はてなキーワード: 呼び方とは
友達が結婚して、会話の中に旦那さんとか夫さんとかが増え始めるとシンプルに気持ち悪いなって感じてしまう。なんでだろうね。
今までその子とは趣味の話、仕事の話、友人の話なんかをしてたのに、急に出てきた旦那さん、夫さんの影。誰やねんそれ、君の人生私といた時間の方が長いのに?って気持ちと、私にもそんな人いつか現れるんだろうか、現れたとして友達にこうやって、旦那さん、夫さんなんて気持ち悪い呼び方で喋るんだろうか、とかなんとか。
人が変わっていくのに焦るのかもね。知らなかったところが見えてくるのが不安なのかもね。わかんないけど。男ができると人って変わる気がする、私の方が変わってるのかもしれないけど。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1923651
「ラブジョイの法則」に関して「子供のことを考えるな」という意味だと勘違いして見当違いのキレ方をしている人がいたので補足しておきますね。
より具体的に言うと
・討論の中で「子供たちのことを考えろ」と訴えることは、理性の問題を感情の問題にすり替える行為である
・子供の話を持ち出すと論理的な思考、なかんずくモラルをめぐる議論を阻害する効果がある
・子供をこのように幼児扱いし、保護してあげなくてはならない無垢なるものとみなすことは、「純粋さ」という概念への妄執が取る一つの形だ
などが指摘されている。
要するに、子供の話を持ち出すと論理的思考力や知性が低下しやすいので気をつけろってことである。
そこに気を付けた上で、子供のことを水戸黄門の印籠のように言い出さなければ別にいうこと自体は構わないのだ。
まさにその通り。ラブジョイの法則を勘違いしないように気を付けてほしい。
homarara んー? そうは言っても子供の事も考えるべきでは? 「世間が許さない」というのも、単に「自分も許さない」を省略しているだけで、非難する観点としては普通というか、それがダメなら「三方良し」も変だろう。
その通り。子供のことを考えてもいいんですよ。というよりも考えるべきなのです。より丁寧に。
でも実際は子供のことを言い出すととたんに議論が雑になるのは気を付けようね、という話です。
restroom たしかに詭弁かもしれませんが、これを「法則」と言ってしまうのも間違いでしょう。全然法則ではありませんから。
はい。Wikipediaを読めば「ヘレン・ラブジョイ抗弁」、「ヘレン・ラブジョイ症候群」、「子供たちのことを考えろイズム」と書かれてますね。
gwmp0000 「ラブジョイの原則」 シュナムル氏はどうかしてるが ここで批判してる連中は幼児に何見せてもいいと思ってんのかな それもどうかしてる
はい。結局「モラルパニック」が起きたとき、自分の意見を言うのを避けてまず子供を持ち出して自分の感覚を正当化しがちなのもこの法則の通り。
sukekyo “子どもという弱者を盾に自分の要求を押し通そうとする態度はどこに行っても醜く見えるものです”→これだけ出生率の低さが取り沙汰されてるときに子供を出汁にするのなんか手の込んだ皮肉のように思えますわ。
この人はいっつもいうことがふにゃふにゃしてる印象がありますね……。
よくわからないとか関心がないなら黙ってればいいのにこの手の話題だといちいちいっちょかみしたがるのやめない?
はてなの中でも最年長クラスなのだから、年長者としてもう少しまともな発言をしてほしいです。
hatsumoto 嘘の子供を盾にするのは良くないが、いい歳した成人が子供への影響を全く考えないのも問題あるのはわかるよな?
