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はてなキーワード: cernとは

2016-09-04

ポケモンGOやっていたら変な動きのおじさん達に気づいた

 

ポケモンGOをみんな遊んでいるから俺もちっとやってやるかーと思って始めたら、すぐにハマった。インドア派だったのに今年の夏は俺も彼女日焼けして思い出がいっぱいできて良かったんだが、8月の途中、ポケモンやってる俺らと違う動きをする変なおじさんが時々いるのを俺は見つけてしまった。

ポケモンGOをやってる奴はスマホを縦に動かす。だいたい真っ直ぐに投げる。でも、変なおじさん達は真っ直ぐに投げていない。パズドラに近い指の動きをしていて、違ったことをやっているのがわかる。ポケモンの話もしていないしだいたい単独行動だ。

まあパズドラをやっているのかもしれないしtwitterLINEやってるのかもしれんが、どうもそう見えない、暑くて人のたくさんいるところで、場所を変えながらそんな事するか?パズドラだったらもっと落ち着いた場所で止まるだろうし、ねずみみたいに動き回るのは変だ。

おじさん達は周りを気にして立ち止まって何かをやっている感じで、歩きスマホあんまり見かけない。そしてポケモンと違う緑色青色に光る画面を握りしめている。

で、ネットで色々調べたら、おじさん達がIngressってゲームをやっていることが俺にも理解できた。じゃあって事で俺もIngressちょっと触ってみたらトレーニングってのがあって、いきなり中二病全開のメッセージが流れてきて、そのまま街に出てしばらく遊んでいたらポケモンGOはかりの姿で真実エキゾチックマターとかい物質で起こっている怪奇現象なのだとわかって俺はびびった、青い連中と緑の連中が市民洗脳して人間エキゾチックにしているらしいことが俺にも理解できた、実際、Ingressの端末でエキゾチックマターが充満している場所には魂を抜かれたポケモンゾンビどもがたくさん群れている。エキゾチックマターを吸い過ぎて、たぶんやられてしまったのだろう。俺もあのゾンビの一人だったのだ。

街にポケモンGOかい虚構が溢れ出たのもポケモン欲しさにゾンビみたいな連中が街に沸いたのも全部このIngressかいゲーム観測される、エキゾチックマターとそれを利用する連中の陰謀だと知った俺は、インターネット情報収集した。そしたらCERNって書いてあるじゃないかCERNエキゾチックマターを見つけたとか書いてあるが、CERNって、カーブラックホールつくってタイムマシン完成させて世界線を変えたやばい組織でしょ?おのれCERNまたしても火種をばらまいていたのか!

俺は世界陰謀を守るためにポケモンGOをやめてIngressレジスタンスとして戦うことに決めた。世界じゅうで繰り広げられるこの戦いに勝利して夜な夜な歩き回るポケモンゾンビ正気に戻すのだ。ところがゾンビ共のなかでは俺達エージェントの動きはいかにも怪しい。エージェントは怪しいと思っていた俺が、今度は怪しいと思われる番になった。だが信じて欲しい。世界エキゾチックマターに覆われていて、それをコントロールしている連中がいるのだ、俺達の周りの世界は、見たままのものとは限らない。エル・プサイ・コングルゥ

 

2016-03-09

班目春樹のページ

http://ponpo.jp/madarame/を見てあまりに腹立たしかったので増田に書かせてもらう。

どうやら彼がこのページで言いたいことは次の点に集約されると思われる。

これが大学教授などを歴任して退官した人間のいうことだと思うとめまいがする。

自分役割が何かを理解せずに火事場に飛び込んではいけませんね!反省しています

だそうだ。あまり当事者意識のなさである

そもそも原子力工学というのは、明らかに国策のための学問であるサイエンスとしては原子核物理という分野が存在していることからも明らかであろう。

(たとえば新元素発見記憶に新しい。あのように加速した原子核ビームをぶつけて反応を見ることは核力を探る上で重要であるそうだ。また原発関連のtwitterで有名になった早野氏も本業CERNエキゾチック原子核を作っている。これも核力を見る上で重要らしい。いずれにせよ、両者とも原子力工学とはほとんど関係ない)

したがって、

昭和50年4月 東京大学講師工学部原子力工学科)に採用

の時点で、彼はその役割を十分理解しなくてはならなかった。もちろんこれはこのような人間採用してしまった東京大学工学研究科責任であるとも言えるし、あるいはまともな人材がいないことの証左なのかもしれない。

