はてなキーワード: 誕生日ケーキとは
私が生まれたときからある電子レンジがついに動かなくなった。NE-N40という機種だ。
夕飯の準備に使っていたら、温めている途中で唐突にブツンと電源が落ちた。ボタンを押しても反応しない。使っている年数を考えれば寿命を迎えたことは明白だった。
それにしても、こんな前触れもなく壊れるものなのか?確かに数年前から温まりが悪くなってきてはいたものの、あの日のあの瞬間まで何の問題もなく使えていたのに。
あの電子レンジと共に過ごした思い出が蘇る。日常生活では三食全てにおいてお世話になった。なかなか取り出しに来ないと怒ったようにベルを鳴らして催促してきた。思い返せば、幼稚園の芋堀遠足でとってきたサツマイモでできたスイートポテトや、毎年母が作ってくれた誕生日ケーキを焼いてくれたのはこのレンジだ。バレンタインでは大活躍だったし、眠れない夜はホットミルクを温めてくれた。私の人生はこの電子レンジと共にあったと言っても過言ではない。
推し、めちゃくちゃ好きで超会いたくて会いたくて気づいたら五年くらい経っていたんですが、ついに今年推しの名前が事務所から消えてテニパにもメッセージ無くてテニミュも全国立海後編始まったしこれ以上ないタイミングなのでさよならブログを書こうと思って書いています。
かなりとっ散らかった文章ですが、読んで頂ければ幸いです。
大好きなので、大好きなのは辞めないと思うんですが、思い出にして前に進みたいのでさよならします。
私が岡崎和寛くんを知ったのは高校三年くらいの時でした。当時、テニミュを好きな友達がいて、テニプリ原作が好きだった私はものの見事に引き摺り込まれました。
高校三年生は受験で遠征もできず(地方の貧乏学生だったこともあり)、短大の一年生になって初めてテニミュに行きました。最初に行ったのは公演ではなくて大運動会2014だったけれど。
そこで初めてテニミュを浴びて、目の前で動く推しを見て、岡崎和寛くんが好きなフォロワーとも会いました。幸せだったな〜〜楽しかった!障害物競走でビリになってみんなに見守られながらゴールする岡崎和寛くんの深司めちゃくちゃ可愛かった。本当に可愛かった。夜公演の前にブロマイドが売れ残っててフォロワーと落ち込んだのはいい思い出(よくないけど)(公演後は売り切れてた)
運動会に神尾が欠席で、公演の後に神尾のスペースを空けて不動峰で写真撮っててすごいほっこりしたなぁ。
その後、セカンド全国立海が始まって、岡崎和寛くんが好きなフォロワーや友達と観に行きました。実はその全国立海の公演期間中に私を岡崎和寛くんに肯定される出来事が起きてしまいました。確実に身バレするから書けないけど。
私は親やクラスメイトにずっとずっとそれを否定され続けていて、それをすること自体はすごく好きなんだけど、時々ものすごく嫌気が差すことがありました。しかもその出来事の直前に、ショックな事があったので余計にきつい時でした。
うーん、ぼかして書こうとしているので訳の分からない文章になっていて申し訳ないです。でも、とにかく自信がなかったとだけ分かっていただければ大丈夫です。
そんな時に推しに"それ"を肯定されてしまったんですよね。今考えればそりゃやばいですよ。ずっと否定され続けていたことを推しに肯定されたんだから。
それからはなんかもうすごくて、超しんどかったけど何とか立ち直ってそれを続けられて、今でも続けられています。こんな幸せなことあるか〜〜?!ない!
そのきっかけで不動峰のオタクのフォロワーができたし(それまで岡崎和寛くんが好きなフォロワーとリアルの友達くらいだった)なんなら今でも超仲良いフォロワーがいます。
高校の個人ホムペを見ていた頃、好きだった方と繋がれたりとかもありました。いや〜〜すごいな?!
岡崎和寛くんのおかげで、好きなことを続けようと思えて、狭いインターネットの世界がすこし広がって友達ができました。
全国立海の公演期間中、ほんとうにほんとうに幸せハッピークソ野郎でした。
所詮行く公演も少ない在宅オタクだったのですが、日替わりレポをチェックしたり、かずくんとゆうきくんの差し入れ合戦を見てニコニコしたり、体調を崩してるらしいかずくんを心配したり、バルズのお揃いのキャップに湧いたり、全部新鮮だったので在宅でも楽しかった。
俳優オタク一年生だった私は何もわかっていなかったので、金を出すべきとか、公演沢山入るべきとか思いつきもしませんでした。周りにもそういう人がいる訳でもなかったし。本当に何も知らなかったしわかっていなかった。
今思えば沢山公演入っとけって思うけど。結局こうなってしまったんだから。
いやでもかずくんの日替わり天才だったよな〜〜〜〜本当に大好きなんだよなぁ。日替わりで日吉や裕太と仲良くなっていく過程をやって最後には友達になれたりとか。『深司信じられない』もかずくんはゲームが元ネタって知らなくて、偶然思いついて使ったらファンレターでゲームのネタだと知った、みたいなのとか。日替わり毎日考えなきゃいけないのに、全国立海終わった後は楽しかったです!の一言で終わらせてるんだもんな。
やっぱ天才だよなぁ
全国立海の大千秋楽をライビュで観て、最後の日替わりで泣いて(本当にあれはずるいけど天才だと思った)、映画祭があって(ドラキュラのかずくん会いたかったな〜〜行けばよかったな………)、ドリライがありました。
ドリライ、ライバルズの出番が鎬だけで謀反……って気持ちだったな。ソロ聴きたかったな。でもはじめてのドリライ楽しかった。
