はてなキーワード: 突き出しとは
死ぬ思いをして親元を飛び出して10年近くになり、以後一切の連絡も取っていない。
今回はとにかく父親の悪口を言うために投稿したので、あの女のことや、されてきたことはここでは触れないが、とりあえず虐待は18歳までに児相に相談するという証拠を残しておくとのちのち有利なので、虐待親に苦しんでいる人はぜひ。住民票開示拒否は忘れずに。
私の母親は火を見るより明らかなキチガイなのだが、毒親と縁が切れて少しずつ父親にも問題があったのでは?ということを、認識するようになった。
そもそも私は自分の環境が異常だということがよく分かっていなかった。
これは虐待家庭持ちにあるあるだとおもうが、単に私がアホということ以外に、虐待家庭という非常に社会から遮断されやすい環境にいたこと、一人っ子であること、私に友人が少なく平均的な家庭環境を知る機会がなかったことなど様々な要因があるが、まあそれは置いておいて。
知人や友人に、虐待の事実をカミングアウトをしたとき言われた言葉を覚えている。
20年間ものその間の父親は何をやっていたの?という疑問の言葉である。
やつがなにをしたかというと、
「俺も苦しんでるんだ 」「俺も辛いんだ」「俺は頑張っているんだ」「あいつ(母親)はおかしいんだから、お前が我慢しろ」と言い続け、何もしなかった。
いや、こういった自己弁護ばかりしていた。
常に自分も被害者で苦しんでいる、だから自分は何も出来ない、というかこれでも自分は頑張っているんだ、そしてお前も我慢しろ。という。
少しでも責められていると感じると上記のような発言を繰り返す、形式的な謝罪をする、時に押付けがましい土下座までする、だが改善はしない、何もやらない、根本は何も変えない。
子供が母親から虐待を受けているのなら、隔離するのが父親ならばやるべき真の役目だと思うのだが。
(ちなみに虐待を受けていても母親から離れないことの多い幼少期を過ぎた思春期になっても、あの男はこの姿勢を変えなかった)
上に挙げた性質の他、あの男は、気も利かない、空気は読めない。口を開けば自分は可哀想だという話ばかりする。被害者面が大の得意で、自分から改善する努力や行動は何もしない。面倒くさいと感じることは決してやらない。ケチでとにかく金やコストをかけることを嫌がる。心が狭い。不愉快なクチャラー。仕事は出来ない。
顔はティッシュ箱並にデカく、エラが張り、ほお骨は前にパンパンに突き出して、目は細くアホほど垂れ下がっていて、鼻は特大の団子鼻、青髭だらけ。
友人がいないのも当然だ。
挙句にスーパーでマネキンなどをしている若い女にはクソどうでもいい世間話やら愚痴やらで下心を持って話しかける。
(私もマネキンのアルバイトをした経験があるから言うが、キャバクラじゃねえんだよ帰れ仕事の邪魔だ失せろ と思う。←私の父親のようなケチクソジジイはこういう所には金がかかるからいかない)
職場の女性たちに徹底的に嫌われていたそうだが、娘ながら納得する。
私もこんな汚らしいオッサン(今はジジイ)とはかかわり合いになりたくない。
私が失笑した話をしよう。
お前が相手にもされないどころか嫌われるのは女側が面食いなせいではなくて、お前自身がブサイクで卑しくて性格的にも人間としての魅力が何一つ感じられないせい。当然の結果、帰結である。
余談だがこの父親は見合いを50回以上して失敗し続けたという武勇伝の持ち主だ。断った女性達は非常に懸命な判断を下したと思う。
しかし、これと結婚した頭のおかしい女がいた。つまり私の母親である。私は最悪の組み合わせから生まれてきた。一体前世で何をしたのだと疑うレベル。
思い返せば、小さな頃から、父親の『卑しさ』が恥ずかしかった。お1人さま1つという景品を鷲掴みで持っていくことや、とにかく何度言ってもくちゃくちゃものを食べることをやめないことなど。
そして、子供の頃、自分は酒やタバコ、ギャンブルをしない、のめり込まないからまともな男なんだというような話を言い聞かされ、世間から断絶された毒親家庭の一人っ子だった私は長らくそれを信じてきたが、大人になって気づく。