そして、一度国策学問に携わる身になり禄を食む以上、常にあらゆる可能性を考慮し、当事者としての責任の重さを理解しなくてはならない。実際科研費サイト(https://kaken.nii.ac.jp/d/r/80092336.ja.html)を見れば

原子力利用ガバナンス確立に向けた社会技術に関する研究

班目 春樹木村 浩KIMURA, Hiroshi

研究期間 : 2009年度~2011年

研究分野:原子力学 研究種目:基盤研究(B) 研究機関東京大学

なのだそうだ。この題目で09年から科研費を通しておきながらバカの一つ覚えのように「菅が悪い」とは呆れて物が言えない。

その場でなぜリーダーシップが取れなかったのか。なんのための研究をしていたのか。反省すべきはその点に尽きる。

ブコメを見ると、「大学先生ってそんなもんじゃないの」という意見散見された。いやいやいや、待ってくれよという話である。仮にも天下の東大である

「そんなもの」で済まされるような人材をとってしまうこと自体許されない。もし彼があくまでもこの他人事のような姿勢を貫き通すのであれば東京大学原子力国際専攻は直ちに解散すべきである

そもそも東京大学、旧東京帝国大学は国のリーダーを輩出するためにできた大学である明治維新から十年も経つ前、西洋列強に比べ悲しいほどの国力しかなかった時代に、それでも高等教育機関必要だと既存機関をまとめて作られた。

このような責任感のかけらもない人間がいたという惨状を知ったら、明治の元勲も草葉の陰で泣いているだろう。右巻きの人ほど斑目糾弾すべきではないか。古き好き日本の伝統はどうしたんだ。

当時、(原子力は専門ではなくとも)原発由来の放射線の影響などを見積もり、それをわかりやす世間に伝えようとした大学教員が多かったことを思い出すと、ますます斑目氏の無能さが浮き上がる。

積極的発言していた人としては東大早野氏、押川氏や学習院の田崎氏など、物理畑の人が多かったように記憶している。彼らは(特に早野氏以外など)原子力はおろか放射能測定すら学生実験以来の経験であったことは想像に難くない。

それでもなお、彼らが普段から国民血税を使って研究活動を行っているのだからという理由で、自分たち研究時間を削って文献を読み、なるべく正しい情報を伝えることで社会に貢献しようとしたわけである

もちろん「メルトダウンは起きない」だとか、一部失言があったことは確かであるが、それでも何もしなかった当事者斑目氏とは雲泥の差である今日斑目氏のウェブページを見るにいたり彼らが如何に良心的であったか、を理解した。

もちろん例えば物理畑の人は普段何の役にも立たないことをやっているのだから非常時は何かをしなくてはいけないと思っただとか、少なくとも斑目氏たちの原子力工学よりは彼らのほうが基礎学力が高いだとかの副次的な要因はあるだろうけれども、エリートたるもの、かくあるべきではないのか。

斑目氏は、今現在はさぞや気分よく毎日を過ごされていることだろう。

とりあえず菅が悪いと言っておけば、みなから同情を買うことができる。時の政権も、民主党批判できればそれ以上のことはしたがらない。

だがそれでよいのか。彼にもし一欠片でも良心が残っているならば、現状の原子力行政をまともなものにする努力を行うべきであるメディアに出たりマンガを書いたりして菅が悪いと言っている場合ではない。

2015-12-29

グーペおじさん Q&A「イングレスのXMって実在するのですか?」

Q

Ingress というゲームに XM (エキゾチック・マター)が出てくるのですがこれは実在するのですか?



A

Ingressイングレス)というのは位置情報を利用した Google 社のオンライン陣取りゲームのことやな。

背景ストーリーがかなり凝っていて、ゲームの結果がシナリオに反映されるのも魅力の一つなんや

例えばこんな感じや。


ストーリー

世界には、人間の心身に対して“啓発的な”効果を及ぼす謎の物質存在していた。CERNでの実験で偶然この物質発見した研究者たちは、この物質を「エキゾチック・マター(XM)」と呼んだ。XMの研究のため、NIA(アメリカ国家情報局)はCERN付近研究者らを集め「ナイアンティック計画」(Niantic Project)を立ち上げた。(中略)

