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2024-05-28

「ひみつのアイプリ」の設定が面白い

まあ内容はいわゆる普通JC向けアイドルものコンテンツなのだけど、

アイカツなどに比べて若干のファンタジー?要素が入っていて生活・家庭感が排除されている。

面白いと思ったのは、

主人公たちの母親学園長アラサーアラフォー)が、かつてアイプリだったという設定である

二世代でアイドル活動をしていたとい設定であり、

ゲームの「ファイアーエムブレム封印の剣烈火の剣」のような設定であり面白い

おじさんおばさん扱いされる人たちもかつて若い時に現役だった、みたいな内容となっている。

アニメゆるキャン3の違和感

ゆるキャンは実写を先に見て

「おもしれーからアニメも見てみよう」

てな感じで見始めたので

最初しまりんが主人公だと思ってた

アニメ最初に見て声優クレジットトップなでしこだったので

そうなんだ!って思った

今まではそんなことはあんまり関係なくアニメ見て楽しんでた

3になったらしまりんの出番が減って

ああやっぱりなでしこが主役なんだと改めて思った

もう福原遥さんが売れたので実写の3が作られることはないと思うが

 

ところで伊豆キャンプ話題がところどころで出てくるがそこはアニメ化しないの?

(2の最終回で次は伊豆キャンプだ!みたいなこと言ってた)

それとも原作にも無いの?

anond:20240528045615

「状況を理解する」というのは、あくまでも傍観者目線での楽しみ方なんだよ。

感情移入っていうのは、そのキャラが感じる感情をまるで自分感情のように感じてしまことなんだ。

映画・トラペジウムをみて、主人公感情移入すると、

主人公が大失態をやらかすと、自分もあの状況なら同じことをしてしまうって感じちゃう

主人公が泣いたときは、まるで自分主人公と同じように悲しくなって泣いてしまう。

2024-05-27

フェミがなぜ揉めるか

男性女性問題解決アプローチが違うんだろうな。

少年漫画少女漫画見るといじめっ子へのアプローチが違うよね。

少年漫画はいじめっ子に対して、主人公自身が鍛えてやり返したりする。

ところが少女漫画はいじめっ子を「みんなお前のこと嫌ってるよ」状態にすることが「勝利」になる。

女性ありがちなムーブとして何か嫌なことがあったら

直接に抗議せずネットで「こんな嫌なことあったー→世間的にはそれはダメっていう空気にしてー!」と行動する。

まあ、まわりくどい。

そして「みんな同じ考えになれ!」って言うてもそりゃ同じにならない。揉める。

(けどバズってたまに成功したりするんだよな)

この「世間空気を作って解決する」ていう考え方をほんと直してほしい。

目を開くと強い糸目キャラって、誰が始祖なの?

少年漫画には「糸目キャラが目を見開いて戦うと強い」というテンプレートがあるけど、これってどこから始まったものなんだろうか。

 

ぱっと思いつくのはブリーチの「13kmや」の人だけど絶対もっと古いのがある気がする。海皇紀主人公とか。

古いもので目を開くと強いってだけなら聖闘士星矢シャカが思いつくが、彼は普段糸目ではなく目を閉じてるのでちょっと違う。

ちなみに手塚治虫はそんなキャラ描いてないよね……?