誰もそういうことは言ってない上に藁人形で誰かをたたくという2重の誤謬。
確実に知性が低下していると思います。
ラブジョイの法則という言葉はあなたのような方にこそ必要なのですが
「必要な人ほどその言葉が図星だからこそ否定したがる」という現象にも名前がついてほしいですね。
zheyang 最後の章(見出し)、ブコメの何が悪いのかを説明せずに誹謗してるだけ。匿名なくせに上から目線のあなたがワーストだよ
はい。「説明が不足してる」ならともかく説明してないと主張するのはいかがなものでしょう。
匿名とか上から目線というのもお前の中でな。でしかないし私のほうがまだあなたよりは説明してますし誹謗してませんね。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801093013
最後の章のどこが説明してるのかイミフすぎてワロタこの法則のとおり!ふにゃふにゃ!言ってないから言ってなァァァァァい!これが説明だと思い込んでるなら生まれつき論理的思考力や知性が欠けてるので感情的に喚くアホと常に同等ってことっすね。感情的になってるのに気づけないアホが他人が感情的になった瞬間だけ発狂するのめちゃくちゃおもしろいなあとはてな最年長みたいなくっさい言い回しするのはインターネットの中でも加齢臭がひどいおじさんにしか見えないからいい加減卒業しようね
んで、上の記事に対するトラバがこれ。上のトラバからわずか20分後。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801095003
匿名は普通に匿名という事実だと思うんだが、お前の中ではな!ってそうとう頭悪いよな他人に厳しく自分に甘く他人にはさんざん人の話を聞けとか議論やコミュニケーションが大事だとか説教かましまくっといて、ブコメ非公開のブログ書いてるカスを思い出すわ
わずか20分後に増田だけでは絶対に読み取れない文脈を理解してる自分以外の他人が都合よく通りかかるというのは無理があるということすら考えられないらしい。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801140425
え、私の知ってる特定の誰かだと妄想で決めつけてるの?これ、論理的思考力がある人とはとても思えないんだが…笑結局、反論もなにもないしなw
んで、上に対するトラバがこれ。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801161720
感情的だよなぁ。常日頃、自分がさんざん他人に言葉のレッテルで圧をかけといて、自分が同じことを見かけたら発狂するみたいな、ダブスタ丸出しのやり口はやめた方がいいよなぁ
わずか2分後にすぐ「常日頃」という感じで、増田だけでは絶対に読み取れない文脈を理解してる自分以外の他人が湧くというのは無理があるということすら考えられないらしい。
https://anond.hatelabo.jp/20220801172212
サラダ油とやらが特定できるなら、常日頃と言われるレベルでおまえも特定されてもおかしくないわな
ま、俺はそんな脇の甘い発言しないしそもそもそのうち一つしか書いてないんだが、マジで糖質を疑うレベルだから病院行ったほうがいいぞ
これはサラダ油さんですね。何度も言うけどごまかすつもりないよね。語彙と論理展開が完全に同一人物なんですよ。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172421
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172504
ごめん、俺サラダ油なんだけど、どれも書いてないぞ…
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172652
いや!俺こそがサラダ油だ!
1分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801172959
じゃあ私です!
3分後
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801173248
https://anond.hatelabo.jp/20220801095614
イライラしてて草
さwくwじょwとwうwぼwうw
顔真っ赤すぎるでしょwww
それにしても、どうせこのあと自分が書いたやつ消すのになんでこのセリフを真顔で書けるんだろう。
それとも今回は消さないつもり?
https://anond.hatelabo.jp/20220801174344
17分後。
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801180039
https://anond.hatelabo.jp/20220801184550
いろんなブクマカを殴りまくっといて、 自分を批判するのは一人だけだ! ってめちゃくちゃ論理的思考ですね
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184635
オーサラダ油
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184707
サラダ油ぬるぬるで草
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801184922
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185424
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185706
これで論理的思考とか言ってるんだから、もはや存在がネタ 偉そうにブクマカに説教たれといて、客観的に見たら完全にアレにしか見えない、って自覚できないとこがすごいよね
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801185508
ttps://anond.hatelabo.jp/20220801200939
なんで削除逃亡したほうの魚拓取らなかったんだ
1つは「本人は一生懸命火をつけてるつもりだけど燃えない」という意味があります。自分が一生懸命騒いでるだけで火が燃え広がらないんですよね
「山上」っぽいじゃん?