ドリライでは初めて岡崎和寛くんとハイタッチして驚きすぎて腰抜かした。いやだってまさかできると思ってなかったし俳優オタク一年生だったし。同行者の方にちょっと心配された(それはそう)
大好きだなぁ。
でもまさかドリライ2014が最後に岡崎和寛くんに会える機会だと思わなかったなぁ。
いや普通思わないよな?それで終わりだなんて。
確かにドリライの後に仕事決まってなくて不安だった気はするけど、元々仕事が多い人ではなかったし(書いてて悲しくなってきた…)そのうち決まるだろうと思ってたな。能天気だなその時の私。決まらないから安心しな。
ドリライが終わって、かずくんの仕事が決まらなくて不安で、サードのキャストが発表されて、そのなかに健人とまちゃがいて二人とも全国立海のアンダーやってて、サードのお披露目が近づいてて、かずくんの誕生日が近づいていった。
かずくんの誕生日にアメスタの配信が決まって、喜んで見た。すごい酔っ払ってたな笑 でも楽しそうでかわいかったな。
多分アメスタの次の日か前の日のどっちかだったんだけど、サードのお披露目にかずくんが行って、サード不動峰のキャストに囲まれててああもう先輩なんだなって思った。
健人とツーショット撮ってて嬉しかったけど複雑だった。多分まだいまいち健人を受け入れられてなかった。
それからはサード不動峰公演が始まって、チムライがあって、やっと健人の深司が受け入れられて、ルドルフ公演があって、ドリライがあって、サード不動峰が一旦テニミュから離れた。
かずくんはたまにツイッター更新して、その度に私はひっくり返るような気持ちになったりフォロワーからリプ飛んできたり、インスタ始めたり、インスタのお陰で数年ぶりに動いてるかずくんを見れたりした。
Love's by keyのパーカー買ったりもしたなぁ。まだ家にある。捨てられない。
なんか五年ってすごく長い時間のはずなのに、アメスタからかずくんのことで何があったかが数行で終わってしまうの、とても悲しい。数行ぶんくらいしか私は知らない。
当然といえば当然だ。その時から岡崎和寛くんは俳優の仕事をしないつもりでいたのだろう。むしろ気まぐれでツイッターを更新したり、インスタを更新していたことが奇跡だったのかもしれない。
インスタのタグ付け?で岡崎和寛くんが何か他の仕事してるんだろうなっていうのを知ったもんな。
岡崎和寛くんが今何の仕事をしているのか、結婚しているのか、してないのか、なにもわかんないけど、わかんなくていいけど、幸せに暮らしていてくれればいいなと思います。
話がすっ飛びますが、12月19日からサード全国立海後編が始まりました。ライバルズ、つまり健人の深司くんが出ています。
健人にとってはセカンドでアンダーで出ていた公演にようやく出るってことなんだなと思うと本当にエモすぎて死んでしまう。
ここまで長いようで早かったなぁ。いや長いか。
私の取れたチケットは12月23日の公演でした。あれだけの倍率で取れたチケットがこの日ってもうめちゃくちゃ笑ってしまった。だってこの日岡崎和寛くんの誕生日だよ、私早くこの日をなんでもない日にしたかったよと思った。軽い気持ちで申し込み出すもんじゃないなと学んだ日でもありました。(あとでにちかちゃんの誕生日だってことも知った。おめでとう)
今年もまた12月23日が特別な日になりました。きちんと岡崎和寛くんの誕生日ケーキも食べました。テニミュを観ました。凄かった。
もうね、私絶対これ岡崎和寛くんに観て欲しい。絶対絶対観てほしい。健人の中に岡崎和寛くんが生きているよ。本当だよ。でもそれを伝える手段が無いに等しいんだから笑っちゃうよなぁ。
次から少しネタバレなのでまだ全国立海後編を観ていない方は数行飛ばしてください。
まさかスポットをねらえが聴けるなんて思ってなかった。メドレーがファーストのままだからだろうけど。
あとやっぱり一番は日替わり………かずくんがセカンド全国立海で日替わりやってたシーンと同じシーンで健人も日替わりやると思わないじゃん。ビックリしすぎてひっくり返るかと思った。そんなのエモすぎて死ねるじゃん。それにまさかGMKKもやるなんて思ってなかったし。
健人が。セカンドでアンダーで出てた健人がサードの全国立海でGMKKやってるの、マジでマジでエモい以外の言葉でどうやって表せばいいんだ。こんなことってあるか。
とどめはGMKKのコールだった。深司だった。
都合のいい深読みしすぎなオタクだから、岡崎和寛くんが誕生日だから深司がコールだったんだなと思ってしまった。
本当にこんなの死んでしまう。
チケットはその日の公演一枚しかなくて、まあ実際観たらもっと観たくなるだろうなと思ってたけど、とんでもなく満足してしまったので今のところその欲があんまりない(いや、チケットがあれば行きたいけど………)
あと、色々見てて気付いたことがあるんだけど、健人のなかに岡崎和寛くんが生きている。どうとか具体的にはあまり書きたくない…………けど確実にそうだと思う。
健人にかずくんの深司がどう写ってたのかずっとわからなくて、正直かなり不安だったけれど、健人のなかに岡崎和寛くんが生きてることが分かってすごく嬉しかった。本当にうれしい。
よかったな〜〜本当に良かった。
さよならします!思い出にします!って言ってここまで書いた癖に会いたくて仕方ないな。かずくん、本当にキモくてごめんなさい。
私はずっとずっと岡崎和寛くんに直接会って、私を肯定してくれたことにお礼を言いたくて5年も引きずっていました。もうここまできたら呪いだよ。どうしてこの程度のことぐらいが叶わないんだろう。不思議だなあ。
