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はてなキーワード: アンチとは

2024-10-18

anond:20241018063613

これ本当その通りだと思う。

アドバイスが薄すぎるんだよなあの本。それでいて本人は育児全てわかってる風な装いなんだからそりゃ批判されて当たり前だよ。

それでいて何か言われてもしらなかったとか気がつきませんでしたとか言わないからね。ぼく知ってますけど?とかそんなこと気にしてる人がいるんだねとかあげくぼくのアンチからとか。

いっちゃ悪いけど別のベクトルひろゆきだよ。

3大中身同じだろってやつ

JASRACアンチ

・電動キックボードアンチ

・反AI

・アベガ

他には?

2024-10-17

アンチ陰謀論の、反ワク叩き大好きマスゴミ信者共のせいで、ガチ虐殺ワクチンがばら撒かれる可能

 レプリコンワクチンを開発したアメリカ会社が、「何年もデータを集め、長期的な効果安全性を文献で発表したい」と、日本で認可された後に今更ほざいている。

 医者科学者たちからなる、真っ当な日本看護倫理学会による警告によると、このワクチンは、凄まじく危険であるだけでなく、シェディング=感染力まである可能性があり、だとすると、注射サリンをばら撒いているようなものだ。

 もはや、「打った奴だけの自己責任」では済まされないのである

 明治製薬は、露骨なほどのスラップ訴訟で、この団体を黙らせようとしており、マスゴミ宣伝費をばら撒いて、非科学的だと、逆に誹謗中傷の限りを行っている。

 オーストラリアでは、52人の医師弁護士学者政治家から深刻なDNA汚染理由に、このワクチンの即時中止が要請されており、政治問題化しているのに、日本マスゴミは、もちろん誰も報じないどころか、ワクチン安全性懸念を持っただけで、反ワクの異常な陰謀論じゃだと、ボロクソにバッシングしている。

 こんな殺人マスゴミに加担して、ネット民陰謀論叩きを行ってきた日本人たちは、いい加減に恥を知って目を覚ませ。

 こんなサリン同然かもしれないワクチンをばら撒こうと、それに警告しているだけの科学者医者誹謗中傷するマスゴミ共は、日本などどうなっても良い、いざとなれば簡単に捨てて、海外移住できます公言しているのも同然なのだ

 まあそう思ってるだけで、本気で自国利己的な理由だけで滅ぼせるような売国奴を受け入れる権力者など、世界に居るわけもなく、まず間違いなく、こいつらクソどもは、使い捨てで殺されることが決定されてるだろうが。

 こいつらが、目先の利益だけで簡単に寝返った連中は、そういう屑の鉄砲玉を、もう用無しと思っただけで、平気で数えきれない人数始末してきたような奴らなのだ

 こいつらのノンモラルなことは、数々の事件と、こんな大量無差別殺人を目論むことからも、簡単に推測できるだろうに、なぜ自分たち、トビキリの屑で自己中で裏切り者の最低最悪の売国奴に限って助けてもらえると思えるのか、バカ死ぬまで治らないらしい。

 仮に、このワクチンに、そこまでの感染力がなかったとしても、今後、どこかの外国資本製薬会社が、ワクチン偽装した本物の生物兵器をばら撒こうと画策しても、こんなスラップ訴訟がまかり通る国では、誰もそれに警告することは出来なくなるだろう。

 当のテレビ大好きカスジャップ自体が、日本人の安全危惧して、明らかに怪しいワクチンを警告している真っ当な人々より、それを罵って陰謀論者呼ばわりするマスゴミに味方して、陰謀論叩きに執心しているのだ。

 誰がそんな奴らの命を守るために、訴訟リスクを被ってまで警告してくれると思うのか?

