はてなキーワード: ctoとは
エンジニアは転職すると給料は大抵上がり、新たな場所で心機一転開発に精を出す。新たな人に出会ったり学びがあったり人生は中々にドラマティックであんまり飽きない。
………だがこんな匿名ダイアリーを綴ってるんだから闇を公開したいのださせてくれ。読んでくれた方、ありがとう。(この文章はフィクションです)
まずは説明。
運と師匠に恵まれ、わりと良いキャリアを積ませてもらってると思う。
そんな自分は縁があり、とある企業のエンジニアマネージャーのポジションについた。
当初は担当役員から「自由にやってくれ!」と言われ、「おk、じゃあ1からつよつよのチームを作ってみるわ!」と伸び伸びと働けたと思う。
コードを書くことはもちろん、採用育成をした。規約を作り、レビューをし、なんならディレクションもして仕様書も書いた。
(前置きが長い?待たせたな、そろそろ闇がくるぞ…!
だが、1年ほど経って業績評価のフィードバックの日。今年のボーナスはなんぼかなー!?とワクワクしていたら、ちよっと信じられない数字が出ていた。
もちろん上振れではなく、下振れだ。
特段大きな失敗はしてない。日頃の1on1で役員の機嫌を見る限り不興は買ってないはず。いったいなぜ?フィードバック面談にはほとんど話したことがないCTOが出てきた。
CTO「開発速度が遅い。レビューとか時間かけなくていいよ。」
(ちなみに手がけているのは中規模のアプリケーションで長期メンテを予定している)
何が言いたいかって、上司にあたる人(達)の思想やバックグラウンドはよーーーーーく入社前に確認しようね。特にそれが役員ならね!
そもそも高い賃金が欲しくてプログラマーになったようなやつは勘違いしているようだけど
なぜなら経済として会社を支えているのはどんなときでも営業だからだ
現に9割9分の会社は技術などないが営業が優秀なので存続している
(ちなみにここでいう営業というのはプロモーションや戦略系も含まれる)
例えば流行の機械学習を生業としているようなベンチャー企業であっても
最新のトレーニング手法やパラメータ定義なんかを使っても得られる利益はほとんど無いのだ
Web系でもAngularだろうがReactだろうがVueだろうがどうでもよくて
とにかくデザイナーの出したものを忠実、もしくはそれ以上のものを生み出せれば技術などどうでも良いのである
という人もいるが、残念ながら全ての技術は5年後に負債になっている可能性が等しくあるということを理解していただきたい
そんな中で日本での人材流動性の高まりであるとかプログラマー育成問題なんかもあって
技術系(プログラマー)の市場価値が高まり、たまたま今だけ高給になっているわけである
卵が少なくなって卵の値段が上がったとしても
その卵が美味しいかと言われるとそんなわけはないのだ
どちらかと言うと腐った卵まで流通するのが恐ろしいところである
私が見てきたベンチャーの腐った卵には下記のようなジャンルがある
メガベンチャーや伸び盛りのベンチャー系に多く、特に旧帝大出身(特に東大)に多いのがこのパワハラ系
とにかく(自分の)理論が正しいということを前提に自覚無くパワハラを繰り返す
これが雇われ社員ならそれほど問題でもないのだが、経営者側のCTOなどだった場合は目も当てられない
テックだろうがベンチャーだろうが雇用主と雇用者という関係性は変わらないのに平気でゴリゴリパワハラを行う
雇用主側に主張されると組合も無い弱い立場の雇用者は何も言えない
その状況を理解していないのか雇用主側のパワハラはエスカレートしていく傾向にあり
社員は退職するが新しい人材は集まらずたいていの場合は逆に雇用主側が病む
この手のテックマウントパワハラ系の特徴は、ドメイン駆動や過度の抽象化、もしくは無駄な高速化や機械語への執念などが挙げられる
例示するのは難しいが、PRを上げてきた新人社員をSlack上で公開にボコボコに論破した上に
「社会人としてできて当たり前」
みたいなことまで説教を始める人を何人か知ってる
小さめで大きくなってきているベンチャーに多いのが、この結局全部自分でやる系
締め切りの前日もしくは当日、もしくは過ぎた後に自分で全部やり直す人
それまで部下や関係者が相談しつつ進めていても結局は全部ぶち壊して全部自分でやる
などというのは完全な素人で、単に他者に業務依頼できない人である
「言ってくれればもっと早く出来たのに」
ということしかない
そんな調子で依頼することができないので結局は自分で実装を繰り返し更に時間がなくなる
「俺ほどの技術力を持った人がいなくて困る」
みたいな自己肯定感を醸成しているのでそのうち上のパワハラ系へと移行していく
特徴としてはSlackにしろPRにしろ話が抽象的すぎて文章力が無い人である
「1を聞いたら10を知るのが当たり前だろ!」
と言う人が多く(1と10から100は分かるけど1だけで10を知ったら変態ですよ)
ヒドイ人になるとIssueやPRの管理も全然できず、ブランチも規則無く乱立してしまっていて
