はてなキーワード: 経済的とは
マジレスすると、親に愛されなかった・親にまともな養育をしてもらえなかった男女全員だよ
世界のあらゆるものが羨ましい・あらゆるものが私の足を引っ張ろうとしているって、
どうにもならない
つれーな・・・って
なにもかも嫉妬で片付ける人って感情が雑かつ語彙がないのか?と思って生きてきたが
マジで言葉のまま、あらゆるものが羨ましい・妬ましい人もいるんだろうな
ザマァ・スカッのなにが面白いのか微塵も理解できなかったけど、
あらゆるものが羨ましい・妬ましいと、自分よりも弱いものバカにできそうなものを見ると
ちょっとおバカな人か社会化に失敗したサイコパスだと思ってたわ
これって結局どうにもならんよな?
経済的に地を這っていても、経済的に成功していても、未婚でも既婚でもさ
ガスとかエアコン使えないとか最低限の文化的な生活とは言えないから
むしろ生活保護の支給額増やして欲しいと考えるのがマジョリティだから気にしなくて良い
事務とか雑用とかでドヤってないで多少は専門的な仕事をして経済的な自立を試みろって思うけど
それは、一般就職で弾かれないレベルには到達している人に対してであって、
そこから既に難しい場合はまずは簡単な仕事でもいいからこなして
日常の些細なタスク処理の仕方が気になり・・・なら気づかなかったもわからんでもないが、
元増田(anond:20230101225123)は下記を気付かなかったって書いてる
これに気付かない人ってどう考えても内省ができる人じゃあないですよね?
生まれ付きの判断能力の問題なのか、不都合は見ない見ないの性格なのか、
どちらかはわからないけど、どうあってもマジョリティではないですよ
絶対に本当のことを言うな。
本当のことを言って得するのは誰だ?お前だ。損するのは?嫁だ。
お前は相手に「受け入れてもらう」ことを求めてるだけの赤ちゃんなんだよ。
結婚前ならともかく、もう籍入れてるなら、別れるとしても嫁的にデメリットが大きい。
時代が時代と言っても離婚なんて白い目で見られるのは間違いないし、経済的なことも行政的な面倒もある。
そうしたデメリットを考えると別れるなんてとんでもない、そう嫁は思うだろうよ。
そう思って「それでもあなたを愛して受け入れる」と言うのが嫁からすれば得策な訳だ。
ここまで読んで、仮にアンタが本当のことを告げて、嫁が受け入れてくれたとして、そのこと自体を「愛情由来」とお前は思えるのか?
俺なら思えない。嘘を抱える苦しさを嫁に転嫁するだけだ。
ここで一つだけ解決策がある。それは一生まで嘘を吐き通すことだ。
そうすれば、お前以外誰も不幸にならない。ついでにお前は罪悪感をちょっとだけ抱え続けるから、誠実な夫でいられる。
それでいいじゃねぇか。どうせなら、誠実な夫、良い父親、優しいお爺ちゃん。そうしたものになろうぜ。
そのための糧になるなら、吐いた嘘も報われるんじゃねぇか?