今期アニメ感想

ガールズバンドクライ

脳内物質の分泌に問題を抱えた女の子たちの、衝動に任せた刹那的生活物語

公共の場暴力行為や罵り合い繰り返す彼女たちに対し、周りの大人は冷たい目を向けるだけで何もしようとしない。

おそらく、それが川崎らしさなのだろう。

社交性が欠落しやたらと攻撃的で、互いの事を何も説明しないせいですれ違っていく感じは、ある意味で実際のバンドマンらしさもある。

いまのところ話の進展はほぼないが、なぜか主人公たちのバンドは人気が高まりつつあるらしい。

その前に登場人物の誰かしらの預金残高が尽きる気がするのだが。

彼女たちが福祉につながれることを切に願う。

性格ピーキー登場人物キャットファイトさせることで、何か物語が進展しているように見せかける手際は、いかにも花田十輝らしい。

ただ、見せ場のために非現実的衝動的な行動をキャラクターに取らせる悪癖が、このアニメにおいては奇跡的にマッチしている。

最新話で、雨の中、軽トラの前に飛び出す主人公や、メジャーアーティストステージ衣装のまま楽屋から屋外に駆けてくるシーンは、

わず「そうはならんやろ」とモニターツッコミを入れてしまった。


怪獣8号

1話で切った。1話はよくできていたが、オリジナルストーリーで再スタートを切れなかったのは致命的失敗だろう。

ダンジョン飯(2クール

やたらと軽薄なOPが鼻につくが、相変わらずいいアニメ化。

原作に詰め込まれ小ネタキモになる部分を巧みに採用しつつ、映像化に際してテンポを落とさないようにチューニングされている。

カットされているセリフが聞きたかった、と思うことはしばしばあるが、大きな不満はまったく無い。

「今期の覇権アニメ」といった刹那的ポジションではなく、耐用年数が長く何度も見返せる作品意識しているのだろうか。

映像化に際してかなりの準備期間・制作期間をもって作られているらしいところがあるので、

3クール目がまだまだ先になるのでは無いか懸念している。できれば、迫力のある絵で劇場でやってほしい。

ゆるきゃん△ SEASON3

制作会社が変わったせいか、どうも会話のテンポ感にハマりきらないところがある。

パッと見は作画が変わったくらいで、劇伴声優はこれまでと変わらないだけに、この「ハマらなさ」がどこから来るのかがよく分からない。

しかに、原作でもこのあたりの話は間延びしている感じはあったのだが、広角レンズを使った大コマの迫力があるぶんあまり気にならなかった。

アニメ場合、広角のシーンでもパンが振られていたり、キャラクターが動いているせいで逆に安っぽく見えるときがある。

視覚のすごみに欠けるせいで、見せ場となるシーンが単なる長回しになってしまい、テンポが悪く感じられるのかも。

予断だが、賛否両論あった映画オリジナルストーリーは、個人的には大好きです。本編に影響がない未来の話だし、あれくらいやったほうがよい。

冬のオフィスに出社したときのひんやりとした空気感などがよく伝わってきたところが良かった。

3期は、キャラクターに「寒い」と言わせなければ寒さが伝わってこないような感じがある。いちゃもんっぽい批判ですが。

狼と香辛料

前回のアニメ化は1話しか見ていないので、話も含めて実質初見視聴。

概ね楽しく見ているが、街の風景旅路宿屋酒場の描画が、全て同じに見える。リアリティが無いというか、生活感を感じられない点がちょっと気になる。

もっとも、この作品面白さは何と言っても会話劇にあるから、背景の描き込みはほとんど気にならない。

主役の二人はもちろん、モブも交えた会話でも、小粋なセリフ回しで心地がよい。セリフのものの魅力に、声優のバフがかかっている感じ。

この作品なら、動くアニメではなくて、朗読劇や舞台で見ても面白そう。

忘却バッテリー

原作未読で、アニメ初見。さすが横手美智子とうなる軽妙な脚本宮野の当て書きじゃねえか、とツッコミを入れたくなるくらい、宮野がハマっている。

記憶喪失人物を通じて、野球という題材の汗臭さや泥臭さをメタネタにしつつも、

当事者たちが取り込まれるある種の狂気も、野球経験者にも分かりやすく伝わってくる。

うっとうしいくらいのギャグが脳に残ったところで、登場人物シリアス過去もばっちりと魅せてくる。

過去編をしつこく感じさせない映像はいいですね。

ダンジョン飯もそうだが、このアニメキャラクター作画上の演技が細かくて見入ってしまう。

アクションシーンが長いのではなく、さりげなく差しまれる捕球のシーンなどの動きがよい。

グローブに球が収まるとき反動や、投げるときの重心移動の身体感覚が、視聴者自然に伝わってくる。

増田野球経験だが、バッティングセンターに行ってみたくなる。打てるのかな。

響け!ユーフォニアム

吹奏楽部を題材にした学園サスペンスものファムファタールに出てきそうな新キャラを交えて、陰湿さにもオーバードライブがかかっている。どう考えてもNHKの日曜夕方17時に放送していいアニメではない。なんとなくだが、売上の一部を不登校支援寄付などに回したほうがいいと思う。

要するに、そのくらい心理描写が細かいアニメだと思う。破綻の無い作画もさることながら、表情やカメラワークが良い。黒沢ともよは化け物。アニメ黒沢ともよの演技が凄すぎるせいで、この作品実写化できないんだと思う。

原作は未読だが、ねちっこい女性同士のからみにフォーカスして構成するあたりが花田十輝らしい。

それと、京アニキャラクターの演技ってやたらとわざとらしいよね。顔の前で手を合わせたり、わざとらしく頭を掻いたり。変に心理描写が細かいから、そういうアニメっぽい仕草が浮いて見える。

関係ないけど、井芹仁菜は北宇治高校ウジ虫と呼びそう。

異世界転生、異世界転生する必要なくない?