新しく入った人もいったい何をどうすればいいのかさっぱり分からない状況で放置してしまう
これも例示すると、新サービスの仕様だけは決まっていてページレイアウトが無い状態で
デザイナーの配属が難しいので実装側が考える、ということになったとき(割とある)
と言っても音信不通で渋々とこれまでのレイアウトを踏襲して3人できっちり作ったところ
リリース前日になってCTOが徹夜で全部作り直す、ということがあった
レイアウトも全然変わっていて、実はニュースリリースの段階から新規テーマになることが決まっていたらしく
それに合わせて全部作り替えたそうだ
新規テーマは1ヶ月も前から決まっていたのだから共有さえしてくれればそれに合わせて作ったのになぁ、という話をした
余談だがこういうときにこの手の人が「デザイン共有できず申し訳なかった」というような一言はほとんど無い
そういうコミュニケーションが取れる人は最初から業務依頼ができるのだ
最後が最近一番多いのだが、単に技術力が無くて頑張ってるだけの技術者
JavaScriptでリストの中に'apple'があるかどうかを調べる時に array.includes('apple')と書くとして、
10個のフルーツのリストがあってそれらが含まれているかを調べる時に10個のincludesを書いてしまうような人である
「せめてfor文で書こう」「そもそもデータ構造がおかしい」「というか本当にやりたい処理は?」
などなど様々な疑問が出てくるが、不思議なことにこれらを指摘しても絶対に直ることは無く、全く同じことを何度もやる
他にも例えば男性か女性かでメッセージを変えて出力しているコードがあったとする
if( gender === 'male') { ... } else { ... }
これに、20歳以下の場合は男女共通で違うメッセージを出す場合に
if( gender === 'male') { if ( age <= 20 ) { ... } else { ... } } else { if ( age <= 20 ) { ... } else { ... } }
みたいなコードを書いてしまう(20歳以下の部分は同じコードのコピペ)
メッセージ表示させるだけなら大したことないが、実際にはもっと複雑な処理をコピペで貼り付けるのである
そのため
「20歳以下の表示部分のバグについて、男性の場合は直ってるけど女性の場合に直ってない」
if ( gender === 'female' && age <=20 ) { ... }
これでもだいぶオブラートに包んでいて、実際にはもっと複雑なロジックをぐちゃぐちゃのまま整理せずに追加するのでとてもじゃないがメンテできない
(最近だとそういう部分はまとめてChatGPTに放り込むと綺麗にしてくれるので非常に助かっている)
こういう低レベルな技術者は結構いるのだが、大企業だと時間をかけて成長していくのに対して
ベンチャーになると自己肯定感が高いのか成長せずに偉そうである
「動いてるものは触らないで欲しい」
「Javaだとこういう書き方するんだよね」(そんなことはない)
みたいなことを言って、とにかく学習しない
曲がりなりにもそういう職に一度就いてしまうと指摘されることもないので学習しないんだと思う
特にCTOだとあくまで雇用主側の立場なので雇用者側から指摘されることも少ないし
同業他社のレビューなんてのもないからそこで時間が止まってしまうんだろうな、という感じ
こういう技術者のコードでも、見た目は動いているので営業側から見ると売るには問題ないのだ
なので営業が優秀だと下手に売れてしまって成功体験からますます自己肯定感が増して手が付けられないモンスターCTOの誕生である
「成功してから伸び悩んで大手企業が買収したけど技術的負債が凄まじ過ぎてリファクタリングだけで一大プロジェクトになる」
「リファクタリングが上手く行かずに仕様変更することになって『大手企業に買収されてダメになった』というレッテルが貼られる」
「当時のCTOは別の会社で新しい事業のCTOとして活躍している」
という流れはこうして生まれている
公には言えないことが多いから、この流れで日本のスタートアップのクソな部分を #助けてNstock でいろいろ発信していく流れが生まれればいいな。
私は社員1名、ほぼ創業のレベルでスタートアップにCTOでジョインした。
しかしSOは実際には発行されていなかった。
エンジェル投資家や既存株主には「SO発行して、生株も渡した」と社長が嘘をついていた。
実際には何も発行されていない。
そこから5年、死ぬ気で売上数十億円までいけるプロダクトをつくった。
それ自体はどうでもいいことだ。よくあること。
しかし問題なのはわたしが実際には生株も、SOもなにも持ってなかったことだ。
SOは発行したと言って、実際には発行していなかった。
初期のエンジェル投資家には「社長はリスクをとってる。あなたはとっていない」と言われた。
本当か?