https://b.hatena.ne.jp/entry/4730026686551779236/
こういうまとめを見ても、女ってあくまでもコミュ力があって友達はいるのが前提なんだなあと思う。
アセクシャルはすっかり市民権を得たというか、寧ろ実際の数以上に声が大きいくらいだけど
女たるもの、コミュ力があって女子会が出来て同性と上手くやれているという前提で話が進んでいるのでとても辛い
弱者男性論なんかでも男は独り身だと孤独死するけれど女は大丈夫だという前提で話が進むし
独身女性の場合、経済的な貧困だけなら多少話題にされても人的関係が作れない女性、コミュ力の無い女性は存在しない事にされている
私はとにかく人付き合いというものが苦手で、二人きりの会話なら何とかなっても三人以上になると常にハブられるから
一瞬仲良くなれたと思った人がいてもその人には自分より遥かに親しい相手がいて無視されるから
結局誰一人として友達なんか出来ない
「男→女」「女→男」「男→男」「女→女」という性別の組み合わせのうち、血縁関係のない相手を身銭を切って養わないのって
「女→女」だけだと思う。
男が女を養うのって、別に自称弱者男性が想定しているようなボランティアでも何でもなく
その女が自分の子供を産んでくれて子孫を残せるという実利に基づいた理由からだし、もしも子無しだとしても少なくとも性欲は満たしてくれるというメリットがあるからだよね。
あと、よく自称弱者男性は「女は男を養わない」って言ってるけれどそれは間違ってて
実際には女は普通に男を養ってるんだよね
自分が主な稼ぎ手となって売れないバンドマンだのポスドクだのを養っている女だって珍しくない
で、そういう女が何故そういう行動を取るのかっていうと、別にそれは無償の愛情からでも何でもなく、
将来相手の男のバンドがブレイクするなりテニュアの教授になって優れた業績を残すなりして自分の苦労が報われる可能性があるからだよね。
男が女を養う動機が子供や性欲にあるのと同様に、何の見返りもないのに尽くしている訳ではない。
男女に賃金格差のある社会である以上、女が男を養うのはそれだけ多くの経済的リターンが見込まれるから。
これは男が男を養う場合も同様で、武内崇が奈須きのこに仕事を辞めさせてまで執筆に専念させていたのは、月姫やFateのような将来的な大ヒットが見込まれたから。
女が女を養わないっていうのは、要はそういう動機がないからなんだよ
男が女を養うのは子供を産ませたいから、そうでないとしても性欲を満たしたいから。女が(あるいは男が)男を養うのは将来経済的な見返りを得たいから。
「男→女」「女→男」「男→男」にはいずれも、尽くしただけの見返りが見込まれるという動機がある。
「女→女」の場合、相手を養う事に対してそういう動機やモチベーションがない
女でも稼ぐ事は可能だという前提に立つならば、他の女を養って将来的な見返りに期待するよりも今現在自分で稼いだ金を自分自身のためだけに使う方が合理的で効率的。
マジで子どもを受け入れるが親の役目だから、本来親のハードルはとっても高いはずなのだけど、
どこの国も、『大金持ち』と『子ども以前に自分のことも責任取れないDQN・生きづらいちゃん』が親になるからな
先進国で子どもが困窮するのは、"親が貧乏だった"ではなく、"親がメンヘラ(発達障害・知的障害含む)だった"場合のみだよ
その虐待というのは、蹴ったり・殴ったり・怒鳴ったり・性的な虐待をしたり・餓死するほどのネグレクトというわかりやすいものだけでなく、
極端な無関心(子どもがどこの学校に通っているかどころか年齢も持病も知らない)、極端な無責任(俺私は知らない・俺私は子どもが欲しくなかったと公言)、
過干渉(進学・就職・交際・服装・趣味・持ち物すべてを指示)、極端な依存(同世代は誰も相手にしてくれないが子どもなら自分から逃げない)、経済的DV等も含む
フェミニスト、ドヤ顔で女性の自立を訴えながら結局志位みたいな男の地盤固めにいいように利用されまくってるのが面白すぎるんだよな
