はてなキーワード: 昇降機とは
車いすの彼女を擁護してる連中、具体的にどうしろという話が一切ないんだよな。とにかくJRや彼女批判意見に文句を言って攻撃するだけ。
現実にJRは「対応したいから、事前連絡してね」と言ってて本人もそれを認識してるのに「なんとかなるだろう」と(たぶんこれは嘘で、なんとかならないのを承知の上でJRの失敗狙いであえて連絡しなかった可能性が高いが)突撃する人にどう対応しろというのか。
しかも彼女は日常利用者ですらなく、観光でいきなり訪れた「日々の例外」の存在。どうしろってのか。
このように事前連絡なしで無人駅に突然来る人に即時対応できるようにするため、すべての駅に常に4人の男性駅員を配置しておけというのか?運賃が何倍になるんだ?
一日の利用者が数十人、数人しかいないような無人駅に、すべてエレベーターや車いす昇降機をつけろというのか?運賃が何倍になるんだ?
JRとしては、そんなコストを求められるなら、採算のとれない利用者が一日数百人・数千人にとどまる駅をすべて廃止するだろうな。(現に赤字続きのJR北海道では利用者数の少ない駅がどんどん廃止されてるし、それどころか路線自体もどんどん廃止されてる。)
そうすれば日本にはバリアフリー対応した駅だけになり(だけが残り)、はてブの良識派のみなさんも文句の付けどころがなくなって大満足か?
その裏で地方でこれまで日常的に(繰り返すが、くだんの車いす女性は突然来訪した観光客で日用利用者ではない)鉄道利用してた学生や高齢者といった交通弱者が泣くことになるが、
みなが駅を使えなくなれば平等に不便になって障碍者への差別は無くなるから問題なし、か?それがお望みなのか?
バカなのか?
どうしろってんだ?
書いた
建築基準法第34条 高さ31メートル超の建物に「非常用の昇降機」を設けなければならない
高齢者の居住の安定確保に関する法律 原則3階建て以上の共同住宅(サービス付き高齢者向け住宅)にエレベーターを設けなければならない
4階って大体エレベーターついてると思うんだが…?
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(2)https://anond.hatelabo.jp/20170713013049
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(3)https://anond.hatelabo.jp/20170713030752
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(4)https://anond.hatelabo.jp/20170713123253
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(5)https://anond.hatelabo.jp/20170713165756
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(6)https://anond.hatelabo.jp/20170713174738
前日色々あって、その日は徹夜明けだった。
(おれ:以下俺)「(実名フルネーム)と申します。メールの件でセンター長をお願いしたいんですが」
(オ)「申しわけございません。あいにくセンター長は(以下略」
(センター長:以下長)「大変お待たせしました。センター長の(実名)でございます」
(俺)「ふぁ〜〜〜。あ、はい」
(長)「メールのご返信の件と伺いましたが?」
(俺)「先頭から手短にいくよ?」
(長)「はい」
(俺)「まず、 『この度、奄美空港における車椅子旅客の件につきましては、施設整備の問題が第一としてございましたが、6月14日からはアシストストレッチャー、6月29日からは電動式の階段昇降機を導入致しました。』 ここはいい」
(長)「ありがとうございます」
(俺)「問題は次。 『また、今年11月からは奄美空港のパッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)が1基から2基に増設される予定でございますので、より安全にご旅行頂けるようになります。』 ←これ、おたくの企業努力でもなんでもないよね?」
(長)「と、申されますと?」
(俺)「ボーディングブリッジは空港の設備だろ?おたくが費用負担したわけじゃないよね?」
いちおう補足しておくが、パッセンジャーボーディングブリッジというのは空港(正確にはビル管理会社)の設備であって、航空会社の設備ではない。
航空会社はそれを”借りている”だけである(当然利用料は空港側に払うのだろうが、それはこの件には関係ないので割愛する)
(俺)「おめーんとこは他人のフンドシで相撲をとろうとしてるわけ?」
(長)「そういうわけではございませんが・・・」
(俺)「だったらこの1文削除でよろ」
(長)「削除というのは・・・当社としてはこの部分は是非残させていただきたく存じます」
(長)「それはその通りなのですが・・・」
(長)「・・・では、お客様に誤解を与えないような1文を加えさせていただきます。それで如何でしょうか?」
(俺)「1文って?」
(俺)「じゃあその案とやらは事前に見せろよ?次」
(長)「はい」
(俺)「 『今後、改めて障がいをお持ちのお客様の目線に立った対応が出来るように啓蒙教育について社内検討していく所存です。』 ←おれは”障害者”だけでなく、おたくの会社全体の姿勢を問うてるよね?」
(長)「左様でございます」
(俺)「だったらこの文おかしいじゃん。おたくが今回反省するのは障害者に対してだけなの?」
(長)「でしたら、この部分も”障害者も含めた、全てのお客様”と改めさせていただきます」
(俺)「そうしてちょーだい」