5年間、365日、本気で仕事してた。
信頼貯金を減らした。
わたしの5年間、手取り20万でプロダクトつくるより価値がないだと????
日本のSOの制度は糞だ。創業者とVC以外にまったく金が入らない。
上場までいなくても
なんらか還元される仕組みをつくってくれ。
Nstockさん本気でお願いだ。助けてくれ。
公には言えないことが多いから、この流れで日本のスタートアップのクソな部分を #助けてNstock でいろいろ発信していく流れが生まれればいいな。
私は社員1名、ほぼ創業のレベルでスタートアップにCTOでジョインした。
しかしSOは実際には発行されていなかった。
エンジェル投資家や既存株主には「SO発行して、生株も渡した」と社長が嘘をついていた。
実際には何も発行されていない。
そこから5年、死ぬ気で売上数十億円までいけるプロダクトをつくった。
それ自体はどうでもいいことだ。よくあること。
しかし問題なのはわたしが実際には生株も、SOもなにも持ってなかったことだ。
SOは発行したと言って、実際には発行していなかった。
初期のエンジェル投資家には「社長はリスクをとってる。あなたはとっていない」
本当か?
5年間、365日、本気で仕事してた。
本気で仕事してた。
わたしの5年間、手取り20万でプロダクトつくるより価値がないだと????
日本のSOの制度は糞だ。創業者とVC以外にまったく金が入らない。
上場までいなくても
なんらか還元される仕組みをつくってくれ。
政治力があればまだマシなんだけど
突然1週間後にリリースするとか言い出したり、部下を叱責したりしてて完全に無能のパターンなんだよな
あれがなんでCTO任されてるのか本当に謎だわ
俺が部下ならとっくにCEOに直談判してるか辞めてる
CTOは技術貯金を切り崩しながらでしか機能しない。賞味期限がある。
5年以上同じ人間にCTOやらせている会社はもうヤバい。政治力だけでCTOやってる。某家計簿アプリ系のCTOもやばかったな。
どうもそのCTOは初期メンバーで最初のプロダクトコードを作成したらしいんだけど
その後に入ってきたメンバーがほとんど綺麗に書き直して、今はそのメンバーの下にCTOが入ってコーディングしてるそうな(コードレビューを部下にお願いしてるらしい)
噂では結構酷いコードばかりなのだが上司なので気を遣ってレビューしてる、みたいなことを人づてに聞いた
とはいえCTO職は解けないらしく、外部や他の幹部との交渉はCTOがやってるっぽいんだけど
「TypeScript?なんですかそれは?うちは最新のJavaScriptですよ?」
「ここは同じ機能なんで、全部コピペを繰り返せば作れますよね」
みたいな名言を連発してる
「例えば必要な機能を具備したライブラリが存在したら1時間で作れますが、無かったら1ヶ月ぐらいかかる場合もあるし、下手したら特許関係で実装不可というのが判明するかもしれませんよ?」
っていう話をしたんだけど、その時は「分かりました」って言うくせに次の日には「とりあえず3日でいいですよね?」みたいなことを言う
誰かが発言したら逐一拍手する。尋常じゃないくらい丁寧な言葉遣いで会社の人に接する。気持ち悪いくらい挨拶する。
積極的にコミュニケーション取ろうとしない。学校が終わり次第黙ってさっさと帰ってた。
でも社会人になった今、会社の集団研修でこれをやってるが、周りと自分が違うことに気づいた。
「その拍手いるか?」「そんな謝る?」「懇親会のとき普通にCTOに『マジっすか?』とか言っちゃってたぞ俺」「通りすがった人ガン無視してたんだけど」
早く帰りたくて無言で帰ろうとしたら向こうから「お疲れ様」と挨拶してくれた
なんか、確かに自分と違ってそれらができてる周りの人たちはthe社会人になりそう
社会人としてやっていけそう
自分はあいさつもできないし、言葉遣いだって学生の状態のまま(単純に、同期に敬語で話すのがめんどくさい)。
しかし、題名の括弧にあるように、べつに自分は”不安ではない”。
周りに合わせようとも思わない。改善しようとも思わない。
メモだって取らない(どだい「あとで資料は共有する」つってるのになんでわざわざメモをとる?)
