はてなキーワード: モチとは
http://anond.hatelabo.jp/20140726223730
ブコメでそのブログが知りたいというのがあったので。今本出したりして結構有名になって、そのせいでアンチもいるみたいだから直接かきませんでした。ステマとか言われそうだし。なんにもないぶろぐ というところです。検索して下さい
この方は震災が部屋をシンプルにする転機になったそうです。散らかし属性のある人は、一般的な、ものの多い収納術によるインテリアは難しすぎると思います。とにかくものを減らして、自分が好きなモノはなにか判断して、自分の持ち物を全て把握しきれる状態にしないと、収納以前の問題なので。ていうか収納買ったら片付くという理屈は、散らかし属性の人には収納作ってる会社の陰謀じゃないかと思うくらいやばい!収納買ったらその分体積と床が埋まるだけだ!床は1%でもおおく見える状態にするんだ!
あと断捨離のステマとかでもないです。断捨離とか全然しらないでこのブログ知って、転機になったって感じです。
脱出半年目くらいのときのメモ残ってた http://anond.hatelabo.jp/20120915193100 あー三年たってないのか。二年半くらいっぽい。
好きなものだけで固めるのは、僕にとっては、RPGやネトゲの自分のキャラを「おれのかんがえたさいきょうのそうびとこうせい」にするのとかなり近い感覚。そういう意味では、支配欲って元増田にレスあったけどあれはけっこう的確な視点なのかもしれない。だから、掃除も片付けじゃなくて、これもほかのレスあったけど「おれのかんがえたさいきょうのそうびとこうせいを維持するメンテナンス」なんだよね。
部屋自体好きになれないと維持ができないので、壁紙も全部はりかえて天井も塗り直した。これがおおきかった。これですごいモチベあがった。RPGでいったら、Lv90くらいでキャラの育て方間違ったのに気づいて、決心してLv1から育て直したってくらい効果あった。そしたら、キャラが好きになったので似合う装備がわかるようになったって感じ。
14年位住んでるので、どっちみち寿命だったし大家の理解があってたすかりました。自分でやるならすきに貼っていいと言われて真っ白な壁紙に貼り直した。壁紙は壁紙屋本舗というところで買いました。壁紙屋本舗のDIY入門 http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/z_zenjin_top.html がすごく詳しい。こういうの見るのもテンション上がると思うー
たまに聞く、たいして事前勉強もしてなくて適当にすごいですねーすごいことをなされましたねーみたいなインタビュアーに反感覚えるというのにはすげえ同感だよ。そりゃイラっときて当然。そういう記者が来てイラっとしたという話はいくつか聞いたことある。
全然わかってないやつに、うわべで"褒められる"のは嬉しくないでしょ。"褒める"ってのはその褒める対象を理解してこそだもの。だから同じ業界の先達に褒められたら嬉しいと思う。それは認められたってことだから。例外は親とか特別尊敬してる人とか?
けど、感想というのはわかってるわかってないとは関係ない。子供に「大好き」って言われたり、大人でも「心打たれました。頑張ってください」って言われたらそれはそのとおりの意味だ。その人の知識などは関係なく、心を動かしたということだ。自分のやったことが人の心を動かしてリアクションとして返ってくるのは、大抵の表現者が嬉しいんじゃないかな。アーティストのインタビューやツイッターとかみてるとそう思う。
で、こういうのってエリートかどうかと関係無いと思う。俺は絵を書くのだけど、ただ単にうまいですね!みたいなコメントはあまり嬉しくない。でも、~のところが好きです、~のように心が動かされました、というコメントはすごく嬉しいしモチベになる。(こういう自分がどう思ったかという表現をしてくれる人は殆ど外人なんだよなー 日本人は上手い下手とか技術的なコメントが多い。なんで?)
ただ、"褒めてくれる人"はその分野で自分より上の実力者でなければうれしくなりにくいから、エリートになればなるほど"褒めてくれて嬉しい人"の条件は厳しくなるよね。
「崩せば良いだけ」って、絵に描いたモチは食えませんよー
無理に決まってんじゃないですか
出来たら苦労ないってお話ですよね
仮にものすごい奇跡が起きて、それが出来たとしても更に悲惨な未来しか待ってないしねー
妄想って簡単だよねー
金持ちの金持ちによる金持ちのための資本主義はそうそう崩れないっすよ
大体その、ブルジョワジー憎しの思想だって一世代前のバカどもの劣化コピーじゃないですか
マルクスすら読んでないだけ、もうあの時代のバカどもより更にゴミじゃないですか
そんなんでなにをしようっていうのかねー
まぁ、資本主義が崩れることを祈って一生を終えるってのも良いと思いますよ
カネの稼ぎ方を考えてもどうせ無駄なんだし、どうせそれくらいしか出来ないしね!