つくづくオタクと推しを繋げているものって脆いなものなんだなと思う。推しが行方をくらましたらもうオタクは推しが何をしているのか、生きているのかすらわからないままなんだよ。
改めて考えるとめちゃくちゃしんどいな。当然のことだけれど。
推しにはオタクのことなんて気にせずに生きていてほしいと思う反面、推しのことが知りたくて仕方ない生き物だから仕方ないのかな。矛盾しかなくて本当に面白い。
岡崎和寛くんがサード全国立海後編に行ってくれたらもう思い残すことがないので、安心して死ねるなぁ。人生短いけどできるだけ思い残すこと無い方がいいじゃないですか。自分ではどうにもできないけど。
どうにか行ってくれないかな〜〜そしてそれを教えてくれたらいいな………
だらだらと色々書いてみて、とんでもなく短い間だったけど私は岡崎和寛くんにいろんなものを貰ったんだなと思いました。
テニミュがめちゃくちゃ楽しいと思えたこと、付き合いが長くなるフォロワーと知り合えたこと、自己肯定感、幸せな思い出、沢山沢山貰いました。岡崎和寛くんがいなければここまで沢山幸せなことがあったかどうかわかりません。本当にあの時は幸せでした。岡崎和寛くんにはどんなに感謝してもしきれません。
岡崎和寛くん、本当にありがとう。あなたがいなければ私は今どうやって生きていたのかあまり想像ができません。多分今よりもっと死にたかったと思う。
直接会ってお礼を言うことはもう叶わないので、届きもしそうにないところからお礼を言わせてください。
何で炎上したのかわからない、気持ちがわかる、いいCMだと言う意見もあるが、こんな感想が出るのは世間が男に甘いからだ。
男女逆でも男が叩かれる、男はこの程度も許されないのかと言ってる人もいたがんなわけ無いだろと。
逆にしてみる
子供の誕生日の朝、ゴミ袋を持ち出社する妻に「帰りに誕生日ケーキを買ってきて」と頼むと不貞腐れたように「はーい」と返事をして出ていく、家に帰り誕生日の飾り付けをして、ごちそうを作り子供と一緒に妻の帰りを待つが、いつまでも帰ってこない、冷めていく料理とお腹をすかせる子供、妻に電話をしても全く出てくれない、やっと家に帰ってきた妻は酒の匂いをさせ酔っていた。
夫が「何で飲んでくるかな」と言うと妻はふてくされた顔で答えずに、夫が用意していた風呂にゆっくり浸かりに行く。
妻が風呂上がりに「ゴメン」と謝ると、夫は笑顔で子供を呼び誕生日パーティーを始める。
許されるわけないやんこんなん。
子供が被害に合う事故事件があると確実に「母親は何をしていたんだ」と叩かれる世の中やぞ。
その場に両親揃ってても、この前のパトカーが青信号で渡る子供を轢き殺した事故みたいに加害側に酷い過失があり、父親と子供しかいなくても、母親は何をしていたんだって責められる世の中で、子供の誕生日すっぽかして飲みに行く母親が許されるわけ無いやろがと。
親子ほど誕生日の重みがない恋人同士や友達同士でも「パーティーの飾り付けと料理用意しておくからケーキ買ってきて」と約束しておいて飲みに行ってすっぽかし、電話の着信も無視して、酒に酔って行って、説明もせずいきなり風呂が許されるのかと。
育児中も妻に赤ちゃん任せて飲みに行くのは当たり前、旦那に赤ちゃん任せて飲みに行くのは可哀想みたいなクソな世の中で。
何が男はこの程度も許されないのかだよ。
クソ甘えとるわ。
毎年ミルクレープを作っているんだけど量の加減ができず、3日くらいで食べてる。
フルーツたっぷりで甘さ控えめ。間には薄く伸ばしたパリパリチョコをいれてる。
旦那は美味しいって食べてくれるけどやっぱり少し飽きるみたい。
2時間以上かけて作ってるんだけどね。私は甘いの好きだから平気なんだけど…。
パフェとかも良いなと思ったんだけど
ロールケーキとか、ミルクレープ小さい版とか、とりあえず旦那に驚いてほしい。
調べても「これだ!」ってもの無いんだよね。
ちなみに、オーブンはない。使い物にならない。
前回のミルクレープは
・薄く伸ばしたチョコレート (サシャを目指したけど失敗、薄く伸ばして凍らせたものをミルクレープの間に挟んだ)
・たくさんのカットフルーツ (イチゴ、桃、パイナップル、オレンジなど)
上記4点で作りました。冷蔵庫では心配だったので、冷凍庫でアイスケーキ風。
美味しいと喜んで食べてもらえたけれど、食べるのに時間がかかり、冷凍庫も狭いので厳しいと…。
チョコも思ったより分厚く、やっぱりサシャみたいに網目状にしたかったなと反省してます。
いろいろ見ていて気になったのが「柴犬みたらし」
旦那は犬好きなので、柴犬みたらしも少しだけ作って配置しようかなと思います。
可愛く作れるといいなぁ。
補足
旦那が甘いもの得意じゃないって書いたけど、言い方が悪かった。ごめんなさい。
ゲロ甘が得意じゃないだけで、アーモンドチョコとか一人で一箱食べたりします。
ビターチョコとか好きだし、生クリームとかも好き。甘さ控えめなら。
あと、刺身や生ものは大嫌いで、プリンも好きじゃないみたいです(ゼリーは好き)
レアチーズケーキ良いですね!冷凍パイシートで作るやつも美味しそう。
取引先への菓子折りとして、チェーンのケーキ屋でケーキ1ホール、ロールケーキ一本を
店の場所がおっさんの地元駅、購入時間が18時、ケーキもロールケーキも生もので賞味期限は基本当日。
取引先へケーキを買っていくにしても地元で買うか?電車の中で崩れたりを考えたら取引先最寄で買わないか?