なんかこう2chとかツイッターでそう言われそうじゃん。
駅伝なんて見てるの頭悪い奴が多いからさ、本人のFacebookとか学校のサイトに「そちらのヤマガミは誰を暗殺するんですかwwww」みたいな書き込み飛ばしてきそうじゃん。
んでそうなるとそもそもの原因はそういう呼び方をしたテレビ局だ実況者だアナウンサーだって話になりそうじゃん。
「山マスター」とか「上りの天才」とか「ハイランダー」とかさ。
何が来るのかなと思ってさ。
まあ俺は新年だからって暇だ暇だとコタツにミカンでテレビ見たりせず、みんなが休んでる時だろうと黙々と勉強するタイプだからあんま関係ないんだけどさ。
今はもう複数ソースで、統一教会が日本に入ってきた経緯の解説記事読めるんだから、ちゃんと歴史も含めて事実を把握しよう。
昔は「右翼団体」という呼び方をメディアはしていたと思うが、暴力的な手段も辞さず主義思想を広めようとする勢力がいた。
この中に、生長の家から分派した生長の家原理主義者(現日本会議)と、統一教会も入っている。
当時の右翼街宣車は、共産党の事務所の前で数時間大声を出すなどの嫌がらせをしていたが、そこに乗っている活動員の多くは韓国から動員された統一教会の関係者(韓国人)だった。
その後、強い敵(共産主義勢力)がいなくなった後、彼らの勢いも敵に応じて衰えたが、彼らは宗教というつながりで地道な活動を続けていた。
彼らの活動目標の最優先軸は、日本vs韓国のような国ではなく、全体主義 vs 民主主義だ。もはや敵は共産主義ですらない。
トランプの支持団体に統一教会の分派サンクチュアリが入っているという説もあるが、さもありなん。トランプ、安倍がプーチンと気が合った理由も理解できるだろう。
フェミニストはこれらを問題にして、そうした言論・表現は(少なくとも公共性高い場面では)規制されなければならないと考える。
サイトを眺めたところ、新着のおススメ欄に自分のやつがあった。クリックしてみると……「ランキング 24時間1位」とあった。「ファッ!?」という声が出た。無意識だった。あんな声が人間から出るのだなと素朴に感じた。
「pixivで活躍している絵師です」と自分のことを紹介してくれる人がいた。嬉しかった。コメントを読んでいると、こんなに多くの人が気持ちよくなってくれたんだと思って涙が出た。自分がやったことは無駄ではなかったんだ、これでよかったんだ、と心臓の奥からじんわりとした感情が湧き出した。
マックのフライヤーに真新しいオイルを入れた時の、あの澄んだ小麦色の油面が脳裏に浮かんだ。生卵をそこに割って落として、ポーチドエッグを作って食べるのが当時の朝マッククルーの楽しみだった(追記 お湯に落とすのが本来のポーチドエッグです。当時の呼び方を尊重しました)。
朝五時くらいの周囲がまだ暗い中、夜マックから朝マックに切り替わるまさにその時、みんなでワイワイと集まって創作料理をやっていた。自分が作るのはポーチドエッグと相場が決まっていた。皆、おいしいと言ってくれた。そんな記憶が、あのランキング1位の画面を観た時に脳裏をよぎった。
デビュー作品を投稿した年だけで1000万以上も稼いだ。図に乗った自分は、また同じ系統の作品を作り始めた。再び三ヶ月程度は労しただろうか。前作と同程度の執筆期間だ。
いよいよその時だ。満を持して販売開始ボタンを押した。はっきりいって二番煎じだった。濃さについては前作よりも強いつもりだ。
売れ行きは……前回とほとんどいっしょだった。24時間ランキングは1位だったし、1週間ランキングでも、1ヵ月ランキングでも一番になった。コンテンツに需要があると確信した瞬間だった。
次作はこれとは違う作品を作ってみようと思い立った。妹凌辱ものではなくて、もっと社会的に健全とされるエロ分野に挑戦してみようと思った。多くの大家のページを巡っていったところ、クリムゾン先生のページに辿り着いた。販売作品をひとつずつ見ていったところ、「この人すげー安定してるな」と感嘆したのを覚えている。それでいて創作ペースも早い。