祈って祈って祈りまくれば金の鎖と女の子が降ってくるかもね!
若いしなんとでもなるだろう
これ終わって仕事決まってなかったら
ウィンウィンだわ
紹介された方も喜ぶしな
今の東京で30代前半までならなんとでもなるわ
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なんつーか、どっちのエントリでも結局やってるこたーいつも同じなんだけど
口調も無礼さもそんな変わんないと思うんだよね
皆、なるべく不幸にならずに金になりゃそれがベストだとは心から思う
まー、こんなん別に誰も興味ねーだろって気はするけど
生きていくの難しいわ、本当に
それでもお金は稼がないといかんのですわ、自分と株主と従業員のために
まー結局自分のためなんですけどね
出来れば、良い人でいたいとは思うんですわ心から。それより大事なことがあるだけで
優しさとお金の総量がいつも限られてるんですわ
ワタミマインドに振り切れようと決意したり、やっぱ理想は大事だよなーと思ったり
なんつーかなんだろう、わっかんねーわ
とりあえず青二才は超ムカつく、こっちだってつれーんだよ!おめーだけじゃねーよ!
てめーの立ち居地は無敵過ぎんだよ!弱者の立場から最高に楽しく蹴りくれやがって!
こっちだって俺の裁量と資金の許す限りじゃ、関わりあった全ての人間に幸せになって欲しいと思ってんだよ!
その気持ちはゼロじゃねーよ、むしろ金だけがモチベって人間なんてそうはいねーよ!誰だって理想と現実と我欲の間で揺れてんだよ!
http://anond.hatelabo.jp/20140704134515
ダチンコ=好きなひと達の幸せになるったけ水を差したくないだけみたい
そういう形でお祝いしたい、というべきか
そりゃまあある意味「周りの目を気にするのが私流なの」でも合ってるんだろうけど、なんか違う気がしたので
なんだろう…悪目立ちを限界まで避けたいといえばいいのかな
まあ「そこまで気にする?」とこっちとしては思うんだけど実際に「あれこれこないだ着てた?」は言われたらしくて…
長々するのもあれだから余談は区切るけど、実際高い服買うよりゃいいモン食いたい人です
最低限みっともなくない格好をしたい…くらいのモチベじゃないかな
見知らぬ人ばっかの飲み会に何度か参加させてもらった。
俺自身は社交的なタイプじゃない。というより人見知り。
・男だけなら下ネタ。ただし場の雰囲気やメンツの様子を互いに探りつつ。
・女性もそこそこいる場合は下ネタ基本禁止で、ご当地ネタ、仕事ネタ、名前ネタ、天気ネタ、住んでる場所ネタ
といった話題がずっとループしてた。
その場限りのメンツだと深い話にはなかなかならないから、ワンパターン化する。
お互いに気遣い気遣われ。
酒が入るにつれそれなりに自然にやりとりができるようにはなっていくけども。
もう全員がとっくに社会人のはずなのに、全体的にノリが大学生。
疲れるだけで得られるものがほとんどなかったから、数回で参加するのをやめた。
誘ってくれた友達は、知らない人と飲んでたわいもないことをおしゃべりするのが楽しいらしく、かなりの頻度で自分主催で飲み会やってるみたい。
基本的に人が好きなんだろうな。
誘ってくれてありがたかったが気遣いするのに疲れるから当分参加しないと言ったら、楽しくできなくてごめんみたいに言っていた。
そうじゃないんだよ。
俺が一人が好きなだけなんだよ。
あるいは俺が年をとっただけなんだよ。
あと俺の求めているものとは違ったってのもある。
いろんな業界のいい年した社会人が集まるんだから、引きこもってばかりの自分とは一味違う価値観にたくさん触れて、こちらが触発されてモチベが上がっちゃうようなナニカが少なからずあると期待しちゃってた。
でも大人なんて、俺と同じように、頭脳は子ども、体は大人って人間が思ってるより多いんだな。
というよりはその場限りで無難に話を盛り上げようとしたら当たり障りないネタに落ち着かざるを得ないというだけか。
俺と同じように。
適当になんの目的もなく集まって飲むってのは俺には向いてないことはわかった。
うーん。
新しい人間関係を自分から築くっていうパワーがものすごく減退してると感じる。
年のせいか?まだ三十路前だけど。
一人の気楽さに慣れすぎた。
