はてなキーワード: 汁物とは
晩ご飯作るのに野菜切ってたら包丁でザクッとやってしまった。やっちゃったな、割と血が出るなあ、なんて思いつつ蛇口の水に傷口をさらしていたら、急にサーっと血の気が引く感じがして、そのうち視界が悪くなって、足がフラフラして驚いた。そのうち吐き気と耳鳴りがしてきて色々おかしいので横になることにした。鍋にかけてた火を止めたのは偉いと思う。キッチンを出る前に一度床にへたり込んでしまったが、どうにかリビングのソファにたどり着いた。
しばらく横になっていると吐き気と耳鳴りが止んで視界もクリアになった。その間にティッシュで傷口を押さえていたので血も止まってくれた。
この感じなら出来そうだと思って料理を再開して、一度休みを挟んでどうにか晩ご飯を作り終えた。汁物はスルーしたけど、おかず2つに常備菜もあれば汁物がないくらいはいいだろうと思うことにする。
今回は、透析をする上でのメリットとデメリットについてを患者視点から綴ってゆきますね。
透析をすることのメリットはただ一つー「腎不全死」にならない」の一点だけ。
若い人で言えば、まだ透析を初めて5〜10年くらいであれば仕事の両立が可能です。
しかし、慢性的な貧血な上、年々、体力も消耗し、多くの人は9時〜17時でフルタイムで働くのは非常に難しい状態になります。
反対にデメリットを上げれば、きりがありません。
(1)健常者と比較し、常に慢性貧血状態なので階段の昇降ですらしんどい状況=常に体のだるさを感じる。
(2)食事制限ーカリウムの取りすぎは心不全を起こす可能性が大なので、果物や生野菜摂取、チョコもほぼ禁止。
果物は缶詰か、生野菜は水に浸してカリウムを抜き、茹でたり炒めたりして可能な限りカリウムを減らして調理。
バナナやイチゴやトマトなどパクパク食べると、急性心不全に陥り、心臓が止まりますよ。ホントの話!
過度なタンパク制限ー肉や魚類、ジャガイモ、サツマイモなど根菜類などの食材はタンパクを多く含み、同時にリンを多く含むため、かなり制限がかかります。
肉をしっかり食べられない=血や肉、骨にならないので、日増しに痩せていきます。
じゃあ、何を食べればいいの?って話になりますよね。
まあ、管理栄養士から徹底的に栄養指導されますので、守るも守らないも本人次第でどうぞ。
ちなみにアメリカでは透析患者の食事制限の必要性に懐疑的な医者もいるとか。
確かにそう思います。過度の食事制限がより体を弱らせることになるからね。
月に1回くらいは羽目を外してもいいけど、くれぐれも暴飲暴食禁止で自己管理。
(3)水分制限。透析を開始すると1〜3年を過ぎるとほぼ尿が出なくなるので、当然、水分摂取の上限があります。
透析患者の概ね1日の水分摂取制限量は200〜300cc、多くても500cc程度が限度です。
〜あなたは、ペットボトル1本分(500ML)で1日を過ごせますか?
お酒が好きな人などは1日、50ccくらいで我慢ですね。多くて100cc。
ラーメンなどの麺類、味噌汁、スープなど汁物も数口を口に注ぐ程度。全部飲むと1日分の水分制限料を簡単に越えてしまうよ。
この”水分コントロールが実に厄介”で、水分が取れないと喉が渇くので、必然的に透析患者さんは、「氷を口に含む」など工夫して、喉の渇きを
潤す習慣を身につけなかればなりません。(夏場は本当に地獄。)
=なぜ、水分制限をしなければいけないのか?=
〜透析患者は尿が出ないため、口からとった水分が排出されないが故に、身体中がむくみ、心臓や肺に水が溜まってしまい、あっという間に肺水腫や心うっ血といった呼吸困難を引き起こしてしまうから…。
呼吸困難症状が出てくると、横になって呼吸することができなくなります。
起坐呼吸と言って、座った状態でしか呼吸ができなくなり、苦しくてどうしようもない状況に陥るのです。そしていずれ死に至ります。
(4)塩分制限ー塩分の取りすぎは高血圧のもと。腎臓は血圧をコントロールする機能もあるので、患者は極力塩分を抑えた食事にしなければなりません。
概ね1日の塩分の摂取量は5グラム程度。因みにカップヌードル等はまる1カップ食べると塩分が10グラム以上含まれているので厳禁!
