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はてなキーワード: 池上とは

2018-04-29

昨日池上氏の番組見ながら、トランプ大統領実業家としては成功するの納得したわ。

自分の考えに基づいて、状況に応じてどんどんやること変えてくのね。

そりゃ成功するとき成功するだろうよ。

2017-11-07

anond:20171106221506

池上解釈リベラルならこんなこと平気で考えてんじゃねーの?

エリートたる自分たちオルグすべき無知蒙昧。多少の犠牲はやむを得ない」

なお「多少」が万単位だったりするけど

あいつらの場合思想違うとおんなじ人間として扱ってねーから

2017-10-23

池上彰選挙特番で進次郎を取り上げたがる理由

1)いずれ「口先だけのパフォーマンス野郎」だということがバレるので、そのときまで持ち上げるだけ持ち上げて、コケたところでバッサリ斬りかかって「池上さんはやっぱりすごい」を獲得するための長期戦略

2)進次郎が視聴率をもってるので取り上げてほしいというテレ東要請に、所詮電波芸者池上がのっかっている。

3)池上は本気で「進次郎はすごい」と思っちゃう程度の人間である

どれ?

あと10年経ったら、池上さんも、衰えてきて。

田原総一朗みたいな感じで、権力側に抱き込まれるのかなー。

  

2017-07-04

都議選の印象

都民ではないけど何故か相方さんが池上さんの番組真剣に見てたのを横で見てた。

職場都内営業先も都内関係があるから気になるんだろう。

.

どうも都民Fって偽自民っぽいよなぁと思ってたけどそういう話もアチコチで見かける。

トレンが意地悪いのを暴露されまくってイメージ的にサイアクになったので、いっそ切り捨てて新しいカタチでやるんだろうなと邪推

ベガニクイ人達もひたすらネガティブ活動しまくってたらしいし、生産性ゼロなことやるのって消耗しそうだけどよく続けられるもんだ。そのエネルギー(原資・資金)はどこから注入されるんだろう。

.

二重国籍万歳なミンシンもアレだし政教分離不可能なコーメイもアレだし、地道に活動してそうだけど浮かばれない共産党は毎度のことだし。

結局空いている受け口都民Fだけだった結果だと思ってる。

.

あとは築地移転なんとか進めてください。

オリンピック老害利権を咥えこんでて離さないなんとか委員会を突き放せられたらきっと良好。

2017-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20170514161530

ママ友界隈で池上さんの番組見てるドキュメンタリー見てるがマウンティングになると思ってるような人達がいるんだけど

それの予備軍みたいな感じかなあ

2017-03-28

知人のこどもが有名私立中に受かった話を聞いて

去年の春休みに丸丸さんのこどもが塾に通ってたのは知ってた。中受したのかな、とは思ってた。

丸丸さんは会社の上の方の管理職で奥さん専業主婦

今日、丸丸さんと久々にばったり会って、お子さん元気?という話になり、

かなり上位の私立中合格したという話をきいて、さすが丸丸さんの子だなと思った。

お金だけじゃなくて素質もあったろうが、色々持ってる人のところに生まれたこどもはもつように育っていくのかなと思った。

自分の子供の勉強は気になるけど、夫婦とも忙しすぎて

正直物理的に向き合える時間は少なく、子の成績はいまいち。

老親への仕送りなどもあり経済的には余裕なく、私立中なんて子の成績はもとより金時間の面からして無理。

公立バンザイ

ただもうちょっとこどもと向き合った時間を増やした方がいいよなと思った。

そんな丸丸さんの話をきいた後に、

外国人だけど働けなくなって生保を受けてる話(池上さんの番組)を思い出したり、ネット貧困家庭の話を読んだりするとやるせない。

丸丸さんは何にも悪いことしてないし、税金もたくさん払ってるだろう。

丸丸さんは決して悪くない。でも貧乏な人は自業自得なのか。

8億円値引きとか将来負の遺産になるオリンピック施設つくるとか

そういうことしなきゃ救われるこどもが何人いるんだろうか。

保育園はたらないままだし、国民のことをよくしたい熱にあふれた政治家はいないのか。

2017-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20170125022637

頭のいい人が説明うまい人なら、今すぐ池上さんに東大総長でもやってもらえばよろしい。

2016-12-21

http://anond.hatelabo.jp/20161221133927

良い質問ですね(池上風)

おっしゃる通りで、先ず最初漂白剤なんかの槽洗浄でがっつりカビを落とすんです。

そして上の洗剤を常用することで「カビが発生しにくく」するんだってさ。

それでもカビは発生するから、やはり定期的に槽洗浄しましょうって話。

オレ達とカビとの戦いは続く。

2016-12-18

格差グラフ池上彰印象操作か?2016年12月16日CX敬称略

印象操作ではある。では、「印象操作」って悪いのか?