自分の場合はこうはいかない。下書きの段階では絵も字も死ぬほど汚いし、ペンタブを握ってもそんなに変わらない。初稿は売り物にならないレベルで、第二稿、第三稿と繰り返すたびにちょっとずつ売れる絵になっていき、販売開始をクリックする頃には第7稿とかになっている。
クリムゾン先生の安定感は素晴らしいとは思ったけど、自分には到底真似できないことも理解した。でも、これでいいのだ。自分の場合は遅筆で、年に投稿できる作品は少ないけど、その代わり、とびっきり質のいいやつを出してやろう。それで読者に喜んでもらえばいい。
DLsiteやFANZAから個別に連絡があって、「今度、このようなキャンペーンで~~」といった内容で、いわゆる商談というやつだ。あとは出版社からも連絡があった。オリジナル作品をウチで出してみないか? という提案が。乗り気ではなかったが、編集者がいい人だったので1冊だけ紙の本を出した。
社会のことをもっと勉強しておけばよかった。会社員の人って、みんなけっこうシャキンとしていて、キビキビとしていて、マナーレベルが高かったりするだろう。絵描きというのは社会経験がない人が多いので、そのあたりはルーズだ。
例えば、FANZAとかで滅茶苦茶に売れている大御所の人で、態度が凄まじく横柄な人がいる。出版社の人や、イラストレーターや、もっというと初対面の人が誰だかわかっていなくても、自分が神であるかのような傲慢な態度で望む。20代はもちろん、30代、40代の人でさえそういう行動を取る人はいる。お金があれば何をしてもいいんだ、という心が透けて見えるようで気分が悪い。
自営業にとっては自然なことだ。自分が作った世界で勝負して、それでお金を稼いでいるのだから、会社員みたいに礼儀やマナーを身に着ける必要はない。傲慢だろうと誠実だろうと、ご飯を食べていけるならそれでいい。他者への態度は、その人が自分の責任で決めることだ。
かくいう自分も失敗をした。
二作目を売りに出してから少し時間が経っていた。通帳をみると、一作目の投稿から数えて約二千万円が入金されていた。このお金で何かしてみようと思ったところ、秋葉原にあるメイドカフェで豪遊してみようと思い立った。
専門学生だった頃に、友人と2回ばかり行った経験があるのだが、そこにはいい年をしたおっさん連中がいた。メイドさん達をわが物のように扱い、ほかのお客のところに行かせないようにしていた。彼らというのは基本的に、ものすごくうるさくて、ありえないほど近い距離でメイドさんに接する。心理的にも物理的にも。ああいうのは苦手だ。
対照的に、もの静かに食事を嗜んでいるおじさんや若い人もいたが、少数派だった――年齢は関係ない。大人びた人というのは、大抵は子どもの頃から大人だったりする。
結局、学生だった当時は、メイドさんとロクに喋ることはできず、40分ほど滞在して割高なオムライスを食べて帰った。世知辛い思い出だ。
ある秋の日、自分は一人でその店を訪れた。当時と変わらない佇まいだった。木目調のカウンターに色とりどりの置物が飾ってある。メニューもおしゃれだ。簡素だけど、手作り感が満載の。
あの時と一緒だった。おっさん連中が三人ほどいて、お気に入りのメイドさんにドリンクを飲ませていた。
観察してみると、カラオケのサービスを頼む際にメイドAさんの胸を人差し指でタッチしたり、フロアに立っているメイドBさんの隙を探して肩を揉んだりしていた。
40を過ぎた大人が、若い女の子に対してお金と引き換えにセクハラをする場――学生などお呼びではない。それが当時のメイドカフェに対する認識だった。
でも今は違う。今の自分は専門学生ではなく、pixiv発のいっぱしのプロの絵描きなのだ!