(俺)「次。『具体的な対策や社員教育の詳細につきましては検討を重ねている段階であり、現地点ではこれ以上のお伝えができかねますこと何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。』←何を、いつまでにやって、どういう形で俺に伝えるの?」
(長)「それに関しましては・・・いつ、お客様にもどういった形でお伝えするかも含めて検討を重ねている段階ということでございます」
(俺)「ふーん。じゃあ今はなにもしてないのね。この文も削除で」
(長)「この部分に関しましても、当社としては是非残させていただきたく存じます」
(俺)「だって、いつになるかわからねー、客にもいつ発表できるかわからねー、内容も検討中ですじゃあ、なにもしてねーのと一緒じゃん」
気が付くと、おれは電話を片手に寝ていた。
あちゃー。やっちまったー。
これは人として失礼にも程がある。
これは200%おれが悪い。
ということで翌日謝ることにした。
つづく↓
https://anond.hatelabo.jp/20170714122419
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(1)https://anond.hatelabo.jp/20170713011805
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(2)https://anond.hatelabo.jp/20170713013049
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(3)https://anond.hatelabo.jp/20170713030752
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(4)https://anond.hatelabo.jp/20170713123253
バニラエアを相手にちょっと本気を出して見た話(5)https://anond.hatelabo.jp/20170713165756
断っておくが、おれはこれをバニラエアの「回答」とは認めていない。
理由は後述する。
以下、原文ママ
おれ様
バニラエアへお問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。
先日、メール並びにお電話にてご連絡頂いた件につきまして、回答致します。
この度、奄美空港における車椅子旅客の件につきましては、施設整備の問題が第一としてございましたが、6月14日からはアシストストレッチャー、6月29日からは電動式の階段昇降機を導入致しました。
また、今年11月からは奄美空港のパッセンジャーボーディングブリッジ(搭乗橋)が1基から2基に増設される予定でございますので、より安全にご旅行頂けるようになります。
従来より、障がいをお持ちの方にも弊社便をご搭乗頂くべく、予約センターでの窓口対応、空港でのスタッフの付き添い等、施設面での支障が無い限り、お客様のご希望に添えるよう対応してまいりました。
今後、改めて障がいをお持ちのお客様の目線に立った対応が出来るように啓蒙教育について社内検討していく所存です。
具体的な対策や社員教育の詳細につきましては検討を重ねている段階であり、現地点ではこれ以上のお伝えができかねますこと何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
奄美空港におきましては、車椅子をご利用のお客様をはじめそれ以外のお客様にもご心配をおかけすると共に、ご不快な思いをさせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。
奄美空港での改善策の実施を急ぎ行いましたが、今回の事象を踏まえ、いま一度サービスの提供のあり方につきまして検証するとともに、障がい者の方のお気持ちを強く認識し、安心してご利用いただけるよう努めてまいります。
弊社では全てのお客様へ快適、安全にご利用いただけるべく今後より一層精進して参る所存でございます。
なお、7月10日にメールにて正式な回答を差し上げる旨ご案内しておりましたが、前述の通り現時点でお客様へお伝え出来るのは以上の内容のみとなります。
つきましては、本メールをもちまして弊社の回答とさせて頂きます。
弊社には至らぬ点もあるかと存じますが、どうか今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようどうぞ宜しくお願い致します。
*********************************
パッと見、真っ当な謝罪文のように見える。
だが、おれはこの文面に3つの違和感を覚えた(根本的なところも含めると4つだが)
さあ、どこだかわかる???
つづく↓
https://anond.hatelabo.jp/20170714113338
事実誤認が甚だしいですね。まず、バニラエアは障害者対応もきちんと対応してる会社ですよ。実際、搭乗拒否をしてたのも奄美空港のみです。理由も別に批判されるほどのものではなく、車椅子移動できるブリッジを利用できないからです。そして、再度問い合わせた人に対してはブリッジを利用できる別便の紹介をしていたという記事も見ました。
設備を用意してなかったことに憤りを感じてるのかもしれませんが、それもちょっと違う気がします。ストレッチャーや階段昇降機を利用した乗り降りは、障害者の方が歓迎する設備ではありません。バリアフリーとは程遠い質の悪い設備なんですよ。これは、自分が車椅子ユーザーの立場だった場合、機械で階段を降ろされるかスロープを車椅子で降りていくかどちらを選択するか考えたらわかると思います。
航空会社としては、ブリッジを利用できる代替便や他の航空会社を選択したりすることより、質の悪い乗降りを強いられる方が良いという乗客がいることを想定できていなかったのは落ち度かと思います。ただ、これは増田が憤ってクレームを入れるような問題ではないのでは?