 

かなり正確な分析は不破雷蔵氏がされているのでリンクさせて頂く

http://www.jgnn.net/ls/2016/12/post-14336.html

 

さて、特に推敲せずに書き殴らせて頂く、ご容赦頂きたい

 

Q1,「格差」は日米共に広がっているのか? A1,広がってはいる。

Q2,どちらの方が「格差」は広がっているか? A2,アメリカだ。

 

Q3,どちらの「格差」の方が深刻か? A3,それは日本だ。下位層(90%)が下がっているか

 

Q4,『格差グラフ』において最悪の改竄は何か?

 A4,アベノミクスの成果の無視

  日本2011年以降、アベノミクスで下位90%の所得回復している事を切り捨てている事

 

Q5,『格差グラフ』のy軸の数値が変えられているが?

 A5,【私】は大きな問題では無いと考えている。数値は変えれているが、等間隔だからだ。

  今回は違うが、酷いグラフだと対数で表示されていたりもする。 今回のは見れば分かる。

 

 そもそも、下位90%って、=上位10%以外の殆どの人って事だろ。

最上1%との比較では 最初から人数では90倍の差があるわけだ。

これって「印象操作」ではないのか? 勿論、印象操作だ。

 つまり

最初の問い自体グラフの設定自体印象操作が含まれている

 

池上彰氏が凄い(そして厄介な)のは、異なる層に対して「同じ話」を使って「別の見解」を持たせ、しかし「結論」は一致させてしまえる事だ。

 これこそ、プロプロパガンダだ。

今回の件で言えば

 そのまま「信じて」しまう層には『日本格差が広がっていてピンチだ。』と「騙せ」て

 「見破る層」には『より深刻な危機意識』させる。 でも危機感問題意識は一致させられる。

 

これは池上彰氏が週刊こどもニュース解説されていた時からの特徴だ。

 

 こども(実際の視聴者は年配者だったらしいが……)に現実ニュースを大幅に捨象して分かり易くし解説する。

要は要約なんだけども、 時に『虚構』を混ぜて焦点を絞る能力

 

 一例として、株式市場説明の際。野菜の株を使って説明する等。分かり易くするために完全な嘘を大胆に混ぜる。

これが、異なる層に対して「同じ話」を使って「別の見解」を持たせ、しかし「結論」は一致させてしまう。氏の最大の特徴を強化したのだと思う。

 これは、やっている事は単なる【要約】のように見えるが、実は違う! 池上彰氏は【待って】いるのだ

実際には極めて広い見識で問題先読みし、問題が十分に悪化して【要約】可能、≒一般人に分かり易く解説可能になったタイミングで切り取っているのだ。

 だから、氏の『解説』は何時もやや遅い。

 

 話は逸れるが、

氏がバングラデシュテロの事後取材をしていた時、まさにその時に偶然、氏の目の前で新たなテロが起きた!

 池上さん躊躇無く。現場に突っ込んだからね。 普通する?そんな事。 イカれてるだろ……。あのおっさん……。

他にも池上氏の番組を見てると、さり気なくブッ飛んだ行動と取材をしているところがマレに良く見れる。

 池上彰氏は単なる解説おじさん ではない。狂気を秘めた報道記者なのだ

 

▽いつも思うんだけど、さ~ぁ……

 いわゆる『格差問題』って「格差」が問題じゃ無いよね……

だって最上位者(ビル・ゲイツとか)の所得資産が2倍になっても、低所得者層所得資産が半分になっても

 「格差の広がり」は「同じ」だけど、 前者より後者の方が 遥かにヤバい

 

正直に貧困階層化、貧困再生産、階層の固定って言えんかね?