「お帰りなさいませ(はぁと)。ご主人様」
紋切り型の楽しげな挨拶を受けて、カウンターの椅子に腰かけた。今のはメイドCさんとする。ちょっとしゃがんで、上目遣いでこちらを見上げている。猫耳を付けていた。リボン付きの首輪も。
「初めてですか?」
「はい。初めてです」
「ご注文は何にいたしましょう? ご主人様」
「オムライスください」
「『くまたんはんばーぐ☆オムライス』にします。ドリンクは『ふりふりしゃかしゃか♥オレンジじゅーちゅ』で。何分くらいで来ますか」
「了解です」
オレンジジュースはすぐに来た。メイドの人がふりふりしゃかしゃかすると、魔法がかかって味が変わるらしい。「今回はいいです」と断って、その場でグラスの半分まで飲んでみた。普通にうまい。前回は、お金がなかったのでウーロン茶を頼んだはずだ。
「オムライスはあと20分お待ちください。私はあちらのご主人様の方にいますので、何かあったら呼んでくださいね」
「そうですか。では待っている間にシャンパンを飲みます。これをください」
メニューの一番右上にあるシャンパンを指さした。ドンペリ白だった。当時、ドンペリが何なのかわかっていなかった。とりあえず高い酒ということは知っていたが。メニューには55,000円とあった。
メイドCさんは、「えっ!?」という声にならない声を上げて、おじさん方の接客をしているメイドAさんとBさんのところに駆けていった。
一時的にキッチンの中に引っ込んでの作戦会議の後に、メイドBさんとCさんが自分のところにドンペリを――おそるおそる持ってきた。今思えばけっこう揺れていたかもしれない。Aさんは接客に戻っている。
ドンペリの瓶について、ずんぐりとした形状だったのを覚えている。天井のLEDに照らされた酒瓶は、生まれたてのナイフのような恥じらいを帯びていた。鈍い色の光沢が煌めいてる。生涯で初めてのドンペリだ。
「こちらでよろしいですか」
「OKです」
「開け方がわかりません」
「そうなんですか。実は私達も開けたことがなくて」
「何……だと……?」(ブリーチ)
Aさんの前にいるおじさん3人がこちらを睨んでいる。メイドAさんなら開け方がわかりそうなものだが、色々と事情があったのかもしれない。
やけくそだった。なんかもう適当にねじねじとしたやつを外して、ボトルの蓋を解体していった。コルクだけになったところで携帯電話をパカッと開いて、ようつべでドンペリの開け方を調べた。どうやら、ねじねじとしたやつは残しておくものらしい。
ようつべの画面に映ったバーテンが、コルクの栓を捩じりながら開けていくのを見て成功の確信を得た。自分も真似してやってみよう。メイド2人が手元をまじまじと眺めている。
何十秒かそこらだったと思うが、ずっとコルクを捩じり続けていた――ポォンッ!! という音を立てて、コルクが天井に突き刺さった。すごい音だった。直後、メイドBさんの方にコルクが落っこちるのを観た。
冷たい、と感じた。見れば膝にドンペリが零れているではないか。テーブルの上はさらにヒドイことになっている。
やってしまった、ドンペリの瓶を揺さぶり過ぎたのだ。炭酸がこんなに強いなんて。当時の自分は知らなかった。ドンペリの四分の一くらいが零れたのを見て、さっきのおじさん達がゲラゲラと笑っていた。メイドAさんがこっちに向かってきて、BさんとCさんを悲しそうな目で見た後で、
「申し訳ありませんご主人様!」
と謝罪したのを覚えている。
「いいですよ。みんなでゆっくり飲みましょう」としか言いようがなかった。零れたものはしょうがないのだ。これが現実なのだ(ハム太郎)。
メイドさんとしばらく話をした。あれは楽しかった。初めての体験というのが大きい。以下に抜粋してみよう、うろ覚えだ。BさんとCさんとの会話がメインで、Aさんは傍で見ていてたまにしゃべる感じだった。半ば酔っていたので、お見苦しい発言がいくつもある。
「千葉の端っこからきました」(比企谷くんの近所に住んでます)
「もしかして家が隣かもね」(なんてね!)
「かもしれませんねー」
「このお店、やって長いんですか。この木目調のカウンターとか。古さがいい感じです」(i'm lovin' it!)
「へぇ、バーですか。どおりで。照明を消したらバーになりそうですね。ところで姉さん、失礼ですが年はおいくつですか」(24とみた)
「えー、いくつに見えますか?」
「22」
「ブー、違います」
「うーん、25?」
「違います!」
「27?」
「ブー、ぜんぜん違います」
「参った。正解を教えてよ」
「正解は……17才です!」
「あー、そっちかー」
「意味わかるんですか? おにいさ……ご主人様」
「わかるよ。有名な声優さんのやつ。で、ぶっちゃけ本当は年いくつ? 自分は26。見た目はおにいさんじゃないけどね」(おにいさんってあなた、もしかして夜の店で働いてた?)