18時以降に取引先にケーキ1ホールとロールケーキ1本を持っていくか?
ケーキ1ホールとロールケーキ1本を持っていくなら普通もっと早い時間じゃないか?
と上司に相談したら「はっきりと証拠が無いからそれは拒否できない」とのことで
本人には内容確認の連絡をしてちゃんと細かくチェックしてるぞと伝えるくらいで。
と言われ納得いかないなぁとここに吐き出す。
こいついつも自分の飲む酒やら菓子やらも取引先への菓子折りとして精算してくるし
出張で地方へ行ったら地方の名産物(福岡行ったら明太子とか)を買ってそれも取引先への手土産として
精算してくるし、でも確実に自分のものにしたという確証なんて得られないんだからしょうがない。
こいつが元々のプロパーとか自分よりも先にこの会社にいるのだったらあんまり気にならないんだが
1年ほど前に中途で入ってきた奴でしかも契約社員だった時期からこういう金の使い方してたんだよなぁ
そこそこちゃんと給料もらってる現場の奴がそうやってズルしてケチなことを繰り返してるのが
納得いかない
毎年毎年誕生日にケーキを買って、(推しと一緒に食べたつもりで)一人で食べているのだが、ちょっと我に返ってしまった
誕生日ケーキなのだから、私の好みより相手の好みで選ぶべきだろう
どうしたものか
ヒプマイを降りることにした。
今までも降りたくなったタイミングはたくさんあって、けれどその都度楽曲のおかげで降りずにやってきた。CDを買って投票権を積んで、結果的に私の推しディビジョンは負けてしまったけれど、楽曲だけはどれも最高だったし、最初から投票システムへの諦めがあったのでなんとか乗り切ってこれた。ラップバトルという皮を被ったキャラクター人気投票、特定のディビジョンの人気を知っていたから初っ端からどこか冷めた気持ちで参加していたのもある。けれど結果発表が出るたびに垢消しされる絵師さんや書き手さんもいて、毎回オタクの人口が減ってはその分新規さんが入ってきた。こんなに目まぐるしく人が動くジャンルは初めてだった。
それなりにのめり込んでいたから、友達とカラオケコラボもコラボカフェも何回か行って、どれもそれなりに楽しんだ。パフェみたいな寿司を食べ、ガリを一生分食べたと感じたのも今となってはいい思い出である。
本格的にダメになってきたのは、キャストさんの言動に不信感を抱き始めることが増え、畳み掛けるようにコミカライズの連載がスタートした昨年11月頃だった。
それ以降はもう何がきても苦しかった。キャラ設定の矛盾に次ぐ矛盾、辻褄の合わないシナリオ。改悪と言われても仕方のないキャラクター崩壊や意味のないラップ。聞いててあんなに胃が痛いドラマトラックを、私は他に知らない。その後も細々雑誌やコミカライズ、CDを追っていったけれど、ついに楽曲までも、本当に格好いいのか判断がつかなくなった。唯一Stellaにはシビれたが、その感動がジャンル全体の抱える雰囲気やストーリー展開の杜撰さへの失望を上回ることはなかった。
4thライブも発表直後は行く気でいたけど、なんだかやる気がなくなってしまって、4月発売のアルバムは円盤付きのを一枚だけ買った。今となっては"元"だが、推しがトチッたり音を外したりしていると思うのが辛く、円盤は半分も見られなかった。シリアルは一口だけ応募してみたが、当然当たらなかった。
それから降りようか悩んで、曲を聴いては後ろ髪を引かれて、けれどやっぱり推しを見ても素直に喜べない日々がひと月続いた。途中でアルバムの曲がfullで公開されて、こんな商売が成立するのかと心底呆れたりもした。こんな状態でオタクを続けていて良いのか自問自答しつつ、最近の私は目前に迫ったコミカライズのCD付きコミックスを買うか悩んでいた。発売日は奇しくも推しの誕生日。けれど当日になってもなんだか手が伸びなくて、腑に落ちない付属CDの試聴を聞き、推しの誕生日ケーキを食べながらぼんやりしていた。
今思えば完全に油断していた。
5月30日の夜、公式からキャラクターの誕生日ツイートが上がった。このイラストに添えられたリリック(というにはあまりにお粗末だったが)で、降りようという意思が固まった。私は未だかつて、あんなにキャラを祝う気のないぞんざいなツイートが公式から出されているのは見たことがない。たった12人のメインキャラクターのうちの一人を大切にしてくれないジャンルにいても、これから苦しくなるだけだと思った。こんなことで、と我ながら思うけれど、ここが私の限界だった。
立ち絵に色すらついていなくて、1ディビジョンにつき二つのドラマトラックしかない状態の頃から好きだったけど、今思うとディビジョンごとのアルバムのリリースを楽しみにしていたあの頃が一番楽しかったです。サイトのキャラクター紹介も初期が一番良かった気がするよ。古参の思い出補正かもしれないけど。
これからソシャゲとかやるらしいけれど、何を展開するにしても、キャラクターの扱いで傷つく人がなるべく少なくなるようになればいいと思う。
キャストの皆様も、どうかあまりキャラクターのイメージをこれ以上落とさないようどうかお願いいたします。何もするなとは言えないけれど、ヒプマイ関係の場で言葉を選んでほしいな、と思うことが多いので。声がキャラにこれ以上ないほどマッチしているので、それだけが本当に残念でした。こんなところで言ってても愚痴にしかならないけど。
これでもう本当にこれっきりです。苦しくも楽しい一年半をありがとう!
