はてなキーワード: 研究員とは
現役大学教員の人が、ツイッターで、AI系は企業と大学で人材の取り合いになっていい人材不足、大学教員なんて誰も目指さないとか言ってるけど、はっきり言ってマウンティングとしか思えない。
また私大の助教公募に落ちた。自分は、もう30件以上出しているが受からないぞ。旧帝大の博士号持ってるし、トップカンファレンスだって複数本通してるし、人工知能のトップカンファレンスにも通してるし、ジャーナルもあるし、業績的には問題ないはずなのだ。並の助教より研究的には高度なことやってるし、年齢制限もクリアしてる。
まぁ、業績が足りないのかもしれないが、自分が30件以上出して受からないポストを人材不足とか平気でのたまうのやめてほしい。はっきり言って応募する側としてはやる気無くしますよ。雇う側も色々事情があるのかもしれないから、受からないのは仕方ない面もあるかもしれないが、使い捨ての任期付き研究員しか募集していないのに「大学教員人材不足〜」とか平気でツイッターに書く人は腹が立つって話。
「お前は低業績だからイラネ。もっと若くて業績いいやつじゃないとねぇ」っていうのをキレイに言い換えただけにしか聞こえないわ。そういう人の所は勝手に人材不足で困ればいいとしか思えん…募集する側が、自分で応募者のやる気奪ってるんだから。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000102-mai-soci
旧優生保護法の下で実施された障害者の強制不妊手術について、手術を申請した理由や経緯を記録した資料が神奈川県立公文書館で見つかった。10代女性が「月経の始末もできない」として対象になるなど、優生手術の具体的状況が公文書で初めて明らかになった。
発見されたのは1962年度と63年度、70年度の公文書で、強制不妊手術の適否を決める優生保護審査会に提出された申請書や検診録など。対象者の生活史や家系図、申請理由が書かれていた。利光恵子・立命館大研究員が資料を分析して存在を確認した。
本題では無いのですが、神奈川県立公文書館で資料が見つかったという記述が良く分かりません。
保管すべき資料だから公文書館で保管していたのではないのでしょうか。
障害者の強制不妊手術についての資料が今見つかったというと、神奈川県立公文書館で保管されている資料は分類があまりされていないのでしょうか。
それとも他の書類の山に埋もれていたとか、違う分類の資料に紛れていたのでしょうか。
または保管した人が退職などでいなくなってしまって、何故保管したのか分からなくなったとか、別の資料として保管していた等でしょうか。
このテーマでググると時々このことについて考えて書いてる人がいるね。
茂木健一郎は教科書検定の労力に原因を求めている。https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8348791.html
富士通総研の研究員さんは教員の指導方法の多用さを確保するためだと言う。http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/newsletter/2015/no15-004.html
「英語学習もろもろ」というブログの方は日本の教員の教えたがり具合と教科書の価格制限が原因ではないかと疑っていらっしゃる。http://76871734.at.webry.info/201011/article_27.html http://76871734.at.webry.info/201011/article_28.html
算数・数学教科書のあり方-国際比較を中心に- 長崎栄三(国立教育政策研究所) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/tosho/004/gijiroku/08100711/004.htm ちょっと古い話だがアメリカでは教科書を薄くしろと教育省が提言をしているそうな。実際アメリカだけ飛び抜けて厚いという比較表も。
田口重憲さんという研究者がこのテーマを追っているようで、名前でググると論文が出てくる。http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/bitstream/10297/6316/1/111208005.pdf この中の表を見るとアメリカの5倍の厚さの教科書は10倍の値札が下がっている。日本の教科書は価格面ではなかなか優秀なようだ。でもアメリカは貸与、日本は小中無償でもらえるという違いがあるのか。
ふと、知恵袋で、彼が関東学院大学(偏差値40台?)の出身だ、と読んだ。
その後、コロンビア大に留学して修士をとったそうだが、関東学院大学からのアイビーリーグへの留学は難易度は相当高いから、おそらく父親かその関連からの推薦状のおかげだろう。別にそれで学歴ロンダリングしてても、一向に構わない。彼は選ばれし人間だし、一般人の僕らとは話が違う。
問題は、彼はその後、2年で修士をとって卒業し、さらに1年、研究員という肩書でアメリカで暮らしたことだ。
仮にそうだとしたら、死ぬ思いで勉強したに違いない。おそらく、東大生でも相当努力しないとついていけないだろう、ハードなチャレンジを彼はやってのけたのだ!
