はてなキーワード: bgmとは
つまり、画面にはCMを映しながらも、音声はサントラやクラシックなどのBGMを流す(歌謡曲でもアニソンでもいいが)。それを1時間か2時間、まとまった時間で放映する。
動画サイトには「作業用BGM」というタグが付いた動画がたくさんあるが、まさにそのイメージ。その画面上には何が映っていても問題は無い(そういう動画の画面は大抵静止画だ)ので、それだったらCMを流せばいいよね、っていう発想。
そして、放送局はJASRACかなんかと一括契約してるはずだから、BGMだろうが歌謡曲だろうがローコストで流したい放題。その1時間ないし2時間はCMを常に流せるので、CM収入もガッポガッポ。
(もちろん、その番組は「見る」というより「聞く」ために存在するので、映像での広告効果は薄い。なので、広告料は安くすべきかもしれない。しかし、何しろ枠全部がCMなので、それでも十分ペイできるだろう。)
もう、お笑い芸人が何かするだとかの、ちゃんと構成された「番組」なんて必要とされなくなってきてるわけで、そういったローコストなCM専用番組を本格的に流してみてもいいと思う。
まあ実際に、旧U局ではそういう番組やってるわけだし(画面はCMじゃないけど)。
少なくとも、私はそっちの方を見る(正しくは「聞く。たまに画面を見る」くらいだけど)。
仕事は在宅勤務でほぼ事足りる。
飲み会とかは嫌いな訳ではないが、無くても別にいいなって気持ち。一年自粛したら変わるかと思った特にこの気持ちは変わらない。
旅行は、確かに行きたいと思うことあるけど、こんなに気を遣っていくのは割に合わんと思いやっぱり家がいいなと思う。YouTubeでハワイの映像と好きなBGM流してコーヒー飲むので十分になる。
家にいることが良いこととなり、今までの生活が自分にとって生きづらかったのだと認識した。結局このようなマインドなので、苦労している人達には申し訳ないが、コロナによるメリット(主に在宅勤務制度だが)が大きくて、結果的に良かったと思ってしまっている。
BGMに合わせて書いてるだけです
子はいないがそれ以外かなり似た状況で、俺は去年末に完全に病んで2ヶ月休職した。休職中に実家のある田舎に帰り、そのまま実家の近くにアパートを借りてテレワークしている。自分の場合は運のいいことに配偶者もテレワークができる仕事だったので(二人とも職場との交渉に時間を要したが)移住することができた。移住したくてしたわけじゃない。ただ鬱が辛すぎて10年も忘れていた田舎に逃げ帰ってきた。
田舎に来て、両親の車を借りて感染を恐れることなく外出=ドライブしたり、誰もいない沼のほとりでぼーっと釣りをしたりして、半年かけて鬱から回復した。後遺症で、東京のアパートでリモートワークしていたとき、鬱の発症しかけのときに部屋で流していた無印良品のBGMが聞けなくなった。好きでよくリラクゼーションミュージックとしてかけていたので悲しい。
人間は長期間、閉塞的な環境に閉じ込められて生きていける動物ではない。増田は強い理性があるから外出を自粛しようとしているが、その環境に精神が追いつかない奥さんのような状態も自然な人間の感覚だと思う。
意識していたわけではないが、仕事が忙しいので競技は全く見れなかった。
スマホの通知で各種ニュースサイトの速報が流れてきて「へーメダル獲ったんだ。多いのか少ないのかわからんな。ふーん」程度の感想しか無かった。
ただ私は一応エンタメ系クリエイターの端くれだったので、開会式と閉会式だけはちゃんと見ようと思ってリアルタイムの予定を空けていた。
リオの演出には本当に心震えていたし、色々最後までゴタゴタがあったがそれでもどこかで
「なんだかんだ兆円規模の大会にふさわしい演出があるんだろう?」とどこかで期待をしていた。
なんなら恥をしのんでMIKIKO案でもパクってくるんだろ?さぁどんな禁じ手をやってくるんだ?とソワソワしていた。
どうであれどこかで楽しみに待っていた。
虚無だった。
虚無だけがそこに広がっていた。
しかもリオのときはオブジェクトと連動した光の演出だった気がするのに、会場をただスクリーンに見立てた映像演出。
漫画の吹き出しプラカードを手に虚空に向かって手を振る選手団の入場。特に関連性のないゲームBGM。
度々キャスターの口から出る「多様性」の言葉。何が多様性???
