はてなキーワード: 男性脳とは
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 141 | 19291 | 136.8 | 40 |
01 | 74 | 13957 | 188.6 | 48.5 |
02 | 52 | 15105 | 290.5 | 47 |
03 | 27 | 5161 | 191.1 | 43 |
04 | 38 | 11204 | 294.8 | 95.5 |
05 | 29 | 2147 | 74.0 | 41 |
06 | 53 | 5146 | 97.1 | 36 |
07 | 93 | 9813 | 105.5 | 35 |
08 | 149 | 13373 | 89.8 | 39 |
09 | 182 | 13615 | 74.8 | 40 |
10 | 173 | 24102 | 139.3 | 49 |
11 | 197 | 20970 | 106.4 | 62 |
12 | 184 | 16356 | 88.9 | 41.5 |
13 | 145 | 11406 | 78.7 | 46 |
14 | 223 | 32737 | 146.8 | 55 |
15 | 188 | 18606 | 99.0 | 62 |
16 | 203 | 32503 | 160.1 | 46 |
17 | 198 | 17157 | 86.7 | 40.5 |
18 | 178 | 15730 | 88.4 | 34 |
19 | 184 | 15091 | 82.0 | 29 |
20 | 124 | 18358 | 148.0 | 35 |
21 | 116 | 15558 | 134.1 | 43.5 |
22 | 144 | 10610 | 73.7 | 25.5 |
23 | 123 | 22162 | 180.2 | 46 |
1日 | 3218 | 380158 | 118.1 | 44 |
CISC(6), 古ぼけ(7), スク水揚げ(5), 外国資本(4), 4倍(4), MMMM(3), 亀梨(3), MMMO(8), 男性脳(4), メルセデス(4), 生む機械(3), 性病(11), 観光地(13), ドラゴン(13), 激務(12), Python(10), 連休(18), 尊厳(12), リモートワーク(8), 子供部屋(15), 金融(8), 観光(18), マシン(9), 30歳(11), 土地(19), 露骨(9), 自分語り(8), 銀行(13), メンタル(23), 学歴(23), 性別(22), 就活(13), 進化(13), 腐女子(25), ブス(28), 尊敬(15), 介護(16)
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今までのジャンルでは雑食だったのに突然左右固定過激派になった理由を吐き出したい。吐き出したいだけの、まとまってないクソ長い文章の自己満足。
自己満足ですが共感や反論を見るのは好きなのでコメントはお待ちしております。
そもそも今まで雑食だったのは、推しの攻めの姿も受けの姿も好きだからだった。でも今回左右固定になったのは、推しの攻めが嫌だったとかそういう話ではない。
仮にそのCPをABと置こう。もしそのCPがわかっても伏せておいて欲しい。
Aは、頼りなく見えるがBを何度も助けたり守ったりしている。オドオドしているように見えて意志が強い。図太い。攻撃を一言で表すと「豪快」。
Bは、性格がややこしいので私のような馬鹿には完全に理解は出来ないのだが、多分他者に対しての態度は完全な素では無い。まだ描写はないが、Aの前でだけ素になることが何となく察せられる。一見チャラいけど、とても誠実で、誰かを抱いたり抱かれたりしなさそうなイメージ。攻撃を一言で表すと「妖艶」。妖艶は欲目が入っていたかもしれないが、とにかく綺麗で優雅な感じ。
だが、これは左右固定の思想に定着してからのイメージなので、ハマった一番最初のまだ固定していなかった時はもうちょっと考えがあったかもしれない。
ここからは、私が固定になるまでの流れだ。