ここ三日の研修(自己紹介・同期との触れ合い、事業計画、会社について、ビジネスマナー)はただボ〜ッと聞いてるだけでほとんど流れ出ていってる。
もう一度言うが、べつに不安などない。
「自分が社会人としてやっていけないんじゃないか?!」という懸念は皆無だ。
どうせやってるうちに慣れる。できるようになる。
わからないことがあったらその時調べればいい。
配属されれば今よりも少ないメンバーでもっと実践的で楽しいことができる。
また「俺みたいな、コミュ障でマナーもなっていないどうしようもない人間がどういう社会人になるか?」っていうのが気になるし。
むしろ「こんな俺でもこれだけ優秀な成績あげられるぞ」っていうことを体現化してやりたい気分。「俺がそういう例の先駆者になりたい」くらいの気持ちでいる。
とりあえず配属されるまで、この学校みたいな集団研修は我慢するしかない。
訴えられたら嫌なので名指しはしないが○にも普通にIT部隊(開発、運用)があって、困ったちゃんをいっぱい飼ってるぞ
日立以外は技術も向上心もヤベーの多いんだけど日系で激詰めがないからかおっとりしてる人が多いんだよね
けど外資系の〜コンサル系の〜IT部隊(開発、運用)の子らは〜
技術も向上心もヤベー上に上長からは外資・コンサル的な詰め方されるからか『まぁいいか』がねぇのよね
そのあふれる情熱はあなたの足りな過ぎるスキル向上に是非まわして?と思いながらヨシヨシしてるよ
キミがいまアサインされているのはIT部隊のメンバーであって、コンサルとしていまアサインされていないよ?ってヘッドホン強制装着させて24h聴かせたい
関連増田:コンサルだけど同業ツイッタラーにクソムカついた愚痴 https://anond.hatelabo.jp/20210318022825
↓
そもそもコンサルがハイスペックの代名詞みたいになってるのはMとかBとかの外資系トップティア戦略コンサルのこと(O氏とかH氏とかM大臣とかN女史とかK女史とか錚々たる面々。年齢順。間違ってたらスマン)
↓
社内のキャリアパスがどうなっているのかは知らんけど
会計系は最初っからIT部隊のメンバーとして求人掛けてたりもするよ
そしてみんなやばい
そしてやはりやばい
どこぞの会社のCTOにおさまったりシステム部門の部長に収まったりする方々も
まぁ経営陣は『技術』を重要視しないでそのポジションに添えたのだと思われるので
外野がどうこういうことではないのでしょうけど
IT部隊のメンバーなのにそれ以外の何かだと思っていてスキル低いし向上心ないけど『まぁいいか』が無い
上に激詰めされるからかな?