ナイアンティック計画は実験最終日のXM大量流出事故(「啓示の夜」事件)により崩壊し、XMの無限の可能性(あるいは危険性)を知った研究者たちは、各地の企業結社と組んでそれぞれ行動を開始した。研究者たちの一部はわずかな改造を施した携帯電話上で機能する「スキャナ技術を開発した。これによって、実世界存在するXMポータルを観察し、操作出来るようになった。ほどなくスキャナ技術漏洩し、Google Play「ゲーム」としてアップロードされた (Wikipedia より抜粋



プレイヤー達はレジスタンス妨害をくぐり抜け、エキゾチック・マターによる人類覚醒を目指すというゲームやな。


さて、LHCで見つかったエキゾチック粒子といえば X(3872)Z(4430)のことやな。

それぞれ ペンクォークテトラクォーク と呼ばれる新しい形態の粒子なんや

高エネルギー加速器研究機構発見から10年ぶりの再発見で、現在エキゾチック粒子の理論研究が盛り上がっている様子や。

Ingress予言が当たった恰好やな。さすが Google さんやね。

ところでおじさんね、このストーリーを読んだときちょっと不思議に思ったんよ。

いくら加速器研究者さんでも稼働中加速器トンネルに入ったりはしないやろ。

研究者達はどうやってエキゾチック・マターに曝露したのやろな?

実はな、この答えは J-PARC にあったんや。

J-PARC ってのはエキゾチック粒子探索に適した日本加速器や。

実はこの分野はLHCよりこっちの方が本場なんよ。

でね、この J-PARC事故が起こったんよ。2013年のことや。

簡単に言うとね、加速器ではものすごく加速した陽子を標的に当てて出て来た粒子を調べるのやけどね、

装置誤作動で大量の粒子が標的に照射されたそうなんや。その結果 標的が蒸発して拡散施設内にいた研究者達が被曝したらしいんよ。

Wikipedia によると通常の400倍の粒子が照射されたらしいんやな。

ひょっとしたらエキゾチック粒子も出来たかわからんよね。(※1)

リアル『啓示の夜』や。

まあ被曝といっても超超微量なもんで特に健康被害はなかったんやが、当時マスコミさんにひどく叩かれたんやね。

で、以降加速器は停止しているんや。いつ動くのやろな・・。 これはレジスタンス妨害にあっているのかもしれんな。

J-PARCが動き出したらエキゾチック・マター研究が一気に進むはずなんでエンライテンドのみんなは楽しみに待っていようね。

なんだか話が脱線したけどまとめるとね。


こんなかんじの流れなんよ。

正直おじさんこっちの分野はよく知らないのやけれども、あまりIngress の背景ストーリーをなぞりすぎていてちょっと目が離せないんよ。

さすが Google さんや。

あ、そうそう。

Ingress Intel Map を見ると Genkenmae PostOffice (原研前郵便局)に緑ポータルが立っているんやけど

おじさんのあやふや記憶が正しければ確かこの辺りに J-PARC を利用する研究者学生の泊まる宿泊施設があった気がするんよ。

エキゾチック・マター研究者の中にエージェントが紛れているかもしれないと思うとなんだかわくわくするよね。

じゃあおじさん、もう出かけなきゃなんでこの辺でね・・・






(※1) まあ出来てもすぐに壊れるんやけどね

2015-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20150803022052

横ですが

トンデモ扱いと言うのは、ツイッターなどで見かける核融合核分裂などへの、研究者の反応を指していました。

少なくとも素粒子のまともな研究者核融合などにトンデモな扱いをしてるのは見たことが無いですが。。。

素粒子論は加速器などの大きな研究所があるので結構人数が多いかと思っていましたが、全体からするとかなり少ないのですね。

人数が多い、と言うより一つのプロジェクトに加わってる人数が圧倒的に多いですね。

大半が素粒子論を研究しつつ加速器実験もしているのかと思っていました。CERNの人たちも加速器実験研究者ということなのですね。

くそんなことはありません。物理世界が物性などもある、という話も出てましたが、素粒子の中でも加速器だけではありません。(まあ実験の半分くらいが加速器関連、と言っても過言では無い状態にはなってますが。)

ただ、素粒子、と言っても「宇宙物理」も含めて良いならまた違った実験も沢山あります


それから物理世界では「実験屋」と「理論屋」が完全に分かれています

ですので、ここでひも理論とかと言っている「理論屋」に関して言えば、加速器どうこうははっきり言って殆ど関係ありません。

というのも、今の実験では検証できない様なレベルの先の話をしているので。。。

理論屋の中にも「現象論屋」と言う人がいて、この人達純粋理論から実際に今の実験でどう見えるか、を考える人達で、

この分野には近年加速器関連に流れた人は多かったと思います。(とは言っても「CERN実験をしてる人たち」とは全く別、パートナーみたいな関係)