いや違うな。
ぶっちゃけ、俺自身がそういうつまらない人間だから、つまらない飲み会にしかならなかったというだけだな。
機会を活かせなかった。
口を開けて待ってるだけじゃ何も起きない。
当たり前だ。
いろいろgdgd言っといて結局全部醜い自己弁護の羅列だったんだから、ここまで読んでくれた人にはほんと申し訳ないが。
とりあえずは、俺が自分のダメさ加減を素直に認めることができて、一人でひきこもっとくのが正しいと改めてわかっただけでもよしとしよう。
今電車に乗ってベネチアに向かうところだけど、モチベ上がんなくて全然読み進められてない。
通し読みの前のジョジョ知識は、ディオとの戦いだけをコンビニコミックで読んだことがあって、1,2部のアニメを全部見た程度。
理由考えた。
不良学園物とは違う、外人メインの新しい世界観を表したかったのかどうかしらんけど、マネキンにしか見えない。
個性がない。
とってつけたような1,2ページ程度の過去話しかないので、まったく感情移入できない。
それなのに、これまでのような徐々に増えていく形式で都度キャラ把握させてくれず、最初から5人だか6人だかいるから、キャラ把握するのが苦痛なことこの上ない。
主人公の影が薄い
心理戦的な要素がめっちゃ薄くなった。とってつけたような表面的な名前と能力。
評判いいはずの3部が微妙に感じられた(マンネリ、gdgd、承太郎影薄い)。キャラは立ってたけど。アニメは原作に忠実らしいので見ない。
4部のオムニバス的な話のそれぞれが1,2部とはまた違う意味で面白くて、吉良吉影も魅力的だった。それぞれのキャラも立ってたし。
5部を読み進めるのがすっごい遅々として進まない。
身の回りの人たち含めて、色々聞いてて思うのが、やばい上司とか駄目な上司とか、つっこみどころおおすぎる新人とか、基本男性なんだよね。
もちろんまともな人の方が多いよ。多いんだけど。
そもそも言葉が通じない、感情的、拗ねて不貞腐れる、どんだけ話しても論理が通じなくてやばい、って男に見られる傾向。
よく家とか私的領域では、女がやりがちと言われる特徴を、会社だと男がよくやってるのを見る。
一番特徴的なのに「少し前まで自分が言っていたことと違うことを、ずっと言ってたみたいに言い出して、もともといってた人を攻め立てる」ってのがあって、
これやっちゃう人がちょこちょこ見られる。
なんていうか、因果関係もよく理解できてないというか、自分がおかしなことをしゃべっている自覚もないので、どれだけ言い聞かせてもどうにもならない、という。
理屈が本当に通じない。
で、問題起こしまくって、同じチームが敵だらけになっては、辞めていき、そして定期的にまた別の人が入ってくる。
女性の場合、妙にさぼりが上手くて仕事量はぐらかす人とか、噂話が下世話すぎる人、とかは結構聞くんだけど、致命的に言葉が通じない案件抱えてる人、って会社では見かけない。
必然的に「仕事がマジで出来ない人。むしろぐちゃぐちゃにするから、いない方がスムーズ」みたいな人は男にばっかりいる。
(噂話で人間関係ひっかきまわして、婉曲的にモチベ下げちゃう女性とかはいるんだけど、本人の仕事自体はしっかりしてたりね)
これはまぁ、もともと職場に女性が少ないから、どうしても男の方がアレなのが混ざる、女のが優秀な人しか残らないせいなだけ。って思ってた。
ただ「昨今は無能でもなんでも、無理に数あわせで女を増やそうとするから、職場に問題が起こるんだ」と言う人がいて、それを聞いて考えが改まった。
無理矢理数あわせで入れた女性と、その女性に席を譲らされた男性、という比較なら、別に女だけが上澄み掬っているせいではない、ということになる。
数合わせでも女のが論理的でまともな人が多いなら、そりゃ根本的に性差で能力が違う、って話になる。
どうしたもんだか、と頭抱えてる。
大学4年で就活も終わった。風俗といってもメンズエステ。抜きなしで男性に密着しながらマッサージする。抜きありの回春とは違う。
今度研修に行くけど、ここでバイトすることが自分にとってどういう影響をもたらすのかわからない。
戸惑いもある。でも長期の旅行や遊びに行きたいし、最後の一年間、しっかり授業も受けて卒論にも力入れたい。そうなると、これから夏までに20万以上稼ぐ必要があって、週5で深夜も入れたら稼げるけれどアルバイト中心の生活になってしまう。遊びたいなら自分で稼がなければいけない金銭的な理由。
