質問したら、質問とは違う謎の答えを返す人がいる。仮に謎氏とする。うまく再現できないのだが、頑張って再現するとこんな感じ
私「来週函館に出張に行く件だけど、準備しておいてって頼んだこと何だったっけ?」
謎「あ、すいません。いや、でも、大丈夫です」
私「で、何を頼んだっけ?」
私「???」
私は何を頼んだのか、それを思い出したくて聞いているのに、おそらく謎氏の中では私の質問は言葉どおりではなく「頼んだことちゃんとやっておいた?」という質問に変換されているらしい。そして謎氏の中で勝手に会話が成立していて、(頼まれたことはできていないので)「すみません。」「でも、」(今からでも間に合うので)「大丈夫です」のようなことになるらしい。でも、私の意図としては、相手先と自社の事情が変わったので、頼んだことを確認して、事情に照らし合わせて準備を調整したい、ということなので、まずは何を頼んだのかを確認したいというつもりなのだが、私が頼んだことは私が知っている前提で、(バニラエアで函館空港まで行く算段をしている→バニラエアは今評判が悪い→しかしバニラエアも改善された)というような脳内会話の最終段階だけが報告されるようだ。
結果的に、謎氏には、「事情が変わったために、出張の内容が変わった。そこで確認したい。頼んだことを本当に覚えていないので、何を頼んだのかリストアップして、その準備状況とともにメールで報告して」と頼むことになる。
いつも、「業務が多いから判断は正しくしているはずだが、その内容全てを覚えているわけではないので、よろしくお願い」、と皆に言っているし、実際何人もの部下それぞれに頼んだことを全部は覚えていられない。なるだけメモするようにしているが、漏れることもある。そのための質問なのだけど、謎氏とだけはいつもやり取りに疲れてしまう。
そのため、謎氏と話をする必要があるときは、なるだけメール等で済ませるようにしている。記録が残ればお互いストレスも減る。
こういう人の脳内では、おそらく、上長は自分よりもよく分かっている偉い人→自分が分かっていることは当然上長も分かっている→結果だけを答えたら良い、となっているのではないかと思っているので、「おまえの言っていることは分からん。分かりやすく説明しろ」などと圧迫すると、ますます上長の方が偉い、という回路が増強されるのではないかと懸念している。そのために、自分が分かっていることを周りに分かりやすく教えたり、周りにサービスすることが大事、サービス精神が大事、と指導しているのだが、あまり改善されない。
自分のやり方がまずいのかな?