フェミニストの偉い人らが熱心に基地移転がどうだの選挙がどうだの言ってる時点で察すればいいのに
ていうかパパ活JKに飯とコスプレ配ってホストに貢がせてるcolaboみたいな団体と一緒に萌え絵でマス掻いてるだけの非モテ男性を「少女に悪影響」とか言って叩く時点で意味不明すぎる
どこまで行っても自分で考える頭を持てないから結局ホストや志位みたいなずるい男に騙されて性的にも経済的にも搾取され続けて使い捨てられるんだな、かわいそ
30作品強。(前後編に分かれてたり「2作で1作」みたいなのがあるので、はっきり「全○作」と書きにくい…)
いつものバンドリ。通常パートには若干の人形劇感はあるが、ライブパートはすごい。
映画じゃなくてOVAの連続上映では…?みたいなフォーマットだったが気にしない。
YouTuber、SNS、アノニマス(※増田ではない)、陰謀論、AI…と今っぽい要素がてんこ盛り。美衣奈たんかわいいよ美衣奈たん。
密室となった宇宙ステーションから脱出できるのか…?という前編はワクワク感がすごい。
後編はセカイ系というか、ちょっと観念的な結末だったので面食らってしまったが、まあアリ。
「治療が困難な伝染病が蔓延している」という世界観の作品だが、前年の9月に公開予定だったのがコロナで大幅に延期。
序盤に主人公たちが女装して、詰め物をブルンブルンさせながら歩くシーンがあってちょっと引いてしまった。
なくても良かったんじゃないかな、あれ…。
本編主人公の母親の若い頃がメインの話だけど、こんなハードな作品だったのか…。
原作未プレイ。原作の設定から独自に膨らませたストーリーなのかな?となんとなく思ってたが、いま調べたらわりと原作に忠実な内容だったのね。
主人公の女の子の声優が上手い。今作が声優初挑戦とのことだが、全然遜色なかった。
不可抗力な事故の責任を取らされる形で大学の航空部に入部させられ、部の先輩には強く当たられ、再会した生き別れの姉からも強く当たられ…と理不尽な目に遭い続ける主人公だが、天才的なグライダーの操縦センスで切り抜けていくのであった…。
物語の冒頭、主人公はバイト先の新聞配達店の客の家で時間を止める能力を使って、滞納してる新聞代をこっそり回収するのであった。……いやもっとほかに使い道あるやろ、その能力…。
3DCGアニメだけど、映像がすごいチープで「神山健治、大丈夫か…?」ってなった。
観に行く前にTVシリーズを予習したらめちゃめちゃハマった。
…が、そういうときに限って映画はTVシリーズの総集編なのであった。
追加シーンはあるけど、そのためだけに観に行く価値があるかというと…。
TVシリーズはなんとなく観てなかったんだけど、こんなにガッツリ「あの事件」を題材にしてたのか…。
さんざん言われてるけど、水没してほとんど廃墟になった東京でパルクールとかしてる場合か…?
文化祭でそれぞれのヒロインのルートが描かれたのは Ifルートを描いたのか、それとも単に「○○の視点だと…」を繰り返したのか、未だによくわかってない…。
体感だと尺の半分くらいはライブシーンだった(実時間は違うかも)けど、個人的にはあんまり魅力を感じなかった…。ストーリー自体は面白い。
ガンダムはそれなりに知ってるけど、ファーストをちゃんと観たことはなかった(ありがち)。
TVシリーズの1話を映画にしてるので、物語の展開はかなり遅い。
モブが棒立ちのシーンがほとんど無くてすごい。「古き良きアニメ」という感じ。
元になった作品は幼女戦記とこのすばを少し知ってるくらいだが、予想外に面白かった。
登場人物がめっちゃ多いのに、ちゃんと満遍なく活躍してる。スパロボみがある。
「神社の境内でこっそり世話してた子猫。里親がなかなか見つからず『自分たちの家で飼おう』と決心した途端、良くしてくれそうな親子に拾われてしまい…」という展開……うーん…。
前半は3DCGの(なんか世界観が独特な)アイドルアニメで、後半はキャストのMVという変な構成。