ちゃんと過去にバニラエアで搭乗拒否された人の記事読んだ?その人たちは、車椅子での移動、介助者が抱えての乗り降りを希望したけど、安全上の理由で断られてるんだよ。そして、再度問い合わせた人は安全にブリッジ移動できる代替案を提示されてる。障害者お断りではなく、安全な手段で乗り降りできない便での搭乗を断ってたんだよ。バニラエアとして想定外だったのは、利用者が希望するようなブリッジを利用できる代替案や他の航空会社を選択してもらうという対応が批判を浴びるらしいということだろう。ストレッチャー移動を希望したというのはあんたの勘違いだから、確認してくれ。
はっきりいって、ストレッチャーや階段昇降機ってのは多くの車椅子利用者にっとって質の悪い乗り降りの手段だ。できれば利用したくないという障害者も多い。そもそもバリアフリーの概念とは相容れない手段だしな。駅の階段でエレベータを利用するのとあの物理的に人を下に降ろすだけの大仰な機械とどちらを利用したいと考えれば、車椅子利用者でなくてもそれは理解できるだろ。
そして、この件で対話の価値が下がるということはない。俺が言う対話というのは、何度か書いてる通り「相互理解に基づく建設的な対話」だ。一般論の対話ではなく、政府が方針として打ち出してるこの対話。どっかでも書いたが、ストレッチャー移動の意思表明とそれを予測できなかったバニラエアの相互理解がうまくいかなかったのが原因であって、対話自体が解決の手段にならないわけではない。相互理解さえ上手くいってれば今回のケースは必ず対話で解決できていた。間違いない。絶対に。
俺は、一切の罰則に反対するとは言ってない。対立、軋轢を産むから罰則には反対と言ってるだろ。対立、軋轢が生まれて相互理解が阻害されないのであればこの限りではない。
>>違う。法律では特に危険とは定められていないのに、航空会社が勝手な内規で危険を口実に一律に断っていた。
航空会社は安全に乗客を送り届ける義務がある。それは、言うまでもなく法律にも定められてるはずだ。航空会社の勝手な内規というのはお前の主観であって、何を危険とするかは航空法に反しない中で航空会社が決める。お前の決めつけでどこういうな。
>>バリアフリー法自体は一見味方に見えるが、努力義務になっているところは、企業は別に守らなくてもいいわけだから、普通に破る企業出て来るでしょう。
障害者の意思表明、対話、合意形成のプロセスが上手くいかないケースが多々出てきたら、法律を変えればいい。現に、バリアフリー法も一回改定されてたはずだぞ。また、お前の妄想がはじまったが勝手に破ると決めつけるな。完璧なんてないんだから、運用が上手く行かなかったら変えて行けばいいんだよ。
>>世論については、お前みたいに、声あげた人叩く奴がいるから必ずしも味方じゃないよねぇ。
俺は、バニラエアが合理的な配慮をすることに賛成してる世論の側だ。叩いてるのは、対話の手段が目の前にあるのにそれを利用しない行動に対してだ。しかも、あんたは「人殺し」と叫ぶことまで許容してる。さっきもいったが、方針通り進めて納得いかないなら、裁判を起こすことも自由。デモをしても良いし、メディアに訴えることも全然否定してない。なんで、解決の為の方針を利用せず行動にでることが「声をあげる」といかにも善良なことのように解釈できるの?
>>障碍者の移動・活動手段を何かしら口実をつけて奪って、閉じ込めておこうって、
本当に決めつけが激しいな。どうしてそんな極論になるんだよ。バニラエアしかも奄美便さらにブリッジを利用できない場合だけの対応がなんで、そんな閉じ込めておこうみたいな悪意の話にすり替わる。偏るな。
お前個人のことに関しては、もし難病医療費助成の対象になってないならそれが認められような活動をすることになんの異論もないよ。ただ、病院にいきなりおしかかけて、とにかく手術しろと要求するより前にやるべきことはあるだろうがな。
今回のケースは、間違いなく対話で解決できた。ストレッチャーや階段昇降機くらいなら、企業は十分合理的な配慮の中で対応できるんだから。
だからー、今回のケースについては、対話で解決を試みたけど解決できなかった、搭乗拒否されて旅行自体を諦めたっていう同航空会社の同便の利用者の証言があるんだって。ストレッチャーや階段昇降機なら準備できるよ、でも、お願いしてもそれを準備してもらえなかったっていう証言が出てるの。一般論としての対話の価値は置いておいて、少なくとも、証拠がある事は認めようよ。
お前、そんなこと言ってたっけ?「罰則を設けるのはどうかと思う。対話の方が重要」とか言ってはず。意見を自分の論に都合よくコロコロ変えるなよ。俺は、障碍者対策の費用を義務的に企業に負担させる制度があった方がいいね、実際あるよね、他の政策と併せて使うべきだよね、と言っただけ。罰則だけにするべきだ、みたいなことは言ってない。
むしろ、危険な乗り降りを強行したのは障害者の方で、航空会社はそれを禁止してた側。バリアフリー法も障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針も世論も全部味方なのに、誰が障害者を殺すの?
違う。法律では特に危険とは定められていないのに、航空会社が勝手な内規で危険を口実に一律に断っていた。世の中、口実が無いと思ってるの?何でも、それっぽい理由はつけて断れるんだよ。本当に危険かどうかの実地試験とかも、きっとやってないでしょうね。バリアフリー法自体は一見味方に見えるが、努力義務になっているところは、企業は別に守らなくてもいいわけだから、普通に破る企業出て来るでしょう。そういう意味では、実体にあってないと法が逆に敵になることもあるかもね。世論については、お前みたいに、声あげた人叩く奴がいるから必ずしも味方じゃないよねぇ。まぁ、今回の件では殺す殺さないの話にはならないと思うけど、障碍者の移動・活動手段を何かしら口実をつけて奪って、閉じ込めておこうって、それ、結局、障碍者に関わりたくないから生殺しにしておこうっていうのと同じ考え方だよね。