Aは、公式の態度や発言を照らし合わせると明らかな男性脳である。その事が受け攻めに通じるのは少し安直であるし今まで男脳っぽいキャラ受けは扱ったことがある。男脳であることの何が重要かと言うと、それほど「典型的な男」を考えられて作られたキャラクターであり、例えば好きな相手が男だったとしたら抱きたいと思うタイプだと察した。でも私は抱きたい派がねじ伏せられる話も好きだ。じゃあなぜ固定になったのかと言うと、Bの性格である。
Bは、相手に合わせることで上手く生きてきたタイプだ。それは公式のキャラクターたちによって明言されている。
そんなBがAと結ばれたらどうなるか。抱きたいA、相手に合わせたいB。
ABにしかならないのである。仮に、Bも抱きたいかもしれないと考えようとしても、Bは「抱こう」と思うタイプではないと行き着いた。Bの性格を改めて考えると、誠実すぎて、ねじ伏せてまで攻めをするタイプではなかった。
仮にAの相手がBでなかったらねじ伏せられてAは受けになっていたかもしれない。
仮にBの相手がAでなかったら、好きな相手を「抱きたい」と思うタイプではない相手だったら、流れで攻めになっていた世界線もあったかもしれない。(私の視点でジャンル内を見てみると、抱きたいと思うタイプか相手に合わせるタイプかの2択しかいないように見えるため言いきれないが。)
AとBが出会ってしまい、仲良くなってしまったが故にABとなってしまったのだ。この2人の性格がいい感じにあわさってAB以外の形を取れないのだ。
ちなみに、Bは分析してみると女脳に近いらしいが、それは後付けで知って少しはしゃいだ。
固定過激派になったからだろうか、改めて考えてみると逆であるBAはありえないことなんだ。そもそも、Aの性格を考慮すると、BAになるようなBであったら付き合いがここまで長続きしないということが固定脳となった自分の分析で導き出された。Bは確かにAをグイグイ引っ張っていくタイプではあるが、決してAのためにならないと思ったことはしない。Bの判断で勝手にAのためになると決めつけて行動してしまうことはあるが、それも「一般的に見ればいい事だがAからしたら余計なお節介」レベルだ。自分は攻めになるという考えしかないAが抵抗しているところをねじ伏せて尻に突っ込むことは私の中ではそれにあてはまらない。いわゆる「Bはそんなことしない」現象だ。当事者じゃなかった時は「夢見すぎ」と思っていたがBは本当にそういうキャラなんだ。原作の描写でも、理想を体現したようなイメージで描かれることが多々ある。諸事情で夢女子向けのキャラでは無いのだが、夢の多いキャラなのだ。
BAでありがちと思われるBの性格で付き合いを長続きさせようとしても、Aが嫌気をさして去ってしまうだけだ。言い忘れていたが小学校から大人までの付き合いである。しかしBAだった場合おそらく中学で疎遠になり高校で付き合いが無くなるだろう。
そもそも、BAのBは表面だけをかすりとっただけで、いわば「Bとちょっと似てるモブ」と変わりがないのだ。固定しか見れなくなるまでの記憶のため今は違うかもしれない。もう見る気は起きないため答え合わせはできないが。ABも完全に理解出来ているかと言ったら否だが、私のような馬鹿には完全に理解が出来ないと表現した性格が全く入っていない。一見チャラいのチャラいの部分しかない。そんなんモブじゃねえか。BAのAは男性脳とは程遠い女々しさで、昔なぜ読めていたのか今も疑問である。もはや顔とオドオドしたところしか合ってない。原作では助け合ってる2人だが、BAのAはBのことを助けられないほど女々しく弱々しいものが多い。たまに男前受けが好きな人の、男らしい豪快なA受けもあったが、そもそもAもBも性格を分析したところあまりに真面目すぎてビッチにはならない。よって襲い受けもしない。1度抱かれたら話は別だが、その1度がBAに関しては前述の通り存在できない。
その点ABは、Aは過度なキャラ崩壊は多くない(たまに変態化というキャラ崩壊があるがそれはBAも同じなのでキャラ崩壊の回数としてはBAより少ない。攻めの変態化は腐女子の悪い癖だと思っている)、BはAの嫌なことをしない、よって付き合いも長続きする。
なぜここまで逆カプに詳しいかというと、リバ可だった時代がまだ記憶に新しいくらいだからだ。じきに記憶が薄れることを考えると、今しかこれを書く時はないと思い発散させてもらった。
男性は論理脳、女性は感情脳だとかいうエセ科学めいた言説は無視しろ
女性の方が成長期の発達が早い、これだけだ
みなさん。reiというツイッターアカウントをご存知でしょうか?
