はてなキーワード: 婉曲表現とは
何の心得もなく文章を書くと、自然に攻撃的に見えるものになってしまうのではないだろうか。
それをカバーするためにかつては手紙の作法があったのだろうし、それに気付いた今の若者は過剰に婉曲表現を使うのだと思う。
結構な割合の人が初めて使った電子メールやパソコン通信で意図していない感情のもつれを経験して戸惑ってきたはずだし、それに適応してきた。
そして未だに新規のネット参加者がその戸惑いを経験中ということ。
他の原因としては、インターネットではクラスに1人レベルの変なやつが目立ってしまうという現象、
普通に書いていたら誰も注目してくれないのでついつい表現がエスカレートしてしまう現象、
はてなや2ch界隈では悪貨が良貨を駆逐する現象、
もあると思う。
英語話者は皮肉や冗談が好きな人が多く、語った言葉と意図している内容が違うことがよくある。日本語と同じように、空気を読んで相手の意図を探る必要がある。
たとえば映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、マリアと大佐が初めて出会うシーン。ここでマリアは勝手にボールルーム(パーティーで踊るための部屋)に入り込み、一人で踊っている所を大佐に見られてしまう。マリアは驚いてそそくさと部屋を出るが、この時、大佐はマリアにこのように言う。
In the future, you'll kindly remember there are certain rooms in this house which are not to be disturbed.
直訳
「今後、あなたは親切にも覚えてくださるでしょう、この家にはいくつかの乱してはいけない部屋があることを」
「今後も用のない部屋には入らぬように」
「覚えといてください、許可なく用のない部屋を覗かぬように」
フォーマルな英語なので、「入るな」の婉曲表現として「乱してはいけない」(not to be disturbed)と言っている。この"disturb"は「部屋に入って掃除をしないで下さい」とホテルの部屋のドアノブに吊るしておくサイン"DO NOT DISTURB"で使われる言葉だ。さらにkindly remember(親切心から覚える)と相手への配慮をしているように見えるが、このkindlyは実際はすごく皮肉を込めている単語で、言いたいことは「勝手にその辺の部屋に入るな」である。(*1)
このような皮肉は、日本語にしても文化の違いにより伝わらないため、日本語版では直接その意を述べている。
英語でも日本語でもそうだが、文を見ただけではその文の意味することは分からず、言葉を発した人の意図などの非言語的な要素を補って理解する必要がある。
英語話者が「今のは皮肉や冗談じゃなくて言葉通りの意味だ」と言いたいときの定番フレーズとして"I mean it"がある。
英語にはこのような定番フレーズが無数にある。あまりにも自然に使われているので、イディオムとして認識されていないが、実際は慣用によって、その意味するところが文字通りの意味から離れている。
特に口語ではそういった定番フレーズはかなりの割合を占めているので、避けては通れないのだが、その意味を知らない英語学習者は「I mean it? 私はそれを意味している・・・?」などと混乱してしまうことになる。
meanが「意図して言う」という意味になることを知っている学習者なら、「私はそれを意図して言っている」という意味だと分かるだろう。だが、「それ」とはなんだろうか。
日本語では「自分がさっき言った内容」を指して「それ」と表現することはないので、日本語を介した英語理解はここで限界を迎えることになる。
しかし映画を見ている時に、役者が真剣な顔をして"I mean it"と言っているのをみて、さらに言われた相手がうろたえながら、さっき語った内容について反論を始めたならば、"I mean it"は「俺は本気で言っているんだ」と言っていたことが分かるだろう。
日本人が英語を日本語を介して理解するのには限界がある。しかし、空気を読み、非言語的な要素を感じ取ることで、意味していることを理解できる場合がある。
そして、使用されている状況から"I mean it"というフレーズの真剣さを感じ取り、それが頻出することから定番フレーズであると知ることが出来る。そこまで分かれば、真剣に「今のは本気だ」と言いたい時に、自然と"I mean it"というフレーズが口から出てくるようになる。フレーズを自分のものとし、スピーキングでも使うことができるようになる。
これはネイティブがやる語彙の増やし方と同じだ。ネイティブは新しい表現に出会うと、状況からその意味を読み取り、なんとなく理解する。その表現に何度か出会えば、いままでに出会った状況を加味して、無意識レベルで総合的に意味を判断し、表現の完全な理解に至る。その表現を気に入ったらすぐに自分でも使うので、新しい表現をみんなが気に入ると流行語になる。
ネイティブは知らない表現に出会っても、意味を理解するために辞書を引くことはあまりない。新しい表現であればそもそも辞書には載っていない。
なぜ辞書を引かなくても意味がわかるのか、不思議に思うかも知れないが、人間の脳には本来そういう能力が備わっている。我々日本人も、子供の頃に日本語を習得するために辞書を引いたということはほとんどないのではないだろうか。