ChatGPTによって、OpenAIは現在、対話ベースの汎用言語モデルをテストしている。
認知科学者のゲイリー・マーカスによると、ChatGPTはGPT-4の前哨戦に過ぎないらしい。
GPT-4に関する噂は数週間前からウェブ上で流れているが、GPT-4はGPT-3とChatGPTを大幅に上回り、そしてもうすぐリリースされることになっている。
OpenAIは現在、Microsoftと共同で助成金プログラムを実施しており、その参加者はすでにGPT-4にアクセスしている可能性が高い。
マイクロソフトのCTOであるスコット・スタインは最近、2023年にさらに重要なAIの年が来ると予言している。
心理学者で認知科学者のゲイリー・マーカスは、GPT-4をすでにテストした人を何人か知っていると言って、GPT-4の熱狂に加わっている。
はてなブックマークはブックマークを通じて他の人とつながったり、注目の話題を簡単に探すことができる、国内初のソーシャルブックマークサービスです。
はてな、国内初ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」開始 ~ウェブサイトの内容からキーワード抽出し、コミュニティ要素を強化~ - プレスリリース - 株式会社はてな
ソーシャルブックマークサービスの草分けは海外の「del.icio.us」で、はてブはいわゆるパクリタイムマシン経営だった。まさか本家よりも長く生き延びることになるとは。
そもそもソーシャルブックマークサービスにおいて「コメント」や「ホッテントリ」的なものは本質ではなく、Webサイトに大勢で「タグ」を付けていくことで検索しやすくする「フォークソノミー」のほうが重要視されていた。
まだ「Web2.0」の華やかなりしとき、「集合知」が信仰されていたころのことである。
コメント機能が実装されたのはβ版開始から12日後のことだった。すべての戦いの始まりである。
はてなブックマーク正式版リリースについて - はてなブックマーク開発ブログ
例えば A さんが、非表示ユーザー項目に B さんのユーザー名を指定すると、A さんからはエントリーページ(コメントが一覧表示されるページ)で B さんが見えなくなります。(実際にはエントリーページにおいてのみプライベートモードと同様の扱いになります。) なお、A さんが B さんを非表示ユーザーに設定していることは、B さんを含む他のユーザーには知らされません。
別にGigazineが悪いわけではまったくないけれど、Gigazineのエントリーが頻出するようになったあたりから、どんどんエントリーの質が下がってきている。もう最近あまりホッテントリも読まなくなった。
執筆者は現在でもUI論やAI論などでブイブイ言わせている深津貴之氏。
これに対してブコメでは「ホッテントリなんて見ない」「お気に入り機能を使え」といった論調。
ちなみに現在の感覚だとあまりブクマされていないように感じるかもしれないが、当時100users超えは相当に注目されていたほうである(ホッテントリでも10users20usersが当たり前だった)。
ほぼ同時期にこんな記事も上がっていた。いわゆるモヒカン族の代表格・ekken氏の記事である。
「はてブでコメントするのは卑怯だ、文句があるならウチのコメントか自分のブログに書いてトラックバックしろ!」
……などという笑っちゃうような文句をよく見かけるけれど、そういう人は「はてなブックマークもウェブログの形態の一つ」であることを認識していないんだろうなぁ。
少なくとも「はてブは反論できないから卑怯」論が当時からあったことがわかる。
「ホッテントリがつまらなくなった」「ブコメが攻撃的である」「ブコメに反論できるようにしろ」といった批判は現在に至るまで断続的に続いている。
ネット右翼のメッカが2ちゃんねるだったとすれば、ネットイナゴが集まるのは「はてなブックマーク」だ。たとえば今日の当ブログの記事には、現在39のブックマークが集まっているが、そのコメントには記事の内容を論理的に批判したものは一つもなく、「バカ」「うんこ」「アホ」などの言葉が並んでいる。
執筆者の池田信夫氏は当時影響力のあった(今もあるだろ!)ブロガーの一人だった。
この記事をきっかけに「ネガティブコメント」問題の議論がより活発化した。
当時のはてなCTOであり、はてなブックマークの生みの親である伊藤直也氏も反応していた。
コードをもって改善するのか、ユーザーのみなさんとの対話を行って改善していくのかを id:jkondo, id:umedamochio らと一緒に日々考え検討しています。
ちなみにjkondoははてなの創業者で前社長の近藤淳也氏、umedamochioは当時のはてな取締役でメンター的な役割を担っていた梅田望夫氏である。
……と注釈しておかないと、今どきは知らない人のほうが多いのではなかろうか。
当時は、はてな社員とユーザーの距離が近く、はてなコミュニティ内の話題にダイレクトに反応してくれていたのだ。
そんなわけではてな社はネガティブコメント対策を考えることになる。
はてなスターでは基本的に他人を褒めることしかできません。コメントをつけるにはともだちになる必要があり、ブログを読む人の9割が「面白い」と感じているの に、実際に目に見えるのは残りの1割の人の批判的な意見ばかり、というような事は起こりにくくなっています。
はてなスターは、ごく小さな「ポジティブな気持ち」を掬い取るシステムとして作られているが、これはネガティブコメント問題が背景にあるからだった。