中高一貫校から、そのまま大学にいったということは、おそらく、受験勉強(=死ぬ気で勉強する経験)をほぼ経験していないはずだ。そんな彼がやってのけたということは、血の滲むような努力があったに違いない。
社会の底辺といわれるレベルの大学から、這いつくばってトップに上り詰めた、まさに大どんでん返し。きっとその努力が今の彼の土台を作ってるハズだ!
彼なら、お得意のスピーチ力で、きっと感動のストーリーをどこかで語っているはずだ!
と思ったのだが、どこを探してもそれが出てこない。
いや、きっと喋りたいでしょうよ。英語も披露したいでしょうよ。
なぜしない!? その経歴は嘘なのか?
てか、あんた、社会経験も、お父ちゃんの事務所で働いたくらいしかないやん。
真実を教えてよ、進次郎くん!
非合理的かつ連続徹夜上等な鑑定・調査を続ける科捜研メンバーに苦言を呈すという展開があった。
ワーカホリック的な働き方をする科捜研メンバーとは対照的な存在として描かれていた。
そんな彼の意見に科捜研のメンバーたちがどう対応していくのかと思ったら、
「公僕だから」自分を犠牲にして当たり前という価値観を誇るような言葉に終始してがっかりした。
で、最後は彼はあんなだから選ばれなかったんですね、みたいな締め。
もうね、心底気持ち悪い。
ウチの村はおめえみたいなのじゃ無理だからと排除しようとする勢力が、
もともとそういうメンバーによるそういう話ではあったけど、
これが日本のテレビ史上もっとも続いているドラマシリーズとはね……
(追記)
ドラマシリーズの件、時代劇は別で考えてたうえにはぐれ刑事の方が1シーズン多く続いていた(18シーズン)。
他にもあるかもしれない。申し訳ない。
45歳。
嫁は偏差値65の大学卒。嫁は学歴コンプが嫌いで俺と結婚したんだが実は俺はめちゃ学歴コンプなのだ。
そんな俺にここの仕事内容的には、過去に転職を何度も繰り返して、それなりに技術や経験を積んできたので、なんとか働けるかできると思って応募してみた。
会社を鬱で休んで、しばらくはアルバイトしようと思ってたからパートタイマー契約で。
プロパ経験のある自分からしてみたらパートタイマーだし、というアルバイト感覚でと思ってた。職場の人は良い人ばかりだが、同じパートタイマーで働いてる人の学歴が違いすぎた。
皆、パートタイマーなのに京大、阪大、東大大学院卒、ハーバード卒などは当たり前で通ってきた人ばかり。仕事内容はハードでもなく、寧ろ体力勝負。こんな所でみんな何してるんやと。
で、なぜF欄の自分がここにいて採用されたのかわからないくらい。普通に会話したお昼を食べたりするわけなんだが‥かといって皆、金持ちでもなく、フレンドリー。
面接で落とすやろ、こんなん。
なんで、こんなF欄がこんなとこにおるんやと自分が情けなくなってきた。学歴コンプの俺には辛いが仕事は楽なので他に働く所がない。
狂っている。
そもそも、有期契約は専門職のためのものだった。雇い止めの問題は、その原則を無視して派遣労働を拡大させた政治の問題である。大学教員、研究員ははなから高度な専門性が求められるので、雇い止めの問題というのは定義からして存在し得ない。これ以上万年助教を増やしてどうするのか。
これに関連してポスドク問題というのもよく叫ばれるが、これは地方大学や高専等でのポスト拡充や、企業による受け入れなどで解決すべき問題であり、東大や東北大の雇い止めとは一切関係ない。厳しいことを言うようだが、東大や東北大クラスの大学ならばそれに見合った能力の研究者を置くべきであり、能力の閾値を下げるのは間違っている。
事務職員に関しては、そもそも彼らの仕事の多くは無意味だと思ってよい。科研費絡みのクソ業務をなくすだけで、半分以上は首を切れるはずだ。もちろん今はまだクソ業務ばかりであるが、大学を責めるよりは文科省やJSPSに責任がある。