さて、家に大量に残ったCDをどうしよう。
付き合ってからずっとケーキを手作りして好評だったので、また作ることに。
付き合って最初の誕生日 ⇒ スポンジ買ってきてデコレーションしただけ。苺大量に買った。
付き合って2回目の誕生日 ⇒ ミルクレープ手作り。間に薄いチョコレートを作って挟む
付き合って3回目の誕生日(今回) ⇒ ミルクレープを希望されたから、再度作る予定。
今回のミルクレープは、間に薄くスライスしたイチゴも入れるし、パイナップルとかその他フルーツも入れる。
チョコ菓子の「さしゃ」みたく、チョコを薄く網目状にして、クレープの間に挟む予定。
(前回はチョコを薄く延ばして固めたやつで、食べるときにチョコが上手く割れてくれなかったから…)
ただ、作るの凄く時間かかるんだよなぁ。前回は3時間くらいかかった。
今年も頑張ろう。
A子ちゃんとB男くんは一度付き合って別れた関係だった。かつてはお互い人生一番の恋愛をした同士だった。しかし2年の交際期間を経て別れ、友達関係に戻った。仲はよかった。
ある時2人は他の友達と一緒に朝まで飲んだ。酔っ払ったB男は、A子にこれから泊まりに行こうよ、と誘った。「絶対何もしない、本当に寝るだけ。俺はこのあとこの辺で用事があるから、家に帰るよりもシャワー浴びてここで寝たいんだ。」と。
A子は恋愛に対して真面目で、元彼と体の関係になることは絶対に嫌だったため強く断った。しかしどんなに断ってもB男は引かず、1時間以上固く手を握ったまま誘い続けた。別れて以来初めて手を握っていた。A子は眠気と疲れで判断能力が鈍り、断る気力も無くなって、朝の7時半頃「絶対に何もしないからね」と言いながら、ついにB男に手を引かれるままにホテルに入っていってしまった。
はじめは約束通り寝ていた。しかし途中から様子がおかしくなる。B男からの手が伸びて来た。話が違う、そう思ったA子は抵抗した。B男の手を振り払った。やだ、やめて!と叫んだ。しかし必死の抵抗虚しく無理矢理キスされ、服は脱がされた。そうしているうちに、好きだった時の記憶が蘇ってくる。B男の匂い、キスの感触、触れ合う時のドキドキ、楽しかった思い出、色んな感情が複雑に混ざり合って込み上げて来て、遂に抵抗出来なくなってしまった。それと同時に、「ちゃんと話もせずにこんなに適当な流れで体の関係に持ち込むなんて、それを良しとするなんて、きちんとやり直す気はないの?ただセックスしたかっただけ?私は都合良い女として扱われているの?」という不安が溢れ、涙がただただ流れた。B男はそれに気付かずフィニッシュし、そのまま一人寝てしまった。
A子が眠れず一人泣いていると、B男が目を覚ました。泣いているA子を見て「どうしたの?」と尋ねる。A子は勇気を振り絞り、「どういうつもりでこういうことしたの?」と聞いた。するとB男は黙ったままA子の頭を撫で、また眠りに落ちた。A子は訳が分からずいっそう泣いた。
それ以降、A子はB男への恋愛感情を思い出してしまった。「うまくいかないからもうやめよう」と思って忘れたはずなのに、その気持ちは復活してしまった。二人の仲は親密になった。泊まった日を境に、ラインは毎日するようになり、長電話も、3,4日に1度デートもするようになった。手を繋がれても、キスされても、そしてたまに泊まりに誘われても、A子は受け入れた。本当に仲が良かった。「付き合いましょう」「良いですよ」という言葉での確認をしていないことを除いて、別れる前の状態に完全に戻っていた。関係性の表面だけを見たら自分がただの都合よくセフレにされた女である事は分かっていたが、B男を見ているとどうしてもそのようなゲスな心があるとは思えず、B男だけはそんなことしない、と信頼していた。B男は実質的な彼氏だと思っていた。告白のないアメリカ式なんだ、と思い込んだ。
もともとA子は恋愛に対してかなり真面目だった。多くの男性と食事デートこそすれど、付き合っていない人とキスしたことも、セックスしたこともなかった。好きじゃない人とそのような行為をすることに強い抵抗感があったため、付き合った人数も少なければ経験人数も少なかった。相手が自分のことを本当に愛してくれていて、自分も相手のことを本当に愛している、そんな関係であって初めて踏み出したいと思っていた。だからより一層この状況は不安だった。