大半が素粒子論を研究しつつ加速器実験もしているのかと思っていました。CERNの人たちも加速器実験研究者ということなのですね。

なので素粒子論の理論屋かつ実験屋、なんて人はまず居ません。それだけそれぞれが専門化しています

ニュートン日経サイエンス物理記事結構読んでますが(特に特集は)素粒子関連がかなり多いですね。もっと物性などを取り扱って欲しいですね。個人的QCDをやる予定はないので、素粒子現在関心が低めです。

そんな事は決してないと思いますが、たとえばLHC建設だけでも10年以上かけていますし、建設にかけたお金、人は尋常ものではありません。

動かすにも電気代、また人件費等合わせるとトンデモない額です。

ですので、そこから一つ結果が出るということは、それだけ大きな結果な訳で大きく扱われるのは当然です。(というか、扱われない様な結果しかさなかったら大変なことになる。。。)

ただ、サイエンスなどの記事になるのは実際に出されてる論文のホンノ一部です。

恐らく、記事/論文数を他の分野と比べればむしろ低くなる位かと思います。それだけ沢山結果を出していますし、出さないといけません。


インパクト、と言う意味では、やはりいちばん基礎の部分をやっているので、「神の粒子」だとか、話を「盛れる」所があって、

記事としてはインパクトが大きいので、そればかり、と言う印象はあるのかもしれません。

逆に、そのような話にしないと余りに基礎過ぎて一般向けにはホントにわけがからない、と言う感じになってしまう、という点も。

個人的QCDをやる予定はないので、素粒子現在関心が低めです。

とおっしゃってますが、「計算が大変」といっているのは格子QCDのことだと思いますが、格子QCD純粋素粒子論と言うよりどちらかと言うと物性に近い分野の話です。(ちょっと過言かもしれませんが)



物理」と言ってもかなり大きく、様々な分野に渡りますし、それぞれでやることが山ほどあるのも事実です。

2015-08-03

http://anond.hatelabo.jp/20150803012604

返事ありがとうございます数学出身なので物理事情に疎く参考になります。今後も色々な所で書いていただければと思います

トンデモ扱いと言うのは、ツイッターなどで見かける核融合核分裂などへの、研究者の反応を指していました。

個人的にはあり得るのではと思う事を、研究者の方は余り相手にしていないのを見かけるのと、話題すらなってないことでもまだまだ応用の可能性があるのではと感じてます

QCD計算が大変ということで難しいからそう簡単に言及できないということなのかもしれませんね。

物性や量子化学辺りは今後やっていきたいと思ってるので人が多いのは知っていますが、「物理理論」というのから省いていました。

素粒子論は加速器などの大きな研究所があるので結構人数が多いかと思っていましたが、全体からするとかなり少ないのですね。

大半が素粒子論を研究しつつ加速器実験もしているのかと思っていました。CERNの人たちも加速器実験研究者ということなのですね。

個人的特に見ている量子化学周辺は余り量子場は(相対論も)使ってないようですが、物性の本に量子場の応用をテーマにしたのがそういえばあったように思います。まだ勉強してませんが。

ニュートン日経サイエンス物理記事結構読んでますが(特に特集は)素粒子関連がかなり多いですね。もっと物性などを取り扱って欲しいですね。個人的QCDをやる予定はないので、素粒子現在関心が低めです。

量子光学関連や超伝導関連のクーパー対を観測したなどはそういえば結構見かけますね。

2015-07-21

[]歴史に残る大実験

ヒッグス粒子LHC

研究者たちは全ての力を統一する究極理論を目指している。

ヒッグス粒子電弱統一理論最後の1ピース

2011年 LHCにて発見され世界中が歓喜の渦に包まれた。

僕らは標準理論完成の瞬間に立ち会えたのである

超対称性粒子(LHC

電弱統一の次は「強い力」も含めた大統一理論である

統一の鍵となる粒子が超対称性粒子。多くの研究者がその存在を信じている。

マスメディアではなぜかダークマターと呼ばれる事が多い。(確かに候補の一つではあるが誤解を招きそうだ)

2015年からLHCエネルギーを13TeVに上げて探索を開始した。

果たして僕らは世紀の瞬間に立ち会えるのだろうか?