 この疑惑ワクチン認可が、岸田政権最後っ屁だろうことは明らかに思える。

 明治ファルマが訴訟を起こしたのも、岸田政権が終わるたった一日前。

 まるで親分トンズラこく前に、虎の威を借りようとして慌てたようだ。

 岸田みたいな輩を首相にすると、その最後に、自分責任を被らないで済むような爆弾を残して、後代に迷惑を掛けようとする。

anond:20241017172039

政治サイトはてなですら支持者もアンチも全く見ないみんつく党って何者なん

2024-10-16

anond:20241016194712

だいたい2018年くらいのお茶の水トランスジェンダー学生受け入れ方針が発表された時にトランスへの攻撃に火がついてバックラッシュが始まった印象やね。

国内では元々はそんなで、それに加えて同じ時期にアメリカトランプを中心に共和党保守派トランス排除を強めていったり、イギリスでもバックラッシュがあったりしたのを、英語を読める日本アンチトランスが取り入れて、Twitter(X)でのデマ拡散とかアンチトランス本やアンチトランス記事翻訳がされていって、今に至る。

アンチポリコレで沸き立つオタクを楽しく眺めたあとで

容姿のよくないオタクルックス格差で苦しむところを眺めるといい感じになる

ライフハックです

菅さん認知症専門医引退を薦められてる

https://www.youtube.com/watch?v=diGMvQRH2dI

アンチ菅さんが耄碌してるって騒いでるのは見たけど、専門家からみてもそうなんや

暇空茜から取り調べをしているのは警部だそうな

https://i.imgur.com/m7Xsr3e.jpeg

偉い立場の者が取り調べに出てくる由々しき事態

ちょっとネットトラブルになって相談しただけで警部なんか中々出てこない

これは暇空と敵対する存在がそれだけ強大だということだ

ナニカグループ崩壊カルピス軍団一斉逮捕もありえるな

暇空アンチ増田も芋づる式に捕まる可能性が高い

今ならまだ謝罪も間に合うぞ?おん?

暇空にカンパして、金額名前を添えてDM謝罪文を送れ

2024-10-15

国民民主党玉木のライブ配信

同接12000でスパチャ80万円www

安楽死反対とか喚いてたはてなアンチ国民がどれだけ泡沫勢力なのかよくわかるなw

anond:20241015112351

ドラえもんズ、面白かったなあ。

あの時もアンチっていたのかなあ

anond:20241015004347

そもそもネトウヨアベシン界隈でも保守党派とアンチで分かれてるんだって

害虫同士の喧嘩とかどうでもいいけど

2024-10-14

嫌いなものにはキモい一言で十分

貴重な人生時間無駄にするな。キモいから嫌いでいい。

他人キモい一言で片付けるなというが、キモい一言で片付けろというのもまた他人

かくいう自分も昔は嫌いな理由を長々と語っていた。

好きなことを語るより嫌いなことを語るときの方が長く熱が入っていた。

自分は、何かを嫌うにはそれ相応の理由必要であり嫌いと言うならばどこが悪いか具体的に開陳するべきという考えを自分に課していた。嫌うのは多分に失礼で重大な行為であり、せめて説明責任を果たすべきだと……。

だが、その結果はどうだ。

得られた反応は「嫌いなことにだけ饒舌」「批判家」「アンチ」「何が好きかを語れよ」「キモい」。

 

とくに解説不要だろう。一般人が嫌いなものに誠実に向き合っても、書評と呼ばれるなどかなりのレベルに達しなければ無意味である

 

キモいは語彙力が低いのではない。経験の中でそれが自他共に最適だと学んでいるのだ。

anond:20241014033224

anond:20241014161803

裁判で負けた側が不当判決とか言ってるのは当たり前だから、そんなんで騒いでる暇空アンチってふだんニュースとか見ないのかなって思ってしまう。

https://www.minpokyo.org/minpowp/wp-content/uploads/2020/11/f8897d616006448d2d6b499947074c6f.jpg

anond:20241014161812

選択肢が多すぎることこそが現代不自由さだからなあ

これは利用できないなんて可哀想系のあてこすりはよく見るけど

同業他社が大量にあるジャンルだと選択肢絞られる方が楽じゃね

アニメとかもそう

面白いコンテンツなんか大量にあって詰んでることに苦しむぐらいなんだから作者がやらかして一個潰れたら詰み減って返って楽

豆乳が好きなのに紀文アンチになったら困るけど挙げられてるのなんかいくらでも代替が効くのしかない

そもそもワコールが男のチンコ擦り付けられた下着販売する店に成り下がったのを忌避するのってフェミに限らんし

スープストックで騒いでたのはフェミ層じゃないけどな

anond:20241014130254

そだねえ…

よくよく話を聞くと確かにそこは危ないし改善必要だよねって思うこともあるんだけど、なんか私の話し方がまずいのか相手を怒らせちゃって、こっちも相手が何が問題だと思ってるのかよくわかんないままなんか怖いな…っていう印象だけ残して終わっちゃうことが結構ある。

