はてなキーワード: 零細企業とは
うちはベンチャー(笑)という名の零細企業。社員数も30もいない
社長が感情でキレて怒鳴り続けてしまいには社員の人格否定をするタイプのブラック企業だ
その為、基本的には社員同士の派閥もなくみんなお互い「大変だな…」と謎の結束感はある
正直理不尽に怒鳴られすぎて自分や一部社員はもう彼の言葉は何も響いていないし、やる気もうせている
神経が謎に図太い自分達は、平均より高い給与の為とりあえず働き続けた
「お前らの定期昇給辞めるわ」
感情で方針がコロコロ代わるのはよくある事なんだが、今週のは異例だった
唯一のメリットである給料を削ったらもう何も魅力がないじゃないか
「一旦しばらくの間は」
そう社長は付け加えたけど、社員達はもう昇給は一切行われなくなる事を察した
過去もそうやって会社の色々な待遇を”一旦”取りやめたのだがその後数年間復活する様子は一切ない
※余談だが、「一時的にノルマ増やすから」等社員にとってのデメリットに関しても同様だ
既に3人は辞めようかなと言っており、1人は来週新しい企業の面接を控えているらしい
うちはリモートワークも有給もない、病欠や役所手続きで休むのも許されない会社だ
つまり休む=強い退職の意思&社長も「そんな休む奴なんていらねぇ」とクビにしてもいい認定をする
他の社員も露骨に仕事に手を抜き始めた(そういう自分も今はてなで日記を書いている)
こうやって人は減っていって最終的にはどうなるのだろうか
給料待遇が悪くなった今は怖いものみたさで今の仕事を自分は続けていくのだろうか
神経が図太い自分でさえ、最近の社長のヒスや物投げにはうんざりして心身共に疲れてきた
とりあえず夜まで頑張れば週末だ、それまでなんとか適当にやり過ごそう
ここで働いて6年になるけど、ここ1~2年本当に社長の様子がおかしい
ここまでくると心の病気か更年期障害を起こしているのかもしれない
うちは零細企業だ
零細企業だからドラマとかでよくある社長室もなく、小さい事務所にみんな集まって仕事をしている
お察しだと思うけど離職率はハンパないブラック企業であると社員全員誰しもそう思っている
だけどここ最近本当に社長の様子がおかしい。イカレているとしか思えない
元々気が短くてキレやすい性格の人だとは解っていたけどここ最近は特に顕著になってきた
【具体的には】
・物を投げるようになったりロッカーを蹴るようになった
・笑っていたと思ったら急に怒鳴りだす。情緒の安定がなっていない
・理不尽にキレている途中、キレている相手が悪くないと気付くと話をすり替えて更にキレる
・責任転嫁は当たり前。社員の手柄は俺の手柄、俺のミスは全部社員のせい
・何もかも待てなくなっている。外部の人間だろうが3分以内にレスがないと鬼電
・その割に自分は報告をしない、自分はよくて他人はダメという謎ルール
・どの社員が話しかけても「ああ?」というし返事も無視か早口「ああ、ああ、ああ、ああ(聞いてない)」「メッセージで送れよ」しかない
・その為必要な事を伝えたくても一切話しかけても無視、メッセージを送っても既読無視
・社長にとって重要な連絡に対しても上記の返事をして対応しないので後々何故かこっちがキレられる
・急に思い立ったかのように事務所の物を捨てだす。大事な物でも容赦なく
・↑後でいざ物がないと気が付くとキレ散らかす。だったら捨てるな
・物をぞんざいに扱う。スマホは勿論、キーボードもここ最近強く叩きすぎて壊してた
・謝れない・自分のミスは一切認めない(前に指摘した人もいたが「お前不貞腐れた態度取るんじゃねえよ」で終了)
・常に暑がっている。今も事務所は18度で彼は暑い暑いとキレている
・どんな可愛がっていた社員でも辞めるとありえないレベルの罵倒をする
・社員が常に自分の監視下にいないと落ち着かない。その為昼休憩は全員コンビニやキッチンカーで昼飯を買う
・↑仮に外食をした場合、食事の途中であろうが電話をかけて「今すぐ戻れ」と用事がなくても呼び戻す
・社員同士が仲良くするのを禁止するのは当たり前、外部の人間ともオンラインで目の前で交流しなくてはいけない