さらに言えば、言葉の本当の意味は辞書を引いてもわからない。辞書を引き、言葉の意味を別の言葉で説明しているのを見ても、腹に落ちるような理解が出来ることは稀だ。たとえ腹に落ちたと思っても、実際には説明を理解して納得できたというだけで、本当に言葉の意味を理解できたわけではない。言葉を本当に理解して自分のものにするには、状況から感じ取って自分の物にするしかない。
このように自然に語彙を増やす方法については、こちらに詳しく書いた。 http://anond.hatelabo.jp/20170526220542
文法的に正しく、意味も合っているけれど、自然でない言い方というのがある。
Lang-8で非ネイティブスピーカーの日本語を読んでいると、たとえば「今日私はコンピューターをしたい」といった文に出会う。文法や意味がおかしいということではないが、「コンピューターをしたい」という言い方はせず、「パソコンをしたい」というのが自然だ。
これは英語でも同じで、発せられた言葉が自然かは文法や意味ではなく、慣用によって決まる。みんながそういう言い方をするなら自然な表現であり、しないなら不自然だ。
たとえば冷静になれ、と言いたい時に、英語では"Keep our cool"という言い方をする。私達の冷たいをキープしましょう、というような文法的におかしなフレーズだが、みんなが使っているので自然な表現だ。
これに対して冷静という言い方がわからず、平常心になれと言おうとして"Be a normal mind"と言ったとしよう。
文法がおかしいわけではないし、normalやmindの意味を誤解しているわけでもないのだが、"normal mind"は「正常な精神」を意味している。"Are you suggesting I'm insane?"(あなたは私がイカれてると言いたいのですか?)などと怒らせてしまうことになりかねない。
「慣用されている自然な表現であるか」も、文そのものからは分からない非言語情報になる。そしてこの自然さを感じ取れないと、ライティングやスピーキングでおかしな文を作ってしまうことになる。
イディオムというのは慣用されることでもとの意味から離れてしまった表現のことであるが、そもそも慣用されていない表現は不自然になる。「コンピュータをする」のような、使われていない表現は、その言語の表現として正しいものとは認められない。
言葉というものは、単語と文法で構成されたものではなく、実際は慣用の集積である。そして全ての言語表現が、文字通りの意味から少しだけ離れているか、大きく離れている。文字通りの意味から大きく離れたものはイディオムと呼ばれ、少ししか離れていないものは呼ばれない。
英語をやりこんでいくと、全フレーズがそのフレーズに固有の感覚を持っていることを感じるようになってくる。それはネイティブたちの間で概ね共通した、そのフレーズに出会った時の体験から来ている。
つまり、同じような時にネイティブは同じような表現を使うので、ネイティブたちは同じような場面で同じような表現をしているのを見ることになる。こういった共通の体験により、その表現に固有の感覚が生まれ、それはネイティブたちの間で共有される。
なので、全てのフレーズにこめられた感覚を理解し、自分の中に取り入れていくべきだ。そのためには膨大な学習が必要になる。
しかし、たとえば、「なんでそうなるの?」と言った場合、我々日本語ネイティブの間では、あるコメディアンが自動的に想起される。そのコメディアンに固有の感覚が「なんでそうなるの?」というフレーズにはこびりついている。しかし、それを外国人が感じ取るのは、限りなく難しい。ノンネイティブがここで完璧を目指しても、克服不可能な壁に当たるだけなので、ある程度で妥協せざるを得ない。
そこまで目指さずとも、まともな英語表現をするためには、その表現が慣用されているかどうかを知っていなければならない。「コンピュータをする」は使われないが「パソコンをする」は使われる、ということを知っていれば、「コンピュータをする」を避けて「パソコンをする」と言える。しかし、これにも膨大な学習が必要だ。
後半 http://anond.hatelabo.jp/20170529005228
**1 文法で考えると、ここでのyou'llはWill you ~?(~してくれますか?)のひっくり返っていないバージョンで、返事を求めない、有無を言わせない依頼、つまり命令文だ。You willが命令文になる場合にはwillを強く発音すると言われているが、別に強くしなくても良い。この場合はWILLの強い感じが状況とそぐわないので、You'llと引っ込んでいる。なのでyou will(you'll) kindlyは「~していただきます」といったような、丁寧な命令文になるが、kindlyは丁寧すぎて言外に何か含んでいる時に使うことが事が多い単語で、このように皮肉に使われたりもする。 ただ、こういう変な文は文法で考えるとやたら難しくなる。意味は雰囲気でわかるはずなので、この解説自体忘れて、you will kindlyはバカ丁寧な命令表現とフレーズ単位で感覚的に覚えてしまうのが得策だ。
24日の夜には一部で騒ぎになっていたしその頃はあの論文も普通に見られた。そのときにダウンロードしといた人ってどのくらいいるんだろう。あれよあれよと大騒ぎになっていて、今日ようやく読んでみた。こういう分野はまったくの門外漢なのでただの感想。
今は非公表になってるらしいけど、内容の書き写しをするつもりはないので問題はないですよね?