梅干しも塩の塊と考えなければいけません。
どうしても薄味の食事に慣れるしかないので、我慢できない方は高血圧を併発し、脳梗塞の発症のリスクが高いと言わざるを得ません。
さらに糖尿病人症の場合は足の切断、失明など更なるリスクと闘いながらの人生となります。
(5)決められた服薬の厳守。ー腎機能が落ちると、尿が出ないので、体に排泄物が溜まります。
透析によって濾過をするわけだけど、薬によって排便とともにカリウムやタンパク質、リンなどを排出させるのが一般的な治療になっています。
その他にも甲状腺ホルモンを安定させるお薬や降圧剤が必要なので、毎食の薬を飲むだけでも1日の水分量を使ってしまいます…。
〜あなたは、ちゃんとお薬を間違わずに、定時に守って飲めますか?
さらっと簡単に取り上げてもこれだけのリスクが年を重ねるごとに合併症として現れる可能性が高いです。
なお、透析年数が長くなればなるほど、患者さんには様々な合併症が起こりうることを知らない国民が多すぎることもかなり問題なので、次回に続きを書きます。
去年末に体重が69kgになってて、こりゃやばいと思ってダイエットを始めた。
あと、フィットネスバイクと腹筋ローラー買ってそれなりの負荷で毎日運動…というのをやっていたら5月時点で62kgまで落ちた。
それはとても目出度いんだけど、このダイエットのやめどきがわからない。
もともと太りやすい体質で、太っては痩せるというのを繰り返してきたし(最高は90kgまでいった)
アラフォーにさしかかって基礎代謝が減っているせいか、年々痩せにくくなっているので、今後どかっと太りたくはない。
ダイエットを続けているせいか、ごくまれにある飲み会でやや飲み過ぎてもリバウンドするということはないんだけど、
普通に外食をしたり、白米+主菜+副菜+汁物×3食の生活していると、あっという間にアラフォーの基礎代謝をオーバーするので、
なかなか食生活を元に戻すことができない。
とはいっても、毎食ダイエット食だと味気ないし、どこで消費カロリーと食生活のバランスをとっていいのかわからない。
この生活を10年ぐらい続けたら残り10年は食べても太らない体質になるのかね?
あるいは、徐々に食事量を増やして、体重の推移が変わらない均衡点を見つけるべきなのかね?
体重への反映が、食事を増やしてから10日後とかにくるから、結構へたするとリバウンドしそうで怖い…
普通に三食食べて、揚げ物とかの外食もして、体型維持している人をみるとすごいないと思う。
それとも自炊をきっちりやるとカロリーコントロールできるのかねー
謎だ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190513/k10011911391000.html
小学校で給食の完食強要を経験した、今は大柄な男。完食強要を経験してなくて現実知らない人だと思うんだけど、はてブに肯定的なコメントや特に問題視しないコメントがチラホラあるの、経験者からすると身震いする。申し訳ないが、園児2人が車に轢かれて亡くなったあの大津の事故の報道を見ながらテレビの前で楽しそうにゲラゲラ笑う、人が苦しんだり死んだりする話が大好きな異常人格者レベルに、人の心を持っていないバケモノに見える。
目を覚ましてもらえるように、完食強要を経験してない人がわかっていない勘違いポイントを解説していく。
これ勘違いしている奴が多すぎる。完食強要があると、食べるのが遅い子が時間内に間に合わせるには、牛乳や汁物など、用意された飲み物でおかずを流し込むしかないので、「飲み物で流し込むときの味」が重要になる。例えば、牛乳とパン、みそ汁とご飯はよく合うので、良い給食。牛乳とご飯、みそ汁とパンが出てきたときは、牛乳でご飯を流し込むしかなくなる。
想像してみてほしい。まずそうだろ?「食べるのが遅い」というだけで、週に何日もこの味を経験しないといけなかった。あまったご飯を牛乳で流し込んだり、ボソボソして食べられないパンをみそ汁で流し込まないといけなかった。まずかった。ひたすらにまずかった。まずかったが、自分からわざとまずくしても15分の時間内に食べたくなるほど、「時間内に食べ終わらない」ペナルティは大きかった。