ブレーン・ワールドLHC)

この世界は「高次元に埋め込まれた3+1次元の膜」であるとする宇宙モデル

重力が他の力と比べて異常に弱い理由をうまく説明する。LHCにて検証実験中。

モデルによると従来考えられていたよりも低いエネルギーマイクロブラックホールが生成できるとしている。(が、LHCで届くかは正直かなり微妙。)

一部メディアが「LHCブラックホール世界滅亡!」と報道したために一部住民パニックに。

大規模なデモが起こったり少女自殺したり大変なことになってしまった。



重力波(KAGURA)

人類初の重力波の直接観測をめざす。

中性子星の爆発や合体で”伸び縮み”する時空を測る。(要は超精密なマイケルソン・モーレー)

かつて人類電磁波を手に入れたように、今僕らは重力波を手に入れようとしている。

完成すれば宇宙構造進化を巡る研究が大きく進展することになるだろう。

重力波天文学の幕開けまであと少し。



陽子崩壊ハイパーカミオカンデ

大統一理論検証実験。候補となる理論の多くは陽子崩壊予言しているからだ。

が、予想と反して陽子がなかなか崩壊しない。寿命は伸び続けて今は 10^(34) 年以上?

カミオカンデは実はこっちが本命だった。

が、サブの実験ニュートリノ発見ニュートリノ振動とまずはノーベル賞2個分ゲット。

さらニュートリノを使った地球内部透視火山研究原子炉透視と常に快進撃を続ける。

やばいカミオカンデやばい「ニュートリノは日本人がお好き」というジョークがあるらしい。

2014-12-21

Ingress エージェント各位へ -- エキゾチック粒子に関する小報告

世界には、人間の心身に対して“啓発的な”効果を及ぼす謎の物質存在していた。CERNでの実験で偶然この物質発見した研究者たちは、この物質を「エキゾチック・マター(XM)」と呼んだ。XMの研究のため、NIA(アメリカ国家情報局)はCERN付近研究者らを集め「ナイアンティック計画」を立ち上げた。その過程で、XMは秩序と知性を持つと考えられること、臨界量を超えるXMに被曝した者は「シェイパー」と呼ばれる存在の影響を受け彼らに侵略されるということが判明した。人類文化古代文明の発展も、その滅亡も、シェイパーの影響によるものではなかったかと考える者もいる。

XMは全世界分布していたが、とりわけ、文化的芸術的宗教的重要場所に密集しており、このような場所は「XMポータル」と呼ばれた。

(—Ingress ストーリーより)


エキゾチック粒子に関して僕の知る限りを話そう。

ただし注意してほしい事が2点ある。

一つは僕はこの分野の専門ではないという事。

もう一つは以下の文章GoogleゲームIngress」に関するネタであり、本気にしてテロとかデモとか起こさないで欲しいという事だ。


エキゾチックハドロン

僕らの世界は全て原子からできている。原子核子電子でできており、核子は3つのクォークからできている。

さて、量子色力学により僕らの見ている低エネルギー世界では、色の三原色における「白」に対応する組み合わせ (color singlet) しか現れない事はみなさん良くご存知だろう。赤・緑・青(クォーク3つ)や赤・反赤(クォーク+反クォーク)の組み合わせなどだ。

前者は陽子中性子などバリオンと呼ばれるもので、後者パイ中間子などのメソンと呼ばれる粒子である

それでは(赤・反赤・青・反青)のクォーク2つ+反クォークつの組み合わせはないのだろうか? これだって color singlet のはずだ。

実は候補となる粒子はいくつか見つかっており、研究が進められている。

これらの粒子は「エキゾチックハドロンエキゾチック粒子)」と呼ばれる。


テトラクォーク

前述のクォーク2つ+反クォークつの組み合わせである

KEK高エネルギー加速器研究機構)がいくつもの候補となる粒子を発見している。そのうちの一つ Z(4430) が最近LHCにて7年ぶりに再発見されたのは記憶に新しいだろう。まさに「CERNLHCエキゾチック粒子発見なのだがあまりブクマがつかなかったようだ。エンライテンドのエージェント妨害工作にあったと見るべきであろう。なお、KEKLHCと強い関連がある(・・というかヒッグス探索にATLASグループとして参加している)ことから