異世界で生まれ人物主人公にして最初から最後までその異世界出来事を描けばいいのでは?

昔話がたいてい「昔昔あるところに」で始まるようなお決まりなのかな

中国ゲーで男キャラアンチが発生してるっていうけど極々一部の話にしか思えないんだが

アークナイツには「◯◯おじ」という相性で親しまれているオッサンが沢山いるし、イベで登場する時もカッコイから割と評判は良くてアンチピーピー騒いだりしてるのは見たことねえんだよなあ。

崩壊や原神も人気の男性キャラ結構いるし、主人公母親実装キャラ)と結婚している男、つまり主人公父親普通に話に絡んでくるしなあ。プレイアブルになったこともあるわけだが満を持してって感じで悪い評判は聞いてないな。

向こう原産ゲームいくつかやってきたが、女性比率高めのゲームでもちょっとだけイケメンが混じってることは割と見かけるんだよなあ。

それで文句言われることも特にないし、強いて言うなら「コイツ強い?」「引いたほうがいい?」みたいな話が盛り上がるかどうかぐらい。

本当に暴れている奴がいるのかね。

あゆーて売上考えたら全キャラ男か女で埋めたほうが安定すると思うけどね。

性欲のためにガチャ引いてる奴からしたらハズレが増えてるだけにしかならんわけでな。

ホーリーランドのヨシイ観てると、リーダーって大変そうだなと思う

ホーリーランドってリアル寄りの喧嘩マンガあったんだけど覚えてる?

そこで主人公メンターにあたるイザワってキャラがいる

イザワと対立していたヤンキー高校世田谷商業のアタマキャラ

それがヨシイ

なんでイザワと対立していたの?

イザワは作中時間ではクールキャラだけど、作品の前の時間では悪そうな奴とともかく喧嘩しまくるヤバいやつだった

そこでぶいぶい言わせてるだけなら良いとして、ヨシイ率いる世田谷商業(セタショー)は触らないようにしていた

しか主人公セタショーが揉めた時に割って入り、ヨシイセタショーのメンツを潰したのでヨシイはつけ狙い始める

シイがイザワを潰すための大筋

シイやイザワ、主人公が過ごす下北沢ヤンキーたちは、タイマンで強いと偉い

群れてボコるのは最後の手段であって、タイマンで勝てないと格好つけられない

イザワが街で好き勝手できてるのは、タイマン至上主義蔓延る街だからであり、イザワをタイマンで倒してメンツを潰したい

イザワを潰すために必要な下準備

シイはイザワをタイマンで潰せそうなやつは割とすぐ見つけた

シイセタショーのアタマになったこから一応の付き合いがあるやつ

タカって剣道使い

シイタカならイザワに勝てるとふんでる

関係ないけど、喧嘩でならした剣道って試合じゃ弱そうだなって思った

タカをぶつける為のセタショー内での意見統一

タカタイマンで勝てるだけのお膳立て

タカが勝ったあと、ボコボコにして報復されないように心と体を折る

・勝ったタカセタショー内でイキらないように釘を刺す(無理なら多少恥をかいても集団で潰す)

