社会人生活が辛いと嘆いてる方々って、学生時代に負荷を経験してなくて限界値が低いだけなんじゃないかと思う。
喉元過ぎれば熱さを忘れるってやつだけど、学生時代は本当に退学を考えるギリギリのラインだった。
実験とレポート提出を毎日のように繰り返し、納期が守れなかったら激詰め。土下座を何回したか覚えてない。
口頭試問や論文添削でネチネチと精神を削られ、教授によるパワハラ、アカハラ、アルハラは日常茶飯事。
親元でヌクヌクと甘やかされて育ってきたガキだったから、頼れる大人がいない環境で心細くて、似た境遇の友人たちと励ましあいながらなんとか毎日を耐えていた。
でも、目上の人に気に入られる術やスケジュール管理、書類作成の能力など、社会人で必須とされる能力の基礎固めが出来たのも事実。
当時は自分たちを悩ませる障害をこの世から排斥すべく、東尋坊あたりに出向いて仲間たちと本気で呪殺の儀式を実行したレベルで教授を恨んでいた。
だけど、今ではあの教授たちに本当に感謝している。呪いをかけたことを少し悔やんでいるが、発動しないことを祈るしかない。
就活のときも助力をいただき、当時でも若干グレーな行為だったけど、人事部の役職持ちに紹介してくれたりOBのおかげで楽に終えることができた。
今の俺が単純に大企業の恩恵を受けてるだけかもしれんが、社会人になってから学生時代に感じた辛さを上回る状況に陥ったことがない。
給料は高いし、土日祝も休めるし、パワハラなんてないし、あくまで全部俺基準だけど何も辛いことがない。日本は労働者の権利が強いと感じる日々だ。
体罰やアカハラが問題視されているけど、社会に出てから辛い思いするなら学生時代の数年間で軽く叩いてもらったほうがお互いにメリットがあると思う。