・このコロナ禍のご時世でも風邪・熱があって休むのは禁止。有給も自分の監視ができなくなるのでない
他にもたくさんあるが、短い昼休憩だとこれで書くのが精いっぱいだった
やっぱ書き出していて思ったけどこの人おかしいな
そりゃ去年入った社員5人中5人が2ヶ月以内に辞めてるわけだ
従業員10人程度の自営業レベルの零細企業を、親から引き継いで2年前から経営してるけど、
なんのために頑張っているのかを改めて考えてしまうな。
なんかどこまでいっても老人介護のために働いているような気がしてたまらない。
経営者って言ってもただの何でも屋なんだよね。
従業員の平均年齢も50半ばって感じで、減る理由がないので減らない。
売り上げも拡大するわけでもなく、むしろ微妙に右肩下がりなので人を増やす理由もない。若返りのために人を採用するのもきつい。
国からは「70歳まで頑張って雇ってくださいね」とか言われる始末。
会社は営業赤字で、持ちビルの賃貸料でやっとトントンになってる。
経営者って言っても全然役員報酬取れないし、なんなら引退した父親の方が俺の1.3倍持っていってる。
この会社って祖父が築いた資産に寄りかかってチューチュー吸って生き長らえてるだけなんだよな。
そういう資産もそろそろ寿命で、これからは搾りかすになった会社でゼロからやっていかなきゃいけないんよな。
誰のために?なんのために?
本を読んだことがない32歳が初めて「走れメロス」を読む日
https://omocoro.jp/bros/kiji/366606/
走れメロスなんてストーリー全部知ってるのにメロスは間に合うのかと一緒に手に汗握ってしまった。
格ゲー業界騒然!パキスタン人が異様に強い理由、現地で確かめてみた
https://withnews.jp/article/f0190417002qq000000000000000W08510101qq000019048A
韓国勢一強状態になんとか日本勢が食らいつく構図だと思われていた鉄拳界で突然現れたパキスタン勢が無双して優勝する幽遊白書の魔界トーナメント編が実際に起きた話。
格ゲーはもう上位がやり込み過ぎてて煮詰まってると思われてただけに新星が現れたのは興奮した。
「先生がオメガを倒したら宿題やってきてやるよ」と生徒が言ったので、わたしはゲームライターになった
https://note.com/rurune/n/n9d92e63b81c9
今はインターネットですぐ答え出ちゃうけど、昔は学校で友達とゲームの攻略情報を話しあったりしたな~と懐かしい気持ちになる。
「おっさん、それは神宮寺レンや」〜うた☆プリファンやってたら麻薬の売人に間違えられた話〜
https://note.com/custardsomechan/n/nc5bfe1c759fb
女オタク特有?の勢いのある文章が好きで良く読んでいるんだけどこれが好き。
情熱のあるブログ書いてる人って男オタクより女オタクの方が多い気がするのは気のせいなのかそんなもんなのか。
’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった
https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/2020/10/07/120000
とんでもなく長い記事を書くことでお馴染みのpatoさん。
数十秒のCMをプレゼントの中身から駅構内図まで深く考察し熱量を保ったままこれだけの文章にするのは狂気といっても差し支えないのでは。
零細企業を買収した後に行ったDXとは呼べないDX
https://note.com/reisaikigyou_ma/n/n052860974e26
ざっと考えたけどこんな感じ、他におススメあったら教えてほしい。
5社ぐらいを転々としてきた50ちょいの男性専門職を採用した。
業界が人手不足だし、零細企業当社には転職回数の多い社員は珍しくない。
50過ぎでこのぐらいの転職回数なら許容範囲かと思い前向きに面接して採用した。
一応、「なぜ、この○○社を退職されたんですか?」って聞いていったけど、