そ れ く ら い は 人として 当 た り 前 なのである。
私がどうしても忘れられないのは、私が母親に精神を叩きのめされ、追い詰められ、ああ、もう死ぬという直前にいたとき、あの男は「俺もあの女にこんな酷いことをされて辛くて」「かわいそうで」といつもの不幸話をし始めたことだ。
その直後、私は自殺未遂をした。
あの男は他人への共感能力が低く、自分の言動が他人にどう受け取られるかという視点が決定的に欠落している。
自分も辛いという話をすることで、自己弁護をしているつもりなのかもしれないが、お前の苦しみは子供を助ける義務の免罪符にはならない。
ポジティブな見方として、苦労話をすることで慰めているという解釈もできるかもしれないが、追い詰められており今すぐにでも助けを必要としている人間(しかも本来なら保護すべき子供)には、全くもって逆効果である。
歳を食った大の男が、俺は可哀想だ、俺も辛いんだ、とアピールし続けることが、どれほど己の無能さをひけらかし、周囲からの軽蔑を得るか。
驚きなのは、自分が何故娘に拒絶されているのか、現在進行形で理解できない・していない点である。
あまりにもゴミのような人間が親だったせいで、大人になった今でも、「え、親ってそこまでしてくれるんだ」と驚くことが多々ある。まるで異世界、テレビドラマを見ているような気持ちになる。
尊敬する人物はお父さんとお母さんですと宣う人の感覚はほぼ理解不能である。
幸運なことに、容姿に関していえば、私は父親には何一つ似なかった。
あの顔面の遺伝子から見たら、地球が逆回転を始めるくらいの奇跡、大成功の出来だ。
あの父親の顔で女に生まれていたら人生ウルトラハードモードゲームだった気がするので、こういう最悪な生まれながらも、神と自分自身に感謝したい。
元増田だけどなんか色々米ついてる。
キスやセックスが凌遅刑レベルの拷問に思えるような男性のことだよ
>その中から見た目がキツくない人を選べばいいじゃん。
少なすぎて奪い合いなんだよ
>中身がいいってどういうこと
30代後半くらいで年収が600ほどあってお硬い企業に勤めてて常識もマナーもあって晴れてる日でも折りたたみ傘持ち歩くようなしっかり者で夫にするには文句のつけようがない男。見た目以外は。
この人好きになれたら幸せに暮らせるんだろうなーって男をどうしてもセックス無理だからと泣く泣く断るのほんと不幸
>整形させれば?
鏡の前に立ってムスッとして仁王立ちしてるとかあご突き出してる犯罪者顔とか
いくら東アジア人がブサイクとはいえ顔は女と同レベルのはずだからもっと角度とか研究して自撮り極めるかお見合い写真撮ってもらったら解決するのかもしれん
本来なら横のつながりのない乳幼児スナイパーの業界で、唯一ひそかに徒党を組んでいると思われる同業者たちがいる。この季節になるとなぜかステンカラーのコートを好んで着たがる女性だけで構成されたその部隊を俺は「ステンカラーズ」と呼び警戒している。
コートの色がそれぞれ違うのは、きっと彼女たちの中で仲間を識別するためと思われ、特にベージュのそれを身にまとう者は士官クラスであると俺は踏んでいる。
ステンカラーズの恐ろしい所は、俺のように鬼気迫る一瞥や、標的を恐怖のどん底に突き落とす表情や、特殊攻撃モジュールも必要とせずに、「にっこり」と笑顔だけで乳幼児の動きを封じてしまうスキルにある。おそらくは精神波による強制暗示の使い手だろう。射程距離は多少短めだが、その分至近距離から確実に乳幼児を仕留める恐ろしい奴らだ。この業界における、目的のためには恫喝も白兵戦も厭わない彼女たちの専横ぶりを同業者たちの警戒を促すべくここに記す。
さて平日の朝の、ここはとある私鉄の某駅に停車中の車内である。乗り換えの急行から降りてきた家族連れが満員の車内に乗りこんできた。ベビーカーをたたみリュックを前に抱えたパパがいる。つまりそれはその背後にママに抱っこされた赤ん坊がいる事を意味している。あのスーパーのワゴンみたいなんじゃなくてたためるベビーカーと言うことは首が座ってるくらいの赤ん坊だろう。長年の電車通勤をしている大人の俺はそれを肌でわかっている。