リオの煌めきは何だったんだ? ん、いや待て待て、ここから本番が始まるんだろう?
なんて思っている間にピクトグラムの余興。24時間テレビとかで見そうな演出ですね。
ドローンで描かれる地球。あーなんかドローンをスクリーンにするのって中国のイベント映像良く見るなぁ。
そして長嶋茂雄の痛々しい聖火リレーの姿。いや車椅子とかにしたげてよ、見てるほうが辛いよ。
開会式、終わり。
ところどころ順序が違う気がするけどまぁもう見返す気も起こらないのでご愛嬌。
終始私の頭では「なんだ?今私は何を見せられているんだ?」というはてなマークの嵐だった。
そっとFireStickのリモコンを手に取り、アマプラで配信中の東京卍リベンジャーズを見た。面白かった。
それから大会期間中は、冒頭に触れたとおりで、五輪が始まったこともあまり意識に無いまま日々を過ごした。
私の中で五輪ははじまっていなかった。
はてなでの連日のコメ欄でのバッシングなどを見て、あー今日も非難されてるわーと思った程度だった。
それでも私は諦めなかった。
私は五輪はどうでも良かったが、閉会式はエンタメ系クリエイターの端くれとして楽しみにしていた。
虚無だった。
虚無だけがそこに広がっていた。
キャスターが言葉として今やっている演出の補足を入れるんだが、それがいちいち薄ら寒い。
語らないと伝わらない演出意図が意味不明なパフォーマンスの数々。
演者たちが各々パフォーマンスを最大限やり遂げているというのは伝わってくるんだけど
なんの一貫性も感じられず、共感性羞恥みたいなものを感じてしまってただただ辛い映像が流れた。
後で何かの記事で、これは混沌を題材としたと言っていたが、カオスとは演出されて成り立つものであって
一応クリエイターの端くれの私からしたらこれは演出を拒否したただの無法地帯にしか見えなかった。
演者に全てを丸投げし、現場はどうにかいい舞台を作ろうともがいている、そんな苦しい空気を勝手ながら感じ取ってしまった。
突如差し込まれる日本美しいデスネな映像も前後の脈絡が無く、空虚なもの。
パリのPVは結構賛美されてたけど、私は特に刺さらなかった。リオがあまりに良すぎたので。
そして、終わってみれば、私にとっては開会式以上の虚無が眼前に広がっていた。
虚無を終えたところで、何かが始まって終わった感じが無い。
だから私にとって五輪は実感のないままただ過ぎ去っていったもの、だった。
私は日本で五輪やるんだから自分の中でどこかでお祭り気分みたいなテンションの振れが起こると思ってたんだ。
でも本当に、何も私の中に起こらなかったんだ。
クリエイターの端くれとして、こんなに心が動かない自分に驚いてしまったんだ。
みんなはどうだった? 五輪終わったなーって感じある?(パラがまだあるっていうのは置いといて)
旧エヴァでトウジが4号機に乗せられるのはエヴァ最高の見せ場なんだけど
そんな重要な立ち回りなのにエントリープラグから発見されるまでトウジが乗ってるっていう確定的な情報は一切なし
絶対乗るのに肝心な部分はひた隠し
知らない人は17話見直せばいいけどどこにもトウジが乗ると確定的なことは言ってない
トウジが職員室に呼び出されて中からリツコさんの声はするけど姿は描かれない
だから当時テレビ見てた人は「え?トウジ乗るの?マジで?」みたいな感じだった
「実はトウジじゃありませんでしたー!ハッピー!」
っていうことをやるための緊張と緩和だったんだけど、それを逆手に取って
「実はやっぱりトウジでしたー!期待した?残念!」
貞本コミックの方はどうなるのかなーって思ったらトウジからシンジに伝えさせていて
それはそれで悲壮感あるんだけど貞本はやっぱ(読者に対して)優しいなーって思ってたら
そんで新劇になってまず「アスカは出るのか?」っていう話題が持ちきりだった
ミヤムーがあんまり声優やってないし庵野となんかあったっぽいしアスカ出ないんじゃね?っていう予測もあった