無学なものでいまいち理解できている自信がないんですが、つまりは従来の猥褻な単語そのものをフィルタリングするのではなく、なんら猥褻な意味を含まない単語がある文脈において猥褻な暗喩表現として用いられたとしても猥褻表現として判断できるAIによるフィルタリングの実現を検討するために、巷の猥褻な文章を持ってきて考察しました、ってことでいいでしょうか。
意義は理解できます。悪用されて文章の検閲として利用されるところまで妄想できました。さすがAI。
で、これがpixivのある時期のR18ランキングからトップテン持ってきて公表して考察していて炎上したと。トップテンの8割がBLという特殊な状況下で学習させたら、AIはどんなフィルタリングするんだろうなあというのはたしかに気になります。気にはなるんですが、まずそこなのか?とも思います。
猥褻な表現のあるドメインとして、なんでまずpixivを選択したんでしょうか?いっぱいあると思うんだ、猥褻ドメイン。なんでpixiv狙い撃ち。
そもそもこの論文の時点では結局猥褻表現の分類と考察しかしてない。AIに学習させる以前の段階。そこで8割BL、しかも素人小説というサンプルははたして適当なのか。
BLを含む女性向けの猥褻表現を扱うドメインもたしかに巷にはだいぶ多いことでしょう。でも、それは男性向けを大きく凌駕するほどのものなのか。そして、女性向けにおける猥褻表現と男性向けとでは大きく差があると思う。
BLを含む女性向けはとにかく婉曲表現が多い。下品は嫌い、雰囲気重視。男性向けは直接表現が多い。わかりやすさが第一、伏字になっても淫語は使いたい。おおまかにこういうイメージです。間違ってますかね?
実際、前文では特定のドメインにおける猥褻表現の例としてハピメでの「*交」とかも上げていて、伏字による淫語表現を研究者は認識しているはずなんですが、これらのサンプルではそんな表現出てこないでしょう。考察すべき対象の足りていない考察ってなんの意味があるのだろうか。
僕は「痴漢行為を軽蔑する」とも書いてるし、僕が女性を怖いと感じるように、女性も男性を感じているだろうことは理解しているつもりです。
最初の増田にはそのような記述はないですよね。ツリー下の元増田を自称する記述にはあるけど増田は投稿者を特定できないし、
そもそも、最初の投稿にその記述が無いということは、あれを書いた時の増田の思考の大前提に「痴漢は軽蔑する」がたまたま抜け落ちていた、
もしくは、あくまでも自分が被害者であることを主張したいがゆえに、その源流の痴漢の存在はメタでしかなかったんじゃないかなーと思ったんだけど。
思考の優先順位は「女は俺を殺す可能性がある」の方が上だったのでは、と感じ、それを私はわぁ被害者意識丸出し―と感じたんだよね。
まぁ、被害者の立場に実際に立ったことがなければ仕方がないことだとは思うけれど、
後付けで痴漢は軽蔑すると言われても、最初の増田ではひたすら女は俺を殺すって怯えてたのに、何を今さらおためごかしだよねーと。
と書いてあるけれど? 女は俺を殺すことが可能だという主旨を修辞的にしているだけだと思うんだけれど。婉曲表現すれば被害者意識が薄まる訳ではないし、
自分を良く(女性の被害の辛さも分かっていますよ風味に)見せようとして、自分が言いたかったことを曲げちゃってるのかな。
だけど、実際に満員電車で男性の隣になってしまった女性の目から見れば、こういう男とそうでない男の差なんてわかんないんだろうな。
と、女性に向けて不満を表出する独り言の体をとったような言葉を使っているんだよね。
上と同様、修辞的に言葉を飾ってはいるけれど、もっと簡単に言えば「女は加害者だろ」と問いかけている。
それで、無視しているつもりはなかったんだけど…というのは、ちょっとムシが良いんじゃないかと思う。
その憤りを向ける相手は、女性だけじゃないはずなのにね。なんで女性に向けた愚痴の体になっちゃってるんだろう。書いた本人も気づいてなかったりする?