給食の後は教室の掃除がはじまる机をがーっと一番後ろによせて掃除が始まる。クラスの皆がホウキを掃いたり雑巾がけしたり、黒板消しでチョークのかすをパンパンはたいている中で、一人だけ完食するまで残される。周りの机が全部片づけられ、自分の机しか残っていない状態で、一人だけ完食するまで残される。「なんであいつだけ掃除をサボっているんだ」という目で、「あいつだけ自分勝手にのんびりたべたうえ、さらに掃除までサボるのが」という目で、クラスの皆に睨まれながら、とにかく食べる。
ほこりとチョークのかすが漂う中で、とにかく、自分がおかした「食べるのが遅い」という罪を償うために、「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と心の中で叫びながら、食べる。何か言葉にしようものなら、「喋ってないで早く食べて皆の掃除を手伝え!」と言われるので、何も言えず、何も反論できず、泣くこともできず、ただただ心の中で謝りながら食べる。「自分は皆に迷惑をかけている悪い人間だ」という罪悪感が膨れ上がる。小学生は素直だからね、自分は人殺しと大して変わらない罪人だと思ってた。
自分が小学校教員を今でも許せないのはこれ。自分の小学校の時の担任はずる賢く、口にものを無理やり詰め込むような完食強要はしなかった。そんなことやっても、子供は呑み込めなくて吐くだけだし、親からクレーム来ると思っていたのだろう。だから、「完食できない子は、たとえ実際には給食を作ってくれた人に感謝していたとしても何を思っていたとしても、結果的には周りに迷惑をかけている悪い子なんだよ」と言って、食べるのが遅い子に罪悪感を植え付けることで完食を促そうとした。今考えると、罪悪感を使って人を操作する、典型的なマインドコントロールだよね。
勉強に置き換えて想像みてしてほしい。解けないテストを出され、「このテスト問題が解けない奴は、どういう気持ちであろうと何を考えていようと、結果的には社会に迷惑をかける悪者なんだ」と言われたら、小学生はどう思うだろうか?中高生なら「あの先生バカだろ」ですむだろうが、小学生なら、素直に「自分は生まれてこないほうがよい人間だったのか?」と思わないだろうか?
自分はそう思った。小学校6年間、給食のせいで「自分は本当は他人に迷惑をかけているのではないか」という恐怖にさいなまれた。
「自分は本当は生まれてこないほうがよかったのではないか」「ただ、たまたま成績がいいから、生かしてもらっているだけなのではないか」と思いながら過ごした。そう、自分は成績はよかった。だから、生きていていいと思えた。自分は、給食を食べるのが遅い社会に迷惑な要らない人間だが、成績がいいから担任は自分に笑いかけてくれているのだ、そう思いながら小学校高学年を過ごした。成績がよくなかったら、当時住んでいたマンションから飛び降りて自殺していただろう。「給食を食べるのが遅い、悪い人間に生まれてごめんなさい」と遺書を書き残して。実際、小5ぐらいのときに、そう思って当時住んでたマンションから飛び降りようとしたことがある。親に「何やってんだ!」と言われて引き戻されたけどね。自分が生きているのは偶然だと思う。
自分の経験からすれば、完食強要された子は自殺したくなって当然だと思う。だって、食べるのが遅い、というどうしようもないことで「お前は迷惑な人間だ」というレッテルを張られるのだもの。担任からも、クラスからも。しかも、理屈立てて考えられない小学生の時期に。
すでに、遺書を書かずに、何も言わずに自殺しちゃってる子がいても、全く不思議だとは思えない。
完食強要してる小学校教員はすぐにやめてほしい。あなた、人殺しになるよ。
そのときに間違っても「何kg痩せる!」を目標にしないこと。
や、最終的なゴール = 「ここまで痩せたらやめる!!」なら良いんだけど。
なぜなら、体重なんて1日で結構コロコロ変わる。寝てる間に汗かいた〜とか、トイレ行って糞した〜とか、平気で「朝起きたら1.5kg落ちてた」とかある。
なので、せめて、「カロリー収支を目標にする」とか。それならまだ(幾分か)マシ。
食事を抜いた減量〜〜って、1番きついのがストレスだと思うから、何らかの形で「自分はちゃんと頑張れてるね」と安心できるラインを見定めてほしいわけ。