公開直前までコンテンツの存在自体を知らなかったんだけど、2019年秋に楽曲を軸にしたアイドルコンテンツを立ち上げたらコロナ禍とバッチリ被ってしまって、ライブも開催できず、CDも2年間リリースできず…ということらしい。
映画の出来はともかく、曲は好きだったので既発売のCDを買い集めてしまった。
観に行く前にTVシリーズを予習しようとしたけど、1期の7話くらいまでしか観られなかった…。
全員ちゃんとした社会人になってて、御都合主義にせず誠実に作ろうとしてるのはわかるけど、やっぱり高校生の頃のキラキラ感は薄くなってるかな…。
原作未読。制作はフランスの会社だけど、日本の風景や文化に関する解像度が高くて驚いた。
舞台は50年前~30年前くらいだけど、時代考証もほぼ完璧だったのでは。
ただ、(パンフレットの対談で原作者の夢枕獏も言ってたが)ヒロイン(?)の岸 涼子が「欧米人がイメージする、ステレオタイプなアジア人女性」みたいな造形だったのは…。
(参考リンク)
原作未読。制作発表当時に公開された、原作イラストを使用したキービジュアルからキャラデザがかなり変更されてたんで「大丈夫か…?」ってなったが、杞憂だった。面白い。
「中に入ると自分が望むものが手に入るが、外界よりも早く時間が進んでしまう」というトンネル、設定はSFっぽいけど、劇中でトンネルの原理や存在理由は解明されないので、どちらかというとファンタジーだと思った。
主人公の妹を「若おかみは小学生!」の小林星蘭が演じてるんだけど、すごく上達してる…!(もともと上手かったけど、「子役の声」から「声優の声」になった感じ)
あと、2005年頃のガラケーに関する描写がめちゃくちゃ解像度高い。
団地の建物ごと友人たちと迷い込んだ世界は周りが一面の海で、流れに身を任せるしかできず、食べ物はなくなっていくし、メンバーが怪我をしてこのままでは…みたいな展開が続いて、結構フラストレーションが溜まる。
「夏だ!冒険だ!」みたいな爽快感がある作品かと思ってんだが…。丁寧に作られてるし、キャラは魅力的なだけに残念。
原作未読・TVシリーズも未見。(『サマータイムマシンブルース』も)
未来から来たタイムマシンに乗って過去に行ったが、現地で軽率な行動を取ってしまって、このままだとタイムパラドックスが起きて宇宙ヤバイ。
過去の自分に気付かれないようになんとかしないと…という王道のタイムトラベルもの。脚本が破綻なくまとまってて面白い。
「2作あわせて1つの作品」的な映画だけど、2作のクオリティの違いが大きすぎない…?
劇場スケジュールの都合で『君愛』の方から先に観たけど、「これが2022年の劇場アニメか…?」ってなった。
その後に観た『僕愛』は、『君愛』に比べて作画も美術も頑張ってるな…と思った。
…が、こっちも他の劇場アニメや高クオリティな深夜アニメに比べるとけっこう厳しい…。
TVシリーズは何回かチラ見した程度だけど、わりと面白く観た。夏だ!旅行だ!という、王道の劇場版。
恋愛関係まではいかない、シスターフッド的な百合関係の数十年後が描かれている点が興味深かった。
(珍しく)原作既読。(コミックDAYSで無料公開されたときに読んで、その後単行本も購入した)
これも原作からキャラデザが大きく変わってて「大丈夫か…?」ってなったが、こちらも杞憂だった。最初は若干違和感あったが、観てるうちに気にならなくなる。
原作ではSFなメインストーリーと並行して小学生女子の間でのいじめがかなりの解像度で描かれてて「どっちが本題だ…?」ってなったけど、
映画では(完全にオミットされたわけではないが)この要素は控えめになってて(具体的にはコンビニで仕返しするシーンがカットされてたり)、ストーリーの本筋が明確になって観やすかった。
尺の都合でやむなく整理しただけかもしれないが、正解だったと思う。
前作のラストにチラッと出てきたアルゴが今作では最初から仲間になってて「えっ、いつの間に…?」ってなった。
前作ではあったエンドロール後の続編予告がなかったし、とりあえずこれで終わり…?