私も男性専用車両だって作ったらいんじゃね?と思うけど、そんな一方的に露出女に冤罪吹っかけられたらーみたいなことばっかり言ってる人の言葉
そのくせ自分が被害者ぶってない態度に見られないための言葉の飾りには熱心なばっかりの言葉では、人を動かすのは難しいと思う。
増田が最初の増田(ややこしいな)に書いた男性性の不如意さと、女性が冤罪加害者の権利を行使する可能性って、普通に生活していればどちらもイレギュラーケースだし
理性で不如意な側が、コントロールされるように外形的な対策を取られる優先対象になるのは社会ではごく普通の処理だよ。
あと実際の被害者数も大きな差があるんじゃないかな。圧倒的に痴漢被害者の方が冤罪被害者より多いと思うので、対策を優先的に取られているのだと思う。
ただ男性の不安も理解できるからね、増田さんが主張される通り、女性はいつでもナイフを握って男を社会的に抹殺できる権利があるんだから男性専用車両も必要。
まぁでも、男性専用車両作ったところで混在車両がある限りはこの問題って解決しないよね。男女で車両分けないと。
さっき銀行に行ってきたけど、女性行員さんのが数が多いし、自分の職場を思い返しても男女比6:4ぐらい。
激務に加えて会社のお姉様(婉曲表現)ににらまれてひどくいじめられ、メンタルのヘルスをやってしまった。
とはいっても二週に一回精神科に通い弱い(らしい)薬を就寝前に服用するだけのぬるいやつである。
それでも今まで精神科どころか病院にほとんど縁のなかった私には大事件だった。
しごとがうまくいかないのが一番つらいのだから、それが解決するまでは意味がないだろうと思っていたのだが
早朝6時に出勤し、ひとりぼっちで仕事をしながら声をあげて号泣してしまったところで
駆け込むように精神科を予約した。
初対面の人相手に号泣しながら自分の辛さを話すのはなかなかおかしな経験だった。でももうあのときは無理だった。
ひとしきり話したあと、
「どうしようか。休む? やめるために休むってのもあるよ?」
ともかく、泣いたり喚いたりびくびくせずに仕事がしたいと伝えて弱い薬を出してもらい今に至る。
それにしてもなんで私はやめないのだろう。
たぶん、だれか友人が私の境遇にいたら、私はすぐにやめろと言うと思う。
でも、なんで自分にはそう言えないんだろう。
私は友人に対してやめろといえるのは、親身に考えていないからか。
それとも、お金も職歴も、健康には変えられないとおもうからか。
友人ならきっと次が見つかると信じるからか。
「知的に怠惰だけど文句だけは言いたい人」という印象にしかならないよ。
赤ん坊がぐずってるようなレベルでブログ書いて恥ずかしくないのかな。
ブログどころかメディアの取材記事でやっちゃってる人もいるけど。
違和感を感じたら、そこで立ち止まらずにちゃんと考えてください。
頑張ってね。
追記:
コメント見てて思い直したんだけど、
確かに違和感の内容を短期間で安易に言語化しないのは大事な所作で、
考え続けることの意思表示として違和感の段階で言明しとくのはアリだと思う。
ただし「違和感を感じました」をいっぱしの価値判断みたいに扱ってて、
上品に否定してやったぜみたいな気分が透けて見える文章は良くないよ、
というのが私の意見です。
せっかくの違和感なんだからも少し発酵させていい記事書いてくれ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20160908185445
id:exterminator イジメが発覚したときに「単なる冗談だった、マジになるなよ」って言う子供の理屈にまともな大人が合わせてやっても何もよくならないと思うけど、こんなに子供の理屈に合わせたがるひとが多いとはビックリ。
id:kiku-chan 差別発言で「知らなかった」では許されないのは基本だと思っていた。/増田らの被害者意識は交通違反の取り締まり時に「なんで他にもっと酷い違反者がいるのに自分?」と開き直るのと一緒では?