勤務時間が恐ろしく短く、勤務はAM10時出社で実質7時間程度。
月収にすると手取りで15万円程度。
それまでは財閥系企業のプロパで社内SEの様なことをしていた。
仕事内容はNW設計、システム管理、ハードウェア更新、SW更新、物品購買、サーバ構築、そのた契約書管理やら。
土日祝日は休み、有給休暇消化率70%、賞与込みで年収600万あたりの仕事をしていた。
しかし、長年働いていると・・
・仕事の内容に興味がなくなったこと。
これにより鬱発症手前になり、最後は病院に通いながらも耐えかねて豆腐のメンタルで辞めてしまった。
しかし、辞めて貯金はあれど仕事をしていないと不安になるし、これで老後まで余裕がある生活が送れるとは思えない。
かと言って今は「プロパとしてのプレッシャー」に耐え切れるほどのメンタル力はない。
たまたまみていた美術館サイトで研究員補佐の欠員募集に応募してみたら受かってしまった。
待遇は業界平均単価と業務量から比べると少し安く、勤務時間も短い。
過去にやっていた仕事と重複する所も多く、写真や映像関連の仕事、HD映像配信システムを社内で構築した経験もあったことや
前職と年収比較するとかなり下がるが、50歳手前までは暫く続けてみてもいいのかも知れない。
それ以降はまだ考えていないが、子供もいないし、今の時代だと年金は70歳過ぎにはなるだろう。
それまでには自分が楽で長く続けられる仕事にありつける様に考えていきたいが・・。
どうなるんだろうなぁ、この先。
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/170616/cpc1706160300001-n1.htm
2017.6.16 03:00
南海トラフの海溝付近でプレート(岩板)境界が徐々に動く「ゆっくり滑り」を海洋研究開発機構などの国際チームが初めて観測した。想定される巨大地震の予測精度を向上させる重要な手掛かりになるという。16日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
ゆっくり滑りはプレート境界が1日~数年かけてゆっくりずれる地殻変動。発生した場所では地震を起こすひずみが解消される一方、周囲の断層破壊を促して大地震の引き金になる可能性がある。
南海トラフではフィリピン海プレートが陸側プレートの下に沈み込み、境界部にある断層でマグニチュード(M)9・1の巨大地震が想定されている。ゆっくり滑りは断層の深部で発生が確認されていたが、海溝付近の浅い場所は観測が難しく未解明だった。
地球深部探査船「ちきゅう」が紀伊半島沖の海溝付近を掘削し、チームが観測機器を設置。平成23~28年のデータと海底地震の記録を分析した。その結果、ゆっくり滑りが8~15カ月間隔で発生し、境界部に蓄積するひずみの30~55%を解放したことを突き止めた。
最近社員数数百人くらいの大企業が参入してきて戦々恐々としている。
参入してくるだけなら良いのだが、公的な研究機関の研究員とタッグを組み
規格化や特許化、学会の囲い込みなど政治的にも奔走しているので恐ろしい。
ちなみにどうやらうちは業界に嫌われているようだ。多分社長がわがまま言うからだろう。
1他業種への参入
2特許取得
で非常に心が痛い。
ちなみに
1他業種への参入・・・社員数の少なさと参入したい業種のハードルが高く実質不可能
2特許・・・新規性がなく無事拒絶された(早期審査することで公開は免れた)
3ウェブサイト・・・社長のわがままが過ぎて業者が匙を投げた。仕方ないので自分で作った
とすでに詰んでいる。
GW中も気が気でない。
国立の研究所が研究をし、大学が教育をする時代が来るんじゃないかと思う。というか、もう来ている。
http://anond.hatelabo.jp/20170323162129