KEK (茨城県つくば市大穂1-1) がエンライテンドにとって最重要拠点ひとつであることは明らかであろう。

至急ポータルを建てエキゾチック粒子を回収、防衛に当たる事をお願いしたい。


ペンクォーク

(赤・青・緑・赤・反赤)の組み合わせである2003年Spring-8 における実験発見され大騒ぎになった。

再解析でどこかにいってしまったものの、当時研究を率いた RCNP (大阪大学 核物理研究センター)は現在でもエキゾチックハドロンの中心的な研究拠点ひとつになっている。世界中エキゾチックハドロン専門家が集まる重要地域であり、レジスタンスの襲撃が予想される。大阪方面のエンライテンドにはぜひとも防衛をお願いしたい。


ハイペロン/スーペロンハイパー核/スーパー核)

陽子中性子は u-クォークと d-クォークでできている。それらを s-クォークに置き換えたものハイペロン、c-クォークに置き換えたものがスーペロンである。ややこしいがこれらもエキゾチック粒子と呼ばれている。

重要事実を伝えよう。J-PARC (大強度陽子加速器施設)にてハイパー核・・そう、エキゾチック粒子を生成し、その相互作用を調べる研究がかねてより計画されている。

エージェント各位はポータルを建てこれを回収、防衛に当たってほしい。


エキゾチック・マター(Exotic Matter)

エキゾチック粒子とエキゾチック・マターの関係は言ってしまうと水分子1個とコップ一杯の水である

残念ながらエキゾチック粒子・・もとい、ハイペロンを「マター」と呼べる程大量に加速器で生成することは大変難しいのだが、

実はこの我々の世界においてエキゾチック・マターの存在する場所がある。中性子星の内部である

ハイペロン粒子の性質を調べ、ハイペロン物質 (matter) の状態方程式計算し、中性子星および超新星爆発シミュレーションを行う・・素粒子原子核宇宙の分野を超えた一大プロジェクトがここ日本に置いて進行中なのだが、それは表向きの姿。

懸命なエージェント諸君ならお気付きであろう。そう、真の目的エキゾチック・マター による人類進化なのである


本日着任したエンライテンドのLv.1 エージェントより報告。以上です。


その他

ノーマリー

ノーマリー(anomaly) って僕らの分野だと量子異常のことなんだけど・・Ingress 側の設定がよくわからないので何も書かなかった。(僕がダウンロードしたてなのでストーリーが読めないのかもしれない)

2013-05-08

あなたgmailアカウント作成したのはいつの日?

When Did You Create Your Gmail Account?

を読んでへーっと思ったので勝手に内容紹介。

方法



1. 一番シンプル方法

下記URLを踏む。

https://mail.google.com/mail/#all/p1000000

自動的にリダイレクトされて、最古のメール(が含まれるページ)に飛びます

2. Google+に加入してた場合使える方法

Google TakeoutGoogle+の下あたりにちっちゃくある「Google+ サークル転送ツール」をクリックして

左を見てみよう。

なにが嬉しいの?

Googleアカウント復元ちょっと捗るかもしれません

http://www.ajaxtower.jp/googleaccount/new/index5.html

によれば、googleアカウントを削除しちゃったけどやっぱり復旧したい、

そんな時に行うGoogleアカウント復元方法は下記の二種類だそうだ。

(1)事前に登録してあった携帯電話番号を使用する

(2)本人確認を行う

この『(2)本人確認を行う』の手順を踏む際に「最後パスワード」「最後ログイン日」「アカウント作成した日」を聞かれるそうな。

Androidユーザーじゃなければ携帯番号登録なんてしないだろうし、いつか役立つ日が来るかもです。

関係ないけど、ページを加算すればするほど古くなるデザインってそういや何かなかったっけ?



はてな匿名ダイアリーがあるじゃないか。ということで、実験実験

http://anond.hatelabo.jp/?page=1000000

ぽちっとな

一覧っぽいのがでてきた。

(注: この記事書いてた時。なんか半日Internal Server Errorが出るようになってた。残念)

さらに辿るとページへ。

http://anond.hatelabo.jp/?page=26416

リンクを辿ると最古のポストへ。

ttp://anond.hatelabo.jp/20060923210701

最初期は画像張れたんですね。

いつか、ニコニコ動画で「巡礼タグがついているのを見かけて最初なにが面白いんやらわからなかったけど、

今更ながら、いつも利用しているウェブサービス最初を見るって楽しいなぁ。なるほどねと合点した次第です。

さらオフト

先月4/30にCERNWWW一般公開してちょうど二十年が経過したということで特設サイトを設けてます

http://info.cern.ch/

世界で一番最初に書かれたウェブサイトも下記の場所復元公開中

http://info.cern.ch/hypertext/WWW/TheProject.html

ソースシンプルでいいですねー。

というよりこれがNextコンピュータで産声をあげてから

まだたった二十年ちょいしか経っていないんですね。。。

お、おうと言う気分。

Tumblrで試したけど、こっちはリダイレクトされなかった。

2013-05-06

情報ソース権威の高い低いで信頼する・しないを決めるのは時代遅れ

自然科学トピックについてネットで議論になった時“(超有名な雑誌)”にのってたから間違いないの一点張りで,途中の理屈妥当性の議論に入れない人がいる.