風俗でアルバイトする大学生って思いの外多いらしい。私の友達にはいないけど、友達の友達にはいる。
でも普通話さないからもっといるだろうね。1人暮らしで仕送りプラスバイトだと、お金に困るってほどではないけど自由には使えない。コンスタントにバイトしなければ行き詰まる。特に就活はお金かかる上にバイトしてると上手く動けない。すぐに決まればいいけれど。
メンズエステを選んだ理由は、個室だから。前にガールズバーでバイトした時に何が嫌って、オープンで周りの女の子に見られること。
個室だったらもっとお客様に媚びたりサービスできるけど、男性よりも同性に見られるのがなんか恥ずかしくて嫌だった。
メンズエステならお酒も飲まなくていいし、1人で接客できる。肌やスタイルもいつも褒められるから向いてると思った。
でもやっぱりキワキワのマッサージもあるし、親には絶対言えないことを抱えることになる。
私自身風俗で働いている人に対する抵抗はない。でもソープとかセックスに近いことはお金貰ってもしたくないから、よく出来るなと思う。
後目的があるならいいけど、ただ楽したいから稼いでその分使って何も残らないような人は付き合えない。年取ったらどうするんだろうと思う。
でもメンズエステって抜くわけでもなく素人のマッサージで密着するだけで一万以上払わされる。
正直よくその欲求がよくわからない。性欲ならもっとちゃんとした風俗行けばいいし。話したいならキャバクラとか。
そもそも女の子とたいして盛り上がりもしない話するだけで何千何万も払うとか本当無駄だと思う。
ナンパもも出来ずに馬鹿高いお金払って、話に来るから当然つまらない。そんな人に就活のアドバイスされてもな。
いろいろ考えた。
いろいろ考えると、消去法でネットスーパーになりそう。
今はコンビニでもやしばっか買ってて実質的にもやししか食ってない。
よくないとは思ってるけど、コンビニもやし+レンチン袋ラーメンのラクさがどうにも魅力的すぎるんだよな。。。
野菜スープとかおいしいし好きなんだけど、いかんせんめんどいんだよな。。。
男一人だとどうにも。。。
ブログなんかで男一人飯みたいなので精力的に作ってる人とかいるけど、そういう別種のモチベか自己顕示欲みたいなのがないと、特に何もないのに毎日男一人自炊するのはしんどい。
週末に作り置きとかそういう問題でもないんだよね。
とにかく手軽に野菜を入手さえできればいい。
野菜があればなんか作ると思う。
確かにあれは栄養価の劣化も少ないし、生野菜より多いこともあるらしいね。
トマトとかきゅうりとかキャベツとか一部の冷凍に不向きな野菜以外は冷凍野菜がいいか。
中学校の頃からずっとオタクで、自分の力で自分を楽しませる方法を洗練させてきた。
つまり恋人とか友達とBBQとかそういうのに力をまったく入れず、アニメ見たりグッズ買ったり絵書いたりで過ごしてきた。
オタク活動は本当に本当に楽しくて、このまま結婚も恋人もしないでいいのではないかとずっと思っていた。
幸いにも仕事はある。多くの友達も恋人も結婚もなくてもかまわないのではないか?そう思ってた
それもきつくなってきた
豊かな人間関係の中でしか得られない楽しみや幸福みたいなのなしでいるのはキツくなってきた
恋人がいなくてもアニメキャラとのセックスを想像していれば事足りた
けれど、「バイブレーターはあなたに花を贈ってくれないし、親にも紹介できないのよ(だから現実の恋人を作れ)」(SATC)だった
本来は10代で経験しておくべき人間関係のあれこれをろくにやっていないし、当然、戦略も考えないといけない
そうこう考えてるうち、果たしてそこまでして恋人がほしいとも思えなくなってくる。
そこまでして幸せにならないといけないのか?と本末転倒なことを考えだす始末だ
でもこの身が現実社会にあるかぎり、いくらオタクの世界の自分がいても、それはアバターでしかないのだ。当たり前すぎるけど
だからこの現実社会でサバイバルしないといけないんだけど、それがもう不思議なくらいモチベがわかなくて、ガツガツサバイバルできてる人はほんとすごいなと思う
大企業を蹴って、ベンチャーに就職 するって?