の4つが大事になってくる

タカをぶつけるメリットを出す

セタショーの頭でも世論は気になるようで、ヨシイはまず世論理解を得ようとする

イザワは強いけど、セタショー全員を相手どって勝てるほど強いわけではない

ホーリーランド世界観リアル寄りだから

でもやっぱめちゃくちゃ強いので、囲んでボコるのもかなりリスクがある

セタショーの下っ端ヤンキーたちもそのリスク理解してて、下っ端がそのリスクに怯えてるのをヨシイはよく知ってる

シイビビらないように叱責はするが、下っ端がビビらなくてもイキれるように心を砕いてる

そこでヨシイはまずタカをぶつけてイザワを潰す事を周囲に伝えて、その反応を見る

タカに負けたイザワを殴るなら、報復心配はあっても、その場は安全にイザワをリンチにかけられる

タカをぶつけることに反対してる奴を翻心させる

それでもタカが気に入らないやつ、タカでは勝てないと思うやつ

こいつらがいるとスムーズ意思決定の妨げになる

シイは反タカ勢力に決定事項であることを伝え、反タカ勢力タカとぶつかるまで待つ

タカ勢力もヨシイが怖いので、タカを直接襲撃し、タカはこれを返り討ちにする

タカはこれにより実力とヨシイの人選の正しさを証明し、イザワとのタイマンでもタカが勝てる期待感を持たせる

タカを襲撃したヤンキーたちもメンツを潰された形になるので、大人しくヨシイ方針に従うしかなくなる

タカタイマンで勝てる状況を作る

素直にタカタイマン張らせて負けたら困るので、イザワに不利な条件をなるべく揃える

セタショー全体でイザワと彼の仲間に圧力かけてイザワを孤立させ、セタショーに呼び出し、直前で怪我をさせる

イザワのバイト先にいる時間を把握し、イザワの友達を脅してタイマン場所指定して呼び出す

バイトからタイマン場所までの経路でヨシイ待ち伏せを画策する

散々圧力をかけられて冷静さを欠いたイザワは、まっすぐ指定された場所に向かい、途中の待ち伏せを受けて負傷する

負傷したままタイマン舞台へ立ち、万全のタカタイマンを張ることになる

タカボコれるだけのヤンキーを動員しておく

セタショーが手を焼いていたイザワを、タカがたおしたとなるとタカ地位が上がりすぎて扱いにくくなる

ある程度狙ったとは言え、タカ嫌いによる暴発も起きた

しかしイザワを倒すほどの実力者なので「タカボコからまれ」ではセタショー下っ端は怖がってしま可能性がある

なので「イザワとタカタイマンを見に来い」

これで他校のヤンキーも含めて呼び出す

一見するとイザワと戦うのは自分じゃないように見える

他校がどれだけ集まっても構わない

イザワに手下は殆どいないので、体を張ってイザワを守るヤンキーはほぼいない

イベントとしてヤンキーをかき集めれば、セタショーの出席率はより上がる

シイが直接命令すればあとが怖くて従うから、ともかく会場にセタショーヤンキーを呼び寄せるのが大事

「今から……オレのルールでメインをやらせてもらう」

タイマンが済むと気の乗らないセタショーヤンキーたちにハッパをかけて、集団でイザワとその一派をボコるようにけしかける

ここまでお膳立てしたタイマンも、空気が変われば前座扱いしてリンチに持ち込み、セタショーと自分地位を最大限まもる選択をする

切り替えが早い

シイ努力のあれこれ

シイは校内での地位を守るために、校内の空気や力関係を非常に正確に把握し、その上でヤンキーたちを脅して宥めて動員をかける

使えそうなやつをイカサマ麻雀でカモってキープしておいたり

シイ敵対しているイザワの友達にも分断工作を仕掛けたりと、搦手も手を抜かずに行う

校内にも他校にも自分絶対的地位いるかのように見せ掛けるが、それは全くの虚構で、常日頃から行う地道な努力によって守っていた

こんだけやってるヨシイなら、喧嘩強いだけに見えるイザワが嫌いで仕方ないわな

2024-05-26

Netflix忘却バッテリー

配信分までみた

 原作たまに見る

・視聴しててニチャつきがとまら

野球無知なのでかなりわかりやすく噛み砕いて頂いて助かります

原作野球軍隊感というかなんかエグさを適度に薄めて頂いて主人公達のドラマに集中比率まり飲み込みやすくて助かる エグさパート面白くて好きだけど情報量が多くなりすぎて己の今のコンテンツ消化能力にはちょっといけるか…?と思ってた

スポーツもの、動きが映える!