対立する事自体は問題解決に向けて何も悪手じゃない。声を上げないと、少しずつ少しずつ不便になって、そのうち、ひどいことになる。割れ窓理論。現に、俺の病気は、子供のうちに手術しないと必ず死ぬからね。うちの親は手術費用たまたま出せたし、俺が手術した時は手術自体が医学研究上の価値があったから、病院としても経済的困難はさておきとにかく手術させたい方向に動いていたけど、そのうち、研究上の価値も薄れて、世論も味方しなくなり、医療費削減とかで手術費用が高額になるかもしれん。そうしたら、それだけで、俺と同じ心臓障害で生まれてくる子の何割かは死ぬよ。対話による融和にしたって、健常者が他のタイプの障碍者とだけ融和して、うちらだけ仲間はずれ…とかもありえる。結局、健常者ににらまれようが何だろうが、ちょっとでも障碍者が不利になった時に、必死で声を挙げることが重要なんだよ。
俺は、企業は障害者対策の為に投資するべきだと思ってるよ。ただし、それは方針に沿った形で相互理解に基づく建設的な対話で進められるべきだって考え。企業が対策にどれだけ投資すべきか線引きが必要ってことだけどもうすでに、方針が決められてる。公共施設への補助金があったかは確認できなかったけど、個別に障害者に補助金を出して快適に移動できるようにはもうすでになってるし、企業のバリアフリー化に対する税制優遇の制度もすでにある。あんたが必要だと思ってることはもうすでに規定されてる。
リンクで示されてる罰金だけど、確認する限りでは本当最低限のことで航空会社ならこの程度のものならクリアするのは当たり前の内容。あんまり話を広げたくないけど、この罰則がないとバリアフリー化に踏み切れないような企業って本当に一部のワンマンの中小企業とか零細企業の話でしょ。航空会社が罰則規定の為に動かざるをえないような内容になってない。だから、軋轢が生まれないような範囲での罰則規定なら全然問題ないと思うよ。
対話の重視はどうしても障害者の口封じで差別主義だと思えて仕方ないみたいだけど、俺はそんなこと全然言ってない。方針通り進めて納得いかないなら、裁判を起こすことも自由。デモをしても良いし、メディアに訴えることも全然否定しない。ただ、目の前に解決の為の方針が示されてるのにそれを利用しないで、勝手に弱者の言い分なんて聞いてもらえるわけないと決めつけるのは単なる思い込み。今回のケースは、間違いなく対話で解決できた。ストレッチャーや階段昇降機くらいなら、企業は十分合理的な配慮の中で対応できるんだから。
あんまり極端に走られると話が逸れるんだけど、今回のケースでだれが障害者を殺そうとしてるんだよ。むしろ、危険な乗り降りを強行したのは障害者の方で、航空会社はそれを禁止してた側。バリアフリー法も障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針も世論も全部味方なのに、誰が障害者を殺すの?あんたが後半言ってることは、反差別が差別を増長させる典型で極めて悪手。障害者と健常者との相互理解は後退するけど、それが望みななら障害者が苦しむ為にもっと頑張るといいよ。
自己救済の件は、航空法に違反してる中の強行かと思ったが違うんだな。なら、自己救済の件は取り消す。
ただ、対話で解決できたという考えに変わりはないね。お前こそ、その記事と差別解消の為の基本方針良く読んでこいよ。俺の言う対話ってのは相互理解に基づく対話。差別解消の為の基本方針で言う所の対話だから。
その記事の利用者は、バニラエアに対して車椅子と人が抱える乗り降りを希望してる。それに対して、それは安全上できないと言ってるだけだ。障害者をお断りではなく、希望に沿った移動手段を選択してもらう方が利用者の為と判断したんだろう。実際、次に連絡をとった時には、バニラエアにはブリッジで移動できる代替案を提示されてるだろ。
今回、ストレッチャーと電動階段昇降機の導入で対応することになったが、バニラエアとして想定外だったのブリッジを使う代替案や他の事業者を選択してもらうことが利用者にも世間にも支持されないらしいということだろう。はっきりいって、前者は障害者にっとって質の悪い乗り降りの手段だ。これは、道路でスロープとストレッチャー選択肢があればどちらを利用するかを考えれば明らかだろう。だれもあんな大仰なもの好んで乗らない。実際、介助者の証言で拒否して手で移動することを選択すると言っている障害者が少なくないと言ってるのを確認できる。
つまり、ストレッチャー移動の意思表明とそれを予測できなかったバニラエアの相互理解がうまくいかなかったのが原因であって、対話自体が解決の手段にならないわけではない。相互理解さえ上手くいってれば今回のケースは必ず対話で解決できていた。間違いない。
バニラ・エアはバリアフリーを明確に推進してる企業だ。これは、間違いない。自力で階段昇降できない障害者の搭乗を事前連絡で断っていたのも、奄美空港のみでのことでそれ以外では搭乗拒否なんてしてなかった。ここまでは、擁護派も批判派も周知のことだろう。俺は、思う。なんでお前らって奄美空港だけなのかを考えないの?理由は、明確でバリアフリーに対応しきれない空港だからだ。
こう言うと「数日でアシストストレッチャーと電動式階段昇降機用意したやんけ。すぐ対応できるのにしてなかったバニラエアが悪い」との声が聞こえてきそうだが、そう考えたやつは多分バリアフリーになんか興味ないのに騒いでるおバカさんなんだなとしか言いようがない。アシストストレッチャーや電動式階段昇降機なんてバリアフリーでもなんでもないから。障害者を物理的に下に降ろす単なる機械ですから。見たことないならググって見てこい。そして、あれをバリアフリーだと言うなら、お前らは一生障害者理解なんかできない。
バリアフリーっての言うまでもないが社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策だ。どの車椅子利用者があれに乗せられて障害や障壁のない公共交通機関だなと感じるんだよ。普段通り車椅子で乗り降りできてはじめてバリアフリーなんだよ。
もうわかってると思うが、それができないのが奄美空港だった。奄美は観光客は多いが空港自体は大きくない。だから、毎回そのまま移動できるブリッジを確保できない。ブリッジを確保できないと不便かつバリアフリーでない手段で客を降ろすしかなくなる。それならバリアフリーを求める人には確実につける便を紹介するか、搭乗拒否して他の会社を選択してもらった方が良いというのがバニラエアの今までの対応だった。
