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はてなキーワード: 配偶者控除とは

2021-12-25

anond:20211225003504

結婚後の女性年収配偶者控除社会姿勢などもあるからあえて低く抑えられたりしている収入の数値にすぎないのに、「ジェンダー平等を達成できるかどうか」という抽象的な結果との関連性がないんだよな。これを立証できるような魔法の数値では到底ない

しろ単にその数値からジェンダー平等を達成したいなら、女性賃金を上げることを先に主張するのが自然だよ

この世にはほとんどお互いに妥協できるかお互いに結婚したいと思える等価しか存在してないから、40%の男性結婚をしたいと思ってもらえるような価値釣り合う女性がまだ見つかってないんだろ

2021-12-20

anond:20211220233859

結婚しなきゃ配偶者控除が受けられねえんだよ

苗字を変えるくらいの不利益くらいどうってことねえよ

2021-12-14

「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」のやりとりの顛末

例の「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」のやりとり、いろいろ錯綜しながら進んだ結果、元増田がすごいことを言い出していた。



元増田同性婚推進派は『誰も損や不利益を被らない』と言うけど、配偶者控除と3号でMAX兆円規模の財源が必要になる。同性婚推進派はみんな嘘吐き

https://anond.hatelabo.jp/20211208080728

反論増田配偶者控除と3号をどう計算しても兆円規模に届かない。同性カップルの多くは異性カップルのように分業しない。元記事元増田引用した「どーでもいい規模」「だーれも損や不利益を被ることはない」というブコメ同性婚について言及してない」

https://anond.hatelabo.jp/20211210093104

元増田「(試算の内容には触れず)配偶者控除相続税にも存在する。同性カップル子どももいないし平均資産が多いから、給与配偶者控除を吹き飛ばすぐらいの巨額の税収減になる。あとそいつらは同性婚言及してなくても同性婚推進派だ、賭けてもいい」

https://anond.hatelabo.jp/20211208080728

反論増田相続税配偶者控除二次相続負担軽減のための制度子供がいなければ、結局残った配偶者の死亡時に相続税を取られる。後で亡くなる側の資産総額が増えるから、むしろ総税収が増える可能性もある」

https://anond.hatelabo.jp/20211213104345

イマココ

元増田相続税配偶者控除による税収の変化には触れず)

相続税複数世代を語っている件だけれど、そもそも同性婚世代をつなぐ事をほぼ拒絶した生き方ではないでしょうか?

同性愛別に構いませんが、異性婚をして世代をつなぐ、あるいは繋ぎたいと願った事の有る人と同列の相続ストラテジー適用するの、本気で身勝手だと思いますよ。

同性婚推進派は嘘つきで欺瞞を吐き、最低限の倫理も無いと自白して楽しいのかな?

そういう風に正義の実現ではなく、利権争いのレベルまで運動の意義を落としていくとですね、既存権利である異性婚カップルから当然反発が出ますよ。

https://anond.hatelabo.jp/20211213111327

たとえ国の税収に影響がなくても、「世代をつなぐ事をほぼ拒絶した生き方」を選んだ同性カップルの先立つ側が(異性法律婚カップルと同じように)残された側に遺産をそのまま渡したいと願うこと自体、「本気で身勝手」で「最低限の倫理も無い」のだ、と言われてしまいました。それは「正義の実現ではなく、利権争いのレベル」なんだそうです。


要は、たとえ誰も損しなくても、国の財源を圧迫しなくても、所詮子供を作れないお前らが異性愛者と同じ幸せを願ったり、自分の死後にパートナー生活を少しでも楽にしてあげたいと望んだりするのはおこがましいのだ、と。身の程を知れと。


元増田は、最初は「正義の為とか公正の為に同性婚を認めよって話ならいいんだよ」「同性婚推進が悪いとは一言も書いてないのよ」「もちろん私も、幸福追求権の尊重には賛成しますよ」というような言い方してたけど、結局こういうことなんだよね。色々と本音がむき出しになって、話がわかりやすくなって、大変良かったと思う。

2021-12-13

anond:20211213111327

相続税についての言い訳全然何が言いたいのかわからんだけど…

「異性婚をして世代をつなぐ、あるいは繋ぎたいと願った事の有る人と同列の相続ストラテジー」って何?