「大企業だと先が見えてて自由がなくて面白くない、でも、ベンチャーだと会社と共に成長していけるから楽しそう」お前はそんなふうに思っているんだろう。
若者よ。気持ちはわかるぞ。そしてそれは全く正しい。
10年付き合った彼女が、おまえのとろうとしているキャリアパスをたどった。
一方、俺は逆のキャリアパスをたどることになったんだ。大卒で(名前がNから始まる)とある大手企業に入社し、数年後、仲間と共に小さな会社を興した。
新卒でいきなりベンチャーに入っちゃう若者は、残念なことに、結構いるらしい。
ベンチャー専門の就職説明会というのがある。ベンチャーに入りたい新卒を集めて、まだ名前が広まっていないベンチャー企業が集まって、彼らに自社を紹介する、そんな合同説明会だ。
説明会はビュッフェスタイルの豪華な食事とともに、ホテルのラウンジで盛大に執り行われる。参加する学生も熱意に満ち溢れている。一般的な説明会に参加する新卒とは、目つきのギラつきが違うらしい。企業の説明のために社長本人が繰り出してくることも多い。
企業の説明がひと通り終わって、担当者がフリーになると、学生は我先にと質問に押しかける。そして名刺を押し付けるんだ(学生が自分で名刺作ってるんだぜw びっくりだろ?)。
モチロン、名前を売るためだ。個人的に仲良くなって、入社の時にライバルに差を付けようとするのが、彼らの狙いなんだ。
「…へええ、実に、おめでたいねえ。俺が学生の時なんて、てめえの研究に夢中で、就職活動なんてろくすっぽやらなかったけどな。決められたレールで、用意されたステージでゲームすればいいやあ。俺ダメ人間だなーw って思ってたけどw」
「いや、違う。これは『バイオハザード』なんだよ」
つまり、『ゾンビ』は狩る気まんまんつもりで人間に群がるが、実は、狩られているのは『ゾンビ』の方なのさ。
学生側は自分で色々工夫して、積極的に就職活動しているつもりなんだけど、彼らの中にはモチロン東大京大早慶はいない。
そういう頭のいい連中は、まっさきに大手企業に内定決めちまってて、余った時間で、旅行先で女とパコパコしてるってワケ。
残ったボンクラ学生が、俺らを頼る。俺らは彼らに就職先を紹介してやる。『ベンチャー』の響きがいいから、彼らは、「あれ? 実は、俺らって勝ち組なんじゃね」とか「受け身で生きてる奴らに差をつける」とか考えちゃうけど、
そういうポジティブシンキングって、ただ単に、自分を騙してるだけなんだよね。選択肢がないって現実から目を逸らしてるだけさ。
まあそういう学生は実際に働く段になって、いろいろな不都合に目を瞑って頑張ってくれるから、企業側としてもありがたいんだろうけどね。
そういうのもある意味才能だよ。『セルフ・ブラックアウト』って俺は呼んでるw
それに加えて、目が眩むってのもあるだろうな。きらびやかな場所でパーティする機会なんて、今どきの学生はめったにしたことないだろうからさ。
でも実際は、『ホテルのラウンジ』は、『ハローワーク』なんだよ。
「まー結局は、いつの時代も、お金持ってる方とか、学歴持ってる方とか、もてるものが勝つんだよなーw そしてダメ人間は負ける」と軽口でシメようとした俺を横目に、友人は笑う。
「いや、中小企業も楽じゃないんだぜ。お前はわかってるだろう? 連中も東大京大とは言わずとも、早慶マーチあたりを取りたい。でも無理さ」
「カネがないからねえ」
「そう。でも大企業は金持ってるから、派手に募集をかけられるってわけ。リクルーTとかをつかってな。でも、そんな余裕のない企業様方もいっぱいいる。困ったなあ困ったなあ、でも学生ほしいよお。さあどうしよう?」
「そこにお前が現れるんだな」
友人はニヤリと笑って言う。
「その通り。俺らが中小企業たちに、『ベンチャー』ってラベルを付けて、魅力的に見せて、学生に紹介してやる。就職先が無くて意欲を失ってた学生も大喜び。Win-Winの関係。そういうマッチング商売なのさ。実にウマイw」