こういう、例えがおかしく元の話からずれてる例え話は百害あって一利なし。
最初は「警察官の態度が横柄」みたいな例え話で応答しようかと思ったがずれた話に取り合ってもしゃーない。
id:nost0nost 「いきなり殴らないで教える事が大事」とか言ってる奴に星ついててびっくりした…いきなり殴られたのはどう見てもアイヌの側何だが それは無知ゆえなので優しく語りかけようって馬鹿でしょ 小学生の開き直りレベル
一番ひどいのがこれで、まずtwitterサーチしてリプライ読みに行って「いきなり殴られた」はない、ということがわかってない。経緯知らないのかな?
初めてそのリプライを読んだ時に「殺す」というワードの強烈さにショックを受けたというのはわかる。
しかし、だったら吊るし上げ凍結という手段なんてほぼ確実に相手にショックを与えることがわかりきってるわけで、自分がショック受けたからといって相手にショック与えていいことになるわけない。
仮に「ショック受けた無罪」でショック与えられるとしても、今度は相手が「ショック受けた無罪」発動させて…の泥沼になる。
他のエントリのブコメでも勘違いしてるのが多いんだが、「今回の件がエスカレートしたこと」のきっかけ(今回の件のきっかけじゃなく、為念)は「アイヌ殺す」リプライではなくkotoneiの引用RT。
だから「今回の件がエスカレートしたこと」についてはkotoneiが多分に悪い(開き直りも悪いと明記しておく)。
で、元増田はいきなり殴るのがいいのか悪いのかという話をしてたわけだが、これに対して最初に殴られたのはアイヌ側とか言い出し(しかも事実誤認)、穏健な意見を子供の理屈とか小学生の開き直りとか言って貶す。
あえてこいつらと同じレベルで言うならこれは中学生レベルの話のすり替えとレッテル貼りだね。
自信があるなら恥じることなく「いきなり殴るのはいい」とはっきり書け。それができないから婉曲表現で「なんでえ別にいいじゃねえかいきなり殴ったって」という感情を遠回しにぼやいてるんでしょ。
まあ元増田がわざわざここポイントですよって太字で書いてくれたところを無視して別のポイントから反論するっていうのはそういうことでしょうよ。
さて、なんで優しく語りかけた方がいいかというと、マナーとかはもちろんとして、単純に話聞いてもらえる成功率が上がるわけじゃん。
相手が無知だったらなおさらで、話の聞かせ方によっては凝り固まる前の相手の頭にこっちの考えをインストールできるわけだし(露悪的な表現だが教えや諭しにはそういう一面はある)。
実利的に考えてもウエメセ晒し吊し上げ通報呼びかけしてアイヌ側が得することが何もないんよね。
ヘイトスピーチ者を放置することによる害を阻止とか言われる可能性があるけど、「殺す」発言の人は別にヘイトスピーチ者でないことは明白だし、手段が完全に過剰制裁だから。
話を聞いてもらって味方を増やす可能性を自ら閉ざすのは目先の「こいつらわかってねえし潰すわ」欲求を満たすのと差し引きでは大損。
もう一度あえて低レベルな小学生コメントに対応させるなら、開き直りすらさせないようにするのが大人、実利を取るのが大人。
それができないんなら未成熟なのは過激なヘイトスピーチ批判者側だよね。
そういう実利的な理性的な対話とかはなから目的じゃない、普段からの蓄積でつい感情的に過剰防衛してしまったんだーという筋なら上記の話をある程度無効化できる。
でもそれなら過剰防衛喰らった側の過剰防衛・開き直りも引き受けなきゃいけないんじゃねーの?
自分らは感情的な対応するけど相手は理性的な対応してくれっていうのは最初に殴った方の持ち出す筋論としてはおかしいから。
殴られた側が言うのもアレだしムカつくのはわかるけど、今回に限ってはかなり情状酌量の余地があるしね。
というかここまで「側」って言ってるけど殴られた本人は凍結しちゃったら自分の口で反論することも(Twitterでは)できなくなるんだよなー。マジで凍結呼びかけは卑劣なのでやめましょう。
なんというかな、今回の件はほんと何らかの問題がよくわかってない人にものを教える、諭す、説得する、変節させて問題意識を持たせるということの労苦を甘く考えてる人が多いんだなと思った。
上で書いた大人、実利を取るというのは言葉にすれば簡単だけどほんとに難しい。まず無理ゲーだと思ってくれていい。
その労苦に満ちた無理ゲーさと向き合いながら地道にやっていこうとする人は偉いんだけど、「自分たちにはできる」と思い込んで実際やることは吊し上げみたいな連中は害悪でしかない。
なんでチープな手段に出るのかといえば結局その手の人たちは対話コスト払う気がないからじゃん(推測だけど)?