元増田が言ってるのは、「同性カップルでは配偶者控除を使えなくして、片方が死ぬとき自分パートナー相続税課税された形で遺産を残す(遺贈する)べきだ」ってこと? それは、言い換えれば「パートナーの側は、相続時点ではパートナー遺産を目減りした形で受け取って、自分死ぬ時は、そこで目減りしたぶんだけ相続税が減額されるべきだ」ってこと? 結局国に入る税収は同じじゃん。わけわからん

anond:20211213113652

自分が振ってボコボコ論破された相続税配偶者控除について一切言及せずに「顔真っ赤にして反論」「都合の良いところをチェリーピッキング」「そりゃ自分の都合の良い所をピックしてコメントつけるだけなら、アホでも論破した気持ちにはなれますね」「まぁ賭けてもいいですけれど、私が引用した人たち間違いなく同性婚推進派ですよ」とか言い出してる点でお察し

anond:20211213111327

元増田相続税の話を自分で出しといて、このお気持ち反論はさすがにないわ。

「それこそ、給与配偶者控除など吹き飛ばすほどになるかもしれませんね(キリッ」はどうしたんだよ。一次相続のことしか考えてなかったってこと?

anond:20211213111327

元増田反論が一切ないところを見ると、自分の持ち出した「相続税配偶者控除」の議論でも完敗してしまったのか…?

anond:20211212111755

相続税配偶者控除、三号保険企業負担分は本来国庫に入る法人税、子無しの遺産はそれなりの割合国庫に入るカネ。

このあたりを詰めないとガバガバじゃないかな。特に配偶者控除については元増田言及しているが給与収入限定しているわけではないし。

相続税配偶者控除を利用しても、子なしのカップルなら、二次相続で結局「子無しの遺産」になるよね。追記しといたけど。https://anond.hatelabo.jp/20211213104345

真ん中の「3号の企業負担分」も実質的には税収減だ、というのは主張としてありだけど、同性婚カップルでの3号被保険者該当率が現在の異性法律婚カップルと同じだとして計算しても2500億円、ありえない想定だけど全てのカップル(=「MAX」)が3号被保険者になるとしても4000億円。これを「MAX」兆円規模と主張する方が、よっぽどガバガバだと思うよ。

「『なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?』の増田の嘘」の追記

追記字数オーバーしたのでエントリを分けた)

https://anond.hatelabo.jp/20211210093104 の続き。期待通りに元増田反論追記されていたが、ずいぶん主張のトーンが弱気になってるのは笑えるとして、内容自体が「そのレベル認識で、あんなイキった文章書いてたの?」という内容で、逆に驚いてしまった。

新たな反論は、実質的には

例えば「配偶者控除」は相続税にも存在する事をご存知でしょうか?

直近年度でざっくり2兆円ほどあるこの相続税現在は1.6億まで配偶者控除が有りますので一般市民夫婦はほぼ払っていない現状です。

亡者138.1万人に対して課税された被相続人11.5万人。日本10世帯1世帯程度の億万長者が存在しますので、まぁこんなものでしょう。

ちなみに相続額は全体で15.7兆円1人あたり1.36億円、相続税額が全体で約2兆円、1人辺り1700万円だそうです。

https://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/820.html

相続が発生したケースの内、どれほどの割合配偶者控除を利用したか統計が見つかりませんでしたが、同性婚場合子供への相続基本的に発生しません。

極めて稀な事故等で同時に死亡というケース以外は資産の全額に配偶者控除適用されると考えて良いでしょうね。

更に、ご主張によれば同性愛者はダブルワークだそうですね。レズ貧困と言いますが、現代社会において同居ダブルワーク子無しで貧困は、家族自身に何らかの障害が有る人だけです。年収220万×2(東京都最低賃金で8時間22日労働)ですら都内生活可能ですね。

更には、ダブルワークゲイの富裕もあります

となると専業主婦子供を抱える割合も多い一般家庭よりも、同性婚全体の資産平均は上振れするのではないですか?