そもそも「適正に食べる・我慢する」が出来る人だったら、体質とか環境(仕事づきあいとかね)込み込みで、「太らないでいられる」はずなんだから、ダイエットが必要なくらい「痩せたい」人は、今の生活だとバランスが悪い訳なんだから。
話が脱線した。
「食べるのやめる」んじゃなくて、「量を減らして、バランスを崩さず、満腹感を得やすくする」方が楽な気がする。1日3食にサラダを入れるとか(食物繊維や汁物を食事の最初に食べるだけでもバカ食い止まりやすくなるよ)、意識的に1日に飲む水の量を増やすようにするとか。
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
B | B | C | B | A | A |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
A | C | A | B | A | B |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
D | A | B | C | A | A |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 | |
生 | B | D | D | A | B | C |
水煮缶 | B | A | C | B | B | A |
ペースト | C | A | C | A | D | B |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 | |
生 | A | D | A | C | B | C |
冷凍 | A | A | B | B | D | B |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 | |
緑 | B | C | C | B | A | C |
赤 | A | D | C | B | D | C |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
C | E | D | B | A | A |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
B | B | D | D | A | B |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 | |
塊根 | D | B | D | C | B | B |
葉 | A | D | D | B | E | A |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 | |
玉レタス | D | D | D | A | B | D |
グリーンリーフ | B | D | D | A | C | D |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
A | C | E | E | B | C |
栄養価 | 保存性 | 汎用性 | 調理容易性 | 入手容易性 | 経済性 |
D | D | B | A | A | C |
かなり前の話になるけど「料理得意じゃないよ魚料理しかできないから」と言ったら「魚料理とか料理の中じゃ高度な方だろ」と否定された
いやいや違うんだよ、そうじゃない俺はね魚料理しか本当にできなかったんだ
中学生くらいの若いときって腹減るじゃんスゴく意味わかんないくらい減るじゃん
するとたいてい鮭鱒がいっぱい入ってんの俺の実家は
腹減ってるし鮭鱒いっぱいあるし捌いてみようと思うだろ普通
捌く知識があるとかないとか上手いとか下手とかそんなん考えずに取り敢えず捌いてみるじゃん
はじめのうちは鮭鱒の身なんてボロボロよ当然だよ調べもせずに捌いてんだから
そんな明らかに不器用なやつが捌きましたっていう鮭鱒を焼くわけよテキトーに
あっこれ火強くね?焦げてきてね?あぁ中まで火を通すには弱火かよ?いやでも腹減ってるしなぁ
そんな感じで焼いていくわけよ鮭鱒をジュウジュウ言わせながら焼くんだよ