でも対話とかする気ない(問題意識ないから当たり前)人と対話しようと思ったら対話コスト払うのは話しかける側っていうのは当然じゃん?
コスト払う気もないし労苦を引き受ける気もないし煽られて会話シャットダウンされたら即キレて暴走する…もうちょっとちゃんとしてくれないと文字通り話にならんのよ。
ちゃんとしてない人は自分のちゃんとしてなさを自覚し、無理ゲーに絶望し、後のことはちゃんとした人に任せて口を閉ざして退場した方が界隈のためになるんじゃねーの?
増田様
誠にありがとうございました。
誠に残念ながら、今回の採用については
見送らせていただくこととなりました。
末筆になりますが、
なんとなく就活でトラウマになったこの文をググってみた。てっきり「選考結果のお知らせ←○ね」みたいなタイトルのまとめサイトがトップに出てくると思ったのだが、真っ先に出てきたのはビジネスメールのテンプレサイトであった。
そのサイトにはお祈りメールのテンプレ文と「相手に望ましくない結果を知らせる場合は例外的にタイトルを婉曲しよう」という誰が書いたのかも分からないアドバイスが書かれていた。
「お祈りメールにテンプレ文があったこと、そして恐らくそれを利用している人間」がいることに驚いた。いやよく考えれば当たり前なのかもしれないが…「会社の人間」もテンプレ文に頼るんだなあ…
しかし就活生が死ぬ思いでできる限り自分の言葉を紡いで面接したのに、採用する方はテンプレ文で呆気なく合否を伝えると思うと、機械的に処理されている感じがして嫌な気分だ。
後タイトルで婉曲表現使うのって、どっちか分からなくて半端に期待してしまうから逆効果だと思う。普通にタイトルで「不合格」とでも書いて欲しかった。
今にして思うと個人的にマシだと思ったお祈り方法は「○日までに合格者だけ連絡」。合格者にはほぼ2日後くらいまでには連絡が来るので、それを過ぎたら早めに諦められたし、お祈りメールも来ないからそこまでショックも受けなかった。メールで視覚化されてしまうとくるものがある。
ようは避妊をしないセックスをしてもらいたい、ってだけの話なのに
日本社会の不思議なところは、これほどセックスが氾濫しているにも関わらず、
公(オオヤケ)で性について語ることが奇怪なほどタブー視されているところ。
性について語られるのは、単なる猥談かジェンダー論くらいしかない。
みんなが避妊をせずにセックスをすること。セックスの回数を増やすこと。
避妊や中絶を善しとしないこと(まるでカトリックの教義みたいだがw)
世の中が避妊や中絶を重要視するのであれば、それは少子化なんかよりも、
避妊や中絶によって守られる権益の方を重視しているという証拠。
今日、被災地支援に於いて千羽鶴が不要だという声があがっている。
被災地への千羽鶴 「いらなかった」の声続出-ニコニコニュース
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2152972
これに対してツイッター上では
「邪魔かどうかではなく気持ちを素直に受け入れられないのか。傲慢ではないか」など反感を買っているようである。
被災者の「千羽鶴はいらない」に激怒する人達-togetter
上記まとめ末尾で言われているように、お金という即物的なものを送ることへの抵抗感や
自分は被災者の為にできることをしたという充足感、その両者を得ることができる形として
千羽鶴を送るというのは古来より婉曲表現を好む日本人らしさすら感じるし、そういった考え方を否定しない。
だがその一方で、ソーシャルネットワークなどによる情報共有の簡易化の為に顕在化したのか、
それとも実質的な数値の上でなのかは定かではないが被災地支援における千羽鶴問題は存在するのである。
千羽鶴が一切いらないとは言わない、だが避難所1つに有り余るほどの千羽鶴がある光景を想像して欲しい。
例えば、あなたが不慮の事故や病気によって入院したとき、あなたの病室には家族や親戚、友人が見舞いに訪れる。
そしてその一人ひとりが全員笑顔で千羽鶴を抱えてやってきた時、あなたはどう思うだろうか。
最初はもちろん嬉しいと思うだろう。
でも2人目、3人目の見舞客も千羽鶴を持ってきたら?