学術雑誌レフェリーと全く相容れない感じになっても論文が載ることもある.議論を敢えてよぶためだ.

昔,英語があまりできなかったので間違いであれば指摘いただきたいが,Physical Review Letters って巻末の“こないだの○○の話,XXだからおかしいぞ”みたいなコーナーが結構盛り上がってたような気がする.

例えば CERN中洲産業大学理論が食い違ったとして,ヨーロッパの一流機関からCERN を信じちゃうのはせいぜい新聞社まで.(もちろん中洲産業大学浜名湖ホトトギスの凄い分解能のいい検出器を使ってるからとかなら別)

全てについては,i) その議論を咀嚼して正しい・筋が通っているとあなたが思う. ii) データに信頼が(まあ)おける. iii) 追試可能である.これらのうち一つでもかけてるものは,まあ,せめて“保留マーク付きの付箋”をつけてアタマしまうべきである.それをごっちゃにしてサイエンスに載ってるから,とか国際なんとかコミッティーの声明をそのまま報じちゃうのはせいぜいテレビまで.

それができない限り日本技術立国になれないし,787 の電池は再び出火する(と思う).

2013-05-03

今時の学生にとって、ネットが公の場って意識がなくなった理由

http://anond.hatelabo.jp/20130503141442

特徴的なタイポがあると、すぐにネタ元が見つかるのは皮肉だなw

お前はそれらの大学生よりちょっとネットに慣れてるからネットは公の場って意識があるんだよ

大学生にとってネットが公の場って意識がなくなったっていうのはtwitterとかで「裏垢」で検索してて、そうかもなと思う。

俺はそこらの大学生と違って、生まれたときCERNにはWWWがなかったので、ネットが普及する前と後の違いを知っている。

からネットが普及して既存マスメディア以外の情報テキストサイトで簡単に読むことができて、顔も名前も知らない人の書き込みに

おお、駅の伝言板よりよっぽど便利じゃねーかと思う一方でここが公共の場であることを強く印象づけられた。

今まで駅の伝言板しか知らなかったから、いやでも"外" だって思うじゃねーか。


でも、駅の伝言板を知らない今の大学生はそれを体験してこなかった。

ここからは完全に俺俺論だけど、公共性の芽生えって

プライベートとの比較から生まれるんだと思うんだよね。

例えば、家の中と家の外。学校教室自分の部屋。

生まれたときからネット掲示板対応するプライベートものがなかったら、

その辺の区別もなくなって、今時の学生にとって、ネットが公の場って意識がなくなったんじゃないか

公共ゆえの恥ずかしさとかそういったものも置き去りになって、結果として

twitpic悪事所行を合法的に楽しむすべを覚えたのはおっさん的に嬉しいが。

たまたまヒャッコ」を読んでて思ったのだが、友達の部屋でフォトアルバムを眺めるって行為もその描写も、

あと十年ぐらいしたら見事になくなるんだろうね。リア充が笑ってる写真を見せられる分には、

どうせ世代も違うしとケラケラ笑ってられるけど、そういったものが習慣ごとなくなるのは気落ちするなぁ。

2011-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20110710044348

からですので簡潔に。重大性が違う、と言いながら飛行機の安全でなく金融商品リスクと比べるべきだ、という主張は全く理解できませんが(CERNブラックホール実験開始前のアナウンスと比べるべきじゃないの?)、それより、

いや、彼ら「原子力村」に「安全」と宣伝する資格はありはしないよ。事故隠し・データ改ざんをしておいて、「安全だ」も糞もないだろう。

この部分が気になりました。

そんなのみんなやってるし、と言っては子供言い訳になってしまますが、事故隠し・データ改ざんをしたという理由で原発を排除するなら、他にもいろいろ排除しなければいけないものがあります