つまり、障害者お断りだったんじゃく、車椅子の人に不便な乗り降りを強いてしまう環境が空港にあったから断っていた。まあ、質の悪いサービスしか用意できていないとなると企業イメージに響くという打算もあった可能性は十分あるが。企業として想定外だったのは、他の質の高い乗り降りができる移動手段を選択してもらうよりも、質の悪いサービスを自社に用意しておく方が世間から評価されるということだろう。俺自身も想定外だよ。
まあ、そりゃそうか。バリアフリーがなんなのかも知らないで、差別主義者っぽい人を見つけだして叩くのを趣味としてる馬鹿が群がって騒いでるだけなんだから。
質問したら、質問とは違う謎の答えを返す人がいる。仮に謎氏とする。うまく再現できないのだが、頑張って再現するとこんな感じ
私「来週函館に出張に行く件だけど、準備しておいてって頼んだこと何だったっけ?」
謎「あ、すいません。いや、でも、大丈夫です」
私「で、何を頼んだっけ?」
私「???」
私は何を頼んだのか、それを思い出したくて聞いているのに、おそらく謎氏の中では私の質問は言葉どおりではなく「頼んだことちゃんとやっておいた?」という質問に変換されているらしい。そして謎氏の中で勝手に会話が成立していて、(頼まれたことはできていないので)「すみません。」「でも、」(今からでも間に合うので)「大丈夫です」のようなことになるらしい。でも、私の意図としては、相手先と自社の事情が変わったので、頼んだことを確認して、事情に照らし合わせて準備を調整したい、ということなので、まずは何を頼んだのかを確認したいというつもりなのだが、私が頼んだことは私が知っている前提で、(バニラエアで函館空港まで行く算段をしている→バニラエアは今評判が悪い→しかしバニラエアも改善された)というような脳内会話の最終段階だけが報告されるようだ。
結果的に、謎氏には、「事情が変わったために、出張の内容が変わった。そこで確認したい。頼んだことを本当に覚えていないので、何を頼んだのかリストアップして、その準備状況とともにメールで報告して」と頼むことになる。
いつも、「業務が多いから判断は正しくしているはずだが、その内容全てを覚えているわけではないので、よろしくお願い」、と皆に言っているし、実際何人もの部下それぞれに頼んだことを全部は覚えていられない。なるだけメモするようにしているが、漏れることもある。そのための質問なのだけど、謎氏とだけはいつもやり取りに疲れてしまう。
そのため、謎氏と話をする必要があるときは、なるだけメール等で済ませるようにしている。記録が残ればお互いストレスも減る。
こういう人の脳内では、おそらく、上長は自分よりもよく分かっている偉い人→自分が分かっていることは当然上長も分かっている→結果だけを答えたら良い、となっているのではないかと思っているので、「おまえの言っていることは分からん。分かりやすく説明しろ」などと圧迫すると、ますます上長の方が偉い、という回路が増強されるのではないかと懸念している。そのために、自分が分かっていることを周りに分かりやすく教えたり、周りにサービスすることが大事、サービス精神が大事、と指導しているのだが、あまり改善されない。
自分のやり方がまずいのかな?
ボーディングブリッジについて誤解が出回っているので、指摘します。
まずはこれ。
https://anond.hatelabo.jp/20170630101133
奄美空港は改修中でボーディングブリッジの増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!
奄美空港は11月には新たなボーディングブリッジが運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空ー奄美を受けての増設を決めたのでしょうが、予算、設計、施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います。奄美空港関係者の努力は素晴らしいと思います。
次にこれ。
http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352
バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジの増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。
しかし、いずれも誤解です。(空港が整備する、という趣旨でなら正しいが、引用者は、バニラエアが整備する、という趣旨で書いているので、誤解です。)
この点は、私(blueboy)がブコメで指摘しましたが、話が長くなるので、増田に書きます。
ボーディングブリッジとは、次のようなものです。 ( Wikipedia )
ボーディング・ブリッジ (boarding bridge) とは、ターミナルビルから旅客機や客船に乗客や乗員を乗降させるための設備である。
http://www.new-chitose-airport.jp/ja/tmap/floor/img/img-floor_map_2f.jpg
※ 放射状のトゲのようなもの。
ボーディングブリッジは、コストが数億円と高価であることと、使用料が高額になることと、設置台数が限られていることから、格安航空会社(LCC)ではほとんど使われません。たとえ設備が余っていても、使われません。(空港に払う使用料が高額になるからです。)
奄美空港でも、使うのはJALだけであり、たとえ余っていても、バニラエアは使いません。
ボーディングブリッジは奄美にはもともとすでに1つあります。使いたければ、すでに使えます。しかし、料金が高くなるからバニラエアはあえて使わないだけです。
したがって「11月にはバニラエアが使う」という解釈は誤りです。
一般に、LCC では、飛行機の着陸料が非常に安くなっています。なぜかというと、乗客の搭乗経路が、
という短距離ではなく、
ターミナル → 長距離の歩行 → 空港の はずれ → 自前の階段昇降機 → 飛行機
という経路を取るからです。