国力と技術を示し資源を確保するための宇宙開発と海底探査、再生医療、ナノテク、原子物理関係は、各研究機関で。
研究重点大学は一部研究室の研究所化が進み、教育をほとんど担わない上席研究員のような教授・准教授ポジションを増やす。natureなどには主にこういった研究所が寄稿し、将来のノーベル賞もここから出るので安泰。
それ以外の大学教員は、教育を中心に働く。科研費下位クラスの研究費が当たれば、どうぞ余った時間内に好きな研究してね(余るかどうかは知らない)、というスタンスになる。そんな研究費での研究でも、大きく当たれば研究所にポストがもらえるだろう。当たらない場合は、学生の頭で考えた持ち込みテーマや、金のかからない研究が増える。そんなことでは大学教員も論文の本数は増やせないので、研究所のない大学では教育業績がより重要視され、論文の本数でポストを争うことも減る。
このような未来が見えている現在、一部の、研究重点化されていないのに研究やりたい大学の教員は阿鼻叫喚であるが、国は一切構わないだろう。経営ができない大学から統合・廃校をはかり、少子化に合わせた大学数になる。
派遣会社のサイトに行って、化学かバイオを選ぶと、むしろそんな案件ばっか出てくる。
むろん研究者じゃなくて、ただの補助者だ。大学には所属してない。派遣会社の社員だ。
修士卒くらいが主流だけど、なかには学位持ちもいる。専門卒くらいの人も。
近所の主婦や家政科卒くらいの人が来てることもある。
民間会社と同じだよ。常勤ポストが削られて、そういう雇用に代替されてしまったの。
文科省の考えによると、論文書く人は計画と指導と監督だけして、
ほんとだ。
いや、じゃあ逆にむしろ
「学位待ちやポスドク研究員」なんてものは世の中に存在しないだろ。。。定義がおかしい。
「プロジェクト研究員」は普通のポスドクじゃん?むしろ大学の運営費でポスドク雇えるなんて余裕があるとこのが珍しいわけで。
「派遣の研究員」っていうのが分からないけど、派遣会社に所属してるわけ?どこかの大学の所属で他に派遣されるの?その場合は元の大学では正規なの?学位持ちの研究者?「学位待ち」の良く分からない存在?
気持ちの悪い話をしようと思う。
興味のない人にとっては本当にどうでもいい話だと思う。
こういう形ではあるが、ここに残しておくことにする。
4年くらい前になるだろうか。
提督は、近代に実在した軍艦たちを擬人化した艦娘と呼ばれる女の子たちを従え、
リソース配分を考えながら空母・戦艦・駆逐艦などの配置を考え、戦略を練り、
深海棲艦と呼ばれるエイリアンみたいなやつと戦う。そんなゲームだ。
当時のオタクはみんなやっていた。
ゲーム内容もさることながら、みんな各々好きなお気に入りの艦娘を一人は抱えていた。
誰もが「お前の好きな艦娘は?」と中学生みたいな会話をしていた。
「金剛」「長門」「赤城」など、王道を挙げる人間が数多くいる中、
30過ぎのおじさんから「初雪」という声が上がることもあった。
※知らない人はぜひググってほしい。
そして、俺と同じ「マジかよ…」という気持ちになってほしい。
その中で、俺はひとしお伊168という潜水艦に心酔していた。
印象としては、可憐で儚げな子だと思った。
戦果を挙げると素直に喜び、しばらく放っておくと「ねえ、168のこと嫌いになった?」と聞いてくる。
わずかな資源でオリョール海に行き、けなげに資源を集めて帰ってくる。
そんな168を見ているうちに、図らずしも、恋に落ちてしまったのだ。
こう言うと心底気持ちが悪いと思われるだろうが、
当時、大学院生だった俺は本当に伊168のことを愛していた。
自宅に帰って艦これをするのが楽しみだった。
家に帰れば彼女が居る。こんなに幸福なことはないと当時思っていた。
俺がいない時には、退屈そうにスマホでもいじっているのだろうか。