https://twitter.com/rei10830349
ツイッタラーにありがちな生き辛さや発達障害あるあるを140字に納めた秀逸なツイートが話題を呼んでいる方です。
https://note.com/beatangel/n/n32ff4498424e
rei氏が先日投稿したこちらのnoteがあまりにも杜撰で酷いにも関わらず、多くの人の共感を呼び瞬く間にシェアされ、チー牛ミームの拡散に一役買ってしまっているこの状況に警鐘を鳴らすべく、彼の文章の基本的で根本的な誤りを一つずつ指摘したいと思います。
・rei氏は「ストレス」の語を児童虐待や親からの被虐の意味で使っているが、引用論文内では新規状況に対する精神的ストレスの意味で使われており、なおかつ被虐児は実験の対象から除外されている。
・rei氏はテストステロンが低下すると男らしくない顔つきになると主張しているが、引用論文内にそのような記述は一切ない。
・rei氏は先進国全般で女性は男らしい顔つきを好む傾向があると米国の実験で確かめられたと主張しているが、引用論文内にそのような記述は一切なく、引用論文はシンガポールの大学から発行されている。
・rei氏は進化論における適者生存の概念を用いているが、正しく理解しているとは考え難い語の使用をしている。
このチー牛顔の特徴は言うまでもなく、
・男らしさの特徴が薄い
・表情筋の未発達
・眼鏡
の4点に集約されるだろう。
最初から数えて三段落目の部分です。もうさあ、この箇条書きの仕方からして気にくわないんだよな。三つ目のポッチの”上記2点の相乗効果により何処か幼く見える”の項目。項目間で参照しないでくれ。せめて箇条書きから外してまとめるか、”上記2点の相乗効果により”を省いてほしい。この程度の体裁すら整えられていない文章を書く人が本を出すんですね。校閲の人は大変そうです。おや、rei氏の固定ツイートに記載してあるamazonのリンクが存在しませんね。スクリーンネームも”rei@生きてるだけで疲労困憊発売延期"となっています。何か問題でも発生したんですかね?
チー牛顔の特徴に話を戻すと、"男らしさの特徴が薄い”は後述する論文にも確からしい記述があるので横に置いておきますが、"表情筋の未発達”という表現はどう考えても不自然で、表情筋が発達しなかったら目を開けたり閉じたりできないし、ましてや口を動かして発語して「牛丼ください」なんて言えないはずなんだよな。"幼く見える”は主観的な印象にすぎないし、眼鏡をかけていることが不細工の代名詞「チー牛」の特徴の一つとまで言うのはもはやただの罵倒だろ。眼鏡っ娘を馬鹿にするな。
百歩譲って、ここまでは話題の提示部分であって、rei氏の過失ではない点が多分にあることは認めよう。
だが、ここから先で繰り広げられる、様々な論文の結論部分やrei氏の脳内妄想を継ぎ接ぎして構成されたストーリーは断じて許せない。許してはならない。てかこんな意味わからん文章を読んでへ〜なるほど!あるあるとか俺もチー牛じゃんwwwとか言ってスキ!やリツイートした奴全員どうかしてる。反省しろ。ちゃんと読め。
さて、こうした所謂「非モテ」や「陰キャ」独特の顔つきの由来については、実は実証的な研究においてほぼ答えが出ている。結論から言えば、こうしたチー牛顔を形作るのは「低いテストステロン値」「精神障害」「虐待やイジメ経験」の3要素であるが、これらはそれぞれ相関している。
らしいです。非モテ・陰キャあるあるとかいうマジでしょうもない中学生までには卒業しておきたい話が始まる予感がプンプンしますが、とりあえず聞くだけ聞いてやりましょう。
過去においてASDの原因は「極端な男性脳」と考えられ、彼等の拘りの強さや反復傾向やコミュニケーション不全の原因は高いテストステロン値にあるとされてきたが、研究の進展により近年はそれが否定され※、むしろASD男性は物理的に両性具有であることが示され始めている。身体の性的2形(身体の男性的特徴)が乏しい傾向にあることが示唆されているのだ。その1つに自閉症の顔を調べた研究があり、それによればASD男性の顔つきは「男らしくない」特徴があるという。
https://jneurodevdisorders.biomedcentral.com/articles/10.1186/s11689-015-9109-6 (論文a)