確か当日までそういう噂あった気がする 予告でアスカはチラッと出てるけど声はあるのか?みたいな
素っ裸のサービスシーンも見せつけておいて
死亡フラグ立てまくりで見てる側に絶望感与えるとこもドS過ぎた
完璧すぎた
Qのガッカリとかシンエヴァの退屈感とかもまぁまぁ面白かったけどやっぱ破がマックスで最高
破に至るまでのいろんな経験があって始めて破が面白いんであって破だけ見てもおもんないし
今から何も知らない人が旧エヴァを見直したりしても多分おもんない
当時を生きていた人が世間の動向や噂なんかを体験したからこそマックスで面白いんであって
それを疑似体験はもうできないだろうね
関西空港に降り立つドミニクとレティ。二人は過酷なミッションを終え、つかの間の休息を得るためにここへやってきたのだった。迎えに来たのは日本人の男で、カミオカと名乗る彼は、ワンダー・シビックに乗ってやってきた。その小さな車体を見て
カミオカは陽気で
「リオでの現金強奪の話は聞いてるで、ハンに紹介されたんやから大いに楽しんでもらうわ」と上機嫌だったが、狭い後部座席に押し込められた二人は少し不機嫌だった。しかし、ホテル到着後に案内された夜の道頓堀でドムとレティはその賑わいとB級グルメに舌鼓をうち、次第に心も解きほぐれていくのだった。レティは
「ブレードランナーみたいな街だ」と思うのだった。
「見せたいものがある」とカミオカは阪神高速へ車を乗り入れる。そこではS15がスカイラインがフェアレデイがRX7がランエボがインプレッサが、速度制限を無視して環状線を爆走していた。ドミニクは
「トーキョーでも見たやろ?気に入ったんならもういっちょ行こか」とカミオカは南港へと彼らをいざなう。
昼間はコンテナを牽引したトレーラーが行き交う南港は、夜になると車も人もいなくなる。そこにはあらゆるカスタムカーが路上にたむろしていて、車載のごついスピーカーからEDMが流れ男女が踊っていた。カミオカは車を停め、ドミニクとレティはシビックを降りて車を見物に行く。JDM(japan domestic market:日本国内仕様)の車が勢揃いしていて、ドミニクはかつて日産スカイラインに乗ってストリートレースに参加したある男の姿を思い出した。
BGM:https://www.youtube.com/watch?v=iuJDhFRDx9M
カミオカは一人の男をドミニクに紹介する。男はオオキと名乗り環状レーシングチームのリーダーだと名乗った。オオキの車もシビックだった。
「とにかく車体が軽いのが良いんや」とオオキは言った。
ドミニクが少し遠方に目を向けると黒塗りの高級車が集まって停車している一角が目に入る。
「あれは?」とオオキに問いかけると、彼は
「ああ、あれはVIPカーや、クラウンとかセルシオなんかをシャコタンにして乗ってる奴ら、速くないで」と言う。しかしその中にはリーダー格らしいベントレーが一台混じっていて目つきの鋭い男が車に寄りかかっている。
「すごい高級車もいるんだな」とドミニクが言うと、オオキは
「あれははタムラや、政治家に媚を売って小銭をせしめてるしょうもない奴や」と唾を吐きながら答えた。
一瞬、ドミニクはタムラと目があったが、こいつと仲間になることはないなと直感した。
「明日は京都に案内するで、車やったら大阪からはすぐやから」カミオカはそう言って二人を宿泊先のホテルへ送った。
京都。
ドミニクとレティは寺社仏閣をカミオカのシビックで巡った。後部座席の狭さに閉口しながら。しかし北大路通りのコンビニで休息していた彼らの車に
「かくまって欲しい、どこでもいいから車を出して」と飛び込んできたアジア人の女性が現れる。慌てるカミオカを尻目にハンドルを握ったドミニクは、シビックを急速発進させる。後ろには黒塗りのレクサスが追いかけてきて、そのボンネットには異様な膨らみがあり