(「プログレッシブ」とは違う完全新作の劇場版の制作が発表されたようだし)
FSSは未履修。「ソフト化はしない」とか、監督は相当こだわりがある作品のようだが、エンドロールで楽器の表記が「Base」「Electric base」とかになってるのは直さないのか…?と思ってしまった。
公開初日に観に行ったら、客ガチャで大ハズレを引いてしまった。(最前列に座ってた60代くらいの夫婦が、変なタイミングで大声で笑う。ずっと喋ってるとかじゃないから「マナー違反」とまでは言えないし…)
それが気になって内容に集中できず、作品自体の第一印象までよろしくなくなってしまった…。
その後2回観に行ったけど、前作ほど面白く感じなかったのは作品のせいなのか、それとも第一印象が払拭できないせいなのかが切り分けられないので、自分はこの作品についての良し悪しについて語らない方がいい気がする…。
中盤に「①かつては鉱物の採掘で豊かだったが現在は経済的に厳しい小国。これからは農業を基幹産業にしてなんとかなりそうです! 体調が優れなかった女王も快方に向かいそうです!」→「②いかにもな小悪党に女王がそそのかされて…」という展開があるが、劇中でいちばんカタルシスがあったのが①の時点だったので、それ以降は観ててしんどかった…。
テレビだと放送コード的に難しそうなセ○クス連呼から始まって笑った。
1年の最後にすごいのが来た…。めっっっちゃくちゃ面白かった…。
原作未読で、予告を見た段階では「子供たちが謎の孤城に集められて…」くらいの情報しかなかったんで「よくあるジュブナイル小説のアニメ化かな?」くらいにしか思ってなかった。
この作品は、不登校の経験があるかどうかによって感想が違ってくるのかもしれない。ない人が観てもつまらないということは決してないと思うけど、経験がある自分は主人公・こころにめちゃくちゃ感情移入してしまった。
こころを演じた當真あみの演技は、(『アニメ声優』的な意味では)必ずしも上手くはないかもしれない。でも、その若干のたどたどしさも含めて、すごく良くこころという人物を表現できてると思う。
この作品は「静と動」で言えば「静」の方の作品だと思う。それほど激しいアクションシーンがあるわけでもないし、音楽が流れていないシーンも多い。
作画、カット割り、セリフ、演技、どれも控えめなのに、主人公が行動するたびに(ただ家の外に出たり、学校に行ったりするだけなのに)「この後、どうなるんだろう…大丈夫かな…」とずっとハラハラしてた(そのせいか、劇中で1箇所だけあるくだらないネタに不意を突かれてめちゃめちゃウケてしまった)。
特に、こころがある手紙を読むシーン。たった一文の、ものすごく短い手紙なのに泣きそうになってしまった。
ミステリ的な要素もあって、伏線もあちこちに張られてるので「あのセリフはそういうことだったのか…!」と複数回の鑑賞にも耐える造り。
個人的な話ではあるが、なかなか珍しい事だとも思い、1つ書いてみようと思った。
他の人にとっても、この事例から得られることがあるかもしれない。
先に結論を。
私が、AI 技術や自然言語処理技術を展開する都内の某ベンチャー企業 E に入社の誘いを受けたのはしばらく前のことになる。その誘いは代表取締役から直接受けた。
当時、私はAI 技術、特に自然言語処理には詳しい訳ではなかったため、始めはどういう風の吹き回しかとも思ったが、最終的にはその誘いに乗り入社した。
私は一方で学業もあったため、パートタイムとして契約した参画だった。社内的にはインターンと称しているらしい。
入社後は専門的な知識にキャッチアップしていたが、しばらくしたのちあるプロジェクトに専任として関わることになった(ほぼ1人プロジェクトであったため、専任も何もないが…)。
そして、この間に正社員としての話を持ちかけられた。私自身ちょうど就職活動をしていたことにも重なり、すでにいくつかの内定を持っていたが、別の選択肢を考慮しようとも思い、話に進んだ。他の社員や取締役 K と面接をし、最終的に代表取締役から内定を渡された。
そして、他の内定とも比較検討した結果、先述したプロジェクトがチャレンジングかつ大きなもので、それに引き続き携わる責任も手伝って、同社の内定を承諾した。
これに伴って、契約形態も「正社員相当」といったものに変化した。
これは権限などは正社員と同等といったもので、しかし学業や研究がある身分でもあるため、その間の給料の支払いはパートタイムと同じというものだった。確かに、その旨は、業務内容は内定が示す(AI エンジニアかつプロジェクトリードといった)内容に準ずるという形で、契約等に明示されていた。