rei氏のnoteに言及した人はここで挙げられている論文aを全員読んでいるはずなのですがもしかしたら忘れてしまっている人もいるかもしれないため改めてざっくり説明します。チー牛画像の説明でrei氏はなんの根拠も明示せずに男らしくない顔つきである、と断定していましたが、この論文aはなんと、「男らしい顔、女らしい顔とは一体どんな顔であるのか?」という大変根元的な問いについて画像解析を用いて答えを出しているんですね。ふむふむ、どうやら男性は女性に比べて額の幅が広く、鼻は飛び出てて横幅も広いらしい。 で、次の実験②で、自閉傾向の強い人と弱い人とで顔つきの特徴を比較してみたところ、自閉傾向が強い男性は弱い人と比べて額の幅が小さかったり鼻先が飛び出してなかったりしたと。なるほどこれは確かに男性的な特徴とは言い難い。逆に自閉傾向の強い女性については、より額の幅が大きかったり鼻の幅が大きかったと。ここまでデータを見せられたらさすがに自閉傾向のある男性は男性らしくなくなり、女性の場合だと女性らしくなくなると納得せざるを得ませんね。ASD男性は性的二型(生殖器以外に男性と女性を区別する特徴のこと)に乏しく両性具有の外観をもつ、ええ、rei氏の言いたいことはわかりましたよ。じゃあ次の段落へいってみましょう。
また発達障害男性の顔つきが「男らしくない」事に関して、環境の影響を示唆する研究もある。恐らくこの記事を読んでる方の半分ぐらいは心当たりがあるだろうが、発達障害男性は1般的に幼少期から仲間外れにされたり、暴行されたり、虐待や親の過干渉に晒されやすい。こうしたストレスはストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを高くし、コルチゾールのレベルが高くなることでテストステロンが低下し、テストステロンが低下する事で性的2形が不完全に形成される可能性が示唆されている。
えー、まず、発達障害男性は幼い頃から学校や家庭で加害され、そして精神的ストレスや肉体的ストレスに晒される傾向がある、きっと読者の皆さんも身に覚えがあるでしょう?とrei氏はおっしゃるわけですが、いくらその主張が正しくても、その根拠は自分の人生で起きた主観的な事実というたったサンプル数1の寄せ集めなわけですから、読者の共感を喚起したところで、発達障害男性全体の傾向や、発達過程における諸要素間の相関や因果関係といったマクロの話には全然繋がらないでしょう。
また、この「ストレス」という単語について、引用されている論文bでは、いやそもそも彼は論文の引用のルールすら守ってないので、この論文bが本文のどこと対応してるのか全然わからないんで、マジでこのリンクはたまたま偶然横に貼られている本文との関連性が一切見当たらない論文のURLなんですけど、えっじゃあさっきまでわざわざ論文を読んでた俺バカじゃね?学術的な考察を武器に世相を舌鋒鋭く、そして時には優しく切り込んでいくインターネット論客期待の新星っぽい雰囲気にまんまと騙されてんじゃんうわ恥ずかし!えっとなんでしたっけ、そう、この横にペっとはっつけられてる論文における「stress」とは、自閉症児が苦手とする経験したことのない新しい状況や環境のめまぐるしい変化といった意味のストレスなんですよね。introductionのパラグラフ二つ目、
"Individuals with autism are commonly observed to react abnormally to environmental changes or novel situations that might not be stressful to others. “
って書いてあるじゃないですか。ところでrei氏の言う「ストレス」ってなんでしたっけ?"発達障害男性は1般的に幼少期から仲間外れにされたり、暴行されたり、虐待や親の過干渉に晒されやすい。こうしたストレスは"–––––––って、ええ!論文の「stress」と意味が全然違うじゃないですか!しかも実験の被験者のうち虐待やネグレクトの経験がある子供は除外されてるんですよね。Participantsの段落に、
"Children were excluded if they had a history of abuse or neglect."