果たして俺の狙撃の標的となるやもしれなかった赤ん坊はママに抱っこされてだらしなく口を開けて惰眠を貪っていやがった。何かおいしいものを食べてる夢でも見てるのかときおり口をもぐもぐさせている。いい気なもんだ。とりあえず勘弁してやろう。大人だからな。
状況が動いたのは表参道の駅で乗客が大勢入れ替わる乗り降りの瞬間だった。目を覚ました赤ん坊は周囲をキョロキョロして「あぁ」とか「たぁ」とかわけのわからない言葉を発し始めた。本当に語彙が貧困で活舌も悪いガキだ。もちろん俺は一瞥を開始している。しかし赤ん坊はなかなかこちらを見ない。にぶいガキだなあ。ところが「つぎはぁ霞ヶ関ぃ」とスピーカーから聞こえてきた瞬間泣き始めた。霞ヶ関に何かトラウマでもあったようだが、遂にプロの出番だ。しかし今日は立ち位置に問題がある。俺の隣にリュックとベビーカーを抱えて直立不動の父親がいるのだ。
「えへっえへっえへぇぇっ・・・・」と赤ん坊が肺の中の空気を残らず吐き出した。これはシン・ゴジラよろしく次の瞬間一気に「すうっ」と深呼吸して「っびゃああああ!」と大泣きするサインだ。プロの俺は知っている。乳幼児スナイパーが警戒すべきなのは親に気づかれることなのだが、周囲の目にも気を遣わなくてはいけない。目撃者の存在は自分を危険に追いやり、ときに社会的地位を脅かされるリスクもあるのだ。大人には大なり小なり社会的地位があるからな。たとえ底辺リーマンであってもだ。
しかしこれはA+級の泣き声を上げるサイン。ここは多少の傷を負うことは覚悟して俺はバッグの中にしのばせた、昨日酔っぱらってゲーセンのクレーンゲームで両替機に足を運んでまで入手した特殊攻撃モジュールの在り処を確認した。頭にゴム紐のついたライチュウ(ハロウィン仕様)のぬいぐるみだ。
間髪を入れず彼女は至近距離から「にっこり」攻撃で赤ん坊の精神を支配下に置いた。初弾でこの威力!まさにステンカラーズ。赤ん坊は恐怖のあまり泣き声をピタリと止めて凍り付いた表情で彼女を見つめている。
くそ!俺の獲物を貴様!頼むからそっち向いてつむつむでもやっててくれよ!そんな俺の殺気など意に介さず彼女は「ひとがたくさんでびっくりしちゃったねぇ」。なんと恫喝まで加えるコンビネーション。おそらくはステンカラーズの中でも相当の上級者と見た。
ステンカラーズの女の攻撃はなんと母親にまで及び「うちの甥っ子もこれくらいなんです」と恫喝し、母親のガードも破壊した。なお父親は空気である。俺も空気である。
多少ぐずりつつも少し落ち着いた赤ちゃんに、彼女は人差し指をそっと突き出した。おいやめろ、まさか白兵戦に引きずり込む気か。目の前に突き出された人差し指を赤ん坊は反射的にぎゅっと掴んだ。これは・・・指握手!ステンカラーズ士官のあざやかな手口に母親は「すみませぇん」父親は「ありがとうございます」と完全に彼女の支配下におかれた。俺は空気だった。俺のバッグの中のライチュウ(ハロウィン仕様)ももはや出番はなかった。
家族連れは日比谷で降り、なんと別れ際には赤ん坊の降伏を意味するバイバイまでせしめ、ステンカラーズの女は何事もなかったかのように二重橋前で颯爽と降りて行った。その後ろ姿はまさしく大人の女性の貫禄。
後から突然現れたステンカラーズに戦況をがらりと一変させられ、何もできず一方的な敗北を喫し車内に取り残された俺はぼんやりと、目に留まった週刊文春の中吊り広告に今週の原色美女図鑑をチェックしていた。ヤンジャンのグラビアのチェックじゃないぞ俺は大人だからな。
俺もゲーム得意だけどプロになれるほどじゃないしイライラしながらTL眺めてたら、付き合いが10年って言葉が流れてきた。
じゃあなにか、売れるために尻突き出して際どい格好とかしてるのずっと支えてきたってのか。
もしそんな相手が付き合ってほしいって言ってきても迷うよ。多分無理。
成功した相手と結婚してみんなから羨ましいって言われたいけど、苦労している最中の人間と付き合って、お前そんな相手と付き合ってるのかよって言われるのはやだ。
なんじゃこの気分の悪さ。不意打ちで自分の一番醜いところを自覚させられた気分。
しかもそれをお互いに支え合ってきたっていうじゃん。