シワひとつ無いシャツの袖に、派手なカフスボタンをちらつかせて、ニヤニヤ笑う友人。
なるほど。ラウンジの貸し切り料金と豪華な食事代は、全部中小企業持ちか。それでもリクルーTの利用料金よりは安くつくってことか。なんだかなあ。
呆れた俺は、店の飲み代を彼のオゴリということにして、その場を後にしたんだ。
彼女はいきなりベンチャーに就職したが、俺はまず、(名前がNで終わる)大企業に就職することにした。
ことにしたって書いたけど、ちゃんと考えたわけではない。前述のとおり適当なノリで就職した。のんびりやってければいいと思っていたんだ。
けれども、周りを見ると優秀な連中ばかりで、そう甘くはいかなかった。
周りに流されやすいタイプだった俺は、せめて浮くまいとして、必死に仕事した。
いつしか気づくとデスクは光学関係の専門書で埋まっていた、仕事にかじりついて傷んだ腰を痛みを和らげるために、テンピュールのランバーサポートを買った。
社員は多いのに仕事は尽きること無く次々とやってきて、難しい問題に直面する度に、チームメンバーとの議論が白熱した。
少し暗いが音は優しい仲間たち。くせのある連中で、諍いを起こす度に俺は彼女に愚痴っていたが、振り返ってみると悪くない時間を過ごせたと思うんだ。
社食の味が薄味だったのが気にいらなかったけどね。
そうして、俺は経験をためていった。
村上春樹は自著で、”真の芸術が生み出されるためには、奴隷制度が必要不可欠”と述べているんだが、その理由は、奴隷が畑を耕したり、食事を作ったり、インフラ的なことをやってくれるからだ。その上で芸術家は好き勝手にやりたいことをやれる。研究開発でも同じだ。
安定した環境が確保されて初めて、知識や技術を会得できる。明日のおまんまを心配すること無く、目の前の仕事に集中できること。それが重要だ。
今、思いついたが、ベンチャーに就職した彼女がやつれていったのは、まともにメシを食っていなかったというのもあるかも知れないな。三食カロリーメイトとかザラ、等と言っていたので心配したこともあったんだった。
薄味の社食は物足りないかもしれないが、A定食→B定食→C定食→D定食→A定食... と繰り返していけば、飽きること無いし、栄養もつくし。
安定と関連するが、大企業は定時に帰れるってのも結構大事なんだ。
若いころこそ、”遊ぶ”イコール人生の無駄、的に考えていたが、今から振り返ってみると、本当によく遊べた奴が、得てして成功している。その傾向にあると思う。
俺の個人的な経験を拡大して一般化するのは無理があるかも知れないけどね。
”遊ぶ”ことは思考のかたよりを解消する効果がある。
とあるインドのジュニアスクールの休み時間は、授業一時間に対して、たっぷり30分取られる、という話を聞いたことがある(※ただし、その時間で自習している奴もいると思うけどね)。
俺も大企業時代で一番はかどってた時には、定時帰りで遊びまくっていたし。
每日のように街のダーツバーに行って、オネーチャン引っ掛けてよろしくやっていたんだ。
つまり俺が言いたいのは、”若くて技術がないうちは特に、大企業で力を蓄えるべし”ってこと。
そして、5年経ったら、独立する。
社会人のみんなはわかってると思うけど、どんな職場でも、5年も働くと飽きてくるんだ。
『飽き』っていうのは、仕事のパフォーマンスに絶大な影響を及ぼす。
「我々の先祖はジャングルに住んでいた。ジャングルでは意味のないものに注意を向ける人間はいなくなる宿命にある。
遠く流れる雲を数えたり、カブトムシを集めたり。のんびりと下らないことをしている人間は、背後から近づいてくる毒蛇や、ジャガーに、気づかない」
そうした性質が我々に遺伝した。すなわち、生き残るために、下らないことに注意を向けようとすると、やる気が無くなるようになっている、と。
そして、新卒の坊やが言うように、そうなったとき、好きに仕事を変えられる自由は、大企業では得難い。特に技術屋はそうだ。
時が来たのだ。技術は蓄えた。今こそ、真の自由に突入するタイミング!!