 

 いや、確かに「格差」は構造よ。 でも問題の焦点は貧困か、それを無視しても貧困再生産な訳じゃん。

じゃあ解法は主に2パターンで、「『構造』の改良」か、「問題貧困改善」のどっちかか、両方じゃん。

本音で解法に取り掛からないとヤバいと思うんだけどねー。

 だから、今回の池上解説話題になってる訳で、

 

私は問題顕在化させる為に池上さんはワザと「嘘」をついたとみてるけど、

2016-07-11

池上番組を見た感想

勝った側も負けた側も同じく。

日本バカナマケモノ支配されているんだな

ハム速捏造捏造

テレ東池上彰選挙特番捏造が発覚wwwwwwwwwww

http://hamusoku.com/archives/9300312.html

テレ東憲法改正ツイッターアンケートテレビ画面結果が、自分ネットで調べた結果と合わないと>>1写真を載せる。

1 :名無しさん@おーぷん:2016/07/11(月)00:53:36 ID:Oq5

ツイッターハッシュタグを使った憲法改正アンケート結果が明らかにおかしいから、リアルタイムハッシュタグの数調べてみたらこのザマwww

2 :名無しさん@おーぷん:2016/07/11(月)00:54:34 ID:Oq5

(tweetreach.com から写真)

http://imgur.com/XnHmVv3.jpg

http://imgur.com/aTw2Go6.jpg

憲法改正しなくていい:30048

憲法改正するべき:53564

しか

188 名前ハムスター名無2016年07月11日 14:35 ID:pXm9iWzK0

結果を疑って確認するのはえらいとおもうけど、この tweetreach.com てのはツイート数を確認するためのものじゃないぞ。

左のESTIMATEDREACHてのは#tx○○ と記載されたツイートを受信した人(フォロワー数)の合計だ。

右のEXPOSUREてのは自分フォロワーにどれだけ広まったか指標だ。<1K てのは自分フォロワーの中で「フォロワー数1000人未満」の人のタイムラインにどれだけ表示されたか、だ。

これは自分アカウント依存する。

まり自分のつけてるハッシュタグ意味あるのかな?」と確認するときに「お、ちゃんと沢山フォロワーがいる人たちが見てくれてるな」と安心するためのもの

ただ、>>1Open2ch では「池上選挙かい偏向番組WWW」としか題名をつけてないんだよね。

http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1468166016/

それなのにハム速題名を改変して自爆してる。

2016-07-10

小泉Jr

池上さんの狙いはあれか

このぼんくらが総理になった暁を狙っているのか

池上さんの番組が楽しみ

早く夕方になーれー

2016-06-14

池上彰の超体制寄りな番組にもよく沸くよな

ネトウヨ並のあからさまな偏見丸出し表現じゃないか池上サヨクだ!とか言ってるアホウヨ

しろ池上はお前らのためにオブラートに包んで差別正当化してくれてるのにな

まあこのあたりが国ぐるみ差別国家世界から認定される所以だわな

極右スーパーウルトラ極右が左寄りだと言って叩くド右翼社会

2016-05-04

http://anond.hatelabo.jp/20160504005637

それはあなたが考える愛され池上の彰像であって池上彰ではない

強いて言うなら朝起きてすっぴん池上彰が隣に寝ていたとしても

あなた池上彰と結びつけることができた自分体感歴史に残したくてたまらないだろうけど

あなた池上彰にとって星の数ほどいる男の一人だから

http://anond.hatelabo.jp/20160503203335

記者経験した事のある増田でもこんなにのらりくらりとした文章を書いてるような業界からこそ、池上氏の簡潔な説明が重宝されるんだろうな。

池上彰さんは“ジャーナリスト”ではない

池上彰さんの話題があがっていたので書いてみる。

自分は同じ業界人間だが、池上さんが昔いた会社の先輩から聞いた話。

先輩曰く「池上彰は、あれはジャーナリストって名乗らないで欲しいよ。だってあいつ、自分取材してるの、ほとんどないじゃん。新聞とかテレビとかの情報を焼き直ししてるだけでしょ。」