それはアンチ側にも促進側にも両方にあることなんだけど。

まあお互いなんかしら色々ここまで傷ついてることがあって、話してるうちにそれが吹き出してきちゃうんだろなって思うけど、何かを成し遂げたい時に自分がやりたいことを自分感情が妨げちゃってるなら、それは一回ネットとかお休みしてメンタルを整えることを優先させるべきなのでは…っては思う。

まあそうも言ってられない事情もあるんだろうけども。

アンチ尊厳死から出てくる例えがどれも尊厳死とは程遠い事例なのクソ笑えるよな

尊厳って言葉辞書で引いてこいよ

anond:20241014095940

その3年の間に野党アンチを増やしてしまうんでないかい?

特にその時期に就職活動をする世代に。

実際に民主党政権下の就職氷河期組とアベノミクス下の売り手市場就職した連中は民主党アンチになっているし。

追記】バズった増田を消した理由

何度かそれなりにバズった増田投稿を消した事がある


理由としては概ね以下の3点

キモいブクマカユーザーキモいコメントをつけていた

②同様にキモいブクマカみたいな連中が面倒なトラバをつけたり返信でレス状態になっていた

③「増田のこれは◯◯なのでは?」と個人情報などを特定しようとするキショい人間が出没した


③はしょうがないと思う

多分言ってる本人もそんなに悪気は無さそうなケースもある

こちらも多少フェイクは入れてるが万一の事もあるから少しでも特定される可能性があると即削除せざるを得ない

それぐらいギリギリの事を書かざる得ない感情文章に乗るのか、そういった増田はバズりやす



でも①や②の方はマジでウンザリする

世間に向けて発信している以上、アンチ的な反応や自分の意に沿わない反発が返ってくるのは多少織り込み済み

けどマジでキモいブクマカの見当違い過ぎて最早芸術的キモすぎてキモいコメントは本当に無理で嫌悪してしま

「ねぇあんた、本当に文章読んでこのコメントしてるの?」と言いたくなる様な、どうしようもないブクマカコメントがつくと

書いた文章すら何かキモくなるというか汚された感覚や、こんなキモい連中に関わりたくねーわという思いが強くなり、バズっても増田を削除してしまう、という流れになる

そしてそういうキショ過ぎるコメントを残しているブクマカ大体同じ様な連中だったりする

汚言症の様なコメント日柄連投している輩なんだから、いい加減運営迷惑ユーザーとして対応すべきだと思うんだけどな


増田が削除されたのを見て「ほら、俺(私)の言う事が正しくて図星だったから削除したんだろ!?ブックックwwwwwマカカカッwwwww」とかイキってんだろうけど

それは完全にネット荒らし思考だよね

もう本気で関わりたく無い接点を持ちたく無いからせっかく投稿した増田を削除してまで逃げ去られてるのに、それすら分からずに勝利宣言してんだから

まともな人間関係築けて無さそうなリアルモンスター感が強すぎて本当に気持ち悪いんだよね




「まさに」という輩がマジギレしてて草も生えないんだけどさ

キモい」「気持ち悪い」とかは汚言症の様なコメントを連投している迷惑ブクマカ普段からやってる事では?

自分を棚に上げて平然としてるその倫理観の無さが嫌過ぎて嫌なんだよね

人間ってここまで厚顔無恥になれるのかと思うとこっちまで共感性羞恥になってくるよ


個人的にはキモい、ってオブラートに包んでたつもりなんだけどな

言語化すると、バズった増田にまともに文章読んでない様なゴミの如きコメントをつけてくる輩ってさ

多分だけど昔から勉強だけはそれなりにやってて、でも結果があまり伴わないからせいぜい中の上ぐらいの成績で、別にまれない家庭な訳でも無いのに学歴も大した事無くて

基本的コミュ障気味なので就活トラウマになるぐらい苦労して、やっと就職したもの仕事があまり出来ず会社からもあまり評価されなくて、職場からは「無口で何考えてるか分からない変な人」扱いで軽んじられていて

一見すると真面目で大人しいタイプだけどその内実は他責性が強くて、実際はそんなに真面目でも無くサボり癖があってそれを隠せる要領の良さも無い人間から周囲の人間から評価も良くなくて、その結果恋人どころか友人すらロクにいなくて