「変なレクサスやな」とカミオカは言ったが、ターボかスーパーチャージャーをエンジンルームに無理に押し込んだせいでああなっているのだろうとレティは気付いていた。
京都の狭い路地を爆走して怪しいレクサスを撒いた彼らは、女から事情を聞き出す。彼女はアグネスといい、香港の民主活動家で、迫害を恐れ一時日本に避難していたが、中国共産党の手先が彼女を香港に連れ戻し逮捕しようとしているらしかった。仲間が手配した船で亡命するつもりだったが、移動していたその矢先に怪しい男たちから追われたということだった。
ドミニクとレティは彼女の側につくことを決める。それには車が必要だ。カミオカはオオキに協力を依頼すると京都市北部の街、修学院に良い中古車屋があると紹介された。
「好きな車を選び」フクダは言い
「税抜きで売ったるわ」とトクイは言った。
「少し値が張る車やで」とトクイは言ったが、ドミニクがデズ・パーカーに電話すると秒を待たずにトクイのスマートフォンが鳴った。彼はスマホの画面で入金が完了したことを知り
大阪府知事公邸では黒いスーツに身を包んだ男と府知事が応接室で向かい合っていた。
「それでは府知事、この件はよろしく」外国訛りのある黒スーツの男は知事に言った。
「私はあなたたちを羨ましく思っているんですよ、トップがやることに反対や批判がなければ政治はもっとうまくいく、そういう声を押しつぶすあなた達のやり方には学ぶべきことが沢山あると思っています」
黒スーツの男は
「この件が済めば人民が沢山大阪へ旅行に来るでしょう」と言った。
「中国共産党公安部の違法行為は見逃すように大阪府警に伝えろ」と命令した。
「府民に選ばれた私に越権なんてあるか」と怒りをむき出した。そして
「明日からゴミ収集の仕事に配置転換してもいいんだぞ」と言われた副知事は渋々引き下がった。
「ある女を捕まえて欲しい」
「仲間とネットワークがある、お安い御用だ」と請け負ったが
GTRにアグネスを載せハンドルを握ったドミニクは知らない街での仕事も一興だと思っていた。NSXの調子を確かめていたレティも同じだった。シビックに乗ったカミオカだけは不安で、彼はオオキに協力を依頼し
「面白そうやんか、やらしてもらうわ」と快諾を得ていたが、タムラのグループが動いていることも聞かされていた。
アグネスが乗る船は大阪市此花区の北港ヨットハーバーで待っているらしい。たかだか40kmほどのドライブだ。しかしどんな妨害が待っているのか。京都から大阪へのミッションが始まる。
https://anond.hatelabo.jp/20210811141932
そう言われていた時代があったのじゃよ……。
なぜそうだったのかのう。
きっとあの頃は「テレビ」だとか「コンシューマーゲーム」だとかが今より強かったからじゃな。
一般文芸だって何だかんだ強烈だったしラノベも中々に売れちょった。
今と比べるとインターネットの海なんて小さくての。
そこに大量の犯罪者が救っておった。
敢えて言うがの、インターネットの発展を支えていたのは結局の所犯罪者共じゃよ。
パソコンをうまくなる最大の導火線と言われるエロも、結局は国内外のポルノの違法ダウンロードとアップロードが目的じゃろ?
そもそも持ってる事自体が今じゃやばくなるようなポルノも流行っておったと聞くがまあワシはストライクゾーンが違ったのでよー分からん。
エミュの知識があればテレビゲームなんてやり放題じゃったし、YOUTUBEに上がってる曲で著作権者が上げとるのなんて1%もなかったじゃろ。
そんなゴロツキだらけのインターネットでWAREZと掲示板と個人ニュースの次に流行っていたのがネトゲとエロゲじゃった。
結局は現実逃避先を求めていたんじゃな。
そんな場所に天国はないと知っていながらも、現実から離れるために夢を見たんじゃ。
エロゲがなんであんな流行っておったのかと言えば、結局は増田の言う「凄いものを見てしまった!」がしたいからだったんじゃな。
ベストセラーの本や映画が面白いのなんてもう分かりきっとるじゃろ?