会社を辞めて引っ張りだこの池上さんに多少やっかみも入ってたのかも知れない。

ただその先輩は、池上さんがいた会社で今も働きつつ、独自ネタも連発し、

テレビ局記者をやりながら新書独自ネタ新書も書いちゃうような人。

やっぱり記者としては取材してなんぼ、独自ネタを書いてなんぼ、

みたいなところはあるようで。

その先輩は続けて、

あいつは首都圏にいた頃から出たがりだった。現場についても、取材は他の記者に任せて、『中継は自分が喋ります』って言うような奴だった」とも。

それを聞いて自分は「記者メンタリティとしては、

喋りたがりの人は認めない風潮があるのかなー」

なんて思ったりした。

自分としては、やっぱり池上さんの語り口は分かりやすいと思うし、

それは、元日経の記者さんがおっしゃるように、

こどもニュースでの経験が非常に大きく影響していると思う。

テレビ局にいると

「お前その表現田舎のじいちゃんばあちゃんに分かるのかよ?」

て言われながら原稿書いてるけど、

池上さんはそれよりももっとレベルの低い人(子ども)に合わせて

喋っているわけで、その苦労や経てきた苦労は痛いほどよく分かる。

なにが言いたいかって言うと、池上さんは、

視聴者のための放送に特化した能力をお持ちということもあって、

玄人(記者)受けは悪いんだろうなー、ということ。

ま、今までも言われていることではありますが。

2016-05-03

anond:20160503214553

後藤さんはおそらく、池上さんの取材のコーディネーターやってた。

大手メディア所属していないが現地に圧倒的な強さを持つジャーナリストが、

取材網の貧弱な民放テレビ局ルートのない有名なキャスターとかの取材サポートしてお金をもらうのはよくある話。

NHK時代海外とは縁なさそうな経歴だしね。

それこそ、まさに池上さん自身独自ルートを持ってない証左だろうと思うよ。

それでも、現地にいくだけ、

よくわからん民放キャスターもどきよりずっとましではあるが。

池上彰宗教だの歴史だのの本に見られるレベルは、

大学受験か、せいぜい大学一般教養範囲をでるものではない

まあ、大多数の凡人は、学校で習ったことな右から左に忘れちゃうんだから

それを常に維持してブラッシュアップしているのは凄いと思うけどね。

でも本当の「底知れぬ教養」というのは、あのレベルではない。

池上彰氏の凄さ限界

池上氏関連のホッテントリがここ数日あがってたので、自分の思うところを書いてみる。

自分は一応、新卒池上氏と同じ業界就職(といっても、自分は紙媒体)し、記者という肩書をもらっていた経験がある。

7年ほど現場にいて、体壊して、ちょっと内勤の管理部門にいさせてもらったのだが、なんか、内側から会社を見ているうちに

もともと、あんまり向いていなかったかな?と思っていた業界さらに嫌になって転職して

10年ちょっとになる。

普通、あの業界では、最初の何年か地方修行して、いずれ東京大阪に戻ってくるパターンが多いが、

自分就職先は、いわゆる経済紙で(ってもう社名明かしたようなもんだが)地方支局が貧弱な会社だった故、

新卒地方支局に行くという制度がなく、入社から退社まで東京で過ごした。



池上氏の凄さは、なんといっても、情報を取捨選択してわかりやすく伝えるプレゼン能力と、守備範囲の広さだと思う。

で、あれだけのことを伝えられるには、背後に相当の知識があるのであろうと思われている。

その「相当」がどの程度なのか、というと、たぶん、世間一般の人が想像するよりは、かなり浅くて、

けっこうぎりぎりのラインでしゃべっているのではないか、という気がする。それでももちろん、かなりのレベルではあるだろうが。

いわゆる大手メディア企業記者にまず最初に求められるのは、

「昨日聞きかじったばかりのことを、あたかも以前から詳しく知っているかのようにしゃべったり書いたりする能力である

なにしろ、日々、いろんなことが起こるのだ。

なかなか深堀している暇などない。

そうこうして、キャリアを積んでいくうちに、それぞれの専門分野ができていくわけだが、

大半の人は、きちっと専門分野を確立する前に、デスク管理職になったりして、だんだん現場から離れていく。

記者職としてキャリアを全うする人(編集委員とか論説委員とか解説委員とか)は少数派だ。


池上氏の経歴を見ると、NHKで地方局通信部を回った後、東京社会部気象庁文部省宮内庁などを担当した、とある

まあ社会部記者として一般的コースという感じだ。

東京では、悪名高き日本の「記者クラブ」に所属し、最優遇される立場で、役人から懇切丁寧なレクを受けて、

それをニュース原稿に仕上げるのが、まず最初基本的仕事だったと推測する。

NHKの記者特に、「特ダネ」を取ってくることよりも、「報道されるべき情報を落とさない」ことをなにより求められるらしいので、

多分、想像以上に、定例記者会見に出席したり、資料をチェックしたり、他社の報道確認したり、

思いのほかルーティーンワークが多いのではないかと推測される。

(なお、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー番組は、主にディレクター職の人が担当しているので、

つのテーマを深くじっくり追いかけるのは、あまり記者仕事ではないらしい。

実は自分もNスぺ作りたくてディレクターを第一志望にしてNHK受けたのだが、見事に落ちた)



で、そんなに知識が深くなくても記者が務まるのかといえば、そこそこ務まる。

自分は、そのさして長くない記者キャリアの大半を、メーカーを中心とした企業取材で過ごしたのだが、

正直、最初は、「貸方」「借方」もよくわかってなかった。(大学政治学選考だったし)