安心作成スタジオ様 クオリティもやけど男同士クソデカ感情描写安心感 

・視聴後各種SNS二次巡回しつつも「バッテリーの互いの感情について原作が最大手すぎて二次描くことがあるけど無い…」ってなった

[]ゴールデンカムイに見る長期連載漫画の受容の変遷

あんまり多く語られてないが、初期のゴールデンカムイは明らかに山賊ダイアリー」とかのジビエブームの流れに乗っていた。

公式切り抜きがネットミームになったり、そういうところから徐々に認知度が上がっていった作品だ。

今では評価が固まり過ぎて「多様性が」とか「歴史評価が」とか、批評的にお利口な語り口でばかりその魅力が語られるが、実際に初期から連載とその人気拡大を追っていると、ゴールデンカムイにはそれだけでない多様なフックと、それをタイミングよく引っ掛けるそれこそ漁師神業がふんだんに見られた。

ゴールデンカムイの受容(需要)の変遷をまとめることによって、長期連載漫画が当たるためにどれだけ多くの仕掛とチャンスを要するのか、改めて考えてみたい。

 

【連載開始】最初は古臭い冒険譚。世間の関心は薄い?(1〜2巻)

 2014年8月、連載始まる。 増田はこの頃はまだ読んでいない。

 

 1話ははっきり言って、刺さる人には刺さるのかも知れないが、古臭い冒険もの空気しか感じられない。

 「露助」と差別語を使う戦争帰りの主人公囚人を殺して皮を剥ぐ猟奇趣味。まだ頭身の高い美少女アシリパ

 一部のネクラには受けても、一般には忌避される湿っぽいダークさが作品を包む。

 キャラクターも、薄汚い囚人たちに、死をも恐れぬ兵隊、そのトップの怪人中尉と、マイナーさは否めない。

 

 しかし、連載数話目から、この漫画にはちょっとだけ流行の要素が入ってくる。「ジビエである

 当時は「山賊ダイアリー(2011〜2016)などの猟師ものが密かにブームを迎えていた。

 あるいは、同時期(2011〜2019)のメジャー作品として荒川弘の「銀の匙」など、「命をいただく」をテーマにした漫画も人気を博していた。

 ゴールデンカムイはこの流れに乗って、「冒険をしながら猟師生活を見せる」というストーリー構成で注目を集めていくことになる。

 

ミーム化する】アザラシ猟とオソマミーム(2巻〜)

 ニコニコ静画タイムスタンプによると、ゴールデンカムイ公式切り抜き漫画「アシ(リ)パごはん第一回が掲載されたのは、2015年1月となっている。

 初回は「リス」。可愛らしいリスの皮を剥き、ミンチにしていく様子がコミカルに描かれるシーンを作中から数ページ切り抜いて公開した公式の切り抜き漫画である

 これが、受けた。

 チタタプ、オソマルイベなど、アイヌ語食べ物名前が広く知られるようになり、アシリパアザラシをしとめるシーンなど、コミカルカットネットミームにもなる。

 しかしこの頃もまだ、一般受けする漫画とは言い難かっただろう。なにせ「山賊ダイアリー」のような、「命をいただく」テーマ自体が重すぎる、マイナーメジャーのものだ。キャラクターも男臭い変態だらけで「ホモソ受け」という感じは強く、牛山も女を武器にする卑劣漢だった。(このマンガがすごい! 2016 オトコ編 2位、マンガ大賞 2016 大賞)

 増田自身、この頃作品を知り、アシリパごはん面白く読んでいたが、金塊探しというメインストリーにはまったく興味が持てず、長いこと本編は読まずじまいだった。

 

【大確変腐女子トメ心を掴んだ尾形と鯉登(10巻〜)

 10巻頃まではこの漫画はこういった男向けの要素だけで進んでいく。変態的な囚人覚悟を決めた簡単死ぬ兵隊、「命を食らう」生活感。

 しかし、ここにきて大確変要素が加わる。プリンス鯉登、心に闇を抱えた尾形などの、圧倒的に乙女受けなキャラクターエピソードが増えたのだ。

 彼らのシーンを見た瞬間に、増田は「あッ、これはジョジョみたいに腐女子アンテナにひっかかるゾ」と確信した。

 今となっては当たりも当たり。SNSで「ゴールデンカムイ」を検索すれば9割女性向け同人イラストという現状への変動がこの瞬間に確定したのである

 そして本作はこの勢いを掴んだまままさに滝を遡る鯉のごとく大作へと変貌を遂げていく。

 

【最盛期】網走監獄編、腐女子掴み、文化的描写評価が重なり、人気拡大、アニメ化、そして大英博物館の顔に。(14巻〜)