そう思って会社を興した俺。紆余曲折を得て、なんとかベンチャーを続けられてる。
ところで、入社したはじめはわからなかったが、エリートとその他大勢を見分けるのには、実はちょっとしたコツが有るんだ。
それは机をよく見る事だ。
いや、机のきれいな奴がエリートってわけじゃない。机の汚い奴にも仕事のできるやつはいる。というか多い。
営業とか、人材マネジメント関係の人は割と皆知っていると思うが、「机の片付け方に、そいつなりの秩序がある奴は、たいてい仕事できる」。
たくさん仕事している奴は、資料をちょっと振り返るのに、ガサゴソ書類の山を漁ってさがしたりしない。ちょっと考えればわかると思うけど、そういう作業には1分とか2分とか、細かく時間が掛かるし、脳内コンテキストをスイッチしなくてはならなくなる。
つまり、それまでの深い思考を一時的に、脳内のメモリからハードディスクに書き移して、退避させなきゃならないんだ。
脳みそのハードディスクは書き込みは速いが、読み込みは遅い。目的の書類を発見した後に、再び深い思考状態に戻るのは、かなり時間がかかる。そしてそういう行ったり来たりを繰り返していくうちに消耗して、いつしか深く考えるのをやめてしまう。
だから、デキるやつは、書類を探すのに時間を掛けない。たとえ机の上に山ができていても、目的の書類を即座に(1秒以内に、迷うこと無く)見つけてくることができる。
彼のシステムを発見するスキル。意識していると、いつの間にか身につく。
社内のいろんな部署にちょっと顔を出して、そういう机をしている奴を探して、声をかけるんだ。
で、連絡を取り合って、一緒にバーに行ったりするんだ(そしてオネーチャンたちに”自慢の友人”として紹介する)。
そうして仲良くなった数人を引き抜いて、自分で会社を起てるんだ。
おおまかに言うと、俺が会社を起てる際にやったことは、そういうことだ。
Yコンビネータっていう外国のベンチャーキャピタルの、ポール・グラハムっていう人がこんなかんじのことを言っていた。
ベンチャーが成功するかどうかを決めるのは、彼らのアイデアがどれだけすごいかは関係無く、ベンチャーを構成するメンバーの『人間』で決まる。
初期メンバーは今はいない人も多いが、会社を軌道に乗せるのにみんな役立ってくれた。
それ以後にも結構人を雇ったが、使えない奴はとことん使えない。単に役に立たないということじゃなく、仕事の邪魔になるんだ。かと言ってすぐに抜けてもらう訳にはいかないし。
のべ数時間程度の面接や試験だけで、そういった『人間の本質』を見分けるのは土台、不可能に決まっている。
前述の就職支援の友人も、同じようなことを言っていた。(働いた後に机を見ればわかるんだが。)
人を雇うのにはコストがかかるし、振り回されると更にコストがかかる。
だからこれが、ベンチャーを起業して上手くやるための、”唯一まともな”最短パス、なんだ。
え? まともじゃなくてもいいから、真の最短パスを教えて下さい??
一方で高校時代に付き合い始めた俺の彼女は、小説家になるのが夢で、文系の国立大学に通っていたんだが、結局プロにはならず、普通に就職することにした。
学外に知り合いの多いやつだった。
知人の紹介でとあるベンチャーにツバをつけていた一方で、大手の広告関連企業の就職試験も突破していた。
まだ就職が決まっていなくて多少不安だった俺は、安定した企業の方がいいんじゃないか、空いてる時間でおまえの好きな小説が書けるかも、とアドバイスしたが、
ベンチャーで一旗揚げて、いつかキミを養ってあげるのもいいじゃんw 等と言っていた。いや、別にいいよ。とスルーしたと思う。
ほどなくして、連絡があった。彼女はベンチャーの方にかじを切ることを決めた。
当時の俺は納得できなかったが、決断を否定することだけはしたくなかったので、それ以上何も言わなかった。
社会人になって、電話で度々、「忙しくて小説書けねぇw」と愚痴ってきたので、その度なだめていた俺だったんだが、
学生時代はデートのために休みになる度に電車に揺られていた。社会人になってからは真夜中に突然訪ねてくるようになった。
でも、ある雨の夜にドアベルに気づいた俺がいつものようにドアを開けると、泣いている彼女が立っていた。びっくりする俺。彼女のブラウスの上のボタンが外れていた。
社長と揉めたらしい。
「無理矢理犯されそうになった」彼女はそう言った。