それでも、入門書片手に勉強しながら記事書いて何とかなっていたし、

そもそも「大手メディア記者」が企業広報部を訪ねると、結構いろいろ懇切丁寧に教えてくれるのである

そりゃ、変な記事書かれたくないからね。

多分、NHKの記者というのも、それなりの対応を受けるはずである

もちろん、伝えてほしいことは積極的かつ懇切丁寧に伝え、触れられたくないことは隠しながら、だが。

中には、「たいてい経験の浅い若手が担当する企業」というのがあって、そういう会社古参広報さんの中には

「今、編集委員の何々さんねえ、あの人が新人のころ、私がいろいろ教えてあげたものだよ、わっはっは」なんて言ってたりした。

もし、あなた会社広報部に、なんだか大学出たての記者ばっかりくるようだったら、

それは、メディアから軽んじられている証拠である


もちろん、教わってばっかりでは舐められるので、こっちも勉強していくわけだが、

しろこちらは早いと一年担当が変わってしまうが、

相手はその会社一筋なわけで、知識の深さでは、敵わないのが通常だ。

知識を深めるのは、そこそこにしておいて、知らなくてもはったりかませる胆力をつけたほうが役に立つ。

そうこうしているうちに、正面から取材を申し込んだり、正規記者会見に出席したり、

ニュースリリース原稿に仕立て上げているばっかりでは通り一遍記事しか書けず、

社内的にもマイナス点はつかないものの、プラス点がつけられることもないので、

独自夜討ち朝駆けアポなしで取材対象のところに押しかける)したり、独自ルート作ったりし始めるのである

そんなことをしているうちに、自分のような、結局途中で業界を去ってしまうような木っ端記者でも、

ごくごくたまには、取材担当企業株価ストップ安にしちゃうような記事を書くチャンスが巡ってくることもある。


まあでも、ぶっちゃけいえば、そこそこキャリアを積んでいる先輩の中でも

減価償却費資金繰りにどういう影響を与えるのかよくわかっていないまま、

それでも企業経営危機について記事を書いているような人はざらにいた。

(まあ、自分経験積みながらようやくわかるようになったクチで、

当初はなんのことやらわからなかったのだから、偉そうなことは言えないが)

それでも、首にはなりはしない。



そういえば、思い出したことがある。

今の若い人にほ想像もつかないだろうが、その昔、世界エレクトロニクス業界リードし、

今でいえばappleと同じくらいのブランド力で各種製品を生み出していたSONYという会社があった(今もある)。

当時はまだまだ、かつての威光が残っていた。

自分は、そこのメイン担当になるほどの能力キャリアもなかったが、

たまたまSONY会社が取り組んでいる内容が、自分取材テーマに関わっていたことがあって

取材を申し込んだことがある。

いわゆるストレートニュースではなくて、連載コラムのような記事を書くためである

で、SONYに行ってみて驚いた。

美人広報さんが、それまでの取材で見たことないような、

膨大でかつ、非常にわかりやすくまとまった資料をお持ち帰り用に用意していたのである

なんかもう、取材しなくても、この資料キトーにまとめたら記事書けちゃいそうな。

もちろん、そんな手抜き仕事をして相手の思うツボにはまってはいかんので、

きちんと担当者さんに話を聞いて、自分なりの記事を書いてみたのだが、

やっぱり資料に引きずられなかったかといえば、影響はあったわけで、

まあ、恐ろしい会社であった。

かつて「メイド・イン・ジャパン」の強さの象徴として流布されたSONY伝説は、

もちろん実力の部分もあったけれど、伝説伝説たらしめようという広報戦略によって

かさを増されていた側面も多かったというのは、そこそこ業界で有名な話である

なんだか、大分、話がそれた。



多分、池上氏は、NHKでそこそこの社会部記者だったのだろうと思われる。

そんな彼の経歴の中で異彩を放っているのは、そろそろ管理職か専門記者か、という分岐点にさしかかったあたりで

キャスターに転身し、その後10年以上にわたって「週刊こどもニュース」を担当していたことだろう。

(すごい優秀な記者と認められていたら、ここいらで、海外支局あたりで経験つんでいるはずである

そこそこの取材経験を積んだ後で、

衆議院参議院って、どう違うのですか?」とか「比例代表制ってなんですか?」とか、

「どうして輸出が中心の企業は、円高ドル安になると困るんですか?」とか

あらためて、そういうレベルからニュース解説する仕事を10年以上も続けたジャーナリストは、

少なくとも今の日本では皆無に等しいんではなかろうか?