それこそ、給与配偶者控除など吹き飛ばすほどになるかもしれませんね。

というくだりだけなのだけど、元増田相続時の配偶者控除が「親世代での相続相続税がかかって、そこから世代への相続時にまた相続税がかかると、子の世代二次相続負担が重くなりすぎるから」ってことで作られてる制度だということはわかってるのかな? 横方向(同世代)の相続では取らずに、縦方向(子世代)の相続の時に取る、というのが相続税基本的な仕組みで、逆に言うと、異性婚だろうが同性婚だろうが、両者の間に子供がいないなら、結局もう片方が亡くなった時に取られる。

子なしカップル場合配偶者相続税が全額控除されても、そこで相続された資産は、今度はその配偶者が亡くなるときに、配偶者の親・兄弟姉妹らへの相続か、②配偶者指名した誰かへの贈与(遺贈)か、③法定相続人がいない場合国庫納付という形で、しっかり相続税の網がかかる。この①②③のいずれも、法律上単身者(今の同性カップル法律的立場)が亡くなった時の相続と同じスキームだ。

しかも①②のケースでは、2人の資産が片寄せされた結果、残された側の資産総額が増えて基礎控除カバーできない課税相続分が増え、一次相続二次相続を含めた相続税の総額がアップする可能性も高い異性婚カップルの相続戦略では「目先の配偶者全額控除を目当てに配偶者に全額を相続すると、二次相続も含めた相続税の総額が増えるので絶対NG。妻には生活上必要な最低限の額だけを残すべき」というのが常識だが、その最大の理由もこれだ)。

「後で亡くなる側に法定相続人がたくさんいる(両親が既に亡くなっていて、兄弟姉妹がやたら多い場合など)」などの特殊なケースでは、資産額と人数しだいでは基礎控除額が増えて税収減になる可能性もあるが、少子化により今は全体の40%が一人っ子家庭になっていること、兄弟姉妹への相続税が2割加算になることなども踏まえて考えれば、相続税税収全体への影響は微々たるもんだろう。このへんの感覚は、自分自身相続についてちゃん検討経験したことがあるならすぐわかると思うんだけど、元増田相続はまだなのか? だから一次相続時点でのことしか考えずに「それこそ、給与配偶者控除など吹き飛ばすほどになるかもしれませんね」などと得意げに書いちゃったのか? 前回エントリ以上の大失態をやらかしちゃったのか?

元増田は「同性カップルには子供がいないか配偶者が全て相続でき、配偶者控除恩恵を受けられる」という指摘が反論になっていると思っているようだが、それによって最終的に国庫税収がどう変わるか、どれぐらい国民の税負担が増えると思うのか、具体的なシナリオを挙げるでも、ざっくりしたシミュレーションでもいいから、ちゃん説明してみてほしい(少し考えてみれば、自分がどんだけおかしなことを書いたか気づくと思う)。

それが説明できなければ、どれだけ元増田側の「MAX」の仮定を積み上げても届かないはずの「兆円規模」をホラーストーリーとして振りかざしてた前半部と同じ、全くエビデンスのないまま何か重い負担があるような「匂わせ」だけを書き捨てる手法を、また繰り返してるだけだ。もちろんできるよな?

そして元コメ同性婚向けではないという話ですが、同性婚無しでパートナー制度だけでオッケーの人ですか?


自分はそんなこと一言も主張してないだろ。というか、お前が同性婚とは無関係のことについて寄せられたブコメを、同性婚についての言及であるかのように引用し、根拠のない「同性婚立法化による到底『どーでもいい規模』とは言えない税収減」を喧伝して、彼らを「嘘吐き」と罵倒してるってことを指摘してるんだ。なに話をズラして自分ウソをなかったことにしようとしてんだよ。

それならタイトルにある「同性婚推進派」が間違っているとなりますので撤回しますよ。当然ですが、あなた方も二度と同性婚推進しないでくださいね


もちろんタイトル撤回するべきでしょ。それが自分のついたウソ・誤魔化しへの最低限の落とし前じゃん。ウソがバレたら「ごめんなさい」するのは常識だろ。なに取引条件みたいな言い方してんの? バカの上に恥知らずなのか?

後半で突然「あなた方」ってデカ主語を繰り出してくるのは笑っちゃうけど、俺個人はずっと同性婚容認するし推進もするよ。自分そもそも国民負担が増えようが増えまいが、法の下の平等に照らして必要是正ならやるべきって立場から。それに、元増田ウソだらけの試算と違って、それによる国民負担の増加は十分に許容できるレベル(君の言い方で言えば『どーでもいい規模』)だと思ってるから

ともかく、お前は今回のやりとりの兆円規模どころかプライスレス屈辱を、今日から年末まで毎晩思い出して、布団の中でのたうち回り、枕を濡らしながら令和4年の元旦を迎えろ。それから相続についてはもっとちゃん勉強して自分相続に備えろ。これから寒くなるけど、暖房乾燥しすぎて喉を痛めないように気をつけろ。わかったな。

