕は嫌気がさしてくる。
父は「誰だって我慢して生きているのに」という言い回しをよく使う。
論点のすり替えや、無関係な他者を引き合いに出して話をぼかすことは彼の常套手段だ。
まあその二つしかお目にかかったことはないが。
誰だって我慢して生きているなら、僕の前でも黙ってられないものかね。
自分の言っていることを自分のできる範囲だけでも体現できない人にはなんの説得力もない。
目下だと見なした人間をいびるときしか張りのない生活をおくるおっさんに耳を傾ける義理もない。
糖尿病患者へヘイトスピーチを放ったとかでちょっと騒ぎになっているが、
そんなのよりの程度の低い人間なんて星の数ほどいる。
そんな奴らは一人ずつ、ネットなりなんなりでご尊顔を晒され数々の罵詈雑言にまみれてしまえばいいと時々思う。
そうやって一人残らず自らの横暴さを自認し恥じなければならない状況に追い込まれればいい。
とにかく今日の朝飯は不味かった。そんな日がなくなればいいのにと思い考えを巡らした。
見上げた空はムカムカするほどに曇っていた。