その癖自己顕示欲だけは強いから周りのオタクとか見下してたりするけど現実はそのオタクにすらなれなくて、アニメ漫画にもそこまで関心が無いから「キモオタ」ですら無いだたの「キモい人」なのが客観的評価

強すぎる自己顕示欲と冴えない現実から鬱憤を唯一満たしてくれるのが匿名掲示板SNSで「それっぽい」政治思想語りをする事で、しかしそれすらも自分で考える知能も情熱も無いからどこかの誰かのコピペ丸出しで

そんな連中の臭くて歪んだ自己顕示欲を満たす為に自分増田にネチョネチョした気色悪いコメントを残されると本当にゾッとするから消している、みたいな感じになるけどさ


人生のどこを切り取っても愛される側面や優秀な部分がどこにも無い様な奴でも出来る「ネット荒らし行為でイキってオナってるのに付き合いたく無いんだよね、マジで

黒い虫を見かけた時や、通勤時の電車でたまに見かけるあーうー独り言言ってる坊主頭の◯的障害な人を見かけた時の様な、得体の知れない気持ち悪さを覚えてしまうんだよ

キモすぎるブクマカ連中のキショ過ぎるコメントってのはさ

2024-10-13

ランカ・リーがどんどん色白になったのは悲しかった

金髪碧眼で色白なシェリルに対して、ランカ緑髪赤目で少し色黒だった

あくまでもシェリルと並んで見比べるとという程度で褐色かいうほどではない

あの強い髪と目の色には色白なより少し肌の色が濃い方があっていた

代表的ビタミンカラーの「星間衣装」の衣装もあの肌色に映えていた

でもランカはどんどん版権絵での色白化が進んだ

色白なシェリルの方がキャラ人気が出たから、肌の色が濃いのは女の子として「可哀想」だから、より色白にシェリルが描かれるのは「贔屓」だから

ランカファンアンチも、それこそスポイトでランカ肌色抽出して「シェリルパクリホワイトウォッシュw」「シェリルの方が今や黒いwシェリルの負けw」と言い合っていた

村上春樹作品ポリコレガン無視云々で思い出した恩師との会話

ノルウェイの森キモいとか嫌いだったとかコンプラの欠片もないとか色々言われている(私はノルウェイの森に関しては学生時代映画を観てヒロイン役の水原希子が「もう二度と演技の仕事はやりたくない」みたいなコメントをしていたこしか覚えていない)。

そういう意見に対する反応の中に「コンプラ違反キモい小説禁止されるようになったら小説は終わりだ」みたいなものがあった。

それを見て、以前に恩師と話したことを思い出したので、何となく回想する。ただ、記憶曖昧な部分も多いので、架空の話と思ってもらったほうがいいかもしれない。

恩師(A先生とする)は文学が専門の大学教員で、ゼミでお世話になった。私はリアル留年するレベル卒論に手こずったのだが、A先生は急かすこともなく私が自分なりに納得できるものを書き上げるまで待ってくれた。私がA先生を恩師と呼ぶのは、その「恩義」によるところが大きい。

昨年の5月、久しぶりにA先生を訪ねた。先生はその年の3月大学早期退職していたので、会ったのは駅の近くのルノアールだった。

挨拶やら近況報告やらを経て、話題A先生が定年を待たずに大学を去ったことに移った。先生退職理由について「学内の過剰な『コンプラポリコレ意識に窮屈さを感じた」というようなことを話した。

私は少し身構えた。当時の私(今もだが)はどちらかといえば「コンプラポリコレ重視派」というか、フェミニズム共感したり、不公正に違和感を抱くことは大切だと思ったりする人間だった。Twitter(現X)のおすすめタブも、かなりリベラル寄りに構築されている。だから尊敬するA先生がいわゆるポリコレアンチだとしたらちょっと嫌だなぁ困るなぁ、と思ったのだ。

私はA先生の話をもっと聴くことにした。先生言葉をどうにか納得できる形で解釈するための材料が欲しかった。

A先生は、最近学内には過剰な(と先生が感じる)ほどの「配慮」を求める空気がある、と言った。例えば、講義の中で残酷と思われる映像を扱う時に、事前に警告して「苦手な人は見なくていいですよ」と言わなければいけないのだという。