「こないだ19になりました」
「若いね。ところでなんだけど。なんかさ、たばこの匂いがするよ?」(この子まじでヤニ臭いんですけど……)
(ここで一瞬、AさんとBさんが神妙な顔つきに。Bさんが話してくる)
「うん。アニメ好きです。毎季いろいろ見てます!」(うえぃ、酔いが回ってきた)
「え。アニメ好きなんですね。今のだったらどんなのおススメですか? 観てみたい」
「うーん。すぐにはちょっと。頭の回転が追い付かない。Bさんは、どんな感じのがお好み?」(装甲騎兵ボトムズとか? あまり答えたくないな。恥ずかしいし)
「笑えるやつがいいです」
「泣けるのが好きかな~。わたしにもおススメ教えてくださいよ」
「あー、ご主人様かわいい。頭ひねってる」
・うちのメイドがウザすぎる!
・俺が好きなのは妹だけど妹じゃない ○
・やがて君になる ○
・ゾンビランドサガ
「アニマエールは一見やんちゃなようで、友情がしっかりしていて面白いんで見ることにしましたよ。やがて君になるも捨てがたいですねェ」(戸愚呂弟)
「緩くて、緩くて、緩いところかな。1話を見たらわかる。それだけでいい」(語彙貧困)
「ご主人様、すごいですね」
「恐縮です。Bさんのおススメはある?」(もっと褒めてもいいんですよ)
「色づく世界の明日から、てゆうのが感動できます。泣きますよ~」
「素晴らしい作品を見てるんだね」(そんなの知らない!)
「ご主人様、見る目あるんですね」
「どういたしまして」(ヘヘッ!)
(※翌年、全話視聴してガン泣きした)
「ところで。そちらのお姉さんはベテランさんですか?」(Aさん!Aさん!)
「へー。オープンから!! それはそれは!! 大事な役割を任されてるんですねェ。今日の開店時間からずっといるんですねェ」
「そういう意味じゃありません」
「ごめんなさいwww」
(※このあたりから記憶がない。ドンペリ白をほとんど飲み干していた)
「ご主人様ってなんか。自分をお持ちのお顔ですね。アニメだけではなくてー、ほかにもいろいろ趣味が多そうな気がします」
「持ってますとも」
「見せてくださいよー」
「また今度ね。もっと別の、楽しい話題に移りませう」(絶対みせないでをかう……)
「その時が来たら見せますよ! ところで、自分さっき、どの漫画のキャラの真似してたかわかりました?」
「アニメ版の戸愚呂弟かなって思いました」
「あんたもなかなかやるねェ」(ヘ、ヘッ!)
「戸愚呂が一番好きなんです」(へへッ!)
「わたし、戸愚呂兄のモノマネが得意なんですよ。今からやってみますね!」
(割愛)
しばらく喋っているうちにドンペリ(3/4)をほぼ1人で飲み切り(メイドAさんとCさんが2杯ずつ飲んだ)、美味しいオムライスを食べた後、現金でお会計を済ませると、のんびり歩いて秋葉原駅まで行った。
おじさん連中には、キッチンから出てきた料理担当とおぼしきメイドさんが対応していた。あの時のおじさん達のことは今でも覚えている。自分がカウンターを立って会計をする時も、物笑いにするような目つきでこちらを眺めていた。
それで、実家への帰り道の途中、酩酊した状態で自転車に乗っていたものだから、見事に転んでコンクリートの水路蓋に頭を打ちつけた――転んだ自分の目の前に、青い空が映っていた。千葉県某所の空に、みたいなタイトルが頭をよぎった。当時は若かった。今の自分は飲酒運転など絶対にしない。
しかし。真の失敗は飲み方の汚さにあった。あの時以降も、グラスに注いだ高い酒をペースを考えずにグイグイと飲みまくった。どう考えても見た目が悪い。高い酒を飲むやつが偉いだろうと心の奥底で考えていた。その時点で、あのおじさん達と同じ穴の狢というわけだ。
今はそういう飲み方をすることはなくなった。世の中には優しいおじさんもいて、ある時だった。別のメイドカフェで、ピンクのドンペリを直飲みでイッキして騒いでいたところ、隣にいたおじさんが言ったのだ。
「君の飲み方は汚い。もっと周りのことを考えて吞みなさい」
はっとした。そのとおりだった。自分は調子に乗っていたのだ。「ごめんなさい」と謝ったら、「俺もね、あなたくらいの時にお酒で失敗してね……」といろいろ話してくれた。
お金を稼げたから、それだけで偉いなんてことはない。人間の偉さがあるのだとしたら結局、人柄とか、人格とか、行動とかで見られるんだと思う。まだ30手前だけどわかる。人生の明らかな事実だ。
次で最後です
私:30歳女性。男性向けエロ漫画家兼イラストレーターをしている
商業エロ漫画を描いてると、男性のアレを指す際のセリフは"おち〇ぽ"表記でと出版社側から指導される事があるのだけれど、
私にとってこの単語は人生で一度も使用した事が無く、縁遠いどこかファンタジーに等しい単語である。
が、しかし
エロ漫画のヒロイン達は、まるで常用単語のようにスラスラと平気で連呼しまくる。
明らかに清楚の塊な君たちが一体人生のどこでこの単語を学び、知り、覚え、瞬間的に口に出せるようになったのだろうか?Why?