そして焼けたかなって箸を刺してみて確認するわけだ当然ながら中は生焼けなの
んでまたジュウジュウ、ジュウジュウって焼くわけさ
焼いたら箸刺す焼いたら箸刺すを何度も何度も繰り返してやっと中までしっかり焼くんだよ
そんなボロボロの焼けた鮭鱒を食うわけ腹減ってるからねモグモグと
どんだけ食ったか記憶ないけど何だかんだで鮭鱒美味いよなぁとか思いながら食うわけ
次回はアレかな刺し身?汁物?とかやってみようかなあとか考えながらモグモグすんのよ
そうやってね魚料理のバリエーションだけ増えていくんだよ冷凍庫に鮭鱒いっぱい入ってるから鮭鱒いっぱい食ったから
だから俺は今でもそうだけど魚料理に特化していて他の料理は小学生並みだと思ってる
鮭鱒美味いよな
僕が子供の頃の北海道米は本当に酷かった。でも僕は子供だったので分からなかった。ただただ喉を通らない不味いガム、よくて最悪のモチを食べている感じだった。しかし米とはそういうものだと思っていた。ところがある日の弁当で衝撃を受けた。身も蕩けるほど美味い。帰って母にどういうことか聞いた。
導入。
何かの景品で「あきたこまち」が当たったのだと。それを使ったと。僕はこの時、初めて自分がこれまで食べていたのが「キタヒカリ」という北海道米で、世界には「あきたこまち」や「コシヒカリ」というものが存在していることを知った。僕は今後、「あきたこまち」を使ってくれと頼んだ。
すると母は「お父さんの給料でそんなものは食べられない」と取り合わない。しかし一度、上位規範を知ってしまった僕は、もうキタヒカリに耐えられなかった。思えば、父はいつも白米に味噌汁をぶっかけていた。そういうことだったのか。汁物をかけないと食えないものだったのかと。それから戦争だった。
昔から聞き分けがなく母親と意見が合わなかったことを強調。「納得のいかないことにとことん立ち向かう俺」的なアピールもちょっとあり。そして父親はどっちかと言うと息子寄り。
僕はそれ以来執念深く、母にまともなコメを食わせろと言い、これ見よがしにコメに味噌汁といい時には番茶さえぶっかけて、「こんなもの流し込まなければ食えたもんじゃない」とやり続けたところ、ある日、母がキレて泣き出した。父は沈黙した。それ以来、僕は憑き物が落ちたように大人しくなった。
「いくら正論でもそれで殴るのは暴力なんだよね」と反省した。ように見せかけて。
ある日、「きらら397」がすべての光景を一新させた。品種改良で北海道米に革命が起こった。これ以降の北海道米はあきたこまちやコシヒカリよりも美味いと思う。大学生の頃母と電話で話した時、彼女は「農学部の人には頭があがらない、あなたのような口舌の徒は文句言うだけで何もしない」と言った。
息子が意気揚々と戦いを仕掛ける→母親が泣いて息子は意気消沈→米が美味しくなって母親がカウンター。という立場の変遷。
しかし僕はすでに違う考え方を持っていた。コメのようなものを寒冷な北海道で作ることがそもそも合理的だったのだろうかと。こんなに美味い北海道米を作るにはどれだけの資源が投入されたのだろうか、本当はもっと別なことに資源を投入すべきだったのではないかと。コメ信仰は疑うべきではないかと。
あー、息子さん、反省してないですね。
信仰や政策、世論の中身を疑うことなく、よりそれに適合的な技術を追求する知性は危険なのではないか、それなら「ああいう属性の人種は滅ぼすべきだ」となったら「はい分かりました」と効率的に殺戮する技術を生み出す知性が奨励されるようになるのではないかと。「僕は北海道米の美味さが怖い」と。
時が経ち、かつて争いの原因となった北海道米の不味さが解決されても、やっぱり息子と母の意見は合わないし、息子は理屈っぽくてウザい。
母は「もうあなたには何も言わない」と。父は「それは重要な指摘だ、考えてみれば持参金が少ないという理由で嫁さんを焼き殺すインド人も原子力潜水艦を動かしている。技術と知性は違うのかもしれない。すなわち価値判断だ!」とか調子を合わせた。母は「この家は昔からそうだ!」と吐き捨てた。
「理屈っぽい変人の父・息子」と「普通の母親」という対立構造は変わらない。迷惑かけるけど仕方ないよね。という感じのインテリの自慢&自虐ネタ。
そして北海道米は美味い。
冗談めかして終わり。