すごく残念だけど痴漢はありふれた性犯罪だから、増田が痴漢したところで、増田個人の存在が被害者の記憶に刻まれることはなくてワンオブゼムの犯罪者、「豚野郎」の一員にしかならないよ。
痴漢されても、友達から「えーかわいそう!そんな豚しんでしまえばいいのにね!」「かわいそうだからジュースおごる!」とか慰めてもらったり「俺と一緒に学校行こう見つけたら突き出してやるよ」とか、増田から見たら恐らく眩しくてたまらないだろう彼らの青春の1ページのちょっとしたスパイスになっちゃってるのがせいぜいだと思うよ。
実際、私がJKだった時もしつこい痴漢がいて学校で怒ってたら、仲のいい男友達が「じゃあ俺一緒に電車乗ってやるよ」と言ってくれて実際に突き出すまでもなくその痴漢(多分。尻の手があっという間に引っ込んだから)が撃退できて、結局「一日だけじゃ心配だし」とかかんとか、なんだかんだあってその男友達が彼氏になったりとかしたから、今思えばまぁ彼にとっては幸いというかさ。それでこっちは痴漢の顔も年齢もどんな奴かもぜんぜん分からないままだよね。あんなのはロクでもない人生を送ればいい、とすら思わなくてこういう増田を読まなかったら思い出さなかったぐらい。私につきまとってた痴漢もこんな犯罪者になってなきゃいいけど、しんばい、って感じ。
読んでいて、DJ社長様に悪気がなかったこと、性被害者が責められるセカンドレイプについて聞いて愕然とする程、善良な方であることがわかりました。
そして、DJ社長様の反応を見て、何というか、「眩しい」と思いました。
そうなんです。本来は、性被害者が叩かれるのは信じられない程おかしな事なのです。悲しいことに、私達はそういう世の中だと慣れてしまいましたが。
痴漢に遭った女子高生が「短いスカートはいてるから」と責められるのも本当です。
でも、それだけじゃありません。
「誰がお前みたいなブスをw」「冤罪だろ」「自意識過剰」「自慢乙」「お前みたいなブスが女扱いされたんだ、痴漢に感謝しろ」
等等…手軽に被害を発信できるようになった分、手軽に叩きも発信できるんです。
女性専用車両ができて安心だという年配女性とどこでもいいという美人女性を並べて、「痴漢だと騒ぐのはブスババア」と言って嘲笑う為の、ネット上であまりに有名な画像です。
実際は年配女性は娘がいるから安心と言っていて、美人女性は「痴漢に屈したくないから」どこでもいいですと答えていたのに。
DJ社長様の活躍するyoutubeでも、女性専用車両に「男性差別やめろ!」と乗り込む「活動家」のチャンネルが支持されており、そこで「こんなブスども痴漢に遭わねえよw」とコメ欄が賑わいます。
その活動家達は「痴漢は軽微な犯罪、大したことない」という動画を投稿し、高評価を支持者から得ました。反論するコメントは非難嘲笑が殺到です。
痴漢で検索したら上位に「痴漢を警察に突き出した時に笑っているから」という理由で冤罪だと決めつけられ動画主にもコメ欄にもバッシングされまくってる女性の動画が出てきます。
レイプも同様。女性の訴えは「嘘松」と言われるようにもなりました。
ネットの世界で生きていて、本当に「どこでもいいです」画像のひとつもご存知なかったのか、それとも、それが「告発を封じる動き」だということも知らずに受け入れて、もしくは受け流していたのか。
…について友人のAさんと色々と話してみた
「そうか?あ、あ、アイツらの香り嗅いでたら私なら興奮しちゃて避難所に来たら眠れなくなって困るな、は!はっは!」
まあ『アイツらは酷い体臭だから眠れん!』という嫌味のつもりで言ったのかという解釈で増田は聞き流した。
ホームレスの臭い匂いで興奮する奴なんか絶対に存在しないと思ってネットで調べた。
すると、おっさん長靴に興奮して盗む変人の記事を見て気持ち悪くなって閉じた。
嘘だろ…
本当は何らかの金品を盗みに来た。あるいは特殊機械の部品やらはたまた工場情報など盗む産業スパイやら。強盗だと罪が重くなるから変質者偽装をしてる。と納得し増田は晩飯を吐くのを堪えた。
またもしホームレスに金を突き出して「パンツ売ってくれ!」という奴らが増えたらどうなるのか?現実世界であまりにも質問できないので教え欲しい。