ドコまでいってもエロゲはエロゲじゃからどこかで軽んじることが出来る。
だからどんなに売れていても「凄いものを見た!」と踊れるんじゃな。
思ったより嵌まれん買ったら即返却でええ。
金を出しちまうと人間正常性バイアスが働いちまうし、そもそも期待してるから金を出すのを金が財布から出た瞬間にリピートされてハードルが上がる上がる。
ネット回線からゲームを落とすのなんざ勢い余ってアップロードしすぎてプロバイダに怒られさえしなきゃノーコストじゃよ。
そんでもってなあ割ったゲームをやるんじゃが……まあ最初はクソじゃな。
みるみるうちに期待値が下がるわけだ。
折角落としたからでやり続けるんだが、ひたすらチンケな紙芝居が続く。
もはやコンコルド効果だけを頼りにランニングコストは払われ続け期待値はいつしかマイナスにさえ近づく。
だがその間にも着々とプレイヤーはゲーム世界との波長の調整が行われとるわけじゃよ。
ぶっちゃけコンテンツが楽しいかどうかなんて波長があうかどうかじゃ。
昔好きだったものに似てたら懐かしくて好きになるが、エロゲはその昔好きだった懐かしいって状態を日常パートで無理やりその場で作っちまうわけだな。
キャラクターはいつの間にか顔見知りみたいになってるし、BGMや絵柄も耳目に馴染んでくる。
そうした頃に突然それまでのクソどうでもよくて女の子が可愛いだけだった世界に物語性が生まれるわけだ。
これで大体のやつはコロっと言ったもんよ。
カメラを止めるなと一緒じゃよ。
最初の退屈な30分間を前評判と折角始めちまったしのコンコルド効果で乗り切ると、その場でフォアグラ作りみたいに雑に押し込まれた伏線が次々回収されるわけだ。
伏線の準備をめっちゃ雑にどんどんやれる上にハードルはめちゃんこ下がってるんだからそりゃ面白いわけだよ。
んで終わってからふと思うんだよ。
「これエロゲじゃん!エロゲなのになんかめっちゃすごかった気がする!凄いものを見ちまった!」ってな。
そういう時代があったんじゃなあ。
今はどうなんじゃろうなあ。
エロゲなんてもう抜きゲーをたまにやるだけじゃが、抜きゲーをやっても「凄い!」となることもなくなったのう……。
しかしまあよくよく考えると皆がエロゲをちゃんと買うようになった時代でも、結局は著作権侵害にインターネットは支えられとるんじゃなあ。
これはこれで「凄いものを見てしまった!」と驚くべきなのかも知れん……いや全然驚かんわ。
テレビを新調したついでに、サウンドバーも買った。きっと、今までに聴いたことのない音域を味わえると思って、気分はあがりにあがった。
だけど、実際は違った。サウンドバーは、音響に凝った作りがされているコンテンツをもってはじめてその効果を発揮する。しかしながら、そんなコンテンツはごく一部で、大方は何も凝ったことはしていない。
するとサウンドバーは、普段はただのうるさい代物になってしまう。特に通常の映画視聴時は最悪。BGMや効果音だけがやたらデカくなり、キャストのセリフはなぜかやたら小さくて聞き取りづらい。だからって音量を上げると、BGMや効果音がもっともっとデカくなり、ポツンと一軒家にでも住んでないかぎり、ご近所迷惑極まりない無用の長物となり果てる。
要するに音響に凝ったことをしたければ、完全防音が施せるくらいの家が建てられる財力を持て、ということだ。ハンパな庶民は手を出すなってことだ。
25年ほど前、大学生だった私は当時住んでいたアパートにやって来たUSENの営業を断れず、2〜3年ほど個人でUSENを契約していた。
インターネット回線のそれではない。専用端末を置いてたくさんのチャンネルから選んで、音楽やらアリバイBGMなどをたれ流すやつだ。飲食店に置いてあるやつだ。
イキった学生だったためUSENで流れるような流行りの音楽とかにはたいして興味もなく、もっぱら聴いていたのは怪談チャンネルだった。
家にいるときはほぼずっと硬軟たくさんの怪談や不思議な物語を聴いていた。夜も寝るときもずっと流してた。最高だった。
そのなかでもお気に入りの作品があり、もう一度聴きたい、のだけどタイトルすらわからないのでどうしようもない状態である。
25年も立つと記憶もおぼろではあるけれども、その物語はこんな感じだ。