ってちゃんと書いてあるんですよ。
本筋と関係ないので手短に実験の内容をまとめると、自閉症の小児について、コルチゾール(ストレスに応答して分泌されるホルモンの一種)の値を安静な状況、新しい環境、採血後のそれぞれで測定してみたら、発達障害の既往がない人よりずっと高い数値を示したんだってさ。
rei氏はコルチゾールが高くなると男性ホルモンのテストステロンが下がる、って書いてるけど、残念ながらこの論文bにはテストステロンのテの字も書いてないんだわ。Ctrl+Fで単語検索してもテの字も引っかからなかったんだわ。でさ、俺こんな場末のインターネットでネチョネチョしちゃってるけどさ、曲がりなりにも医学部通ってて、手元に教科書とかあったりするのよ。ギャノング生理学原書25版、CHAPTER20、副腎髄質と副腎皮質の章、433ページ。"副腎アンドロゲンの分泌は急性にACTHにより調節され,性線刺激ホルモンによって調節されない.”と書いてあります。テストステロンはアンドロゲンの一種。ACTHは副腎皮質刺激ホルモンの略称で、コルチゾールやテストステロンを分泌させるのに働くホルモンです。教科書のこの記述から類推するに、コルチゾールも糖質コルチコイドもテストステロンの分泌には関わってなくね?や、もしかしたら教科書の隅から隅まで読んだらちょろっと一行書いてあったり、コルチゾールが高くなったことでフィードバック機構が働いて副腎皮質刺激ホルモンの分泌低下が引き起こされて結果的にテストステロンが下がったりするのかもしれないけど、rei氏はどこにも出典を明記せずに本文中でいけしゃあしゃあと"コルチゾールのレベルが高くなることでテストステロンが低下し、テストステロンが低下する事で性的2形が不完全に形成される可能性が示唆されている。"なんて書いてやがるわけですよ。許せなくない?ありえんでしょ。なんでわざわざこいつのデタラメもデタラメ、エロゲで鍛え抜かれた迫真の想像力で快楽排泄した駄文に付き合っていちいちファクトチェックしないといけないんですか?そうだ、reiさん。医学部レポートコピペ学科の学生に任せてみたらどうですか?少なくともあなたよりロジカルで科学的に正しい文章を書いてくれると思いますよ。なんなら紹介しましょうか?彼らは優秀で知性溢れる優しい友人がいるおかげでいつも成績は満点みたいですしきっと心強いと思いますよ。ところでreiさんにはいるんですか?優秀で知性溢れる優しい友人。いえこれは単なる興味です。
次の段落行きましょう。まだまだありますからね。先は長いですよ。
更に上記取り上げた海外チー牛ことThe Virgin Walkに関しても、インターネット等で語られる「ぎこちない」「フラフラしてる」「リズム感がない」「つま先で歩きがち」などの特徴は発達障害の運動協調の苦手さや感覚過敏や身体感覚の不全等の特徴と1致する。
https://www.scientificamerican.com/article/autism-in-motion-could-motor-problems-trigger-social-ones/ (記事c)
なんなんですかね、この抜け字。めちゃくちゃ気になっちゃうんですが。話の流れで飛ばしちゃったけど、なんかチー牛ミームの類似品は海外にもあるらしいですね。俺は細かいところが気になる性分なので、The Virgin Walkの画像を見せられた後に”インターネットで語られる「ぎこちない」「フラフラしてる」「リズム感がない」「つま先で歩きがち」"なんて書かれるとつい画像の中の英文と対応してるのかな〜なんて思っちゃうんだけど、全然対応してなかったです。じゃあこの例にあげてる印象ってどこの誰が言ってるんですか?対応してないっていうので言えば、ここで発達障害の特徴をいくつかあげてますけど、運動協調の苦手さ、身体感覚不全、まあ上述の印象と概ね一致するとしましょうよ。でも感覚過敏はどれとも対応してないですよね?何と何が一致するか、そういう細かいところキチッキチッと詰めていきましょうよ。文章はグルーブ感が大事なんですから、この後きっとこうくるだろうなという読者の予感みたいなの丁寧に扱ってあげましょうよ。リンク先の記事cについては特にコメントないです。自閉症児の多くは運動機能の発達や社会性の発達に障害を抱えるよ、くらいのことが書かれた科学ニュース記事で、論文とかじゃないですし。あ、でも自閉症児の運動障害が社会性の発達に悪影響を及ぼすという理論に、そもそも社会性の発達より運動機能の発達の方が時系列的に先に生じるからそう見えるだけなのでは?と反駁している記述とか、自閉症患者の困難は取り入れた視覚情報と運動性・社会性とを接続させられない点にあるという指摘は面白かったですね。はい次!