 シリーズ前半のクライマックスとも言える網走監獄編を見事なテンションで描ききった本作は、アニメ化(2018)、手塚治虫文化賞 マンガ大賞(2018)、大英博物館特別展においてキービジュアルを飾る(2019)など、大躍進を遂げる。

 アニメシリーズは海外配信も好評で、海外にもファン層を広げる。

 大英博物館の展示では、「女性を表している点。(中略)アイヌという少数民族文化を描いている点」など「ダイバーシテイの理念体現する作品になっている」を評価されキービジュアルに選ばれたとされる。

 「多様性」や「文化歴史描写」に優れた名作という評価は、この段階で確立された。

 

ホモり過ぎ】迷走の樺太編。しか腐女子は掴み続ける。

 網走監獄編で大きな波をひとつ越えたあと、人によっては中だるみと言われる樺太編に入る。

 すでに確立された名声を揺るがすような劣化も見られないが、特に新しい要素が受けたわけでもないので話題は少なくなる。

 このあたりで増えた要素と言えば谷垣を中心に多用される「ホモギャグである

 増田の受け止め方としては、「文化的な名作」扱いに対する作者の反発と言うか、何かヤケクソなものを感じる。

 宇佐美の「◯◯探偵」に至っては常軌を逸しているというか、ここだけをもってして「文化的作品」として他人に勧めることは出来ないだろうと思う。

 しかしこれもある意味時代は掴んでいるのかも知れない。一部のラディカルフミニストを中心に、この過剰な下ネタが「セクハラミラーリング」として全面肯定される現象も見られた。ほとんどの人には、ホモソーシャルの笑いの延長にしか見えないと思うが。

 

大団円】終わりよければすべて良し。炎上した内容も修正して晴れて「名作」に。

 清濁合わせのみ毀誉褒貶を越え、本作は2022年に連載終了を迎える。

 作品としては大団円だったものの「文化的」という名声を得すぎた故の重箱の隅をつつくような批判最終回のいくつかの描写につけられた。

 単行本化に際してそのうちのいくつかは修正され、うるさ方もそれで納得したのか、今では「文化的」で「多様性」を表現した、歴史に残るすばらしい名作という評価がほぼ揺るぎないものになったように思われる。

 しかしその8年にも渡る連載期間を省みれば、このようにさまざまなフックと変化で客を掴み、興味を維持し続けてきた結果のことなのであって、ただ「綺麗な作品」(と思う人もまあいないとは思うが)を描いたか評価されたというような単純な話ではないのだということは覚えておきたい。

 

感想感想

 トラバブコメもだけど、「自分趣味にあった部分」だけが評価対象じゃないと許せないって思考回路のやつ、キツいわ。

 「血なまぐさい男受けだけじゃ同人受けや海外受けまで広がらなかったよね」ってことが書いてあるのわからん? 日本語わからん

 根本的にこの文章で書いてあることが何かということが理解できてないと思うので、自分機能的非識字だと認識した方が良いよ。

 

 クライマックス付近無料公開で認知を広げたのは書いといても良かったなとは自分でも思った。

 

 増田に「資料がない」とか言っちゃうアホがいるの笑う。

 なんでそんな本気で書いたもんを増田投稿しなきゃいけないんだよ。

 いい加減自分が賢いつもりでアホ丸出しのこと言ってる自覚持てよ批評家気取りの低学歴ブクマカ

ハサウェイってガンダム主人公としては弱い方だけど

軍のエース落とせるヤツが神出鬼没のテロリストやってるのは悪夢だと思う

昔の主人公と今の主人公

傍若無人、天真爛漫キャラ

が減って

真面目で努力家、エリートの中の底辺キャラ

が増えてきた

 

途中には、全部受け身系の主人公と言う時代もあったなあ

anond:20240526130028

そういえばヴィンランド・サガ農場編で主人公のトルフィンが「今まで生きてきて良いことひとつもなかったよ」って死んだ目をしながら言うシーンがあったけど、あん状態から時間をかけて少しずつ目に光が戻っていったのは驚いたわ。

一生あの状態のまま生きる人もいるだろうに、トルフィンは良い出会いがあって変われたんだよな。

「鳴潮」感想

原神を越えると前評判が凄かった鳴潮だが、蓋を開けてみれば、原神未満の何かだった。

 