学生を正社員相当として使うということは、今では少しずつ聞くようになったのかもしれない。例えば、自動運転車を開発するスタートアップ TURING が「ネクストコア制度」を導入し、「ネクストコア学生社員」を募集している。これはそのような1つの(成功)形態かもしれない。
正社員としての入社前に、正社員あるいはそれに近い形で勤務できるという点も、就職を決める上では1つ大きな要素として考慮していた。それは経済的な理由もあるし、また、どのタイミングでも重要な仕事をまっとうしたいという側面もあった。
実際、他に得ていた内定でも、早くから正社員と両立するような内容を盛り込んでもらっていた。
その後、正社員相当としてしばらく勤務していたが、その間に退職の相談を受けたという話である。
ある時、取締役 K から、「価値観の相違があり、今後の中長期的な不幸を考え、辞めてくれ」という話が来たのだった。そして、同時に、業務を休むように告げられた。
これまで関わっていたプロジェクト始め、正社員相当としての権限等を剥奪された。あまりの異常事態に、まずは基礎事項としてどのような契約だったかを問いただすと、取締役 K は「インターンですよぉ〜?」と言うだけで、これ以上有意義な話ができそうにはないと思われた。
突然のことに、当然驚きがあった。代表取締役には、内定時に、「同プロジェクトは大変だが頑張ろう」とも言われていたこともあったためである。
私を誘った代表取締役に事の詳細を聞いてみると、「本件については K に一任している。」という一点張りで、取り付く島もなかった。
その後、数ヶ月にわたり、取締役 K との地獄のやりとりが始まる。
解雇でなければ、退職するかどうかは従業員の自由な意思に委ねられるところだと思う。しかし、正社員相当として与えられていた権限を剥奪されたため、業務に関わることはおろか、プロジェクトや、週次の正社員間ミーティングや、また 1on1 等の機会が失われ、社内の人間関係からも切り離された。
この状況下で関わりが持てる会社との接点は、「退職の相談」を一任した取締役 K だけだった。
すべて取り上げた上で、「相談」の話を毎週繰り返し持ちかけられた。
私が「とりあえず、内容を文面にしてから正式に話してもらいたい」と言えば、取締役 K は「文面にするのは文言の使い方に相当気をつけなければならないから、文は書けない」と言い、(退職に応じる義務はないため)私が応じずにいると、取締役 K からは、「相談にすら乗ってもらえず…」という苦言が飛んで来た。
こうして、業務からも人間関係からも切り離され、会社に関わるなら、退職の相談に応じるしかないという追い込まれた状況がしばらく続いた。
その間にも、人事担当者とだけは多少の話ができてはいた。契約などの確認をし、どういうことなのか確認する機会にはなった。その点、解決の糸口になるのではないかと期待していた。
しかし、人事担当者との話も結局は解決には至らなかった。むしろ、人事担当者から「嫌な業務アサインがあったら、辞めたいとなりますねぇ」と告げられる始末だった。
その後、取締役 K から、業務を変更したとして、元関わっていたプロジェクトから外される旨が告げられた。代わりに、契約に含まれていない業務を、まさに退職を持ちかけてきた張本人である取締役 K のもと行なう、というものに変更された。
そして、業務変更を受けて休業が明け、現在に至る。今後どうなるのかは正直分からない。
正社員を辞めさせるよりも、正社員相当として働かせていた正社員ではない人材を辞めさせる方が都合が良いことだけは確実そうだ。
かろうじて話し合いをしていた人事担当者の対応にすら、もはや望めるところはなさそうに思える。
契約や今後の契約である内定について、その不備等を含めて確かめると、確かに修正が必要かもしれないとして、対応してくれた。何らか会社が認める「事由があり、入社が不適切だと認められる場合には、内定を取り消す」という文言を紛れ込ませるありがたい修正を内定に入れてくれるほどだった(幸い、この修正には気づくことができたが。)
しかるべき就職活動はしかるべき期間で行なった結果、内定を受け最終的に正社員という地位があると思っていただけに、あらためて就職活動を行なう機会損失と、精神的な落胆は小さくはない。しかし、このベンチャー企業で働く将来も想像に難いだろう。
特に技術系の人材不足もあり、学生を正社員のごとく使う向きはあるのかもしれない。ともすれば、やりがいを与えて安く人材を使うという側面が窺えるかもしれない。
そういう場合もあるだろうが、必ずしもそういった場合ばかりとは思わない。きちんと制度化し、真っ当に運用しているならば、それは好都合に作用することもあるのかもしれない。