社長と二人で会社に残っていると、おつかれさま、少し休んだほうがいい、と言って社長が背後に立つ。振り返ると、どうも様子がおかしい。怖くなった彼女は逃げようとした。
それで、なりふり構わず逃げてきたという。
そういうことはよくあるのか、と問いただすと、「いつもはおしりを触ってくる程度」と、まるで自分が悪いかのように、申し訳無さそうに言った。
気づかなくてごめん、と俺は謝った。それしかできなかった。
後でわかったことだが、その日社長は二徹していた。
社長からの謝罪があって、彼女は再び会社に通えるようになったが、心配した俺は、そういうことが次にあったら、まず俺に言うんだよ、と注意した。
だがその後、職場環境は悪化するばかりだった。仕事は積み重なり、彼女も部屋に帰れない日が多くなった。心配した俺は度々電話をかけたが、通じないことが多かった。
言うまでもなく、ベンチャーは仕事が多い。そして人間追い詰められると、判断がおかしくなることがある。
その社長はいくらなんでもクソだと思うだろうが、彼女の方にも問題がある。
働いて、職場の人達と話して、しばらくすると口座に自動的にお金が入ってくる。
そんな中で、例えば、おしりを触ってくることに関して社長に楯突くことが、どういう影響をおよぼすのかわからないのだ。
ちゃんと聞いてくれるのか、疲れた社長をノイローゼに陥らせて会社の機能を停止してしまうんじゃないか、そうすると仲間に迷惑をかけるんじゃないか、あるいは権力で押し切られて逆に会社でハブられることになるんじゃないか。もしかしたら辞めさせられてしまうんじゃないか。万が一辞めざるを得なくなったら、自分はどうやって生きていけばいいのか。キャリアもない、スキルもないのに、再就職先があるのか。路頭に迷うんじゃないのか。セクハラされたせいでやめたと、正直に再就職先に言っていいのか、再就職した先でその話が伝わっていじめられたりはしないか。
若者は、何も知らない。
まして、必要な激務で疲れている。そんな中でちゃんと判断を下すことが出来るはずもない。
セクハラの例は極端かも知れないが、あらゆる局面でそのような判断力の弱さは出てしまう。
どれだけ自分は働けるのか・働くべきなのか、業務で必要な知識を養うにはどうすればいいか、などなど。
大企業に就職した人は、そういった常識は、周りの人間のアドバイスを受けたり、会社が提供する教育を受けたり、社内の規律を学んだり、顧客の企業や、子会社との交流したり、そうして徐々に身につけていく。
知っていなければ。選択肢がなければ、選択できない。当たり前だ。
選択肢が無い。そして増えない。
若者よ、君たちは鳥だ。
社会に出て数年は確かに辛いかもしれない。でも巣の中で母鳥がくれる餌を兄弟と取り合うんだ。英気を養え。そのエネルギーはやがて力になる。すべては、巣を離れて大空を羽ばたく、その日のために。
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ところで彼女のことだが、事件があった日からしばらく働いていたんだが、やがて体調を崩し、ベンチャーを辞めてしまって実家に引っ込んだ(そうして、ようやく好きだった小説が書けるようになった)。
それでも何年かは交流は続いていたんだけど、ある日、些細なことで喧嘩して、それっきりになってしまった(確か彼女がネコを飼いたくってたまんない!ってしつこく訴えてきて、好きにすれば、って言ったらそっぽ向かれてしまった。それで俺も冷めたんだ)。
今は音信不通なんだが、風のうわさによると、最近結婚したらしい。どうやら幸せにやっているみたいだ。
相手の勤めている企業の名前こそ知らなかったが、良く日に焼けた、笑顔の似合う好青年だ。
元気な男の赤ちゃんの写真も見かけた。俺はタイミング的にデキ婚なんじゃね?等と下衆の勘ぐりをしてしまったけど(ひょっとすると俺の中にも未練が残っているのかもしれない)。元気でいてほしいと思う。
追記) げっ元増田の記事、よく読んだら、判断を下すのは今日中、ってことか?? さっさと投稿すべきだった… もう俺には、元増田がこのトラバに気づいてくれるように祈ることしかできない…
なお、ここまで読んでくれた読者で、全然参考にならなかった方、ゴメンナサイ。ダラダラと長くて、あなたの時間を奪ってしまって済みませんでした_ _。