普通、そこそこキャリアを積んだ記者は、あらためてそんな仕事をしたがらないし、

そもそも、そんなレベルことは、真っ当な社会人ならば学校で習っているはず、というのが日本社会の建前で、

読者や視聴者を、そんなこともわからないヤツらと想定して記事番組を作っていたら、

ある意味、「お客様をバカにしている」ことにもなりかねない(と、みんな考えていたのだろうと思う)。

まあ実際、そのレベル作ってみたら、予想以上に受けたわけだが。


「こども向け」の番組というフォーマットを得ることで、池上氏はそういう稀有仕事を追及していった。

その結果、得たのが、あのたぐいまれなるプレゼン能力だと思うのだ。

多分、池上氏程度の知識や取材能力をもった記者は、NHKや全国紙にはゴロゴロしていると思う。

自分のかつての勤め先でも、そこそこキャリアがあって、東京でそれなりに仕事している先輩は、皆さんそれなりに凄かった)

でも、その知識や取材結果を子供にわかレベルでよどみなくしゃべれる人は、そうはいない。


池上氏のニュース解説番組をたまに拝見すると、自然災害メカニズムから、最新の科学上の発見、日本選挙から世界経済まで

あらゆる森羅万象を斬っておられるようである

だが、自分が見る限り、その解説一般紙新書本で得られる知見を超えるものほとんど見ない。

「いや、それは、視聴者に分かりやすいレベルにしているからで、その背後には物凄い知識が・・・」という見方もあるが、

果たしてどうだろうか?

多分、毎日6紙読むという新聞ベースに、ひたすら横に広くいろいろな情報を取り入れておられるように見える。

海外取材などの映像を見ることもあるが、どうも、テレビ局とコーディネータによるセッティングが透けて見えてしょうがない。

多分、その経歴からいっても、海外取材独自ルートなどはそんなにお持ちではなさそうだ。

やはり、「あまり深くないレベルで次々とあらゆる分野に取り組んでいく」ことがこの人の真骨頂だと思う。

それが悪い、ということではなくて、それがこなせる凄さがある、ということである


著書を読んでも(といっても、ほんの数冊目を通しただけだが)、たとえば同じNHK出身の元ワシントン支局長の手島龍一氏とか、

あるいは日経の元スター記者週刊ニュース新書田勢康弘氏の著書のような、深い取材と鋭い洞察に支えられた

凄みのようなものは感じられない。

そのかわり、入門書としてのわかりやすさはピカイチだ。

やはり、この人の存在価値は「広く入門レベルの知識を提供する」以上でも以下でもないのだろうと思う。

(なお、今、軽く検索してみたらどうやらニュース英語の本まで出されているようだが、

膨大な著書のどこまでご自分で書かれているのだろうか?という疑問は置いておく。

出版業界では、驚くほど「著者が適当にしゃべったことを編集者ライターがまとめた本」というのが、世間で思われている以上に多い。

あと、池上氏が英語を話しているところって、あんまり見たことないような。

NHKの採用試験突破するくらいだから、読むことに関しては、そこそこのレベルと推察できるが)