「会社がつぶれた」「その業務の部門が無くなった」「経営不振で退職のお願いをされた」みたいなことを言っていた。
この人、チームをぶち壊すのが抜群に上手い。
絶妙に態度が悪くて、気に入らないやつにたいしてはいつも威嚇するような返事をする(「は!??」「なにそれ!!??」「んで!!??」「どういう意味!!??」みたいなことを連呼)
自分に都合のいいルールにだけはやたら詳しく。権利を最大限に押し付けてくる。
他者への協力は徹底的にしない。
1年も経つとチームの雰囲気はすごく悪くなった。
彼だけの責任ではないんだが、チームというよりただの個の集まり。
横のつながりが薄れに薄れている。
誰かがミスをしたら同じミスはしないように気を付けるぞ、とか、誰かが得た知識を共有しようという発想がないチーム。
今更気づいたけど、
彼の前所属先がダメになったのって、彼の影響が大きいんだろうなぁ。
昔勤めていた零細企業のオーナーが共産党支持の人で、よくこういう活動をしてNPOを立ち上げたら金が稼げるみたいな構想を楽しげに語っていたな。
零細企業としては当たり前かもしれんけど、こうしたらこういう助成金をもらえるとかよく知ってたし。
職業柄、いろいろな会社や団体の人とお仕事をしたりお話をさせていただくのですけれども、地方では医療関係の人の優秀さがハンパないですわ。
それこそ末端の医療事務や受付の方から、看護師や医者にいたるまで、みなさん頭脳明晰で受け答えも素晴らしい。
これはこうですか?と聞くと、わかる事は答えてくれるし、わからない事は確認を取って折り返してくれる。
ちなみに事務に来てもらっている女性の元看護師さんも、本当に優秀で顧客対応も完璧。
都会の空気に染まった皆さん、こんなもん当たり前だと思うでしょう?
例えばウチで最近こんな事がありました。
相手「遅れてすいません」
俺「本当に遅かったね」
この流れで相手がマジギレ。しばらく不貞腐れた態度で話をする。
ちなみに遅れるという連絡一切無し。
ウチの向かいに入居している別の職人系会社は、年末大掃除のときにウチの駐車場を勝手に使った上で、どけてくれと言ったら「この貧乏人が」と吐き捨ててくれました。(ちょっと使うくらいでグダグダ言うなの意味?)
なお、そこの会社の社長さんは面白い柄のシャツとパンツに革シートのエルグランドに乗る小柄でふくよかな方、社員さんは全員ガリガリ、社用車の軽トラ軽バンプロボックスは当てまくってボコボコです。
そして社用車のナンバーを420(大麻を表す隠語)にして、自社のステッカーを窓に貼っている。
社長の乗る軽トラは所々にメッキパーツなどのカスタムがされている。
こういうの、日常なんです。
もちろん都会でもおかしな人は居るでしょう。
仕事で東京や愛知に出る事もありますが、そちらでは会社員やフリーランスの方でも、非常に優秀で人当たりの良い方が多い。
一方、地方の会社員、フリーランスは・・・・一部のインフラ系や上場企業系の上澄み以外は、言っては何ですがひどいものです。
優秀な人の割合はさほど多くはないのだから、医療に優秀な人が集中したら他が手薄になるだろうなって。
優秀ではない人に率いられた人もまた、別方向に感化されるであろうなと。
結果として医療系以外は、別方向に感化されてひどい事になっていく負のスパイラルに入っている気がします。
スケールメリットが聞いてないって話になるような気がするな
零細企業がたくさんあってそれぞれで効率悪く業務以外の間接費が掛かってるなら統廃合せーやっていうあれや
研究室同士結託して分担するかクソ学生面倒見るようの人を雇えるくらいになればええんやないか(若干本末転倒感があるが・・・)
連日某colaboとやらの不正会計の件が盛り上がっている…のを横目で見ながらモヤモヤとしている一人である。
渦中の団体はどうでもいいのだが、こういうのが盛り上がってくると、俄然厳しくなってくるのが助成金関係の審査だ。
先日、顧客に助成金を調べてくれと言われて調べてみたところ、以前取りやすかった助成金の審査が大層きつくなっていた。