B男はA子に性的アプローチをし続ける割に、はっきりとした告白、誠意のある意思表示はしてくれなかった。その上、「俺のこと好き?」なんて調子に乗ったことを聞いてみたり、他の女の子に好意を寄せられている話をしたり、泊まった際に「やっぱり性格キツイんだね」などと嫌味を言ってみたりして、「遊びだよアピールをしているのかな…やっぱり本気でやり直す気はないのかな…」とA子の心は揺さぶられ続けた。
関係を積極的に決定的に縮めてきているのはB男であるにも関わらずなぜそのようなことをするのか、A子は分からなかった。仮にA子のことが好きで、やり直したいがためにアプローチをしているのであれば、全て受け入れている時点でA子からの「脈あり」サインは感じ取れているはずだった。ここで誠意を持って押せばいける、そんな状況だった。にもかかわらずその感情は全く表に出してくれないB男のことが分からなかった。
追うなら追うで、最後まで追い切って欲しい。それが普通の恋愛の流れだ。それにもしB男が本気じゃないなら、ザ・都合のいい女A子から好意を見せるなんて迂闊なことをしたら傷付くだけだし、相手をより調子に乗らせるだけだ。A子は割とモテてきたため、自分から男性に好意を見せるなんて人生で一度もしたことがなかった。そのため、A子はB男からの決定的なアクションを、誠実さの表明を、待っていた。
そんな中、A子の誕生日が迫ってきた。もしB男がA子のことを本気で好きでやり直したいと思っているなら、または言葉がないだけで実質的に「彼女」だと思っているなら、A子の誕生日を祝わないはずはない。こんなに好意を伝える絶好のチャンスはない。このカップル同然の状態で祝わなかったらA子がショックを受けるのはB男の目にも明らかなはずだ。つまり、祝わないとしたら、それはA子のことが本気ではなかったときだ。A子はその日に祝われ、気持ちを告げられ、きちんとやり直すことを期待していた。
そうは言っても不安もあった。だから、さまざまな言葉で「当日に祝う」というゴールに繋がるレールを敷いた。A子のことが好きならば祝わない選択肢はない、そんな状況に持って行った。「当日は祝日で混んでいるから別日にしよう」と言われた時は、混んでいる位で後回しにされるほど優先度が低いのかと不安になり腹も立ったが、「当日じゃないと誕生日じゃないよ」と言っておいた。
誕生日の前日一緒に遊んだ夜、B男は「眠いからA子の家で昼寝させてほしい」と言ってきた。A子は何かあるのかな、と少し期待した。家に誰もおらず、一人で誕生日を迎えるのも寂しいので、泊まって行きなよと言った。これで誕生日一緒に過ごせる、なんて思惑もあった。B男は「お金がないんだよね〜」という話をしていたが、A子は別にお金を求めているわけではないので気に留めていなかった。A子は高いご飯が食べたい訳でも高いプレゼントを求めている訳でもなかった。ただ、B男が一緒に誕生日を過ごしてくれるだけで、一緒に家で夜ご飯を食べてくれるだけでよかった。帰り道に買ったケーキで祝ってもらうだけで良かった。その気持ちが、誠意が欲しかっただけだった。B男からちゃんと愛されていることを確認し、安心したかったのだ。
そしてB男はA子の家に泊まり、誕生日当日を迎える。その日の朝、B男はA子に出されたご飯を食べ、一緒に学校に行き、「最近お金がないんだよね〜」なんて話をし、授業のために別れ、そのまま連絡が取れなくなった。
夕方くらいまでは期待していた。授業が遅くまであるのかな、なんて僅かな希望を抱いていた。しかし、18時を過ぎても、20時を過ぎても、23時を過ぎても連絡は来なかった。
あ、ヤリ逃げされた。裏切られたと思った。目の前の出来事が信じられなかった。世界が白黒になった。くらくらして、重力が100倍になって立ってられなくなった。やっぱり本気じゃなかったんだ。私は遊ばれてたんだ。家に泊まっておきながら誕生日を祝うという恋人関係を決定的にする行動は避けるんだ。お金がないなんてどうにでもなる理由をつけて誕生日にヤリ逃げできる位の存在なんだ。今までの数ヶ月はなんだったの?というか今までの2年半はなんだったの?あんなに信頼していたのに?私は一体何をしていたの?なんで心を開いちゃったの?あの行動は、あの言葉は、全部嘘だったの?あーでもやっぱり客観的に見たらただの都合いい女だよな?でもだったらなんであんなに時間使ってくれたの?なんで優しかったの?なんで?なんでなんでなんでなんでなんでなんで?あーもう死にたい!