『「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」の増田の嘘』の嘘

https://anond.hatelabo.jp/20211210093104

異性婚カップルでは「片方がフルタイムワークで働き、片方が家庭に入って配偶者控除や第3号被保険者対象になる」という分業戦略有効からだ。男女の間に「働ける職場範囲待遇」に構造格差があるから異性愛カップルでは「夫が正規雇用、妻が非正規雇用103万円の壁・151万円の壁の範囲内で働く(あるいは働かない)」というオプションが取れる。しかし、同性カップルではこの戦略はあまり機能しない。なぜなら:

男性同性カップルは、両方とも正規雇用の安定・高収入職種就業している可能性が高い

女性同性カップルは、両方とも非正規雇用不安定・低収入職に就業している可能性が高い



これは嘘ですね。

男女の待遇格差の根源は女性妊娠出産と一手に引き受ける家事が原因です。

同一時間労働をする男女の賃金格差は有りません。

その証拠に、新卒採用時の男女に賃金雇用数の格差は無い。日本待遇格差とは就労時間の長短で決まっており、

女性が不利と言われるのは妊娠出産家事時間を取られる事が多いからです。

しろ昨今は女性管理職を増やせと経営から度々言われる事は社会人の皆さんなら御存知の通り。

脳が平成初期で止まっている人以外は、能力が有り仕事に打ち込める女性が昇進出来ないなどありえないとすぐ理解できる。

レズビアンカップル妊娠出産する事が稀であり、精子提供等を選んだとしても、家事育児を片方が一手に引き受ける必要は無い。

万が一、片方が一手に引き受けたとしても、それは男女の異性婚と何ら変わる事は無い。

レズ貧困とやら原因は、男女格差以外ですよ。

まぁ反論増田自覚しているのか、レズ貧困については一切データ出してませんね。

出したら自分の嘘がバレますからね。仕方ないね

2021-12-12

https://anond.hatelabo.jp/20211210093104

相続税配偶者控除、三号保険企業負担分は本来国庫に入る法人税、子無しの遺産はそれなりの割合国庫に入るカネ。

このあたりを詰めないとガバガバじゃないかな。特に配偶者控除については元増田言及しているが給与収入限定しているわけではないし。

2021-12-11

お前も婚姻廃止派にならないか

同性婚ができたところで、結局おれは異性愛者なのでわりと関係ない

いや、宇宙に俺に関係ねえものなんてねえんだ、という声もあるし、厳密に言えば関係ないってことはないんだろうが、まあしかし、実感として関係ねえ感が強い

同性愛者は結婚できません

そりゃひどいね

同性愛者が結婚できるようになります

へーよかったね 

その程度の温度感しか持てない

それはよくない

よくないので、自分にも関係があるような感じにしたい

結局同性婚ができないのの何が悪いかっつうと、「異性愛者は結婚によって法的な優遇が受けられるのに、同性愛者は受けられない」ことだろう

これを解決するには、アプローチがふたつある

1.同性愛者も結婚によって優遇が受けられるようにする

2.異性愛者も結婚によって優遇が受けられないようにする

どっちが心に響くかっつったら、ダンゼン2.ですね

まず、考えてみると、1.の場合は結果として知り合いでもなんでもない、恋愛パートナーがいる同性愛者が、トクをするってことになる

知らん上に俺よりパートナーがいるって点で「上」にいる人間がトクをして、俺は嬉しいか

ぜんっぜんうれしくねえ むしろムカつく

だって結婚によって優遇されてねえよ

なぜ「敵」を増やすような社会運動賛同しないといけないのか?