審査が厳しくなるのはええやんけ、という人も多いと思うのだが、実際のところ助成金のようなものは「会計のかの字もわからないようなスタートアップ」や「会計しっちゃかめっちゃかで火の車の零細企業」が使うことを前提で作られている(と思う)。
なので審査は書式が揃っていればOK,報告関係に関しては性善説もびっくりのザル報告でOK、みたいな助成金がけっこうあるわけだ。
いやいや、不正で税金をくすねようとする企業はいかんでしょ、助成金無しで利益も出せない企業はなくなったほうが良いでしょ、という意見もまあごもっともである。
しかし実際のところ、自分の観測範囲ではあるのだが、税金に関しても助成金に関しても、不正をしようと思ってしている企業は極稀で、不正とみなされてしまう企業の多くは「なんだかよくわかってなかった」という企業が多い。
利益を出せない会社は必要無いかというと、そんなことはなく、どの企業も何かしらの役目を担っており、ちょっと歯車がうまく噛んでいないだけという所も多い。
野党が「お友達企業へのお金配り」と揶揄する(これも非常にもやもやした)税金の使い方も社会への潤滑油だと思うのだが、助成金も質の悪いグリスのような感じでそれなりに潤滑油的な働きをしていると思う。
30代半ばまでバイトと同人誌で食ってたが病気になってペンを握れなくなったので今はバイトから正社員にしてもらっている。
仕事は無資格の事務職雑用。朝9時~18時、残業なし。役職ノルマ納期なし。祝日、長期休暇なしの完全週休二日制。仕事内容は楽々の楽。Excelポチポチ。暇な時はつべとオモコロ見てる。これで320万ならまあいいかって位の仕事内容ではあるが月の手取り20万一人暮らしではハムスター飼うしか余裕がない。未来は暗い。
会社も正直10年後も存在してるか分からない零細企業だ。漫画のスキルなんて社会では何の役にも立たないので転職は無理。この会社が無くなったら中年無職の完成だ。未来は暗い。
病院は死ぬ訳では無いが一生の投薬が必要なので治療費が嵩む。微妙な金額で高額医療費制度は受けれない。病院に行く交通費もかかる。メンタルもやられて更に治療費がかかるように。未来は暗い。
Aセクなので結婚も子供も望んではいない。1人は気楽だが世間での地位は最下位だ。どんなに望んでいなくても皆には通用しない。誰も理解ある風に今は1人でも生きていけるから大丈夫と言いながら可哀想な人生だと目が言っている。この国に居場所がない。未来は暗い。
貯金は同人誌でためた2000万しかない。貰える年金なんて僅かだろうしこの貯金だっていつ消えるか分からないから使えない。資産運用は怖くて手が出せない。増えも減りもしない通帳残高は虚無だ。未来は暗い。
趣味を作れと言われるが漫画を描き上げ入稿して読者に喜ばれた時のエクスタシー同等を求めてしまうので新しい趣味に出会えない。これでは老害にしかならない。未来は暗い。
父親がパソコンオタクだったため、我が家にはニフティサーブのサービスインと同時にネットが導入された。俺はまだ中学生だった。
最初はジオシティーズに個人ホームページを作るなどして遊んでいただけだったが、メル友募集掲示板というものに出会ってしまい、もともと文章を書くのが好きだったこともあってハマってしまった。
当時のメル友というのはPCを使って長文のやり取りをするもので。後にくるケータイ時代の常に短文をやり取りするスタイルとは根本的に異なる。いわば文通に近い。
どこに住んでいるかもわからない相手と近況を報告し合ったり、本や映画について踏み込んだ感想を交換したり、そのメールの返事がいつ届くのかじりじりして待ったり。現代からするとだいぶレトロな世界観だが、ネット自体が普及しておらず、調べ物は図書館、待ち合わせには念入りな調整が必要で、大都市の情報は雑誌や新聞が頼り……そういう時代だったから、メル友との交流は最先端を感じささせた。
ブラウン管の向こうに世界があり、そこには人間がいて、俺とそいつが繋がることができる。
現代のデジタルネイティブには理解してもらえないかも知れないが、個対個のネットワークがあることは全然当たり前なんかではなかったのだ。