乗客は何十分も長い距離を(荷物を持ちながら)歩くことが必要です。地方空港ならばともかく、関空や成田ではとても長い距離を歩かされます。
こういうわけだから、着陸料は激安になっています。それゆえ、航空券も激安になっています。
まとめて言えば、「格安航空券が安いのは、ボーディングブリッジを使わないから」です。
このことをきちんと理解してください。
「バニラエアでも、11月からはボーディングブリッジを使えるようになる」というのは、明白な虚偽情報です。
【 追記 】
追記は下記で。
https://anond.hatelabo.jp/20170701192506
電動階段昇降機って御茶ノ水駅の階段にあるようなやつかな。空母のエレベーターみたいに上っていくやつ。
もっとも御茶ノ水駅はエレベーターがないから、今の改修工事が終わるまでの暫定措置だろうが。
なにしろわざわざインターフォンで駅員呼ばないといけないし、昇降スピードが遅くてラッシュ時は邪魔。挟まれそうで危ないし。
というような合理性の問題から電動階段昇降機がダメだってんじゃなくて、心理的な問題で嫌だってんじゃ障害者のわがままなんじゃないか。バリアを作ってるのはどっちだっていう。
「11月にボーディングブリッジが使えるようになるのでそれまでは申し訳ないけれども我慢してもらうという姿勢だった」
とあるが、そんなことは無い。
例えば下記にもあるが、もともと今月末を目処に車椅子昇降機を導入する予定だった。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800575&g=soc
それまでは我慢してもらうことには違いないが、実際は木島氏が騒動を起こさなくても
問題は認識されていたし、今までに必要な対策は取られていたということだ。
また「バリアフリーに対応する法的義務があります」とあるが、そこにも異論がある。
バリアフリー法でのバリアフリー化は原則3000人/日 以上の利用者がいる空港ターミナルについてH32年までの対応を要求している。
しかし、現状の奄美空港はそこまで利用者はいないし、それを考慮から外しても11月までにバリアフリー化されるのだ。
加えて「障害者が利用できるように「合理的配慮」」というが、それは本人を含む乗客の安全をなおざりにしてまでも
利用させろということではない。こと飛行機に関しては他の公共機関とは全く異なる認識が必要だ。
「無条件で乗れるべき」という人は非常に短絡的で危険な考え方をしている事を認識するべきだろう。
下記も参照して欲しい。
バニラエアで話題になった身障者が「営利目的のプロ障害者である」ということが批判されている。
http://netgeek.biz/archives/98767
http://b.hatena.ne.jp/entry/netgeek.biz/archives/98767
しかし、プロであることは悪ではない。ボランティアには、「有償ボランティア」と「無償ボランティア」とがある。普通の人がやるのは、「無償ボランティア」だが、実際になされているボランティア活動の圧倒的多数は、「有償ボランティア」によってなされている。
たとえば、ユニセフもそうだ。しばしば「日本ユニセフは事務手数料を 20% も取るので、けしからん」と批判されているが、この手数料を取ることで、募金活動をしているのだから、手数料を取らなくなったら、募金活動すべてが消滅してしまう。それでは意味がない。
「ボランティアは有償でなく無償であるべきだ」と思う人が多いようだが、それは根本的に勘違いなのだ。この件は、ネットで多く解説されているので、読むといいだろう。
営利目的であることは、何ら悪ではない。遊んで暮らせる貴族階級は別として、たいていの人はみな職業を持つ。だいたい、これを書いている当の netgeek ですら、営利目的でやっている。なのに、営利目的であることを批判するというのは、理屈が通らない。
記事では《 「バリアフリー研究所」という名前に反して 》というが、名前ぐらいは別に何の問題もない。NPO と記しているのならともかく、そうでもないようだ。ただの任意団体だろう。何の問題もあるまい。
ま、これは、「社会貢献を目的とする」と勝手に思い込んで、その思い込みが外れた、というだけだ。これを称して「藁人形論法」という。クソ論理による見当違いの悪口であるにすぎない。書き手の愚かさを示すだけだ。
要するに、筆者はこれが言いたかったのだろう。しかしこれが不当であることは、国交省の見解で明らかだ。
→ 障害者への差別的な対応しないよう航空会社に指示へ 国交省
これが正しいのだから、netgeek の主張は不当だ。(文句があるのなら、障害者個人を批判するのでなく、国交省を批判するべきだ。)
そもそも、今回の事例は「わがままな要求」なんかではない。単に「階段昇降機などを用意してほしい」というだけのことだ。コストアップ要因など、ごくわずかであるにすぎない。機体本体に比べれば圧倒的に低い額であり、ほとんど誤差レベルの額だ。
( ※ ちなみに 航空チケットの料金 は 8000~18000 円ぐらいの間で毎日変動する。それに比して、今回の対処によるコストアップは 10円以下だろう。誤差レベルであるにすぎない。)
……
これはおかしい。
第1に、私企業が自分で勝手に作ったルールなど、保護される価値はまったくない。記事の主張は、ブラック企業のエゴ論理であるにすぎない。
第2に、法律は「バリアフリーに努めるべき」というふうに定めている。今回の会社は、この法律に反する違法行為をしている。
換言すれば、「違法なルールを守るべきであり、そのためには違法行為をしてもいい」と言っているだけだ。netgeek は違法行為を是認する反社会団体となっている。
第3に、「事前連絡が必要」ということ自体が意味を持たない。「事前連絡をすれば拒否」と社内ルールで定めているからだ。バニラエアの公式回答( http://j.mp/2txlStX )はこうだ。
今回のケースでは……事前連絡があれば断っていたケースに当たるということです。
つまり、「事前連絡をすれば拒否」というルールを定めておきながら、「事前連絡をしなかったからルール違反となり、悪である」というのでは、(事前連絡をしてもしなくても)どっちにしても搭乗できなくなる。理屈として破綻している。自己矛盾。