そもそも"おち〇ぽ"という単語は一体どういった起源の元生まれ、どういう存在としてエロ漫画界の重鎮として存在してきたんだろうか、
私は自分の作品内に登場する単語に対し無知なままでも良いのだろうか、いいや、良くない。
私は身近な単語、ち〇ち〇から一体どのようにしてこの単語に進化し派生したのか調べることにした。
まず身近な一般男性に
「"おち〇ぽ"って生まれてこのかた耳にしたことないんだけど、どういう人がどういうタイミングで使用するのだろうか?」
と尋ねてみた。
相手はかなり面食らった様子だったが、難しい顔をした後
『"おち〇ぽ"は、幼児語である"ち〇ち〇"が成長したものであり、成人語である。』
『例えば幼児は車を指し"ぶーぶー"と言う。』
『"ぶーぶー"の成人語は"車"であり、心身の成長に伴い次第に後者の名称へと移行する。』
と答えた。
なるほど、理にかなっている気がする。
名詞の変容についての分かりやすい例えとして幼児語を例に挙げたが、
おおかた思春期の中学生前後でこの単語は変化するといったニュアンスを私は感じ取った。
小学生までは「オレのち〇ち〇がさー!」
と語っていたところ、
大学生頃になると「俺のおち〇ぽがさぁ!」
なるほど、そうだったのか。
点と点が繋がらなかった状態が線で繋がった感覚だ、青天の霹靂である。
一般男性に感謝を述べ、続いて英知の塊インターネッツにてググることにした。
"ち〇ち〇 おち〇ぽ" 検索
>>おち〇ぽの場合、"お"をつけることで愛おしいものとしてのニュアンスがあり、ち〇ぽで主に成人の勃起した男性器・下品なものとしての意味合いを表す。
…???
どういう事だろうか。頭が混乱する。
"お"は愛しい物につけるもの、"ち〇ぽ"は下品なものとしての意味合い…?
一般男性の回答とはまるでかけ離れた一文に、思考を放棄しそうになる。
よくわからない。
そもそも"ち〇ぽ"って何だ…?
調べてみる。
>>"ち〇ぽ"は関東地方での"ち〇ち〇"に対する呼び名である。
「"おち〇ぽ"とは、主に関東地方で使用される陰茎に対する呼び名"ち〇ぽ"を、1段階エロティックにするべく"お"を付けた呼称であり、主に成人男性に使用される。」
↓
「"おち〇ぽ"は関東地方と言う人口密集地でのメジャーな呼び方であることから、商業誌でも広く用いられる。」
もう何も分からん。
他にも
"ち〇この呼び方が「ち〇こ」や「ち〇ぽ」の女性は落ち着いた大人の女性。" だとか
"ち〇この呼び方が「ち〇ち〇」の場合、優しく明るい女性。" だとか書いてある。
また5chでは"おち〇ぽ"呼びが興奮するだとか萎えるだとか議論が繰り広げられている。
もしかしたら陰茎を持たざるたった1人の人間が解を得ようなんておこがましい議題だったのかもしれない。