俺は公正より自分の快・不快を重視したい 獣だから

というわけで、オペレーションB、婚姻制度破壊ですが、これは素晴らしいですよ

恋愛パートナーのいる異性愛者がソンをし、恋愛パートナーのいる同性愛者は別にどうもならない

これだよこれ これしかない

世界が公正になるうえに、俺より「上」の人間がソンをするんだから、賛成しない理由がない

同性婚なんてクソだ 異性婚もクソだ

全部無くしましょう全部

ガキむけの補助金なんかは多少残してもOK 将来俺を支えてくれる貴重な労働力なわけだし

考えてみりゃ、ただ結婚してるってだけで優遇があるのはどう考えてもおかしいんだよな

意味わかんねえもんな

ガキ育てるのは大変なんで金やりますよ え、ガキいない?じゃー知らねえよ びた一文やらん

そういう姿勢でいてほしい

 

俺は同性婚制度の導入には反対です

なぜなら、それは憎むべき婚姻制度の強化に他ならないからだ

婚姻制度自体廃止しろ

異性愛者でも配偶者控除とかなくせ

意味わかんねえんだよ なんなんだ扶養って いつの時代だよ

病院では、誰も面会できないようにしろ

家族関係ねえよカス 血が繋がってるからなんだ

パートナー関係ねえよカス 他人だろ

人間って結局全員他人だし、死ぬときはひとりで死ぬべきだと思うんですよね

とにかく、結婚パートナーシップも全部反対 全部反対でーす

全部無くしましょう

全員、法的には天涯孤独非モテ引きこもりとおんなじ扱いにしましょう

つか、日本国民全員死刑しましょう

全員で死刑になりましょう

みんなで死刑執行ルームに入って、目の前のボタンを一億二千万人で一斉に押そうぜ

3人で押すだけで罪悪感が減るらしいから、一億二千万人で分け合ったらぜんぜんへーきだよ

うそうそ うそです

俺を死刑にしてください

俺が言いたいのは実際そこで、とにかく俺を死刑にしてほしい

誰も死ななくていい 俺だけ死ねばそれでOK

結婚でもなんでも好き勝手いくらでもやってくれ

俺だけ死なせてくれ

頼むマジで もう嫌なんだ

anond:20211211103732

配偶者控除扶養親族控除!16歳未満親族

子育て家族がどれだけ税金免除されてんのか

DINKSが払ってやってんだぞわかってんのかって話だよな

2021-12-10

「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」の増田の嘘

「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」という増田エントリ https://anond.hatelabo.jp/20211208080728 に、そこそこブックマークがついている。この元増田は、同性婚推進派が配偶者控除や第3号被保険による社会的コスト増の可能性を想定していないことを「嘘吐き」「都合の悪いファクトを隠す」と激しく非難している。ハンロンの剃刀(愚かさで十分説明されることに悪意を見出すな)という格言真逆という感じがするが、この増田の言ってること自体、よく読むと全くファクトに基づいていないのだ。いささか鼻についたんで長々書いてやる。

「兆円単位の財源が必要」って、一体どこから試算?

まず、元増田が何度も強調して論の中心に据えている「MAXで兆円単位の「新規財源が毎年」必要」「兆円単位新規財源は当然納税者税金から賄われる」について。増田仮定として、日本国内LGBTQ+が1000万人を超えるほどいるとし、さらに「この人数に同性婚を認めて将来的に2~3割が同性と結婚すると100万人以上の配偶者控除と3号保険が発生しうる」と言う。

おそらく、1000万人 × 2.5割 = 250万人=125万カップル で、その同性婚カップルの全てでパートナーの片方が専業主婦/主夫を選び、103万円(配偶者控除)〜150万円(配偶者特別控除)の壁に収まるようにパートなどで働く(or働かない)という計算での「MAXなのだろう。そもそも同性婚」の制度が何らかの形で立法化されたとして、そこで配偶者控除や第3号被保険者制度適用されるような建て付けになるかどうかは現時点では全くわからないのだが、まあそこはよしとしよう。

配偶者控除の「MAX」は820億円

というわけで、まず同性婚カップル125万人分の配偶者控除配偶者特別控除を概算する。2020年配偶者控除対象となったのは970万人、配偶者特別控除対象となったのは122万人で、この2つは重複できないので、合計1092万人いたことになる。この配偶者控除配偶者特別控除によって控除される税の総額は、以下の2016年試算によれば約7200億円。もう少し前のざっくりしたデータでは「約1兆円」としているものもあるが、概ねそんなところである

配偶者控除配偶者特別控除を含む。以下、同様)を廃止すると、所得税は年間で 7200 億円の増収となる。

WEB Journal『年金研究』No. 05 配偶者控除見直しに関するマイクロシミュレーション(Ⅰ)

現に1100万人いる配偶者控除配偶者特別控除対象者が控除されている税の総額が7200億円。ということは、LGBTQ+同性婚カップル配偶者控除配偶者特別控除が125万人増えたとしたら、それによる税控除の増分は820億円になる。あれ、「兆円単位」とは桁が2つ違うぞ? これは一体?