布団から出られずずっと泣いた。泣いていたらお腹が空いたから一人賞味期限切れの納豆ご飯を食べ、虚しくてまた泣いた。こんな誕生日は初めてだった。
A子がお昼に不安に襲われながら送った「ご飯食べよ!」というラインに既読がついたのは日を跨いでからだった。
翌日、「ごめん電源切れてた、おめでとう!」との連絡が入った。その調子の良さにA子の怒りと悲しみは爆発した。頭がおかしくなり、怒っては泣き、泣いては怒った。最低!と罵倒した。本当は、「ごめんね、そんなつもりじゃなかったんだ、好きだよ」って言って欲しかった。
しかしB男から返ってきた言葉は、「だって俺たち付き合ってないじゃん」「今までの期間はA子がまた付き合える人間かどうか試してただけだよ」「就活の時間を割いてあげてたのに無駄にされた」「俺は別にすぐ他の女の子に行ける」という、A子の頭を駆け巡っていた最悪の予想を裏付けるものだった。
やっぱりそうだった。私はただの都合のいい女だった。本当は分かってたのに。なんて馬鹿だったんだろう。
人生で一番好きになり、信頼していた相手にこれだけの仕打ちをされ、あまりの辛さと自己嫌悪でA子は1週間布団で泣く以外のことができなくなった。
落ち着いてきた頃A子は気持ちを懇切丁寧に説明した長文ラインを送った。すると、B男は理解したようで謝りたいと言ってきた。
会うと、B男はプレゼントを渡して謝ってきた。以前デート中に、A子が値段を見て諦めたものだった。
B男の言い分は、「付き合っていないから祝う必要があると思っていなかった」「誕生日当日の重要性を理解していなかった」「就活後でお金が本当になかった」とのことだ。
正直あまり意味はわからなかったが、B男は悪気なく本気でそう思っていたことが伝わった。A子はB男のことが好きで信じたかったため、なんとか納得した。
B男はそれと同時に、A子とまた付き合いたいと思っていることを伝えた。
A子は嬉しかったが、誕生日という一年で一番楽しみにしていた日に地面にあれだけ強く叩きつけられた直後のことだ。心の整理がまだ付いていなかった。B男のことを心から信頼することができなかった。誕生日ディナーをやり直すと言ってくれていたので、一度そうしてB男の誠意をきちんと見せてもらい、ひどく傷付いた心をリセットしたいと考えていた。誕生日の思い出を塗り替えたかった。A子のことが本気で好きであることを目に見える形で表明して欲しかった。
また、やり直すならばしっかり区切りをつけてからやり直したいと思っていた。別れる前、喧嘩が絶えず話が永遠に平行線となり、どうにも上手くいかないと思ったから別れたのだった。そんな二人がやり直すなら、建設的な話し合いが必要だと思った。
まずご飯に連れて行ってね、その時に話そう。そう伝えた。
それ以降仲直りした。A子はB男がすぐにご飯に連れて行ってくれると、そこで一からやり直せると、そう信じていたからだ。
しかし、待てど暮らせどB男はそれをしてくれなかった。たまに「今年まだ誕生日ケーキ食べれてないの寂しいな、ケーキ食べたい!」なんてアピールをしてみたが、B男は笑うだけで何も言ってくれなかった。
そんな中、B男が「俺たち付き合ってるってことで良いよね?」と聞いてきた。結局まだご飯にも連れて行ってくれていないのになんだそれ、と思ったが、誕生日から1か月ほど経ちA子は意地を張るのも疲れてしまっていた。やけくそで「良いんじゃない、もうそれで」と言ってしまった。
そうして晴れて「付き合う」という体裁を得た二人だったが、A子の不安は増すばかりだった。
どれだけ時が経ってもB男はご飯に連れて行ってくれなかった。A子はいつまでたっても心の傷が癒えないまま、B男への不信感が拭えないままだった。その頃には頻繁に「ご飯いつ連れて行ってくれるの?」と聞いていたが、B男は「お金がない」と言って頑として連れて行こうとしなかった。A子は何度も「自分にとってはご飯に連れて行ってもらうことがどれだけ重要か」を説いたが、やはり約束をしてくれることはなかった。
それほど大金が必要になることを要求しているわけではない。バイトを1日すればできることである。しかも、お金がなくなった元凶である就活の時期はとっくの昔に過ぎていた。「お金がない」という言い訳をするのは、A子のためにバイトを1日多く入る、または友達との飲み会を1回我慢する、それすらもしたくないという意思表示のように思えて、B男への不信感は募っていく一方だった。
A子はだんだん普通なら許せる小さなことすら怒ってしまうようになった。何かあるとすぐにそれが起爆剤となって「まだきちんと誠意を見せてもらっていない。あの時辛かった気持ちをリセットできていない。自分からした約束を守ってくれていない。これだけ私の辛い気持ちを伝えているのに、あんなに訴えたのに、それでもなお、ご飯に行くというただそれだけのことをしてくれないなんて、私は結局蔑ろにされている。」という怒り・悲しみがこみ上げた。A子が怒るとB男も必ず応戦するため、喧嘩が絶えなくなった。かなり傷つけあった。何度もひどい喧嘩をし、その度A子はご飯に連れて行ってくれないから誕生日の時のまま辛い気持ちであることを伝え、B男は最終的には決まってご飯に連れていくね、と約束してくれた。その度A子はB男を信頼し、仲直りした。しかしその約束は果たされないまま同じことを繰り返し、時は過ぎた。
誕生日から3か月ほど経ち、何度も喧嘩を通り過ぎ、なんとかようやくご飯の約束を取り付けた。A子は嬉しかった。この辛かった日々がようやく精算できる、そう思った。すごく楽しみにしていた。
しかし当日、A子がカフェで約束の時間まで暇を潰していた時、B男から「体調が悪くなった」との連絡が入り、延期となった。
事情はわかる。わかるが、なんでこの日なんだ、なんでこの日の夕方なんだ。ここまで信用して我慢して泣いて待って待って待ち続けて、結局ドタキャンなんて。一言言いたくなったA子は、数日後B男と電話した際に自分の気持ちを涙ながらに語った。すると、電話口から寝息が聞こえてきた。
信じられない。そう思ったA子は、怒りのラインを送った。自分の気持ちを荒々しくぶつけた。それ以降、B男からの連絡は来なかった。