つまり「ネガティブコメントを単純に排除するのではなくポジティブな気持ちを可視化することで対抗しよう」という設計思想だったのである。
ちなみに、当初の「はてなスター」には「はてなスターコメント」という機能もあった。
これは「お互いにはてなスターを付けあったユーザーだけが書きこめるコメント欄」である。
現在のTwitterの「リプライをフォローしているユーザーに限定する機能」みたいなものか。
このアイディアは悪くなかったが、システム的に洗練されていなかったためにほとんど活用されることはなかった。
はてなブックマークから「IDコール」が送信されるようになりました - はてなブックマーク開発ブログ
これ以前からはてなダイアリー(=はてなブログの前身)には「IDトラックバック」という似た機能があったのだが、はてなブックマークでもそれを利用できるようになった。
ある意味で「はてブは反論できないから卑怯」問題に対する回答ではあったが、当初から「喧嘩相手の呼び出し機能」「気持ち悪い馴れ合いを促進する」「IDコールしまくる荒らしが出そう」などと言われていた。
ASCII.jp:津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(前編)
ASCII.jp:津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(中編)
ASCII.jp:津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(後編)
先ほども出てきていた当時のはてなCTO・伊藤直也氏がはてブについて語ったインタビュー記事。
「ネガティブコメント問題についてはてながどう考えていたか」が窺える興味深い内容である。
はてなブックマークのコメント一覧非表示機能について - はてなブックマーク開発ブログ
ウェブサイトのオーナーが専用のmetaタグを設定すると、そのサイトのコメント一覧ページが見えなくなる、という機能。
前掲のインタビュー内で、
と言っていたのはこれのことだったのだろう。
ただし、はてブの知名度が低いために、わざわざコメントを非表示にしているサイトは現在でも少ない。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編)(1/3 ページ) - ITmedia NEWS
はてなの取締役であり、日本における「Web2.0の伝道師」と目されていた梅田望夫氏が、ついに日本のインターネットに絶望してしまった事件。
その後、梅田望夫氏ははてな取締役を退任、表舞台から姿を消してしまった。
ぼくが今日はてな東京本店にお邪魔して一言申し上げたこと - ハックルベリーに会いに行く
[B! はてな] ぼくが今日はてな東京本社にお邪魔して一言申し上げたこと - ハックルベリーに会いに行く
当時、はてな界隈でオモチャにされてブクマを荒稼ぎしていたハックルさんこと、この数カ月後に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を刊行してまさかのミリオンセラー作家となる岩崎夏海氏が、梅田望夫氏の発言を受けて「なぜはてなは僕に話を聞きにこないのか?」と豪語し、そして実際にはてな社に招かれて「ガツンと言ってやった」という流れ。
本来はカッターほどだった言葉の殺傷能力を、サバイバルナイフくらいに、あるいは日本刀ほどに増幅してしまう力が、インターネットには、中でも取り分け「はてなブックマーク」にはある。
だから、そこを管理運営しているはてなという会社には、実はとても大きな責任があるのだ。そこで事故が起きないように気をつけたり、誰かが誰かを傷つけたりしないよう見張っている道義的、かつ社会的責任があるのだと、ぼくは申し上げたのである。
しかし現状、今のはてなにはその自覚はない。そのため、主にブックマーク界隈を中心として、非常に危険な場を形成している。非常に危険な状況を生み出している。それは本当に見ていて危なっかしい。このままでは、冗談ではなく近いうちに人死にが出るだろう。
この「人死にが出る」という予言は、残念なことに10年後に的中してしまったのだった。
はてなブックマークの生みの親であった伊藤直也氏がはてなを退職した。
はてなブックマークのエントリーページを改良しました - はてなブックマーク開発ブログ
はてなスターが多く付いているコメントが優先して表示されるようになった。
つまり、はてなスターがブコメのモデレーションに使われるようになった。
ただし、現在のようにタブで切り替えるのではなく、コメント一覧の上に別枠として表示されるような形だった。
はてなブックマークのエントリーページの表示を変更しました。 - はてなブックマーク開発ブログ
「人気コメント」と「新着コメント」をタブで切り替えるようになり、デフォルトでは「人気コメント」しか表示されなくなった。
もともと、はてブのコメント一覧ページでは、「無言ブクマ」も含めて、すべてのブクマが新着順に表示されていた。
しかし、ある時から「コメントのあるブクマ」しか表示されなくなり、さらに「人気コメント」タブが優先表示されるようになった。
つまり「フラットな見せ方」から、ある意味では「偏った見せ方」に変わったのである。
個人的には、この「はてなスターをモデレーションに使う」「デフォルトでは人気コメントしか表示しない」という二つは大悪手だったと考えているが……。