さらに、分かりやすさの理由の一つとして、「子供のような素朴な疑問にも正面から取り組む」というのがあるように思う。

巷間よくいわれる、選挙特番の「池上無双」の象徴ともいわれる「創価学会話題」についても、

タブーへの果敢な挑戦というより、素朴な疑問を追求していった結果なのかもしれない。

「どうして自民党公明党と組んでいるんですか?」という質問は、大人あんまりしない。

それは何となくタブーであると感じているせいでもあるが、一方で「そりゃ、理由はみんな知っている」からである

ましてや、「政治記者歴何十年」を売りにするような政治ジャーナリスト諸氏は、

そんなことよりも、自分の掴んできた独自情報を話したくて仕方なかろう。


だが、池上氏はそういう疑問をスルーしたりしない。

「それは、公明党には創価学会という支持母体があって、固定票が見込めるからですよ」と優しく語りかけるのだ。

で、「では、公明党創価学会本部がある信濃町に行ってみましょう!」と、女子アナを連れてツアーを組んだりする。

実際、やってみれば、放送しちゃいけないタブーというほどのこともない。

そりゃそうだ。

ある程度、日本の政治に関心を持っている人ならば、普通に知っていることなのだから


公明党の側だって、連立与党として大臣まで出す立場になった以上、その程度の取材拒否するはずもなく、

ちゃんと「公式な答え」だって用意している。


から池上氏が

創価学会の人たちが、選挙は功徳だなんていう仏教用語を使っていたりしますが、政教分離観点からみて

問題があると思われませんか?」と質問しても、

創価学会は、大切な支持団体ではありますが、創価学会公明党は全く別個の組織です。

政教分離というのは、政府宗教活動を行ったり、宗教活動に介入したり、宗教団体政治に介入することを禁じております

宗教団体政党を支持することを禁じるものではなく、現在公明党創価学会関係問題と思っておりませんが云々」

といった、きちっと理論武装した答えしか返ってこない。


「そうはおっしゃいますけれども、ここに創価学会名誉会長が、公明党に指示した文書がありましてね・・・

などと、爆弾情報でもぶっこんで来たら、それは多少「タブーに斬り込んだ」ことになるだろうが、

そこまでのことはしない。

多分、そこまでの取材もしていないと思う。そもそもが、そういう役割の人ではなくて、そこは、

政治を専門する別のジャーナリスト役割だろう。

池上氏はただ、意味ありげに

はい、そうですか、よくわかりました」と視線を投げかけるという、

きわめてテレビキャスター的な技術を見せるのみだ。


で、こう考えてみると、やはり池上氏の凄さでは

子供にも分かるように語ること」「子供の持つような素朴な疑問をゆるがせにしないこと」

を常に追求し実践してきた所にあるように思われる。

これは、なかなかに難しい。

多分、そこには、「相手子供)が、何がわかって何がわからないのか」を推察する想像力共感力

「限られた言葉で複雑なことを説明する」ことを可能にする、優れた言語能力必要なのではないかと思っている。

ただし、限られた言葉で語りえることは、やはり、ある程度、限られているわけで、

その辺が、池上氏の限界ではないかと考えている。

2016-05-02

池上彰レベルになる方法

多分、その気になれば、そこまで難しいことではないと思う。

以下、列挙していく。

高校までの社会科(地歴・公民科)の教科書をもう一度読み直す

社会日本史世界史」とか思っていては論外。

案外、政治・経済倫理教科書は、基礎的な教養の宝庫。


全国紙産経を除く)を毎日よむ習慣をつける

電子版は構わないが、ネットニュースは不可。

ネットリアルタイムトップに来る項目が変わるため、「その瞬間」のニュースに惑わされる。

それより、「昨日一日何が起こったのか」をまとめられたものを読んだほうが良い。

リアルタイム性にこだわるより、きちっと、毎日何が起こったのかを、把握するほうが良いし、

そこまで「瞬時にニュースを知らなければならない必要は、あんまりない。株取引とかやってなければ。

あと、何をトップに持ってきて、見出しをどの大きさにするのかは、新聞社ニュース価値判断を示しているので、

蔑ろにすべきではない。

産経は、思想や主義主張以前のレベルで、誤報事実誤認が多いので(他紙に全くないわけではないが、産経よりまし)

まりお勧めしない。

読売朝日」、「日経毎日」とか、傾向の違う新聞を併読すると尚可。

とくにビジネス方面に強くなりたければ、当然、日経がメインになる。


3 より詳しく知りたいことは、書籍でチェック

とりあえず、岩波とか中公、講談社現代新書レベルで十分。

それぞれのジャンル入門書や、最近話題トピックについての概説書が毎月出ているわけだから

うまく活用すべし。

池上氏が選挙特番でお得意とする「創価学会ネタ」なんかも、十分新書レベルで手に入る。

で、ちゃんとした著書のちゃんとした書籍ならば、参考/引用図書とかでてるからさらに深堀りしたければ、

そこから入るのが近道。


4 大きな事件が起こった後の「Nスぺ」はチェックする

とりあえず、自然災害からテロ科学上の大発見まで、大きなトピックはたいていNHKスペシャルで「最新報告」をしてくれる。

受信料に対する怒りが軽減される。

5 ネットあくまで参考程度およびソースにあたるためのツールとして使う。

ネット情報玉石混交なのは今更いうまでもないが、けっこう使えるのは、「議事録」とか「発表資料」とか

記者会見映像」とか、その他、いろいろな「原典」に直接当たれるのが、最大の強み。


多分、これくらいのことを継続していけば、

あなたの周りの直径100メートルくらいの範囲で、

「あの人、いろんなこと知ってるねえ、池上さんみたいだねえ」と尊敬される程度の知識は身につくと思う。

ただし、これはあくまインプット方法なので、アウトプットの仕方を間違えると

ただのウザい人になりかねないが。


池上彰という人は、抜きんでた専門分野もないし、

ジャーナリストとしても、ものすごいスクープをとったことがあるとか、そういう実力はないと思うけれど、

情報を取捨選択してわかりやすく伝える能力と、選挙特番に見られるような、瞬時に判断して的確に質問する力がハンパないと思う。

残念ながら、こういうアウトプット能力の磨き方は、うまくまとめられないので、

どこかの増田さん、まとめてくれないだろうか?