またこれは研究事例を示すまでもない事であるが、人間は自分の言動を揶揄されたり叩かれると自分に自信がなくなり、表情が暗くなったり、あまり表立って活動しなくなったり、人との関わりに消極的になってしまう。その為、こうした人間は表情を使う機会が乏しくなり、表情筋が発達しなかったり、表情をノンバーバルコミュニケーションとして使う経験が蓄積されず、表情が常に無表情気味かつ幼くなってしまう。
いや、研究事例はちゃんと示そうよ!まあ書いてあることはわからんでもないよ、わからんでもない。上司や先輩に怒られたり同級生にバカにされたりインターネットで誹謗中傷されたら凹んじゃうよね、引きずっちゃうよね。ウンウンわかるわかる。それはそれとして、この段落後半、同じことの繰り返しになっちゃってません?「顔の表情を使う機会が乏しくなる」、「顔の表情筋を使わないから発達しない」、「表情を使う経験が蓄積されない」、「表情が無」。極め付けには「顔が幼い」と、今まで一度も論じられてない幼さという主観的な形容詞を持ち出しちゃってます。GooglescholarやPubmedを使いこなしありとあらゆる論文を引用して鮮やかなストーリーを提示し、英語はおろかちょっと黒々とした文字の集合体さえ読めないパンピを納得させてみせるrei氏が、こんな小学生みたいな感想文をうっかり混ぜ込んでしまうなんて、とても私には信じられません。きっと何かの間違いでしょう。
まとめれば「発達障害男性は幼少期から多大なストレスに苛まされる事によってテストステロン値が低くなり、また人間との接触を避けるようになってしまい、結果として顔は男らしくなく、表情筋が発達せず幼い印象の顔になってしまう」という事だ。尚これは傾向の話であり、チー牛顔である事イコール精神障害であったり、虐めや虐待経験があったりする事を意味しない。
ツッコミどころが満載のまとめですね。簡潔にいきましょう。
・rei氏はストレスの語を、援用した論文とは異なる意味で使用している。
・rei氏は発達障害男性のテストステロン値が低くなる根拠を示していない。
・発達障害男性の顔は男らしくない傾向にある、と解釈できる論文はあるものの、rei氏が主張するところの表情筋の発達とは関係のない目や鼻や額といった器官そのものの位置に関する論文である。
・rei氏は、発達障害男性の顔が幼い印象を与えることについて言及する記事や論文を示していない。
腹立つのがさ、あくまで傾向の話なんですよ〜私はチー牛顔は精神障害者とは一言も言ってませんよ〜って逃げ道じみた一文を付け加えてるところなんだよね。何が原因で何が結果である、みたいな因果関係ってすごくややこしいじゃん。すぐコロッと逆転させちゃったりするじゃん、人間は愚かなので。今書いてる俺も、うん?どっちが先なんだ?って立ち止まっちゃうともうダメ。あーもう、こっすいよなあ、この一文を付け加えるだけで責任逃れられるみたいに思って書いてんですよ、この人。こんだけ嘘や誤認を誘導する駄文書いといて、「いや俺はそこまで言うてませんから、ほな^^」みたいな態度、要は舐めとるんですわ。文章を書くということも、読者のことも、発達障害者のことも、生き辛さを抱えてる人たちのことも、毎日研究室でせっせとデータ取って論文読んで人類の知の水平線を広げんと奮闘してる研究者のことも。腹立たしい。論文読むならちゃんと読め、使うならちゃんと使え、筋の通ってないこと書き散らかすな、知の冒涜も甚だしい。
入りきらなかったので後半に続きます
国際陸連は、男性ホルモンの一種「テストステロン」が筋肉増強など競技力向上につながるとして、このホルモンの値が高い女子選手に対して、薬を服用するなどして一定の値まで下げないかぎり、国際大会への出場や記録の承認を行わないとする規定を設けました。
これについて、「ホルモンの量で規定するのは非合理だ」という批判もある。だが、本質は、ホルモンの量ではない。性別だ。
ただし、性別を直接的に示すと、人権侵害の恐れがある。また、性別チェック(染色体チェックや性器チェックや内臓チェック)も、人権侵害の恐れがある。
そこで、血液検査だけで済むように、「ホルモン量だけを調べる」というふうにしたわけだ。
そこで、真相または本質を探るために、セメンヤ選手の性別を調べると、Wikipedia の記述が見つかる。
オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドなどによると、医学的検査の結果子宮と卵巣が無く体内に精巣があり、通常の女性の3倍以上のテストステロン(男性ホルモンの一種)を分泌していることが判明し、両性具有であることが分かったと報じられた。
このことから、医学的に推定するなら、この人はY染色体を持っているはずだ。(さもなくば精巣ができるはずがない。)
一方で、両性具有であるということから、染色体は XX ではなく、不完全な XY または XXY であると推定される。