これまでブックマークコメントに関して、ユーザーの皆様より「一方通行で意見を述べる場であり、意見に対して更に意見を重ねる方法がない」とご指摘をいただくことがございました。コメントへの返信機能は、その解決策の1つです。
今回の機能で、ブックマークコメントページ自体がブックマークされる、そのページがコメント付きでシェアされるなどを通じて、疑問への回答が得やすくなることを期待しています。
「はてブは反論できないから卑怯」問題に対して「コメントひとつひとつに個別のページを用意したら反論しやすいだろう」ということで実装されたもの。
ただし、ブコメひとつひとつの固定URLというのはこれ以前からあったし、「同じページで反論したい」「相手に反論を通知してほしい」といった要望は満たされていない。
はてなブックマークは10周年を迎えました - はてなブックマーク開発ブログ
IDコールを利用して攻撃的なコメントをばらまいていたユーザー(増田では「低能先生」として親しまれていた)が、名の知れたはてなブロガーだったHagex氏を殺害した事件。
低能先生が「アカウントをBANされて発言の場を奪われたから暴発した」ことを考えると、はてながネガコメ対策を強めたことが裏目に出てしまったとも言える。
もちろん放置すればよかったというわけでもないので難しいが……。
ブックマークコメントからのIDコール送信機能は、ユーザー間のコミュニケーションを促進する目的で提供してまいりました。しかし、ブックマークコメントには文字制限があること、また、自身へのIDコールに返信する機能や、ブロックやミュートなどIDコールの受信を制御する機能がないことなど、本来の目的からは不十分な部分もありました。
ここで発生する問題として、不穏当な表現は注目されやすい傾向があり、その結果として人気コメントに不穏当な表現が目立ち、強調されてしまうことがあります。これは、サービスの構造に起因する解決すべき課題であると受けとめています。
人気コメント算出アルゴリズムの一部にYahoo! JAPANの「建設的コメント順位付けモデルAPI」を導入しました - はてなブックマーク開発ブログ
しかし「短文だと人気コメントになりづらい」とかでコメントを「ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•」で埋めるのが流行ったりした。
https://www.youtube.com/watch?v=yhDLmGpjdms
これよりもっとひどい動画はごまんとあるが、ここまでタイトルで煽っている以上指摘するわ。
プロフィール見るとCTOを経て独立してプログラミングスクールの会社やっているっぽいけど、すごい時代だな。
晒しになっちゃったけど、他にも有名(と思われる)プログラミング系YouTuberが実際にコードを書いている場合でひどいのはザクザク見つけられるから、見つけてため息をつくといいと思います。
最近とある情報サイトで、知人の某氏が某社の技術顧問に就任したそうだ。
彼は技術力はゼロ、経験もゼロ。しかし技術部門のマネージャーやら、技術顧問を請け負ったりしている。
社員は皆口を揃えてこういう、あいつなんでIT業界にいるの????
騙されちゃしちゃいけないよ。
優れたTech企業はマネージャーですらエンジニアとしてのレベルが高い
日本の会社はわりと、プレイヤーとマネージャーでキャリアパスが分かれていて、
マネージャーに就いた人間に対しては、技術力なくてOKみたいなノリの文化だと思う。
違うんだよなあ、優れた会社はマネージャーだってプレイヤーとして超一流だったりする。
なぜか?って思うか?なぜって思う時点で狭い世界を生きすぎ。日本でしか働いたことがないんだろうけど、思考が腐ってる。
マネージャーだって、日々デイリーのミーティングでもメンバーの業務内容をチェックしているだろう。
技術力があるのとないのとで、彼らをどれだけ合理的に効率的に導けるかは雲泥の差だよ。
こういうやり方でやってはどうか?とアドバイスできるのは技術力のある優れたマネージャー
あぁ、なるほどって言って終わるのが日本にありがちななんちゃっての形だけのマネージャー。それ、なんか意味あります?(ひろゆき風)
アーキテクトになれる人間がマネージャーをやっているっていうとわかりやすいかな?
政治力なんて糞、そんなもの日本の途上国化のプロ集団の日本の政治家を見ていればわかるだろう。
そんなもの、民間企業に持ち込むなんて馬鹿げてる。技術に疎い経営者や役員はまじで目を覚ましてくれ。
多くの会社がマネージャーポジジョンに技術力のない人間を配置してると思うけど、決定的に間違ってる。
プレイヤーとして優秀でマネージャーになったから、技術から離れていく人も間違ってる。
でも比較対象に100点のマネージャーがいないから、なあなあで済ましているのだよ。
優れたマネージャーは休日や業務時間外でも勉強してしているというか、技術への強い探究心から努力抜きに学習している。
だからマネージャーをやりながらでも一流の技術者でいることができる。
日本が技術的に三流なのって、プレイヤーの差よりもマネージャーが三流のなんか仕事してますって空気を出すだけの人しかいないことが一番大きいと思っている。
友人がメルカリに勤めているけど、話を聞くとメルカリのエンジニアリングマネージャーもやばい。
まあ私は中の人ではないので、もしメルカリの人事の人がいたら、採用基準を見直してください。
何がいいたいかって?