たとえば三菱自動車リコール隠しですね。あなた論理を援用すると自動車村は信用できなくなるような気がします。それはちょっと無理じゃないですかね。

2010-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20100505234853

>・あと数十年先だろうけど時間が遅くなってしまう最期は、全てのものがスローになってしまう。話している言葉すら遅くなってしまう。これが最期。

CERNが生成するブラックホールが暴走するのかな

2009-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20091212232220

WWWの生みの親が語るネット未来と後悔

同氏が後悔しているのは、Webアドレスを「http://」で始めたことだ。スラッシュが2つあるのは冗長で、数十億回も無駄にキーが押されたとしている。

もう1つ後悔しているのは、Webアドレス構造だ。振り返ってみると、国や組織など一番大きな要素を最初に置く――例えば、今のようにinfo.cern.chではなく、ch/cern/infoとする――方が理にかなっていたと同氏は語った。

2008-02-18

こっちに(も)愚痴を書くことにする

苦しいったら苦しい♪ もう笑っちゃうしかないくらいに苦しい♪

苦しいのワルツみたいに苦しい♪ もう盆踊り踊っちゃうしかないくらいに苦しい♪

未来からの治療法はまだもたらされませんか♪ ノーベル賞級の学者さんによる遺伝子治療発見はまだですか♪

お薬はきちんと飲んでいますよ♪ それでも鬱は晴れませんか? 躁転してしまいますか?

助けて 神様 助けて

僕は自分を傷つけたくはないし、人を傷つけたくもない

助けて 神様 助けて

ちゃんと病院にも通っていい子にしていますから

助けて 神様 助けて

本当に 助けて

私は躁うつ病患者です。最近双極性障害と呼ばれています。

この病気は100人に一人と言われています。

脳の病気で、一生完治することはないと言われています。

お薬を飲みながら再発のリスクを避け続ける予防療法が取られます。

躁状態はおそろしいものです。幻覚を見る人もいますし、精神病状の症状を示す人もいます。

私はその両方を体験しました。

しかも、幻覚って現実と区別付かないから、今でもそれが現実だったのか幻覚だったのか分からなくて検証を続けています。多分、一生、私はそれを続けてしまうでしょう。

自分が体験したモノが夢か現実か全く区別がつかないのです。

私は三度風俗に行きました。でも、途中で超常現象も体験していて、本当に風俗に行ったのか、行っていないのか、一部が幻なのか、全部が幻なのか、まったく区別が付かないんです。

私は自分のホームページPayPal寄付受付や各種アフィリエイトで食べていくのが、妄想に過ぎないとは知りつつ夢でした。

でも、躁状態躁うつ病患者は全ての買い物(寄付含む)がやめられません。まったく判断がつかないのです。

だからそれらも泣く泣く(本当に泣いて)ホームページから取り外しました。

躁状態アフィリエイトリンクすら生存の脅威になってしまうのです。Adsenseリンクや、各種広告さえも、まったく判断なしでクリックして登録、購入してしまいます。判断がつかないのです。おそろしい、おそろしい。

よく、情報商材なんてものがありますが、あれも購入してしまいました。本当に判断力がゼロになってしまうのです。

こんなことでは財産は危なっかしくてもてない。怖い。怖い。

もちろん、躁うつ病よりも苦しい病、大変な病がたくさんあることを私は知っています。実際に見聞きしています。

でも、躁うつ病も大変苦しい。一生完治するみこみも今のところなく、鬱のときはベッドに横になっているだけで、TVをつけるのさえ脳が疲れるのでできません。

躁の時には色々やらかしてしまいます。周りの愛する人達にも迷惑をかけてしまいます。

本当にどうしたらいいのか分かりません。

三ヶ月後のCERN実験で本当にタイムマシンが開発されて、未来から治療法がもたらされればいいのになあ。もちろん全ての肉体的、精神的病(やまい)の。

妄想にすぎないと言われるかもしれませんが、そんなことに最後の希望の一つをかけなければならないほど、私の心は暗闇で満たされてしまっています。

私よりも大変な肉体的、精神的な病に冒されながらも、笑顔で前向きに生きている人達は本当にすごいなあ。

私は一生、そんな風にはなれないでしょう。

でも、できれば。

そんな風になりたい。自分が希望であるような存在になりたい。はげませたらいいのに。同じような苦しい境遇におちいっている人達を。

そんなの無理。一生無理と分かっているけれど。

この手にはそんな希望しか残らない。

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