儲かる理由は他にもある。
近くにはスポーツセンターがあり、夏休みには学生などの団体がそこを利用しているため客入りが良い。
特にコンビニなどの小売店や、他にアイスを売っているライバルがいないのも大きい。
しかも今回は“手伝ってくれる奴”もいるので、個人的にも楽な仕事だ。
「ご、ごごめん。おまたせ」
電話をしていたドッペルが戻ってきた。
いつも何か変装していて、どれが通常の格好なのか分からない子だ。
今は俺の弟を真似している
「随分と慌てていたが、緊急か?」
「う、ううん。マスダに遊びに行かないかって誘われただけ……」
「えーと……弟からか」
弟の格好をしたドッペルから、弟から誘いがあったという話をされる。
無駄にややこしくて、なんだか引っ掛けクイズを出されている気分になった。
「別にそっちを優先してくれてよかったんだぞ」
それのインタビューも兼ねて、俺達の仕事を手伝ってくれているわけだ。
「ええ子やんか。タダで働いてくれるなんて」
カン先輩が、ニヤニヤしながら俺に耳打ちしてくる。
人件費を抑えられるのがよほど嬉しいらしい。
「リアクションずれとんなあ、マスダよ」
カン先輩の考える正しいリアクションってやつを知らないんだから、そんなこと言われても困る。
「あの自由研究、十中八九あの子がその場で思いついたことやで。つまり目的は別にあるっちゅうこっちゃ」
そりゃあ見返りくらい、誰だって期待するだろう。
そんなことは、わざわざ言うまでもない。
「まあ、せめて売れ残ったアイスくらいはあげたらいいんじゃないですか」
「他人事かいな。どっちかっていうと、マスダがペイするべきやぞ」
なぜそうなる。
「カン先輩の仕事を手伝っているんだから、俺が払うのは違うでしょ」
「いやいや、あの子はワイの仕事を手伝うために来たんやなくて、“お前の手伝い”で来とるんやで」
さすがに守銭奴が過ぎる。
「マジか、お前……それボケで言っとるんか?」
「いや、別にアイスはあげてもええよ。でも、それとは別にお前も何かせえっつーてんの」
「絶対、分かってへんやろ……まあ、そっちの問題やし勝手にせい」
カン先輩の中で、あっという間に俺たちだけの問題になってしまった。
本気で言っていなかったとしても末恐ろしい。
「ふ、二人とも、これ見てよ」
俺達の会話が一区切り終えたところで、タイミングを見計らったかのようにドッペルが話しかけてきた。
「そのフェミニンな格好は……誰の真似だ? タオナケに似てなくもないが」
「マスダよお、まずは似合ってるかどうか言ったらんかい。それに、この格好はどっちかっていうとガーリーやで」
「そ、そそそっちじゃなくて、こっち見て」
「さっき西口にある、く、車で買ったんだ」
それって、つまり……
あのさ
よく人は自分を映す鏡なんて言うけど、
相手がムッとしてたら
とか元気よく言いたいものを心がけたいところだけど、
ってだいたい事務所私一人、
そう咳をしてもしても一人なのよねと言うのが玉に瑕なんだけど、
まあ人の出入りはあるから、
油断できないわ。
こないだなんて酷いのよ!
買い出しお願いしてたマクドナルドの爽健美茶の氷を背中に入れられて、
とんでもない目に合っちゃったわ。
きっと私がその子の背中に氷を入れたがっていた顔をしていたからなのかもしれない、
でも、
マックシェイクイチゴ味を背中に投入したい顔してなくてよかったわ。
パワフルに吸い上げられちゃう爽健美茶でリアル吹きそうになるわ。
ダイソンでもそんなことしないのに。
危険だわ。
で普通のお皿に入れて食べる突き出し心太を黒酢で頂こうとするなら、
いやいやさすがに私はお酢でむせないように食べるわよ!って
弱で吸い込んだにしたにも関わらず、
むせてしまったわ。
でもちょっといいところ風のお店の自分で突き出すタイプの心太を
付きださず冷たいままダイレクトに贅沢に1本で食べてみようとした私のチャレンジ精神は認めてほしいわ。
理に適ってるのかもしれないし、
横着したらダメね。
で出した伝票を渡しに行ったら
あ!心太食べたでしょ!って言われたの!