日本の経営者へ。エンジニアリングマネージャーだからって技術力が低ければ、なんちゃってな仕事しかできないよ。
あぁ、奴らの名前を出したい。
O氏とかS氏とかK氏とかN氏とか。
円満解決していることを https://b.hatena.ne.jp/entry/s/type.jp/et/feature/20581/ で知ったが、経過を知りたくなったので https://b.hatena.ne.jp/site/twitter.com/neenya00?sort=eid からこの件の状況がわかりそうな発言を抜き出した
伊藤直也氏の名前が出る度にこの件がほじくり返されて、それに対して「いいかげん忘れてやれよ」と擁護する人がいたが、2021年に入ってからの擁護なら理解できる
2017/7/25 18:52:56 なおやさんの文書は反論したいところも多いけど(特に奥さん の下り)、 あえてなおやさんが批難の的になる書き方にすることで、もう行き場のない私を擁護してくれてるのかなとも思えました。 なおやさんだって自分に有利な書き方にしようと思えば出来たはずだし。 それはなんか伝わりました。
2017/7/26 17:26:08 要約すると、なおやさんのブログを好意的に理解したかったけど、1日悩んでもなんであれを書いたのかがわかりませんでした。 ブログ書いてお互いに恥ずかしいところを晒すより、私に一本電話したほうがはやいよ。
2017/7/27 9:43:56 これ以上はお互いオーバーキルになるので、あとはなおやさんとやり取りして終わらせようと思います。 もう面白いところは終わりです。 私はどうしてもなおやさんにわかって欲しかったので、インターネットの力を悪い形で使ってしまいました。 お騒がせして申し訳ありませんでした。
2017/8/7 15:52:46 なおやさんから最終回答が来ました。 私としては納得のいかない返事なので後でまとめて晒します。 要は、不倫、妊娠、中絶のことは謝るけど、警察に引きずって怪我をさせた事や私の家族に何度も東京まで越させたこと、等に対しては謝る気はないということのようです。
2017/8/20 12:05:53 なおやさん なおやさんと伊豆の玉峰館に行った思い出を書いたら、今朝はなおやさんが夢に出てきて幸せでした。今でも大好きです。 お返事をお待たせしていて申し訳ありませんが、最低でも1週間か、もう少しかかりそうです。弁護士さんと調整していますのでお時間ください。
2017/8/29 5:42:32 なおやさんの最低だなと思うところは、はてな匿名ダイアリーとか見ると、自分を批判する記事はぜーんぶ消して、私を批判する記事はあえて残してるところだよね… 被害者面しすぎでしょ。それで『警察に突き出したことは謝らない』って姿勢では何も収まらないわ
2017/12/1 17:14:22 2017年も終わろうとしていますが、未だに伊藤直也さんからの謝罪はありません。 https://t.co/JOnps2vojc 本人がブログに書いた宣言は今のところ何一つ実現していません。 このブログも消してしまったことで、あの時書いた内容を遂行する気がもう彼にはないのでしょう。
2017/12/17 18:30:53 ブログに告訴しないと書いてありましたが告訴するらしいです。 謝罪も今日までなし、株式会社一休CTOの伊藤直也さんは本当に嘘しかつかない… 直也さんが謝ってくれる日まで生きていようと思いましたが、そういう未来はないらしい。
2019/2/6 23:37:54 まだまだ伊藤直也さんの問題は解決してません。
2019/11/19 11:13:11 さて 伊藤直也さんとの裁判は続いています。伊藤直也さん側が、2017年7月にご自身がブログで出した事と、全く異なる対応で、それにより長引いている次第です。
2021/1/13 10:17:12 今日で(うまく行けばだけども)裁判が終わるらしい。足掛け4年くらい。とにかく相手方が条件を変えまくってくるので、そのたびに折れて、とても時間がかかった… 全部終わったら、このアカウントは閉じないといけないらしい。それが先方の条件。
2021/1/18 8:21:33 伊藤さんとの間の件については、このたび、迷惑を掛けたことを相互に謝罪の上、円満に解決しましたので、ここに報告します。