その後すぐに出会い系サイトの宣伝スパムで汚染されて壊滅するが、その少し前の話だ。俺はそこで同年代の異性数人を見つけてメールのやりとりをしていた。下心があったわけではないが、やはり心のどこかでロマンスを期待する気持ちもあったかもしれない。
実際その中のひとりとは3年にわたってメル友関係が続いた。仮にちーちゃんとするが、このちーちゃんとはかなり親密な関係だったと思う。お互いだいたいの住所から家族構成、趣味嗜好まで知っていたし、誕生日やクリスマスなどのイベント時にはチャットで長時間やりとりしてて、言葉にはしないまでも会いたいとお互い思っていた気がする。
時は流れて高2の頃、俺が東大を目指そうかな〜という話をしたことで、その流れが本格化した。
東京の西の方在住だったちーちゃんはそう言って応援してくれた(実際には増田は受験に失敗し、鬱を発症し浪人した挙げ句日大を出て零細企業を転々とする人生を送り、はてなブックマークが唯一の趣味の独身アラフォーである)。
俺は受験勉強に打ち込み、しかし週に2,3往復のちーちゃんとのメールは続けていた。
ところで俺はネットにだけ傾倒していたわけではなく、学校でもまあ普通に生活していた。カースト色の薄い学校だったこともあって、ギーク寄りの仲間とのんびりと生活できていた。特に仲が良かった男を田中とするが、こいつは曲者だった。遅刻魔であり地頭はいいのにテストは苦手、思考に口が追いつかなくて口下手、ときおり突拍子もない事をやって周囲を驚かせるという有様で、今で言う多動型のADHDだったんだと思う。
何の話だ?と思った。知らない名前だったからだ。しかしすぐに嫌な予感がして、
と聞いた。ビンゴだった。田中は何らかの方法でちーちゃんのメールアドレスを入手し(当時はシステム的に侵入を許したかと思ったのだが、後に調べたら他のクラスメイトに宛てたメールのCCにちーちゃんのアドレスが混入していたことがわかったので多分俺が悪い)、メールアドレスから俺がたまに話していたメル友だと察知し、偶然を装ってメールでやり取りを繰り返し、会うところまでひと月で漕ぎ着けたのだった。俺が本名さえ知らなかったちーちゃんと。
ショックだったのと同時に、田中の行動力に感心もした。ド田舎の高校生にとって東京まで往復するのは時間的にも経済的にもハードルが高い。しかし行動したから田中はちーちゃんと会えたのだ。
俺は何事もなかったふりでメル友を続けたが、ちーちゃんの熱量があからさまに落ちているのがわかった。メールの頻度も減った。それもそのはずで、その後も田中はちーちゃんと月に2回のペースで会っており、正式に付き合うことになったと田中から報告を受けた。その後に続いた
という童貞卒業の感想もボディブローのように効いて、この頃を境にちーちゃんとの関係は俺の方からフェードアウトしてしまった。
俺にとってちーちゃんはあくまでネットの向こうの、本と映画が好きな誰かであり、淡い期待そのものであり、それだけだった。
しかし数年後、俺の大学の文化祭に田中がちーちゃんを伴って遊びに来た。
ちーちゃんは俺の想像よりも小柄で垢抜けた今風の短大生だった。店番をしていた俺はぎこちなく短い会話を交わしただけだったが、田中が言うにはちーちゃんは後に俺について「なんか怖かった」と感想を述べたという。当時の俺がアート系の学部の雰囲気に影響されて髪の半分を緑に染め夕方でも黒いサングラスを掛けていたからかも知れない。
その後あっけなくちーちゃんと別れた田中はアムウェイで一財産築き、会社を立ち上げるために地元に帰ったが津波で流され、生存は絶望的かと思われたが何故か身分を偽って大阪でパチスロ系Youtuberとして生計を立てているのが同級生によって発見された。
田中の家族の頼みで俺は一度だけ大阪まで田中を連れ戻しに行った。痩せ型だった田中は別人のように太って、肌は土気色だった。しかし話すことは間違いなく田中で、スロットで金を貯めてアフガニスタンに行くと言っていた。その言葉通り田中は地元へは帰らず、ペルーへ渡って交通事故で死んだ。
なあ田中。
お前は何だったんだ。台風か何かなのか。ふざけんなって。