そのような「配慮」は、私も見たことがある。以前、NHK地上波ドラマで、作中に出てくるセンシティブな要素(性的描写暴力自傷行為など)について冒頭で警告していた。ある種のネタバレとも言えるのだが、人によってはフラッシュバックを起こしかねない描写に警告を入れるのは「正しい」ように思われた。

大学サイドはクレームを恐れている。事なかれ主義的に先回りして、学生を傷つける可能性の芽を片っ端から摘んでいる。それは学問を教える場としてあるべき姿だろうか? 人間が学び成長する契機の一つは『ショックを受けること』だ。本来人間には、ショッキング経験咀嚼し消化することで新たな知見や価値観を得る力がある。『コンプラ』に基づいた『配慮』によって学生たちをショックから『守る』ことは、彼らの『ショックを消化する力』を信頼していないということではないか?」

といった内容を、A先生は語った。確かに、誰でも見る可能性がある地上波ドラマと違い、大学講義を受けに来るのは一定以上のリテラシーを持った一定以上の年齢の学生に限られる。「後から訴えられるリスクを避けるため」という理由だけで、彼らの「ショックを受ける権利(≒成長する権利)」を奪うのは、学問の場の在り方としておかしいと言えるかもしれない。

また、A先生は「今これを読んでいるのだけど」と、明治時代私小説(確か森鷗外)を見せてくれた。詳しいあらすじは忘れてしまったが、端的に言ってクズな男の話だった。

「この話は、『ポリコレ』としては全く『正しくない』。だが、そういう『正しくなさ』を持っているのが人間ではないのか。そして、人間の正しくなくて醜くてクズな部分をも描くことができるのが文学(≒フィクション)ではないのか。『ポリコレ的に正しい』文学しか認めないというのは、非常に危ういことだ」

と、A先生は語った。これはまさに今回の村上春樹作品の「正しくなさ」論争に重なる話だろう。

ポリコレ」つまりポリティカル・コレクトネス」とは本来政治的な正しさ」を意味する言葉だった。ゆえに、配慮対象となるのはあくま現実社会を生きる人々であったはずだ。にもかかわらず、今ではフィクション評価軸として「ポリコレ」が使われており、なおかつ「ポリコレ的に正しくない」作品非難対象となっている。

だが、A先生の専門である(そして私が多少なりとも学んだ)文学という分野において、フィクションを「ポリコレ的に正しいか否か」で評価することはある意味危険視されている。文学にとって「多様性」は命だ。文学は唯一絶対の「真理」を信じない。なので、「ポリティカル・コレクトネスはどんな時も決して譲るべきではない」という立場とは、そもそも相性が悪いのだ。さらに、先ほどの先生言葉の通り、文学は「正しくないもの」の居場所でもある。フィクションには、現実社会では犯罪になるような行為差別的とされる感情も受け入れる余地がある。もちろん、受け手がそのようなフィクションに触れて「キモい」「傷ついた」「作り手の人格を疑う」などの反応を返すことは当然ありうるし、(特に商業的な作品では)作り手がそういった反応を回避するためにコンプラポリコレ意識することも普通にあるだろう。だが、「正しくない」フィクションを一律に禁じ、「正しい」フィクションけが存在を許される事態は、少なくとも文学畑の人間からすれば「あってはならない」ことなのだ。

1時間少々をルノアールで過ごし、私とA先生は再会の約束をした後、駅で別れた。電車の中で、私はずっと先生との会話を反芻していた。今思えば、私はまさに先生発言に「ショックを受け」、それを咀嚼し消化しようとしていたのだろう(この投稿自体がその行為の一環といえるかもしれない)。

最後に、フィクション受け手を傷つけることについて、思うことを書いておく。

私は昔から小説漫画など色々なものを読んできたが、その中でショックを受けたり傷ついたりしたことも少なくない。今でも覚えているのは、小学生の時に読んだ児童書で、登場人物クラスメイトのことを「グループ渡り鳥」とバカにしている描写だ。当時の私は特定グループ所属していなかったので、「私は『グループ渡り鳥』なんだ、良くない状態なんだ」と思い込み自己肯定感が下がっていった気がする。