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主人公の男は、会社の同僚のおとなしい奥手の清楚系の女性に恋をした。
何度かのアプローチのすえデートにこぎつける。食事などのデートを重ねて、いよいよ肉体関係を望むが、相手は奥手でガードが固く、姉と一緒に住んでいるからと女性宅に入れてもらえない。
ある日、男のところに派手な化粧、格好をした女性があらわれ、これ以上清楚系女性に近づくなと警告される。あなたは何者なのかと聞くと清楚系女性の姉であるという。
男は納得がいかず、後日清楚系女性に事実関係を確かめるとたしかにそうだという。化粧などで印象は違うが二人は似ている。似すぎている。
派手系姉に色々言われるが交際は継続、そのことで姉妹仲が悪くなってると相談されるが、ここで男は疑問に思う。二人は同一人物なのではないか?交際をやめたい女性が化粧、格好を変えているだけなのではないか?と。もしくは二重人格なのでは?と。
姉が留守だという日に、男が女性宅にいよいよ招かれると、姉が使っているという和室には大きな姿見がひとつ置いてあるだけであった。あと猫飼ってる。
なんやかんやあり、後日、清楚系妹が交際を反対している姉と口論になり殺してしまった。そして庭に埋めたという。男が女性の自宅に行くと庭を埋めたあとがある。そして飼っていた猫がいない。
そもそも姉なんていなかったんだ、と男が庭を掘り返すと...
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そんなわけないだろって思うけど一応言ってみただけ
「止まるんじゃねぇぞ」から鉄血のオルフェンズ見始めたやつと同程度には同じことしてる奴いると思う
ところで映画の中で一番笑ったのが、マフティー(組織)によるダバオ襲撃時にかかる音楽が「軍資金を調達するマフティー」のBGMだってところだ。
最近、自分が以前からやっていたソーシャルゲームがサービス終了した。
そんなに頻繁にしていたゲームではなく、たまに気が向いた時にする程度なのだが、それでもどこか寂しさを感じた。
たまにしかやってなかったが、それでもサービス開始からサービス終了まで、このゲームの行く末を見てきたことになる。
なんだか考え深い。
振り返って見ると、このゲームはちょっとした人生の節目や出来事に合う機会が多かったように思う。
その出来事を振り返った時に、そういえば、このゲームやってたなと思い出す。
移動中に確か、これを……あの時には、あれをしてて……待ち時間にはこれをして……
懐かしい思い出になっている。
サービス終了の可能性は理解していたが、それでもちょっと寂しい。
なんだかんだ、そこに居続けるような感覚が自分にはあったのだ。
できなくなる前に、久しぶりにゲームを遊ぶことにした。
懐かしい。
そのゲームの中の顔ぶれは、最後にゲームをした時と変わっていない。
ゲームのシステムなどは、日々の更新により変わっている所もある。
懐かしさと同時に目新しさも感じた。
1つ1つ細かく見ていく。
こんな感じだったなぁと感傷に浸る。
しばらく楽しみ、ゲームを閉じた。
このゲームは、もうできなくなる。
他の人が遊びたいと思っても、もうできないのである。
今後、このゲームを遊んだという人が出てくるのは難しいだろう。
また運が良いことに、このゲームは人生の節目や出来事に多く遭遇している。
その時の思い出を振り返れば、一緒にそのゲームを思い出すことができると思う。
楽しませてもらった。
その大学で知り合った口先だけのギター弾きと付き合ったのをきっかけに
ご両親と何か気まずくなっちゃって実家になかなか帰れなくなるのね。
まぁお父さんからはなんだかんだ良いマンション借りてもらってるし、
彼氏が家からは金銭的に自立しなきゃホンモノじゃないとか言う主張に感化されて
学生課の前に貼ってある求人なんか見ちゃったりするけど、やっぱりしっくり来るものはないんだよね。
そんな中、夏休みの研究室で教授の本棚を片付けるお手伝いに来ていた怪しげな先輩の紹介で
週末に電車に乗って貧乏くさいビルにある会社のスタジオに行くのね。
そんなとっても綺麗な人が、子供の頃から鍛えてきた演奏の技術と
おばあちゃんの遺品の大切なお琴を駆使して
涼しげに奏でていると思うと
少し涙ぐんじゃうんだよね。