ドメイン駆動設計はエンジニアにとって重要な概念であり、市場価値の向上につながるとされています。
しかし、一部の企業ではドメイン駆動設計の学習と実践に時間を費やしても給与の上昇にはつながらない場合があります。
本記事では、新しい会社に転職しドメイン駆動設計を学んだエンジニアの給与評価について、実体験をもとに考察します。
私は新しい会社に転職し、参画するプロジェクトでドメイン駆動設計を実践することになりました。
入社後、評価者であるCTOから「ドメイン駆動設計は難しい概念であり、エンジニアとしての評価につながる」と言われました。
それに伴い、2ヶ月ほどの研修期間を使ってドメイン駆動設計の基礎を学び、残りの期間は実際のプロダクト開発に携わりながらドメイン駆動設計を実践しました。
2年目となり初めての査定期間が終了した際、評価者であるCTOに自己評価で給与のUPを希望する評価を提出しました。
しかし、結果としては会社の昇給額の最低ラインにとどまりました。相互評価にて他のメンバーからは高い評価を受けており、評価者が適切な査定を行っていない限り、もっと高い評価を受けるはずだと言われました。
この結果を踏まえると、レベルの高いスキルを社内で学習しても社内的な給与の上昇につながらない場合、転職リスクが増える可能性があります。
市場価値を高めるために時間と労力を費やす一方で、給与評価が見合わないと感じる場合、エンジニアは他の企業に転職する可能性があります。
実体験内では「そもそも難しい概念のため、正しく身につけられること自体が評価に値する」というような事前会話もあったため、期待に反して裏切られた感覚はあります。
ドメイン駆動設計はエンジニアにとって重要な概念ですが、給与の上昇を主眼に置く場合、他のアプローチや概念にも目を向ける必要があることが示唆されます。
一部の企業ではドメイン駆動設計の評価が不十分な場合があり、エンジニアは自身の市場価値を高めるために他の選択肢を模索することも考えられます。
まとめ:
本記事では、ドメイン駆動設計の学習と給与評価の関係性について実体験をもとに考察しました。ドメイン駆動設計は重要な概念ですが、
給与アップを主眼に置く場合、他のアプローチや概念にも目を向ける必要があります。エンジニアとしての成長を追求する一方で、給与アップにつながるバランスの取れたスキルセットを目指すことが重要です。
例えば今回の例でいうと正しくドメイン駆動設計の議論ができるようになったのは2-半年程度と考えられますが、その期間があればAWS資格等も視野に入るため、現在世間では何が評価されやすいかを念頭に置き検討したほうが良いでしょう。
レベルの高いスキルを持つエンジニアに対して適切な給与評価が行われることは、企業とエンジニアの双方にとって重要な要素です。