それでも、私の基本的スタンスは「傷つくのは受け手事情」だ。明らかな悪意に基づくものならともかく、一般的フィクションに触れて傷ついたとしても、それは「自分の傷つきやすい部分に当たった」に過ぎない。「勝手に傷つくお前が悪い」とは言わないが、少なくとも「人を傷つける作品が悪い」とはならないと思っている。そもそも、誰も傷つけないフィクションなんて、誰も感動させないフィクション同義ではないのか。

以上、長々と書き連ねたが、今言えるのは、私が恩師にまた会える日を楽しみにしているということくらいだ。そしてその時には、また色々な話がしたいものだ。

2024-10-12

アンチ村上春樹による「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」のレビュー

アンチ村上春樹です。

万が一傑作である可能性に賭けて一応読みましたが、そのギャンブルは失敗に終わりました。よくこんな話を恥ずかしげもなく世に出せたものだ、というのが率直な感想です。

以下ネタバレあり】

あらすじは「高校時代にできた男3女2の仲良しグループからあるとき絶縁された男がずっと鬱々と暮らしていたが、36歳になってやっと気が合うセフレめぐり逢い、昔のトラウマ解決するよう言われ渋々腰を上げたと思ったら全員にノーアポで会いに行き近況と当時の真相を聞いてまわる話」。

電話メールFacebookであらかじめ連絡を取れや何を眠たいことやってんねん阿呆か、と思うタイプの人にはこの小話はまったく向いていません。

鬱々とした心情描写が延々と続き、全然ストーリーが進まないため5ページ読み進めるごとに強烈な眠気との戦いに都度勝利する必要があります

以下、特に気に食わなかったことを記します。

"ディジタルウォッチ"

のような英語ネイティブかぶれの呼称

"「こんな時間に本当に申し訳ないと思う」

「こんな時間って、いったいどんな時間?」

「午前四時前だよ」

やれやれ、そんな時間が実際にあったことすら知らなかったな」"

といった気が利いてる風の間抜けな会話

"「フィンランドにいったい何があるんだ?」と上司は尋ねた。

シベリウスアキ・カウリスマキ映画マリメッコノキアムーミン」とつくるは思いついたことを並べた。"

この、「俗物の非インテリである貴様には知りもしない文化的なことがフィンランドにはこんなにあるし、それを当然俺は知っているし、さらもっと深遠な目的が俺にはあるのだが貴様には到底理解できんだろう」という衒学趣味の受け答え

悩み事があるからと、それが無上の理由であるかのように罪悪感の描写もなく自分で注文した料理をしゃあしゃあと残す思い上がり

…全編このような愚にもつかない内容で構成されておりいちいち上げつらうと宇治十帖よりも長くなってしまうのでこのあたりで切り上げるとして、根本的に気に入らないのは、自分の力で人生を切り開く気概主人公に無いことです。

改めてネタバレを含めてストーリーかいつまんで言うと以下の通りになるわけです。

1.仲良しグループ(男3女2)からハブられたか死にたい

2.でもなんとなく死ねなかった

3.孤独ぶってたら妙に男の後輩Zに懐かれ仲良くなるがある日急に去られて寂しい

4.幸運にも向こうからグイグイくるセフレXができて人生がマシになった

5.セフレXに「昔のトラウマにきちんとケリをつけてから改めて私との関係を構築せよ」と言われ旧友たちの連絡先を取りまとめて渡されて初めてやっと重い腰を上げる

6.「そうした方がいいと思った」という曖昧理由によりノーアポで旧友男A.男Bを尋ねてまわるが、かつて若々しい夢にあふれていた彼らも今やくだらない仕事をしており無常を感じる

7.なんとなくの想い人だった旧友女Cが主人公レイプされたと虚言を吹聴していたことが主人公が絶縁された理由であったことを知る

8.その旧友女Cは何者かに殺害されもうこの世に居ないことを知る

9.旧友を訪ねてまわる最中セフレXが別の男と心底楽しそうに街を歩いてるのを見かける

10.主人公のことをなんとなく好きだった旧友女D(人妻)にフィンランドまで出掛けて行って会い、改めて事件の内幕を聞き、さらに昔は好きだった的なことを言われて恥ずかしげもなくハグしてエモい気持ちになる

11.過去の話に一応ケリがついたので改めてセフレXが寝盗られてたことを思い出し「とくに理由はないけどほかに好きな人がいるんじゃない?」という声の震え丸出しクソダサ詰問を朝四時に電話で仕掛けるも「いやお前、いま早朝だし後日な」ともっともな事を言われて訳知り顔で引き下がる

12.特にオチはなく以上

ね?わかるでしょ?