それにしても、こんな滅茶苦茶なエゴ意見が賛同ブックマークを集めるとは、世も末だな。
整備が遅れてる奄美は、対応設備が少なく、それもJALなどが押さえているなんて情報もある。
逆に言えば、JALやANAなら、普通に楽しめたのでないの?となる。
https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/20170629?utm_term=.be3Qro9epR#.nq3OB8ok9N から引用
先天性の身体障害があり、義足と車いすで生活する女性が、匿名を条件に、BuzzFeed Newsの取材に答えた。
この女性も、別の車いす利用者から、「関空ー奄美間で搭乗を断られた」と、聞いたことがあるという。
しかし、今回のケースで本当に問題なのは事前の連絡をして交渉したところで、搭乗できない可能性が高かったことです。
拒否される可能性が高いとわかっていて、事前連絡する人はいませんよね」
女性は、木島さんが今回のような形で声を上げたのは「それ以外になかったからだ」と考える。
そうしなければ、車いす利用者がバニラ・エアに乗れるようにはならない、というのが女性の考えだ。
「これは誰かが声をあげないと変わらないケースです。
今回も実際に、木島さんが声をあげたことで、やっとやっとバニラ・エア側も対応をした。
バニラ・エアは奄美空港でアシストストレッチャー(座った状態で運ぶ担架)を14日から使用、階段昇降機も29日から導入する。(朝日新聞)
やる気になれば、対策を取ることができた。
「私は今回の木島さんの行動は勇気あるものだったと思います。なんで声をあげた当事者に批判が集まるのかまったくわかりません」
7月には導入が決まっていたと噂されるアシストストレッチャー。導入前の千載一遇のタイミングだったとも言われている。
ワタシ的には、障害者割引やらを全部を蹴ってまで、なんでLCCでなければならないの?となる。
JALの障害者割引で「23,800」(正規料金は40,500、株主割引で20,250)
皆さんはどう思うか?
参考になればと思います。
奄美空港にはボーディングブリッジがあったが、何らかの理由(おそらく他の機体が使用中)で使用できなかったとのこと。
奄美空港は改修中でボーディングブリッジの増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!
http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/28/news109.html
バニラ・エアは関空ー奄美間ではボーディングブリッジが使えないため、WEBサイトで以下のようにアナウンスしていた。
奄美空港施設要件にともない、おからだが不自由なお客様/車椅子ご希望のお客様の安全確保およびSTEP利用時の不意の事故を未然に防ぐために、お客様ご自身またはお連れのお客様の補助を得てSTEPを昇降いただけるかの事前確認が必要となります。事前のご確認は予約センターまでお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
バニラ・エアは上記アナウンスによる事前確認があった場合について、以下のように説明しています。
「車椅子ごと担いだり、利用者の体を抱えたりしてタラップを乗降することは、大変危険なので安全上の理由から認めていない。関空-奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には、搭乗をお断りしていた」
「お断り」が搭乗拒否なのか、お願いしていただけなのかはよくわかりません。ここはメディが確認すべきだと思います。後述しますが、問答無用で搭乗拒否していたのなら明確な違法行為なので同情の余地なくアウトだと思います。
階段昇降用のストレッチャーという介助器具があります。バニラ・エアは用意すべきだったという方がいます。有名なところでは乙武さんもそう主張されています。
http://www.huffingtonpost.jp/hirotada-ototake/post_15315_b_17326010.html
ただ、障害者を介助する側からするとストレッチャーは使いたくないのです。快適じゃないし、危険だからです。車椅子からストレッチャー、ストレッチャーから車椅子への乗り降りが大変だし、階段でのストレッチャーは事故が多い。それに、ストレッチャーに乗るのは恥ずかしいという方が多いのです。
現状、積極的にストレッチャーの使用を勧める航空会社はないだろうと思いますし、ストレッチャーと聞いたらほとんどの障害者とその同行者は諦めると思います。
ストレッチャーはほとんどの障害者にとって無意味であり、かえって不快なもの(新たなバリア)だと理解してもらいたいです。
タラップ(階段)には電動階段昇降機がついていませんでした。この点も批判されています。
もちろん電動階段昇降機があるのは良いことです。介助者が人力で動かすストレッチャーよりは安全性は高いです。ただ、障害者目線だとストレッチャーよりはマシというだけで、あまり解決にはなりません。
車椅子との乗り換えが大変ですし、目立つことが恥ずかしいというのもあって、かなり多くの障害者は使用を拒否します。「これに乗せるのか」と怒り出すひともいるくらいです。
これも新たなバリアを作り出す装置だと理解してもらっていいと思います。
電動階段昇降機があるからバリアフリーかといわれると、違うと思います。
パッセンジャーボーディングリフト(PBL)という特殊車両があるようです。
http://www.love-narita.com/entry/2017/06/boarding-support
これを用意できればよかったかもしれません。しかし、特殊車両なのでかなり高価ですし、奄美大島に輸送する手間を考えると短期的な使用のために用意するのは現実的とはいえないでしょう。特にLCCの運賃、利益を考えるとここまでの投資が必要なら路線開設を取りやめるという判断になるのではないかと思います。