このような人は、「本来は男性であるのだが、男性器官の分化が不完全であったために、外見上は男性とは言い切れない」というふうになる。(男性器の不全)
そして、一般的には男性器官の有無で性別を認定されることが多いから、生まれたときに、「この子はおちんちんがないから、女だね」というふうに認定されて、女として登録される。そしてその後は、女として生きていくようになる。
しかしながら、たいていは生物学的に男としての性質を帯びるから、脳は男性脳であることが多い。好きになる相手も女性であり、女性と結婚することも多い。セメンヤ選手も、Violet という女性と結婚して、その女性を妻としている。
これを見て、「女性同士の同性愛だな。百合だな」と思う人がいるかもしれない。あるいは、「女性であるのに女性を好きになるわけで、頭がトランスジェンダーみたいだな」と思う人もいるかもしれない。
しかし、そうではない。セメンヤ選手の脳は、本来の性とは正反対になったのではない。むしろ、本来の性(= 男)そのままになったのである。そう理解するべきだ。
結局のところ、セメンヤ選手は男なのであって、男性枠で出場することが正しい。組織は「出場禁止」などの措置を取るよりは、「男性枠で出場を認める」というふうにするべきだろう。
「ホルモン量は、厳密な規定ではなく、性別を推定するための補助的な指針とする。最終的には、医学的な性別(卵巣や精巣などの生殖器の有無)を基準とする。たとえホルモン量が多かったり少なかったりしても、医学的な性別が選手の主張するせいであるのであれば、医学的な診断を受けて、選手の主張する性別にすることが可能である」
この規定を取るなら、今回は、選手が医学的な診断を受けて、「卵巣があり、精巣がない」ということを証明してもらったのならば、女性として出場することが可能となる。それは、ホルモン量の多少には関係がない。
(ただし、「卵巣があり、精巣がない」のであれば、男性ホルモンの量が大幅に多いということは、通常はありえない。特別な場合を除く。)
(逆に言えば、特別な場合には、男性ホルモンの量が大幅に多くても、「卵巣があり、精巣がない」ということがあるので、その場合には、女性として出場することが可能であるべきかもしれない。[判断の余地あり])
これはどこかで聞いた与太話なんだが、「男性と女性の脳の違いはあるけど、(おまえらが考えるようなものでは)ない」と誰かが言ってたな。
まずそもそも違いが生まれる要因が環境にあるのか遺伝子にあるのかもわからないこと、また「全体としての傾向」から「個体差」を演繹的に導くことは不可能、が前提。その上で、データを調べればどんなところにも何かしらの違いを見出すことはできる。それはもちろん男性/女性の間にも言える。まあ、血液型だってそうなんだから、要するに世間で蔓延る「男性脳/女性脳」ってのは血液型占いと同レベルなんだけど。
前置き終わり。
そういうわけで、ある程度統計的に正しいだろうと言われているのが、「空間把握能力は男性が優位。言語認知能力は女性が優位」というもの。で、よくある誤解が「論理的思考は男性が得意だから、数学は男性が得意」というもの。これは何が嘘かと言うと、そもそも「論理的思考」とは何かという定義がそれほど明確ではない。もしもそれを「言葉で説明する能力」とするなら、言語認知能力が優位とされる女性の方が得意でも不思議ではない。ではなぜそうならないかと言うと、数学は幾何学と密接に結びついて発展した学問だから。数学は高い空間把握能力が要求するんだと。確かに数学って、難しい問題=難しい図形の問題ってイメージあるよね。でも、それだけが「数学」なのかな?とも思う。現代数学はむしろ、コンピュータとか数理論理学とか、必ずしも幾何学的直感を要求されない分野が大きな存在感を発揮してるよね。もちろん極度に抽象化された数学の世界に幾何も論理も区別はないから、「どちらも得意」な人が一番必要なんだけど。
大学でも、俺の周りにも数学科の女性って少ないながらいるんだけど、みんな基礎論とか代数とか行っちゃうんだよね。トポロジーもいるけど、やっぱりやってるのは代数的トポロジー。解析はあんまりいないかな。抽象的なことをやりたがる女性が多い印象ある。
結局何が言いたいかと言うと、例えば初等教育の中にもそういう言語的なセンスを要求される数学を取り入れる時代が来たら、男性/女性の得意/不得意って容易に入れ替わる可能性もなきにしもあらず、じゃないかな?ということ。
君の観測している世界で違うなら無理はしなくていい
▼第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/020800002/021400005/?ST=m_labo
▼「男性脳」「女性脳」は存在しない?:英国の研究結果
https://wired.jp/2015/11/05/male-female-brain-difference/