IQが3ポイント以上ある人ならどなたでもお分かりだと思いますがこの本、最初から最後までクソダサ男のヘナヘナ日記帳しかありません。この本を読んで得られる人生真実は何一つありませんし、後に残る感想といえば「だから何?」に尽きるというものです。この文章を参考にして青春時代を過ごそうという若者が居たら絶対に制止したほうがよろしい。この主人公のような受け身精神性では、貴重な若い日々を無駄にすること請け合いからです。友達に絶交されて酒飲んで寝て起きてなんとなく暮らしてたらワンルームマンションと都合のいいセックスフレンド(EDでもまったく気にせず優しくヨシヨシしてくれる)が手に入っていた、なんてことは通常起こりません。「押し入れから巨乳美少女が出てこねえかなあ…」というニート妄想レベルが同じです。かかる程度の低い思考回路をさも深遠高尚であるかのような描写に仕立てて凡人の無能さ・非積極性肯定し甘やかすことは若者を含めたほとんどの人間に対し悪影響であり、社会経済上、および文化芸術の発展からして害悪であると言わざるを得ません。

以上の理由により本来は星0つですが、言論出版の自由、また「くだらない内容であるにも関わらずレビューは高評価である」という事実から導き出される「人間雰囲気物事判断している」という気付きを与えてくれたことに敬意を表して星1つです。

しか最後になりますが作者の翻訳したほかの作品群は本当に素晴らしい。それらを見るに作者は読解力と文章力は抜きん出た人物であると見受けられます。したがって、本当は彼には物事真実を見抜くセンスがあるはずです。いつの日かこのような茶番自己承認と小銭を稼ぐのをやめ、今の自分の軛を脱し、人生真実を描き出す傑作を上梓してくれることを願ってやみません。

anond:20241012104218

黒子のバスケ逮捕前後ネットの反応ガラッと変わったな

犯人不明の頃は腐女子が反転アンチになってやらかしたという想定が多かった

「女らしい陰湿犯行だ、ヒステリー起こして感情的にやってる」

事件内容が盛んに女叩きに使われた

でも捕まってみたら男だった

評価は一転

「中々捕まらない計算され尽くしたあの連続事件、女には無理だよな!犯人手際の良さは男性じゃないと無理」


犯人は、高卒漫画家に憧れていたが漫画家になれず派遣をやっていたバスケ好きのゲイ

黒子作者は、上智大学に進学したが在学中に漫画家デビューして中退し、バスケ特に思い入れないが「男同士の切磋琢磨や泣き顔を描きたい」との理由で題材にした

有名私大に進学できる学力と金があるのに惜しげもなく中退して捨てたこと、サクッと新人賞応募漫画がそのまま連載化して人気になったこと、思い入れもないのにバスケを題材にしたこと、男同士の関係同性愛的に描くこと、それらが犯人を怒らせた

同じことに怒っているアンチネットに大量にいたので容易くその怒りも叩きも正当化された

初期は絵がかなり下手だった、バスケ漫画の名作スラダンと比べると迫力ない、他にも様々な叩きがあったし、「黒子ファン腐女子だ」とファンへの攻撃も目立った

ファンが支持するせいで目障りな黒子の連載が続きアニメやグッズが出ると犯人の怒りはファンにも向かいファンイベント脅迫対象になった

腐女子二次創作イベントなんか男は知りもしない。そんなの脅迫するのは腐女子だろ。女の敵は女w」と脅迫事件自体黒子ファン叩きに使われた


黒子のバスケ同人オンリーイベント漫画DVDの発売店舗、関係ない高校生バスケ試合などが作者中傷文とセットで脅迫されイベント試合は中止

黒子コラボしていたお菓子を購入して毒物を仕込んだものお菓子メーカーに送られ、店頭商品にも毒物を仕込むと脅迫してコラボ中止

上智大学敷地内にも硫化水素発生装置が作者への中傷文とセットで設置された

全部「いかにも腐女子がやりそう」「女が陰湿」「腐女子同士の内輪揉め」認定で、犯人逮捕で男とわかった瞬間に「巧妙な知能犯」「鮮やかな犯行」になった

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