操作性の自由度は上がっている。ジャンプの高さとか。ただそれだけで後は原神を越えるものはない。

逆に落下攻撃、空中ダッシュ、壁登りが誰でも出来るということでちゃちさが上がった。

 

雰囲気としては原神というよりスターレイル。画面が暗くて原神とは対照的

動けるスターレイルという認識

 

そして最大の問題だが、キャラがどいつもこいつも太い。そして、女主人公よりかわいいキャラが居ない。つまりガチャ引くモチベがぜんぜん上がらない。

キャラの性能で引くかどうか決めるにしても評価でそろってからでないと引くのは難しいだろう。

キャラ身長パターンしかないのに、男キャラは多い。もしかしてこれ女性向けに作ってんのか?

馬術ウマ娘に求める要素

・走りよりも華やかな社交場に憧れる主人公

ウラヌス伝説として語り継がれている

・実は定年や怪我などで走るのをやめたセカンドライフ者ばかり(元から目指してた者は1割程度)

・序盤で浮かれる主人公に「いい?ここはトレセンとは違うのよ」と厳しく言い放つ実は後輩思いの先輩枠

あと他には?

anond:20240120235049

ダンジョン飯マンドレイクの抜き方とか動く鎧の正体とかやってるときどーでもよすぎてクソつまんなくてなんで人気があるのかわからなかったけど、絵画世界に入る回見てからこのアニメ見方が変わったな。実はダンジョンにまつわる本筋のストーリーがあって主人公たちは飯食ってる間に渦中に巻き込まれていく感じなんだけど、最初の数話は飯食って妹助けるっていう、よくある日常系漫画RPG要素追加しただけの二番煎じアニメみたいな動機しか物語が進行しないから俺と同じような中座したやつ多そう。あとバンプオブチキンOPで力入れて売れ線狙いすぎてたのも悪いと思う。リーガルリリーくらいがまじちょうどいいよ。

anond:20240526094033

前者はなろう系主人公の「俺また何か(すごいこと)やっちゃいました?」に似た何かを感じるよねw

なろう系主人公「地風火(中国語(一瞬))」

なろう系主人公「~~~~♪🎸」

弱者男性テーマにした漫画ってある?

この主人公の生きづらさ、今で言う弱者男性だな、みたいな話ではなく

説明しよう! 弱者男性とは! みたいな漫画

「おもしれー女」って宮廷道化師枠では?

 基本的テレビを見ない人なので、「あのちゃん」というのを今日初めて見た。

 まあよくいる「失礼な若い女枠(美人タイプ)」に過ぎないので、5年もしたら消えているのだろうが、それはさておき。

 そういうことを考えていると、ふと、この「失礼な若い女枠(不細工タイプor美人タイプ)」って、基本的に「宮廷道化師」と同じ枠なのでは? という疑問がわいた。

 

宮廷道化師とは

 宮廷道化師(jester)とは、イギリス王家に仕えていた、たびたび小人症などの障害を負った道化師のこと。

 ロイヤルシェイクスピアカンパニーによると(Wikipediaからの孫引用

王家では古くは愚者を雇い、中世には宮廷道化師を召抱えていました。(中略)ペットマスコットのように扱われ、主人を楽しませるためだけでなく批判をするために仕えていました。

という存在

 つまり、笑いを取るために飼われているアウトサイダーでありながら、それでいて「アウトサイダーからこそのタブー無視」が許されていたわけ。

 

 これって、特に不細工タイプの「失礼な若い女枠」そのままじゃないかしら? (ふわちゃんやす子、その他過去に消えていった似たようなの)

 これが美人性的魅力もあるタイプになると、女が憧れる、少女漫画主人公みたいな「おもしれー女」枠になるけど、これも結局は似たようなものだよな。

 「ファニーなペット」か「キュートペット」かの違いくらしかない。

 人間以下のものとされてるから人間の法を犯すことが許されているだけ。

 女はまず、女だからアウトサイダーから)と許される「おもしれー女」枠に憧れることを恥じるところから始めるべきなんじゃないかな。

 宮廷道化師地位が「好きに物を言える自立した存在」だと思うような勘違いを抜け出さないと、ほんとに女の自立なんかないでしょう。

 