普通の障害者が旅行で飛行機に乗るなら段差を解消したボーディングブリッジ以外の選択肢はないに等しいのです。階段って聞いたら諦める人がほとんどなのです。なので、一日も早くボーディングブリッジを用意してほしいというのが障害者の願いだと思います。
ただ、ボーディングブリッジはとても高価で、簡単に用意できるものではありません。土木工事が必要で、億単位の投資になります。公共施設なので予算をつけて設計、施工、年単位の時間が必要です。一日も早くと願いますが、現実は待つしかありません。
奄美空港は11月には新たなボーディングブリッジが運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空ー奄美を受けての増設を決めたのでしょうが、予算、設計、施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います。奄美空港関係者の努力は素晴らしいと思います。
K氏は高校時代にラグビー中の事故で脊椎損傷した障害者ですが、障害者と言ってもその障害の程度は千差万別です。
K氏は腕で階段を昇り降りできるなど、障害者の中ではかなり「健常者に近い」行動ができる人だと思われます。普通の健常者より元気なんじゃないかと思うくらいです。しかし、K氏のように行動できる障害者はとても少ないです。車椅子競技をしているアスリートなど、年齢が若く鍛えている人だけです。普通(多数派)の障害者はとてもじゃないけど自分の腕で階段を昇り降りなどできませんし車椅子の乗り換えが苦痛です。
普通の障害者なら上記の空港設備を聞いたら諦めるでしょうが、K氏は「健常者に近い」行動力があるので突破しようとしたのでしょう。良く言えば積極的、悪く言えば無鉄砲。気持ちは分からないでもありませんが、やはり良くないと思います。事前連絡のない状態だと現場でできることには限りがあり時間のない中で正しい判断ができるとも限りません。多数の乗客を乗せ安全に定時運行をしないといけない飛行機ですので、二度とすべきではないと思います。
バニラ・エアはストレッチャーや電動階段昇降機を用意していなかったわけですが、他方で障害者対応をするつもりがなかったとは思えません。11月にボーディングブリッジが使えるようになるのでそれまでは申し訳ないけれども我慢してもらうという姿勢だったようです。
これは多数派の障害者にとっては理解できる話です。ボーディングブリッジがないなら他があってもあまり意味がないし、ボーディングブリッジを建設するには時間が必要なので完成まで待つしかありません。
しかし、K氏のような行動できる障害者にとってバニラ・エアの対応は許せないでしょう。ボーディングブリッジがなくても自力もしくは介助者の力を借りて搭乗できるからです。ストレッチャーくらい用意してほしいと思うのはよくわかります。行動できる障害者を想定していなかったのではないかと思います。バニラ・エアはストレッチャーを用意して事前にアナウンスしておくべきでした。大いに反省すべきだろうと思います。
なお、バニラ・エアはバリアフリーに対応する法的義務があります。条文は引用しませんが、障害者が利用できるように「合理的配慮」をしなければなりません。ストレッチャーを用意してほしいという要望は合理的配慮として義務付けられるでしょう。仮に事前に要望があったにも関わらずストレッチャーを用意せず搭乗を拒否したのならば、それは違法です。糾弾すべきです。
一般論として、事前連絡は障害者にとってとても重要です。とくに高齢障害者のようにストレッチャーや電動階段昇降機を使いたくない人にとってはすべての経路にエレベーターかスロープがあることを確認するのは必須です。また、航空会社に特に配慮してもらいたいことなどを伝え、航空会社からの要望や注意点を確認することはスムーズに飛行機にのるために必須です。事前連絡しない障害者は極めて少ないと思いますし、対応ができずに搭乗を断られても仕方ないと思います。
今回、K氏は事前に何も言わず、突然、空港カウンターに現れてトラブルになりました。事前連絡すると搭乗を拒否されるからと主張しています。
http://www.kijikiji.com/self/vanilla.htm
バニラ・エアは搭乗を「お断り」していたと言っていますので、事前連絡すると最初は断られたと思います。
ただ、バニラ・エアはバリアフリーに対応する法的義務があります。(内容証明郵便などの書面で)ストレッチャーを用意するように要望すればいいだけです。それを拒否することは明確に違法なのでできないでしょう。
仮に拒否された場合も、国交省や鹿児島県島に改善を求めるための窓口がありますし、記者会見等で世論に訴えることもできます。(実際、K氏は事後にそのような対応をしています。)
事前にバニラ・エアにそのように話をすればストレッチャーの用意を拒否するという対応には出ないでしょう。話せば解決できたと思いますし、話す時間がない急ぎの旅行でもないようです。
今回の騒動はアマチュアが知らずに引き起こした話ではありません。
K氏はバリアフリーのプロとしてコンサルや講演活動などで生計を立てているプロです。プロであるならば、法律と知識と経験を武器に話し合いで解決すべきです。
奄美空港の設備や今後の整備予定、自分が登場するために必要な道具や人員など、詳しいことを調べる能力もあるはずです。飛行機に乗り慣れているようですので航空会社や空港の決まりにも詳しいことでしょう。
そういう人が法律や規則があることを知りながら事前に話し合いもせずにいきなり実力行使に出てはいけないと思います。
企業も人が運営するものだから間違いはあります。間違いを正すことは大切ですが、それはまずは話し合いによるべきです。実力行使は話をつくしても理解されない場合の最終手段であるべきです。いきなり問答無用でやると必要のない波風が立つだけです。とても残念に思っています。
世論と法律が変わり、今、驚くべきスピードでバリアフリー対応が進んでいます。実力で戦わなければならなかった時代も理解していますが、しかし、今はもうそういう時代ではありません。法律がありますので話し合いをすればほとんどのことは解決します。
活動が先鋭化して大衆の支持を失うようなことになれば障害者やその家族、ひいては社会全体の損失です。そうならないことを願います。