2016-04-03

ドラマゆとりですがなにか」のスタッフがやってしまった致命的ミス

日本テレビ2016年4月からゆとりですがなにか」という連続ドラマ放送されるという。まあ50代後半にもなる私には今イチ興味ひかれるタイトルではないが、宮藤官九朗さんの関わるドラマは好きな方なので日テレHPドラマ情報をチェックしてみた。すると、イントロダクションで非常にマズイ情報提示されていたのである

「2002年に行われた教育改正。完全週5日制、授業内容、時間数削減、絶対評価導入 ゆとり一世代と呼ばれる 1987年生まれの彼らは今年29歳。 人生の岐路を迎える」

これを読むと、あたかも授業内容や時間が2002年から減っているように読めてしまうが、実際は違うのである

実は、実際に学習量や授業数の削減は1980年から始まっているのであるhttp://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318313.htm

2002年よりも20年も前であるしか文科省情報を見ると、この1980年の教育改訂は「大幅な学習量削減と思い切って授業時間を減らしたこと」が特色とされており、さらに「ゆとりと充実」というキャッチフレーズまで登場しているのだ。

なぜ、この時の教育を受けた世代を「ゆとり世代」としないのか?

いや、実は本来はこの世代が「ゆとり世代」だった。若い人は昔の記憶が無いだろうが、1980年の教育を受けた世代を「ゆとり世代」だとするのは私のようなオヤジには非常に納得感があるのだ。私は50代後半だから実感としても「ゆとり世代」という言葉が少なくとも十数年前から出ていたことを知っている。

そして、十数年前に10~20代を意味していた「ゆとり世代」が、数十年経過した現在には20~30代にならずに未だに10~20代であり「1987年生まれの彼らは今年29歳になっている」という定義に変わってしまった事も知っている。

定義が途中から変わった表向きの理由として、2002年の学習量削減の方が規模が大きかったという事がある。減った学習量が多いわけだ。

でも、私のような詰め込み世代から見れば、多かれ少なかれ学習量が減っているのだから同じようなモノである。「俺の方が学習量の減りが少ないぞ。だから俺は若い奴らより偉いんだぞ」と言うのは幼稚すぎやしないか?

こういった事を「マズイ」と内心気づいた最初ゆとり世代、つまり1980年の教育を受けた人達は、おそらくネット上などで何らかの工作をしたと思われる。

その結果、何と学習量が最初に減った時期に関する情報自体が長い間ウィキペディアなどで消され続けていたのである。復活したのはつい最近の事だ。

復活したきっかけというのは、池上彰氏の発言が大きいように思う。池上氏はちゃんと文部科学省から情報を得ていたため、ゆとり世代が実は40代も含まれることを知っていたので、それを発言してしまったのである

また、長い間学習量が最初に減った世代に関する情報が隠され続けていた別の要因として「若者バカにする系」を好んで視聴したり支持したりする特定層の人間存在がある。これはヘイト・スピーチ対象をそのまま若者に移したような若者嫌いもいれば「おバカブーム」の支持者のような若者きもいる。どちらも共通しているのは「若者の中でもバカな奴をピックアップして注目する事で優越感に浸れる中高年の娯楽」を重視している事である

マスコミ若者バカにする事を目的とする記事を書いたり、番組制作する事で、一定視聴率なり支持が得られたのだとすれば、そういう社会心理が透けて見える。

人間には嫉妬という感情があり、老いていく自分を日々感じるなかで、身近の若い人が、自分よりも肉体的に優れていたり、容姿キレイだったりすると、無意識にそういった感情が誘発されてしまう。しかも、若い人の多くは自分よりも社会的地位が低い場合が多いため「俺の方がエラいはずなのに、なんでアイツが・・」という気になる。その結果「若者バカにする系」信者となる。

集団というのは、時にそういった感情を生み出すので注意が必要である。そうしないと今回のように事実隠蔽され、多くの人に間違った認識を広めてしまう結果となってしまう。この恐ろしさに気づいている人が、まだ少ないように思う。

まさかこのバカにされる対象自分に関する事に変わったりしないとでも思っているのだろうか。

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