第3号被保険者扶養者側負担の「MAX」は1250億円

次に第3号被保険者だ。厚労省統計によると、2019年国民年金第3号被保険者数は820万人。国民年金保険料は現在は月額16610円、年額199320円。第3号被保険者場合、この金額相方である第2号被保険者が加入している厚生年金負担することで、第3号被保険者自身国民保険料を支払わなくてよいことになっている。

パートナーである第2号被保険者が加入する厚生年金負担した分の原資である厚生年金保険料は、厚生年金に加入する企業とその企業で働く従業員折半で払っている。言い換えると、マクロ観点では、その厚生年金に加入している働き手のパートナーの分を、加入者全員と企業負担している。まり、「新規財源は当然納税者税金から賄われる」という元増田発言は、第3号被保険者については完全にウソなのだ

ここは大負けに負けて、広い意味での国民負担とみなして以下計算を続けてやろう。LGBTQ+同性婚カップルの第3号被保険者が125万人増えたとしたら、それによって負担義務免除される国民年金保険料(厚生年金負担負担増)は約2500億円。うち半分は企業持ちで、残り半分を第2号被保険者負担するので、直接の負担増は約1250億円。これまた「兆円単位」とは随分開きがある。あれあれ?

元増田仮定通りに「MAX」を計算しても、配偶者控除で820億円、第3号被保険者で1250億円、合計2000億円の増分にしかならない。国民1人あたり2000円の負担だ。「推進派は都合の悪いファクトを隠す」と息巻いていた増田、これは一体どうしたことなんだい?

MAXで兆円単位の「新規財源が毎年」必要ですね。これを「どーでもいい規模」とは世界一金持ちイーロン・マスクでも言えない。誤解とかそういうレベルじゃない。意図的なら詐術無自覚なら恥ずべき無知しか言えない。


全くだ。誤解とかそういうレベルじゃない。意図的なら詐術無自覚なら恥ずべき無知しか言えない。猛省してほしい。

そもそも同性カップルには分業戦略フィットしない

…とまあ、ここまでは元増田の主張に乗っかりつつ、その主張通りに「MAXで」計算しても、彼の主張する財政コスト増のせいぜい1/10程度にしかならないことを示した。「金額問題じゃない、負担が増えることを認識していない(あるいは隠している)のが問題だ」という言い分もあるんだろうが、「兆円単位新規財源は当然納税者税金から賄われる。無自覚なのか、嘘吐きなのか」と「兆円単位」を振りかざして他人を罵ってた元増田が今更それを言い出すとしたら、随分みっともないね

さて、実はここからが本題だ。そもそも元増田は、男性でも女性でもいいけど、「同性同士が同性婚して、片方が専業主夫/主婦をやる(片方が103万円〜150万円の壁以内で働き、配偶者控除を受け取る)カップル」が現実にどれぐらいいると思っているのだろうか。そもそも元増田は、異性愛カップルでは片方が専業主夫/主婦(たいていは主婦)をやる家庭が多い理由ちゃん理解できているのだろうか

その理由ひとつは、図らずも増田自身エントリ冒頭で書いている。異性愛カップルが家庭を築き、片方が仕事をせずに専業主婦になるとき、その理由の大半は〈子育て〉だ。女性退職理由に関する調査では、出生あり既婚女性では「出産育児のため」という理由86.7%を占めている。そして増田は、同性婚が認められれば同性カップル子供を生まないと言う(確かに、将来的には日本でも同性カップル精子提供代理母で子を持つケースが増えるかもしれないが、今はほぼゼロに等しい)。つまり同性カップルにとっては、異性婚カップルの片方が仕事を辞めて家庭に入る最大の動機が、ほぼ存在していない

もうひとつは、異性婚カップルでは「片方がフルタイムワークで働き、片方が家庭に入って配偶者控除や第3号被保険者対象になる」という分業戦略有効からだ。男女の間に「働ける職場範囲待遇」に構造格差があるから異性愛カップルでは「夫が正規雇用、妻が非正規雇用103万円の壁・151万円の壁の範囲内で働く(あるいは働かない)」というオプションが取れる。しかし、同性カップルではこの戦略はあまり機能しない。なぜなら:

男性同性カップルは、両方とも正規雇用の安定・高収入職種就業している可能性が高い

女性同性カップルは、両方とも非正規雇用不安定・低収入職に就業している可能性が高い

からだ。つまりゲイ男性カップルの多くはそもそも上のような分業戦略を使う必要がない一方で、ビアン女性カップルの多くは分業戦略を取ったら生活が詰んでしま可能性があるのだ。現実にも、ゲイ男性同士のカップルにはダブルインカムパワーカップルが珍しくない一方で、レズビアン女性同士のカップル収入面が不安定になりやすいという傾向がはっきりある

性的マイノリティという視点では「LGBT界隈」などとひとくくりにされてしまうが、GとLの住む世界は、所得面で見れば全くかけ離れている新宿二丁目にはゲイバーは無数にあるが、ビアンバーは数えるほどしかない。これは両者の人口差ではなく、所得の差によるところが大きいと昔から言われている。ビアンは総じてゲイより可処分所得が少なく、ゲイほど頻繁に飲みに行けず、お金を落とせないので、地代の高い場所で店の経営が成り立たない。「貧乏レズ」なんて言葉もある。「性的マイノリティ」の問題生活軸で考えていくと、最後には結局「ジェンダー格差」の問題帰着するのだ。

改めての試算

異性婚世帯では、全体(1722万世帯)のうち女性フルタイム労働しているのが483万世帯、パートタイム労働(週35時間未満)しているのが668万世帯、完全無業なのが571万世帯という構成だ(2020年統計 https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/2nd/pdf/1.pdf)。「パートタイム」と「無業」を足すと先の配偶者特別控除対象者1100万人より多いが、これは配偶者控除を受けるには週20時間程度に労働抑制する必要があり、そこからはみ出した人達パートタイムに分類されているからだ。ともあれ、異性婚世帯配偶者控除特別控除を受けているのは1100万/1722万=全体の65%程度ということになる。

仮に125万組のLGBTQ+が同性婚したとして、そのうち片側が配偶者控除や第3号被保険者などの対象になるカップル比率は、上記理由から異性婚世帯より多くなることはまずないだろう。「MAX」でも65%=80万組程度、自分推定では恐らく30万組以下だ。この推定が正しければ、税収減+年金負担増は500億円/年。国民1人あたり500円以下。元増田が言い切ってた「新規財源が当然納税者税金から賄われる」配偶者控除特別控除増による税収減は、200億円/年。国民1人あたり200円以下。

もちろん、それが0円でないのなら「『どーでもいい規模』ではない! 負担が一切ないなんてウソだ!」と言い張ることもできなくはないが、ではその前に、「推進派がウソを1つ吐く度に同性婚が嫌いになるわ」と言った元増田自身が、同性婚による経済的インパクトを膨らませるために、ここまでいくつのウソや不誠実な論述をしたのか、胸に手を当てて考えてみてほしい。

そもそも記事同性婚の話ではなく、元増田同性婚言及してないブコメを「嘘吐き」呼ばわりしている

そもそも彼が「嘘吐きだらけ」と批判するブコメがついてた記事は、同性婚配偶者控除保険制度には関係のない、東京都独自の同性パートナー制度に関する記事 https://nordot.app/840911614727651328 である。みなさん、この記事を改めて読んでほしい。ここに同性婚のことが書いてあるだろうか。東京都配偶者控除保険制度について何か独自施策をすると言っているだろうか。どこにもない。そしてそこに、(当然ながら)同性婚について何ら言及がないブコメ…たとえば:

shinobue679fbea 誤解を恐れずに言えばどーでもいい規模の話なんだから認めてやりゃいいんだよね。拒否理由は何もない。嫌いな人はこれまでもこれからも避けて通ればいい

u_eichi LGBTへの理解の深さがどうあれ、だーれも損というか不利益を被ることはないんだから、さっさとやっちまうべき。

がついている。

元増田はこれらの、同性婚については何も言及していないブコメを取り上げて、さも同性婚について言及しているかのように引用し、我田引水に控除や保険料の話(しか金額も財源もウソまみれ)を開陳し、あげくに彼らを「嘘吐き」と批判しているのである

これって、他人に対して異様に高い倫理的基準要求してる人間の態度としてどうなんだ? 事実かどうかはどうでもよくて、ただ増田の中でオーディエンスを騙せればそれでいいと思ってるのか? 元増田言葉を借りれば、「これって非常に不誠実な態度ですよ。正義や公正とは程遠い態度だと思いますね」。