 と思った。

2024-05-25

[]『どんでん返し』が夢オチの言い換えみたいになっている件

作品性質上具体的にタイトルは上げないが、このミステリーが凄い的な賞を取ったミステリー小説を読んだ。

途中まで、ただひたすらに陳腐時代遅れ漫画ヒロインが、陳腐時代遅れ描写超能力を使って事件解決していく話で、なんでこんな下らないものを読んでるんだろうと挫折しそうになりながら読んだ。

すると、最後に「あん陳腐能力があるわけないじゃないですか。全部お芝居ですようふふ」とか言い出した。そのお芝居が本当の能力なんだと。

 

なんだそりゃ。

 

こっちは、矛盾だらけでくだらないと思いながら、まあそういう稚拙な作者なんだろうという見切りで読み進めただけだ。

アンパンマンを見ながら、「こんなに吹っ飛ぶほど殴ったら死ぬだろ」と突っ込まないのと同じ心理で、こんな展開不自然だろをただ面倒だから読み飛ばして来たに過ぎない。それを、「だまされちゃったね」みたいに言われても。

これを「うまくだました」って自己認識できる精神って、バイトテロのような誰から見てもキチガイな行動を取りながら、「自分うまいこと『ネタ』で興味を惹き付けてる」と思い込んでいるアホと何が違うのか。

と思っていたら、どうやらああいうのを本気で「騙された。うまい」とか言う奴もいるらしい。

あの夢オチみたいな、ただ最後に「嘘でした」って言うだけの雑なひっかけが、昨今のミステリー賞的な評価では「どんでん返しが凄い」というんだそうだ。

 

いやちょっと待てと。

 

あんな、ただ最後にひっくり返せば良いだけのもの評価するなら、筆力なんか要らないじゃないか

途中までベタベタを煮染めたような、スーパーマンみたいなファンタジーを書いて、最後に全部機械仕掛けトリックでしたと言えば済むだけのもの、何がありがたいんだ?

百歩譲って、「最後に全部嘘だったとわかって驚く」展開として評価させたいなら、途中までは迫真の、その道としてちゃん評価されるような内容じゃなきゃやる価値もないだろ?

どうみてもやっつけの、穴だらけの、「それっぽいことを並べただけ」の、ファンタジーとしては二流以下みたいなものを並べて、読者が「ファンタジーとしてはまったく出来が悪いが目をつぶって読もう」と考えて読み進めるようなものじゃ、普通にだめだろ???

何度もいうが、それって「騙してる」んじゃなくて、「騙されてもらってる」んだよ。

アンパンマン世界観文句を言わずに見るのと一緒の目線で見てもらってるだけ。

そんなののどこに評価するポイントがあるんだ?

 

実はこういう感想は、別の、今度は海外ミステリー映画でも同じように思わされたことがある。

最初からどう見ても怪しさ満点のヒロインを、主人公けがピュアに信じていて、そこに批判的な目が当てられないまま、主人公ピュア視点だけでロマンスみたいに話を盛り上げた結果、やっぱりロマンス詐欺でしたというだけの話。

これもやっぱり、「どんでん返しが凄い」みたいな評価を目にする。

一体世の中はどうなってしまったんだろう。

どんでん返しという言葉は、ただ最後にひっくり返せば良いだけのものじゃない。

そこまでの流れを説得力を持って盛り上げるから、ひっくり返す展開に驚きと同時に「納得」が生まれるんだ。

 

まりにも一方的な、ちょっとでも知性のある読者なら「客観性がないなあ」と難色を示すような描写表現できるのは、主人公客観性のなさじゃない。作者の客観性のなさだ。それに目をつぶって読み進めた読者に「やっぱり嘘でした。騙されたでしょ」というのは、「わたし馬鹿だと思った? 馬鹿じゃないよ」と言い出す馬鹿しかない。

狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」という言葉がある。

稚拙作家のふりをしたつもりで話の半分以上を稚拙な内容で埋められるのも実際に稚拙と言うしかない。

こういう手を変えた夢オチみたいなものが「どんでん返し」として評価されるようなミステリー世界って、どれだけ書き手読み手劣化してしまったのかと驚いた。

こんなntrが読みたい!

主人公の男が、自分のために女性恋人ロボットを造るんだけど、なんやかんやでそのロボットが別の男とねんごろになってしまう、という喪失感半端ないのを頼む。

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