連絡が取れないまま約束し直した日になった。その日の夜、A子から電話してもB男は出なかった。やけになって何度も何度も何度も電話した。途中から着信拒否された。そうしてその日が終わった。
そして翌日、B男から連絡が入った。
見てみると、「A子は自分に甘く人に厳しい。人間として尊敬できなくなったからもう終わりにさせて」との内容だった。
もう涙は出なかった。
ある日目が覚めたらホテルにいた。元カノのA子が横に寝ていた。酔っ払っていたため前の晩の記憶は無い。でもそれ以降A子がやけに親しげに接して来るようになったから、きっと流れで上手いこといったんだと思う。
B男はA子がまだ好きだった。未練があった。だから、電話もしたしデートもしたし、相談にも乗ったし泊まりにも誘った。なぜならそうしたかったし、楽しかったから。
しかし、A子は全く感情を表に出してくれないため、B男は不安だった。B男は一度振られている状況だ。ここで告白してもう一度振られるのが怖かった。泊まった夜、勇気を出して「俺のこと好き?」と聞いてみたが、「ううん」と言われた。それ以降、何も言えなくなってしまった。
A子の気持ちはよく分からないが、一緒にいるのは幸せなため、その関係を続けていた。
そんな中、A子の誕生日が近づいてきた。A子はよく誕生日の話題を出し、楽しみにしているようだった。B男はA子のことが好きだったため、祝おうと思っていた。しかし壊滅的にお金がなかった。付き合っている訳ではないし、A子が自分のことを好きであるかどうかも分からないため、当日に祝う必要性があるとは思わなかった。そのため、「当日は祝日で混んでいるから次の週あたりに」と苦しい言い訳をしてお金が入る頃に約束を取り付けようとしたが、「当日じゃないと誕生日じゃない」と断られてしまった。A子はB男に祝われることをそんなに期待していないらしい。
A子の誕生日の前日遊んだ際、眠かったし少しムラムラしたので「ちょっとA子の家で昼寝したい」と言ってみた。すると「家に誰もいないから泊まって行きなよ」と言われたため、その言葉に甘えて泊まりに行くことにした。一応「お金がない」という話はしておいた。
翌日、A子は誕生日であると盛り上がっていたが、B男はお金が本当になかった。期待されることを避けようと、一緒に登校してそのまま別れ、A子からの連絡には既読をつけなかった。
翌日「電源切れてたごめん、おめでとう!」との連絡を入れたところ、A子はなぜかブチ切れた。「人として最低!!」なんて、すごい剣幕でB男のことを責めた。
正直そこまで切れることか?と思った。なんで彼女じゃない人間の誕生日を祝わなかっただけで、ここまで人格否定されないといけないのか。しかも別日に祝うつもりはあったのに。A子が自分のことを好きじゃなかったとしたら祝うお金は無駄になるけれど、それでも祝うつもりはあったのに。付き合ってもいない人間に、誕生日を当日に祝わなかった、ただそれだけのことでここまで責められる義理はないはずだ。
A子が自分勝手なことであまりにも怒るから、B男もつい応戦してしまい、「また付き合えるかどうか試してただけだよ」とか「就活の時間を無駄にされた」とか「俺は別に他の女の子にすぐいけるけど」とか思ってもいないことを言ってしまった。
その後、ひどく泣きながらどれだけ誕生日を大事に思っているか説明され、想像以上に傷付けてしまったことがわかった。後日無いお金をはたいて買ったプレゼントを渡して謝った。当日お金が本当に一銭も無かったこと、誕生日当日の重要性を理解していなかったこと、付き合っていないから祝う必要性があるとわかっていなかったことを伝えたら納得してくれた。
そしてまた改めて食事に連れて行くね、と約束し、同時に付き合いたいと思っていることも伝えた。しかし、その答えは保留されてしまった。
それから仲直りは出来たが、告白の答えはなかなかくれなかった。
そのくせ、「ケーキ食べたいなぁ」なんてアピールはしてきた。付き合う気が無い男に対して、高いご飯を奢らせようとしているのか。B男は不安だった。そして、お金は本当になかった。
A子は告白の返事こそくれないものの、自分のことが好きなように見えた。1ヶ月半ほど経った時、いよいよその関係性に耐えかね、電話をしている時に「俺たち付き合ってるってことで良いよね?」と聞いてみた。すると、「じゃあもういいんじゃない、それで」なんて適当な言葉が返ってきた。B男はその適当さに不安を覚えたが、何も言わなかった。そうしてヌルッと寄りを戻した。
時が経つにつれ、A子は細々したことでキレるようになった。B男のほんの小さな間違いに対してひどく怒り、決まって最後には誕生日を祝わないことを責めた。
B男はA子の悪いところもたくさん許しているのに、なぜ毎度毎度こんな小さなことで強くキレられないといけないのか。この喧嘩の繰り返しに、B男は疲弊していった。A子のその自分への甘さと他人への厳しさに、A子への不信感が募り、恋愛感情がだんだんと冷めていった。どんなに言われても、いや言われれば言われるほど、お金をはたいてA子の誕生日をやり直してあげる気力が起きなくなった。
そもそも、誕生日プレゼントもあげているのに、未だにこんなことで強欲に怒り続けているのが理解ができなかった。A子は強く怒ってばかりで、B男は想われているようにも、大切にされているようにも感じない。なぜB男ばかりが与え続けなければいけないのか。
あまりにA子がご飯をおごれとうるさく言うので、約束をした。しかし運悪く約束の日に熱が出てしまった。悪いことをしたとわかっているが、B男も体調が悪く辛いのに、電話でA子はそれを気にかけることもせずにB男を責めた。やはり人にばかり厳しい人間だ。自分ばかり辛い辛い言うのを聞くのも疲れたな、なんて思っているうちに寝てしまった。
起きるとA子から沢山のラインが入っていた。B男を責める内容だ。B男はもう疲れてしまい、連絡する気が起きなかった。そのままリスケ日になったが、このような精神状態でご飯をおごる気にもなれず、自己中なA子に会いたくもなかったため無視していたら、沢山の着信が入った。その自分のことしか考えていないメンヘラ具合に怖くなり、着拒した。