元増田は「推進派がウソを1つ吐く度に同性婚が嫌いになるわ」とうそぶくけど、ここまで同性婚という問題認識するレンズが歪みまくり、語りにごく自然に大量のウソが混入してるのを見る限り、実は元増田こそが同性婚が嫌いだから推進派の言うことが何でもウソに見えるし、そうだと自ら思い込む(あるいは他人に思い込ませる)ために、今度は自らウソをつきはじめている」んじゃないか。わかるか? お前、冷笑を気取って闇堕ちしてるんだよ。

冷笑ファクトフルネス派」は党派性思考ファクト無視しがち

この元増田みたいな言論賛同する人達は、個人的には冷笑ファクトフルネス派と呼んでいる。彼らは「ファクト」を振りかざして色々なこと(特に福祉とか、公正とか、反差別とか、人の善意社会変革への希望とか)に冷や水を浴びせるのが大好きで、それをサポートしてくれそうな言説には「そうだそうだ」と相乗りする。しかしその「ファクト」をよく調べてみると、内容はまるっきりデタラメというケースも結構ある。この元増田もそうだろう。字面の勢いで「ファクトっぽさ」「冷笑っぽさ」を出すのがうまいだけで、中身はスカスカなのである

結局彼らが反応し賛同しているのは(たとえばリベラル嘲笑できる)「冷笑っぽい雰囲気」であって、自分自身の頭でそれがファクトかどうかを考えて腹落ちしてるわけではない。自分先入観裏付けてくれる、何だかもっともらしい意見から、無批判に受け入れているだけなのだ他人党派性冷笑したがる人間自身が、いつのまにか党派思考の虜になっている。何とも皮肉だ。

このエントリは昨日の夜中にアップしたものだが、時間時間だったか全然コメントがつかないので、補筆して新たに上げ直させてもらう。なんとかして元増田には読ませて反論させたいのだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211208080728


追記

期待通りに元増田反論追記されていたが、ずいぶん主張のトーンが弱気になってるのは笑えるとして、内容自体が「そのレベル認識で、あんなイキった文章書いてたの?」という内容で、逆に驚いてしまった。

新たな反論は、実質的には「「配偶者控除」は相続税にも存在する事をご存知でしょうか?」のくだりだけなのだけど…(省略されました。続きを読むにはワッフルワッフルと言いながらここをクリックしてください

2021-12-08

anond:20211208224103

一体何組の同性カップル配偶者控除を受けたら数兆円規模になるの

anond:20211208223856

配偶者控除廃止するためなら「同性婚法制化すると兆円単位新規財源が必要になる」という真っ赤な嘘をついてよいのか

anond:20211208223424

配偶者控除の是非には一切触れていないのになぜか配偶者控除の是非を論じてくる増田

anond:20211208080728

同性婚した瞬間仕事やめて配偶者控除に該当する人なんて全体の一部だろうし、3号保険は元々1/2号保険に加入してた人たちからの移行でしかないので丸ごと税負担が増えるわけではない。嘘つきは元増田

anond:20211208080728

増田同性愛者が異性婚をして子どもを設けた事例があると上げた記事だが、これを読んで増田は、「ほら見ろ、この世界には同性愛者って言いながら子ども作ってるやつがいるんだぞ!同性愛禁止すれば子どもが増えることは真実なのだ!」という主張の補強として使おうと思ったという事実が信じがたい。そんなことに血道を上げて先進(笑)な人を揶揄するくらいなら、苦しい気持ちの人をどうにか減らすことはできないか考えようとは思わないのかな。仮にもし同性婚の導入で子どもが減るのだとしても、同性婚禁止を「少子化対策として」論じる意味自体はないという結論以外ないと思うのだが、人を揶揄することにしか使われない真実とやらに何の価値があるんだ?


追記

同性婚が導入されとして、配偶者控除なり、三号被保険者なりの制度適用されるかどうかは当然に決まってくることではなくて、制度設計による。ちなみに、配偶者控除法制婚前提だが、三号被保険者事実婚にも適用されている。同性婚を推進する人で税控除等をメインの理由にしている人はむしろ少ないのではないか(ここは単なる雑感)。ただ、適用されること前提に論を進めることは、増田にとって「嘘」じゃないの?

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