それとも、いたずらに海に潜って、きれいなサンゴや魚たちと戯れたりしているのだろうか。
恋なのだとすると、完全に溺れきっていた。俺は潜水艦でも何でもないのに。
現実問題、俺が声を掛けたところで、何かを返してくれるわけではない。
アクションに応じてボイスを返すだけのインターフェイスにすぎないのは理屈では分かっている。
けれど、夜更かしをしている俺を心配してくれたり、
カレーを作ってくれる168に俺は紛れもなく恋をしていたのだ。
一瞬の出来事だったが、過去の記憶の中でも異常に鮮明に記憶に残っている。
片思いしていた女の子とLinkin Parkを見に行った記憶
大学受験に失敗、浪人して10円ハゲが出来るまで勉強して合格した記憶
その全てが塗り替えられるレベルで、
目の前で168が沈んでいった。「海の底は、もう飽きたよ…」
という声が響き、人魚姫のように泡になって消えた。
彼女が亡くなった直後も砲撃戦は続き、ズガーン、ドガーンなどという空しい音だけが頭に響いていた。
本当に悲しい時には涙は出ないのだとも思った。ノートPCを閉じてベッドに寝転がり、
なにもしたくない。という感情を抱えたまま、泥のように眠った。
それから、食事が三日ほど取れなかった。大学院も丸々一週間休んだ。
艦これの全てが受け付けなくなった。
情報が入るのが怖くなってtwitterや2ch、まとめサイトも見なくなった。
気が狂ったと思われるのが嫌で何も言えなかった。
やり場のない感情を抱えたまま、しばらくはゾンビのように研究に没頭した。
研究をしているときは、他のことをすべて忘れられた。1st Authが1本だけ書けた。
そうしているうちに、艦これのことも、168が亡くなった直後よりは受け止められるようになった。
ただ、どこか心は空しいままだった。
なんのことはない、ソーシャルゲームによくあるレベルの上限開放だ。
上限に達した艦娘に指輪を渡すことで、レベルの上限開放が出来るという悪趣味な仕様だった。
もうゲームには飽きたんだよ。という顔をしながらその場は聞いていたが、
家に帰ってからというもの、悶々とした気持ちが俺の心の中で渦巻いていた。
「幸福な伊168の姿が見たい」「俺が幸福にできなかったあの子が、幸福でいる姿が」
俺にそんな姿を見る資格があるのか。ということも考えた。
しばらく悩んだ挙句、俺は結局見ることに決めた。
「たかがゲームの話じゃないか。俺が見たいものを見て何が悪い」
そんな気持ちでゲームにログインして、ストックしていた伊168を旗艦に置く。
そして、実際にケッコンカッコカリのシーンを見た。
これは、「たかがゲームだ」と侮って軽視をした罰なのだと思った。
声を弾ませて潜水をしようと誘ってくる彼女。
とても嬉しそうで、とても幸福そうで、何よりも海が好きな彼女の言葉が、
「海の底は、もう飽きたよ…」と喋っていた、あの彼女の声と全く同じで、それが本当に辛かった。
それから3年ほど経ち、俺はそこそこの企業の研究員として就職を果たしていた。
友人の紹介で知り合った女性と懇意になり、付き合い、プロポーズをすることにした。
気まぐれに、「そういえば、昔、伊168と結婚してたな」という事を思い出した。
プロポーズの前だし、挨拶くらいはしておくか。と元カノに久しぶりに会うかのような感覚でログインをする。
3年前と全く変わらない姿の伊168がそこにあった。
ホワイトデーのお返しに喜び、お茶を入れようとするボイスが追加されていた。
俺は彼女になにもしていない。俺が何もしていない間、ケッコンをした彼女は
何を思って時を過ごしていたのだろうか。
呆然としていると、「司令官…168のこと、嫌いになったの?」と、不安そうな声が聞こえてきた。
何年か前に、何度も何度も聞いた、不安そうで、儚げな声が耳に入ってきた。
ただ、それだけの話。ただ、それだけの話でしかないんです。