人は自分を映す鏡ばりに、
その人も心太を食べたいのかなと思ったら
鏡も何もほっぺに心太ついてたら元も子もないわね。
うふふ。
久しぶりに食べたからスパイスでお腹痛くなっちゃって2時間ぐらい寝込んじゃったわ。
でもこのぐらいな感じでキメないと食べた気にならないしね。
暑さなんかまた戻ってきたみたいよね。
水分補給は気を付けてね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
そこに停められた一台のキッチンカーの中で、俺は粗末なアイスを売っていた。
風が吹けば桶屋が儲かるのは大した理屈じゃないけれど、夏になったらアイスが売れるのは真理だ。
そして、悪者が出てくれば正義の味方が現れるように、夏になればアイス売りが沸いてくるのも自然の摂理である。
「あの、この『プレーンソーダ味・ソーダ抜き』って何ですか?」
「着色料や甘味料などを加えていないソーダ水からソーダを抜いて、それをアイスキャンデーにしたやつです」
「うーん……つまり、それって氷なんじゃ……」
「まあ、実質的には氷ですね」
「こらマスダ! マスダこら! 何を言うとねん! 氷に棒は突き刺さってないやろ!?」
もちろん、こんな足元を見た商売、俺自ら進んでやっているわけじゃない。
まだ昨年はマトモだったけど、今回のやり方には少し呆れている。
「ちゃうちゃう、これは『氷塊』やなくて『氷菓』。ただの氷に『プレーンソーダ味・ソーダ抜き』なんて書くと思うか?」
大した理屈じゃないし、当人もそれを分かった上で言いくるめようとするから性質が悪い。
「コミケかて“販売”やなくて“頒布”っていうやろ? 繊細な言い方がモノの価値と、物事を確立させんねん」
「それは欺瞞なんじゃ……」
「百歩譲って欺瞞やとして、それの何が悪いねん。建前のない、厳格なルールでしか成立しない社会なんぞ誰も得せえへんわい」
「それに、これ一本だけでやっとるわけちゃう。本命は、こっちのフレーバーや!」
そう言って、カン先輩は別のアイスキャンデーを突き出してきた。
ドドメ色で美味そうには見えないが、これ見よがしに出してきたので自慢の商品らしい。
作り方はこうだ。
まず色んなメーカーのジュースを数種買ってきて、それらを混ぜる。
「配分に関しては企業秘密や」
そう言っていたけど、買ってきたジュースは余すことなく混ぜているし、恐らくテキトーに作っていると思う。
そして、それを専用の型に流し込み、棒を刺しこんで凍らせれば完成だ。
ジュースを混ぜただけなので味は悪くないが、ガチガチに凍っていて食べにくい、粗末なアイスキャンデーだ。
さらに型も棒も知り合いからタダ同然に手に入れたらしいので、元手はほぼかかっていない。
「や、でも冷凍にかかった電気代だとか、キッチンカーの維持費だとかはあるで」
それを加味しても、これ一本に缶ジュースより高い値段をつけるのは、控えめに言っても強気だろう。
「正義かどうかはともかく、そりゃあ氷菓だから需要自体はあるでしょ」
厚生労働省によると、アイスの分類は乳固形分や乳脂肪によって決まるんだとか。
多い順にアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスとなり、ほぼ含まれていないものは氷菓と呼ばれる。
プレーンなんていうふざけたメニューがあるのも、本命商品と対比させるためだろう。
まあ、買う奴も、買う奴だが。
「儲けの9割はアホな奴から得るねん。商売の基本や。賢い消費者をターゲットにするんやったら、こんなところでアイスなんか売らん」
で、君の言ってる戯言なんか、データを見るまでもなく一言で終わり。
他の男がどれだけ何をしてようが、俺には無関係。
無関係の他人を勝手に恐れてる、その差別を許容する義理はない。
そこには根拠などない。俺は何もしていないからだ。徹底的に糾弾する。
てかさ、
犯罪白書に書いてあるが、性犯罪については、暗数がとても多い。ほかの国で「性犯罪」となることが、日本では犯罪ではない。また、警察に訴えることができない、レイプ検査キッドがない、警察の対応が悪い、捜査されない、などの問題が多々あることをお忘れなきよう。
って言ってるのに男の暗数は考えてないこともちゃんちゃらおかしいよね。
冤罪起こしてるのは女じゃん。